JP2005163019A - ポリアセタール樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ポリアセタール樹脂と、ヘテロ原子含有脂肪族カルボン酸のヒドラジドとでポリアセタール樹脂組成物を構成する。前記ヘテロ原子含有脂肪族カルボン酸のヒドラジドの割合は、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.001〜20重量部程度であってもよい。前記ポリアセタール樹脂組成物は、さらに、酸化防止剤、耐熱安定剤、加工安定剤、耐候(光)安定剤、耐衝撃性改良剤、光沢性制御剤、摺動性改良剤、着色剤及び充填剤から選択された少なくとも一種を含んでいてもよい。
【選択図】 なし
Description
X−(R−C(=O)−NHNH2)n (1)
(式中、Xはヘテロ原子又はn価のヘテロ原子含有基を示し、Rはアルキレン基を示し、nは1〜4の整数を示す)
前記式(1)において、ヘテロ原子含有基Xに対応するヘテロ原子含有化合物は、鎖状又は環状アミン(アザシクロアルカン、アザシクロアルケン、アザシクロアルカジエン、環状尿素(環状ウレイド化合物も含む)、環状イミドなど)、鎖状又は環状アルコール(モノヒドロキシアレーン、ポリヒドロキシアレーン、ビスフェノール類(ビフェノール、ビスフェノールなど)など)、あるいは鎖状又は環状エーテル(オキサシクロアルカン、オキサスピロアルカン(モノ又はポリオキサスピロC6-20アルカンなど)など)であってもよく、Rは直鎖又は分岐鎖状C1-10アルキレン基(直鎖又は分岐鎖状C1-6アルキレン基など)であってもよい。前記脂肪族カルボン酸ヒドラジドの割合は、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.001〜20重量部程度であってもよい。
ポリアセタール樹脂とは、オキシメチレン基(−OCH2−)を主たる構成単位とする高分子化合物であり、ポリアセタールホモポリマー又はポリオキシメチレン(例えば、米国デュポン社製,商品名「デルリン」、旭化成工業(株)製、商品名「テナック4010」など)、オキシメチレン単位とコモノマー単位とを含有するポリアセタールコポリマー(例えば、ポリプラスチックス(株)製,商品名「ジュラコン」など)が含まれる。コポリマーにおいて、コモノマー単位には、炭素数2〜6程度(好ましくは炭素数2〜4程度)のオキシアルキレン単位(例えば、オキシエチレン基(−OCH2CH2−)、オキシプロピレン基、オキシテトラメチレン基など)が含まれる。コモノマー単位の含有量は、少量、例えば、ポリアセタール樹脂(ポリアセタール樹脂を構成するモノマー単位)全体に対して、0.01〜20モル%、好ましくは0.03〜15モル%(例えば、0.05〜10モル%)、さらに好ましくは0.1〜10モル%程度の範囲から選択できる。
本発明の特色は、下記式(1)で表されるヘテロ原子含有脂肪族カルボン酸のヒドラジドを添加することにより、ポリアセタール樹脂の加工安定性を大幅に向上させ、ホルムアルデヒドの発生を著しく抑制する点にある。
X−(R−C(=O)−NHNH2)n (1)
(式中、Xはヘテロ原子又はn価のヘテロ原子含有基を示し、Rはアルキレン基を示し、nは1〜4の整数を示す)
Xで表されるヘテロ原子としては、窒素原子、酸素原子、イオウ原子などが挙げられる。また、Xで表されるヘテロ原子含有基は、窒素原子、酸素原子及びイオウ原子(特に窒素原子及び酸素原子)から選択された少なくとも一種のヘテロ原子を含有していればよく、アミノ基(−NH2)、イミノ基(>NH)、ヒドロキシル基、メルカプト基などの他、鎖状又は環状ヘテロ原子含有基が挙げられる。なお、基Xが窒素原子含有基である場合、基Xは、通常、窒素原子(−N<)及び/又はイミノ基(−NH−)を含んでいてもよく、これらの窒素原子及びイミノ基は、アミド結合、イミド結合、ウレイド結合、ウレタン結合などのイミノカルボニル結合(>N−C(=O)−,−NH−C(=O)−)に由来してもよい。
X−(R−COOR1)n (1a)
(式中、R1はメチル基、エチル基などのアルキル基を示す。X、R及びnは前記に同じ)
なお、基Xが窒素原子上で基Rと結合したカルボン酸ヒドラジドでは、原料となるカルボン酸エステル(1a)は、例えば、基Xに対応するアミン(前記鎖状又は環状アミン)と前記基Rに対応するα,β−不飽和カルボン酸エステル((メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチルなどのα,β−C1-10不飽和カルボン酸エステル(α,β−C3-10不飽和カルボン酸のエステル)など)とを反応させること、前記アミンのアミノ基又はイミノ基に前記α,β−不飽和カルボン酸エステルを付加させることなどにより得ることができる。また、基Xに対応するアミン誘導体と(メタ)アクリロニトリルとを付加反応させ、付加体の加水分解反応及びエステル化反応によっても得ることができる。このような反応の詳細は、例えば、特開昭59−67256号公報、特開昭60−178851号公報、米国特許第4,465,830号公報、米国特許第4,544,733号公報などを参照できる。また、基Xが酸素原子上で基Rと結合したカルボン酸ヒドラジドでは、原料となるカルボン酸エステル(1a)は、基Xに対応する鎖状又は環状アルコールと前記基Rに対応するハロカルボン酸(モノクロル酢酸などのモノハロゲン化C1-10アルカン−カルボン酸など)との反応により得ることができる。この反応の詳細については、例えば、特開昭58−131953号公報及び特開昭61−183316号公報などを参照できる。
酸化防止剤には、ヒンダードフェノール系化合物、及びヒンダードアミン系化合物などが含まれる。
加工安定剤としては、(a)長鎖脂肪酸又はその誘導体、(b)ポリオキシアルキレングリコール、(c)シリコーン系化合物などから選択された少なくとも一種が挙げられる。
長鎖脂肪酸は、飽和脂肪酸であってもよく、不飽和脂肪酸であってもよい。また、一部の水素原子がヒドロキシル基などの置換基で置換されたものも使用できる。このような長鎖脂肪酸としては、炭素数10以上の1価又は2価の脂肪酸、例えば、炭素数10以上の一価の飽和脂肪酸[カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、べヘン酸、モンタン酸などのC10-34飽和脂肪酸(好ましくはC10-30飽和脂肪酸)など]、炭素数10以上の一価の不飽和脂肪酸[オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸、エルカ酸などのC10-34不飽和脂肪酸(好ましくはC10-30不飽和脂肪酸)など]、炭素数10以上の二価の脂肪酸(二塩基性脂肪酸)[セバシン酸、ドデカン二酸、テトラデカン二酸、タプシア酸などの二価のC10-30飽和脂肪酸(好ましくは二価のC10-26飽和脂肪酸);デセン二酸、ドデセン二酸などの二価のC10-30不飽和脂肪酸(好ましくは二価のC10-26不飽和脂肪酸)など]が例示できる。前記脂肪酸には、1つ又は複数のヒドロキシル基を分子内に有する脂肪酸(例えば、12−ヒドロキシステアリン酸などのヒドロキシ飽和C10-26脂肪酸など)も含まれる。これらの脂肪酸は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。前記脂肪酸のうち、一価のC10-26飽和又は不飽和脂肪酸、及び二価のC10-20飽和又は不飽和脂肪酸が好ましい。
ポリオキシアルキレングリコールには、アルキレングリコール[例えば、エチレングリコール、プロピレングリコール、テトラメチレングリコールなどのC2-6アルキレングリコール(好ましくはC2-4アルキレングリコール)など]の単独又は共重合体、それらの誘導体などが含まれる。
シリコーン系化合物には、(ポリ)オルガノシロキサンなどが含まれる。(ポリ)オルガノシロキサンとしては、ジアルキルシロキサン(例えば、ジメチルシロキサンなど)、アルキルアリールシロキサン(例えば、フェニルメチルシロキサンなど)、ジアリールシロキサン(例えば、ジフェニルシロキサンなど)などのモノオルガノシロキサン、これらの単独重合体(例えば、ポリジメチルシロキサン、ポリフェニルメチルシロキサンなど)又は共重合体などが例示できる。なお、ポリオルガノシロキサンは、オリゴマーであってもよい。
前記耐熱安定剤には、(a)塩基性窒素化合物、(b)有機カルボン酸又は有機カルボン酸金属塩、(c)アルカリ又はアルカリ土類金属化合物、(d)ハイドロタルサイト、(e)ゼオライト及び(f)ホスフィン化合物などが含まれる。
塩基性窒素化合物としては、アミノトリアジン化合物、グアニジン化合物、尿素化合物、アミノ酸化合物、アミノアルコール化合物、イミド化合物、アミド化合物及びヒドラジン化合物から選択された少なくとも一種が使用できる。
有機カルボン酸としては、pKaが3.6以上のカルボキシル基含有化合物が使用できる。このような有機カルボン酸としては、例えば、特開2000−239484号公報に記載の有機カルボン酸などが例示できる。
アルカリ又はアルカリ土類金属化合物には、CaO、MgOなどの金属酸化物、LiOH、Ca(OH)2、Mg(OH)2などの金属水酸化物、金属無機酸塩(Li2CO3、Na2CO3、K2CO3、CaCO3、MgCO3などの金属炭酸塩、ホウ酸塩やリン酸塩などの無機酸塩など)などの無機化合物が含まれ、特に、金属酸化物及び金属水酸化物が好ましい。また、前記化合物のうち、アルカリ土類金属化合物が好ましい。
ハイドロタルサイトとしては、特開昭60−1241号公報及び特開平9−59475号公報などに記載されているハイドロタルサイト類、例えば、下記式で表されるハイドロタルサイト化合物などが使用できる。
(式中、M2+はMg2+、Mn2+、Fe2+、Co2+などの2価金属イオンを示し、M3+はAl3+、Fe3+、Cr3+などの3価金属イオンを示す。An-はCO3 2-、OH-、HPO4 2-、SO4 2-などのn価(特に1価又は2価)のアニオンを示す。xは、0<x<0.5であり、mは、0≦m<1である。)
これらのハイドロタルサイトは、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
ゼオライトとしては、特に制限されないが、H型以外のゼオライト、例えば、特開平7−62142号公報に記載されているゼオライト[最小単位セルがアルカリ及び/又はアルカリ土類金属の結晶性アルミノケイ酸塩であるゼオライト(A型、X型、Y型、L型、及びZSM型ゼオライト、モルデン沸石型ゼオライト;チャバザイト、モルデン沸石、ホージャサイトなどの天然ゼオライトなど)など]などが使用できる。
ホスフィン化合物には、アルキルホスフィン(例えば、トリエチルホスフィン、トリプロピルホスフィン、トリブチルホスフィンなどのトリC1-10アルキルホスフィンなど)、シクロアルキルホスフィン(例えば、トリシクロヘキシルホスフィンなどのトリC5-12シクロアルキルホスフィンなど)、アリールホスフィン(例えば、トリフェニルホスフィン、p−トリルジフェニルホスフィン、ジ−p−トリルフェニルホスフィン、トリ−m−アミノフェニルホスフィン、トリ(2,4−ジメチルフェニル)ホスフィン、トリ(2,4,6−トリメチルフェニル)ホスフィン、トリ(o−、m−又はp−トリル)ホスフィンなどのアミノ基やC1-4アルキル基などの置換基を有していてもよいトリC6-12アリールホスフィンなど)、アラルキルホスフィン(例えば、トリ(o−、m−又はp−アニシルホスフィンなどのトリ(C6-12アリールC1-4アルキル)ホスフィンなど)、アリールアルケニルホスフィン(例えば、ジフェニルビニルホスフィン、アリルジフェニルホスフィンなどのモノ又はジC6-12アリール−ジ又はモノC2-10アルケニルホスフィンなど)、アリールアラルキルホスフィン(例えば、p−アニシルジフェニルホスフィン、ジ(p−アニシル)フェニルホスフィンなどのモノ又はジC6-12アリール−ジ又はモノ(C6-12アリールC1-4アルキル)ホスフィン;メチルフェニル−p−アニシルホスフィンなどのC1-10アルキル基などの置換基を有していてもよいC6-12アリール−(C6-12アリールC1-4アルキル)ホスフィンなど)、ビスホスフィン類[例えば、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタンなどのビス(ジC6-12アリールホスフィノ)C1-10アルカン]などのホスフィン化合物などが例示できる。これらのホスフィン化合物は、単独で又は二種以上組み合わせて使用できる。
耐候(光)安定剤としては、(a)ベンゾトリアゾール系化合物、(b)ベンゾフェノン系化合物、(c)芳香族ベンゾエート系化合物、(d)シアノアクリレート系化合物、(e)シュウ酸アニリド系化合物、(f)ヒドロキシアリール−1,3,5−トリアジン系化合物、及び(g)ヒンダードアミン系化合物などが挙げられる。
ベンゾトリアゾール系化合物としては、2−(2′−ヒドロキシ−5′−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ(t−ブチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジ(t−アミル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2′−ヒドロキシ−3′,5′−ジイソアミルフェニル)ベンゾトリアゾールなどのヒドロキシル基及びC1-6アルキル基で置換されたアリール基を有するベンゾトリアゾール類;2−[2′−ヒドロキシ−3′,5′−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾールなどのヒドロキシル基及びアラルキル(又はアリール)基で置換されたアリール基を有するベンゾトリアゾール類;2−(2′−ヒドロキシ−4′−オクトキシフェニル)ベンゾトリアゾールなどのヒドロキシル基及びアルコキシ(C1-12アルコキシ)基で置換されたアリール基を有するベンゾトリアゾール類などが挙げられる。
ベンゾフェノン系化合物としては、複数のヒドロキシル基を有するベンゾフェノン類(2,4−ジヒドロキシベンゾフェノンなどのジ乃至テトラヒドロキシベンゾフェノン;2−ヒドロキシ−4−オキシベンジルベンゾフェノンなどのヒドロキシル基、及びヒドロキシル置換アリール又はアラルキル基を有するベンゾフェノン類など);ヒドロキシル基及びアルコキシ(C1-16アルコキシ)基を有するベンゾフェノン類(2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−5−スルホベンゾフェノンなど)などが挙げられる。
芳香族ベンゾエート系化合物としては、p−t−ブチルフェニルサリシレート、p−オクチルフェニルサリシレートなどのアルキルアリールサリシレート類(特にアルキルフェニルサリシレートなど)が挙げられる。
シアノアクリレート系化合物としては、2−エチルヘキシル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレートなどのシアノ基含有ジアリールアクリレート類(特にシアノ基含有ジフェニルアクリレートなど)などが挙げられる。
シュウ酸アニリド系化合物としては、N−(2−エチルフェニル)−N′−(2−エトキシ−5−t−ブチルフェニル)シュウ酸ジアミド、N−(2−エチルフェニル)−N′−(2−エトキシ−フェニル)シュウ酸ジアミドなどの窒素原子上に置換されていてもよいアリール基(フェニル基など)などを有するシュウ酸ジアミド類が挙げられる。
ヒドロキシアリール−1,3,5−トリアジン系化合物としては、2,4−ジC6-10アリール−6−(モノ又はジヒドロキシC6-10アリール)−1,3,5−トリアジン[アリール基にC1-10アルキル基、C1-18アルコキシ基、C1-10アルコキシC1-10アルコキシ基、C6-10アリールオキシ基、C6-10アリールC1-6アルコキシ基などの置換基を有していてもよい2,4−ジC6-10アリール−6−(モノ又はジヒドロキシC6-10アリール)−1,3,5−トリアジン、例えば、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2,4−ジヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリアジンなどのヒドロキシアリールトリアジン;2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−エトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−プロポキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ブトキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ヘキシルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ドデシルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、これらの2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−アルコキシフェニル)−1,3,5−トリアジンに対応する2,4−ジ(p−トリル又は2’,4’−ジメチルフェニル)6−(2−ヒドロキシ−C1-16アルコキシフェニル)−1,3,5−トリアジンなどのヒドロキシアルコキシアリールトリアジン;2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ(p−トリル又は2’,4’−ジメチルフェニル)−6−(2−ヒドロキシ−4−ベンジルオキシフェニル)−1,3,5−トリアジンなどのヒドロキシアラルキルオキシアリールトリアジン;2,4−ジフェニル−6−(2−ヒドロキシ−4−(2−ブトキシエトキシ)フェニル)−1,3,5−トリアジン、2,4−ジ−p−トリル−6−(2−ヒドロキシ−4−(2−ヘキシルオキシエトキシ)フェニル)−1,3,5−トリアジンなどのヒドロキシアルコキシアルコキシアリールトリアジンなどが挙げられる。これらのうち、アリールがフェニルであるヒドロキシフェニル−1,3,5−トリアジン系化合物を用いてもよい。
ヒンダードアミン系化合物としては、前記酸化防止剤の項で例示のヒンダードアミン系化合物が使用できる。
着色剤としては、各種染料又は顔料が使用できる。染料はソルベント染料が好ましく、アゾ系染料、アントラキノン系染料、フタロシアニン系染料、又はナフトキノン系染料などが挙げられる。顔料については、無機顔料及び有機顔料のいずれも使用できる。
本発明のポリアセタール樹脂組成物は、粉粒状混合物や溶融混合物であってもよく、ポリアセタール樹脂と、特定のヘテロ原子含有脂肪族カルボン酸のヒドラジドと、必要により他の添加剤[安定剤(酸化防止剤、加工安定剤、耐熱安定剤、耐候(光)安定剤)、耐衝撃改良剤、光沢性制御剤、摺動性改良剤、着色剤及び/又は充填剤]とを慣用の方法で混合することにより調製できる。例えば、(1)全成分を主フィード口からフィードして、押出機(一軸又は二軸押出機など)により混練して押出してペレットを調製した後、成形する方法、(2)前記特定のカルボン酸ヒドラジドを含まない成分(ポリアセタール樹脂、前記他の添加剤など)を主フィード口から、そして少なくとも前記特定のカルボン酸ヒドラジドを含む成分(他成分として、ポリアセタール樹脂、前記他の添加剤など)をサイドフィード口からフィードして、押出機により混練押出してペレットを調製した後、成形する方法、(3)前記特定のカルボン酸ヒドラジドの一部を含む成分(他成分として、ポリアセタール樹脂、他の添加剤など)を主フィード口から、そして残りの前記特定のカルボン酸ヒドラジド及び必要により耐熱安定剤のカルボン酸ヒドラジドを含む成分(他成分として、ポリアセタール樹脂、他の添加剤など)をサイドフィード口からフィードして、押出機により混練押出してペレットを調製した後、成形する方法、(4)一旦組成の異なるペレット(マスターバッチ)を調製し、そのペレットを所定量混合(希釈)して成形に供し、所定の組成の成形品を得る方法、(5)ポリアセタール樹脂のペレットに前記特定のカルボン酸ヒドラジドを散布、コーティング(表面コートなど)などにより共存又は付着させた後、成形し、所定の組成の成形品を得る方法などが採用できる。
本発明には、前記樹脂組成物で形成された成形体も含まれる。成形体は、ポリアセタール樹脂とヘテロ原子含有脂肪族カルボン酸のヒドラジドとを組み合わせて含んでおり、押出及び/又は成形加工安定性に優れるとともに、ホルムアルデヒド発生量が極めて少ない。すなわち、酸化防止剤などの安定剤を含む従来のポリアセタール樹脂で構成された成形品は、比較的多量のホルムアルデヒドを生成し、腐食や変色などの他、生活環境や作業環境を汚染する。例えば、一般に市販されているポリアセタール樹脂成形品からのホルムアルデヒド発生量は、乾式(恒温乾燥雰囲気下)において、表面積1cm2当たり2〜5μg程度及び/又は湿式(恒温湿潤雰囲気下)において、表面積1cm2当たり3〜6μg程度である。
ポリアセタール樹脂組成物で形成されたペレットから特定形状の成形品(径20mm×1mm)を、30t射出成形機を用いて連続成形(100ショット)し、金型付着物の程度を5段階で評価した。なお、数値が大きい程、金型付着物が少ない、すなわち、モールドデポジットが少ないことを意味する。
試験片(2mm×2mm×50mm)10個(総表面積約40cm2)の樹脂サンプルを密閉容器(容量20mL)に入れ、温度80℃で24時間、恒温構内で加熱した後、室温に空冷し、蒸留水5mLをシリンジにて注入した。この水溶液のホルムアルデヒド量を、JISK0102,29(ホルムアルデヒドの項)に従って定量し、表面積当たりのホルムアルデヒドガス発生量(μg/cm2)を算出した。
平板状試験片(100mm×40mm×2mm;総表面積85.6cm2)を蒸留水50mlを含むポリエチレン製瓶(容量1L)の蓋に2枚吊下げて密閉し、恒温槽内に温度60℃で3時間放置した後、室温で1時間静置した。ポリエチレン製瓶中の水溶液のホルマリン量をJISK0102,29(ホルムアルデヒドの項)に従って定量し、表面積当たりのホルムアルデヒド発生量(μg/cm2)を算出した。
○:全く染み出しが見られない
△:僅かな染み出しが見られる
×:著しい染み出しが見られる。
ポリアセタール樹脂コポリマー100重量部に、カルボン酸ヒドラジド、酸化防止剤、加工安定剤、耐熱安定剤、着色剤、耐候(光)安定剤を表1及び表2に示す割合でプリブレンドした後、1ヶ所のベント口を有する30mm径の二軸押出機の主フィード口に投入して溶融混合し、ペレット状の組成物を調製した(押出条件:L/D=35、押出温度=200℃、スクリュー回転数=100rpm、ベント真空度=70cmHg(93.1kPa)、吐出量15kg/hr、平均滞留時間=100秒)。得られたペレットを用いて、射出成形機により、所定の試験片を成形し、成形性、試験片からのホルムアルデヒド発生量及び染み出し性の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。
ポリアセタール樹脂コポリマー95重量部に、酸化防止剤、加工安定剤、耐熱安定剤、耐候(光)安定剤を表2に示す割合で混合したプリブレンド材を調製し、1ヶ所のベント口を有する30mm径の二軸押出機を用い、プリブレンド材を主フィード口より投入して溶融混合し、更に、ポリアセタール樹脂コポリマーの粉粒体5重量部とカルボン酸ヒドラジドのブレンド材を押出機のサイドフィード口よりサイドフィードして表2に示す組成を有するペレット状の組成物を調製した(押出条件:L/D=35、押出温度=200℃、スクリュー回転数=100rpm、ベント真空度=70cmHg(93.1kPa)、吐出量15kg/hr、平均滞留時間=100秒)。
比較のために、カルボン酸ヒドラジドを添加しない例、特定の脂肪族カルボン酸ヒドラジドに代えて、アジピン酸ジヒドラジドを添加した例について、上記と同様にして評価した。結果を表3に示す。
実施例4で得られたポリアセタール樹脂ペレットを、1ヶ所のベント口を有する30mm径の二軸押出機の主フィード口に投入して溶融混合する方法をもう一度繰り返し、総滞留時間=200秒のペレット状の組成物を調製した(押出条件:L/D=35、押出温度=200℃、スクリュー回転数=100rpm、ベント真空度=70cmHg(93.1kPa)、吐出量15kg/hr)。
ポリエチレン製の袋に、比較例1で得られたポリアセタール樹脂ペレット(カルボン酸ヒドラジド未含有)100重量部に対して0.1重量部のカルボン酸ヒドラジド(b−1)を入れてブレンドし、カルボン酸ヒドラジドを混合したポリアセタール樹脂のペレット組成物を得た。このペレット組成物を用いて射出成形機により所定の試験片を成形した。試験片からのホルムアルデヒド発生量及び染み出し性の評価を行ったところ、ホルムアルデヒドの発生量は、乾式:0.02μg/cm2、湿式=0.06μg/cm2であり、染み出し性は○であった。また、成形性(モールドデポジット)を評価した結果、成形性評価基準の5であった。
(a−1):ポリアセタール樹脂コポリマー(メルトインデックス=9g/10分)
(a−2):ポリアセタール樹脂コポリマー(メルトインデックス=27g/10分)
尚、上記メルトインデックスは、ASTM−D1238に準じ、190℃、2169gの条件下で求めた値(g/10分)である。
(b−1):1,3−ビス(2−ヒドラジノカルボニルエチル)−5−イソプロピルヒダントイン
(b−2):3,9−ビス(2−ヒドラジノカルボニルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5.5]ウンデカン
(b−3):1−(2−ヒドラジノカルボニルエチル)−2−メチルイミダゾール
(b−4):1,4−ビス(2−ヒドラジノカルボニルエチル)ピペラジン
(b−5):ビス[4−(N−(2−ヒドラジノカルボニルエチル)アミノ)フェニル]メタン
(b−6):1,3−ビス(2−ヒドラジノカルボニルエチルオキシ)ベンゼン
(b−7):2,2−ビス[4−(2−ヒドラジノカルボニルエチルオキシ)フェニル]プロパン
(b−8):1−(2−ヒドラジノカルボニルエチルオキシ)−4−(ヒドラジノカルボニル)ベンゼン
(b−9):アジピン酸ジヒドラジド。
(c−1):トリエチレングリコールビス[3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
(c−2):ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
(c−3):2,2’−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)。
(d−1):エチレンビスステアリルアミド
(d−2):モンタン酸エステル[東洋ペトロライト(株)製、LUZAWAX−EP]
(d−3):グリセリンモノステアレート
(d−4):ポリエチレンオキシド[分子量:35000]
5.耐熱安定剤(有機カルボン酸金属塩、アルカリ土類金属塩、塩基性窒素化合物)e
(e−1):クエン酸三カルシウム四水塩
(e−2):ステアリン酸マグネシム
(e−3):クエン酸三カルシウム二水塩
(e−4):ステアリン酸カルシウム
(e−5):アラントイン
(e−6):ビウレア
(e−7):ナイロン6−66−610[デュポン社製、Elvamide 8063R]
6.着色剤f
(f−1):カーボンブラック(アセチレンブラック)
7.耐候(光)安定剤g
(g−1):2−[2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル]ベンゾトリアゾール
(g−2):ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート
Claims (21)
- ポリアセタール樹脂と、脂肪族カルボン酸ヒドラジドとを含むポリアセタール樹脂組成物であって、前記脂肪族カルボン酸ヒドラジドが、下記式(1)
X−(R−C(=O)−NHNH2)n (1)
(式中、Xはヘテロ原子又はn価のヘテロ原子含有基を示し、Rはアルキレン基を示し、nは1〜4の整数を示す)
で表されるポリアセタール樹脂組成物。 - 式(1)において、ヘテロ原子含有基Xに対応するヘテロ原子含有化合物が、鎖状又は環状アミン、鎖状又は環状アルコール、あるいは鎖状又は環状エーテルであり、Rが直鎖又は分岐鎖状C1-10アルキレン基である請求項1記載の樹脂組成物。
- ヘテロ原子含有基Xに対応するヘテロ原子含有化合物が、アザシクロアルカン、アザシクロアルケン、アザシクロアルカジエン、環状尿素、環状イミド、モノヒドロキシアレーン、ポリヒドロキシアレーン、ビスフェノール類、オキサシクロアルカン、又はオキサスピロアルカンであり、Rが直鎖又は分岐鎖状C1-6アルキレン基である請求項1記載の樹脂組成物。
- ヘテロ原子含有基Xに対応するヘテロ原子含有化合物が、環状ウレイド化合物及びモノ又はポリオキサスピロC6-20アルカンから選択された少なくとも一種である請求項1記載の樹脂組成物。
- 脂肪族カルボン酸ヒドラジドの割合が、ポリアセタール樹脂100重量部に対して、0.001〜20重量部である請求項1記載の樹脂組成物。
- さらに、酸化防止剤、耐熱安定剤、加工安定剤、耐候(光)安定剤、耐衝撃性改良剤、光沢性制御剤、摺動性改良剤、着色剤及び充填剤から選択された少なくとも一種を含む請求項1記載の樹脂組成物。
- 酸化防止剤が、ヒンダードフェノール系化合物及びヒンダードアミン系化合物から選択された少なくとも一種で構成されている請求項6記載の樹脂組成物。
- 加工安定剤が、長鎖脂肪酸又はその誘導体、ポリオキシアルキレングリコール及びシリコーン系化合物から選択された少なくとも一種を含む請求項6記載の樹脂組成物。
- 耐熱安定剤が、塩基性窒素化合物、ホスフィン系化合物、有機カルボン酸又は有機カルボン酸金属塩、アルカリ又はアルカリ土類金属化合物、ハイドロタルサイト及びゼオライトから選択された少なくとも一種を含む請求項6記載の樹脂組成物。
- 耐熱安定剤が、有機カルボン酸のアルカリ土類金属塩及びアルカリ土類金属酸化物より選択された少なくとも一種を含む請求項6記載の樹脂組成物。
- 耐熱安定剤が、オキシ酸のアルカリ土類金属塩を含む請求項6記載の樹脂組成物。
- 耐候(光)安定剤が、ベンゾトリアゾール系化合物、ベンゾフェノン系化合物、芳香族ベンゾエート系化合物、シアノアクリレート系化合物、シュウ酸アニリド系化合物及びヒドロキシアリール−1,3,5−トリアジン系化合物から選択された少なくとも一種で構成されている請求項6記載の樹脂組成物。
- 耐衝撃性改良剤が、熱可塑性ポリウレタン系樹脂、アクリル系コアシェルポリマー、熱可塑性ポリエステル系エラストマー、及びスチレン系エラストマーから選択された少なくとも一種で構成されている請求項6記載の樹脂組成物。
- 光沢性制御剤が、アクリル系樹脂及びスチレン系樹脂から選択された少なくとも一種で構成されている請求項6記載の樹脂組成物。
- 摺動性改良剤が、オレフィン系ポリマー、シリコーン系樹脂及びフッ素系樹脂から選択された少なくとも一種で構成されている請求項6記載の樹脂組成物。
- ポリアセタール樹脂のペレットと、脂肪族カルボン酸ヒドラジド又はこの脂肪族カルボン酸ヒドラジドを含むマスターバッチとが共存している請求項1記載の樹脂組成物。
- ポリアセタール樹脂と、請求項1記載の脂肪族カルボン酸ヒドラジドとを押出機を用いて溶融混合するポリアセタール樹脂組成物の製造方法であって、少なくとも前記脂肪族カルボン酸ヒドラジドを押出機のサイドフィード口からフィードして混合するポリアセタール樹脂組成物の製造方法。
- ポリアセタール樹脂と、請求項1記載の脂肪族カルボン酸ヒドラジドとを押出機を用いて溶融混合するポリアセタール樹脂組成物の製造方法であって、前記押出機における平均滞留時間が300秒以下であるポリアセタール樹脂組成物の製造方法。
- 請求項1記載のポリアセタール樹脂組成物で形成されている成形品。
- (1)温度80℃で24時間密閉空間で保存したとき、発生ホルムアルデヒド量が成形品の表面積1cm2当り1.0μg以下、及び/又は(2)温度60℃、飽和湿度の密閉空間で3時間保存したとき、発生ホルムアルデヒド量が成形品の表面積1cm2当り2μg以下である請求項19記載の成形品。
- 自動車部品、電気・電子部品、建材・配管部品、生活・化粧品用部品又は医用部品である請求項19記載の成形品。
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