JP2009219686A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2009219686A
JP2009219686A JP2008067699A JP2008067699A JP2009219686A JP 2009219686 A JP2009219686 A JP 2009219686A JP 2008067699 A JP2008067699 A JP 2008067699A JP 2008067699 A JP2008067699 A JP 2008067699A JP 2009219686 A JP2009219686 A JP 2009219686A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
front frame
guard member
lock
frame
locked
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008067699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5012598B2 (ja
Inventor
Tomonori Takeuchi
智紀 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority to JP2008067699A priority Critical patent/JP5012598B2/ja
Publication of JP2009219686A publication Critical patent/JP2009219686A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5012598B2 publication Critical patent/JP5012598B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】前枠の左端部および支持枠の左端部相互間から遊技盤にピアノ線を挿入する不正行為を行うことが困難なパチンコ遊技機を提供すること。
【解決手段】前枠の閉鎖状態でシリンダー錠が施錠状態に操作されている場合には前枠ロック機構がロック状態になることに基づいて前枠が軸とは反対側の右端部で内枠にロックされている。この前枠ロック機構のロック状態ではロックピン67がロック孔84内に嵌合し、前枠左ガード部材78が左右方向から見て内枠左ガード部材61に重なる状態にロックされている。このため、不正行為者が前枠のロック状態で前枠の軸側である左端部を閉鎖状態から開放状態に向けて無理に操作したときに前枠の左端部および内枠の左端部相互間に隙間が発生し難くなるので、前枠の左端部および内枠の左端部相互間から遊技盤にピアノ線を挿入することが困難になる。
【選択図】図4

Description

本発明は前枠を閉鎖状態にロックするロック機構を備えたパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機には支持枠に前枠を閉鎖状態および開放状態相互間で移動可能に装着した構成のものがある。この支持枠は遊技盤を支持するものであり、前枠は透明な窓を支持するものであり、窓は前枠の閉鎖状態で支持枠の遊技盤に前方から対向する。このパチンコ遊技機にはロック機構が搭載されている。このロック機構は前枠が閉鎖状態から開放状態に向けて操作されることを禁止するものであり、前枠を閉鎖状態から開放状態に操作して遊技盤の障害釘を手指で曲げる等の不正行為を防止することを目的に搭載されている。この構成の場合、前枠が支持枠の左端部および右端部の一方である一端部に上下方向へ指向する軸を中心に回動可能に装着されており、ロック機構が前枠を軸とは反対側の他端部で閉鎖状態にロックしている。このため、前枠のうち軸側である一端部がロック機構側である他端部に比べて支持枠に対して移動し易い場合がある。
特開2004−65935号公報
上記パチンコ遊技機の場合、不正行為者が前枠のロック状態で前枠の軸側である一端部を閉鎖状態から開放状態に向けて無理に操作したときには前枠の一端部および支持枠の一端部相互間に隙間が発生する虞がある。このため、前枠の一端部および支持枠の一端部相互間の隙間から遊技盤にピアノ線を挿入し、遊技盤の障害釘にピアノ線を引掛けて障害釘を曲げる等の不正行為が行われる虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、前枠の軸側である一端部および支持枠の軸側である一端部相互間に隙間を発生させようとして前枠の一端部を閉鎖状態から開放状態に向けて無理に操作しようとしても隙間が発生し難く、前枠の軸側である一端部および支持枠の軸側である一端部相互間から遊技盤にピアノ線を挿入する不正行為を行うことが困難なパチンコ遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1記載のパチンコ遊技機は[1]遊技盤〜[9]ロックピンを備えたところに特徴を有している。
[1]遊技盤は遊技球が転動することが可能な遊技領域を有するものである。図2の符号27は遊技盤に相当し、図2の符号32は遊技領域に相当する。
[2]支持枠は遊技盤を支持するものであり、図2の内枠6は支持枠に相当する。
[3]前枠は支持枠の左端部または支持枠の右端部である一端部に上下方向へ指向する軸を中心に回動可能に設けられたものである。この前枠は透明な窓を支持するものであり、窓が遊技盤の遊技領域に前方から対向する閉鎖状態および閉鎖状態に比べて前方へ移動した開放状態相互間で回動操作される。図1の符号7は前枠に相当し、図1の上軸4および下軸5のそれぞれは軸に相当し、図1の符号14は窓に相当する。
[4]ロック機構は前枠が閉鎖状態から開放状態に向けて回動操作されることを禁止するロック状態および前枠が閉鎖状態から開放状態に向けて回動操作されることを許容するロック解除状態相互間で切換えられるものであり、ロック状態で前枠のうち軸とは反対側である他端部を支持枠にロックするものである。図2の前枠ロック機構40はロック機構に相当する。
[5]錠機構は操作子を有するものである。この操作子はロック位置およびロック解除位置相互間で前方から前枠の閉鎖状態で鍵を用いて移動操作されるものであり、錠機構は操作子がロック機構のロック状態でロック位置からロック解除位置に移動操作されることに基づいてロック機構をロック状態からロック解除状態に切換える。図2のシリンダー錠35は錠機構に相当し、図2のロータ37は錠機構35の操作子に相当する。
[6]固定側ガード部材は支持枠のうち軸側である一端部に設けられたものである。この固定側ガード部材は支持枠のうち軸側である一端部に沿って上下方向へ指向するものであり、前枠の閉鎖状態で前枠および支持枠相互間の隙間を塞ぐように支持枠から前方へ突出する。図2の前枠左ガード部材61は固定側ガード部材に相当する。
[7]可動側ガード部材は前枠のうち軸側である一端部に設けられたものである。この可動側ガード部材は前枠のうち軸側である一端部に沿って上下方向へ指向するものであり、前枠の閉鎖状態で前枠および支持枠相互間の隙間を塞ぐように左右方向から見て固定側ガード部材に重なる。図3の前枠左ガード部材78は可動側ガード部材に相当する。
[8]ロック孔は固定側ガード部材および可動側ガード部材の一方に設けられたものであり、図6の符号84はロック孔に相当する。
[9]ロックピンは固定側ガード部材および可動側ガード部材の他方に前進位置および後退位置相互間で移動可能に設けられたものである。このロックピンは前枠の閉鎖状態で前進位置に移動することに基づいてロック孔内に嵌合して可動側ガード部材が固定側ガード部材に対して移動することを禁止するものであり、前枠の閉鎖状態で後退位置に移動することに基づいてロック孔内から脱出して可動側ガード部材が固定側ガード部材に対して移動することを許容する。このロックピンは錠機構の操作子がロック位置からロック解除位置に移動操作されることに連動して前進位置から後退位置に移動操作されるものであり、錠機構の操作子がロック解除位置からロック位置に移動操作されることに連動して後退位置から前進位置に移動操作される。図4の符号67はロックピンに相当する。
前枠の閉鎖状態で錠機構の操作子がロック位置に操作されている場合にはロック機構がロック状態になることに基づいて前枠が前枠の軸とは反対側の他端部で支持枠にロックされている。このロック機構のロック状態ではロックピンがロック孔内に嵌合し、可動側ガード部材がロックピンおよびロック孔相互間の嵌合力で固定側ガード部材にロックされている。この可動側ガード部材は前枠の軸側である一端部に設けられたものであり、固定側ガード部材は支持枠の軸側である一端部に設けられたものであり、ロック機構のロック状態では可動側ガード部材および固定側ガード部材のそれぞれが左右方向から見て相互に重なることに基づいて前枠の一端部および支持枠の一端部相互間の隙間を塞いだ状態にロックされる。このため、不正行為者がロック機構のロック状態で前枠の一端部を閉鎖状態から開放状態に向けて無理に操作したときに前枠の一端部および支持枠の一端部相互間に隙間が発生し難くなるので、前枠の一端部および支持枠の一端部相互間から遊技盤にピアノ線を挿入することが困難になる。
錠機構の操作子が前枠の閉鎖状態でロック位置からロック解除位置に操作されたときにはロック機構が操作子の操作に連動してロック状態からロック解除状態になり、ロックピンが操作子の操作に連動して前進位置から後退位置に移動する。このため、ロック機構およびロックピンのそれぞれを個別に操作することなく前枠をロック解除する共通の状態に操作することができる。錠機構の操作子が前枠の閉鎖状態でロック解除位置からロック位置に操作されたときにはロック機構が操作子の操作に連動してロック解除状態からロック状態になり、ロックピンが操作子の操作に連動して後退位置から前進位置に移動する。このため、ロック機構およびロックピンのそれぞれを個別に操作することなく前枠をロックする共通の状態に操作することができる。
外枠1は、図1に示すように、前面および後面のそれぞれが開口する四角筒状をなすものである。この外枠1はパチンコホールの台島に設置されるものであり、外枠1の左端部には上金具2および下金具3のそれぞれが固定されている。これら上金具2および下金具3のそれぞれは水平な板状をなすものであり、上金具2には上下方向へ指向する円柱状の上軸4が固定され、下金具3には上下方向へ指向する円柱状の下軸5が固定されている。これら上軸4および下軸5のそれぞれは軸心線CLが相互に共通の垂直線に重なるように配置されたものであり、上軸4および下軸5のそれぞれには、図2に示すように、共通の内枠6が回動可能に装着されている。この内枠6は閉鎖状態および開放状態相互間で上軸4および下軸5の双方を中心に回動操作されるものであり、内枠6の閉鎖状態とは内枠6が前方から外枠1に接触した状態を称する。この内枠6の開放状態とは内枠6が上軸4および下軸5の双方を中心に閉鎖状態に比べて前方へ回動した状態であり、内枠6は内枠ロック機構を介して閉鎖状態にロックされている。
内枠6には、図1に示すように、内枠6の前方に位置して前枠7が装着されている。この前枠7は、図3に示すように、後面が開口する四角筒状をなすものであり、上下方向へ指向する左板部8と上下方向へ指向する右板部9と左右方向へ指向する上板部10と左右方向へ指向する下板部11を有している。この前枠7は内枠6と共通の上軸4および下軸5の双方を中心に内枠6に対して回動可能にされたものであり、閉鎖状態および開放状態相互間で上軸4および下軸5の双方を中心に回動操作される。この前枠7の閉鎖状態は前枠7の右板部9と上板部10と下板部11のそれぞれが内枠6に前方から接触した状態であり、前枠7の開放状態は上軸4および下軸5の双方を中心に閉鎖状態に比べて前方へ回動した状態である。この前枠7の左板部8は右板部9と上板部10と下板部11のそれぞれに比べて前後方向の長さ寸法が短く設定されており、前枠7が閉鎖状態および開放状態相互間で回動操作されることを許容するために前枠7の閉鎖状態で内枠6に対して前方に離間する。
前枠7の前端部には、図3に示すように、前板部12が形成されている。この前板部12は前枠7の前面を塞ぐものであり、前板部12には円形状の貫通孔13が形成されている。この前板部12には窓14が固定されている。この窓14は透明なガラス板からなるものであり、前板部12の貫通孔13を後方から塞いでいる。この前板部12には、図1に示すように、上皿15が固定されている。この上皿15は遊技球を貯留するものであり、上面が開口する容器状をなしている。内枠6には前枠7の下方に位置して下皿板16が固定されており、下皿板16には下皿17が固定されている。この下皿17は上皿15内から溢れた遊技球を受けるものであり、上面が開口する容器状をなしている。下皿板16にはハンドル台18が固定されており、ハンドル台18には発射ハンドル19が前後方向へ指向する軸を中心に回動可能に装着されている。この発射ハンドル19は遊技者が手指で操作するものであり、予め決められた発射停止位置および発射停止位置に比べて時計回り方向の発射位置相互間で操作される。
内枠6には、図2に示すように、上皿15の後方に位置して台板部20が形成されている。この台板部20は前枠7の閉鎖状態で前枠7の前板部12に対して平行となる板状をなすものであり、台板部20にはロータリーソレノイドからなる発射ソレノイド21が固定されている。この発射ソレノイド21は発射ハンドル19が発射停止位置に保持されている遊技停止状態で電気的にオフされるものであり、発射ハンドル19が発射停止位置から時計回り方向へ回動操作されている遊技状態で電気的にオンされる。この発射ソレノイド21は前後方向へ指向する出力軸22を有するものである。この発射ソレノイド21の出力軸22には打球槌23が連結されており、発射ソレノイド21は電気的なオン状態で打球槌23を待機位置および打球位置相互間で往復的に移動操作する。図2は打球槌23を待機位置で示すものであり、打球槌23の打球位置は待機位置に比べて反時計回り方向に設定されている。
内枠6の台板部20には、図2に示すように、発射レール24が固定されている。この発射レール24は発射ソレノイド21の電気的なオン状態で上皿15内から遊技球が1個単位で移送されるものであり、右から左に向けて上昇する傾斜状をなしている。この発射レール24の右端部には球止め部25が形成されており、球止め部25には遊技球が通過することが不能な大きさの貫通孔が形成されている。この球止め部25は上皿15内から発射レール24に移送された遊技球が発射レール24の右端部から転落することを防止するものであり、打球槌23は待機位置から打球位置に移動することに基づいて球止め部25が転落不能に支持する遊技球を球止め部25の貫通孔を通して右から左に向けて叩き、発射レール24に沿って右から左に向けて転動させる。
内枠6には、図2に示すように、台板部20の上方に位置して遊技盤収納室26が形成されている。この遊技盤収納室26は前面が開口する凹状をなすものであり、遊技盤収納室26内には垂直な板状の遊技盤27が収納されている。この遊技盤27には内レール28と外レール29と球止め部材30が固定されている。内レール28は上面が開口する円弧状をなすものであり、外レール29は内レール28の外周部に配置された円弧状をなすものであり、球止め部材30は内レール28の右端部および外レール29の右端部相互間の隙間を塞いでいる。これら内レール28および外レール29相互間には左側部に位置して発射通路31が形成されている。この発射通路31は下端部および上端部のそれぞれが開口する円弧状をなすものであり、発射通路31の下端部の入口は発射レール24の左端部に隙間を介して対向している。この発射通路31の入口は発射レール24の左端部から発射された遊技球が進入するものであり、発射通路31内に進入した遊技球は発射通路31に沿って円弧状の軌跡を描きながら上昇した後に発射通路31の上端部の出口から放出される。
遊技盤27には、図2に示すように、発射通路31の右方に隣接して遊技領域32が形成されている。この遊技領域32は内レール28と外レール29と球止め部材30によって囲まれた領域のうち発射通路31を除く残りの円形状の領域を称するものであり、発射通路31の出口から放出された遊技球が転動することが可能な最大範囲に相当する。遊技盤27には遊技領域32内に位置して複数の障害釘が固定されており、発射通路31の出口から遊技領域32内に放出された遊技球は障害釘に当りながら遊技領域32内を落下する。この遊技領域32は前枠7の閉鎖状態で窓14に後方から対向するものであり、遊技領域32は前枠7の閉鎖状態で前方から窓14を通して視認可能にされている。
遊技盤27には、図2に示すように、入賞口33が固定されている。この入賞口33は遊技領域32内に配置されたものであり、上面が開口するポケット状をなしている。この入賞口33は遊技領域32内を転動する遊技球が入賞することが可能なものであり、遊技球が入賞口33内に上面から入賞したときには上皿15内に遊技球が賞品として払出される。遊技盤27には貫通孔状のアウト口34が形成されている。このアウト口34は内レール28の最低部に配置されたものであり、入賞口33内に入賞しなかった遊技球は内レール28に沿って転動することに基づいてアウト口34内に進入し、アウト口34を通して遊技盤27の後方に排出される。
内枠6には、図2に示すように、右下部に位置してシリンダー錠35が装着されている。このシリンダー錠35は内枠6の前方に配置されたものであり、図1に示すように、前枠7の閉鎖状態で前方に操作可能に露出する。このシリンダー錠35は、図2に示すように、ベース36およびロータ37を有するものであり、ベース36は内枠6に固定されている。ロータ37は前後方向へ指向する円筒状をなすものであり、ベース36に予め決められたロック位置およびロック位置に対して反時計回り方向へ90°回転したロック解除位置相互間で前後方向へ指向する軸を中心に回転可能に装着されている。このロータ37には鍵穴38が形成されており、鍵穴38はロータ37のロック位置で上下方向へ指向し、ロータ37のロック解除位置で左右方向へ指向する。この鍵穴38は前枠7の閉鎖状態で前方からロータ37内に専用の鍵を着脱可能に挿入するためのものであり、シリンダー錠35は専用の鍵が挿入されていない状態でロータ37がロック位置に回転不能にロックされた施錠状態になり、専用の鍵が挿入された状態でロータ37がロック位置およびロック解除位置相互間で回転可能にロック解除された解錠状態になる。
前枠7は、図2に示す前枠ロック機構40を介して閉鎖状態にロックされている。この前枠ロック機構40は前枠7が閉鎖状態から開放状態に回動操作されることを禁止するロック状態および閉鎖状態から開放状態に回動操作されることを許容するロック解除状態相互間で切換えられるものであり、シリンダー錠35は前枠7の閉鎖状態で前枠ロック機構40をロック状態からロック解除状態に切換えるための操作機構として機能する。この前枠ロック機構40の詳細構成は次の通りである。
内枠6の右側部には、図2に示すように、上下方向へ指向する板状のロックベース41が固定されている。このロックベース41は内枠6の後方に配置されたものであり、内枠6の閉鎖状態で外枠1の内部に挿入される。このロックベース41には2本のスリット42が形成されている。これら両スリット42のそれぞれは上下方向へ指向する貫通孔からなるものであり、両スリット42内のそれぞれにはスライドプレート43のガイドピン44が挿入されている。これら両ガイドピン44のそれぞれは左右方向へ指向する円柱状をなすものであり、スライドプレート43は両ガイドピン44のそれぞれの外周面がスリット42の内面に沿って案内されることに基づいてロック位置およびロック位置に比べて下方のロック解除位置相互間で上下方向へ移動操作される。図2はスライドプレート43をロック位置で示すものである。
ロックベース41には、図2に示すように、両スリット42のそれぞれの上方に位置してピン45が固定されている。これら両ピン45のそれぞれは左右方向へ指向する円柱状をなすものであり、両ピン45のそれぞれにはスプリング46の上端部が引掛けられている。これら両スプリング46のそれぞれは引張りコイルスプリングからなるものであり、両スプリング46のそれぞれの下端部はガイドピン44に引掛けられている。これら両スプリング46のそれぞれはスライドプレート43を上方へ付勢するものであり、スライドプレート43は両ガイドピン44のそれぞれがスプリング46のばね力でスリット42の内面に上端部で接触することに基づいてロック位置に保持されている。このスライドプレート43はシリンダー錠35のロータ37にアームを介して連結されたものであり、ロータ37のロック位置では両スプリング46のばね力でロック位置に保持され、ロータ37がロック位置からロック解除位置に回転操作されることに基づいて両スプリング46のそれぞれのばね力に抗してロック位置からロック解除位置に下降操作される。
スライドプレート43には、図2に示すように、2本のフックプレート47が形成されている。これら両フックプレート47のそれぞれはスライドプレート43から前方に突出するものであり、両フックプレート47のそれぞれには前端部に位置して爪部48が形成されている。これら両爪部48のそれぞれはフックプレート47から上方へ突出するものであり、スリット49を通して内枠6の前方に突出している。これら両スリット49のそれぞれは内枠6の右側部に形成されたものであり、両スリット49のそれぞれは爪部48がフックプレート47と共にロック位置およびロック解除位置相互間で移動することを許容するように上下方向へ指向している。
前枠7の右板部9には、図3に示すように、2個のロック金具50が固定されており、両ロック金具50のそれぞれには上下方向へ指向する係合孔51が形成されている。これら両ロック金具50のそれぞれは前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置に操作されている場合にフックプレート47の爪部48が係合孔51を通して下方から係合するものであり、前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置に操作されている場合には前枠7が爪部48およびロック金具50相互間の係合力で閉鎖状態から開放状態に回動操作されることが不能にロックされている。
前枠7のロック状態でシリンダー錠35の鍵穴38内に鍵が挿入されたときにはシリンダー錠35が施錠状態から解錠状態に切換わり、シリンダー錠35のロータ37がロック位置およびロック解除位置相互間で回転可能な状態になる。このシリンダー錠35の解錠状態で鍵が反時計回り方向へ90°回転操作されたときにはロータ37が鍵と共にロック位置からロック解除位置へ回転し、スライドプレート43が鍵の操作力で両スプリング46のそれぞれのばね力に抗してロック位置からロック解除位置に下降し、両フックプレート47のそれぞれの爪部48がロック金具50から外れる。この前枠ロック機構40のロック解除状態で前枠7が閉鎖状態から前方へ操作されたときには両フックプレート47のそれぞれの爪部48がロック金具50の係合孔51内から抜取られ、前枠7が閉鎖状態から開放状態に回動操作される。
シリンダー錠35のロータ37がロック解除位置に操作されたまま前枠7が開放状態から後方へ操作されたときには両フックプレート47のそれぞれの爪部48がロック金具50の係合孔51内に進入し、前枠7が開放状態から閉鎖状態に到達する。この前枠7の閉鎖状態で鍵が時計回り方向へ90°操作されたときにはスライドプレート43が鍵の操作力および両スプリング46のそれぞれのばね力の双方でロック解除位置からロック位置に上昇し、両フックプレート47のそれぞれの爪部48がロック金具50に下方から係合することに基づいて前枠7が閉鎖状態にロックされる。前枠ロック機構40は以上のように構成されている。
前枠7は、図4に示すように、前枠ガード機構60を介して閉鎖状態にロックされている。この前枠ガード機構60は前枠7が閉鎖状態にロックされた状態で内枠6および前枠7相互間から遊技盤27内にピアノ線が挿入されることを防止するものであり、前枠7が閉鎖状態から開放状態に回動操作されることを禁止するガード状態および前枠7が閉鎖状態から開放状態に操作されることを許容するガード解除状態相互間で切換えられる。この前枠ガード機構60は前枠ロック機構40と共通のシリンダー錠35を操作機構とするものであり、前枠ロック機構40がシリンダー錠35の操作に基づいてロック状態からロック解除状態に切換わることに連動してガード状態からガード解除状態に切換わり、前枠ロック機構40がシリンダー錠35の操作に基づいてロック解除状態からロック状態に切換ることに連動してガード解除状態からガード状態に切換わる。この前枠ガード機構60の詳細構成は次の通りである。
内枠6には、図2に示すように、内枠6の前方に位置して内枠左ガード部材61および内枠右ガード部材62のそれぞれが固定されている。内枠左ガード部材61は前枠7の閉鎖状態で前枠7の左板部8および内枠6の左端部相互間の隙間を塞ぐように内枠6から前方へ突出するものであり、内枠6の左端部に沿って上下方向へ指向している。内枠右ガード部材62は内枠6から前方へ突出するものであり、内枠6の右端部に沿って上下方向へ指向している。これら内枠左ガード部材61および内枠右ガード部材62のそれぞれは、図4に示すように、ベース部63と外側ガード部64と内側ガード部65を有している。ベース部63は上方から見て左右方向へ指向する板状をなすものであり、内枠左ガード部材61はベース部63を内枠6にネジ止めすることに基づいて内枠6に固定され、内枠右ガード部材62はベース部63を内枠6にネジ止めすることに基づいて内枠6に固定されている。
内枠左ガード部材61の外側ガード部64は、図4に示すように、内枠左ガード部材61のベース部63のうち遊技盤27とは反対側の左端部に沿って上下方向へ指向するものであり、内枠左ガード部材61のベース部63から前方へ直角に突出する板状をなしている。内枠左ガード部材61の内側ガード部65は内枠左ガード部材61のベース部63のうち遊技盤27側の右端部に沿って上下方向へ指向するものであり、内枠左ガード部材61のベース部63から前方へ直角に突出する板状をなしている。この内枠左ガード部材61の内側ガード部65および外側ガード部64は隙間を介して左右方向に相互に対向するものであり、内側ガード部65の前後方向の長さ寸法は外側ガード部64に比べて大きく設定され、内側ガード部65の左右方向の厚さ寸法は外側ガード部64に比べて大きく設定されている。
内枠右ガード部材62の外側ガード部64は、図4に示すように、内枠右ガード部材62のベース部63のうち遊技盤27とは反対側の右端部に沿って上下方向へ指向するものであり、内枠右ガード部材62のベース部63から前方へ直角に突出する板状をなしている。内枠右ガード部材62の内側ガード部65は内枠右ガード部材62のベース部63のうち遊技盤27側の左端部に沿って上下方向へ指向するものであり、内枠右ガード部材62のベース部63から前方へ直角に突出する板状をなしている。この内枠右ガード部材62の内側ガード部65および外側ガード部64は隙間を介して左右方向に相互に対向するものであり、内側ガード部65の前後方向の長さ寸法は外側ガード部64に比べて大きく設定され、内側ガード部65の左右方向の厚さ寸法は外側ガード部64に比べて大きく設定されている。
内枠左ガード部材61および内枠右ガード部材62のそれぞれには、図4に示すように、内側ガード部65に位置して3個のホルダ66が上下方向に等ピッチで固定されている。これら合計6個のホルダ66のそれぞれは左側面および右側面の双方が開口する筒状をなすものであり、6個のホルダ66のそれぞれの内部にはロックピン67が挿入されている。これら6本のロックピン67のそれぞれは左右方向へ指向する柱状をなすものであり、ロックピン67の外周面がホルダ66の内周面に沿って案内されることに基づいて前進位置および後退位置相互間で左右方向へ直線的に移動可能にされている。これら6個のロックピン67のそれぞれの前進位置はロックピン67の先端部が内側ガード部65の内部から遊技盤27側へ突出した位置であり、6個のロックピン67のそれぞれの後退位置はロックピン67の先端部が内側ガード部65の内部に退避した位置である。図4はロックピン67を前進位置で示すものである。
6個のホルダ66のそれぞれには、図4に示すように、遊技盤27とは反対側の端部に位置してスプリング受け68が固定されている。これら6個のスプリング受け68のそれぞれは中央部に貫通孔を有する環状をなすものであり、4個のホルダ66のそれぞれの内部にはロックピン67およびスプリング受け68相互間に位置してロックスプリング69が介在されている。これら6個のロックスプリング69のそれぞれは圧縮コイルスプリングからなるものであり、6個のロックピン67のそれぞれはロックスプリング69のばね力で前進位置に保持されている。
内枠左ガード部材61および内枠右ガード部材62のそれぞれには、図4に示すように、内側ガード部65に位置してワイヤ収納部70が形成されている。これら両ワイヤ収納部70のそれぞれは内側ガード部65に沿って上下方向へ指向するものであり、上面と下面と外側ガード部64側の一面のそれぞれが開口する凹状をなしている。これら両ワイヤ収納部70内のそれぞれには3本のサブワイヤ71が収納されており、合計6本のサブワイヤ71のそれぞれの一端部はスプリング受け68の貫通孔を通してロックピン67に連結されている。
シリンダー錠35のロータ37には、図5に示すように、大歯車72が連結されている。この大歯車72は内枠6に前後方向へ指向する軸73を中心に回転可能に装着されたものであり、大歯車72には小歯車74が噛合されている。この小歯車74は内枠6に前後方向へ指向する軸75を中心に回転可能に装着されたものであり、シリンダー錠35のロータ37がロック位置およびロック解除位置相互間で回転操作されることに連動して大歯車72を介して回転操作される。この小歯車74にはドラム76が固定されている。このドラム76は小歯車74の軸75を中心に小歯車74と一体的に回転するものであり、ドラム76にはメインワイヤ77の一端部が連結されている。
メインワイヤ77はシリンダー錠35のロータ37がロック位置からロック解除位置に回転操作されることに基づいてドラム76に巻取られるものであり、シリンダー錠35のロータ37がロック解除位置からロック位置に回転操作されることに基づいてドラム76から巻戻される。このメインワイヤ77の他端部には6本のサブワイヤ71のそれぞれが連結されており、シリンダー錠35のロータ37がロック位置からロック解除位置に回転操作されたときにはメインワイヤ77がドラム76に巻取られることに基づいて6本のロックピン67のそれぞれがロックスプリング69のばね力に抗して前進位置から後退位置に移動し、シリンダー錠35のロータ37がロック解除位置からロック位置に回転操作されたときにはメインワイヤ77がドラム76から巻戻されることに基づいて6本のロックピン67のそれぞれがロックスプリング69のばね力で後退位置から前進位置に復帰する。
前枠7には、図3に示すように、前枠左ガード部材78および前枠右ガード部材79のそれぞれが固定されている。前枠左ガード部材78は前枠7の閉鎖状態で前枠7の左板部8および内枠6の左端部相互間の隙間を塞ぐように左右方向から見て内枠左ガード部材61に重なるものであり、前枠7の左板部8に沿って上下方向へ指向している。前枠右ガード部材79は前枠7の閉鎖状態で左右方向から見て内枠右ガード部材62に重なるものであり、前枠7の右板部9に沿って上下方向へ指向している。これら前枠左ガード部材78および前枠右ガード部材79のそれぞれは、図6に示すように、ベース部80と外側ガード部81と内側ガード部82を有している。ベース部80は上方から見て左右方向へ指向する板状をなすものであり、前枠左ガード部材78および前枠右ガード部材79のそれぞれはベース部80を前枠7の前板部12にネジ止めすることに基づいて前枠7に固定されている。
前枠左ガード部材78の外側ガード部81は、図6に示すように、前枠左ガード部材78のベース部80のうち遊技盤27とは反対側の左端部に沿って上下方向へ指向するものであり、前枠左ガード部材78のベース部80から後方へ直角に突出する板状をなしている。前枠左ガード部材78の内側ガード部82は前枠左ガード部材78のベース部80のうち遊技盤27側の右端部に沿って上下方向へ指向するものであり、前枠左ガード部材78のベース部80から後方へ直角に突出する板状をなしている。この前枠左ガード部材78の内側ガード部82および外側ガード部81は隙間を介して左右方向に相互に対向するものであり、前枠7の閉鎖状態では、図4に示すように、前枠左ガード部材78の外側ガード部81が内枠左ガード部材61の外側ガード部64および内側ガード部65相互間に前方から挿入され、内枠左ガード部材61の内側ガード部65が前枠左ガード部材78の外側ガード部81および内側ガード部82相互間に後方から挿入される。
前枠右ガード部材79の外側ガード部81は、図6に示すように、前枠右ガード部材79のベース部80のうち遊技盤27とは反対側の右端部に沿って上下方向へ指向するものであり、ベース部80から後方へ直角に突出する板状をなしている。前枠右ガード部材79の内側ガード部82は前枠右ガード部材79のベース部80のうち遊技盤27側の左端部に沿って上下方向へ指向するものであり、ベース部80から後方へ直角に突出する板状をなしている。この前枠右ガード部材79の内側ガード部82および外側ガード部81は隙間を介して左右方向に相互に対向するものであり、前枠7の閉鎖状態では、図4に示すように、前枠右ガード部材79の外側ガード部81が内枠右ガード部材62の外側ガード部64および内側ガード部65相互間に前方から挿入され、内枠右ガード部材62の内側ガード部65が前枠右ガード部材79の外側ガード部81および内側ガード部82相互間に後方から挿入される。
前枠左ガード部材78および前枠右ガード部材79のそれぞれには、図6に示すように、外側ガード部81の後端部に位置してゴム製のシール板83が貼付されている。これら両シール板83のそれぞれは外側ガード部81に沿って上下方向へ指向するものであり、前枠左ガード部材78のシール板83は、図4に示すように、前枠7の閉鎖状態で内枠左ガード部材61のベース部63に接触し、前枠右ガード部材79のシール板83は前枠7の閉鎖状態で内枠右ガード部材62のベース部63に接触する。これら両シール板83のそれぞれは前枠7の閉鎖状態でベース部63および外側ガード部81のそれぞれによって弾性的に押し潰されるものであり、弾性復元力でベース部63および外側ガード部81のそれぞれに接触することに基づいてベース部63および外側ガード部81相互間の隙間をピアノ線を挿入することが不能に塞ぐものである。
前枠左ガード部材78および前枠右ガード部材79のそれぞれには、図6に示すように、内側ガード部82に位置して3個のロック孔84が形成されている。これら合計6個のロック孔84のそれぞれは前枠7の閉鎖状態でロックピン67が対向するものであり、6本のロックピン67のそれぞれは前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック解除位置からロック位置に回動操作された場合に後退位置から前進位置に移動することに基づいてロック孔84内に進入し、前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置からロック解除位置に回動操作された場合に前進位置から後退位置に移動することに基づいてロック孔84内から脱出する。前枠ガード機構60は以上のように構成されている。
前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック解除位置からロック位置に回動操作された場合には前枠ロック機構40の両フックプレート47のそれぞれの爪部48がロック金具50に係合し、前枠ガード機構60の6本のロックピン67のそれぞれがロック孔84内に進入し、前枠7が爪部48およびロック金具50相互間の係合力に加えてロックピン67およびロック孔84相互間の係合力で閉鎖状態にロックされる。この前枠7のロック状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置からロック解除位置に回動操作された場合には前枠ロック機構40の両フックプレート47のそれぞれの爪部48がロック金具50から外れ、前枠ガード機構60の6本のロックピン67のそれぞれがロック孔84内から脱出し、前枠7が閉鎖状態から開放状態に回動操作されることが可能にロック解除される。
上記実施例1によれば次の効果を奏する。
前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置に操作されている場合には前枠ロック機構40がロック状態になることに基づいて前枠7が上軸4および下軸5のそれぞれとは反対側の右端部で内枠6にロックされている。この前枠ロック機構40のロック状態では前枠ガード機構60のロックピン67がロック孔84内に嵌合し、前枠左ガード部材78が左右方向から見て内枠左ガード部材61に重なる状態にロックされ、前枠右ガード部材79が左右方向から見て内枠右ガード部材62に重なる状態にロックされている。このため、不正行為者が前枠7のロック状態で前枠7の左端部を閉鎖状態から開放状態に向けて無理に操作したときに前枠7の左端部および内枠6の左端部相互間に隙間が発生し難くなるので、前枠7の左端部および内枠6の左端部相互間から遊技盤27にピアノ線を挿入することが困難になる。しかも、不正行為者が前枠7のロック状態で前枠7の右端部を閉鎖状態から開放状態に向けて無理に操作したときに前枠7の右端部および内枠6の右端部相互間に隙間が発生し難くなるので、前枠7の右端部および内枠6の右端部相互間から遊技盤27にピアノ線を挿入することも困難になる。
シリンダー錠35のロータ37が前枠7の閉鎖状態でロック位置からロック解除位置に回転操作されたときには前枠ロック機構40がロータ37の回転操作に連動してロック状態からロック解除状態になり、ロックピン67がロータ37の回転操作に連動して前進位置から後退位置に移動する。このシリンダー錠35のロータ37が前枠7の閉鎖状態でロック解除位置からロック位置に回転操作されたときには前枠ロック機構40がロータ37の回転操作に連動してロック解除状態からロック状態になり、ロックピン67がロータ37の回転操作に連動して後退位置から前進位置に移動する。このため、ロックピン64および前枠ロック機構40のそれぞれを個別に操作する必要がなくなる。
前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置に操作されている場合に内枠左ガード部材61のロックピン67を内枠左ガード部材61の内側ガード部65から遊技盤27と同一側である右方に突出させ、前枠左ガード部材78の外側ガード部81がロックピン67を遊技盤27とは反対側の左方から覆うようにした。このため、不正行為者が内枠6の左端部および前枠7の左端部相互間からロックピン67にピアノ線を引掛け難くなるので、内枠左ガード部材61のロックピン67を前進位置から後退位置に不正に操作することが困難になる。前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置に操作されている場合に内枠右ガード部材62のロックピン67を内枠右ガード部材61の内側ガード部65から遊技盤27と同一側である左方に突出させ、前枠右ガード部材79の外側ガード部81がロックピン67を遊技盤27とは反対側の右方から覆うようにした。このため、不正行為者が内枠6の右端部および前枠7の右端部相互間からロックピン67にピアノ線を引掛け難くなるので、内枠右ガード部材62のロックピン67を前進位置から後退位置に不正に操作することが困難になる。
上記実施例1においては、内枠右ガード部材62および前枠右ガード部材79のそれぞれを廃止し、内枠6の左端部および前枠7の左端部相互間のみを内枠左ガード部材61および前枠左ガード部材78の双方によって塞ぐ構成としても良い。
上記実施例1においては、前枠ロック機構40を廃止し、前枠7の右端部を内枠右ガード部材62のロックピン67および前枠右ガード部材79のロック孔84相互間の嵌合力で閉鎖状態にロックしても良い。
上記実施例1においては、内枠左ガード部材61および内枠右ガード部材62のそれぞれにロック孔84を形成し、前枠左ガード部材78および前枠右ガード部材79のそれぞれにロックピン67を前進位置および後退位置相互間で移動可能に設け、前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック位置に回転操作されることに連動してロックピン67をロック孔84内に嵌合させ、前枠7の閉鎖状態でシリンダー錠35のロータ37がロック解除位置に回転操作されることに連動してロックピン67をロック孔84内から外しても良い。
上記実施例1においては、前枠7を内枠6の右端部に上下方向へ指向する軸を中心に回動可能に装着し、前枠ロック機構40が前枠7を軸とは反対側の左端部で内枠6にロックする構成としても良い。この構成の場合、内枠左ガード部材61および前枠左ガード部材78のそれぞれを廃止し、内枠6の右端部および前枠7の右端部相互間のみを固定側ガード部材に相当する内枠右ガード部材62および可動側ガード部材に相当する前枠右ガード部材79の双方によって塞いでも良い。
上記実施例1においては、前枠7を内枠6の右端部に上下方向へ指向する軸を中心に回動可能に装着しても良い。この構成の場合、前枠ロック機構40を廃止し、前枠7の左端部を内枠左ガード部材61のロックピン67および前枠左ガード部材78のロック孔84相互間の嵌合力で閉鎖状態にロックしても良い。
上記実施例1においては、ロックピン67をシリンダー錠35のロータ37にリンク機構またはカム機構を介して連結し、ロータ37の操作力をリンク機構またはカム機構を通してロックピン67に伝達することでロックピン67を前進位置および後退位置相互間で移動操作しても良い。
上記実施例1においては、ロックピン67をモータまたは電磁ソレノイドによって前進位置および後退位置相互間で移動操作しても良い。この構成の場合、シリンダー錠35のロータ37がロック位置およびロック解除位置相互間で回転操作されることに基づいて電気的な状態が相互に変化するセンサを設け、モータまたは電磁ソレノイドをセンサの電気的な状態に応じて駆動制御することでロックピン67をロータ37の操作に連動して移動操作すると良い。
上記実施例1においては、内枠左ガード部材61の3本のロックピン67に換えて内枠左ガード部材61の内側ガード部材65の上下方向の全域に対応する縦長なロックピンを用いても良い。
上記実施例1においては、内枠右ガード部材62の3本のロックピン67に換えて内枠右ガード部材62の内側ガード部材65の上下方向の全域に対応する縦長なロックピンを用いても良い。
実施例1を示す図(パチンコ遊技機の外観を前方から示す図) (a)はXa視図、(b)はXb線に沿う断面図、(c)はXc線に沿う断面図 (a)はXa視図、(b)はXb線に沿う断面図、(c)はXc線に沿う断面図 (a)は内枠左ガード部材の外観を前方から示す斜視図、(b)はXb線に沿う断面図、(c)は内枠右ガード部材の外観を前方から示す斜視図、(d)はXd線に沿う断面図 大歯車および小歯車を前方から示す図 (a)は前枠左ガード部材の外観を前方から示す斜視図、(b)はXb線に沿う断面図、(c)は前枠右ガード部材の外観を前方から示す斜視図、(d)はXd線に沿う断面図
符号の説明
4は上軸(軸)、5は下軸(軸)、6は内枠(支持枠)、7は前枠、14は窓、27は遊技盤、32は遊技領域、35はシリンダー錠(錠機構)、37はロータ(操作子)、40は前枠ロック機構(ロック機構)、61は内枠左ガード部材(固定側ガード部材)、67はロックピン、78は前枠左ガード部材(可動側ガード部材)、84はロック孔を示している。

Claims (1)

  1. 遊技球が転動することが可能な遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技盤を支持する支持枠と、
    前記支持枠の左端部または前記支持枠の右端部である一端部に上下方向へ指向する軸を中心に回動可能に設けられ、透明な窓を支持するものであって当該窓が前記遊技盤の遊技領域に前方から対向する閉鎖状態および当該閉鎖状態に比べて前方へ移動した開放状態相互間で回動操作される前枠と、
    前記前枠が閉鎖状態から開放状態に向けて回動操作されることを禁止するロック状態および前記前枠が閉鎖状態から開放状態に向けて回動操作されることを許容するロック解除状態相互間で切換えられるものであって、ロック状態で前記前枠のうち前記軸とは反対側である他端部を前記支持枠にロックするロック機構と、
    前記前枠の閉鎖状態で前方から鍵を用いてロック位置およびロック解除位置相互間で移動操作される操作子を有するものであって、当該操作子が前記ロック機構のロック状態でロック位置からロック解除位置に移動操作されることに基づいて前記ロック機構をロック状態からロック解除状態に切換える錠機構と、
    前記支持枠のうち前記軸側である一端部に設けられ、前記支持枠のうち前記軸側である一端部に沿って上下方向へ指向するものであって前記前枠の閉鎖状態で前記前枠および前記支持枠相互間の隙間を塞ぐように前記支持枠から前方へ突出する固定側ガード部材と、
    前記前枠のうち前記軸側である一端部に設けられ、前記前枠のうち前記軸側である一端部に沿って上下方向へ指向するものであって前記前枠の閉鎖状態で前記前枠および前記支持枠相互間の隙間を塞ぐように左右方向から見て前記固定側ガード部材に重なる可動側ガード部材と、
    前記固定側ガード部材および前記可動側ガード部材の一方に設けられたロック孔と、
    前記固定側ガード部材および前記可動側ガード部材の他方に前進位置および後退位置相互間で移動可能に設けられ、前記前枠の閉鎖状態で前進位置に移動することに基づいて前記ロック孔内に嵌合して前記可動側ガード部材が前記固定側ガード部材に対して移動することを禁止すると共に前記前枠の閉鎖状態で後退位置に移動することに基づいて前記ロック孔内から脱出して前記可動側ガード部材が前記固定側ガード部材に対して移動することを許容するロックピンを備え、
    前記ロックピンは、前記錠機構の操作子がロック位置からロック解除位置に移動操作されることに連動して前進位置から後退位置に移動操作されるものであって前記錠機構の操作子がロック解除位置からロック位置に移動操作されることに連動して後退位置から前進位置に移動操作されるものであることを特徴とするパチンコ遊技機。
JP2008067699A 2008-03-17 2008-03-17 パチンコ遊技機 Expired - Fee Related JP5012598B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067699A JP5012598B2 (ja) 2008-03-17 2008-03-17 パチンコ遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008067699A JP5012598B2 (ja) 2008-03-17 2008-03-17 パチンコ遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009219686A true JP2009219686A (ja) 2009-10-01
JP5012598B2 JP5012598B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=41237133

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008067699A Expired - Fee Related JP5012598B2 (ja) 2008-03-17 2008-03-17 パチンコ遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5012598B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61681U (ja) * 1984-05-31 1986-01-06 オムロン株式会社 開閉扉の隙間の目張り構造
JP2001023022A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Sanden Corp 自動販売機
JP2003175240A (ja) * 2002-11-14 2003-06-24 Sanyo Product Co Ltd パチンコ機
JP2005144071A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Yushin Techno:Kk パチンコ遊技機、スロットマシンの前面飾り扉の安全鍵ロック機構
JP2005296542A (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Olympia:Kk 遊技機
JP2006263213A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Olympia:Kk 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61681U (ja) * 1984-05-31 1986-01-06 オムロン株式会社 開閉扉の隙間の目張り構造
JP2001023022A (ja) * 1999-07-05 2001-01-26 Sanden Corp 自動販売機
JP2003175240A (ja) * 2002-11-14 2003-06-24 Sanyo Product Co Ltd パチンコ機
JP2005144071A (ja) * 2003-11-20 2005-06-09 Yushin Techno:Kk パチンコ遊技機、スロットマシンの前面飾り扉の安全鍵ロック機構
JP2005296542A (ja) * 2004-04-16 2005-10-27 Olympia:Kk 遊技機
JP2006263213A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Olympia:Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP5012598B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5075170B2 (ja) 弾球遊技機
JP2008307103A (ja) 可変入賞装置及びそれを用いた遊技機
JP5571139B2 (ja) 弾球遊技機
JP4987026B2 (ja) 可変入賞装置
JP3814115B2 (ja) 可変入賞装置の防犯機構
JP5012598B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2004033242A (ja) 遊技機
JP2004033562A (ja) 遊技機
JP5092906B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2013017658A (ja) 入賞装置および遊技機
JP6199364B2 (ja) 弾球遊技機
JP5141309B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5076981B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4235639B2 (ja) 遊技機
JP2004008402A (ja) 遊技機
JP5056460B2 (ja) パチンコ遊技機
JP5595806B2 (ja) パチンコ遊技機
JP4691129B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2012016483A (ja) 入賞装置
JP2008125776A (ja) 枠体の施錠装置及び遊技機
JP5927516B2 (ja) 遊技機
JP6016161B2 (ja) 遊技機
JP5259846B1 (ja) 遊技機
JP5855169B2 (ja) 弾球遊技機
JP5792521B2 (ja) パチンコ機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100325

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees