JPH06103515B2 - コインロッカー錠装置 - Google Patents

コインロッカー錠装置

Info

Publication number
JPH06103515B2
JPH06103515B2 JP14664889A JP14664889A JPH06103515B2 JP H06103515 B2 JPH06103515 B2 JP H06103515B2 JP 14664889 A JP14664889 A JP 14664889A JP 14664889 A JP14664889 A JP 14664889A JP H06103515 B2 JPH06103515 B2 JP H06103515B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
door
detector
plunger
locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP14664889A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0312793A (ja
Inventor
賢治 塩島
裕司 ▲葛▼西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpha Corp
Original Assignee
Alpha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpha Corp filed Critical Alpha Corp
Priority to JP14664889A priority Critical patent/JPH06103515B2/ja
Publication of JPH0312793A publication Critical patent/JPH0312793A/ja
Publication of JPH06103515B2 publication Critical patent/JPH06103515B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coin-Freed Apparatuses For Hiring Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ロッカー不使用時には扉を施錠して不正使用
を防止し、所定の硬貨を投入したときに解錠して荷物の
格納並びに施錠を可能とするコインロッカー錠装置に関
する。
〔従来の技術〕
一般のコインロッカーの錠装置は、不使用時には扉が解
錠されており、所定の額の硬貨を投入するとシリンダ錠
が施錠可能となり、物品を格納した後に施錠すると扉が
施錠されると共にキーの抜取が可能となり、物品を一時
保管した後にシリンダ錠にキーを差し込んで解錠し、ロ
ッカー内の物品を取り出して物品の一時保管のワンサイ
クルが完了し、ロッカーは再び解錠状態となる。
コインロッカーには、使用料を徴収するものが多く、此
の場合には硬貨は戻らないが、使用料を徴収しないもの
は、一時保管が終わって解錠したときに、投入した硬貨
が硬貨払出口より戻されるようになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
使用料を徴収するコインロッカーは勿論、使用料を徴収
しないコインロッカーも、一般には、不使用時には扉が
解錠されているために、次のような不正使用が行われる
問題があった。
(1)例えば、盗まれても損害の少ない物品や捨て場所
に困るような不要品などをロッカー内に入れ、そのまま
施錠せずに立ち去るなど無料で使用する不心得者がい
る。
(2)プールや劇場などのように、コインロッカーの近
くに管理人が居るような場合には、施錠しなくても盗難
発生の危険性が少ないことを理由にコインロッカーを施
錠しないで無料で使用する場合がある。
上記のような不正使用があれば、本来の利用者がロッカ
ーを使用することが出来ない問題を生じ、特に、日時を
制限されるロッカーを長期不正使用されると極めて大き
な弊害となる。
又、管理人がロッカーの近くに居る場合には、盗難が発
生した場合に管理人に盗難責任などの迷惑が及ぶことが
ある。
本発明はかかる課題を解決することを目的とし、不使用
時には施錠状態に保たれるコインロッカー錠装置の施錠
及び解錠方法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、検銭機構とシリ
ンダ錠を有するコインロッカー錠装置の内部に、硬貨の
投入を検知する硬貨検出器と、錠の施錠並びに解錠を検
知するシリンダ錠施解錠検出器と、扉の係合孔に係脱可
能なプランジャーと、扉の開閉を検知する扉開閉検出器
を備えたコインロッカー錠装置において、上記シリンダ
錠施解錠検出器の解錠検知により作動し上記扉開閉検出
器の開扉検知によりリセットするタイマーと、硬貨の投
入が検知されて上記プランジャーが上記扉の係合孔より
離脱して解錠し、上記シリンダ錠が施錠された後に解錠
され解錠後に新たな硬貨投入が無く且つ閉扉状態が所定
時間経過したときに上記プランジャーを上記扉に係入し
て施錠する制御手段とを設けた。
又、上記の制御手段の制御条件のうち、解錠後に新たな
硬貨投入が無く且つ閉扉状態が所定時間経過したときに
この条件を、所定時間経過し閉扉状態にあることが検知
されたときにの条件に代えてもよく、タイマーの作動開
始を、シリンダ錠施解錠検出器による解錠検知でなく、
扉開閉検出器の開扉検知としてもよい。
〔作用〕
上記のように構成されたコインロッカー錠装置により、
ロッカーには次のように物品が格納される。
(不使用時) プランジャーがロッカーの扉の係合孔に係入し、扉は施
錠状態に保持され、不要品などを不正格納することは出
来ない。
(物品の格納) コインロッカー錠装置に硬貨を投入すると、検銭機構に
より所定の硬貨が確認され、硬貨検出器により所定額の
金銭の受入が検知され、プランジャーが扉の係合孔より
離脱して開扉可能となる。
物品を格納した後にシリンダ錠を施錠してキーを携帯す
ることは従来と同様である。
(物品の取り出し) ロッカー内に多数の物品が格納されていた場合には、物
品の取り出し時間も長くなるが、シリンダ錠を解錠した
後に、閉扉状態が所定時間持続されれば格納物品の取り
出しが完了したことになるので、プランジャーが扉に係
合し扉が施錠状態に保たれる。
尚、閉扉状態が所定時間持続する間に格納物品の取り出
しを終わり、次の客が硬貨を投入したときには、プラン
ジャーが扉を施錠しない。
又、制御手段のプランジャー施錠条件を、シリンダ錠の
解錠から物品取り出しに充分な所定時間経過後に閉扉が
確認されたときにした場合にも、物品の取り出しが完了
しているので、プランジャーで扉を施錠しても差し支え
ない。
又、上記の解錠検知後を閉扉後とした場合も同様であ
る。
〔実施例〕
本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
本発明は、従来のコインロッカー錠装置にセンサ、検出
器及びプランジャーなどを付加して不使用時に施錠する
ものであり、先ず、従来のコインロッカー錠装置の構成
と作用の概要を説明する(特開昭58−207198号公報参
照)。
第12図の一部破断正面図及び第14図の構成部品の斜視図
に示すように、機枠1の前面に組付けられる前壁2に硬
貨投入口2aが設けられ、機枠1に対して平行な内枠3と
機枠1との間に硬貨通路が形成され、硬貨投入口2aの上
部には規定径より大きい硬貨の投入を阻止する邪魔板4
が設けられる。
内枠3には昇降レバー5が昇降可能に設けられ且つ下方
に付勢され、硬貨通路に突出したピン5aに硬貨が当たる
と昇降レバー5が上昇する。
昇降レバー5に樹設されたピン6に小レバー7及び駆動
レバー8が枢着され、小レバー7には内枠3に枢着され
るピン7aが突設され、上部に突片7bが設けられる。
駆動レバー8には突片8aが設けられ、自由端側上部に摺
動切欠8bが形成され、突片8aと突片7bにばね9が張架さ
れる。
摺動切欠8bの上方には中間部を内枠3に枢着された硬貨
選択レバー10のピン10aが接近し、硬貨選択レバー10の
左端側には硬貨通路に突出するピン10bが設けられる。
従って、硬貨投入口2aに硬貨Cを挿入すると昇降レバー
5が上昇し、駆動レバー8が反時計方向に回動してピン
10aを押し上げ、硬貨選択レバー10が時計方向に回動し
てピン10bが硬貨通路内を上昇して硬貨Cの通過を許容
するが、硬貨Cが規定径よりも小さい場合にはピン10b
の上昇量が小さく硬貨Cの通過を阻止する。
かくして、規定径よりも大きい硬貨や小さい硬貨の通過
を禁止する検銭機構Bが構成される。
内枠3に中間部を枢着された回転阻止レバー11はばね12
の一端を張架する係合ピン11aにより反時計方向に付勢
され、上端及び下端が折曲されそれぞれ折曲片11b及び
テーパー面11cを有する摺動片11dが形成される。
回転阻止レバー11は硬貨通路に突出する係合ピン11eを
有し、硬貨通路を通過する硬貨Cは後述する落下阻止板
19によって阻止され係合ピン11eを押圧する。
硬貨Cに係合ピン11eを押圧された回転阻止レバー11は
第12図において時計方向に回動する。
13は施錠用のシリンダ錠で、キーを回動するを急速反転
レバー14が回動操作されるが、硬貨投入前は、急速反転
レバー14の回動軌跡内に摺動片11dが突出し急速反転レ
バー14の回動を阻止するため施錠不能になっている。
硬貨Cが落下阻止板19によって係止されたとき、硬貨C
がピン11eを押圧して回転阻止レバー11を時計方向に回
動した状態に保持するため、摺動片11dが急速反転レバ
ー14の回動軌跡より退避した状態に保たれ、施錠が可能
になる。
急速反転レバー14は下端に折曲部14aを有し、折曲部14a
は硬貨排出規制片15の溝15aに挿入される。
硬貨排出規制片15は中央部が機枠1に枢着され、溝15a
の反対側に阻止片15bが設けられ急速反転レバー14が施
錠位置にあるとき阻止片15bが硬貨通路に突出するよう
になっている。
従って、キーによりシリンダ錠13を施錠すると、急速反
転レバー14が回動して施錠杆23を扉の端部の係合孔(第
11図参照)に係入して扉を施錠すると共に、急速反転レ
バー14が摺動片11dのテーパー面11cを押動し、回転阻止
レバー11が回動して折曲片11dが硬貨選択レバー10の右
側下端面に接近し、硬貨選択レバー10の時計方向回動を
阻止し施錠中のコインロッカーに誤って硬貨が投入され
ることを防止する。
一方、急速反転レバー14の回動に伴って硬貨排出規制片
15の阻止片15bが硬貨通路に突出し、後述するキー抜取
り段階で後述する落下阻止板19より落下する硬貨Cを阻
止するようになっている。
シリンダ錠13にはキーの差込みによって後方に突出する
ロッド16が設けられ、ロッド16の後端には溝16aが刻設
され、溝16aに回転板17の一方が挿入され、溝16aを貫通
するピン18に回転板17に設けられた長孔17aが挿入され
る。
回転板17の後方には内枠3に固着されるピン(図示しな
い)に枢着される孔17bと押圧部17cが設けられ、ロッド
16が後方に突出しているときは孔17bを支点として押圧
部17cが落下阻止板19を押圧している。
落下阻止板19は内枠3に設けられた枢着軸20に一端を枢
着され、ばね21により枢着軸20を支点として内枠3より
遠ざかる方向に回動付勢され、押圧部17cに押圧されて
いるときには内枠3に押付けられて落下阻止板19に設け
られた係合ピン22の先端が硬貨通路に突出し、硬貨Cの
落下を阻止している(第12図参照)。
施錠方向に回動したキーはシリンダ錠13より抜取可能と
なり、キーを抜き取ると、ロッド16がシリンダ錠13方向
に移動し、回転板17は孔17bを支点としてシリンダ錠13
に向けて回動して押圧部17cが落下阻止板19より離れる
ので、落下阻止板19が枢着軸20を支点として回動して内
枠3より離れ、係合ピン22が硬貨通路より退き、係合ピ
ン22に阻止されていた硬貨Cが落下する。
料金を徴収する有料コインロッカーの場合には、落下し
た硬貨は下方の料金収納箱に入る。
料金を払い戻すコインロッカーの場合には、前壁2に設
けられた硬貨払出口2bに連通する硬貨通路内に落ち込
み、硬貨払出口2bに向かって硬貨通路内を転動し、硬貨
通路内に突出した阻止片15bに当たる。
かくして、物品を格納したコインロッカーが施錠され、
客はキーを携帯して立ち去る。
一時保管を終わった客がキーをシリンダ錠13に差し込む
と、ロッド16が後方に突出して回転板17が回動し押圧部
17cが落下阻止板19を内枠3に押し付ける。
次にキーを回動してシリンダ錠13を解錠すると急速反転
レバー14が回動して施錠杆23が没入し扉は開扉可能とな
る。
料金が払戻される無料コインロッカーの場合には、急速
反転レバー14の回動により硬貨排出規制片15が回動して
阻止片15bが硬貨通路より退いて硬貨払出口2bより放出
される。
有料無料いずれの場合にも、急速反転レバー14にテーパ
ー面11cを押圧されていた回転阻止レバー11は反時計方
向に回動して復帰し、折曲片11bは硬貨選択レバー10の
右側下面より外れ、硬貨選択レバー10は回動可能となり
硬貨投入口2aに硬貨を投入出来るようになる。
以上のように構成された従来のコインロッカー錠装置に
は、第6図〜第10図に示すように、検出器、及びプラン
ジャーなどが設けられる。
第9図及び第10図において、24は回転阻止レバー11の折
曲片11bの位置を検出フォトセンサ型の硬貨検出器で、
内枠3に固着された支持金具25に取付けられる。
コインロッカーが使用されていないときには、係合ピン
11aに張架されたばね12により回転阻止レバー11は反時
計方向に付勢され、第9図(イ)に示すように、折曲片
11bがフォトセンサ型の硬貨検出器24の投受光器間の光
線を遮断する位置にあり、硬貨Cが投入されると、硬貨
Cが係合ピン22によって落下を阻止され、硬貨Cにピン
11eを押圧された回転阻止レバー11はばね12に抗して時
計方向に回動し、第9図(ロ)に示すように、折曲片11
bが硬貨検出器24より外れ、硬貨検出器24が硬貨投入を
検知する。
以上の実施例では、フォトセンサ型の硬貨検出器24によ
って硬貨投入を検知したが、回転阻止レバー11の動きを
マイクロスイッチ等のセンサで検知するようにしてもよ
い。
第7図に示すように、急速反転レバー14の折曲部14aの
下方には機枠1の前壁2にマイクロスイッチ型のシリン
ダ錠施解錠検出器26が固着され、シリンダ錠13の施錠及
び解錠と共に回動する急速反転レバー14の動きがシリン
ダ錠施解錠検出器26に検知されるようになっている。
又、従来の錠装置の下方には、第6図〜第8図に示すよ
うに、ソレノイド27が設けられ、ソレノイドの心棒27a
の先端にレバー28の一端が設けられ、レバー28の他端に
固着された軸29にレバー30の一端が固着される。
レバー30の他端には、軸受31に対して摺動可能に設けら
れたプランジャー32の後端が枢着される。
そして、ソレノイド27の心棒27aが吸引されている場合
には、第8図(イ)に示すように心棒27aがソレノイド2
7内に後退し、プランジャー32が機枠1内に没入してい
るが、ソレノイド27の復帰状態では心棒27aが突出して
レバー28及びレバー30が軸29を支点として回動し、プラ
ンジャー32が機枠1の外方に突出する。
突出したプランジャー32は、第11図に示すように、扉D
の端部に設けられた係合孔33に嵌入し、扉Dは開扉不能
になる。
扉Dの把手部34の裏側には、前壁2を貫通する孔35が設
けられ(第11図参照)、孔35に移動部材36の先端部36a
が挿入される(第6図参照)。
移動部材36は、側端より屈曲して起立されたばね係止部
37を有し、前壁2方向の端部及びその反対側端部に穿設
された長孔38,39に、機枠1に固着されたピン40,41がそ
れぞれが挿入され、ピン40とばね係止部37にばね42が張
架される。
従って、移動部材36は前壁2に対して前後進可能であ
り、前壁2方向に付勢され、孔35より突出する先端部36
aが把手部34に当接する。
移動部材36には屈曲起立され更に先端が内側に屈曲され
た逆L字形の突起部43が設けられ、扉Dの閉扉により移
動部材36が後退したときに、錠装置内のCPU基板Eに固
定されたマイクロスイッチ型の扉開閉検出器44は突起部
43が当たってONとなり(第6図及び第6図の要部側面図
である第13図参照)、閉扉が検知される。
コインロッカーは水平方向に複数列、上下方向に複数段
配設され、各コインロッカーのソレノイド27、硬貨検出
器24、シリンダ錠施解錠検出器26、扉開閉検出器44は、
制御手段であるCPU基板Eに電気的に接続され、各コイ
ンロッカー毎に硬貨検出器24の硬貨投入信号、シリンダ
錠施解錠検出器26の施解錠信号、扉開閉検出器44の扉開
閉信号が制御手段Eに送られ、制御手段Eで判断されタ
イマーF或いはソレノイド27に指令が送られる(第5図
のブロック図参照)。
以上のように構成されたコインロッカー錠装置の制御手
段Eによる施錠及び解錠を、第1図に示すフローチャー
トに基づいて説明する。
ロッカーから物品が取り出され、ロッカーが不使用状態
になると、シリンダ錠13は解錠状態にあり、ソレノイド
27が復帰しているためプランジャー32が扉D内に係入し
て開扉不能となっている(ステップS1)。
次に、所定の硬貨Cが所定枚数投入されているかどうか
が硬貨検出器24により判断される(ステップS2)。
所定の硬貨Cが所定枚数投入された場合には、硬貨Cは
係合ピン22に当接し、硬貨Cにピン11eを押圧された回
転阻止レバー11が時計方向に回動して折曲片11bが硬貨
検出器24より外れ、硬貨検出器24がONになる。
硬貨検出器24がONにならない場合にはS2の前に戻る。
硬貨検出器24がONになると、ソレノイド27が吸引され、
プランジャー32が扉Dの係合孔33より離脱して解錠する
(ステップS3)。
次に、シリンダ錠13が施錠されているかどうかが判断さ
れる(ステップS4)。
物品格納後にシリンダ錠13を施錠した場合には、急速反
転レバー14が回動し、移動する折曲部14aによりシリン
ダ錠施解錠検出器26がONとなる。
シリンダ錠施解錠検出器26がONにならない場合にはステ
ップS4の前に戻る。
シリンダー錠13のキーの抜取により、硬貨Cが落下して
硬貨検出器24がOFFに復帰する。
次に、シリンダ錠13が解錠されているかどうかがシリン
ダ錠施解錠検出器26により判断される(ステップS5)。
一時保管を終わった客がシリンダ錠13を解錠するとシリ
ンダ錠施解錠検出器26がOFFとなる。
シリンダ錠施解錠検出器26がOFFとならないときはステ
ップS5の前に戻る。
シリンダ錠施解錠検出器26のOFFによりシリンダー錠13
の解錠が確認されると、所定時間、例えば3分にセット
されたタイマーFが作動し始め(ステップS6)、タイマ
ーF作動中に硬貨検出器24がONになっているかどうかが
判断される(ステップS7)。
硬貨Cはすでに係合ピン22より落下しているので新たに
硬貨Cが挿入されない場合には硬貨検出器24はOFFにな
っているが、新たな硬貨Cが投入され硬貨検出器24がON
になっている場合にはステップS4の前に戻る。
又、タイマーF作動中に扉Dが閉扉されているかどうか
が扉開閉検出器44により判断される(ステップS8)。
扉開閉検出器44がONになっているときは閉扉されている
事が確認され、タイマーF作動中に一度でも開扉され扉
開閉検出器44がOFFになるとステップS6の前に戻る。
新たな硬貨Cが投入されないで、且つ、閉扉状態が持続
されたままタイマーFがタイムアップすると(ステップ
S9)、ソレノイド27が復帰して扉Dが施錠され(ステッ
プS10)、ステップS2の前に戻り、不使用のロッカーは
施錠状態に保持された状態で次の客を待つ。
第2図の制御フローチャートは、本発明の第二実施例の
制御手段による施錠及び解錠のフローを示すものである
が、ステップS6までは上記の第一実施例と同様であるた
めステップS6以降のフローについて説明する。
硬貨Cが投入されてプランジャー32が解錠し、物品の一
時保管のためにシリンダ錠13が施錠され、更に物品の取
り出しのために解錠されると、所定時間、例えば、5分
間にセットされたタイマーFが作動し始め(ステップ
S6)、タイマーFの作動中に考案が解決しようとする課
題検出器24がONになっているかどうかが判断される(ス
テップS7)。
硬貨Cはすでに係合ピン22より落下しているので新たに
硬貨Cが挿入されない場合には硬貨検出器24はOFFにな
っている。
タイマーF作動中に新たな硬貨Cが投入され硬貨検出器
24がONになる場合にはステップS4の前に戻る。
新たな硬貨Cが投入されないでタイマーFがタイムアッ
プした(ステップS8)後に、扉Dが閉扉されているかど
うかが扉開閉検出器44により判断される(ステップ
S9)。
扉開閉検出器44がONになっているときは閉扉されている
事が確認され、タイマーF作動中に開扉されて扉開閉検
出器44がOFFになっている間はステップS9の前に戻る。
扉開閉検出器44により閉扉が確認されると、ソレノイド
27が復帰して扉Dが施錠され(ステップS10)、ステッ
プS2の前に戻り、不使用のロッカーは施錠状態に保持さ
れ次の客を待つ。
以上説明した第二実施例は、解錠の確認から物品取り出
しに充分な時間経過後に閉扉の確認によってプランジャ
ー32で施錠するものであり、タイマーF作動中に一時的
な開扉があってもタイマーFの作動時間に関係ない。
これに対して第一実施例では、タイマーF作動中に開扉
があるとタイマーFが再スタートとなり、閉扉が所定時
間持続されたときにプランジャー32で施錠するものであ
り、多数の格納物品を少しずつ取り出しその都度扉が開
閉される場合に適しているが、第二実施例の場合にタイ
マーFの設定時間を若干長くするなれば格納物品が多く
ても差支えない。
第3図フローチャートは本発明の第三実施例の制御手段
によるフローを示す。
第三実施例はステップS5まで第一実施例と同様であるの
で、ステップS5以降について説明する。
所定の硬貨が投入されシリンダ錠13解錠後に施錠された
かどうかがシリンダ錠施解錠検出器26で判断され(ステ
ップS5)施錠が確認されると、扉Dが開いているかどう
かが扉開閉検出器44により判断される(ステップS6)。
閉扉されて扉開閉検出器44がONの場合にはステップS6
前に戻り、開扉されて扉開閉検出器44がOFFの場合に
は、所定時間にセットされたタイマーFが作動し始める
(ステップS7)。
タイマーF作動中に新たな硬貨Cが投入されるかどうか
が硬貨検出器24によって判断される(ステップS8)。
タイマーF作動中に硬貨Cが投入されて硬貨検出器24が
ONになるとステップS4の前に戻り、硬貨が投入されない
で硬貨検出器24がOFFのときにはタイマーF作動中に扉
Dが開かれないかどうかが扉開閉検出器44により判断さ
れる(ステップS9)。
タイマーF作動中に扉Dが開かれると扉開閉検出器44が
OFFとなり、ステップS7の前に戻され、扉Dが閉扉状態
に持続されて扉開閉検出器44がON状態のままタイムアッ
プすると(ステップS10)、ソレノイド27が復帰して扉
Dが施錠され(ステップS11)、ステップS2の前に戻
り、不使用のロッカーは施錠状態に保持された状態で次
の客を待つ。
以上説明した第三実施例と第一実施例の相違点は、第一
実施例ではシリンダ錠13の解錠が確認されてタイマーF
が作動開始するのに対し、第三実施例ではシリンダ錠13
が解錠された後に開扉されたときにタイマーFが作動開
始する点が相違する。
格納物品を取り出すときには、解錠から開扉までの時間
は短く両方法にさほど時間的な差異は無いので何れの方
法を用いても大差はない。
第4図のフローチャートは本発明の第四実施例の制御手
段による施錠及び解錠のフローを示す。
第四実施例は、ステップS6まで第三実施例と同様であ
り、第四実施例と第三実施例との相違点は第二実施例と
第一実施例の相違点と同じである。
即ち、ステップS6により解錠が確認されると所定時間に
設定されたタイマーFが作動を開始(ステップS7)し、
タイマーF作動中に新たな硬貨Cが投入されたかどうか
が判断される(ステップS8)。
硬貨Cが投入されて硬貨検出器24がONになるとステップ
S4の前に戻り、硬貨Cが投入されないで硬貨検出器24が
OFFのときにはタイマーFがタイムアップした(ステッ
プS9)後に扉Dが閉扉されているかどうかが扉開閉検出
器44により判断される(ステップS10)。
扉Dが開かれ扉開閉検出器44がOFFとなっているとき
は、ステップS10の前に戻され、扉Dが閉扉され扉開閉
検出器44がONであれば、ソレノイド27が復帰して扉Dが
施錠され(ステップS11)、ステップS2の前に戻り、不
使用のロッカーは施錠状態に保持された状態で次の客を
待つ。
〔発明の効果〕
本発明は、従来のコインロッカーの錠装置に硬化投入を
検知する硬貨検出器と、扉の開閉を検知する扉開閉検出
器と、シリンダ錠の施錠並びに解錠を検知するシリンダ
錠施解錠検出器と、扉の係合孔に係脱可能なプランジャ
ーと、上記検出器の解錠検知により作動するタイマー
と、これらの各検出器によりロッカーの不使用を検出す
ると共にロッカー不使用期間中はロッカーを施錠する制
御手段を設けたので、コインロッカー内に無断で物品を
収納する不正使用を防止することが出来るようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第11図は本発明の実施例を示し、 第1図は錠装置の施錠及び解錠方法を示すフローチャー
ト、 第2図は錠装置の施錠及び解錠方法の第二実施例を示す
フローチャート、 第3図は錠装置の施錠及び解錠方法の第三実施例を示す
フローチャート、 第4図は錠装置の施錠及び解錠方法の第四実施例を示す
フローチャート、 第5図は制御手段のブロック図、 第6図は錠装置内の要部を示す正面図、 第7図は錠装置内の要部を示す側面図、 第8図は第1図のX−X断面図、 第9図は回転阻止レバーと扉開閉検出器との位置関係を
示す要部正面図、 第10図は第8図の要部側面図、 第11図はコインロッカーの正面図、 第12図は従来の錠装置内部の要部正面図、 第13図は第6図の要部側面図、 第14図は従来の錠装置を構成する主要部品の斜視図であ
る。 B……検銭機構、C……硬貨、E……制御手段(CPU基
板)、F……タイマー、1……機枠、5……昇降レバ
ー、8……駆動レバー、10……硬貨選択レバー、11……
回転阻止レバー、11b……折曲片、13……シリンダ錠、1
4……急速反転レバー、23……施錠杆、24……硬貨検出
器、26……シリンダ錠施解錠検出器、27……ソレノイ
ド、32……プランジャー、44……センサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】検銭機構とシリンダ錠を有するコインロッ
    カー錠装置の内部に、硬貨の投入を検知する硬貨検出器
    と、錠の施錠並びに解錠を検知するシリンダ錠施解錠検
    出器と、扉の係合孔に係脱可能なプランジャーと、扉の
    開閉を検知する扉開閉検出器を備えたコインロッカー錠
    装置において、上記検出器の解錠検知により作動し上記
    扉開閉検出器の開扉検知によりリセットするタイマー
    と、硬貨の投入が検知されて上記プランジャーが上記扉
    の係合孔より離脱して解錠し、上記シリンダ錠が施錠後
    に解錠され解錠後に新たな硬貨投入が無く且つ閉扉状態
    が所定時間経過したときに上記プランジャーを上記扉に
    係入して施錠する制御手段とを設けたことを特徴とする
    コインロッカー錠装置。
  2. 【請求項2】検銭機構とシリンダ錠を有するコインロッ
    カー錠装置の内部に、硬貨の投入を検知する硬貨検出器
    と、錠の施錠並びに解錠を検知するシリンダ錠施解錠検
    出器と、扉の係合孔に係脱可能なプランジャーと、扉の
    開閉を検知する扉開閉検出器を備えたコインロッカー錠
    装置において、上記シリンダ錠施解錠検出器の解錠検知
    により作動し上記扉開閉検出器の開扉検知によりリセッ
    トするタイマーと、硬貨の投入が検知されて上記プラン
    ジャーが上記扉の係合孔より離脱して解錠し、上記シリ
    ンダ錠が施錠後に解錠され解錠後に新たな硬貨投入が無
    く且つ所定時間経過し閉扉状態にあることが検知された
    ときに上記プランジャーを上記扉に係入して施錠する制
    御手段とを設けたことを特徴とするコインロッカー錠装
    置。
  3. 【請求項3】検銭機構とシリンダ錠を有するコインロッ
    カー錠装置の内部に、硬貨の投入を検知する硬貨検出器
    と、錠の施錠並びに解錠を検知するシリンダ錠施解錠検
    出器と、扉の係合孔に係脱可能なプランジャーと、扉の
    開閉を検知する扉開閉検出器を備えたコインロッカー錠
    装置において、上記扉開閉検出器の開扉検知により作動
    し上記扉開閉検出器の開扉検知によりリセットするタイ
    マーと、硬貨の投入が検知されて上記プランジャーが上
    記扉の係合孔より離脱して解錠し、上記シリンダ錠が施
    錠後に解錠され解錠後に新たな硬貨投入が無く且つ閉扉
    状態が所定時間経過したときに上記プランジャーを上記
    扉に係入して施錠する制御手段とを設けたことを特徴と
    するコインロッカー錠装置。
  4. 【請求項4】検銭機構とシリンダ錠を有するコインロッ
    カー錠装置の内部に、硬貨の投入を検知する硬貨検出器
    と、錠の施錠並びに解錠を検知するシリンダ錠施解錠検
    出器と、扉の係合孔に係脱可能なプランジャーと、扉の
    開閉を検知する扉開閉検出器を備えたコインロッカー錠
    装置において、上記扉開閉検出器の開扉検出により作動
    するタイマーと、硬貨の投入が検知されて上記プランジ
    ャーが上記扉の係合孔より離脱して解錠し、上記シリン
    ダ錠が施錠後に解錠され解錠後に新たな硬貨投入が無く
    且つ所定時間経過し閉扉状態にあることが検知された場
    合に上記プランジャーを上記扉に係入して施錠する制御
    手段を設けたことを特徴としたコインロッカー錠装置。
JP14664889A 1989-06-12 1989-06-12 コインロッカー錠装置 Expired - Fee Related JPH06103515B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14664889A JPH06103515B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 コインロッカー錠装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14664889A JPH06103515B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 コインロッカー錠装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0312793A JPH0312793A (ja) 1991-01-21
JPH06103515B2 true JPH06103515B2 (ja) 1994-12-14

Family

ID=15412486

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14664889A Expired - Fee Related JPH06103515B2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 コインロッカー錠装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06103515B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106504436A (zh) * 2016-11-03 2017-03-15 苏州市凯发金属制品有限公司 信包箱的工作方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0312793A (ja) 1991-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5463376B2 (ja) 紙幣等の保管用カセット
JP3588147B2 (ja) コインロッカー装置
JPH06103515B2 (ja) コインロッカー錠装置
JPH06101069B2 (ja) コインロッカー
US5984171A (en) Lockable cash box for a vender
JP3145188B2 (ja) コインロッカ錠装置
JP4879421B2 (ja) 硬貨収納金庫および硬貨処理装置
JP4383331B2 (ja) コインロッカーシステム
JP2708491B2 (ja) コイン作動ロックユニット及びコイン保持機構
JPH06101068B2 (ja) 前金徴収可能な貸しロッカー錠装置
JPH06101067B2 (ja) 前金徴収可能な貸しロッカー錠装置
US3450244A (en) Coin operated lock mechanism
JPH06101066B2 (ja) 前金徴収可能な貸しロッカー錠装置
JP3365871B2 (ja) 販売機用錠前
US502898A (en) zsohernig
JP3354605B2 (ja) 料金自動収受装置
JP2007321412A (ja) 課金型硬貨式錠装置
JP2007122652A (ja) コインロッカ用錠装置
JP4452192B2 (ja) 施錠待機型錠装置
JP3167524B2 (ja) 販売機用錠前
JPS6055491A (ja) コインの計数および解放装置
JP2005165380A (ja) コインロッカーの錠装置
JPH10208120A (ja) 機械式販売機
JPH06146681A (ja) 硬貨作動錠
JPH032475A (ja) キヤビネットにおける施錠装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees