JP2010077677A - 収納ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】外部からの電気錠の解除操作部の操作を二段階操作とすることにより、安全性を向上させると共に、停電等のトラブル時に扉を手で容易に開くこと。
【解決手段】電気錠の電気的操作による解除とは別に、電気錠の可動部を操作して被係止部を係止部より解除するための解除操作部をボックス本体1内に配置し、ボックス本体1の外部に手動キーを差し込む手動キー差込孔11と、上記解除操作部に臨んで配置される作業用窓部13と、上記手動キー差込孔11に差し込まれる手動キーのキー操作により上記作業用窓部13を開いた状態と閉じた状態とに切り替える遮蔽部材14とを設け、手動キーのキー操作によって遮蔽部材14が開いた状態でのみ外部から作業用窓部13を介して解除操作部を操作自在とした収納ボックス10である。
【選択図】図1

Description

本発明は、収納ボックスに関し、詳しくは停電その他の理由で電気錠を電気的に解除できない際に扉を緊急に解除するための技術に関するものである。
従来から、収納装置本体の開口部に扉を開閉自在に取付けて構成した収納ボックスにおいて、扉を閉じた際に、ロック機構を電磁ソレノイドを用いた電気錠により施錠するようにしたものが広く知られている。
ところが、電気錠は停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生すると電気的に解除できなくなる。そこで、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等により電気錠を電気的に解除できない場合に、ロック機構を機械的に解除させる棒状の解除操作部を設けたものが特許文献1により提案されている。
この特許文献1に示された従来例は、ボックスの壁部の外面に固定したベース板にロック機構、電気錠、解除操作部を取付け、ベース板にカバー板を被せることで、ベース板とカバー板とでロック機構、電気錠、解除操作部の上端部を除いた部分を覆い、ベース板の上端面部に設けた切欠部から上下方向に移動自在な解除操作部の上端部を突出させるようになっている。
そして、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等により電気錠を電気的に解除できない場合、ボックスの壁部の外面に固定したベース板の上端面部に設けた切欠部から上方に突出する解除操作部の上端部を操作することで、ロック機構を解除させることができるようになっている。
上記ボックスは、解除操作部の上端部がボックスの壁部の外面側において外部に露出しているので、防犯上、解除操作部の上端部が外部に露出しないようにする必要がある。このため、上記ボックスは、シャーシに複数個並べて取付け、各ボックスの扉側が外面となるように装置に組み込み、解除操作部の上端部が外部に露出しないようにしている。
したがって、電気錠を電気的に解除できなくなった場合は、装置からシャーシを取外し、シャーシからボックスを取外した後、切欠部から上方に突出する解除操作部の上端部を操作しなければならず、ロック機構の解除が極めて面倒であるという問題がある。
特開平8−13863号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、外部からの電気錠の解除操作部の操作を二段階操作とすることにより、安全性を向上させると共に、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生した時に扉を容易に開くことができる収納ボックスを提供することを課題とすることにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、ボックス本体1と、ボックス本体1に設けた取出し用開口部に開閉自在に取付けた扉3と、ボックス本体1内に配達物を投入するための投入口12とを備え、扉3で開口部を閉じた状態で扉3側に設けた被係止部32をボックス本体1側に設けた係止部21に電気錠16により係止するようにした収納ボックスにおいて、上記電気錠16の電気的操作による解除とは別に、電気錠16の可動部18を操作して被係止部32を係止部21より解除するための解除操作部17をボックス本体1内に配置すると共に、ボックス本体1の外部に露出して、手動キーを差し込む手動キー差込孔11と、上記解除操作部17に臨んで配置される作業用窓部13と、上記手動キー差込孔11に差し込まれる手動キーのキー操作により上記作業用窓部13を開いた状態と閉じた状態とに切り替える遮蔽部材14とをそれぞれ設け、上記手動キーのキー操作によって遮蔽部材14が開いた状態でのみ外部から作業用窓部13を介して解除操作部17を操作自在としてなることを特徴としている。
このように構成することで、停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生して電気錠16を電気的に解除することができない場合は、ボックス本体1の外部からの手動キーによる遮蔽部材14の開き操作と、開かれた作業用窓部13からの解除操作部17の解除操作との二段階操作によって電気錠16の可動部189を操作でき、被係止部325を係止部216から解除して扉3を開くことができる。従って、手動キーによって遮蔽部材14を開放しないかぎり、解除操作部17が外部に露出することがなく、作業用窓部13の存在がわからず、また仮りに遮蔽部材14が手動キー以外の手段で遮蔽部材14が開かれたとしても、作業用窓部13が現れるだけで、この段階では未だ電気錠16は解除されず、扉3を開くことができない。このような2重の防犯対策によって、郵便物のような投入物を盗まれたりすることがなくなり、また、子供がいたずらで解除操作部17を操作したりするのを確実に防止できる。
また、上記手動キーのキー操作を回し操作とし、上記解除操作部17の解除操作を押し操作とするのが好ましく、この場合、電気錠16の解錠までの2段階の操作に、多様性を持たせることができ、防犯効果をより高めることができる。
本発明は、ボックス本体の外部からの手動キーによる遮蔽部材の開き操作と、開かれた作業用窓部からの解除操作部の解除操作との二段階操作でしか電気錠を外部から解錠できないようにしているので、防犯効果に優れた収納ボックスを提供できるものである。
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基いて説明する。
添付図面に示す本発明の実施形態は、図12及び図13に示すように、収納装置7の主体を構成するボックス本体1には開口部と開口部の背面側に配達物等を投入するための投入口12が設けてあり、開口部には開閉自在に扉3が取付けてある。
扉3は一端部がボックス本体1の開口部の縁部(一側縁部)に設けた枢支部により回動自在に連結してあり、この扉3の他端部(枢支部と反対側の端部)の裏面側には被係止部32が設けてある。実施形態では扉3の裏面から突出する一対の突片の先端間に被係止棒33を架設することで被係止部32を構成してある。
ボックス本体1の開口部の上記扉3を取付けている枢支部と反対側の縁部には図6乃至図11に示すような錠機構ハウジング8が取付けてある。錠機構ハウジング8内には係止具2とアーム部5と駆動機構6が取付けてある。
係止具2は、図6に示すように、係止具2の略中央を軸23によって錠機構ハウジング8に回動自在に軸支して配設されており、係止具2に設けられた略U字形状の係止部21に扉3に設けられた被係止部32を嵌め込み、ボックス本体1に扉3を係止するようになっている。係止具2は、扉3を係止している時の状態(扉閉塞位置;図6の状態)から、扉3を開放している時の状態(扉開放位置;図8の状態)までの範囲で回動するようになっている。以下、便宜上、係止具2が扉閉塞位置にある状態について、係止具2の軸23を下方とし係止部21を上方として、更に、収納装置7の扉3側を前方として詳述する。
図6に示す該係止具2は、扉3に設けられた前記被係止部32を嵌め込んで係止するU字形状の係止部21が係止具2本体の中央部のやや上方に形成されており、係止具2の略中央(係止部21の下方)を軸23で錠機構ハウジング8に回動自在に軸支してある。係止具2の一側部(本例にあっては後方側)の下方には、軸芯と略水平の部位に位置するように、アーム部5に係止されて且つ横部221と斜部222を有する先端程細い略三角形状の第2係止部22が後方に向かって突設してあり、この扉閉塞位置において、横部221が水平状態となり且つ斜部222が横部221の下方に位置するように形成されている。該第2係止部22が形成される一側部の反対側の他側部(本例にあっては前方側の側部)に沿うようにして被駆動片24が下方に向けて突設されている。更に、係止具2の一側部の上部には、係止具2が扉開放位置にある状態において略垂直の回動防止片25が設置されている。
前記被駆動片24には駆動部4としてのばねが取付けてあり、係止具2をボックス本体1中側からボックス本体1外側に対して(即ち、前方に向かって)回動する回転力を付与してある。錠機構ハウジング8には、回動防止部81が突設されており、係止具2に設けられた回動防止片25に当接することで、係止具2が扉開放位置の状態に保持されるようになっている(図8参照)。
該係止部21の対向する側片部211,212のうち一側部側の側片部211は側片部211から上方へ順に、ガイド部26、突部27が連続して形成されている。ガイド部26は、図8に示す扉開放位置において、水平となるように形成されており、且つ扉3に形成される被係止部32に設けた被係止棒33の上部とちょうど同じ高さ位置になるように設定されており、図9及び図10に示すように、扉3を閉じると被係止部32の被係止棒33の上部が係止具2の上部先端に設けられた突部27に当たって、係止具2を上に押し上げながら進み、ガイド部26に当たり、更に、扉3を閉じる方向に扉3を回動することで、係止具2の駆動部4としてのばねによる回転力に抗しながら係止具2をボックス本体1外側から中側に向けて(即ち、後方に向けて)回動させて、係止具2を扉閉塞位置の状態にさせると共に、被係止部32の被係止棒33が係止部21の一側部側の側片部211に沿って、係止部21のU字状の溝奥側に向けて被係止棒33が嵌め込まれ、扉3がボックス本体1に係止されるようになっている。
このように扉閉塞位置にある係止具2は、アーム部5によってその扉閉塞位置の状態を保持される(図6参照)。
アーム部5は、上下に長い本体部51で主体が構成されており、本体部51の略中央を軸54によって錠機構ハウジング8に回動自在に軸支されている。アーム部5の本体部51の係止具2が設置されている側の上部には、横辺521と斜辺522を有し先端程細くなる略三角形状の係止片52が、先端を係止具2に臨むように突設してあり、係止具2の扉閉塞位置の状態において(係止具2との係止状態において)、係止片52の横辺521が水平となるように形成され、また、斜辺522が横辺521の上方に位置するようにして形成されている。更に、本体部51の下方はY字形状に分岐しており、下方に向けて延びた側を駆動機構6に従動する従動部53とし、側方に延びた側を駆動用突部55としている。
駆動用突部55の先端部には第2駆動部9としてのばねが取付けてあり、アーム部5の上部に備わる係止片52をボックス本体1中側からボックス本体1外側に対して(前方に向かって)回動する回転力を付与してある。上記のように、扉3がボックス本体1に対して閉じる方向に回動すると、係止具2は扉開放位置から扉閉塞位置に至る途中で、係止具2の第2係止部22の斜部222がアーム部5に設けられた係止片52の斜辺522に当接してアーム部5を後方に押圧すると共に、第2駆動部9が付与する回転力に抗してアーム部5を後方に向かって回動させ、その第2係止部22が係止片52を越えた後、アーム部5は第2駆動部9が付与する回転力に従って係止片52を前方に向けて移動させるように復元し、係止具2の第2係止部22の横部221はアーム部5の係止片52の横辺521に当接して、係止具2はアーム部5に係止される。このようにして係止具2は扉閉塞位置に保持される。
一方、扉3を開放する手段として、駆動機構6が設けられている。この駆動機構6は、モーターのような回転駆動装置61と、偏芯カム62とから構成されている。回転駆動装置61は錠機構ハウジング8に固設してあり、実施形態の回転駆動装置61の回転軸611には螺旋状のウォーム溝が螺刻されるウォーム部63が嵌着されている。更に、ウォーム部63と噛み合う円盤状のホイール部64が、中心軸65によって錠機構ハウジング8に回転自在に軸支されている。円盤状のホイール部64の一端面には偏芯カム62が一体となって形成されており、他端面にはドグ部材66に設けられた係止突部661が挿入される凹所が形成されている。ドグ部材66は、円形板状のドグ部材66の外周の一部に径方向に突設するドグ突部661が形成されており、ドグ部材66の一端面には、ホイール部64に設けられた凹所に挿入する係止突部が突設される。このドグ部材66の係止突部をホイール部64の凹所に挿入することでドグ部材66をホイール部64に装着するが、このドグ部材66に設けられたドグ突部661と180°異なる位相の部位に、ホイール部64の偏芯カム62の中心からの距離が最も長い部位が位置するようになっている。
図11に示すように、ホイール部64の偏芯カム62の初期位置(即ち係止具2が扉閉塞状態にある時の位置)は、偏芯カム62の中心からの距離が最も長い部位をアーム部5の従動部53から最も離れる位置に設定する。このとき、アーム部5に備わる従動部53と偏芯カム62(偏芯カム62の中心からの距離が最も短い部位)とは、離間して僅かの隙間Sを介するようになっている。
このように構成される駆動機構6は、回転駆動装置61に通電することでウォーム部63を備える回転軸611が回転されると、ウォーム部63に噛み合うホイール部64が回転する。初期位置にある偏芯カム62はホイール部64の回転と共に回転して、従動部53のアーム部5に設けられる係止片52が突設されていない側の側面に、該偏芯カム62が当接して、ばね(第2駆動部9)によるアーム部5の回転力に抗するようにして(即ち、アーム部5上方の係止片52が後方に移動するようにして)アーム部5を回動させる。このようにアーム部5が回動することで、アーム部5の上部に備わる係止片52と係止具2の第2係止部22との係止状態が解除される。詳しくは、係止具2の第2係止部22が上方に向けて(図6の矢印Aの方向に)係止片52に対して負荷し続けている係止状態から、軸支されたアーム部5が上記のように回動することで、係止片52が矢印B(図6)に示すような略上方に移動するので(即ち、第2係止部22が係止片52に及ぼす力と略同じ方向に移動する)、該係止状態が解除される。このように係止が解除された係止具2は、駆動部4による回転力に従って、ボックス本体1中側からボックス本体1外側に向けて勢いよく回動すると共に、係止具2に設けられた係止部21に嵌まり込んでいる扉3の被係止部32も係止部21と共に移動し、ボックス本体1外方に向けて導出されて勢いよく扉3が開こうとするが、扉3に設けられる被係止部32の被係止棒33が係止具2の突部27に設けられた引掛け部28に当たって扉3の勢いが減じられる。これにより、駆動部4が扉3を開ける力を加えているときに扉3が勢いよく開くことを防止されることになる。
一方、偏芯カム62はアーム部5の従動部53を押圧後においても回転を継続して、一回転して初期位置に戻り、該初期位置において停止する。
このように勢いが減じられた被係止棒33は、係止具2の引掛け部28を乗り越える。そして、被係止棒33が引掛け部28を乗り越えた後は、駆動部4であるばねの力が扉3に作用せず、要するに、被係止棒33が引掛け部28を乗り越えた後は、突部27や駆動部4とは無関係に扉3を手で掴んで軽い操作ですばやく全開することができる。なお、被係止棒33が引掛け部28を乗り越えずに引掛け部28に当接した状態で停止した場合であっても、扉3を手で掴んで全開位置まで容易に開くことができる。
このように、偏芯カム62の初期位置において偏芯カム62とアーム部5に設けられた従動部53との間に隙間Sを介して設置したことで、回転駆動装置61の起動時における回転軸611の回転にかかる負荷を低減できるので、回転駆動装置61の起動トルクを最小限に抑えることができる。
また、扉3を開放するにあたって、係止具2の第2係止部22が上方に向けて係止片52に対して負荷し続けている係止状態から、軸支されたアーム部5を回動させて、係止片52を円弧状に上方に逃がすようにして係止状態を解除するように構成したので、係止具2が扉閉塞位置に位置する状態で扉3を開く方向に(即ち、前方に向かって)強制的に回転力を与えた係止具2がアーム部5に対して及ぼす力の方向(図6矢印A参照)と、前記アーム部5の扉閉塞位置にある係止を解除する方向(図6矢印B参照)とを略同じ方向にすることができる。これにより、ボックス本体1内部から扉3に向かって外力F(図6参照)を負荷させても、扉3を開放する機構において引っ掛り等が生じることがないので、扉3を簡単に且つスムーズに開錠することができる。
また、上述した通り、偏芯カム62は初期位置からの一回転でボックス本体1の扉3の開放動作を行ない、回転駆動装置61の回転のON/OFFを制御することで扉3の開放を行なっているが、その制御方法を以下に詳述する。
添付図面に示す実施形態の錠機構ハウジング8は、図6乃至図11に示すように、錠機構ハウジング8の下方にマイクロスイッチから成る接触スイッチMが配設されており、接触スイッチMの押ボタンM1をホイール部64に設けられたドグ部材66の中心軸65に臨むように設置され、且つ回転するドグ部材66に装着されたドグ突部661によって該押ボタンM1が押下されるように設置されている。このようにして設置された接触スイッチMは、初期位置にある偏芯カム62よりも180°異なった位相の位置にドグ突部661が位置しており、この初期位置において、接触スイッチMの押ボタンM1を押下してON状態となっている。そして、回転駆動装置61の回転駆動に伴いウォーム部63を介して、ホイール部64が回転し、その回転に追従してドグ部材66も回転する。ドグ部材66の回転に伴い接触スイッチMの押ボタンM1の押下状態が解除されてOFF状態となり、偏芯カム62が半回転してアーム部5を押圧することで扉3を開放する動作後、偏芯カム62が初期位置に戻ると共にドグ部材66のドグ突部661も初期位置に戻り、再び接触スイッチMの押ボタンM1を押下してON状態となり回転が停止する。このようにして、偏芯カム62の一回転を制御して、回転駆動装置61の駆動信号のON/OFFを制御している。
なお、本実施形態における回転駆動装置61は、ウォーム部63及びホイール部64にて偏芯カム62に回転運動を伝達しているが、回転駆動装置61の回転を偏芯カム62に直接伝達する構成であってもよい。
このようにして構成された収納装置7は縦方向、あるいは横方向、あるいは縦方向及び横方向に複数並べ配置されることで集合収納装置を構成するようになっている。
本発明の収納装置の一例として、郵便入れを実施例として説明する。
図12は集合収納装置の例を示しており、本実施形態においては、図12及び図13に示すように収納ボックス10内を上下に仕切り30により複数に仕切って、一つの収納ボックス10に複数のボックス本体1を形成した例であり、収納ボックス10の各ボックス本体1に対応する部位には投入口12を設け、また、各ボックス本体1の開口部にそれぞれ扉3を取付け、また、各ボックス本体1にそれぞれ係止具2、アーム部5、駆動機構6を設けた上記構成の錠機構ハウジング8を取付けて郵便入れとなる収納装置7を構成してある。つまり、図12の実施形態では一つの収納ボックス10に郵便入れである複数の収納装置7を形成した例であって、集合住宅のロビーなどに設置される。
図12の実施形態では、上記郵便入れや宅配ボックス20を構成する収納ボックス10を縦方向、横方向に複数並べて集合収納装置を構成してあり、更に、この実施形態では縦方向に複数並べた収納ボックス10はそれぞれ宅配ボックス20の上に載設してある。
上記上下に並べた収納ボックス10のうち下部の収納ボックス10の複数の扉3のうちの一つには認証部50が設けてあり、集合住宅の各戸毎に与えられる半導体メモリを備える非接触ICカードから成る認証媒体、あるいは携帯電話機に内蔵した半導体メモリを用いた非接触ICカードと同様に用いることができる認証媒体を、認証部50に近づける又は接触させることで、認証媒体に登録された情報が、あらかじめ登録されている情報と規定の関係を満たすか否かの照合を行い、照合結果が合格であれば認証して該認証された該当する収納ボックス10の扉3開放に伴う上述した動作を行なわせるために回転駆動装置61を動作させ、開錠を行なうように制御部(図示なし)により制御するようになっている。
上記のように、1箇所に設けた認証部50で複数の収納装置7の駆動機構6の中から近づけた認証媒体に対応する駆動機構6を選んで認証を行なうと、複数の駆動機構6の中から該当する駆動機構6の回転駆動装置61が駆動すると共にアーム部5が回動させられて、アーム部5と係止具2との係止状態が解除され、更に、駆動部4により係止具2が回動して係止部21がボックス本体1中側からボックス本体1外側に対して回動して扉が開く。このとき、収納装置7の背面に備わる投入口12から投入された大型の配達物が無理矢理押し込まれることによって、ボックス本体1内部から扉3に対して外力が作用していたとしても、係止具2がアーム部5に及ぼす力の方向と、認証の適合を受けて開錠する際の、係止具2を係止するアーム部5の係止状態の解除に伴うアーム部5の退避する方向とが、略同じ方向になるように構成しているから、その該当する収納ボックス10の扉3が開錠できないというおそれがない。
なお、上記実施形態では収納ボックス10内を仕切り30で仕切って複数のボックス本体1を形成した例を示したが、それぞれ別体の収納装置7を並べたものであってもよい。
ここで本発明においては、上記電気錠16の電気的操作による解除とは別に、上記電気錠16の可動部18を操作して被係止部32を係止部21より解除するための解除操作部17をボックス本体1内に配置している。さらに、上記係止具26のアーム部5の上端側から後方に向かって可動部18(図4、図6〜図11参照)が突設され、可動部18が後述する解除操作部17によって操作されることで上記アーム部5が回動させられて、上記アーム部5の上部に備わる係止片52と係止具2の第2係止部22との係止状態が解除されるようになっている。
一方、ボックス本体1の外部に露出するように、手動キーを差し込む手動キー差込孔11と、上記解除操作部17に臨んで配置される作業用窓部13と、上記手動キー差込孔11に差し込まれる手動キーのキー操作により上記作業用窓部13を開いた状態と閉じた状態とに切り替える遮蔽部材14とがそれぞれ設けられており、手動キーのキー操作によって遮蔽部材14が開いた状態でのみ外部から作業用窓部13を介して解除操作部17を操作自在となっている。
図1の実施形態では、ボックス本体1の扉3よりも下側の隅部に、手動キー差込孔11と、作業用窓部13とが並んで設けられている。作業用窓部13の奥には、図2に示すような遮蔽部材14が収納配置されている。遮蔽部材14は作業用窓部13を覆う大きさ、形状を有しており、その一端に回転軸部15が設けられ、手動キーの回し操作(図1の矢印J方向)に連動して遮蔽部材14は回転軸部15を中心に矢印L方向に回転して、作業用窓部13を開くことができるものであり、手動キーを戻し操作(図1の矢印Jと反対方向)すると、遮蔽部材14は回転軸部15を中心に矢印Lと反対方向に回転して、作業用窓部13が閉じられるようになっている。
遮蔽部材14の更に奥には、作業用窓部13に臨む位置に電気錠16の解除操作を行なうための解除操作部17が配置される。本例の解除操作部17は、図3、図4、図5に示すように、アングル材70にガイドされて前後移動自在に支持されていると共に、ばね材41にて常に前方にばね付勢されている。アングル材70の後端部には、解除アーム42の一端下部が固定軸40を介して回転自在に連結されている。一方、解除操作部17の後端部は、可動軸71を介して解除アーム42の一端上部に回転自在に連結されている。これにより、解除操作部17を図4の矢印E方向に押すと可動軸71が後方に移動するのに伴い解除アーム42全体が固定軸40を中心として図4の矢印Gで示す方向に回転して、解除アーム42の他端に連結された解除シャフト19が下方に引っ張られる。この解除シャフト19は上方向に延びており、その上端部がスプリング45を介して、錠機構ハウジング8側に取り付けられたシャフトガイド部材43に連結支持されている。この解除シャフト19の途中には、前述の電気錠16のアーム部5から突出した可動部18に係止される解除ブラケット44が取り付けられており、解除シャフト19の下降によって解除ブラケット44が図4の矢印H方向に可動部18を押し下げ、これにより、アーム部5が回転して、扉3側の被係止部32をボックス本体1側の係止部21から解除するように構成されている。
次に扉3を手動で開ける場合の動作を説明する。停電や断線、あるいはシステムのトラブル等が発生して電気錠16を電気的に解除することができない場合は、ボックス本体1の外部から手動キーを手動キー差込孔11に差し込んで回し操作すると遮蔽部材14が回転して作業用窓部13が開かれる。この状態で外部から指或いは治具を作業用窓部13に挿入して解除操作部17を押す。これにより、解除アーム42が回転して解除シャフト19を下方に押し下げ、解除シャフト19に取り付けた解除ブラケット44が、係止具26のアーム部5の上端側から後方に向かって突設している可動部18を押し下げることでアーム部5が回動する。このアーム部5の回動方向と、アーム部5の上部に備わる係止片52と係止具2の第2係止部22との係止状態が解除される方向とが一致しているため、係止状態が解除され、扉3を手で開くことができる状態なる。
その後、解除操作部17の押し操作を止めると、解除操作部17がバネ材によって戻り、解除シャフト19がスプリング45によって上昇することで、解除操作部17による可動部18の押し下げ動作が終了する。そして、扉3を開いた後に、手動キーを反回転させて手動キー差込孔11から引き抜くと、遮蔽部材14が元の位置に戻って作業用窓部13を閉鎖する。
しかして、ボックス本体1の外部からの手動キーによる遮蔽部材14の開き操作と、開かれた作業用窓部13からの解除操作部17の解除操作との二段階操作によって電気錠16の可動部189を操作することで被係止部325を係止部216から解除して扉3を開くことができるので、手動キーによって遮蔽部材14を開放しないかぎり、解除操作部17が外部に露出することがなく、作業用窓部13の存在がわからず、また仮りに手動キー以外の手段で第三者が遮蔽部材14を開いたとしても、作業用窓部13が開放されるだけで、この段階では未だ電気錠16は解除されず、扉3を開くことができない。つまり2段階の操作をしない限り扉3を開くことができず、かかる2重の防犯対策によって、郵便物を盗まれることがなくなり、また、子供がいたずらで解除操作部17を操作したりする心配もなくなる。
また、上記手動キーのキー操作を回し操作とし、上記解除操作部17の解除操作を押し操作としたことにより電気錠16の解錠までの2段階の操作に、多様性を持たせることができ、防犯効果をより高めることができる利点がある。そのうえ回し操作と押し操作は、きわめて簡易な操作であり、特別の複雑な操作や部材を必要とせずに解錠できて利便性を高めることができる利点もある。
そのうえ、作業用窓部13は通常時は遮蔽部材14に覆われているため、デザイン性にも優れる利点がある。
前記実施形態では、解除操作部17の押し操作を可動部18の押し下げ動作に変換する構成を説明したが、例えば解除操作部17を回す動作、或いは引っ張る動作、或いは押し下げる動作、或いは押し上げる動作等、押し以外の動作を可動部18の押し下げ動作に変換する構成とすることも可能である。
また、解除操作部17の押し操作は指以外の治具を用いて行なう場合において、例えば、手動キーを回し操作して作業用窓部13を開放した段階で、一旦、手動キーを手動キー差込孔11から引き抜き、この手動キーを作業用窓部13に差し込んで解除操作部17の押し操作を行なう構成とすることも可能である。この場合、手動キーを治具として使用でき、使い勝手が一層よくなる。
さらに、手動キー差込孔11及び作業用窓部13を備えた部位を、例えばマンションのエントランスや、戸建住宅の住民居住空間に面して配置するのが好ましく、これにより、セキュリティ性の向上が図られる。
本発明の一実施形態の収納ボックスに手動キー差込孔と作業用窓部を設けた場合の正面図である。 同上の作業用窓部を開閉する遮蔽部材の説明図である。 同上の遮蔽部材の背後に配置される解除操作部と電気錠の可動部との連結構造を説明する側面図である。 図3の正面図である。 図3の分解斜視図である。 同上の電気錠を説明する正面図であり、扉が閉錠されている図である。 同上の係止具の係止状態を解除した直後の図である。 同上の扉が開錠されて開放している状態の図である。 同上の扉を押し込んで閉錠に至る途中の図である。 同上の扉を押し込んで閉錠直前の図である。 同上の係止具が係止されている状態の図である。 同上の複数の収納装置を並べて構成した集合収納装置を示す斜視図である。 (a)は同上の正面図であり、(b)は同上の背面図である。
符号の説明
1 ボックス本体
2 係止具
3 扉
10 収納ボックス
11 手動キー差込孔
12 投入口
13 作業用窓部
14 遮蔽部材
16 電気錠
17 解除操作部
18 可動部
21 係止部
32 被係止部

Claims (2)

  1. ボックス本体と、ボックス本体に設けた取出し用開口部に開閉自在に取付けた扉と、ボックス本体内に配達物を投入するための投入口とを備え、扉で開口部を閉じた状態で扉側に設けた被係止部をボックス本体側に設けた係止部に電気錠により係止するようにした収納ボックスにおいて、上記電気錠の電気的操作による解除とは別に、電気錠の可動部を操作して被係止部を係止部より解除するための解除操作部をボックス本体内に配置すると共に、ボックス本体の外部に露出して、手動キーを差し込む手動キー差込孔と、上記解除操作部に臨んで配置される作業用窓部と、上記手動キー差込孔に差し込まれる手動キーのキー操作により上記作業用窓部を開いた状態と閉じた状態とに切り替える遮蔽部材とをそれぞれ設け、上記手動キーのキー操作によって遮蔽部材が開いた状態でのみ外部から作業用窓部を介して解除操作部を操作自在としてなることを特徴とする収納ボックス。
  2. 上記手動キーのキー操作を回し操作とし、上記解除操作部の解除操作を押し操作としたことを特徴とする請求項1記載の収納ボックス。
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