JP2004033242A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】メイン基板の不正交換に対するセキュリティ性を高めることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】メイン基板ボックス72には操作キー79が装着されている。この操作キー79はメイン基板ボックス72をメインセット53にロックおよびロック解除するものであり、上皿板4は操作キー79を視覚的に認識不能に覆っている。この構成の場合、操作キー79の所在を認識している検査者は操作キー79を操作することができ、操作キー79の所在を認識していない違法行為者は操作キー79を操作することができない。このため、検査者はメイン基板ボックス72を取外すことができ、違法行為者はメイン基板ボックス72を取外すことができないので、メイン基板82の効率的な検査が可能になる上にメイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【選択図】 図1
【解決手段】メイン基板ボックス72には操作キー79が装着されている。この操作キー79はメイン基板ボックス72をメインセット53にロックおよびロック解除するものであり、上皿板4は操作キー79を視覚的に認識不能に覆っている。この構成の場合、操作キー79の所在を認識している検査者は操作キー79を操作することができ、操作キー79の所在を認識していない違法行為者は操作キー79を操作することができない。このため、検査者はメイン基板ボックス72を取外すことができ、違法行為者はメイン基板ボックス72を取外すことができないので、メイン基板82の効率的な検査が可能になる上にメイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御基板が収納された制御基板ボックスを有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遊技機には、図18に示すように、外枠201に前扉202を回動可能に装着し、前扉202の後面側に制御基板ボックス203を装着した構成のものがある。この制御基板ボックス203内には制御基板が収納されており、制御基板をパチンコホールの営業中に検査するときには前扉202を前方から手前側に回動操作し、制御基板ボックス203を前扉202の開放状態で前方から取外している。この前扉202の後面側には制御基板ボックス203を含んだ多数の裏部品が装着されており、前扉202は制御基板の検査時に加えて残りの裏部品の保守・点検時にも開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技機の場合、前扉202をパチンコホールの営業中に開放する頻度が高いので、前扉202を不正に開放して制御基板を制御基板ボックス203ごと交換する違法行為に周囲の人達が気付かない虞れがある。この違法行為は制御基板ボックス203を前扉202に着脱不能に固定することで防止できるが、制御基板ボックス203を前扉202に固定した場合には制御基板の検査を効率的に行うことができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御基板の検査を効率的に行うことができ、しかも、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性を高めることができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、制御基板が収納された制御基板ボックスと、前記制御基板ボックスを基台にロックするロック状態および前記制御基板ボックスのロックを解除するロック解除状態に操作可能な第1の操作部材とを備え、前記第1の操作部材が外部に露出しない状態にされているところに特徴を有している。
上記発明によれば、第1の操作部材が外部に露出していないので、第1の操作部材の所在を認識している検査者は第1の操作部材を操作することができ、第1の操作部材の所在を認識していない違法行為者は第1の操作部材を操作することができない。このため、検査者は制御基板ボックスを取外すことができ、違法行為者は制御基板ボックスを取外すことができないので、制御基板の効率的な検査が可能になる上に制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【0005】
請求項2に係る発明は、基台に対して相対的に移動可能に設けられ第1の操作部材を覆う第1のカバー部材を備え、前記第1のカバー部材を前記基台に対して相対的に移動操作することに基づいて前記第1の操作部材が操作可能に露出するところに特徴を有している。尚、第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動とは回動およびスライド等の案内部材に沿う移動は勿論のこと、第1のカバー部材または基台を取外して移動することも含む。また、第1のカバー部材の相対的な移動に基づいて状態が切換わる第1のスイッチを設け、第1のスイッチからの出力信号に基づいて第1のカバー部材の相対的な移動操作が検出されたときには報知手段を用いて第1のカバー部材の相対的な移動操作を報知しても良い。
上記発明によれば、制御基板ボックスを取外すには第1のカバー部材を相対的に移動操作することに基づいて第1の操作部材を開放し、第1の操作部材をロック状態からロック解除状態に操作する。このため、制御基板ボックスを交換しようとしたときには第1のカバー部材を相対的に移動操作する必要ができるので、制御基板ボックスの交換作業が周囲の人に目立つようになる。従って、制御基板ボックスの交換作業に周囲の人が容易に気付くようになるので、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0006】
請求項3に係る発明は、第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動をロックするロック状態および第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動をロック解除するロック解除状態に操作可能な第2の操作部材を備えたところに特徴を有している。
上記発明によれば、第1のカバー部材を基台に対して相対的に移動操作するには第2の操作部材をロック解除状態に操作しなければならないので、第1のカバー部材の相対的な移動操作が面倒になる。このため、制御基板ボックスの交換作業が一層困難になるので、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0007】
請求項4に係る発明は、第2の操作部材の操作を許容する開放状態および第2の操作部材の操作を禁止する閉鎖状態に移動可能な第2のカバー部材を備えたところに特徴を有している。この場合、第2のカバー部材の開閉に基づいて状態が切換わる第2のスイッチを設け、第2のスイッチからの出力信号に基づいて第2のカバー部材の開放が検出されたときには報知手段を用いて第2のカバー部材の開放を報知しても良い。
上記発明によれば、第2の操作部材を操作するには第2のカバー部材を開放状態に操作し、第2の操作部材を開放しなければならない。このため、制御基板ボックスを交換しようとしたときには第1のカバー部材に加えて第2のカバー部材を開放する必要ができるので、制御基板ボックスの交換作業が周囲の人に一層目立つようになる。従って、制御基板ボックスの交換作業に周囲の人が一層容易に気付くようになるので、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1〜図12に基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図7に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前面には前面扉2が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されている。この前面扉2は外枠1の前面開口部を開閉する矩形枠状をなすものであり、前面扉2の内周面にはコ字状の金枠3が固定されている。
【0009】
金枠3には横長な長方形状の上皿板4が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、上皿板4の前面には上皿5が固定されている。この上皿5は賞品球として払出されるパチンコ球を貯溜するものであり、上皿5の左端部には複数のスリット6が形成されている。尚、上皿板4は第1のカバー部材に相当するものである。
【0010】
上皿板4の後面には右端部に位置して支持プレート7が固定されている。この支持プレート7は前後方向へ延びる平板状をなすものであり、支持プレート7の上下端部には、図4に示すように、ピン8が固定されている。これら両ピン8の外周面にはロックプレート9の長孔10が嵌合されており、ロックプレート9は両ピン8に沿って上下方向へスライド可能にされている。このロックプレート9と支持プレート7との間にはロックスプリング(図示せず)が介在されており、ロックプレート9はロックスプリングの復元力で上方へ付勢されている。
【0011】
ロックプレート9には後方へ延びる平板状のフック11が形成されており、フック11はロックスプリングの復元力でロック突部12に係合したロック状態に保持されている。このロック突部12は前面扉2の金枠3に固定されたものであり、上皿板4はフック11およびロック突部12間の係合力で前面扉2の開口部を閉鎖する閉鎖状態にロックされている。
【0012】
ロックプレート9の上端部には水平な平板状の操作プレート13が形成されており、操作プレート13は、実線で示すように、上皿板4が閉鎖状態にロックされた状態で上方へ移動したロック状態に保持されている。この操作プレート13は第2の操作部材に相当するものであり、操作プレート13が下方へ押圧されたロック解除状態に操作されたときには、二点鎖線で示すように、フック11がロック突部12から外れることに基づいて上皿板4がアンロック状態になり、上皿板4を前方へ回動した開放状態に操作することが可能になる。
【0013】
フック11には傾斜面14が形成されており、上皿板4を開放状態から後方へ回動操作したときには傾斜面14がロック突部12より押圧されることに基づいてロックプレート9が下方へスライドし、フック11がロックスプリングの復元力でロック突部12に係合することに基づいて上皿板4が閉鎖状態に復帰する。尚、符号15は支持プレート7,両ピン8,ロックプレート9,ロックスプリング,フック11,ロック突部12,操作プレート13を有するロック機構を示している。
【0014】
前面扉2の後面には、図1の(a)に示すように、機構盤16が固定されており、機構盤16には、図5に示すように、空間状の遊技盤保持部17が形成されている。この遊技盤保持部17は、図6に示すように、遊技盤18を保持するものであり、遊技盤18は遊技盤保持部17内に対して前方から着脱可能にされている。また、機構盤16の下端部には、図5に示すように、横長な長方形状の座板19が固定されており、座板19の左端部にはスピーカ20が固定されている。このスピーカ20は上皿板4の閉鎖状態でスリット6の後方に位置するものであり、スピーカ20の駆動時にはスピーカ20からスリット6を通して前方の遊技者に効果音が出力される。
【0015】
前面扉2の前面には、図6に示すように、右下隅部に位置してハンドル台21が固定されており、ハンドル台21には発射ハンドル22が回動可能に装着されている。この発射ハンドル22の後方には、図8に示すように、発射モータ23が装着されており、発射モータ23の回転軸には、図11に示すように、打球装置24を介して打球槌25が連結されている。この発射モータ23は打球装置24の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル22が図6の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ23に電源が与えられ、打球装置24が打球槌25を軸26を中心に回動操作する。この打球槌25はパチンコ球を遊技盤18内に発射するものであり、打球槌25の先端部にはパチンコ球を叩く打球部としてハンマスプリング27が固定されている。
【0016】
打球装置24はカム機構を有している。このカム機構は発射モータ23の回転軸に連結された偏平な半円形状のカム28および打球槌25に連結されたローラ状のカムフォロワ29を主体に構成されたものであり、発射モータ23の回転位相角が「0°〜180°」の範囲内では、破線で示すように、カム28がカムフォロワ29を矢印A方向へ押圧することに基づいて打球槌25を軸26を中心に矢印A方向の待機位置に回動操作し、発射モータ23の回転位相角が「180°〜360°」の範囲内ではカム28がカムフォロワ29から離間する。この打球槌25の矢印A方向への回動は巻ばね30の付勢力に抗して行われるものであり、カム28がカムフォロワ29から離間したときには、実線で示すように、打球槌25が巻ばね30の復元力により待機位置から反矢印A方向の原点位置に復帰する。
【0017】
座板19の前面には、図5に示すように、発射レール31が固定されている。この発射レール31は右方から左方へ向って上昇する平板状をなすものであり、発射レール31の右端部にはストッパ32が折曲形成されている。このストッパ32には開口部(図示せず)が形成されており、打球槌25が原点位置に回動した状態では打球槌25のハンマスプリング27がストッパ32の開口部内に侵入する。
【0018】
座板19には球送り機構(図示せず)が装着されている。この球送り機構は打球槌25と共通の発射モータ23を駆動源とするものであり、打球槌25が矢印A方向の待機位置に回動するタイミングで上皿5内から発射レール31の上面に1個のパチンコ球を供給する。このパチンコ球の供給は発射レール31のうちストッパ32の直前に対して行われるものであり、ハンマスプリング27は打球槌25が待機位置から原点位置に復帰するときに発射レール31上のパチンコ球を叩き、発射レール31の傾斜に沿って左端部から発射する。
【0019】
金枠3には、図7に示すように、矩形状の窓枠33が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、窓枠33の内周面には透明なガラス窓34が保持されている。また、前面扉2には右側部に位置して枠鍵35が装着されている。この枠鍵35は前面扉2を外枠1の前端面に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠33を金枠3の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックするものであり、窓枠33の閉鎖状態では遊技盤18が前方からガラス窓34により覆われる。尚、ガラス窓34は第2のカバー部材に相当するものである。
【0020】
枠鍵35には鍵(図示せず)が付属品として添付されており、前面扉2のロックは枠鍵35内に鍵を挿入して時計回り方向へ回動操作することに基づいて解除され、窓枠33のロックは鍵を反時計回り方向へ回動操作することに基づいて解除される。この窓枠33のロック解除状態で窓枠33を前方へ回動操作したときには上皿板4の上方からガラス窓34が除去され、上皿板4の後面側に上方から指を挿入することが可能になる。即ち、上皿板4は窓枠33およびガラス窓34の開放状態で操作プレート13を指で操作することに基づいて開放状態に操作されるものであり、枠鍵35はガラス窓34を閉鎖状態にロックするロック機構に相当する。
【0021】
遊技盤18の前面には、図6に示すように、外レール36および内レール37が固定されている。これら外レール36および内レール37間には発射通路38が形成されており、打球槌25が叩いたパチンコ球は発射レール31の左端部から発射通路38内に侵入する。そして、発射通路38内を上昇し、発射通路38の出口39から遊技盤18内の上部に左側から放出される。この遊技盤18の前面には複数の障害釘(図示せず)が打込まれており、遊技盤18内の上部に放出されたパチンコ球は障害釘に当りながら落下する。
【0022】
遊技盤18には左上隅部および右上隅部に位置して三角形状のランプカバー40が固定されている。これら各ランプカバー40の後方には複数のランプ41 (図12参照)が固定されており、各ランプカバー40は後方のランプ41が点灯することに基づいて発光する。また、遊技盤18には、図6に示すように、表示台板42が固定されており、表示台板42にはカラー液晶表示器からなる図柄表示装置43が固定されている。この図柄表示装置43は横長な長方形状の表示領域HEを有するものであり、表示領域HE内には左図柄,中図柄,右図柄として識別図柄に相当する数字図柄が表示される。
【0023】
遊技盤18には表示台板42の下方に位置して特別図柄始動口44が固定されている。この特別図柄始動口44は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口44内には始動口センサ45(図12参照)が固定されている。この始動口センサ45は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口44内にパチンコ球が入賞したことを検出して始動信号を出力する。
【0024】
遊技盤18には、図6に示すように、特別図柄始動口44の下方に位置して入賞口台板46が固定されており、入賞口台板46には前面が開口する四角筒状の大入賞口47が形成されている。また、入賞口台板46には扉48が下端部の水平な軸49を中心に回動可能に装着されており、大入賞口47の前面は扉48が垂直な閉鎖状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉48が前方に倒れた水平状態に回動することに基づいて開放される。
【0025】
入賞口台板46の後面には大入賞口ソレノイド50(図12参照)が固定されている。この大入賞口ソレノイド50のプランジャには扉48が機械的に連結されており、扉48は大入賞口ソレノイド50のプランジャが進退することに基づいて開放状態および閉鎖状態に回動操作される。また、大入賞口47内には入賞口センサ51(図12参照)が固定されている。この入賞口センサ51は近接スイッチからなるものであり、大入賞口47内にパチンコ球が入賞したことを検出して入賞信号を出力する。
【0026】
遊技盤18の後面には、図8に示すように、正方形状のセンタカバー52が配設されている。このセンタカバー52は前面が開口する容器状をなすものであり、センタカバー52の外周部には矩形枠状のメインセット53が配設されている。このメインセット53は前面扉2の後面に機構盤16の外周部に位置して固定されたものであり、メインセット53の後面には左側部に位置してL字状をなす2個のブラケット54が固定され、両ブラケット54には垂直なシャフト55が回動可能に装着されている。これら両シャフト55はセンタカバー52に固定されたものであり、センタカバー52は左側部の両シャフト55を中心に回動可能にされている。尚、メインセット53は基台に相当するものである。
【0027】
メインセット53には右側部に位置して2個のロックプレート56が装着されている。これら各ロックプレート56はロックプレート56を通してメインセット53にピン57を装着することに基づいて回動可能にされたものであり、摩擦抵抗力で現在位置に保持されている。また、センタカバー52の右側部には平板状の突部58が形成されており、両ロックプレート56が突部58に垂直に乗上げたロック状態にあるときには、図10に実線で示すように、センタカバー52が遊技盤18の後面を覆う閉鎖状態にロックされている。この状態で両ロックプレート56が水平なロック解除状態に回動操作されたときには両ロックプレート56による突部58のロックが解除され、図10に二点鎖線で示すように、センタカバー52を傾斜した開放状態に回動操作することが許容される。
【0028】
メインセット53の後面には、図8に示すように、上端部に位置して球タンク59が固定されている。この球タンク59は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク59内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット53の後面にはタンクレール60が固定されている。このタンクレール60は傾斜樋状をなすものであり、タンクレール60の右端部は球タンク59内に接続されている。
【0029】
メインセット53の左側部には賞球ケース61が固定されている。この賞球ケース61は球タンク59内のパチンコ球がタンクレール60内を通して供給されるものであり、賞球ケース61内には賞球払出機構(図示せず)が収納されている。この賞球払出機構は払出モータ62(図12参照)を駆動源とするものであり、払出モータ62はパチンコ球が特別図柄始動口44内および大入賞口47内に入賞することに基づいて駆動し、賞球ケース61内から下方へパチンコ球を放出する。
【0030】
メインセット53には下皿通路(図示せず)が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球ケース61に接続されており、賞球ケース61内から放出されるパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路 (図示せず)が設けられている。この上皿通路は上皿5に接続されており、賞球ケース61内から放出されるパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿5内に賞品球として払出される。また、前面扉2には、図6に示すように、下皿63が固定されている。この下皿63は下皿通路の下端部に接続されたものであり、パチンコ球が上皿5内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿63内に払出される。
【0031】
メインセット53の後面には、図9に示すように、左右方向中央部に位置して払出基板ボックス64が固定されている。この払出基板ボックス64は払出基板(図示せず)が収納されたものであり、払出基板には、図12に示すように、払出制御装置65が搭載されている。この払出制御装置65はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、払出制御装置65にはモータ駆動回路66を介して払出モータ62が電気的に接続されている。このモータ駆動回路66は払出基板に搭載されたものであり、払出制御装置65はモータ駆動回路66を通して払出モータ62を駆動制御し、上皿5内にパチンコ球を賞品球として払出す。
【0032】
メインセット53の後面には、図8に示すように、払出基板ボックス64の後方に位置して座板67が固定されている。この座板67には、図1に示すように、複数の係合孔68が形成されており、複数の係合孔68内には複数の係合突部69が後方から係合されている。これら複数の係合突部69は横長な長方形状のボックスベース70に形成されたものであり、ボックスベース70には横長な長方形状のボックスカバー71が着脱可能に被せられている。これらボックスベース70およびボックスカバー71は横長な長方形状をなす中空状のメイン基板ボックス72を構成するものであり、メイン基板ボックス72は、図9に示すように、払出基板ボックス64の後方に重ねて配置されている。尚、メイン基板ボックス72は制御基板ボックスに相当するものである。
【0033】
メイン基板ボックス72の右端部には、図2に示すように、複数のカシメ孔73が形成されており、複数のカシメ孔73のうち1個には合成樹脂製のカシメピン(図示せず)が着脱不能に装着されている。このカシメピンはボックスベース70およびボックスカバー71間を分解不能に連結するものであり、ボックスベース70およびボックスカバー71間を分解するにはカシメピンを切断することに基づいてボックスベース70およびボックスカバー71間の連結を解除し、ボックスベース70およびボックスカバー71間を再び連結するには新たなカシメ孔73内に新たなカシメピンを装着する。
【0034】
ボックスベース70の右端部には円筒状のシャフト74が固定されている。このシャフト74は、図1の(a)に示すように、ボックスベース70を通してシャフト74の内周面にピン75を嵌合することに基づいて回転不能にされたものであり、シャフト74の前端部は座板67のキー孔76およびメインセット53のキー孔76を通して座板19のキー孔76内に挿入されている。これら各キー孔76は、図1の(b)に示すように、横長な長方形状のキー挿通部77および円形状のシャフト挿通部78を重ね合せた形状に設定されたものであり、シャフト74はキー孔76のシャフト挿通部78内に挿入されている。
【0035】
シャフト74の前端部には、図1の(a)に示すように、操作キー79が装着されており、操作キー79は前方から上皿板4により視覚的に認識不能に覆われている。この操作キー79は操作キー79を通してシャフト74の内周面にピン80を嵌合することに基づいてシャフト74に対して回転可能にされたものであり、回転方向の操作力が作用していない状態では摩擦抵抗力で現在位置に保持される。この操作キー79は、図1の(b)に示すように、キー孔76を縮小した相似形状をなすものであり、横長な長方形状のキー部80および円形状のシャフト部81を有している。
【0036】
操作キー79はメイン基板ボックス72の取外しを許容および禁止する第1の操作部材に相当するものであり、操作キー79が垂直なロック状態にあるときには、図1の(b)に示すように、キー部80が座板19の前面に係合し、メイン基板ボックス72が取外されることが禁止される。また、操作キー79を水平なロック解除状態に回動操作した後にメイン基板ボックス72を引張ると、操作キー79が座板19のキー孔76,メインセット53のキー孔76,座板67のキー孔76を通して抜取られ、メイン基板ボックス72がメインセット53から取外される。このメイン基板ボックス72の取外し手順を下記▲1▼〜▲4▼に示す。
【0037】
▲1▼枠鍵35を鍵で操作し、前面扉2のロックを解除する。このロック解除状態で前面扉2を前方から開放状態に回動操作し、メイン基板ボックス72を前方から着脱可能な状態に開放する。
▲2▼枠鍵35を鍵で操作し、窓枠33のロックを解除する。このロック解除状態で窓枠33を前方から開放状態に回動操作し、操作プレート13を前方から操作可能な状態に開放する。
▲3▼操作プレート13を下方へ押圧操作し、上皿板4のロックを解除する。このロック解除状態で上皿板4を前方から開放状態に回動操作し、操作キー79を前方から操作可能な状態に開放する。
▲4▼操作キー79を前方から水平な解除状態に操作し、メイン基板ボックス72を前方から取外す。
【0038】
メイン基板ボックス72内には、図1の(a)に示すように、メイン基板82が収納されており、メイン基板82には、図12に示すように、メイン制御装置83が搭載されている。このメイン制御装置83はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、始動口センサ45および入賞口センサ51はセンサ出力回路84を介してメイン制御装置83に電気的に接続されている。このセンサ出力回路84はメイン基板82に搭載されたものであり、メイン制御装置83は始動口センサ45からの始動信号および入賞口センサ51からの入賞信号をセンサ出力回路84を介して検出する。尚、メイン基板82は制御基板に相当するものである。
【0039】
払出制御装置65にはメイン制御装置83が電気的に接続されており、メイン制御装置83は始動口センサ45からの始動信号および入賞口センサ51からの入賞信号を検出することに基づいて払出制御装置65に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。すると、払出制御装置65は賞球コマンドおよび賞球データを検出することに基づいて払出モータ62を駆動し、賞球ケース61内から上皿5内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。
【0040】
大入賞口ソレノイド50はソレノイド駆動回路85を介してメイン制御装置83に電気的に接続されている。このソレノイド駆動回路85はメイン基板82に搭載されたものであり、メイン制御装置83は大入賞口ソレノイド50をソレノイド駆動回路85を介して駆動制御し、大入賞口47の扉48を回動操作する。
【0041】
遊技盤18の後面には、図8に示すように、図柄基板ボックス86が固定されており、図柄基板ボックス86内には図柄基板87が収納されている。この図柄基板ボックス86はセンタカバー52により後方から覆われたものであり、図柄基板87には、図12に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成された図柄制御装置88が搭載されている。この図柄制御装置88はメイン制御装置83に電気的に接続されたものであり、図柄制御装置88にはメイン制御装置83から表示制御コマンドおよび表示制御データが送信される。
【0042】
図柄制御装置88にはLCD駆動回路89を介して図柄表示装置43が電気的に接続されている。このLCD駆動回路89は図柄基板87に搭載されたものであり、図柄制御装置88はメイン制御装置83からの表示制御コマンドおよび表示制御データを検出することに基づいてLCD駆動回路89を駆動制御し、図柄表示装置43に表示制御コマンドおよび表示制御データに応じた動画面を表示する。
【0043】
遊技盤18の後面には、図8に示すように、図柄基板ボックス86の右側部に位置して縦長な長方形状の音ランプ基板ボックス90が固定されている。この音ランプ基板ボックス90内には音基板91が収納されており、音基板91には、図12に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたスピーカ制御装置92が搭載されている。このスピーカ制御装置92はメイン制御装置83に電気的に接続されたものであり、スピーカ制御装置92にはメイン制御装置83からスピーカ制御コマンドおよびスピーカ制御データが送信される。
【0044】
スピーカ制御装置92にはスピーカ駆動回路93を介してスピーカ6が電気的に接続されている。このスピーカ駆動回路93は音基板91に搭載されたものであり、スピーカ制御装置92はスピーカ駆動回路93を通してスピーカ6から効果音を出力する。この効果音の出力はスピーカ制御装置92がメイン制御装置83からのスピーカ制御コマンドおよびスピーカ制御データを検出することに基づいて行うものであり、スピーカ6の駆動時にはスピーカ6からスピーカ制御データに応じた効果音が出力される。
【0045】
音ランプ基板ボックス90内には、図8に示すように、ランプ基板94が収納されており、ランプ基板94には、図12に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたランプ制御装置95が搭載されている。このランプ制御装置95はメイン制御装置83に電気的に接続されたものであり、ランプ制御装置95にはメイン制御装置83からランプ制御コマンドおよびランプ制御データが送信される。
【0046】
ランプ制御装置95にはランプ駆動回路96を介して複数のランプ41が電気的に接続されている。このランプ駆動回路96はランプ基板94に搭載されたものであり、ランプ制御装置95はランプ駆動回路96を通して複数のランプ41を点灯制御する。この点灯制御はランプ制御装置95がメイン制御装置83からのランプ制御コマンドおよびランプ制御データを検出することに基づいて行うものであり、ランプ41の駆動時にはランプカバー40がランプ制御データに応じた態様で電飾される。
【0047】
尚、図7および図8の符号97は外枠1,前面扉2,金枠3,上皿板4,上皿5,機構盤16,遊技盤18,座板19,ハンドル台21,発射ハンドル22,窓枠33,ガラス窓34,枠鍵35,センタカバー52,メインセット53,球タンク59,タンクレール60,下皿63,座板67を有するパチンコ機本体を示すものであり、パチンコ機本体97は遊技機本体に相当する。
【0048】
次に上記構成の作用について説明する。
遊技者が上皿5内にパチンコ球を投入して発射ハンドル22を時計回り方向へ回動操作すると、遊技盤18内にパチンコ球が発射され、障害釘に当りながら落下する。この状態では図柄表装置43に左,中,右の各列の図柄として「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12」のいずれかの数字が静止状態で表示されており、パチンコ球が特別図柄始動口44内に入賞すると、賞球ケース61から設定個数(例えば5個)のパチンコ球が上皿5内に賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は図柄表示装置43の静止図柄を変動表示することに基づいて行われるものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
【0049】
パチンコ球が特別図柄始動口44内に入賞すると、メイン制御装置83は始動口センサ45からの始動信号を検出し、大当りおよび外れの判定処理を行う。この判定処理は始動信号の時間的な検出タイミングが大当りタイミングに該当するか否かを判断するものであり、始動信号の検出タイミングが大当りタイミングに該当するときには大当りと判定され、始動信号の検出タイミングが大当りタイミングに該当しないときには外れと判定される。
【0050】
メイン制御装置83は大当りおよび外れの判定処理を終えると、大当りの判定時には大当り図柄を設定し、外れの判定時には外れ図柄を設定する。これら大当り図柄および外れ図柄は大当りおよび外れの判定結果を遊技者に報知するための3列の組合わせ図柄を称するものであり、大当り図柄は左列,中列,右列が全て同一の組合わせ図柄であり、外れ図柄は左列,中列,右列が同一でない組合わせ図柄である。
【0051】
メイン制御装置83は大当り図柄および外れ図柄を設定すると、図柄制御装置88に変動表示コマンドおよび変動表示データを送信する。この変動表示データは大当り図柄の設定結果および外れ図柄の設定結果を有するものであり、図柄制御装置88は変動表示コマンドおよび変動表示データを検出すると、図柄表示装置43の各列の図柄を変動させる。この変動は各列の図柄が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄の移動方向は上から下であり、各列の図柄の変化順序は「1」→「2」→「3」……「11」→「12」→「1」…のループ状である。
【0052】
図柄制御装置88は左図柄,中図柄,右図柄の変動開始から所定時間が経過したことを検出すると、左図柄,右図柄,中図柄を当該順序で変動停止させる。これら各列の図柄の変動停止はメイン制御装置83からの設定図柄で行われるものであり、3列の図柄の変動停止状態での組合せによって遊技者に大当りおよび外れが報知される。
【0053】
図柄表示装置43に大当り図柄が表示されたときにはメイン制御装置83が大当り遊技を開始する。この大当り遊技は大入賞口47の扉48を開放し、大入賞口47内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者に有利な状態を発生させるものであり、大入賞口47は上限個(例えば15個)のパチンコ球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(例えば27秒)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この開放動作は大当りラウンド動作と称されるものであり、大当り遊技は大当りラウンド動作の繰返し回数が上限値に達することに基づいて終了する。
【0054】
上記第1実施例によれば、メイン基板ボックス72をメインセット53に対してロックおよびロック解除する操作キー79を外部に露出しないように設けたので、操作キー79の所在を認識している検査者は操作キー79を操作することができ、操作キー79の所在を認識していない違法行為者は操作キー79を操作することができない。このため、検査者はメイン基板ボックス72を取外すことができ、違法行為者はメイン基板ボックス72を取外すことができないので、メイン基板82の効率的な検査が可能になる上にメイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【0055】
また、操作キー79を上皿板4の後方に配置したので、メイン基板ボックス72を取外すには上皿板4を前方へ回動操作することに基づいて操作キー79を開放し、操作キー79をロック状態からロック解除状態に操作しなければならない。このため、メイン基板ボックス72を交換しようとしたときには上皿板4を前方へ回動操作する必要ができるので、メイン基板ボックス72の交換作業が周囲の人に目立つようになる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業に周囲の人が容易に気付くようになるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0056】
また、上皿板4を回動不能にロックするロック状態および上皿板4のロックを解除するロック解除状態に操作可能な操作プレート13を設けた。このため、上皿板4を回動操作するには操作プレート13をロック解除状態に操作しなければならないので、上皿板4の回動操作が面倒になる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業が一層困難になるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0057】
また、操作プレート13の操作を許容する開放状態および操作プレート13の操作を禁止する閉鎖状態に回動可能なガラス窓34を設けたので、操作プレート13を操作するにはガラス窓34を前方に回動した開放状態に操作し、操作プレート13を操作可能に開放しなければならない。このため、メイン基板ボックス72を交換しようとしたときには上皿板4に加えてガラス窓34を開放する必要ができるので、メイン基板ボックス72の交換作業が周囲の人に一層目立つようになる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業に周囲の人が一層容易に気付くようになるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0058】
また、ガラス窓34を開放状態に回動操作するには枠鍵35を鍵で操作し、ガラス窓34をロック解除状態に切換えなければならないように構成したので、ガラス窓34の開放操作に手間がかかるようになる。このため、メイン基板ボックス72の交換作業が一層面倒になるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0059】
尚、上記第1実施例においては、上皿板4の後方に操作キー79を設けたが、これに限定されるものではなく、例えばガラス窓34の後方に操作キー79を設け、ガラス窓34のうち操作キー79の前方に対応する部分に着色や目張り等の被覆を施すことに基づいて操作キー79を前方から視覚的に認識不能にしても良い。この構成の場合、メイン基板ボックス72を着脱するには前面扉2を開放し、しかも、ガラス窓34を開放して操作キー79を操作しなければならなくなるので、メイン基板ボックス72の不正交換が周囲の人に目立つようになる。
【0060】
また、上記第1実施例においては、上皿板4が開放されたことを人が目で検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば電気的に検出する構成としても良い。具体的には上皿板4の開閉に応じて状態が切換わる皿板スイッチを設け、皿板スイッチからの出力信号に基づいて上皿板4の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示する。このホールコンピュータは外部管理装置に相当するものであり、図柄変動回数の集計機能および出球数の集計機能等、遊技情報の管理機能を有している。この場合、皿板スイッチに加え、前面扉2の開閉に応じて状態が切換わる扉スイッチを設け、扉スイッチからの出力信号に基づいて前面扉2の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示しても良い。
【0061】
次に本発明の第2実施例を図13〜図16に基づいて説明する。センタカバー52の後面には、図15に示すように、左右両端部に位置してキー孔76が形成されており、各キー孔76のシャフト挿通部78内には、図13に示すように、円柱状のシャフト98が挿入されている。これら各シャフト98はボックスベース70の前面に形成されたものであり、各シャフト98には操作キー79が装着されている。これら各操作キー79は操作キー79を通してシャフト98にピン99を装着することに基づいてシャフト98に対して回動可能にされたものであり、摩擦抵抗力で現在位置に保持され、遊技盤18により前方から視覚的に認識不能に覆われている。尚、センタカバー52および遊技盤18は基台および第1のカバー部材に相当するものである。
【0062】
両操作キー79はメイン基板ボックス72の取外しを許容および禁止するものであり、両操作キー79が垂直なロック状態にあるときには、図13に示すように、センタカバー52の後板に係合し、メイン基板ボックス72の取外しが禁止される。また、両操作キー79を水平なアンロック状態に回動操作した後にメイン基板ボックス72を引張ると、両操作キー79が両キー孔76を通して抜取られ、メイン基板ボックス72がセンタカバー52から取外される。このメイン基板ボックス72の詳細な取外し手順を下記▲1▼〜▲4▼に示す。
【0063】
▲1▼枠鍵35を鍵で操作し、前面扉2のロックを解除する。このロック解除状態で前面扉2を前方から開放状態に回動操作し、メイン基板ボックス72を前方から着脱可能な状態に開放する。
▲2▼両ロックプレート56を水平なロック解除状態に回動操作し、センタカバー52のロックを解除する。このロック解除状態でセンタカバー52を開放状態に回動操作し、両操作キー79を前方から操作可能な状態に開放する。尚、ロックプレート56は第2の操作部材に相当するものである。
▲3▼両操作キー79を前方から水平なロック解除状態に操作し、メイン基板ボックス72を取外す。
【0064】
上記第2実施例によれば、メイン基板ボックス72をセンタカバー52に対してロックおよびロック解除する複数の操作キー79を外部(前方)に露出しないように設けたので、複数の操作キー79の所在を認識している検査者は複数の操作キー79を操作することができ、複数の操作キー79の所在を認識していない違法行為者は複数の操作キー79を操作することができない。このため、検査者はメイン基板ボックス72を取外すことができ、違法行為者はメイン基板ボックス72を取外すことができないので、メイン基板82の効率的な検査が可能になる上にメイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【0065】
また、複数の操作キー79を遊技盤18の後方に配置したので、メイン基板ボックス72を取外すにはセンタカバー52を回動操作することに基づいて複数の操作キー79を開放し、複数の操作キー79をロック状態からロック解除状態に操作しなければならない。このため、メイン基板ボックス72を交換しようとしたときにはセンタカバー52を回動操作する必要ができるので、メイン基板ボックス72の交換作業が周囲の人に目立つようになる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業に周囲の人が容易に気付くようになるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0066】
また、センタカバー52を回動不能にロックするロック状態およびセンタカバー52をロック解除するロック解除状態に操作可能な複数のロックプレート56を設けた。このため、センタカバー52を回動操作するには複数のロックプレート56をロック解除状態に操作しなければならないので、センタカバー52の回動操作が面倒になる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業が一層困難になるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0067】
尚、上記第2実施例においては、センタカバー52の開放を人が目で検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば電気的に検出する構成にしても良い。具体的にはセンタカバー52の開閉に応じて状態が切換わるカバースイッチを設け、カバースイッチからの出力信号に基づいてセンタカバー52の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示する。この場合、カバースイッチに加えて扉スイッチを設け、扉スイッチからの出力信号に基づいて前面扉2の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示しても良い。
【0068】
また、上記第2実施例においては、センタカバー52をメインセット53に回動可能に装着したが、これに限定されるものではなく、例えば後方からセンタカバー52を通してメインセット53に複数の捩子を締込むことに基づいて着脱可能に装着しても良い。この構成の場合、複数の操作キー79を操作するには複数の捩子を取外し、センタカバー52をメインセット53から取外すことに基づいて複数の操作キー79を操作可能に開放する。即ち、複数の捩子がセンタカバー52の遊技盤18に対する相対的な移動操作をロックおよびロック解除する第2の操作部材に相当する。
【0069】
次に本発明の第3実施例を図17に基づいて説明する。前面扉2にはメインセット53が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されている。また、前面扉2の後面にはロック機構(図示せず)が装着されている。このロック機構はメインセット53を前面扉2の後面を覆う閉鎖状態にロックするものであり、メインセット53はロック機構の操作部材を操作することに基づいてロック解除される。
【0070】
メインセット53には複数のキー孔76が形成されている。これら複数のキー孔76内には複数の操作キー79が挿入されており、複数の操作キー79は前面扉2により前方から視覚的に認識不能に覆われている。これら複数の操作キー79はメイン基板ボックス72に装着されたものであり、メイン基板ボックス72は複数の操作キー79が垂直なロック状態に回動操作されることに基づいてメインセット53にロックされている。尚、メインセット53および前面扉2は基台および第1のカバー部材に相当するものである。
【0071】
次にメイン基板ボックス72の取外し手順について説明する。
▲1▼枠鍵35を鍵で操作し、前面扉2のロックを解除する。このロック解除状態で前面扉2を前方から開放状態に回動操作し、メインセット53を前方に露出させる。
▲2▼メインセット53のロック機構を操作し、メインセット53のロックを解除する。このロック解除状態でメインセット53を前面扉2に対して相対的に回動操作し、複数の操作キー79を前方から操作可能な状態に開放する。
▲3▼複数の操作キー79を前方から水平なロック解除状態に操作し、メイン基板ボックス72を取外す。
【0072】
尚、上記第3実施例においては、メインセット53を前面扉2に回動可能に装着したが、これに限定されるものではなく、例えば後方からメインセット53を通して前面扉2に複数の捩子を締込むことに基づいて着脱可能に装着しても良い。この構成の場合、複数の操作キー79を操作するには複数の捩子を取外し、メインセット53を前面扉2から取外すことに基づいて複数の操作キー79を操作可能に開放する。即ち、複数の捩子がメインセット53の前面扉2に対する相対的な移動操作をロックおよびロック解除する第2の操作部材に相当する。
【0073】
また、上記第1〜第3実施例においては、大当りの発生に連動して大当り動作が行われる1種のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば2種のパチンコ機または3種のパチンコ機に適用しても良い。前者の2種のパチンコ機はパチンコ球が始動口内に入賞することに基づいて電動式の中央役物を所定時間だけ開放するものであり、中央役物の開放時に中央役物内の特定入賞口にパチンコ球が入賞することに基づいて大当りが発生する。後者の3種のパチンコ機は図柄表示装置に特定図柄が表示されることに基づいて特定入賞口が開放されるものであり、特定入賞口の開放時に特定入賞口内にパチンコ球が入賞することに基づいて大当りが発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(aは図7のX線に沿う断面図、bはキー孔を拡大して示す前面図)
【図2】メイン基板ボックスを示す図(aは後面図、bは側面図、cは上面図)
【図3】メイン基板ボックスを示す前面図
【図4】上皿板のロック機構を示す側面図
【図5】機構盤を示す図(aは前面図、bは側面図、cは上面図)
【図6】全体構成を上皿板の除去状態で示す前面図
【図7】全体構成を示す図(aは前面図、bは側面図)
【図8】全体構成をメイン基板ボックスの除去状態で示す後面図
【図9】全体構成を示す後面図
【図10】センタカバーを示す上面図
【図11】打球装置および打球槌を示す図(aは前面図、bは上面図)
【図12】電気的構成を示すブロック図
【図13】本発明の第2実施例を示す図(図16のX線に沿う断面図)
【図14】メイン基板ボックスを示す図(aは後面図、bは側面図、cは上面図)
【図15】全体構成をメイン基板ボックスの取外し状態で示す後面図
【図16】全体構成をメイン基板ボックスの装着状態で示す後面図
【図17】本発明の第3実施例を示す図(メイン基板ボックスの装着状態を示す断面図)
【図18】従来構成を示す図
【符号の説明】
2は前面扉(第1のカバー部材)、4は上皿板(第1のカバー部材)、13は操作プレート(第2の操作部材)、18は遊技盤(第1のカバー部材)、34はガラス窓(第2のカバー部材)、52はセンタカバー(基台)、53はメインセット(基台)、56はロックプレート(第2の操作部材)、72はメイン基板ボックス(制御基板ボックス)、79は操作キー(第1の操作部材)、82はメイン基板(制御基板)を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御基板が収納された制御基板ボックスを有する遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記遊技機には、図18に示すように、外枠201に前扉202を回動可能に装着し、前扉202の後面側に制御基板ボックス203を装着した構成のものがある。この制御基板ボックス203内には制御基板が収納されており、制御基板をパチンコホールの営業中に検査するときには前扉202を前方から手前側に回動操作し、制御基板ボックス203を前扉202の開放状態で前方から取外している。この前扉202の後面側には制御基板ボックス203を含んだ多数の裏部品が装着されており、前扉202は制御基板の検査時に加えて残りの裏部品の保守・点検時にも開放される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記遊技機の場合、前扉202をパチンコホールの営業中に開放する頻度が高いので、前扉202を不正に開放して制御基板を制御基板ボックス203ごと交換する違法行為に周囲の人達が気付かない虞れがある。この違法行為は制御基板ボックス203を前扉202に着脱不能に固定することで防止できるが、制御基板ボックス203を前扉202に固定した場合には制御基板の検査を効率的に行うことができない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、制御基板の検査を効率的に行うことができ、しかも、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性を高めることができる遊技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、制御基板が収納された制御基板ボックスと、前記制御基板ボックスを基台にロックするロック状態および前記制御基板ボックスのロックを解除するロック解除状態に操作可能な第1の操作部材とを備え、前記第1の操作部材が外部に露出しない状態にされているところに特徴を有している。
上記発明によれば、第1の操作部材が外部に露出していないので、第1の操作部材の所在を認識している検査者は第1の操作部材を操作することができ、第1の操作部材の所在を認識していない違法行為者は第1の操作部材を操作することができない。このため、検査者は制御基板ボックスを取外すことができ、違法行為者は制御基板ボックスを取外すことができないので、制御基板の効率的な検査が可能になる上に制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【0005】
請求項2に係る発明は、基台に対して相対的に移動可能に設けられ第1の操作部材を覆う第1のカバー部材を備え、前記第1のカバー部材を前記基台に対して相対的に移動操作することに基づいて前記第1の操作部材が操作可能に露出するところに特徴を有している。尚、第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動とは回動およびスライド等の案内部材に沿う移動は勿論のこと、第1のカバー部材または基台を取外して移動することも含む。また、第1のカバー部材の相対的な移動に基づいて状態が切換わる第1のスイッチを設け、第1のスイッチからの出力信号に基づいて第1のカバー部材の相対的な移動操作が検出されたときには報知手段を用いて第1のカバー部材の相対的な移動操作を報知しても良い。
上記発明によれば、制御基板ボックスを取外すには第1のカバー部材を相対的に移動操作することに基づいて第1の操作部材を開放し、第1の操作部材をロック状態からロック解除状態に操作する。このため、制御基板ボックスを交換しようとしたときには第1のカバー部材を相対的に移動操作する必要ができるので、制御基板ボックスの交換作業が周囲の人に目立つようになる。従って、制御基板ボックスの交換作業に周囲の人が容易に気付くようになるので、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0006】
請求項3に係る発明は、第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動をロックするロック状態および第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動をロック解除するロック解除状態に操作可能な第2の操作部材を備えたところに特徴を有している。
上記発明によれば、第1のカバー部材を基台に対して相対的に移動操作するには第2の操作部材をロック解除状態に操作しなければならないので、第1のカバー部材の相対的な移動操作が面倒になる。このため、制御基板ボックスの交換作業が一層困難になるので、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0007】
請求項4に係る発明は、第2の操作部材の操作を許容する開放状態および第2の操作部材の操作を禁止する閉鎖状態に移動可能な第2のカバー部材を備えたところに特徴を有している。この場合、第2のカバー部材の開閉に基づいて状態が切換わる第2のスイッチを設け、第2のスイッチからの出力信号に基づいて第2のカバー部材の開放が検出されたときには報知手段を用いて第2のカバー部材の開放を報知しても良い。
上記発明によれば、第2の操作部材を操作するには第2のカバー部材を開放状態に操作し、第2の操作部材を開放しなければならない。このため、制御基板ボックスを交換しようとしたときには第1のカバー部材に加えて第2のカバー部材を開放する必要ができるので、制御基板ボックスの交換作業が周囲の人に一層目立つようになる。従って、制御基板ボックスの交換作業に周囲の人が一層容易に気付くようになるので、制御基板の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1実施例を図1〜図12に基づいて説明する。パチンコホールの台島には、図7に示すように、外枠1が設置されている。この外枠1は前後面が開口する四角筒状をなすものであり、外枠1の前面には前面扉2が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されている。この前面扉2は外枠1の前面開口部を開閉する矩形枠状をなすものであり、前面扉2の内周面にはコ字状の金枠3が固定されている。
【0009】
金枠3には横長な長方形状の上皿板4が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、上皿板4の前面には上皿5が固定されている。この上皿5は賞品球として払出されるパチンコ球を貯溜するものであり、上皿5の左端部には複数のスリット6が形成されている。尚、上皿板4は第1のカバー部材に相当するものである。
【0010】
上皿板4の後面には右端部に位置して支持プレート7が固定されている。この支持プレート7は前後方向へ延びる平板状をなすものであり、支持プレート7の上下端部には、図4に示すように、ピン8が固定されている。これら両ピン8の外周面にはロックプレート9の長孔10が嵌合されており、ロックプレート9は両ピン8に沿って上下方向へスライド可能にされている。このロックプレート9と支持プレート7との間にはロックスプリング(図示せず)が介在されており、ロックプレート9はロックスプリングの復元力で上方へ付勢されている。
【0011】
ロックプレート9には後方へ延びる平板状のフック11が形成されており、フック11はロックスプリングの復元力でロック突部12に係合したロック状態に保持されている。このロック突部12は前面扉2の金枠3に固定されたものであり、上皿板4はフック11およびロック突部12間の係合力で前面扉2の開口部を閉鎖する閉鎖状態にロックされている。
【0012】
ロックプレート9の上端部には水平な平板状の操作プレート13が形成されており、操作プレート13は、実線で示すように、上皿板4が閉鎖状態にロックされた状態で上方へ移動したロック状態に保持されている。この操作プレート13は第2の操作部材に相当するものであり、操作プレート13が下方へ押圧されたロック解除状態に操作されたときには、二点鎖線で示すように、フック11がロック突部12から外れることに基づいて上皿板4がアンロック状態になり、上皿板4を前方へ回動した開放状態に操作することが可能になる。
【0013】
フック11には傾斜面14が形成されており、上皿板4を開放状態から後方へ回動操作したときには傾斜面14がロック突部12より押圧されることに基づいてロックプレート9が下方へスライドし、フック11がロックスプリングの復元力でロック突部12に係合することに基づいて上皿板4が閉鎖状態に復帰する。尚、符号15は支持プレート7,両ピン8,ロックプレート9,ロックスプリング,フック11,ロック突部12,操作プレート13を有するロック機構を示している。
【0014】
前面扉2の後面には、図1の(a)に示すように、機構盤16が固定されており、機構盤16には、図5に示すように、空間状の遊技盤保持部17が形成されている。この遊技盤保持部17は、図6に示すように、遊技盤18を保持するものであり、遊技盤18は遊技盤保持部17内に対して前方から着脱可能にされている。また、機構盤16の下端部には、図5に示すように、横長な長方形状の座板19が固定されており、座板19の左端部にはスピーカ20が固定されている。このスピーカ20は上皿板4の閉鎖状態でスリット6の後方に位置するものであり、スピーカ20の駆動時にはスピーカ20からスリット6を通して前方の遊技者に効果音が出力される。
【0015】
前面扉2の前面には、図6に示すように、右下隅部に位置してハンドル台21が固定されており、ハンドル台21には発射ハンドル22が回動可能に装着されている。この発射ハンドル22の後方には、図8に示すように、発射モータ23が装着されており、発射モータ23の回転軸には、図11に示すように、打球装置24を介して打球槌25が連結されている。この発射モータ23は打球装置24の駆動源に相当するものであり、発射ハンドル22が図6の時計回り方向へ回動操作されたときには発射モータ23に電源が与えられ、打球装置24が打球槌25を軸26を中心に回動操作する。この打球槌25はパチンコ球を遊技盤18内に発射するものであり、打球槌25の先端部にはパチンコ球を叩く打球部としてハンマスプリング27が固定されている。
【0016】
打球装置24はカム機構を有している。このカム機構は発射モータ23の回転軸に連結された偏平な半円形状のカム28および打球槌25に連結されたローラ状のカムフォロワ29を主体に構成されたものであり、発射モータ23の回転位相角が「0°〜180°」の範囲内では、破線で示すように、カム28がカムフォロワ29を矢印A方向へ押圧することに基づいて打球槌25を軸26を中心に矢印A方向の待機位置に回動操作し、発射モータ23の回転位相角が「180°〜360°」の範囲内ではカム28がカムフォロワ29から離間する。この打球槌25の矢印A方向への回動は巻ばね30の付勢力に抗して行われるものであり、カム28がカムフォロワ29から離間したときには、実線で示すように、打球槌25が巻ばね30の復元力により待機位置から反矢印A方向の原点位置に復帰する。
【0017】
座板19の前面には、図5に示すように、発射レール31が固定されている。この発射レール31は右方から左方へ向って上昇する平板状をなすものであり、発射レール31の右端部にはストッパ32が折曲形成されている。このストッパ32には開口部(図示せず)が形成されており、打球槌25が原点位置に回動した状態では打球槌25のハンマスプリング27がストッパ32の開口部内に侵入する。
【0018】
座板19には球送り機構(図示せず)が装着されている。この球送り機構は打球槌25と共通の発射モータ23を駆動源とするものであり、打球槌25が矢印A方向の待機位置に回動するタイミングで上皿5内から発射レール31の上面に1個のパチンコ球を供給する。このパチンコ球の供給は発射レール31のうちストッパ32の直前に対して行われるものであり、ハンマスプリング27は打球槌25が待機位置から原点位置に復帰するときに発射レール31上のパチンコ球を叩き、発射レール31の傾斜に沿って左端部から発射する。
【0019】
金枠3には、図7に示すように、矩形状の窓枠33が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されており、窓枠33の内周面には透明なガラス窓34が保持されている。また、前面扉2には右側部に位置して枠鍵35が装着されている。この枠鍵35は前面扉2を外枠1の前端面に密着した閉鎖状態にロックし、窓枠33を金枠3の内周面に嵌合した閉鎖状態にロックするものであり、窓枠33の閉鎖状態では遊技盤18が前方からガラス窓34により覆われる。尚、ガラス窓34は第2のカバー部材に相当するものである。
【0020】
枠鍵35には鍵(図示せず)が付属品として添付されており、前面扉2のロックは枠鍵35内に鍵を挿入して時計回り方向へ回動操作することに基づいて解除され、窓枠33のロックは鍵を反時計回り方向へ回動操作することに基づいて解除される。この窓枠33のロック解除状態で窓枠33を前方へ回動操作したときには上皿板4の上方からガラス窓34が除去され、上皿板4の後面側に上方から指を挿入することが可能になる。即ち、上皿板4は窓枠33およびガラス窓34の開放状態で操作プレート13を指で操作することに基づいて開放状態に操作されるものであり、枠鍵35はガラス窓34を閉鎖状態にロックするロック機構に相当する。
【0021】
遊技盤18の前面には、図6に示すように、外レール36および内レール37が固定されている。これら外レール36および内レール37間には発射通路38が形成されており、打球槌25が叩いたパチンコ球は発射レール31の左端部から発射通路38内に侵入する。そして、発射通路38内を上昇し、発射通路38の出口39から遊技盤18内の上部に左側から放出される。この遊技盤18の前面には複数の障害釘(図示せず)が打込まれており、遊技盤18内の上部に放出されたパチンコ球は障害釘に当りながら落下する。
【0022】
遊技盤18には左上隅部および右上隅部に位置して三角形状のランプカバー40が固定されている。これら各ランプカバー40の後方には複数のランプ41 (図12参照)が固定されており、各ランプカバー40は後方のランプ41が点灯することに基づいて発光する。また、遊技盤18には、図6に示すように、表示台板42が固定されており、表示台板42にはカラー液晶表示器からなる図柄表示装置43が固定されている。この図柄表示装置43は横長な長方形状の表示領域HEを有するものであり、表示領域HE内には左図柄,中図柄,右図柄として識別図柄に相当する数字図柄が表示される。
【0023】
遊技盤18には表示台板42の下方に位置して特別図柄始動口44が固定されている。この特別図柄始動口44は上面が開口するポケット状をなすものであり、特別図柄始動口44内には始動口センサ45(図12参照)が固定されている。この始動口センサ45は近接スイッチからなるものであり、特別図柄始動口44内にパチンコ球が入賞したことを検出して始動信号を出力する。
【0024】
遊技盤18には、図6に示すように、特別図柄始動口44の下方に位置して入賞口台板46が固定されており、入賞口台板46には前面が開口する四角筒状の大入賞口47が形成されている。また、入賞口台板46には扉48が下端部の水平な軸49を中心に回動可能に装着されており、大入賞口47の前面は扉48が垂直な閉鎖状態に回動することに基づいて閉鎖され、扉48が前方に倒れた水平状態に回動することに基づいて開放される。
【0025】
入賞口台板46の後面には大入賞口ソレノイド50(図12参照)が固定されている。この大入賞口ソレノイド50のプランジャには扉48が機械的に連結されており、扉48は大入賞口ソレノイド50のプランジャが進退することに基づいて開放状態および閉鎖状態に回動操作される。また、大入賞口47内には入賞口センサ51(図12参照)が固定されている。この入賞口センサ51は近接スイッチからなるものであり、大入賞口47内にパチンコ球が入賞したことを検出して入賞信号を出力する。
【0026】
遊技盤18の後面には、図8に示すように、正方形状のセンタカバー52が配設されている。このセンタカバー52は前面が開口する容器状をなすものであり、センタカバー52の外周部には矩形枠状のメインセット53が配設されている。このメインセット53は前面扉2の後面に機構盤16の外周部に位置して固定されたものであり、メインセット53の後面には左側部に位置してL字状をなす2個のブラケット54が固定され、両ブラケット54には垂直なシャフト55が回動可能に装着されている。これら両シャフト55はセンタカバー52に固定されたものであり、センタカバー52は左側部の両シャフト55を中心に回動可能にされている。尚、メインセット53は基台に相当するものである。
【0027】
メインセット53には右側部に位置して2個のロックプレート56が装着されている。これら各ロックプレート56はロックプレート56を通してメインセット53にピン57を装着することに基づいて回動可能にされたものであり、摩擦抵抗力で現在位置に保持されている。また、センタカバー52の右側部には平板状の突部58が形成されており、両ロックプレート56が突部58に垂直に乗上げたロック状態にあるときには、図10に実線で示すように、センタカバー52が遊技盤18の後面を覆う閉鎖状態にロックされている。この状態で両ロックプレート56が水平なロック解除状態に回動操作されたときには両ロックプレート56による突部58のロックが解除され、図10に二点鎖線で示すように、センタカバー52を傾斜した開放状態に回動操作することが許容される。
【0028】
メインセット53の後面には、図8に示すように、上端部に位置して球タンク59が固定されている。この球タンク59は上面が開口する容器状をなすものであり、球タンク59内にはパチンコ球が貯溜されている。また、メインセット53の後面にはタンクレール60が固定されている。このタンクレール60は傾斜樋状をなすものであり、タンクレール60の右端部は球タンク59内に接続されている。
【0029】
メインセット53の左側部には賞球ケース61が固定されている。この賞球ケース61は球タンク59内のパチンコ球がタンクレール60内を通して供給されるものであり、賞球ケース61内には賞球払出機構(図示せず)が収納されている。この賞球払出機構は払出モータ62(図12参照)を駆動源とするものであり、払出モータ62はパチンコ球が特別図柄始動口44内および大入賞口47内に入賞することに基づいて駆動し、賞球ケース61内から下方へパチンコ球を放出する。
【0030】
メインセット53には下皿通路(図示せず)が設けられている。この下皿通路の上端部は賞球ケース61に接続されており、賞球ケース61内から放出されるパチンコ球は下皿通路内を落下する。また、下皿通路の途中部分には上皿通路 (図示せず)が設けられている。この上皿通路は上皿5に接続されており、賞球ケース61内から放出されるパチンコ球は下皿通路内から上皿通路内に転がり込み、上皿通路内を通して上皿5内に賞品球として払出される。また、前面扉2には、図6に示すように、下皿63が固定されている。この下皿63は下皿通路の下端部に接続されたものであり、パチンコ球が上皿5内から溢れて上皿通路内に充満した状態では下皿通路の下端部を通して下皿63内に払出される。
【0031】
メインセット53の後面には、図9に示すように、左右方向中央部に位置して払出基板ボックス64が固定されている。この払出基板ボックス64は払出基板(図示せず)が収納されたものであり、払出基板には、図12に示すように、払出制御装置65が搭載されている。この払出制御装置65はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、払出制御装置65にはモータ駆動回路66を介して払出モータ62が電気的に接続されている。このモータ駆動回路66は払出基板に搭載されたものであり、払出制御装置65はモータ駆動回路66を通して払出モータ62を駆動制御し、上皿5内にパチンコ球を賞品球として払出す。
【0032】
メインセット53の後面には、図8に示すように、払出基板ボックス64の後方に位置して座板67が固定されている。この座板67には、図1に示すように、複数の係合孔68が形成されており、複数の係合孔68内には複数の係合突部69が後方から係合されている。これら複数の係合突部69は横長な長方形状のボックスベース70に形成されたものであり、ボックスベース70には横長な長方形状のボックスカバー71が着脱可能に被せられている。これらボックスベース70およびボックスカバー71は横長な長方形状をなす中空状のメイン基板ボックス72を構成するものであり、メイン基板ボックス72は、図9に示すように、払出基板ボックス64の後方に重ねて配置されている。尚、メイン基板ボックス72は制御基板ボックスに相当するものである。
【0033】
メイン基板ボックス72の右端部には、図2に示すように、複数のカシメ孔73が形成されており、複数のカシメ孔73のうち1個には合成樹脂製のカシメピン(図示せず)が着脱不能に装着されている。このカシメピンはボックスベース70およびボックスカバー71間を分解不能に連結するものであり、ボックスベース70およびボックスカバー71間を分解するにはカシメピンを切断することに基づいてボックスベース70およびボックスカバー71間の連結を解除し、ボックスベース70およびボックスカバー71間を再び連結するには新たなカシメ孔73内に新たなカシメピンを装着する。
【0034】
ボックスベース70の右端部には円筒状のシャフト74が固定されている。このシャフト74は、図1の(a)に示すように、ボックスベース70を通してシャフト74の内周面にピン75を嵌合することに基づいて回転不能にされたものであり、シャフト74の前端部は座板67のキー孔76およびメインセット53のキー孔76を通して座板19のキー孔76内に挿入されている。これら各キー孔76は、図1の(b)に示すように、横長な長方形状のキー挿通部77および円形状のシャフト挿通部78を重ね合せた形状に設定されたものであり、シャフト74はキー孔76のシャフト挿通部78内に挿入されている。
【0035】
シャフト74の前端部には、図1の(a)に示すように、操作キー79が装着されており、操作キー79は前方から上皿板4により視覚的に認識不能に覆われている。この操作キー79は操作キー79を通してシャフト74の内周面にピン80を嵌合することに基づいてシャフト74に対して回転可能にされたものであり、回転方向の操作力が作用していない状態では摩擦抵抗力で現在位置に保持される。この操作キー79は、図1の(b)に示すように、キー孔76を縮小した相似形状をなすものであり、横長な長方形状のキー部80および円形状のシャフト部81を有している。
【0036】
操作キー79はメイン基板ボックス72の取外しを許容および禁止する第1の操作部材に相当するものであり、操作キー79が垂直なロック状態にあるときには、図1の(b)に示すように、キー部80が座板19の前面に係合し、メイン基板ボックス72が取外されることが禁止される。また、操作キー79を水平なロック解除状態に回動操作した後にメイン基板ボックス72を引張ると、操作キー79が座板19のキー孔76,メインセット53のキー孔76,座板67のキー孔76を通して抜取られ、メイン基板ボックス72がメインセット53から取外される。このメイン基板ボックス72の取外し手順を下記▲1▼〜▲4▼に示す。
【0037】
▲1▼枠鍵35を鍵で操作し、前面扉2のロックを解除する。このロック解除状態で前面扉2を前方から開放状態に回動操作し、メイン基板ボックス72を前方から着脱可能な状態に開放する。
▲2▼枠鍵35を鍵で操作し、窓枠33のロックを解除する。このロック解除状態で窓枠33を前方から開放状態に回動操作し、操作プレート13を前方から操作可能な状態に開放する。
▲3▼操作プレート13を下方へ押圧操作し、上皿板4のロックを解除する。このロック解除状態で上皿板4を前方から開放状態に回動操作し、操作キー79を前方から操作可能な状態に開放する。
▲4▼操作キー79を前方から水平な解除状態に操作し、メイン基板ボックス72を前方から取外す。
【0038】
メイン基板ボックス72内には、図1の(a)に示すように、メイン基板82が収納されており、メイン基板82には、図12に示すように、メイン制御装置83が搭載されている。このメイン制御装置83はマイクロコンピュータを主体に構成されたものであり、始動口センサ45および入賞口センサ51はセンサ出力回路84を介してメイン制御装置83に電気的に接続されている。このセンサ出力回路84はメイン基板82に搭載されたものであり、メイン制御装置83は始動口センサ45からの始動信号および入賞口センサ51からの入賞信号をセンサ出力回路84を介して検出する。尚、メイン基板82は制御基板に相当するものである。
【0039】
払出制御装置65にはメイン制御装置83が電気的に接続されており、メイン制御装置83は始動口センサ45からの始動信号および入賞口センサ51からの入賞信号を検出することに基づいて払出制御装置65に賞球コマンドおよび賞球データを送信する。すると、払出制御装置65は賞球コマンドおよび賞球データを検出することに基づいて払出モータ62を駆動し、賞球ケース61内から上皿5内に賞球データに応じた個数のパチンコ球を賞品球として払出す。
【0040】
大入賞口ソレノイド50はソレノイド駆動回路85を介してメイン制御装置83に電気的に接続されている。このソレノイド駆動回路85はメイン基板82に搭載されたものであり、メイン制御装置83は大入賞口ソレノイド50をソレノイド駆動回路85を介して駆動制御し、大入賞口47の扉48を回動操作する。
【0041】
遊技盤18の後面には、図8に示すように、図柄基板ボックス86が固定されており、図柄基板ボックス86内には図柄基板87が収納されている。この図柄基板ボックス86はセンタカバー52により後方から覆われたものであり、図柄基板87には、図12に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成された図柄制御装置88が搭載されている。この図柄制御装置88はメイン制御装置83に電気的に接続されたものであり、図柄制御装置88にはメイン制御装置83から表示制御コマンドおよび表示制御データが送信される。
【0042】
図柄制御装置88にはLCD駆動回路89を介して図柄表示装置43が電気的に接続されている。このLCD駆動回路89は図柄基板87に搭載されたものであり、図柄制御装置88はメイン制御装置83からの表示制御コマンドおよび表示制御データを検出することに基づいてLCD駆動回路89を駆動制御し、図柄表示装置43に表示制御コマンドおよび表示制御データに応じた動画面を表示する。
【0043】
遊技盤18の後面には、図8に示すように、図柄基板ボックス86の右側部に位置して縦長な長方形状の音ランプ基板ボックス90が固定されている。この音ランプ基板ボックス90内には音基板91が収納されており、音基板91には、図12に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたスピーカ制御装置92が搭載されている。このスピーカ制御装置92はメイン制御装置83に電気的に接続されたものであり、スピーカ制御装置92にはメイン制御装置83からスピーカ制御コマンドおよびスピーカ制御データが送信される。
【0044】
スピーカ制御装置92にはスピーカ駆動回路93を介してスピーカ6が電気的に接続されている。このスピーカ駆動回路93は音基板91に搭載されたものであり、スピーカ制御装置92はスピーカ駆動回路93を通してスピーカ6から効果音を出力する。この効果音の出力はスピーカ制御装置92がメイン制御装置83からのスピーカ制御コマンドおよびスピーカ制御データを検出することに基づいて行うものであり、スピーカ6の駆動時にはスピーカ6からスピーカ制御データに応じた効果音が出力される。
【0045】
音ランプ基板ボックス90内には、図8に示すように、ランプ基板94が収納されており、ランプ基板94には、図12に示すように、マイクロコンピュータを主体に構成されたランプ制御装置95が搭載されている。このランプ制御装置95はメイン制御装置83に電気的に接続されたものであり、ランプ制御装置95にはメイン制御装置83からランプ制御コマンドおよびランプ制御データが送信される。
【0046】
ランプ制御装置95にはランプ駆動回路96を介して複数のランプ41が電気的に接続されている。このランプ駆動回路96はランプ基板94に搭載されたものであり、ランプ制御装置95はランプ駆動回路96を通して複数のランプ41を点灯制御する。この点灯制御はランプ制御装置95がメイン制御装置83からのランプ制御コマンドおよびランプ制御データを検出することに基づいて行うものであり、ランプ41の駆動時にはランプカバー40がランプ制御データに応じた態様で電飾される。
【0047】
尚、図7および図8の符号97は外枠1,前面扉2,金枠3,上皿板4,上皿5,機構盤16,遊技盤18,座板19,ハンドル台21,発射ハンドル22,窓枠33,ガラス窓34,枠鍵35,センタカバー52,メインセット53,球タンク59,タンクレール60,下皿63,座板67を有するパチンコ機本体を示すものであり、パチンコ機本体97は遊技機本体に相当する。
【0048】
次に上記構成の作用について説明する。
遊技者が上皿5内にパチンコ球を投入して発射ハンドル22を時計回り方向へ回動操作すると、遊技盤18内にパチンコ球が発射され、障害釘に当りながら落下する。この状態では図柄表装置43に左,中,右の各列の図柄として「1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12」のいずれかの数字が静止状態で表示されており、パチンコ球が特別図柄始動口44内に入賞すると、賞球ケース61から設定個数(例えば5個)のパチンコ球が上皿5内に賞品球として払出され、特別図柄遊技が開始される。この特別図柄遊技は図柄表示装置43の静止図柄を変動表示することに基づいて行われるものであり、特別図柄遊技の概略は次の通りである。
【0049】
パチンコ球が特別図柄始動口44内に入賞すると、メイン制御装置83は始動口センサ45からの始動信号を検出し、大当りおよび外れの判定処理を行う。この判定処理は始動信号の時間的な検出タイミングが大当りタイミングに該当するか否かを判断するものであり、始動信号の検出タイミングが大当りタイミングに該当するときには大当りと判定され、始動信号の検出タイミングが大当りタイミングに該当しないときには外れと判定される。
【0050】
メイン制御装置83は大当りおよび外れの判定処理を終えると、大当りの判定時には大当り図柄を設定し、外れの判定時には外れ図柄を設定する。これら大当り図柄および外れ図柄は大当りおよび外れの判定結果を遊技者に報知するための3列の組合わせ図柄を称するものであり、大当り図柄は左列,中列,右列が全て同一の組合わせ図柄であり、外れ図柄は左列,中列,右列が同一でない組合わせ図柄である。
【0051】
メイン制御装置83は大当り図柄および外れ図柄を設定すると、図柄制御装置88に変動表示コマンドおよび変動表示データを送信する。この変動表示データは大当り図柄の設定結果および外れ図柄の設定結果を有するものであり、図柄制御装置88は変動表示コマンドおよび変動表示データを検出すると、図柄表示装置43の各列の図柄を変動させる。この変動は各列の図柄が移動しながら変化することを称するものであり、各列の図柄の移動方向は上から下であり、各列の図柄の変化順序は「1」→「2」→「3」……「11」→「12」→「1」…のループ状である。
【0052】
図柄制御装置88は左図柄,中図柄,右図柄の変動開始から所定時間が経過したことを検出すると、左図柄,右図柄,中図柄を当該順序で変動停止させる。これら各列の図柄の変動停止はメイン制御装置83からの設定図柄で行われるものであり、3列の図柄の変動停止状態での組合せによって遊技者に大当りおよび外れが報知される。
【0053】
図柄表示装置43に大当り図柄が表示されたときにはメイン制御装置83が大当り遊技を開始する。この大当り遊技は大入賞口47の扉48を開放し、大入賞口47内にパチンコ球が入賞すること許容する遊技者に有利な状態を発生させるものであり、大入賞口47は上限個(例えば15個)のパチンコ球が入賞する個数条件または開放時間が上限値(例えば27秒)に達する時間条件が満足されるまで開放状態に保持される。この開放動作は大当りラウンド動作と称されるものであり、大当り遊技は大当りラウンド動作の繰返し回数が上限値に達することに基づいて終了する。
【0054】
上記第1実施例によれば、メイン基板ボックス72をメインセット53に対してロックおよびロック解除する操作キー79を外部に露出しないように設けたので、操作キー79の所在を認識している検査者は操作キー79を操作することができ、操作キー79の所在を認識していない違法行為者は操作キー79を操作することができない。このため、検査者はメイン基板ボックス72を取外すことができ、違法行為者はメイン基板ボックス72を取外すことができないので、メイン基板82の効率的な検査が可能になる上にメイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【0055】
また、操作キー79を上皿板4の後方に配置したので、メイン基板ボックス72を取外すには上皿板4を前方へ回動操作することに基づいて操作キー79を開放し、操作キー79をロック状態からロック解除状態に操作しなければならない。このため、メイン基板ボックス72を交換しようとしたときには上皿板4を前方へ回動操作する必要ができるので、メイン基板ボックス72の交換作業が周囲の人に目立つようになる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業に周囲の人が容易に気付くようになるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0056】
また、上皿板4を回動不能にロックするロック状態および上皿板4のロックを解除するロック解除状態に操作可能な操作プレート13を設けた。このため、上皿板4を回動操作するには操作プレート13をロック解除状態に操作しなければならないので、上皿板4の回動操作が面倒になる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業が一層困難になるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0057】
また、操作プレート13の操作を許容する開放状態および操作プレート13の操作を禁止する閉鎖状態に回動可能なガラス窓34を設けたので、操作プレート13を操作するにはガラス窓34を前方に回動した開放状態に操作し、操作プレート13を操作可能に開放しなければならない。このため、メイン基板ボックス72を交換しようとしたときには上皿板4に加えてガラス窓34を開放する必要ができるので、メイン基板ボックス72の交換作業が周囲の人に一層目立つようになる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業に周囲の人が一層容易に気付くようになるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0058】
また、ガラス窓34を開放状態に回動操作するには枠鍵35を鍵で操作し、ガラス窓34をロック解除状態に切換えなければならないように構成したので、ガラス窓34の開放操作に手間がかかるようになる。このため、メイン基板ボックス72の交換作業が一層面倒になるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0059】
尚、上記第1実施例においては、上皿板4の後方に操作キー79を設けたが、これに限定されるものではなく、例えばガラス窓34の後方に操作キー79を設け、ガラス窓34のうち操作キー79の前方に対応する部分に着色や目張り等の被覆を施すことに基づいて操作キー79を前方から視覚的に認識不能にしても良い。この構成の場合、メイン基板ボックス72を着脱するには前面扉2を開放し、しかも、ガラス窓34を開放して操作キー79を操作しなければならなくなるので、メイン基板ボックス72の不正交換が周囲の人に目立つようになる。
【0060】
また、上記第1実施例においては、上皿板4が開放されたことを人が目で検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば電気的に検出する構成としても良い。具体的には上皿板4の開閉に応じて状態が切換わる皿板スイッチを設け、皿板スイッチからの出力信号に基づいて上皿板4の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示する。このホールコンピュータは外部管理装置に相当するものであり、図柄変動回数の集計機能および出球数の集計機能等、遊技情報の管理機能を有している。この場合、皿板スイッチに加え、前面扉2の開閉に応じて状態が切換わる扉スイッチを設け、扉スイッチからの出力信号に基づいて前面扉2の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示しても良い。
【0061】
次に本発明の第2実施例を図13〜図16に基づいて説明する。センタカバー52の後面には、図15に示すように、左右両端部に位置してキー孔76が形成されており、各キー孔76のシャフト挿通部78内には、図13に示すように、円柱状のシャフト98が挿入されている。これら各シャフト98はボックスベース70の前面に形成されたものであり、各シャフト98には操作キー79が装着されている。これら各操作キー79は操作キー79を通してシャフト98にピン99を装着することに基づいてシャフト98に対して回動可能にされたものであり、摩擦抵抗力で現在位置に保持され、遊技盤18により前方から視覚的に認識不能に覆われている。尚、センタカバー52および遊技盤18は基台および第1のカバー部材に相当するものである。
【0062】
両操作キー79はメイン基板ボックス72の取外しを許容および禁止するものであり、両操作キー79が垂直なロック状態にあるときには、図13に示すように、センタカバー52の後板に係合し、メイン基板ボックス72の取外しが禁止される。また、両操作キー79を水平なアンロック状態に回動操作した後にメイン基板ボックス72を引張ると、両操作キー79が両キー孔76を通して抜取られ、メイン基板ボックス72がセンタカバー52から取外される。このメイン基板ボックス72の詳細な取外し手順を下記▲1▼〜▲4▼に示す。
【0063】
▲1▼枠鍵35を鍵で操作し、前面扉2のロックを解除する。このロック解除状態で前面扉2を前方から開放状態に回動操作し、メイン基板ボックス72を前方から着脱可能な状態に開放する。
▲2▼両ロックプレート56を水平なロック解除状態に回動操作し、センタカバー52のロックを解除する。このロック解除状態でセンタカバー52を開放状態に回動操作し、両操作キー79を前方から操作可能な状態に開放する。尚、ロックプレート56は第2の操作部材に相当するものである。
▲3▼両操作キー79を前方から水平なロック解除状態に操作し、メイン基板ボックス72を取外す。
【0064】
上記第2実施例によれば、メイン基板ボックス72をセンタカバー52に対してロックおよびロック解除する複数の操作キー79を外部(前方)に露出しないように設けたので、複数の操作キー79の所在を認識している検査者は複数の操作キー79を操作することができ、複数の操作キー79の所在を認識していない違法行為者は複数の操作キー79を操作することができない。このため、検査者はメイン基板ボックス72を取外すことができ、違法行為者はメイン基板ボックス72を取外すことができないので、メイン基板82の効率的な検査が可能になる上にメイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が高まる。
【0065】
また、複数の操作キー79を遊技盤18の後方に配置したので、メイン基板ボックス72を取外すにはセンタカバー52を回動操作することに基づいて複数の操作キー79を開放し、複数の操作キー79をロック状態からロック解除状態に操作しなければならない。このため、メイン基板ボックス72を交換しようとしたときにはセンタカバー52を回動操作する必要ができるので、メイン基板ボックス72の交換作業が周囲の人に目立つようになる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業に周囲の人が容易に気付くようになるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0066】
また、センタカバー52を回動不能にロックするロック状態およびセンタカバー52をロック解除するロック解除状態に操作可能な複数のロックプレート56を設けた。このため、センタカバー52を回動操作するには複数のロックプレート56をロック解除状態に操作しなければならないので、センタカバー52の回動操作が面倒になる。従って、メイン基板ボックス72の交換作業が一層困難になるので、メイン基板82の不正交換に対するセキュリティ性が一層高まる。
【0067】
尚、上記第2実施例においては、センタカバー52の開放を人が目で検出する構成としたが、これに限定されるものではなく、例えば電気的に検出する構成にしても良い。具体的にはセンタカバー52の開閉に応じて状態が切換わるカバースイッチを設け、カバースイッチからの出力信号に基づいてセンタカバー52の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示する。この場合、カバースイッチに加えて扉スイッチを設け、扉スイッチからの出力信号に基づいて前面扉2の開放が検出されたときにはランプ41を点灯させたり、ホールコンピュータのディスプレイにメッセージを表示しても良い。
【0068】
また、上記第2実施例においては、センタカバー52をメインセット53に回動可能に装着したが、これに限定されるものではなく、例えば後方からセンタカバー52を通してメインセット53に複数の捩子を締込むことに基づいて着脱可能に装着しても良い。この構成の場合、複数の操作キー79を操作するには複数の捩子を取外し、センタカバー52をメインセット53から取外すことに基づいて複数の操作キー79を操作可能に開放する。即ち、複数の捩子がセンタカバー52の遊技盤18に対する相対的な移動操作をロックおよびロック解除する第2の操作部材に相当する。
【0069】
次に本発明の第3実施例を図17に基づいて説明する。前面扉2にはメインセット53が左側辺部の垂直な軸(図示せず)を中心に回動可能に装着されている。また、前面扉2の後面にはロック機構(図示せず)が装着されている。このロック機構はメインセット53を前面扉2の後面を覆う閉鎖状態にロックするものであり、メインセット53はロック機構の操作部材を操作することに基づいてロック解除される。
【0070】
メインセット53には複数のキー孔76が形成されている。これら複数のキー孔76内には複数の操作キー79が挿入されており、複数の操作キー79は前面扉2により前方から視覚的に認識不能に覆われている。これら複数の操作キー79はメイン基板ボックス72に装着されたものであり、メイン基板ボックス72は複数の操作キー79が垂直なロック状態に回動操作されることに基づいてメインセット53にロックされている。尚、メインセット53および前面扉2は基台および第1のカバー部材に相当するものである。
【0071】
次にメイン基板ボックス72の取外し手順について説明する。
▲1▼枠鍵35を鍵で操作し、前面扉2のロックを解除する。このロック解除状態で前面扉2を前方から開放状態に回動操作し、メインセット53を前方に露出させる。
▲2▼メインセット53のロック機構を操作し、メインセット53のロックを解除する。このロック解除状態でメインセット53を前面扉2に対して相対的に回動操作し、複数の操作キー79を前方から操作可能な状態に開放する。
▲3▼複数の操作キー79を前方から水平なロック解除状態に操作し、メイン基板ボックス72を取外す。
【0072】
尚、上記第3実施例においては、メインセット53を前面扉2に回動可能に装着したが、これに限定されるものではなく、例えば後方からメインセット53を通して前面扉2に複数の捩子を締込むことに基づいて着脱可能に装着しても良い。この構成の場合、複数の操作キー79を操作するには複数の捩子を取外し、メインセット53を前面扉2から取外すことに基づいて複数の操作キー79を操作可能に開放する。即ち、複数の捩子がメインセット53の前面扉2に対する相対的な移動操作をロックおよびロック解除する第2の操作部材に相当する。
【0073】
また、上記第1〜第3実施例においては、大当りの発生に連動して大当り動作が行われる1種のパチンコ機に本発明を適用したが、これに限定されるものではなく、例えば2種のパチンコ機または3種のパチンコ機に適用しても良い。前者の2種のパチンコ機はパチンコ球が始動口内に入賞することに基づいて電動式の中央役物を所定時間だけ開放するものであり、中央役物の開放時に中央役物内の特定入賞口にパチンコ球が入賞することに基づいて大当りが発生する。後者の3種のパチンコ機は図柄表示装置に特定図柄が表示されることに基づいて特定入賞口が開放されるものであり、特定入賞口の開放時に特定入賞口内にパチンコ球が入賞することに基づいて大当りが発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(aは図7のX線に沿う断面図、bはキー孔を拡大して示す前面図)
【図2】メイン基板ボックスを示す図(aは後面図、bは側面図、cは上面図)
【図3】メイン基板ボックスを示す前面図
【図4】上皿板のロック機構を示す側面図
【図5】機構盤を示す図(aは前面図、bは側面図、cは上面図)
【図6】全体構成を上皿板の除去状態で示す前面図
【図7】全体構成を示す図(aは前面図、bは側面図)
【図8】全体構成をメイン基板ボックスの除去状態で示す後面図
【図9】全体構成を示す後面図
【図10】センタカバーを示す上面図
【図11】打球装置および打球槌を示す図(aは前面図、bは上面図)
【図12】電気的構成を示すブロック図
【図13】本発明の第2実施例を示す図(図16のX線に沿う断面図)
【図14】メイン基板ボックスを示す図(aは後面図、bは側面図、cは上面図)
【図15】全体構成をメイン基板ボックスの取外し状態で示す後面図
【図16】全体構成をメイン基板ボックスの装着状態で示す後面図
【図17】本発明の第3実施例を示す図(メイン基板ボックスの装着状態を示す断面図)
【図18】従来構成を示す図
【符号の説明】
2は前面扉(第1のカバー部材)、4は上皿板(第1のカバー部材)、13は操作プレート(第2の操作部材)、18は遊技盤(第1のカバー部材)、34はガラス窓(第2のカバー部材)、52はセンタカバー(基台)、53はメインセット(基台)、56はロックプレート(第2の操作部材)、72はメイン基板ボックス(制御基板ボックス)、79は操作キー(第1の操作部材)、82はメイン基板(制御基板)を示す。
Claims (4)
- 制御基板が収納された制御基板ボックスと、
前記制御基板ボックスを基台にロックするロック状態および前記制御基板ボックスのロックを解除するロック解除状態に操作可能な第1の操作部材とを備え、前記第1の操作部材は、外部に露出しない状態にされていることを特徴とする遊技機。 - 基台に対して相対的に移動可能に設けられ、第1の操作部材を覆う第1のカバー部材を備え、
前記第1の操作部材は、前記第1のカバー部材を前記基台に対して相対的に移動操作することに基づいて操作可能に露出することを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動をロックするロック状態および第1のカバー部材の基台に対する相対的な移動をロック解除するロック解除状態に操作可能な第2の操作部材を備えたことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
- 第2の操作部材の操作を許容する開放状態および第2の操作部材の操作を禁止する閉鎖状態に移動可能な第2のカバー部材を備えたことを特徴とする請求項3記載の遊技機。
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- 2002-06-28 JP JP2002190180A patent/JP2004033242A/ja active Pending
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