JP5987667B2 - 金庫解錠機 - Google Patents

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Description

本発明は、各金庫から貨幣等を取り込んで一括回収する金庫解錠機に関する。
従来、運賃箱の金庫内の収納物(貨幣等)を一括回収する金庫解錠機が周知である(特許文献1等参照)。路線運行後、運転手は運賃箱から金庫を取り外し、取り外した金庫をターミナルセンタ等に持ち寄る。運賃箱本体から取り外された金庫は、セキュリティのため、貨幣等の入口が金庫扉によって閉められ、かつ金庫扉が閉状態で施錠される。
金庫内の貨幣等を金庫解錠機で回収するには、例えば金庫を上下逆さまの向きにして金庫解錠機にセットする。このとき、金庫扉は、金庫解錠機に設けられた鍵によって解錠される。そして、金庫解錠機において回収開始の条件が揃ったとき、金庫解錠機に設けられたハンドルが操作可能となるので、このハンドルを1回転操作することにより、金庫扉の位置をそのままにして、金庫本体部のみをセット位置であるホーム位置から奥の引込位置にスライド移動させる。これにより、金庫本体部が開口して内部の貨幣等が下方に落下することにより、金庫内の貨幣等が金庫解錠機内のコンテナで収納される。この回収作業を金庫毎に行って、各金庫内の貨幣等を金庫解錠機で一括回収する。
特開平9−128586号公報
ところで、現状の金庫解錠機の場合、ハンドルの1回転操作によって引込位置にスライド操作された金庫本体部は、引込位置に到達してから一定時間経過後、例えばバネ等の戻し機構によって、引込位置から元のホーム位置に自ら戻る構成をとる。このため、引込位置の金庫本体部をハンドル操作前のホーム位置に戻すための大掛かりなバネを金庫解錠機に設ける必要があるので、金庫解錠機の構成が複雑化してしまう問題があった。
本発明の目的は、構成を簡素化することができる金庫解錠機を提供することにある。
前記問題点を解決する金庫解錠機は、施錠された金庫がセットされ、当該金庫を解錠して該金庫の蓋を開けることにより、金庫本体部に収納された収納物を一括回収する構成において、金庫蓋が閉じた第1位置の前記金庫本体部を前記金庫蓋が開く第2位置に操作するときと、前記金庫本体部を前記第2位置から前記第1位置に戻すときとの両方で使用され、前記第1位置から第2位置へは一方向に操作され、前記第2位置から前記第1位置へは前記一方向に対し逆方向に操作される操作部と、前記操作部を前記一方向にのみ操作可能とする第1動作状態と、前記操作部を前記逆方向にのみ操作可能とする第2動作状態とのいずれかに、選択的に切り替わる操作方向切替機構と、前記金庫解錠機の動作状態を検出する検出部の検出信号を基に前記操作方向切替機構を制御することにより、前記操作部を前記一方向又は前記逆方向のどちらに操作可能とするのかを設定する切替制御部とを備えた。
本構成によれば、金庫を金庫解錠機にセット後、金庫内の収納物を金庫から排出するときには、操作部を一方向に操作して金庫本体部を第1位置から第2位置に動かすことで行う。また、収納物を排出した後の金庫本体部を第2位置から元の第1位置に戻すときには、操作部を他方向に操作することにより行う。このように、本構成の場合、金庫本体部を第1位置→第2位置に移動させるとき、及び金庫本体部を第2位置→第1位置に戻すときの両方とも、操作部の操作によって行うので、例えば金庫本体部を第2位置→第1位置へ自動で戻すような機構が不要となる。従って、金庫解錠機の構成を簡素化することが可能となる。
本発明によれば、金庫解錠機において、構成を簡素化することができる。
一実施形態の金庫解錠機の正面側の斜視図。 金庫解錠機の背面側の斜視図。 錠付き金庫の構造を示し、(a)が施錠時の断面図、(b)が解錠時の断面図。 レシーバハンドル付近の構成を示す斜視図。 レシーバ扉施錠機構の動作状態を示し、(a)が解錠時の正面図、(b)が施錠時の正面図。 レシーバハンドルロック機構の構成を示す斜視図。 レシーバハンドルロック機構の動作状態を示し、(a)がロック時の平面図、(b)がアンロック時の平面図。 レシーバハンドル操作方向切替機構の構成を示す斜視図。 レシーバハンドル操作方向切替機構の動作状態を示し、(a)が逆転操作許可状態のときの正面図、(b)が正転操作許可状態のときの正面図。 金庫本体部のホーム位置及び引込位置を示す模式図。 金庫解錠機の電気構成図。 (a)は金庫ハンドルが縦向きのときの斜視図、(b)は金庫ハンドルが横向きのときの斜視図。
以下、金庫解錠機の一実施形態を図1〜図12に従って説明する。
[金庫解錠機の全体構成]
図1に示すように、金庫解錠機1は、それぞれの運賃箱(図示略)から取り外した金庫2内の貨幣(硬貨/紙幣)や整理券を一括回収する回収機である。金庫解錠機1は、回収物の収納箇所となる下部のキャビネット3と、金庫2をセットする箇所となる上部のレシーバ4とを備える。キャビネット3は、レシーバ4よりも体格が大きい直方体形状に形成され、4箇所の脚部5によって支持されている。レシーバ4の正面には、レシーバ4に形成された金庫収納部6を開閉する錠(図示略)の付いたレシーバ扉7が設けられている。金庫収納部6には、金庫2が上下逆さまの向きでセットされる。即ち、金庫2は、貨幣等を収納する金庫本体部8を上とし、金庫本体部8の開口を閉じる金庫蓋9を下にした状態で、金庫収納部6にセットされる。なお、レシーバ扉7が金庫収納扉の一例である。
レシーバ4の正面には、金庫収納部6にセットされた金庫2を、金庫蓋9の位置をそのままにして金庫本体部8のみを装置奥行き方向(図1のX軸方向)にスライド移動させる際に操作するレシーバハンドル10が回動操作可能に設けられている。レシーバハンドル10は、ハンドル軸11の軸回りにハンドルノブ12をホーム位置から1回転(360度)操作可能である。レシーバハンドル10のホーム位置は、ハンドルノブ12が最下位置に位置した回転位置を言う。本例の場合、レシーバハンドル10は、金庫本体部8を奥方向(図1の矢印X1方向)にスライド移動させるときと、金庫本体部8を手前方向(図1の矢印X2方向)にスライド移動させるときとの両方で使用される。なお、レシーバハンドル10が操作部の一例である。
レシーバ4の正面には、金庫解錠機1の動作状態を通知する表示部13が設けられている。表示部13は、例えば複数のLEDからなり、例えば正常状態、貨幣取り込み中、動作エラー等を作業者に通知する。
図2に示すように、キャビネット3の裏面には、キャビネット3に収納した硬貨の排出扉14が設けられている。また、キャビネット3の裏面には、横開き式の裏面扉15が設けられ、裏面扉15によってキャビネット3内のコンテナ収納部16が開閉される。コンテナ収納部16には、紙幣等を収納するコンテナ17が引き出し可能に収納されている。
[金庫の構成]
図3(a),(b)に示すように、金庫蓋9には、金庫蓋9を開閉する際に操作する金庫ハンドル18が取り付けられている。金庫ハンドル18には、取手19及び軸部20が設けられ、軸部20が金庫本体部8のブロック21に摺動可能に挿通されている。金庫ハンドル18は、ブロック21の軸受け部22を介して軸部20回りに回動操作可能であり、かつ金庫蓋9とともにブロック21の軸受け部22を介してスライド操作可能でもある。ブロック21は、金庫蓋9を目一杯引き出した際、金庫蓋9及び金庫ハンドル18とともに、金庫蓋9のスライド方向と直交する軸回りに回動可能である。
金庫本体部8の背面には、金庫蓋9の錠としてシリンダ錠23が設けられている。シリンダ錠23の外周には、シリンダ錠23に正規のキープレート24が挿し込まれた際にシリンダ錠23とともに一体回動する回転ピース25が取り付けられている。回転ピース25の外周には、キープレート24側の突起部26と係合可能な係止溝27が周方向一帯に亘り凹設されている。回転ピース25は、略リング状の支持枠部28に配設された一対の節度部29により節度が付されている。金庫蓋9を閉方向にスライド操作して閉じた際、軸部20の先端の係止凹部30にシリンダ錠23の軸係止部31が入り込んで係止し、軸部20及びシリンダ錠23が一体回転可能となる。
図3(a)に示すように、金庫ハンドル18を縦向きにして最も奥にスライド操作することで金庫蓋9が閉じられ、かつシリンダ錠23にキープレート24が挿し込まれていないとき、シリンダ錠23が回動不可であるので、金庫ハンドル18が縦向きで金庫本体部8側に固定された状態、つまり金庫蓋9が施錠状態となる。よって、金庫2の持ち運びのときには、金庫蓋9が閉状態で施錠されるので、金庫蓋9が第三者等に開けられる心配がない。
図3(b)に示すように、金庫2を運賃箱や金庫解錠機1にセットするなどして、シリンダ錠23にキープレート24が挿し込まれていれば、シリンダ錠23が解錠可能となる。このため、シリンダ錠23及び回転ピース25が回動可能な状態、つまり金庫ハンドル18の回動操作が可能となるので、金庫ハンドル18を固定状態の位置から回すことが可能となる。よって、金庫ハンドル18を横に略90度回して手前にスライド操作することにより、金庫蓋9が開操作される。金庫2が目一杯引き出されると、金庫蓋9がブロック21とともに回動可能となり、水平位置から90度下向きに倒すことが可能である。なお、金庫ハンドル18を解錠側に回した際、係止溝27に突起部26が引っ掛かることにより、金庫2が運賃箱や金庫解錠機1に固定される。
[レシーバの構成]
図4に示すように、金庫収納部6の底面には、金庫収納部6に金庫2がセットされたか否かを検出する金庫取付有無検出センサ32が設けられている。金庫取付有無検出センサ32は、例えばフォトカプラ(光学センサ)からなり、回動軸33の軸回りに回動可能なレバー部34と、レバー部34による光の遮光の有無を検出するセンシング部35と、レバー部34を開放方向(図4の矢印A2方向)に付勢する付勢部36とからなる。金庫取付有無検出センサ32は、金庫収納部6にセットされた金庫2の金庫ハンドル18が解錠方向(図4の矢印B1方向)に略90度回されたとき、金庫ハンドル18の根元の突起37によってレバー部34が付勢部36の付勢力に抗して押込方向(図4の矢印A1方向)に回ることによりオンする。なお、金庫取付有無検出センサ32が検出部の一例である。
図4及び図5(a),(b)に示すように、レシーバ4には、閉状態となったレシーバ扉7を施錠可能なレシーバ扉施錠機構38が設けられている。この場合、レシーバ4のフレーム39には、奥行き方向(図4のX軸方向)に延びる回動軸40の軸回りに回動可能なレバー部41が取り付けられている。レバー部41の上端には、レシーバ扉7と係止する突起42が突設されている。レバー部41の基端には、略長板状の連結部43の一端が軸支され、連結部43の他端がソレノイド44のプランジャ45に軸支されている。ソレノイド44は、例えば吸引ソレノイドからなり、レバー部41をロック方向(図4の矢印C1方向)に回動させる際の駆動源となる。突起42は、レバー部41のロック方向の回動時、フレーム39の上壁のスリット46から外部に露出する。フレーム39とレバー部41との間には、レバー部41をアンロック方向(図4の矢印C2方向)に付勢する付勢部47が介装されている。
レシーバ扉施錠機構38には、レシーバ扉施錠機構38がロック/アンロックのいずれにあるのかを検出するレシーバ扉ロック検出センサ48が設けられている。レシーバ扉ロック検出センサ48は、例えばフォトカプラからなり、レバー部41の先端に突設された遮光板49と、遮光板49による光の遮光の有無を検出するセンシング部50とからなる。レシーバ扉ロック検出センサ48は、ソレノイド44のオン時、レバー部41が回動してロック状態となったとき、遮光板49がセンシング部50の光を遮ることによりオンする。なお、レシーバ扉ロック検出センサ48が検出部の一例である。
図6に示すように、レシーバ4には、レシーバ扉7の開状態のときにレシーバハンドル10の回動操作を禁止するレシーバハンドルロック機構51が設けられている。この場合、レシーバ扉7の開閉の軸となる回動軸52の下端には、回動軸52と一体回動する連結片52aが設けられ、この連結片52aに、長孔57を有する板状のアーム部53が軸支されている。フレーム39には、高さ方向(図6のZ軸方向)に延びる回動軸54の軸回りに回動可能な回動ピース55が設けられ、回動ピース55の裏面に突設された突部56がアーム部53の長孔57に挿通されている。なお、レシーバハンドルロック機構51が操作部ロック機構の一例である。
図6及び図7(a),(b)に示すように、回動ピース55には、突部56とは反対側に配設された回動軸58に、長板状の連結部59の端部が軸支されている。連結部59には、フレーム39との間に、連結部59をロック方向(図6の矢印D1方向)に付勢する付勢部60が介装されている。フレーム39には、高さ方向に延びる軸部61の軸回りに回動可能な回動ピース62が軸支され、この回動ピース62に、連結部59の先端が高さ方向に延びる軸部63の軸回りに回動可能に軸支されている。回動ピース62の先端には、例えば略円柱状をなすピン状のストッパ64が突設されている。なお、ストッパ64が操作部ロック機構の突の一例である。
レシーバハンドル10のハンドル軸11の途中には、例えば円板状の孔開き規制板65が設けられている。孔開き規制板65には、複数の円形状の孔66が周方向に沿って等間隔に並び配置されて形成されている。レシーバハンドルロック機構51は、レシーバ扉7が閉操作されたとき、ストッパ64が孔開き規制板65のいずれかの孔66に係止することにより、レシーバハンドル10をロックする。なお、孔66が受容部の一例である。
レシーバ4には、レシーバ扉7の開閉を検出するレシーバ扉開閉検出センサ67が設けられている。レシーバ扉開閉検出センサ67は、例えばフォトカプラからなり、連結部59の側壁に配設された遮光板68と、遮光板68による光の遮光有無を検出するセンシング部69とからなる。レシーバ扉開閉検出センサ67は、レシーバ扉7の閉操作によりレシーバハンドルロック機構51がロック状態となったとき、遮光板68がセンシング部69の光を遮ることによりオンする。
図8に示すように、レシーバ4には、レシーバハンドル10の正転又は逆転の一方向のみの回動操作を許可するレシーバハンドル操作方向切替機構70が設けられている。この場合、レシーバハンドル10のハンドル軸11の中央付近には、レシーバハンドル10の正転方向(図8の矢印E1方向)の回動を制限する正転制限歯車71と、レシーバハンドル10の逆転方向(図8の矢印E2方向)の回動を制限する逆転制限歯車72とが取り付けられている。正転制限歯車71の外周には、正転制限歯車71の正転方向への回転を禁止するものの逆転方向への回転は許容する複数の突起73が周方向において等間隔に並び配置されている。正転制限歯車71の突起73は、逆転方向に沿って表面が下がっていく湾曲形状をとる。逆転制限歯車72の外周には、逆転制限歯車72の逆転方向への回転を禁止するものの正転方向への回転は許容する複数の突起74が周方向において等間隔に並び配置されている。逆転制限歯車72の突起74は、正転方向に沿って表面が下がっていく湾曲形状をとる。正転制限歯車71及び逆転制限歯車72は、同一軸心上に配置されている。
図8及び図9(a),(b)に示すように、フレーム39には、正転制限歯車71及び逆転制限歯車72の下方において、正転制限歯車71及び逆転制限歯車72の一方のみの回転を許容する歯車回動規制部75が設けられている。歯車回動規制部75のフレーム部76には、奥行き方向(図8のX軸方向)に延びる回動軸77が設けられ、この回動軸77がフレーム39に軸支されている。これにより、歯車回動規制部75は、回動軸77の軸回りに回動可能である。歯車回動規制部75の下部に配設された架設軸78には、歯車回動規制部75を回動軸77の軸回りにおいて逆転方向(図8の矢印F2方向)に回るように付勢する付勢部79が取り付けられている。
図9(a),(b)に示すように、歯車回動規制部75の上部には、奥行き方向に延びる一対のシャフト80,81が設けられている。シャフト80には、正転制限歯車71の突起73に係止可能な規制ブロック82が、シャフト80の軸回りに回動可能に取り付けられている。シャフト81には、逆転制限歯車72の突起74の係止可能な規制ブロック83が、シャフト81の軸回りに回動可能に取り付けられている。規制ブロック82,83の間には、規制ブロック82,83を互いに閉じる方向に付勢する付勢部84が架設されている。規制ブロック82,83は、端部に配設された突片85,86が回動軸77に当接することにより、正転制限歯車71及び逆転制限歯車72に対して位置決めされている。
図8に示すように、フレーム39において歯車回動規制部75の隣位置には、歯車回動規制部75を回動軸77の軸回りにおいて正転方向(図8の矢印F1方向)に回す際の駆動源となるソレノイド87が連結されている。ソレノイド87は、例えば吸引ソレノイドが使用され、プランジャ88が歯車回動規制部75の上部に回動軸89を介して回動可能に連結されている。
正転制限歯車71及び規制ブロック82の組と、逆転制限歯車72及び規制ブロック83の組とは、ソレノイド87のオン/オフにより、どちらかが選択的に有効となる。よって、レシーバハンドル操作方向切替機構70は、正転制限歯車71及び規制ブロック82の組が有効のとき、逆転操作許可状態となり、逆転制限歯車72及び規制ブロック83の組が有効のとき、正転操作許可状態となる。なお、正転操作許可状態が第1動作状態の一例であり、逆転操作許可状態が第2動作状態の一例である。
レシーバハンドル操作方向切替機構70には、レシーバハンドル10の回動操作が正転又は逆転のどちらの方向に設定されているのかを検出するレシーバハンドル操作方向検出センサ90が設けられている。レシーバハンドル操作方向検出センサ90は、例えばフォトカプラからなり、ソレノイド87のプランジャ88の先端に配設された遮光板91と、遮光板91による光の遮光有無を検出するセンシング部92とからなる。レシーバハンドル操作方向検出センサ90は、ソレノイド87がオンしてプランジャ88を引き込んだとき、遮光板91がセンシング部92から離間することによりオフする。
フレーム39には、レシーバハンドル10にホーム位置においてクリック感を発生させるクリック発生部93が取り付けられている。クリック発生部93は、下端が回動軸77に軸支され、上端が付勢部94に連結されている。レシーバハンドル10がホーム位置付近まで回動操作されると、クリック発生部93が付勢部94の付勢力により回って、孔開き規制板65の側部に凹設された切欠溝95に落ち込むことにより、レシーバハンドル10がホーム位置に引き込まれる。
図10に示すように、レシーバハンドル10の端部は、例えばかさ歯車等の歯車機構96を介して背面可動部97に連結されている。例えば、レシーバハンドル10が正転方向に1回転操作されると、このときの操作力によって背面可動部97が奥側に移動する動きをとり、背面可動部97に載置された金庫本体部8が奥側にスライド移動する。一方、レシーバハンドル10が逆転方向に1回転操作されると、このときの操作力によって背面可動部97が手前側に移動する動きをとり、背面可動部97に載置された金庫本体部8が手前側にスライド移動する。
レシーバ4の側部には、金庫本体部8が金庫蓋9によって閉じたホーム位置に位置することを検出するホーム位置検出センサ98と、金庫本体部8が金庫蓋9の開いた引込位置に位置することを検出する引込位置検出センサ99とが設けられている。レシーバ4の奥の位置には、引込位置に移動する際に金庫本体部8から落下する収納物をキャビネット3に案内する一対のシュート4aが設けられている。ホーム位置検出センサ98及び引込位置検出センサ99は、例えばフォトカプラが使用されている。なお、ホーム位置が第1位置の一例であり、引込位置が第2位置の一例である。
[金庫解錠機の電気構成]
図11に示すように、金庫解錠機1には、金庫解錠機1の動作を制御するコントローラ100が設けられている。コントローラ100の入力側には、金庫取付有無検出センサ32、レシーバ扉ロック検出センサ48、レシーバ扉開閉検出センサ67、レシーバハンドル操作方向検出センサ90、ホーム位置検出センサ98及び引込位置検出センサ99が接続されている。コントローラ100の出力側には、ソレノイド44,87が接続されている。コントローラ100は、これらのセンサ出力を基にソレノイド44,87を制御することにより、金庫2内の収納物の回収動作を実行する。なお、コントローラ100が切替制御部の一例である。
次に、図5,図7〜図10及び図12を用いて、本例の金庫解錠機1の動作を説明する。
[金庫本体部内の収納物の排出操作]
図12(a)に示すように、金庫2内の収納物を金庫解錠機1で回収するとき、金庫2を上下逆さまの向きにして金庫収納部6にセットする。金庫2を金庫収納部6に奥まで挿し込むと、金庫本体部8の裏面のシリンダ錠23に、金庫収納部6内に配設されたキープレート24が挿し込まれる。これにより、金庫2が解錠され、金庫ハンドル18の回動操作が許可される。
図12(b)に示すように、金庫2を金庫収納部6にセット後、金庫ハンドル18を縦向きの状態から軸部20の軸回りに下方向(図12(a)の矢印B1方向)に略90度回転操作して、金庫ハンドル18を横に倒す。このとき、金庫ハンドル18の突起37がレバー部34を押すことにより、レバー部34が付勢部36の付勢力に抗して開放方向に回る。よって、金庫取付有無検出センサ32がオンし、オン信号をコントローラ100に出力する。
図7(a)に示すように、レシーバ扉7が開状態のとき、連結片52aが開き方向(図7(a)の矢印G1方向)に回っているので、アーム部53が紙面左寄りに位置し、回動ピース55が回動軸54の軸回りにおいてロック方向(図7(a)の矢印H1方向)に回転した状態をとる。このため、連結部59が付勢部60の付勢力によってロック方向(図7(a)の矢印D1方向)にスライド移動した状態をとるので、連結部59の先端が回動ピース62を押し、回動ピース62が軸部63の軸回りにおいてロック方向(図7(a)の矢印I1方向)に回る。よって、ストッパ64が孔開き規制板65のいずれかの孔66に係止することにより、レシーバ扉7が開状態のときのレシーバハンドル10の回動操作が禁止される。
図7(b)に示すように、金庫ハンドル18を横に倒した後、開状態のレシーバ扉7を閉操作すると、このときの閉動作に伴って連結片52aが閉じ方向(図7(b)の矢印G2方向)に回動するので、アーム部53が倒れながら奥に引き込まれる。このとき、付勢部60の付勢力に対し、回動ピース55が回動軸54の軸回りにおいてアンロック方向(図7(b)の矢印H2方向)に回るとともに、連結部59がアンロック方向(図7(b)の矢印D2方向)にスライド移動する。これにより、回動ピース62が軸部63の軸回りにおいてアンロック方向(図7(b)の矢印I2方向)に回されて、ストッパ64が孔開き規制板65の孔66から外れる。よって、レシーバハンドル10がフリー状態に切り替えられ、レシーバハンドル10の回動操作が許可される。レシーバ扉7が閉じられると、レシーバ扉開閉検出センサ67の遮光板68がセンシング部69から離間する。よって、レシーバ扉開閉検出センサ67がオフし、オフ信号をコントローラ100に出力する。
図5(b)に示すように、コントローラ100は、金庫取付有無検出センサ32からオン信号を入力し、かつレシーバ扉開閉検出センサ67からオフ信号を入力すると、ソレノイド44をオンしてプランジャ45を引き込む。このとき、連結部43がロック方向(図5(b)の矢印J1方向)にスライド移動し、レバー部41がロック方向(図5(b)の矢印C1方向)に回動する。このため、レバー部41の先端の突起42がスリット46から飛び出し、レシーバ扉7に係止する。よって、レシーバ扉7が閉状態でロックされる。レバー部41がロック方向に回ると、レシーバ扉ロック検出センサ48の遮光板49がセンシング部50への光を遮断する。よってレシーバ扉ロック検出センサ48がオンし、オン信号をコントローラ100に出力する。
図9(b)に示すように、コントローラ100は、金庫取付有無検出センサ32からのオン信号により金庫収納部6に金庫2がセットされていることと、レシーバ扉ロック検出センサ48からのオン信号によりレシーバ扉7がロックされたこととを確認すると、ソレノイド87をオンしてプランジャ88を引き込む。このとき、歯車回動規制部75が回動軸77の軸回りにおいて正転方向(図9(b)の矢印F1方向)に回動する。これにより、規制ブロック82が正転制限歯車71から離間し、規制ブロック83が逆転制限歯車72の突起74に係止する。よって、正転制限歯車71がフリー、逆転制限歯車72が有効となる。従って、ソレノイド87のオン時、レシーバハンドル10は正転方向の回動操作のみが許可される(正転操作可能状態)。なお、レシーバハンドル10が正転方向へ回動操作されたときは、規制ブロック83が付勢部84の伸びによってシャフト81の軸回りに回動することより、レシーバハンドル10の正転方向への回動が許容される。
図10に示すように、ソレノイド87のオン時、レシーバハンドル10が正転方向に1回転操作されると、この操作に伴って、ホーム位置にある金庫本体部8が引込位置にスライド移動する。金庫本体部8が引込位置に移動するとき、その移動過程で金庫本体部8内の収納物が自重により下方に落下し、シュート4aを介してキャビネット3内に流入する。即ち、金庫本体部8内の収納物がキャビネット3に一括回収される。
[金庫本体部のホーム位置への戻し操作]
図8及び図9(a)に示すように、コントローラ100は、引込位置検出センサ99からのオン信号を基に金庫本体部8が引込位置に到達したことを確認すると、ソレノイド87をオフすることにより、歯車回動規制部75を回動軸77の軸回りにおいて逆転方向(図9(a)の矢印F2方向)に回す。これにより、規制ブロック82が正転制限歯車71の突起73に係止し、規制ブロック83が逆転制限歯車72から離間する。よって、正転制限歯車71が有効、逆転制限歯車72がフリーとなる。従って、ソレノイド87のオフ時、レシーバハンドル10は逆転方向の回動操作のみが許可される(逆転操作可能状態)。なお、レシーバハンドル10が逆転方向へ回動操作されたときは、規制ブロック82が付勢部84の伸びによってシャフト80の軸回りに回動することにより、レシーバハンドル10の逆転方向への回動が許容される。
ソレノイド87のオフ時、レシーバハンドル10が逆転方向に1回転操作されると、この操作に伴って、引込位置にある金庫本体部8がホーム位置にスライド移動する。金庫本体部8がホーム位置に位置すると、金庫本体部8の開口が金庫蓋9によって閉じられた状態に戻る。
図5(a)に示すように、コントローラ100は、ホーム位置検出センサ98のオン信号を基に金庫本体部8がホーム位置に戻ってきたことを確認すると、その瞬間又は一定時間後、ソレノイド44をオフし、連結部43をアンロック方向(図5(a)の矢印J2方向)にスライド移動させる。このとき、レバー部41がアンロック方向(図5(a)の矢印C2方向)に回り、突起42がレシーバ扉7から退避する。よって、レシーバ扉7のロックが解除され、レシーバ扉7の開操作が許可される。
図7(a)に示すように、レシーバ扉7のロック解除後、レシーバ扉7を開操作すると、このときの閉動作に伴って連結片52aが開き方向(図7(a)の矢印G1方向)に回動し、アーム部53が立ち上がりながら紙面左に寄る。このとき、付勢部60の付勢力により、回動ピース55が回動軸54の軸回りにおいてロック方向(図7(b)の矢印H1方向)に回るとともに、連結部59がロック方向(図7(b)の矢印D1方向)にスライド移動する。これにより、回動ピース62が軸部61の軸回りにおいてロック方向(図7(b)の矢印I1方向)に回り、ストッパ64が孔開き規制板65の孔66に係止する。よって、レシーバハンドル10がロック状態に切り替わり、レシーバハンドル10の回動操作が禁止される。なお、レシーバ扉7を開操作したとき、ストッパ64と孔66との位置が合わないことがあるが、このときはアーム部53の長孔57によって突部56を逃がすことにより、55,59,63等の部品を壊れから保護する。レシーバ扉7が開かれると、レシーバ扉開閉検出センサ67はオフする。
続いて、図12(a),(b)に示すように、横向きの金庫ハンドル18をハンドル軸11の軸回りに上方向(図12(b)の矢印B2方向)に略90度回して縦向きとし、金庫2を金庫解錠機1から取り外す。金庫解錠機1から取り外された金庫2は、元の運賃箱に再度セットされる。
そして、以上の回収作業が金庫2ごとに行われ、各金庫2内の収納物が金庫解錠機1で一括回収される。キャビネット3内の硬貨は、排出扉14から金庫解錠機1の外部に排出される。また、キャビネット3内の紙幣等は、裏面扉15を開けてコンテナ17を引き出すことにより、キャビネット3から取り出される。
[金庫本体部が移動途中で引っ掛かり停止したときのリトライ機能]
金庫解錠機1は、例えば、金庫本体部8を引込位置→ホーム位置へ戻す操作、又は金庫本体部8をホーム位置→引込位置へ送る操作の途中で、金庫本体部8が引っ掛かり等により止まってしまったとき、操作をやり直すリトライ機能を備えてもよい。なお、リトライ機能の実施判定は、例えばホーム位置検出センサ98及び引込位置検出センサ99のセンサ出力を用い、金庫本体部8が一定時間内に目的位置に到達していなければ自動で開始する、またはコントローラ100に設けた操作部から入力することにより実施する。
例えば、金庫本体部8を引込位置からホーム位置へ戻すとき、金庫本体部8内の収納物がうまく落ちきらず、金庫本体部8がスライド移動の途中で引っ掛かった場合、ソレノイド87を再度オンして、レシーバハンドル10を正転操作可能な状態に切り替える。これにより、レシーバハンドル10を再度正転操作して金庫本体部8を引込位置に戻すことにより、途中で引っ掛かった収納部を下に落とすことで対処する。
また、金庫本体部8をホーム位置から引込位置に送るとき、何かが金庫本体部8に引っ掛かって、金庫本体部8がスライド移動の途中で引っ掛かった場合、ソレノイド87を再度オフして、レシーバハンドル10を逆転操作可能な状態に切り替える。これにより、レシーバハンドル10を再度逆転操作して金庫本体部8をホーム位置に戻すことにより、金庫本体部8の引っ掛かりを解消することで対処する。
本実施形態の構成によれば、以下に記載の効果を得ることができる。
(1)金庫解錠機1にセットされた金庫本体部8内の収納物を金庫解錠機1に排出するには、レシーバハンドル10を正転方向に1回転回すことにより、金庫本体部8をホーム位置から引込位置にスライド移動させることで行い、引込位置に位置した金庫本体部8を元のホーム位置に戻すには、レシーバハンドル10を逆転方向に1回転回すことにより行う。このように、金庫本体部8をホーム位置→引込位置に移動させるとき、及び金庫本体部8を引込位置→ホーム位置に戻すときの両方において、同一のレシーバハンドル10を使用して金庫解錠機1を動作させるので、例えば引込位置の金庫本体部8を自動でホーム位置に戻すような機構を金庫解錠機1に設ける必要がなくなる。よって、金庫解錠機1の構成を簡素化することができる。
(2)金庫本体部8を引込位置やホーム位置へスライド移動させる機構は、レシーバハンドル10を用いた手動の機構である。よって、金庫本体部8を引込位置からホーム位置へ戻す操作がレシーバハンドル10による直の操作となるので、金庫本体部8がホーム位置に戻る際のスライド移動において、戻り動作の信頼性を確保することができる。また、金庫本体部8を引込位置からホーム位置に戻すレシーバハンドル10の逆転操作の際、レシーバハンドル10の操作荷重は主に金庫本体部8の重量のみ考慮すればよいので、比較的軽い操作力でレシーバハンドル10を操作できる。よって、レシーバハンドル10の操作性も確保することができる。
(3)金庫解錠機1にセットされた金庫本体部8をホーム位置から引込位置にスライド移動する際、レシーバハンドル10は正転方向の回動操作のみが許可され、引込位置の金庫本体部8をホーム位置に戻す際、レシーバハンドル10は逆転方向の回動操作のみが許可される。よって、作業者はレシーバハンドル10の正しい操作方向が直ぐに分かる。また、レシーバハンドル10の操作間違えも生じ難い。
(4)金庫2を金庫解錠機1にセット後、レシーバ扉7が閉じられ、かつ施錠されたとき、ソレノイド87がオンされてレシーバハンドル10が正転方向に操作が可能な正転操作許可状態となる。よって、金庫収納部6内に金庫2が入り、かつレシーバ扉7が施錠されたという好適なタイミングで、レシーバハンドル10の正転方向への回動操作を許可することができる。
(5)レシーバ扉7が開状態のときは、ストッパ64が孔開き規制板65の孔66に係止して、レシーバハンドル10の回動操作が不可となる。よって、レシーバ扉7が開状態となっているときに、レシーバハンドル10が不要に回動操作されずに済む。
(6)ソレノイド87の駆動状態を検出するレシーバハンドル操作方向検出センサ90を設けたので、レシーバハンドル操作方向切替機構70が正転操作許可状態又は逆転操作許可状態のいずれにあるのかを認識することができる。
(7)金庫解錠機1にリトライ機能を設けたので、金庫本体部8をレシーバハンドル10によってスライド操作する際、金庫本体部8が途中で止まってしまっても、リトライ機能によって金庫本体部8の引っ掛かりを解消することができる。
なお、実施形態はこれまでに述べた構成に限らず、以下の態様に変更してもよい。
・レシーバハンドル操作方向切替機構70のソレノイド87のオン条件は、レシーバ扉7が閉じられ、かつレシーバ扉7が施錠されたことに限定されず、例えば単にレシーバ扉7が閉められたときなど、他の条件に変更可能である。なお、ソレノイド87のオフ条件も、同様に他の態様に適宜変更可能である。さらに、レシーバ扉施錠機構38の動作条件も同様である。
・第1位置は、ホーム位置に限らず、金庫蓋9が開口される前に金庫本体部8が配置される位置であればよい。また、第2位置は、引込位置に限らず、金庫蓋9が開口された状態となる金庫本体部8の位置であればよい。
・第1動作状態は、正転操作許可状態に限らず、レシーバハンドル10を用いて金庫本体部8を開口できる状態であればよい。また、第2動作状態は、逆転操作許可状態に限らず、レシーバハンドル10を用いて金庫蓋9を閉じることができる状態であればよい。
・金庫解錠機1は、金庫蓋9をそのままの位置として金庫本体部8をスライド移動することで金庫蓋9を開けることに限らず、例えば金庫蓋9を開操作して金庫本体部8を開口状態にしてもよい。
・レシーバハンドル操作方向切替機構70は、実施形態で開示した以外の構成に適宜変更してもよい。例としては、例えば駆動源をモータに替えたり、回る部材としたところをスライドする部材に変更したりするなど、他の構成に変更可能である。なお、これはレシーバ扉施錠機構38やレシーバハンドルロック機構51でも同様に言える。
・各種センサは、磁気センサ等の他の種類に変更可能である。また、各センサを例えばマイクロスイッチ等の機械的なスイッチに変更してもよい。
・操作部は、回動操作式のレシーバハンドル10に限らず、直線方向に往復操作されるスライド部材でもよい。
1…金庫解錠機、2…金庫、6…金庫収納部、7…金庫収納部の扉(金庫収納扉)としてのレシーバ扉、8…金庫本体部、9…金庫蓋、10…操作部としてのレシーバハンドル、32…検出部を構成する金庫取付有無検出センサ、48…検出部を構成するレシーバ扉ロック検出センサ、51…操作部ロック機構としてのレシーバハンドルロック機構、64…操作部ロック機構の突としてのストッパ、66…受容部としての孔、70…レシーバハンドル操作方向切替機構、100…切替制御部としてのコントローラ。

Claims (3)

  1. 施錠された金庫がセットされ、当該金庫を解錠して該金庫の蓋を開けることにより、金庫本体部に収納された収納物を一括回収する金庫解錠機において、
    金庫蓋が閉じた第1位置の前記金庫本体部を前記金庫蓋が開く第2位置に操作するときと、前記金庫本体部を前記第2位置から前記第1位置に戻すときとの両方で使用され、前記第1位置から第2位置へは一方向に操作され、前記第2位置から前記第1位置へは前記一方向に対し逆方向に操作される操作部と、
    前記操作部を前記一方向にのみ操作可能とする第1動作状態と、前記操作部を前記逆方向にのみ操作可能とする第2動作状態とのいずれかに、選択的に切り替わる操作方向切替機構と、
    前記金庫解錠機の動作状態を検出する検出部の検出信号を基に前記操作方向切替機構を制御することにより、前記操作部を前記一方向又は前記逆方向のどちらに操作可能とするのかを設定する切替制御部と
    を備えたことを特徴とする金庫解錠機。
  2. 前記切替制御部は、金庫収納部に当該金庫がセットされ、当該金庫収納部の扉が閉状態、かつ施錠されると、前記操作方向切替機構を前記第1動作状態とし、前記金庫収納部にセットされた前記金庫本体部が前記第1位置から前記第2位置に位置すると、前記操作方向切替機構を前記第2動作状態とする
    ことを特徴とする請求項1に記載の金庫解錠機。
  3. 金庫収納扉が開状態のとき、前記金庫収納扉と連動する突が、前記操作部と連動する受容部に係止することにより、当該操作部の操作を規制し、前記金庫収納扉が閉状態のとき、その閉動作に連動して前記突が前記操作部から離間することにより、前記操作部の操作を許可する操作部ロック機構を備えた
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の金庫解錠機。
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