JP5030237B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
スロットマシンは、メダルを投入するためのメダル投入口と、メダル投入口から投入されたが所定の規格に適合するか否かの選別を行うためのメダルセレクターと、メダルセレクターにより所定の規格に適合するとされたメダルを貯留するとともに所定の条件に基づいて貯留しているメダルを払い出すためのメダルホッパーと、メダルホッパーから払い出されたメダルを排出するためのメダル払出口と、メダルセレクターにより所定の規格に適合しないとされたメダルをメダル払出口まで誘導するメダル返却通路を形成するためのメダルシュートとを備えている。
そして、メダル検出手段によってメダルが検出されると、このメダルが遊技に使用可能なメダルとしてカウントされるようになっている。
ここで、スロットマシンでは、メダルの投入の煩わしさから遊技者を解放するため、クレジット機能を設けている。また、クレジット機能は、次のようなものである。遊技の開始に先立ち、ある程度まとまった枚数のメダルをメダル投入口にあらかじめ投入しておくと、これらのメダルがメダル検出手段によって検出され、このとき出力されるメダル検出信号に基づいて、クレジットメダルカウント手段がカウント動作を行う。つまり、メダルがクレジットされる。また、クレジットメダルカウント手段のカウント値は、スロットマシンの前面に設けた7セグメントLEDに表示される。また、メダルがクレジットされているときに、スロットマシンの前面に設けたベットスイッチを操作すると、メダル投入口からのメダルの投入に代えて、クレジットされているメダルが投入されるとともに、クレジットされているメダルを投入した分だけ、クレジットメダルカウント手段のカウント値が減算される。また、7セグメントLEDには、減算後のカウント値が表示される。そして、クレジットされているメダルを投入した場合にも、メダル投入口からメダルを投入した場合と同様に、遊技を行うことができる。また、クレジットメダルカウント手段のカウント値が0になる前に遊技を終えたいときには、精算スイッチを操作する。そうすると、クレジットされているメダルが払い出されるとともに、クレジットメダルカウント手段のカウント値が0になる。
また、近年、「クレ満」などと呼ばれる不正器具を用いた不正行為が問題となっている。「クレ満」は、長尺の板状部材の先端付近に、フォトセンサーの発光部から発せられる検出光と同質の光を発するLEDを複数個並べたものであり、これをメダル投入口からメダル案内通路に挿入し、その先端付近をメダル検出手段のあたりに位置させ、メダルの通過と同じようなタイミングで、上流側のものから順に、LEDを一時的に点灯させることにより、あたかも上流側から下流側へ向けてメダルがメダル案内通路を通過したかのような状態を作り出し、各フォトセンサーに誤作動を起こさせて、クレジットメダルカウント手段のカウント値を不正に加算するものである。
またここで、スロットマシンの中には、「クレ満」を用いた不正行為を検知するための不正検知手段と、この不正検知手段により不正行為が検知されるとエラー報知を行うエラー報知手段とを備えるとともに、前扉の施錠装置に、スロットマシンをリセットするためのリセットスイッチを備えたものがある。
このようなスロットマシンでは、メダル払出口から長尺の部材を挿入し、この長尺の部材の先端でリセットスイッチに誤作動を起こさせて、スロットマシンをリセットすることにより、エラー報知手段によるエラー報知のリセットを行いながら、「クレ満」を用いた不正行為を継続する、極めて悪質なケースも発生している。
請求項1記載の発明は、前面に開口部を有する箱型の筐体11と、筐体11前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉12と、前扉12の所定位置に設けられるメダル投入口21と、前扉12におけるメダル投入口21よりも下方の所定位置に設けられるメダル払出口26と、メダル投入口21から投入されたメダルが所定の規格に適合するか否かの選別を行うためのものであって前扉12の裏面におけるメダル投入口21に対応する位置に設けられるメダルセレクター50と、メダルセレクター50により所定の規格に適合しないとして排除されたメダルを受け入れてメダル払出口26まで誘導するメダル返却通路を形成するためのものであって前扉12の裏面に沿って設けられるメダルシュート70とを備えた遊技機であって、メダル払出口26からメダル返却通路内へ挿入された長尺の部材がメダルセレクター50とメダルシュート70との間からメダル返却通路外へ侵出するのを阻止するためのものであってメダルセレクター50とメダルシュート70との間に設けられる不正防止部材80と、メダルセレクター50とメダルシュート70との間から不正防止部材80が外れないように不正防止部材80を覆うとともに前扉12の所定位置に係合される取外防止部材100と、を備えていることを特徴とする遊技機。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の特徴点に加え、前扉12を筐体11に回動可能に取り付けるためのものであって筐体11の一方の側部と前扉12の一方の側部とに跨って設けられるヒンジと、筐体11に対して前扉12をロックするためのものであって前扉12におけるヒンジとは反対側の側部に設けられる施錠装置40とを備え、施錠装置40は、前扉12の裏面におけるヒンジとは反対側の側部に設けられる支持部材41と、支持部材41におけるメダルセレクター50に隣接する位置に設けられるリセットスイッチ44と、リセットスイッチ44を作動させる位置またはリセットスイッチ44を作動させない位置へ変位可能に支持部材41に設けられているスイッチ操作部材45と、鍵軸を一方向へ回動させると、筐体11に対する前扉12のロックを解除し、それとは反対方向へ鍵軸を回動させると、リセットスイッチ44を作動させる位置へスイッチ操作部材45を変位させるためのものであって支持部材41の所定位置に設けられるシリンダ錠47と、を備え、不正防止部材80は、メダルセレクター50の下端とメダルシュート70の上端との間に配置される天板部81と、天板部81からメダルシュート70の内方かつ下方へ向けて斜めに延びる返し部82と、天板部81からメダルシュート70の外面に沿うようにして下方へ向けて延びる係止部83と、天板部81および係止部83の所定位置からリセットスイッチ44方向へ向けて延びる連結部84と、リセットスイッチ44を覆うためのものであって連結部84における天板部81および係止部83とは反対側の端部に設けられる覆い部85と、を有し、取外防止部材100は、不正防止部材80の天板部81および係止部83を覆うカバー部101と、カバー部101の所定位置からリセットスイッチ44方向へ向けて延びるとともに連結部84に沿うように配置される連結補強部102と、を有していることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明の特徴点に加え、覆い部85は、リセットスイッチ44のメダルセレクター50側を覆う覆いセレクタ側部85Aと、リセットスイッチ44の上側を覆う覆い上側部85Bと、リセットスイッチ44の前側を覆う覆い前側部85Cと、リセットスイッチ44の後側を覆う覆い後側部85Dとを有し、取外防止部材100は、リセットスイッチ44の下側を覆うためのものであって連結補強部102におけるカバー部101とは反対側の端部に設けられる覆い下側部103を有していることを特徴とする。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、請求項1、2または3記載の発明の特徴点に加え、前扉12の裏面におけるメダル投入口21に対応する位置には、メダルセレクター50を前扉12の裏面に着脱可能に取り付けるためのセレクタブラケット60が設けられ、メダルセレクター50の所定位置には、セレクタ係合部54が設けられ、セレクタブラケット60における、メダルセレクター50が所定の取付位置に配置されたときにメダルセレクター50のセレクタ係合部54に対応する位置には、セレクタ被係合部64が設けられ、不正防止部材80は、メダルセレクター50の下端とメダルシュート70の上端との間に配置される天板部81と、天板部81からメダルシュート70の内方かつ下方へ向けて斜めに延びる返し部82と、天板部81からメダルシュート70の外面に沿うように下方へ向けて延びる係止部83と、を有し、取外防止部材100は、不正防止部材80の天板部81および係止部83を覆うカバー部101と、カバー部101の所定位置からメダルセレクター50のセレクタ係合部54とセレクタブラケット60のセレクタ被係合部64との間へ向けて延びるアーム部104と、を有し、アーム部104の先端におけるメダルセレクター50側には、セレクタ係合部54と係合する間接被係合部105が設けられ、アーム部104の先端におけるセレクタブラケット60側には、セレクタ被係合部64と係合する間接係合部106が設けられ、取外防止部材100のカバー部101が変位すると、その変位に伴ってアーム部104が変位して、アーム部104の間接係合部106とセレクタブラケット60のセレクタ被係合部64との係合が解除されるように形成されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の特徴点に加え、メダルセレクター50が所定の取付位置にあるか否かを検知するための取付検知手段と、メダルセレクター50が所定の取付位置にない旨が取付検知手段により検知されるとその旨を報知するエラー報知手段とを備えていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、メダル払出口からメダル返却通路内へ長尺の部材を挿入されても、その先端がメダルセレクターとメダルシュートとの間からメダル返却通路外へ侵出するのを不正防止部材によって阻止されることから、メダルセレクターやリセットスイッチ等に対して行われる不正行為を防止できる。その上、不正防止部材が外れないように取外防止部材で押さえていることから、不正防止部材を強引に外すような行為に対しても対抗できるので、不正行為の防止効果をより一層高めることができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、リセットスイッチが、不正防止部材に設けた覆い部によって覆われることから、リセットスイッチに対して行われる不正行為をより確実に防止できる。加えて、覆い部は、連結部のみで天板部および係止部に支持されていることから、連結部が折られてしまうと脱落してしまうところ、取外防止部材に、連結部に沿うように配置される連結補強部を設けたことから、連結部が補強されて折られにくくなり、覆い部を脱落させるような行為に対しても対抗できるので、不正行為の防止効果をより一層高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、不正防止部材の覆い部に、リセットスイッチのメダルセレクター側を覆う覆いセレクタ側部と、リセットスイッチの上側を覆う覆い上側部と、リセットスイッチの前側を覆う覆い前側部と、リセットスイッチの後側を覆う覆い後側部とを設けるとともに、取外防止部材に、リセットスイッチの下側を覆う覆い下側部を設けたことから、リセットスイッチに対するアクセスがより一層困難になるので、不正行為の防止効果をより一層高めることができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、メダルセレクターのセレクタ係合部が、アーム部の先端の間接被係合部に係合し、かつ、アーム部の先端の間接係合部が、セレクタブラケットのセレクタ被係合部に係合する。つまり、メダルセレクターのセレクタ係合部が、アーム部の先端を介して、セレクタブラケットのセレクタ被係合部に、間接的に係合する。さらに、不正防止部材が変位し、これに伴って取外防止部材が変位すると、アーム部も変位し、そうすると、アーム部の先端の間接係合部とセレクタブラケットのセレクタ被係合部との係合が解除され、ひいては前扉の裏面の所定の取付位置からメダルセレクターがずれる。このため、不正防止部材を変位させるような行為が行われると、メダルセレクターの位置がずれるという明確な痕跡が残る。また、メダル投入口に対するメダルセレクターの位置がずれて、メダル投入口の排出口とメダルセレクターのメダル入口とが合致しなくなると、メダル投入口からクレ満などと呼ばれる不正器具を挿入してメダルセレクターのメダル検出手段まで到達させることが不可能になり、これにより被害の拡大を防ぐことができる。
請求項5記載の発明によれば、メダルセレクターが所定の取付位置からずれると、エラー報知が行われることから、不正防止部材を変位させるような不正行為が行われたことを早期に認識でき、ひいては被害の拡大を防ぐことができる。
図1〜図16に基づいて、本発明の第1の実施の形態に係る遊技機について説明する。
以下、「前面」とは、遊技機において遊技を行う際に遊技者が向き合う面をいい、「右側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て右側をいい、「左側」とは、遊技機の前面に向き合って遊技を行う遊技者から見て左側をいう。
(遊技機)
本実施の形態に係る遊技機は、スロットマシン10である。
このスロットマシン10は、前面に開口部を有する箱型の筐体11と、筐体11前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉12とを備えている。
また、筐体11内部における、中板よりも上側には、中板の上面中央に固定するようにして、3個の回転リール17を横並びに設けたリールユニット16が設けられるとともに、背板に固定するようにして、スロットマシン10を制御するための制御装置が設けられ、また、筐体11内部における、中板よりも下側には、底板の上面中央に固定するようにして、投入されたメダルを貯留するとともに貯留しているメダルを払い出すためのメダルホッパー18が設けられるとともに、底板の上面左側に固定するようにして、スロットマシン10が備える各装置に電力を供給するための電源ユニットが設けられている。
また、筐体11の右側板の前端部には、つまり、筐体11におけるヒンジとは反対側の側部には、前扉12のロック(施錠)に用いられる受金具30が設けられ、この受金具30に、係合片31が設けられている。
また、前扉12の裏面における右側の側部には、つまり、前扉12の裏面におけるヒンジとは反対側の側部には、係合片31と対向するようにして、筐体11に対して前扉12をロックするための施錠装置40が設けられている。
また、前扉12の前面上部には、上パネル13が備えられ、また、前扉12の前面下部には、下パネル14が備えられ、また、前扉12の前面における、上パネル13と下パネル14との間には、前方へ向けて突出する操作部20が設けられている。
また、上パネル13のほぼ中央には、各回転リール17の周囲に付されている図柄を遊技者に見せるための図柄表示窓15が設けられ、また、下パネル14には、当該スロットマシン10の機種名のロゴやイメージキャラクターなどが表示されている。
また、前扉12の下部中央であって、メダル投入口21よりも下方の位置には、前扉12を前後に貫通するようにして、メダルを払い出すためのメダル払出口26が設けられ、また、前扉12の前面下部における、メダル払出口26の下方には、メダル払出口26から払い出されたメダルを受け止めて貯留するためのメダル受け皿27が設けられている。
また、前扉12の裏面における、メダルセレクター50からメダル払出口26にかけての位置には、前扉12の裏面に沿うようにして、メダルシュート70が設けられている。このメダルシュート70は、メダルセレクター50により所定の規格に適合しないとして排除されたメダルを受け入れてメダル払出口26まで誘導するメダル返却通路を形成するためのものである。
受金具30は、前扉12のロック(施錠)に用いられるものであって、上下方向に延びる板状に形成されており、筐体11の右側板の前端部に沿って設けられている。そして、この受金具30の上端付近および下端付近に、それぞれ係合片31が設けられている。
(施錠装置40)
施錠装置40は、筐体11に対して前扉12が開かないようにロック(施錠)するためのものであって、支持部材41と、支持部材41に摺動可能に取り付けられるスライド部材42と、スライド部材42の摺動に伴って係合片31と係合する位置と係合片31との係合が解除される位置とに変位可能に形成されているフック43と、フック43が係合片31と係合する位置へ変位するようにスライド部材42を付勢する第1付勢部材と、支持部材41の所定位置に設けたリセットスイッチ44と、支持部材41に摺動可能に取り付けられリセットスイッチ44を作動させる位置とリセットスイッチ44を作動させない位置とに変位可能に形成されているスイッチ操作部材45と、リセットスイッチ44を作動させない位置へスイッチ操作部材45を付勢する第2付勢部材と、支持部材41の所定位置に設けたシリンダ錠47と、スライド部材42およびスイッチ操作部材45を変位させるためのものであってシリンダ錠47の鍵軸とともに回動するカム48とを備えている。
また、スライド部材42は、上下方向に延びる板状に形成されており、支持部材41の所定位置に、支持部材41に対して上下方向に摺動可能に取り付けられている。
また、フック43は、筐体11側に設けた係合片31と係合することにより、筐体11に対して前扉12をロック(施錠)するためのものであって、上記の各係合片31にそれぞれ対応して設けられている。また、各フック43は、支持部材41における、各係合片31に対向する位置に、支持部材41に対して回動可能に軸支されており、さらには、スライド部材42の上下方向の摺動に伴って、係合片31と係合する位置または係合片31との係合が解除される位置へ変位可能に形成されている。
また、第1付勢部材は、フック43が係合片31と係合する位置へ変位するように、つまり、フック43と係合片31とが係合するように、スライド部材42を付勢するためのものである。
また、スイッチ操作部材45は、リセットスイッチ44を操作するためのものであって、上下方向に延びる板状に形成されており、支持部材41の所定位置に、支持部材41に対して上下に摺動可能に取り付けられており、さらには、リセットスイッチ44を作動させる位置またはリセットスイッチ44を作動させない位置へ変位可能に形成されている。
具体的には、本実施の形態では、リセットスイッチ44として、フォトセンサーを用いている。このフォトセンサーは、検出光を発する発光部と、発光部から発せられた検出光を受ける受光部とを有している。そして、発光部から発せられた検出光が受光部に届いている間は、リセット信号は出力されず、一方、発光部から発せられた検出光が受光部に届かなくなると、リセット操作が行われたものとして、リセットスイッチ44が作動して、リセット信号が出力されるようにしている。
また、第2付勢部材は、リセットスイッチ44を作動させない位置へ変位するように、スイッチ操作部材45を付勢するためのものである。
また、カム48は、スライド部材42およびスイッチ操作部材45を変位させるためのものであって、シリンダ錠47の鍵軸の後端に固定されており、シリンダ錠47の鍵軸とともに回動するようにしてある。そして、このカム48が一方向へ回動すると、第1付勢部材の付勢に抗して、係合片31との係合が解除される位置へフック43が変位するように、スライド部材42が摺動し、それとは反対方向へ回動すると、第2付勢部材の付勢に抗して、リセットスイッチ44が作動する位置へ、スイッチ操作部材45が摺動する。
具体的には、本実施の形態では、シリンダ錠47の鍵穴に鍵を差し込んでこれを時計回り(右回り)に回すと、錠軸が時計回り(右回り)に回動するとともに、カム48も時計回り(右回り)に回動し、さらには、カム48の時計回り(右回り)の回動に伴って、スライド部材42が第1付勢部材の付勢に抗して上方へ摺動する。そうすると、各フック43と各係合片31との係合が解除されて、筐体11に対する前扉12のロック(施錠)が解除される。
(メダル投入口21)
メダル投入口21は、遊技を行うに際しメダルを投入するところであって、前扉12の所定位置、具体的には、操作部20の上面右側に設けられている。
(メダルセレクター50)
メダルセレクター50は、メダル投入口21から投入されたメダルが所定の規格に適合するか否かの選別を行うためのものであって、前扉12の裏面における、メダル投入口21に対応する位置、より具体的には、メダル投入口21の下方に相当する位置に取り付けられている。
また、メダルセレクター50の上面右側には、メダル投入口21から投入されたメダルを受け入れるメダル入口が設けられており、メダルセレクター50を所定の取付位置に取り付けると、メダル投入口21の排出口とメダルセレクター50のメダル入口とが合致する。これにより、メダル投入口21の受入口から投入されたメダルがメダルセレクター50内へスムーズに流れるようになっている。また、メダルセレクター50の左面下側には、メダルホッパー18方向へ向けてメダルを排出するためのメダル出口が設けられている。そして、セレクタケース51とゲートプレート52との間には、メダル入口からメダル出口まで至るメダル案内通路が形成されている。
また、メダル入口付近には、所定の規格よりも直径が大きいメダルや、所定の規格よりも厚さが大きいメダルの通過を阻止する第1メダル選別手段が設けられている。
また、傾斜通路の上流側には、所定の規格よりも直径が小さいメダルや、所定の規格よりも厚さが小さいメダルをメダル案内通路から排除する第2メダル選別手段が設けられている。
また、傾斜通路の下流側には、メダルの通過を検出するためのメダル検出手段が設けられている。このメダル検出手段は、第1メダル選別手段、第2メダル選別手段およびメダル排除手段によって排除されることなくメダル案内通路の下流側まで到達したメダルの通過を検出するものである。
(セレクタブラケット60)
セレクタブラケット60は、メダルセレクター50を前扉12の裏面の所定位置に着脱可能に取り付けるためのものである。
ここで、メダルセレクター50のセレクタケース51における、一方の側面(右側面)には、第1係合部が設けられ、また、他方の側面(左側面)には、第2係合部が設けられている。
また、セレクタブラケット60の固定部61は、前扉12の裏面の所定位置、具体的には、メダル投入口21の下方に相当する位置に、ビスで固定されている。
また、本実施の形態では、第1係合部として、セレクタケース51の右側面から右方向へ向けて突出する円柱状の突起を、同右側面の上端付近および下端付近にそれぞれ1つずつ設けている。
また、本実施の形態では、第2係合部として、セレクタケース51の左側面から左方向へ向けて突出する円柱状の突起を、同左側面の上端付近および下端付近にそれぞれ1つずつ設けている。
また、本実施の形態では、第1突出片62は、固定部61の一端(右端)から後方へ向けて突出しており剛性を有する剛性部62Aと、剛性部62Aの後端から後方へ向けて突出しており可撓性を有する可撓性部62Bとを有している。
また、本実施の形態では、第1被係合部として、第1突出片62の剛性部62Aの後端であって、第1係合部としての各突起に対応する位置に、円柱状の突起がちょうど嵌る切り欠き62Cをそれぞれ設けており、さらに、この切り欠き62Cを、可撓性部62Bに設けた段部62Dで開閉可能としている。
また、本実施の形態では、第2被係合部として、第2突出片63における、第2係合部としての各突起に対応する位置に、円柱状の突起がちょうど嵌る円孔をそれぞれ設けている。
そして、本実施の形態では、まず、第2係合部としての各突起を、第2被係合部としての各円孔にそれぞれ嵌め、次に、第2突出片63とは反対方向へ変位させるように(あるいは第1突出片62と第2突出片63との間隔を押し広げるように)第1突出片62の可撓性部62Bをたわませて、第1被係合部としての切り欠き62Cを開放し、この状態で、第1係合部としての各突起を、第1被係合部としての各切り欠き62Cにそれぞれ嵌め、最後に、第1突出片62の可撓性部62Bを元の状態に戻して、第1被係合部としての切り欠き62Cを、可撓性部62Bに設けた段部62Dで塞ぐ。そうすると、メダルセレクター50の第1係合部および第2係合部が、セレクタブラケット60の第1被係合部および第2被係合部に、それぞれ係止され、これにより、メダルセレクター50が、セレクタブラケット60に取り付けられ、ひいては前扉12の裏面の所定位置(メダル投入口21の下方に相当する位置)に取り付けられることとなる。
このように、前扉12の裏面の所定位置にセレクタブラケット60が固定されるとともに、このセレクタブラケット60にメダルセレクター50が着脱可能に取り付けられることにより、前扉12の裏面の所定位置にメダルセレクター50が着脱可能に取り付けられるようになっている。
(メダルホッパー18)
メダルホッパー18は、メダルセレクター50により所定の規格に適合するとされたメダルを貯留するとともに、所定の条件に基づいて、貯留しているメダルを払い出すためのものであって、筐体11の内部に配置され、底板の上面中央に固定されている。
(メダル払出口26)
メダル払出口26は、メダルホッパー18から払い出されたメダルが排出される開口部であって、前扉12におけるメダル投入口21よりも下方の所定位置に、具体的には、前扉12の下部中央に、前扉12を前後に貫通するように設けられている。
(メダルシュート70)
メダル返却通路は、メダルセレクター50により所定の規格に適合しないとして排除されたメダルを受け入れてメダル払出口26まで誘導する通路である。そして、メダルシュート70は、このようなメダル返却通路を形成するためのものである。
また、メダルシュート70は、その上部から順に、鉛直下方へ向けて延びるシュート鉛直部71と、シュート鉛直部71の下端から左斜め下方へ向けて延びるシュート傾斜部72とを有している。
また、シュート鉛直部71は、前扉12の裏面と所定間隔をあけつつ前扉12の裏面と対向するように配置される鉛直背板部71Aと、鉛直背板部71Aの右端から前方へ向けて延びて前扉12の裏面まで至る鉛直右側板部71Bと、鉛直背板部71Aの左端から前方へ向けて延びて前扉12の裏面まで至る鉛直左側板部71Cを有している。
また、シュート傾斜部72は、前扉12の裏面と所定間隔をあけつつ前扉12の裏面と対向するように配置される傾斜背板部72Aと、傾斜背板部72Aの右端から前方へ向けて延びて前扉12の裏面まで至る傾斜右側板部72Bと、傾斜背板部72Aの左端から前方へ向けて延びて前扉12の裏面まで至る傾斜左側板部72Cとを有している。
そして、メダルシュート70は、右取付片74Aおよび左取付片74Bに設けられたビス孔に挿通させたビスで前扉12の裏面に固定されており、この固定用のビスを外さない限り、前扉12の裏面からメダルシュート70を取り外すことはできないようになっている。
(不正防止部材80)
不正防止部材80は、メダル払出口26からメダル返却通路内へ挿入された長尺の部材がメダルセレクター50とメダルシュート70との間からメダル返却通路外へ侵出するのを阻止するためのものであって、メダルセレクター50とメダルシュート70との間に設けられている。
具体的には、本実施の形態では、天板部81は、メダルシュート70の鉛直背板部71Aに対応する板状の天板背側部81Aと、同鉛直右側板部71Bに対応する板状の天板右側部81Bと、同鉛直左側板部71Cに対応する板状の天板左側部81Cとを有している。
また、天板右側部81Bは、メダルシュート70の鉛直右側板部71Bの上端とメダルセレクター50のセレクタケース51の右側面の下端との間に配置される部分である。
また、天板左側部81Cは、メダルシュート70の鉛直左側板部71Cの上端とメダルセレクター50のセレクタケース51の左側面の下端との間に配置される部分である。
また、返し部82は、天板背側部81Aから前斜め下方へ向けて延びる板状の返し背側部82Aと、天板右側部81Bから左斜め下方へ向けて延びる板状の返し右側部82Bと、天板左側部81Cから右斜め下方へ向けて延びる板状の返し左側部82Cとを有している。また、返し背側部82Aと返し右側部82Bとは、隙間なく連続して形成され、また、返し背側部82Aと返し左側部82Cとも、隙間なく連続して形成されている。
また、覆い部85は、リセットスイッチ44を覆うためのものである。具体的には、覆い部85は、リセットスイッチ44のメダルセレクター50側(左側)を覆う板状の覆いセレクタ側部85Aと、リセットスイッチ44の上側を覆う板状の覆い上側部85Bと、リセットスイッチ44の前側を覆う板状の覆い前側部85Cと、リセットスイッチ44の後側を覆う板状の覆い後側部85Dとを有している。覆い上側部85Bの後端から下方へ向けて突出するように覆い後側部85Dが連設されるとともに、覆い上側部85Bの前端から下方へ向けて突出するように覆い前側部85Cが連設され、さらには、覆い前側部85C、覆い上側部85Bおよび覆い後側部85Dのメダルセレクター50側(左側)の端部に、覆いセレクタ側部85Aが連設されている。このような形状の覆い部85により、リセットスイッチ44は、前方、上方、後方およびメダルセレクター50側(左側)の四方を覆われるようになっている。さらに、覆い部85は、リセットスイッチ44のみならず、スイッチ操作部材45の遮光片46、およびその摺動範囲をも覆うように形成されている。
具体的には、不正防止部材80は、連結部84として、天板右側部81Bと覆いセレクタ側部85Aとを連結する板状の上連結部84Aと、係止背側部83Aと覆いセレクタ側部85Aとを連結する板状の後連結部84Bと、係止右側部83Bと覆いセレクタ側部85Aとを連結する板状の前連結部84Cとを有している。
また、上連結部84Aは、一端(左端)を天板右側部81Bに、他端(右端)を覆いセレクタ側部85Aに、それぞれ連設されており、天板右側部81Bとは同一平面上に連続し、覆いセレクタ側部85Aとは直交している。
また、後連結部84Bは、一端(左端)を係止背側部83Aに、他端(右端)を覆いセレクタ側部85Aに、それぞれ連設されており、係止背側部83Aとは同一平面上に連続し、覆いセレクタ側部85Aとは直交している。
また、前補強リブ84Dは、一端(左端)を係止右側部83Bの下端に、他端(右端)を覆いセレクタ側部85Aの下端に、それぞれ連設されており、さらには、後端を前連結部84Cの下端に連設されている。また、前補強リブ84Dは、係止右側部83Bとは直交し、覆いセレクタ側部85Aとも直交し、さらには、前連結部84Cとも直交している。
なお、図11に示すように、覆いセレクタ側部85Aと上連結部84Aとを連結する上補強リブ84Eと、覆いセレクタ側部85Aと後連結部84Bとを連結する後補強リブ84Fとを設けることもある。
また、後補強リブ84Fは、一端(右端)を覆いセレクタ側部85Aに、前端を後連結部84Bに、それぞれ連設されており、覆いセレクタ側部85Aとは直交し、後連結部84Bとも直交している。
(取外防止部材100)
取外防止部材100は、メダルセレクター50とメダルシュート70との間から不正防止部材80が外れないように不正防止部材80を覆うとともに前扉12の所定位置に係合されるものである。
また、カバー部101は、不正防止部材80の天板部81および係止部83を覆う部分であって、天板背側部81Aに対応する板状の天板背側カバー部101Aと、天板左側部81Cに対応する板状の天板左側カバー部101Bと、係止背側部83Aに対応する板状の係止背側カバー部101Cと、係止左側部83Cに対応する板状の係止左側カバー部101Dとを有している。
また、天板左側カバー部101Bは、不正防止部材80の天板左側部81Cを覆う部分であって、天板背側カバー部101Aの左端から前方へ向けて延びるように設けられている。
また、係止背側カバー部101Cは、不正防止部材80の係止背側部83Aを覆う部分であって、天板背側カバー部101Aの後端から下方へ向けて延びるように設けられている。
また、係止左側カバー部101Dは、不正防止部材80の係止左側部83Cを覆う部分であって、天板左側カバー部101Bの左端から下方へ向けて延びるように設けられており、かつ、その後端は、係止背側カバー部101Cの左端に連設されている。
また、連結補強部102は、カバー部101におけるリセットスイッチ44側の端部からリセットスイッチ44方向へ向けて延びるとともに連結部84に沿うように配置される部分であって、連結部84の後側に沿うように配置される後側連結補強部102Aと、連結部84の下側に沿うように配置される下側連結補強部102Bとを有している。
また、カバー延設部107は、カバー部101の下端からメダルシュート70の外面に沿うようにして下方へ向けて延びる部分であって、メダルシュート70の鉛直背板部71Aに対応するカバー背側延設部107Aと、同鉛直右側板部71Bに対応するカバー右側延設部107Bと、同鉛直左側板部71Cに対応するカバー左側延設部107Cとを有している。
また、カバー背側延設部107Aは、メダルシュート70の鉛直背板部71Aを覆う部分であって、係止背側カバー部101Cの下端から下方へ向けて延びるように設けられている。
また、は、メダルシュート70の鉛直左側板部71Cを覆う部分であって、カバー背側延設部107Aの左端から前方へ向けて延びるように設けられており、かつ、その上端は、係止左側カバー部101Dの下端に連設されている。
また、カバー右側延設部107Bには、取外防止部材100を前扉12の裏面に固定するための右ビス止め片108Aが設けられ、また、カバー左側延設部107Cには、同じく取外防止部材100を前扉12の裏面に固定するための左ビス止め片108Bが設けられている。さらに、右ビス止め片108Aおよび左ビス止め片108Bには、それぞれビス孔が設けられている。
(不正防止部材80および取外防止部材100の着脱方法)
まず、メダルセレクター50を取り外した状態で、メダルシュート70の上端に被せるようにして、不正防止部材80を載置する。具体的には、天板部81をメダルシュート70の上端上に、返し部82をメダルシュート70の内方に、係止部83をメダルシュート70の外側に、それぞれ位置させるようにして、不正防止部材80を載置する。そうすると、覆い部85が、リセットスイッチ44、スイッチ操作部材45の遮光片46、およびその摺動範囲を覆うこととなる。
(作用・効果)
本実施の形態によれば、メダルセレクター50とメダルシュート70との間に、メダル払出口26からメダル返却通路内へ挿入された長尺の部材がメダルセレクター50とメダルシュート70との間からメダル返却通路外へ侵出するのを阻止するための不正防止部材80を設けたことから、メダル払出口26からメダル返却通路内へ長尺の部材を挿入されても、その先端がメダルセレクター50とメダルシュート70との間からメダル返却通路外へ侵出するのを、不正防止部材80によって阻止されるので、メダルセレクター50やリセットスイッチ44等に対して行われる不正行為を防止できる。
また、取外防止部材100のカバー部101が、不正防止部材80の天板部81および係止部83を覆った状態で、前扉12の裏面に固定されることから、不正防止部材80は、その垂直方向(上下方向)および水平方向(特に後方)の移動を規制される。ここで、不正行為を試みる者が、メダル払出口26からメダル返却通路内へ長尺の部材を挿入し、不正防止部材80に対して垂直方向(上下方向)の応力を加えて、メダルセレクター50とメダルシュート70との間から不正防止部材80を外そうとしても、取外防止部材100が前扉12に固定されている上に、メダルセレクター50がセレクタブラケット60に固定されていることから、不正防止部材80の垂直方向(上下方向)への移動が規制されるが、仮にこのような行為により取外防止部材100およびセレクタブラケット60が破壊されて、メダルセレクター50が移動可能になったとしても、メダル投入口21が前扉12に固定されているとともに、メダルセレクター50の上部がメダル投入口21の下部に当接していることから、メダルセレクター50が垂直方向(上下方向)に移動することが規制されるので、結果として不正防止部材80が垂直方向(上下方向)に移動することはない。
また、覆い部85は、連結部84のみで天板部81および係止部83に支持されていることから、連結部84が折られてしまうと脱落してしまうが、連結部84として、天板右側部81Bと覆いセレクタ側部85Aとを連結する板状の上連結部84Aと、係止背側部83Aと覆いセレクタ側部85Aとを連結する板状の後連結部84Bと、係止右側部83Bと覆いセレクタ側部85Aとを連結する板状の前連結部84Cとを設けるとともに、係止右側部83Bと覆いセレクタ側部85Aとを連結するとともに前連結部84Cとも連結されている板状の前補強リブ84Dを前連結部84Cに対して直交するように設けたことから、たとえ不正行為が行われたとしても、連結部84が折られにくく、ひいては脱落しにくくなっている。
加えて、取外防止部材100に、連結部84に沿うように配置される連結補強部102を設けたことから、連結部84が補強されて折られにくくなり、覆い部85を脱落させるような行為に対してより強固に対抗できるので、不正行為の防止効果をより一層高めることができる。
また、メダルシュート70の内面に、斜め下方へ向けて突出する、いわゆるネズミ返しを設けた遊技機は、背景技術の特許文献1で示したように、従来から知られているが、メダルシュート70は、射出成型により一体成型されることが多い部材であるところ、メダルシュート70の側板の内面から斜め下方へ向けて突出するネズミ返しを射出成型により一体成型することは可能であったが、メダルシュート70の背板の内面から斜め下方へ向けて突出するネズミ返しを射出成型により一体成型することは技術的に困難であった。本実施の形態では、返し部82として、天板背側部81Aから前斜め下方へ向けて延びる板状の返し背側部82Aを設けていることから、長尺の部材の先端がメダルセレクター50とメダルシュート70との間からメダル返却通路外へ侵出するのを阻止する効果が高い。
図17〜図20に基づいて、本発明の第2の実施の形態に係る遊技機について説明する。
第1の実施の形態では、取外防止部材100は、右ビス止め片108Aおよび左ビス止め片108Bに設けたビス孔にそれぞれビスを挿通させ、これらのビスで前扉12に固定するようにしたが、第2の実施の形態では、取外防止部材100は、右ビス止め片108Aおよび左ビス止め片108Bを設けておらず、その代わりに、カバー部101の所定位置からメダルセレクター50とセレクタブラケット60との間へ向けて延びるアーム部104を設け、メダルセレクター50が、アーム部104の先端の一方側に係合し、かつ、アーム部104の先端の他方側が、セレクタブラケット60に係合するようにし、これにより、取外防止部材100が前扉12に係合されるようにするとともに、不正防止部材80が変位し、これに伴って取外防止部材100が変位すると、アーム部104も変位し、アーム部104の先端とセレクタブラケット60との係合が解除され、ひいては前扉12の裏面の所定の取付位置からメダルセレクター50がずれるようにしたものである。それ以外は、第1の実施の形態と同様である。以下、第1の実施の形態とは異なる点について説明する。
メダルセレクター50の所定位置には、セレクタ係合部54が設けられている。
具体的には、本実施の形態では、メダルセレクター50のセレクタケース51における、一方の側面(右側面)には、セレクタ係合部54としての第1セレクタ係合部54Aが設けられ、また、他方の側面(左側面)には、セレクタ係合部54としての第2セレクタ係合部54Bが設けられている。
また、本実施の形態では、セレクタケース51の右側面から右方向へ向けて突出する円柱状の突起を、同右側面の上端付近に設け、これを第1セレクタ係合部54Aとしている。
(セレクタブラケット60)
セレクタブラケット60における、メダルセレクター50が所定の取付位置に配置されたときにメダルセレクター50のセレクタ係合部54に対応する位置には、セレクタ被係合部64が設けられている。
具体的には、本実施の形態では、セレクタブラケット60は、前扉12の裏面の所定位置に固定される固定部61と、固定部61の一端(右端)から後方へ向けて突出する第1突出片62と、固定部61の他端(左端)から後方へ向けて突出する第2突出片63とを有している。
また、本実施の形態では、セレクタブラケット60の第1突出片62と第2突出片63との間隔は、セレクタケース51の両側面の間隔とほぼ等しくしてある。
また、第1突出片62には、セレクタ被係合部64としての第1セレクタ被係合部64Aが設けられ、また、第2突出片63には、セレクタ被係合部64としての第2セレクタ被係合部64Bが設けられている。
また、本実施の形態では、第1突出片62は、固定部61の一端(右端)から後方へ向けて突出しており剛性を有する剛性部62Aと、剛性部62Aの後端から後方へ向けて突出しており可撓性を有する可撓性部62Bとを有している。
また、本実施の形態では、第2突出片63は、その全体が剛性を有する。
また、本実施の形態では、第2突出片63における、第2セレクタ係合部54Bとしての各突起に対応する位置に、各突起がちょうど嵌る円孔をそれぞれ設け、これらを第2セレクタ被係合部64Bとしている。
図17〜図20に示すように、本実施の形態では、取外防止部材100は、カバー部101の所定位置からメダルセレクター50のセレクタ係合部54とセレクタブラケット60のセレクタ被係合部64との間へ向けて延びるアーム部104を有している。また、アーム部104の先端におけるメダルセレクター50側には、セレクタ係合部54と係合する間接被係合部105が設けられ、また、アーム部104の先端におけるセレクタブラケット60側には、セレクタ被係合部64と係合する間接係合部106が設けられている。
具体的には、アーム部104は、カバー部101の右端から上方へ向けて延びてメダルセレクター50の第1セレクタ係合部54Aおよびセレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aの高さまで至る上方延出部104Aと、上方延出部104Aの上端から前方へ向けて延びてメダルセレクター50の第1セレクタ係合部54Aとセレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aとの間まで至る前方延出部104Bとを有しており、上下を逆にした「L」の字のような形状をしている。
また、間接係合部106は、セレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aと係合する部分であって、アーム部104の前方延出部104Bの前端における、セレクタブラケット60側に設けられている。上述したように、セレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aは、第1突出片62の剛性部62Aの後端に、間接係合部106がちょうど嵌る切り欠き62Cを設けるとともに、この切り欠き62Cを、可撓性部62Bに設けた段部62Dで開閉可能としたものであり、間接係合部106は、このような切り欠き62Cに嵌った状態で、その後端を段部62Dで押さえられることにより係合するものである。
そして、側方突出片104Cおよび前方突出片104Dのメダルセレクター50側に形成される凹部、並びに係合爪104Eから、間接被係合部105が構成されている。
また、側方突出片104Cおよび前方突出片104Dのセレクタブラケット60側に形成される凸部から、間接係合部106が構成されている。
取付検知手段は、メダルセレクター50が所定の取付位置にあるか否かを検知するためのものである。
具体的には、本実施の形態では、セレクタブラケット60内に、メダルセレクター50が所定の取付位置にあるか否かを検知するためのセンサーを設け、このセンサーを取付検知手段としている。
(エラー報知手段)
エラー報知手段は、メダルセレクター50が所定の取付位置にない旨が取付検知手段により検知されるとその旨を報知するためのものである。
(不正防止部材80および取外防止部材100の着脱方法)
まず、メダルセレクター50を取り外した状態で、メダルシュート70の上端に被せるようにして、不正防止部材80を載置する。具体的には、天板部81をメダルシュート70の上端上に、返し部82をメダルシュート70の内方に、係止部83をメダルシュート70の外側に、それぞれ位置させるようにして、不正防止部材80を載置する。そうすると、覆い部85が、リセットスイッチ44、スイッチ操作部材45の遮光片46、およびその摺動範囲を覆うこととなる。
具体的には、まず、不正防止部材80を後上方から覆うようにして、取外防止部材100を所定の取付位置に配置する。そうすると、連結補強部102が、連結部84に沿うように配置されるとともに、覆い下側部103が、リセットスイッチ44の下側を覆う。これとほぼ同時に、第2セレクタ係合部54Bとしての各突起を、第2セレクタ被係合部64Bとしての各円孔にそれぞれ嵌め、次に、第2突出片63とは反対方向へ変位させるように(あるいは第1突出片62と第2突出片63との間隔を押し広げるように)第1突出片62の可撓性部62Bをたわませて、第1セレクタ被係合部64Aとしての切り欠き62Cを開放し、この状態で、間接係合部106を、第1セレクタ被係合部64Aとしての切り欠き62Cに嵌め、最後に、第1突出片62の可撓性部62Bを元の状態に戻して、第1セレクタ被係合部64Aとしての切り欠き62Cを、可撓性部62Bに設けた段部62Dで塞ぎ、この段部62Dで間接係合部106が切り欠き62Cから外れないように押さえる。そうすると、メダルセレクター50の第2セレクタ係合部54Bが、セレクタブラケット60の第2セレクタ被係合部64Bに係合される。同時に、メダルセレクター50の第1セレクタ係合部54Aが、取外防止部材100のアーム部104先端の間接被係合部105に係合し、かつ、取外防止部材100のアーム部104先端の間接係合部106が、セレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aに係合する。つまり、メダルセレクター50の第1セレクタ係合部54Aが、取外防止部材100のアーム部104の先端を介して、セレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aに、間接的に係合する。これにより、取外防止部材100およびメダルセレクター50が、セレクタブラケット60に取り付けられ、ひいては前扉12の裏面の所定位置(メダル投入口21の下方に相当する位置)に取り付けられることとなる。
以上説明したように、本実施の形態では、メダルセレクター50の第1セレクタ係合部54Aが、取外防止部材100のアーム部104先端の間接被係合部105に係合し、かつ、取外防止部材100のアーム部104先端の間接係合部106が、セレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aに係合する。つまり、メダルセレクター50の第1セレクタ係合部54Aが、取付防止部材100のアーム部104の先端を介して、セレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aに、間接的に係合する。
そして、不正防止部材80を取り外そうとする不正行為により不正防止部材80が変位し、これに伴って取外防止部材100が変位すると、アーム部104も変位する。そうすると、アーム部104の先端の間接係合部106とセレクタブラケット60の第1セレクタ被係合部64Aとの係合が解除され、ひいては前扉12の裏面の所定の取付位置からメダルセレクター50がずれる。
また、メダル投入口21に対するメダルセレクター50の位置がずれて、メダル投入口21の排出口とメダルセレクター50のメダル入口とが合致しなくなると、メダル投入口21からクレ満などと呼ばれる不正器具を挿入してメダルセレクター50のメダル検出手段まで到達させることが不可能になり、これにより被害の拡大を防ぐことができる。
さらに、第2の実施の形態では、メダルセレクター50が所定の取付位置からずれると、その旨が取付検知手段により検知されてエラー報知手段により報知されることから、不正防止部材80を取り外そうとして変位させるような不正行為が行われたことを早期に認識でき、ひいては被害の拡大を防ぐことができる。
なお、不正防止部材80の返し部82の一部を、メダルシュート70の内面に沿った形状にすることができる。具体的には、例えば、返し部82のうち、返し右側部82Bを、メダルシュート70の内面に沿って下方へ向けて延びる板状に形成することができる。また、例えば、返し背側部82Aの上部を、メダルシュート70の内面に沿って下方へ向けて延びる板状に形成するとともに、返し背側部82Aの下部を、メダルシュート70の内方かつ下方へ向けて斜めに延びる板状に形成することができる。そうすると、返し部82のうちメダルシュート70の内面に沿った形状の部分と係止部83とで、メダルシュート70の上端付近を内側および外側からぴったりと挟むようになるので、メダルシュート70に対する不正防止部材80のズレやガタツキをより確実に防止できる。
12 前扉 13 上パネル
14 下パネル 15 図柄表示窓
16 リールユニット 17 回転リール
18 メダルホッパー 20 操作部
21 メダル投入口 22 ベットスイッチ
23 キャンセルスイッチ 24 スタートスイッチ
25 ストップスイッチ 26 メダル払出口
27 メダル受け皿
30 受金具 31 係合片
40 施錠装置 41 支持部材
42 スライド部材 43 フック
44 リセットスイッチ 45 スイッチ操作部材
46 遮光片 47 シリンダ錠
48 カム
50 メダルセレクター 51 セレクタケース
52 ゲートプレート 53 セレクタカバー
54 セレクタ係合部 54A 第1セレクタ係合部
54B 第2セレクタ係合部
60 セレクタブラケット 61 固定部
62 第1突出片 62A 剛性部
62B 可撓性部 62C 切り欠き
62D 段部 63 第2突出片
64 セレクタ被係合部 64A 第1セレクタ被係合部
64B 第2セレクタ被係合部
70 メダルシュート 71 シュート鉛直部
71A 鉛直背板部 71B 鉛直右側板部
71C 鉛直左側板部 72 シュート傾斜部
72A 傾斜背板部 72B 傾斜右側板部
72C 傾斜左側板部 73 払出メダル誘導部
74A 右取付片 74B 左取付片
80 不正防止部材 81 天板部
81A 天板背側部 81B 天板右側部
81C 天板左側部 82 返し部
82A 返し背側部 82B 返し右側部
82C 返し左側部 83 係止部
83A 係止背側部 83B 係止右側部
83C 係止左側部 84 連結部
84A 上連結部 84B 後連結部
84C 前連結部 84D 前補強リブ
84E 上補強リブ 84F 後補強リブ
85 覆い部 85A 覆いセレクタ側部
85B 覆い上側部 85C 覆い前側部
85D 覆い後側部
90 押さえ片 91 後方延出部
92 押さえ部
100 取外防止部材 101 カバー部
101A 天板背側カバー部 101B 天板左側カバー部
101C 係止背側カバー部 101D 係止左側カバー部
102 連結補強部 102A 後側連結補強部
102B 下側連結補強部 103 覆い下側部
104 アーム部 104A 上方延出部
104B 前方延出部 104C 側方突出片
104D 前方突出片 104E 係合爪
105 間接被係合部 106 間接係合部
107 カバー延設部 107A カバー背側延設部
107B カバー右側延設部 107C カバー左側延設部
108A 右ビス止め片 108B 左ビス止め片
Claims (5)
- 前面に開口部を有する箱型の筐体と、
筐体前面の開口部を開閉可能に塞ぐ前扉と、
前扉の所定位置に設けられるメダル投入口と、
前扉におけるメダル投入口よりも下方の所定位置に設けられるメダル払出口と、
メダル投入口から投入されたメダルが所定の規格に適合するか否かの選別を行うためのものであって前扉の裏面におけるメダル投入口に対応する位置に設けられるメダルセレクターと、
メダルセレクターにより所定の規格に適合しないとして排除されたメダルを受け入れてメダル払出口まで誘導するメダル返却通路を形成するためのものであって前扉の裏面に沿って設けられるメダルシュートとを備えた遊技機であって、
メダル払出口からメダル返却通路内へ挿入された長尺の部材がメダルセレクターとメダルシュートとの間からメダル返却通路外へ侵出するのを阻止するためのものであってメダルセレクターとメダルシュートとの間に設けられる不正防止部材と、
メダルセレクターとメダルシュートとの間から不正防止部材が外れないように不正防止部材を覆うとともに前扉の所定位置に係合される取外防止部材と、
を備えていることを特徴とする遊技機。 - 前扉を筐体に回動可能に取り付けるためのものであって筐体の一方の側部と前扉の一方の側部とに跨って設けられるヒンジと、
筐体に対して前扉をロックするためのものであって前扉におけるヒンジとは反対側の側部に設けられる施錠装置とを備え、
施錠装置は、前扉の裏面におけるヒンジとは反対側の側部に設けられる支持部材と、
支持部材におけるメダルセレクターに隣接する位置に設けられるリセットスイッチと、
リセットスイッチを作動させる位置またはリセットスイッチを作動させない位置へ変位可能に支持部材に設けられているスイッチ操作部材と、
鍵軸を一方向へ回動させると、筐体に対する前扉のロックを解除し、それとは反対方向へ鍵軸を回動させると、リセットスイッチを作動させる位置へスイッチ操作部材を変位させるためのものであって支持部材の所定位置に設けられるシリンダ錠と、を備え、
不正防止部材は、メダルセレクターの下端とメダルシュートの上端との間に配置される天板部と、
天板部からメダルシュートの内方かつ下方へ向けて斜めに延びる返し部と、
天板部からメダルシュートの外面に沿うように下方へ向けて延びる係止部と、
天板部および係止部の所定位置からリセットスイッチ方向へ向けて延びる連結部と、
リセットスイッチを覆うためのものであって連結部における天板部および係止部とは反対側の端部に設けられる覆い部と、を有し、
取外防止部材は、不正防止部材の天板部および係止部を覆うカバー部と、
カバー部の所定位置からリセットスイッチ方向へ向けて延びるとともに連結部に沿うように配置される連結補強部と、を有していることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 覆い部は、リセットスイッチのメダルセレクター側を覆う覆いセレクタ側部と、リセットスイッチの上側を覆う覆い上側部と、リセットスイッチの前側を覆う覆い前側部と、リセットスイッチの後側を覆う覆い後側部とを有し、
取外防止部材は、リセットスイッチの下側を覆うためのものであって連結補強部におけるカバー部とは反対側の端部に設けられる覆い下側部を有していることを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 前扉の裏面におけるメダル投入口に対応する位置には、メダルセレクターを前扉の裏面に着脱可能に取り付けるためのセレクタブラケットが設けられ、
メダルセレクターの所定位置には、セレクタ係合部が設けられ、
セレクタブラケットにおける、メダルセレクターが所定の取付位置に配置されたときにメダルセレクターのセレクタ係合部に対応する位置には、セレクタ被係合部が設けられ、
不正防止部材は、メダルセレクターの下端とメダルシュートの上端との間に配置される天板部と、
天板部からメダルシュートの内方かつ下方へ向けて斜めに延びる返し部と、
天板部からメダルシュートの外面に沿うように下方へ向けて延びる係止部と、を有し、
取外防止部材は、不正防止部材の天板部および係止部を覆うカバー部と、
カバー部の所定位置からメダルセレクターのセレクタ係合部とセレクタブラケットのセレクタ被係合部との間へ向けて延びるアーム部と、を有し、
アーム部の先端におけるメダルセレクター側には、セレクタ係合部と係合する間接被係合部が設けられ、
アーム部の先端におけるセレクタブラケット側には、セレクタ被係合部と係合する間接係合部が設けられ、
取外防止部材のカバー部が変位すると、その変位に伴ってアーム部が変位して、アーム部の間接係合部とセレクタブラケットのセレクタ被係合部との係合が解除されるように形成されていることを特徴とする請求項1、2または3記載の遊技機。 - メダルセレクターが所定の取付位置にあるか否かを検知するための取付検知手段と、
メダルセレクターが所定の取付位置にない旨が取付検知手段により検知されるとその旨を報知するエラー報知手段とを備えていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
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