JP2005162070A - 乗り物における構成部品の着脱装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 乗り物の乗り物本体側に対しその構成部品を固着させるための固着作業をするとき、この固着作業が容易にできるようにし、かつ、この固着作業が狭い作業空間においても、できるようにする。
【解決手段】 乗り物1の乗り物本体2側に、この乗り物1の構成部品13を当接可能とさせる被当接部21を形成する。構成部品13を被当接部21に当接させた状態で、乗り物本体2側に対し構成部品13を離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段22を備える。被当接部21に対しその外方から構成部品13を当接可能にし、この構成部品13を被当接部21に当接させたままほぼ直線的に一方向Aに向かって移動可能にすると共に、この一方向Aへの構成部品13の移動に連動してロック手段22が「ロック動作」するようにする。
【選択図】 図1
【解決手段】 乗り物1の乗り物本体2側に、この乗り物1の構成部品13を当接可能とさせる被当接部21を形成する。構成部品13を被当接部21に当接させた状態で、乗り物本体2側に対し構成部品13を離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段22を備える。被当接部21に対しその外方から構成部品13を当接可能にし、この構成部品13を被当接部21に当接させたままほぼ直線的に一方向Aに向かって移動可能にすると共に、この一方向Aへの構成部品13の移動に連動してロック手段22が「ロック動作」するようにする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動二輪車などの乗り物において、車体側などの乗り物本体側に対し、背もたれなどの乗り物の構成部品を容易に着脱可能とさせる乗り物における構成部品の着脱装置に関するものである。
上記乗り物における構成部品の着脱装置には、従来、下記特許文献1に示されたものがある。この公報のものによれば、乗り物本体側である自動二輪車の車体側に、この自動二輪車の構成部品である背もたれが着脱可能となるよう設けられている。
ここで、長距離など自動二輪車を長時間にわたり運転するような場合には、上記車体側に背もたれを固着させてこれを利用することが行われるが、上記背もたれは実用的なものであるため、車体側に背もたれを固着させたままにしておくと、自動二輪車の全体的な外観上の見栄えが低下するおそれがある。
そこで、自動二輪車を運転して、自動二輪車のイベントやショーに行くときなど、自動二輪車の見栄えについて第三者の評価の生じることが予想されるような場合には、予め上記背もたれを車体側から離脱させ、もって、自動二輪車の全体的な外観上の見栄えを、より向上させておくことが行われる。このような理由から、上記したように、自動二輪車では車体側に対し背もたれを着脱可能にしたものが提案されている。
上記自動二輪車の構成をより詳しく説明すると、その車体側に、背もたれを当接可能とさせる被当接部が形成され、上記背もたれを上記被当接部に当接させた状態で、この背もたれを上記車体側に対し離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段が設けられている。
上記被当接部は、上記車体側に突設された係止ピンで構成され、上記背もたれの前下部の前端に形成された係止切り欠きが上記係止ピンに嵌脱可能に嵌合されてこの係止ピンに当接させられる。上記係止ピンに係止切り欠きを嵌合させた状態で、上記係止ピンを中心として上記背もたれが上下に回動可能とされている。
上記ロック手段は、上記車体側に突設されたロックピンを備えている。一方、上記背もたれの後下部の下端にロック切り欠きが形成され、上記係止ピンを中心として上記背もたれを下方回動させると、上記ロックピンに上記ロック切り欠きが嵌脱可能に嵌合する。
また、上記ロック手段は、上記背もたれの後下部に枢支されるフックと、このフックに取り付けられて、このフックのフック孔の開口を弾性的に閉じる閉じ部材とを備えている。上記ロック切り欠き側へのフックの回動により、このフックのフック孔と、上記ロック切り欠きに嵌合したロックピンとが嵌脱可能とされ、これらロックピンとフックとが嵌合すると、上記閉じ部材が上記フック孔の開口を弾性的に閉じて上記嵌合が維持され、つまり、上記背もたれは上記被当接部である係止ピンに当接した状態で上記車体側に固着される。
上記車体側に背もたれを固着させるための固着作業をするときには、まず、上記係止ピンの後上方位置から、上記背もたれを全体的に前下方に移動させて、その係止切り欠きを上記係止ピンに嵌合させ、この嵌合状態を維持したまま、上記係止ピンを中心として上記背もたれを下方回動させる。すると、上記ロック切り欠きがロックピンと嵌合すると共に、上記閉じ部材が上記ロックピンに押圧されて一旦後退し、上記フック孔の開口が開かれて、上記ロックピンにフックが嵌合する。この嵌合が完了すると、上記閉じ部材が上記フック孔の開口を弾性的に閉じて上記車体側に背もたれが固着され、上記固着作業が終了する。
一方、上記車体側から背もたれを離脱させる作業をするときには、上記閉じ部材を操作して、上記フック孔の開口を開き、上記ロックピンとフックとの嵌合を解除する。この後は、上記固着作業と逆の作業をすればよい。
ところで、上記した従来の技術では、次の問題点がある。
第1に、上記車体側に対し背もたれの固着作業をするときには、上記したように、まず、上記係止ピンの後上方位置から、上記背もたれを全体的に前下方に移動させ、その係止切り欠きを上記係止ピンに嵌合させ、この嵌合状態を維持したまま、上記係止ピンを中心として上記背もたれを下方回動させる、ということが要求される。しかし、このような固着作業は煩雑である。また、この固着作業では、上記のように背もたれを移動させることに加え、回動させる必要もあって、この固着作業には広い作業空間が必要であることから、一般的に、余剰空間が狭い乗り物にあっては、上記のような固着作業は好ましくない。
第2に、上記背もたれは、その使用時においてライダーから与えられる大きい外力により上記係止ピンを中心として下方回動しようとし、この際、上記ロックピンと嵌合したフックを介し、上記背もたれから車体側に向かって大きい負荷が与えられようとする。ここで、上記フックは背もたれに枢支されたものであって、十分の強度を保持し難いものであるため、上記背もたれから上記車体側に向かって与えられる負荷を上記車体側で強固に支持させることは容易ではない。
第3に、上記フック手段は、背もたれの外側面に設けられていて、外観上容易に見えるため、これにより、自動二輪車の見栄えが損なわれるおそれがある。
第4に、上記した見栄えの点に鑑み、上記フック手段をその外側方から覆うカバー体を設けて、自動二輪車の見栄えを向上させることが考えられる。しかし、単にこのようにすると、車体側に対し背もたれの固着作業をするときにおいて、仮に、上記ロックピンとフックとの嵌合が不十分である場合、これを視認しようとしても、上記カバー体が邪魔になることから、上記固着作業が終了していないという不完全な状態のままに放置されるおそれを生じる。
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、本発明の目的は、乗り物の乗り物本体側に対しその構成部品を固着させるための固着作業をするとき、この固着作業が容易にできるようにし、かつ、この固着作業が狭い作業空間においても、できるようにすることである。
また、本発明の他の目的は、構成部品から乗り物本体側に向かって与えられる負荷を、この乗り物本体側によって、より強固に支持できるようにすることである。
また、本発明の更に他の目的は、上記諸目的を達成すると共に、乗り物の外観上の見栄えを向上させることである。
また、本発明の更に他の目的は、乗り物本体側に対し構成部品の固着作業をするとき、この固着作業が、誤操作などにより不完全な状態のままに放置されないようにすることである。
請求項1の発明は、乗り物1の乗り物本体2側に、この乗り物1の構成部品13を当接可能とさせる被当接部21を形成し、上記構成部品13を上記被当接部21に当接させた状態で、上記乗り物本体2側に対し上記構成部品13を離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段22を備えた乗り物における構成部品の着脱装置において、
上記被当接部21に対しその外方から上記構成部品13を当接可能にし、この構成部品13を上記被当接部21に当接させたままほぼ直線的に一方向Aに向かって移動可能にすると共に、この一方向Aへの上記構成部品13の移動に連動して上記ロック手段22が「ロック動作」するようにしたものである。
上記被当接部21に対しその外方から上記構成部品13を当接可能にし、この構成部品13を上記被当接部21に当接させたままほぼ直線的に一方向Aに向かって移動可能にすると共に、この一方向Aへの上記構成部品13の移動に連動して上記ロック手段22が「ロック動作」するようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明に加えて、上記被当接部21を複数設け、これら各被当接部21に対しそれぞれ上記構成部品13が当接するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1、もしくは2の発明に加えて、上記被当接部21に対し上記構成部品13を載置可能としたものである。
請求項4の発明は、請求項1から3のうちいずれか1つの発明に加えて、上記構成部品13に上記一方向Aに沿って延びる切り欠き33を形成し、この切り欠き33を上記乗り物本体2側に形成された被嵌合部25に嵌脱可能に嵌合させ、上記切り欠き33の各縁部34,35のうち、互いに対向する両縁部34,34を上記被嵌合部25の外面にそれぞれ当接可能とさせてこの被嵌合部25の外面を上記被当接部21としたものである。
請求項5の発明は、請求項4の発明に加えて、上記切り欠き33の最奥部の縁部35を上記被嵌合部25に当接可能とし、この当接に伴い上記ロック手段22の「ロック動作」が完了するようにしたものである。
請求項6の発明は、請求項1から5のうちいずれか1つの発明に加えて、上記ロック手段22が、上記乗り物本体2側に取り付けられるロック部材38と、上記構成部品13に取り付けられ上記ロック部材38と解除可能に互いにロックすることにより上記ロック手段22を「ロック動作」させるロック機構部39とを備え、このロック機構部39が上記一方向Aに対する外側方からほぼ全体的に上記構成部品13により覆われるようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項6の発明に加えて、上記ロック手段22が、上記ロック機構部39と互いに連動する操作レバー47を備え、この操作レバー47への操作により上記「ロック動作」した状態が解除されるようにし、上記ロック手段22が「ロック動作」した状態で、上記操作レバー47が上記外側方からほぼ全体的に上記構成部品13により覆われるようにしたものである。
請求項8の発明は、請求項7の発明に加えて、上記ロック手段22の「ロック動作」した状態を解除させた上記操作レバー47の少なくとも一部分が、上記外側方から上記構成部品13により覆われるようにしたものである。
請求項9の発明は、請求項1から8のうちいずれか1つの発明に加えて、上記ロック手段22の「ロック動作」により上記乗り物本体2側に固着された上記構成部品13のロック姿勢と、上記ロック手段22の「ロック動作」した状態が解除された上記構成部品13の自由状態でのアンロック姿勢とを互いに相違させたものである。
請求項10の発明は、請求項1から9のうちいずれか1つの発明に加えて、上記乗り物1を鞍乗型車両とし、上記構成部品13をシート8上に着座したライダー用の背もたれ9としたものである。
なお、この項において、上記各用語に付記した符号は、本発明の技術的範囲を後述の「実施例」の項の内容に限定解釈するものではない。
本発明による効果は、次の如くである。
請求項1の発明は、乗り物の乗り物本体側に、この乗り物の構成部品を当接可能とさせる被当接部を形成し、上記構成部品を上記被当接部に当接させた状態で、上記乗り物本体側に対し上記構成部品を離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段を備えた乗り物における構成部品の着脱装置において、
上記被当接部に対しその外方から上記構成部品を当接可能にし、この構成部品を上記被当接部に当接させたままほぼ直線的に一方向に向かって移動可能にすると共に、この一方向への上記構成部品の移動に連動して上記ロック手段が「ロック動作」するようにしてある。
上記被当接部に対しその外方から上記構成部品を当接可能にし、この構成部品を上記被当接部に当接させたままほぼ直線的に一方向に向かって移動可能にすると共に、この一方向への上記構成部品の移動に連動して上記ロック手段が「ロック動作」するようにしてある。
このため、上記乗り物本体側に対し構成部品の背もたれの固着作業をするときには、この構成部品を単に上記被当接部に当接させ、次に、この被当接部に当接させたまま、ほぼ直線的に一方向に移動させれば、上記ロック手段が自動的に「ロック動作」して、上記構成部品が固着されるのであり、つまり、上記構成部品の固着作業は、この構成部品の単純な動作によって達成されることから、この固着作業は極めて容易にできる。
また、上記固着作業における上記構成部品の動作はほぼ直線的で足りる分、この固着作業は狭い作業空間ですることができ、これは、一般に余剰空間の狭い乗り物にあって有益である。
請求項2の発明は、上記被当接部を複数設け、これら各被当接部に対しそれぞれ上記構成部品が当接するようにしてある。
このため、上記構成部品の固着作業において、上記各被当接部に構成部品を当接させたとき、この構成部品の姿勢が安定する。よって、その分、上記固着作業が、より容易にできる。
請求項3の発明は、上記被当接部に対し上記構成部品を載置可能としてある。
このため、上記構成部品の固着作業において、上記構成部品を被当接部に載置して当接させたとき、この被当接部上に上記構成部品の重量を、一旦、支持させて仮置きさせることができる。よって、その後の上記構成部品の上記一方向への移動がより容易にできて、上記固着作業がより容易にできる。
請求項4の発明は、上記構成部品に上記一方向に沿って延びる切り欠きを形成し、この切り欠きを上記乗り物本体側に形成された被嵌合部に嵌脱可能に嵌合させ、上記切り欠きの各縁部のうち、互いに対向する両縁部を上記被嵌合部の外面にそれぞれ当接可能とさせてこの被嵌合部の外面を上記被当接部としてある。
このため、上記構成部品の固着作業において、まず、上記被嵌合部に上記構成部品の切り欠きを嵌合させれば、上記乗り物本体側に対する構成部品の位置決めができる。よって、その後の上記構成部品の上記一方向への移動が更に容易にできて、上記固着作業が更に容易にできる。
また、上記乗り物本体への固着後の上記構成部品から上記乗り物本体側に向かって負荷が与えられるとき、この負荷の方向が上記一方向に交差する方向であれば、上記負荷は上記ロック手段を介し乗り物本体側に支持されるだけでなく、上記被嵌合部によっても直接的に支持される。よって、上記構成部品から乗り物本体側に向かって与えられる負荷は、この乗り物本体側によって強固に支持される。
請求項5の発明は、上記切り欠きの最奥部の縁部を上記被嵌合部に当接可能とし、この当接に伴い上記ロック手段の「ロック動作」が完了するようにしてある。
このため、上記乗り物本体への固着後の上記構成部品から上記乗り物本体側に向かって負荷が与えられるとき、この負荷の方向が上記一方向に向かうものであれば、上記負荷は上記ロック手段を介することなく、上記被嵌合部によって直接的に支持される。よって、上記構成部品から乗り物本体側に向かって与えられる負荷は、この乗り物本体側によって強固に支持される。
請求項6の発明は、上記ロック手段が、上記乗り物本体側に取り付けられるロック部材と、上記構成部品に取り付けられ上記ロック部材と解除可能に互いにロックすることにより上記ロック手段を「ロック動作」させるロック機構部とを備え、このロック機構部が上記一方向に対する外側方からほぼ全体的に上記構成部品により覆われるようにしてある。
このため、上記ロック手段のロック機構部が外観上容易に見えることは上記構成部品によって防止され、よって、乗り物の見栄えが向上し、また、この見栄えの向上は上記構成部品の利用によるものであることから、この見栄えの向上は簡単な構成で達成される。
請求項7の発明は、上記ロック機構部と互いに連動する操作レバーを備え、この操作レバーへの操作により上記「ロック動作」した状態が解除されるようにし、上記ロック手段が「ロック動作」した状態で、上記操作レバーが上記外側方からほぼ全体的に上記構成部品により覆われるようにしてある。
このため、上記ロック手段の操作レバーが外観上容易に見えることは上記構成部品によって防止され、よって、乗り物の見栄えが向上し、また、この見栄えの向上は上記構成部品の利用によるものであることから、この見栄えの向上は簡単な構成で達成される。
請求項8の発明は、上記ロック手段の「ロック動作」した状態を解除させた上記操作レバーの少なくとも一部分が、上記外側方から上記構成部品により覆われるようにしてある。
このため、上記構成部品の固着作業をしたときに、仮に、上記操作レバーのうちの他部分が、外観上、容易に見えるとすれば、これは上記ロック手段が十分には「ロック動作」していないことを意味しており、つまり、上記固着作業において、上記ロック手段を十分に「ロック動作」させるべきである、ということが示唆されている。このため、上記固着作業が不完全なままに放置されるということが防止され、上記乗り物本体側への構成部品の固着作業が、より確実に達成される。
請求項9の発明は、上記ロック手段の「ロック動作」により上記乗り物本体側に固着された上記構成部品のロック姿勢と、上記ロック手段の「ロック動作」した状態が解除された上記構成部品の自由状態でのアンロック姿勢とを互いに相違させてある。
このため、上記乗り物本体側に対し構成部品が固着されているか否かは、この構成部品が上記したいずれの姿勢をとっているかの視認によって、容易にできる。よって、上記構成部品が乗り物本体側に固着されていないまま誤って上記構成部品を利用する、ということは防止される。
請求項10の発明は、上記乗り物を鞍乗型車両とし、上記構成部品をシート上に着座したライダー用の背もたれとしてある。
このため、上記各効果が上記鞍乗型車両に得られることとなって、有益である。
本発明の乗り物における構成部品の着脱装置に関し、乗り物の乗り物本体側に対しその構成部品を固着させるための固着作業をするとき、この固着作業が容易にできるようにし、かつ、この固着作業が狭い作業空間においても、できるようにする、という目的を実現するため、本発明を実施するための最良の形態は、次の如くである。
即ち、乗り物の乗り物本体側に、この乗り物の構成部品を当接可能とさせる被当接部を形成し、上記構成部品を上記被当接部に当接させた状態で、上記乗り物本体側に対し離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段を備えている。上記被当接部に対しその外方から上記構成部品を当接可能にし、この構成部品を上記被当接部に当接させたままほぼ直線的に一方向に向かって移動可能にすると共に、この一方向への上記構成部品の移動に連動して上記ロック手段が「ロック動作」するようにしてある。
本発明をより詳細に説明するために、その実施例を添付の図に従って説明する。
図1―6において、符号1は乗り物であり、より具体的には、鞍乗型車両である自動二輪車である。また、矢印Frは、この乗り物1の進行方向の前方を示している。また、下記する左右とは、上記乗り物1の幅方向をいうものとする。
上記乗り物1の乗り物本体2は、具体的には上記自動二輪車の車体であって、この乗り物本体2は、その骨格を構成する車体フレーム3を備え、この車体フレーム3は、乗り物1の幅方向の車体中央部4を基準として左右対称に配置される左右一対のサイドフレーム5,5を備えている。
また、上記乗り物本体2は、上記車体フレーム3を走行路面6上に支持する後車輪7と、上記車体フレーム3に支持されるタンデムシート8と、このシート8の後側に隣接するよう配置されて上記車体フレーム3のサイドフレーム5,5に支持され、上記シート8上に鞍乗式に着座したライダー用とされる背もたれ9と、上記シート8と背もたれ9の左右各外側方に配置されて上記車体フレーム3にそれぞれ支持される左右一対のサドルバッグ10,10とを備えている。上記シート8、背もたれ9、および左右サドルバッグ10,10は、上記乗り物1の構成部品13であって、上記シート8と背もたれ9は乗り物1の幅方向でそれぞれ車体中央部4に配置されている。
上記背もたれ9は、その下端部を構成し、それぞれ前後方向に長く延びる左右一対の板金製基部材15,15と、これら各基部材15,15からそれぞれ後上方に向かって延出しその各延出端部が互いに一体的に結合された左右一対のパイプ製ブラケット16,16と、これら左右ブラケット16,16を互いに結合させるクロスメンバ17と、上記ブラケット16に固着されるパッドである背もたれ本体18とを備えている。上記各基部材15は、それぞれ各サイドフレーム5の外側方近傍に配置されて、乗り物1の幅方向で互いに対面している。また、上記シート8は、上下方向で上記各基部材15と背もたれ本体18との間に配置されている。
上記乗り物本体2側には、上記背もたれ9の各基部材15を当接可能とさせる複数の被当接部21が形成されており、これら各被当接部21に対しそれぞれその外方から上記各基部材15が当接可能とされている。また、上記背もたれ9は、この背もたれ9の各基部材15が上記各被当接部21に当接したまま、ほぼ直線的に後方である一方向Aに向かって移動可能とされている。また、この一方向Aへの上記背もたれ9の移動に連動して「ロック動作」し、この背もたれ9を上記被当接部21に当接させた状態で上記乗り物本体2側に対し離脱可能に固着させる左右一対のロック手段22が設けられている。このロック手段22が「ロック動作」した状態では、上記背もたれ9は使用可能な起立姿勢とされて、この背もたれ9は乗り物本体2側に固着された「固着状態」とされる(図1―6中実線)。
上記乗り物本体2側の一部分24には複数(前後一対)の被嵌合部25,25が形成され、これら被嵌合部25,25は上記車体フレーム3の各サイドフレーム5からそれぞれ外側方に向かって突設されている。これら各被嵌合部25は、軸心26が乗り物1の幅方向に延びて締結具27により上記サイドフレーム5に固着される断面円形のカラー28と、上記軸心26回りに回転可能となるよう上記カラー28に外嵌されて支承される回転輪29とを備えている。この回転輪29は、上記乗り物1の幅方向で移動が阻止された状態で上記カラー28に支承され、上記回転輪29の外周面には上記軸心26を中心とする周溝30が形成されている。
上記背もたれ9の各基部材15の下縁部に複数(前後一対)の切り欠き33が形成され、これら各切り欠き33は、上記各基部材15の下縁部から一旦上方に延びた後、上記一方向Aに沿って延び、より詳しくは、上記一方向Aとは逆の方向である前方に向かって延びている。
上記乗り物本体2側の一部分24である各被嵌合部25と上記各切り欠き33とが互いに嵌脱可能に嵌合させられている。この場合、上記一方向Aに沿って延びる上記切り欠き33の部分の各縁部34,35のうち、上下方向で互いに対向する両縁部34,34が上記乗り物本体2側の一部分24である被嵌合部25に当接可能とされている。
より具体的には、上記両縁部34,34と上記被嵌合部25の周溝30とが互いに嵌合し、上記被嵌合部25の外面である上記周溝30の底面に上記縁部34,34が当接可能とされ、上記周溝30の底面が上記被当接部21とされている。また、上記周溝30の底面のうちの上面に、上記両縁部34,34のうちの上側の縁部34が載置可能とされている。
図1―6中実線で示すように、上記背もたれ9の各基部材15が上記各被嵌合部25の外面に当接させられたまま、上記背もたれ9が上記一方向Aに向かって移動させられたとき、上記一方向Aに沿って延びる上記切り欠き33の部分の最奥部(前端)の縁部35が上記乗り物本体2側の一部分24である被嵌合部25に当接可能とされている。より具体的8には、上記被嵌合部25への上記縁部35の当接時に、上記被嵌合部25の周溝30と縁部35とが互いに嵌合して、上記被嵌合部25の外面である上記周溝30の底面に上記縁部35が当接することとされている。また、この当接に伴い上記ロック手段22の「ロック動作」が完了して、上記乗り物本体2側に背もたれ9が固着されて、この背もたれ9は上記「固着状態」とされる。
なお、上記背もたれ9が上記一方向Aに向かって移動させられるとき、上記背もたれ9の移動に伴い上記回転輪29が上記軸心26回りに回転し、上記背もたれ9の移動が円滑になされる。
上記各ロック手段22は、上記乗り物本体2側である車体フレーム3のサイドフレーム5から外側方に向かって突設されるロック部材38と、上記背もたれ9の基部材15に取り付けられ上記ロック部材38と解除可能に互いにロックすることにより上記ロック手段22を「ロック動作」させるロック機構部39とを備えている。
上記ロック機構部39は、上記サイドフレーム5の外側面と、背もたれ9の基部材15の内側面との間に配置されている。また、上記ロック機構部39は、上記基部材15に締結具41により固着される基板42と、この基板42にそれぞれ枢支軸43により回動可能に枢支される上、下ロックプレート44,45と、これら両ロックプレート44,45に架設されてこれらを互いに係合させるよう付勢するばね46と、上記上ロックプレート44から一体的に延出するようこの上ロックプレート44に取り付けられて、この上ロックプレート44と互いに連動する操作レバー47とを備え、上記基板42には、上記一方向Aの端縁部である後縁部から上記両ロックプレート44,45の互いの係合部に向かうよう上記一方向Aとは反対の前方に向かって延びる切り欠き48が形成されている。
図1―6中実線において、上記ロック手段22の「ロック動作」時には、上記ロック部材38が上記切り欠き48の最奥部に嵌入され、上記ロック部材38が上記切り欠き48から離脱することは上記下ロックプレート45によって阻止され、上記下ロックプレート45が自由に回動することは上記上ロックプレート44とばね46などにより阻止される。これにより、上記背もたれ9は乗り物本体2側への「固着状態」とされる。
図7において、上記背もたれ9の「固着状態」から、上記操作レバー47を操作してこの操作レバー47を下方回動Bさせれば、この操作レバー47に上記上ロックプレート44が連動して回動Cし、これにより、上記下ロックプレート45の回動Dが許容される。そこで、上記背もたれ9を上記一方向Aとは反対の前方に向かって所定寸法だけ移動させると、上記下ロックプレート45が上記ばね46の付勢力により回動Dさせられて、上記ロック機構部39が上記ロック部材38からその前方に離脱させられる。
即ち、上記操作レバー47を操作すれば、上記ロック手段22は上記「ロック動作」した状態を解除する「アンロック動作」をして、上記乗り物本体2側への背もたれ9の「固着状態」が解除され、この背もたれ9は「固着解除状態」とされる(図7中実線)。
上記したように、背もたれ9をその「固着状態」から所定寸法だけ前方移動させて上記「固着解除状態」にさせたとき、上記背もたれ9の各基部材15の切り欠き33の後縁部が上記被嵌合部25に当接して、上記背もたれ9のそれ以上の前方移動が阻止される(図7中実線)。
前記背もたれ9の「固着解除状態」からこの背もたれ9を全体的に上昇させれば、上記各被嵌合部25から上記各背もたれ9の基部材15の各切り欠き33が上方に離脱し、上記背もたれ9は上記乗り物本体2側からその外方に離脱させられる(図7中二点鎖線、図2中三点鎖線)。
上記のように、乗り物本体2側から背もたれ9をその外方に離脱させた状態から、この背もたれ9を乗り物本体2側に固着させる固着作業をする場合には、上記背もたれ9を乗り物本体2側の上方外方から(図2中三点鎖線、図7中二点鎖線)、下降させて、上記各被嵌合部25に上記各背もたれ9の基部材15の各切り欠き33を嵌合させる。ここで、上記各被嵌合部25の被当接部21である周溝30の底面に上記背もたれ9の縁部34を当接させる(図7中実線)。
次に、上記背もたれ9の縁部34を上記各被当接部21に当接させたまま、ほぼ直線的に上記一方向Aに向かって移動させる。すると、上記ロック手段22におけるロック部材38に上記切り欠き48が嵌合すると共に、下ロックプレート45の一部分が上記ロック部材38に押圧され、上記下ロックプレート45が上記ばね46の付勢力に対抗して回動(図7中、Dとは逆方向)させられる。また、上記ばね46の付勢力により上記下ロックプレート45の回動に連動して上記上ロックプレート44と操作レバー47とが回動(図7中、B,Cとは逆方向)させられて、上記ロック手段22が「ロック動作」する。これにより、上記背もたれ9は乗り物本体2側に固着された「固着状態」とされ(図1―6中実線)、上記背もたれ9の固着作業が終了する。
一方、上記乗り物本体2側から構成部品13の背もたれ9を離脱させる作業をするときには、上記操作レバー47を回動B操作して上記ロック手段22を「アンロック動作」させることにより、「固着解除状態」(図7中実線)にさせ、その後は、上記固着作業と逆の作業をすればよい。
このため、上記乗り物本体2側に対し構成部品13の背もたれ9の固着作業をするときには、この構成部品13を単に上記被当接部21に当接させ、次に、この被当接部21に当接させたまま、ほぼ直線的に一方向Aに移動させれば、上記ロック手段22が自動的に「ロック動作」して、上記構成部品13が固着されるのであり、つまり、上記構成部品13の固着作業は、この構成部品13の単純な動作によって達成されることから、この固着作業は極めて容易にできる。
また、上記固着作業における上記構成部品13の動作はほぼ直線的で足りる分、この固着作業は狭い作業空間ですることができ、これは、一般に余剰空間の狭い乗り物1にあって有益である。
また、前記したように、被当接部21を複数設け、これら各被当接部21に対しそれぞれ上記構成部品13が当接するようにしてある。
このため、上記構成部品13の固着作業において、上記各被当接部21に構成部品13を当接させたとき、この構成部品13の姿勢が安定する。よって、その分、上記固着作業が、より容易にできる。
また、前記したように、被当接部21に対し上記構成部品13を載置可能とし、上記被当接部21への構成部品13の載置により、この構成部品13が上記被当接部21に当接させられるようにしてある。
このため、上記構成部品13の固着作業において、上記構成部品13を被当接部21に載置し当接させたとき、この被当接部21上に上記構成部品13の重量を、一旦、支持させて仮置きさせることができる。よって、その後の上記構成部品13の上記一方向Aへの移動がより容易にできて、上記固着作業がより容易にできる。
また、前記したように、構成部品13に上記一方向Aに沿って延びる切り欠き33を形成し、この切り欠き33を上記乗り物本体2側に形成された被嵌合部25に嵌脱可能に嵌合させ、上記切り欠き33の各縁部34,35のうち、互いに対向する両縁部34,34を上記被嵌合部25の外面にそれぞれ当接可能とさせてこの被嵌合部25の外面を上記被当接部21としてある。
このため、上記構成部品13の固着作業において、まず、上記被嵌合部25に上記構成部品13の切り欠き33を嵌合させれば、上記乗り物本体2側に形成された被嵌合部25に対する構成部品13の位置決めができる。よって、その後の上記構成部品13の上記一方向Aへの移動が更に容易にできて、上記固着作業が更に容易にできる。
また、上記乗り物本体2への固着後の上記構成部品13から上記乗り物本体2側に向かって負荷が与えられるとき、この負荷の方向が上記一方向Aに交差する方向であれば、上記負荷は上記ロック手段22を介し乗り物本体2側に支持されるだけでなく、上記被嵌合部25によっても直接的に支持される。よって、上記構成部品13から乗り物本体2側に向かって与えられる負荷は、この乗り物本体2側によって強固に支持される。
また、上記の場合、乗り物本体2側の一部分24である被嵌合部25の回転輪29の周溝30に上記切り欠き33の各縁部34が嵌入させられていて、上記回転輪29は、乗り物1の幅方向の移動が阻止されており、このため、この乗り物1の幅方向においても乗り物本体2側に対する構成部品13の位置決めができる。よって、その後の上記構成部品13の上記一方向Aへの移動が更に容易にできて、上記固着作業が更に容易にできる。
また、前記したように、切り欠き33の最奥部の縁部35を上記被嵌合部25に当接可能とし、この当接に伴い上記ロック手段22の「ロック動作」が完了するようにしてある。
このため、上記乗り物本体2への固着後の上記構成部品13から上記乗り物本体2側に向かって負荷が与えられるとき、この負荷の方向が上記一方向Aに向かうものであれば、上記負荷は上記ロック手段22を介することなく、上記被嵌合部25によって直接的に支持される。よって、上記構成部品13から乗り物本体2側に向かって与えられる負荷は、この乗り物本体2側によって強固に支持される。
図1―6において、上記ロック機構部39は、上記ロック手段22の「ロック動作」と「アンロック動作」とにかかわらず、上記一方向Aに対する外側方(乗り物1の外側方)からほぼ全体的に上記背もたれ9の基部材15により覆われている。
このため、上記ロック手段22のロック機構部39が外観上容易に見えることは上記構成部品13によって防止され、よって、乗り物1の見栄えが向上し、また、この見栄えの向上は上記構成部品13の利用によるものであることから、この見栄えの向上は簡単な構成で達成される。
また、上記ロック手段22が「ロック動作」した状態では、上記操作レバー47は上記外側方からほぼ全体的に上記背もたれ9の基部材15により覆われている。
このため、上記ロック手段22の操作レバー47が外観上容易に見えることは上記構成部品13の背もたれ9によって防止され、よって、乗り物1の見栄えが向上し、また、この見栄えの向上は上記構成部品13の背もたれ9の利用によるものであることから、この見栄えの向上は簡単な構成で達成される。
図7中実線において、上記ロック手段22の「ロック動作」した状態を解除するよう上記操作レバー47を操作して上記ロック手段22を「アンロック動作」させたとき、この「アンロック動作」をさせた上記操作レバー47の少なくとも一部分である基部のみが、上記外側方から上記背もたれ9の基部材15により覆われている。
このため、上記構成部品13の背もたれ9の固着作業をしたときに、仮に、上記操作レバー47のうちの他部分である突出端部が、外観上、容易に見えるとすれば、これは上記ロック手段22が十分には「ロック動作」していないことを意味しており、つまり、上記固着作業において、上記ロック手段22を十分に「ロック動作」させるべきである、ということが示唆されている。このため、上記固着作業が終了していないまま、つまり、不完全なままに放置されるということが防止され、上記乗り物本体2側への構成部品13の固着作業が、より確実に達成される。
図7において、起立姿勢の上記構成部品13の背もたれ9の重心は上記基部材15よりも後側に位置している。このため、上記ロック手段22の「ロック動作」した状態が解除された「固着解除状態」からの上記構成部品13の自由状態では、図7中一点鎖線で示すように、上記背もたれ9は前後被嵌合部25,25のうちの一方である後被嵌合部25を中心として後方回動する。また、上記背もたれ9が所定角度後方回動したとき、上記背もたれ9の基部材15の前端部が上記シート8に当接して、それ以上の後方回動が阻止され、傾斜姿勢が保持される。
全図において、上記ロック手段22の「ロック動作」により上記乗り物本体2側に固着された「固着状態」の上記構成部品13のロック姿勢(図1―6中実線)である起立姿勢と、上記ロック手段22の「ロック動作」した状態が解除された「固着解除状態」からの上記構成部品13の自由状態でのアンロック姿勢(図7中一点鎖線)である傾斜姿勢とは、互いに相違させられている。
このため、上記乗り物本体2側に対し構成部品13の背もたれ9が固着されているか否かは、この構成部品13が上記したいずれの姿勢をとっているかの視認によって、容易にできる。よって、上記構成部品13の背もたれ9が乗り物本体2側に固着されていないまま誤って上記構成部品13を利用する、ということは防止される。
なお、以上は図示の例によるが、乗り物1は自動三輪車や自動四輪車の鞍乗型車両であってもよく、自動車や船であってもよい。また、上記構成部品13は荷台などであってもよい。また、上記被当接部21を平坦面として、この被当接部21に上記構成部品13を面接触させるよう当接させてもよい。また、上記一方向Aは前方、鉛直方向、もしくはこれらに対する傾斜方向であってもよい。更に、上記被嵌合部25は、上記カラー28と回転輪29とを一体として上記車体フレーム3のサイドフレーム5に固定される軸体であってもよい。
1 乗り物
2 乗り物本体
8 シート
9 背もたれ
10 サドルバッグ
13 構成部品
15 基部材
21 被当接部
22 ロック手段
24 一部分
25 被嵌合部
33 切り欠き
34 縁部
35 縁部
38 ロック部材
39 ロック機構部
47 操作レバー
A 一方向
2 乗り物本体
8 シート
9 背もたれ
10 サドルバッグ
13 構成部品
15 基部材
21 被当接部
22 ロック手段
24 一部分
25 被嵌合部
33 切り欠き
34 縁部
35 縁部
38 ロック部材
39 ロック機構部
47 操作レバー
A 一方向
Claims (10)
- 乗り物の乗り物本体側に、この乗り物の構成部品を当接可能とさせる被当接部を形成し、上記構成部品を上記被当接部に当接させた状態で、上記乗り物本体側に対し上記構成部品を離脱可能に固着させるよう「ロック動作」するロック手段を備えた乗り物における構成部品の着脱装置において、
上記被当接部に対しその外方から上記構成部品を当接可能にし、この構成部品を上記被当接部に当接させたままほぼ直線的に一方向に向かって移動可能にすると共に、この一方向への上記構成部品の移動に連動して上記ロック手段が「ロック動作」するようにしたことを特徴とする乗り物における構成部品の着脱装置。 - 上記被当接部を複数設け、これら各被当接部に対しそれぞれ上記構成部品が当接するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記被当接部に対し上記構成部品を載置可能としたことを特徴とする請求項1、もしくは2に記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記構成部品に上記一方向に沿って延びる切り欠きを形成し、この切り欠きを上記乗り物本体側に形成された被嵌合部に嵌脱可能に嵌合させ、上記切り欠きの各縁部のうち、互いに対向する両縁部を上記被嵌合部の外面にそれぞれ当接可能とさせてこの被嵌合部の外面を上記被当接部としたことを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1つに記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記切り欠きの最奥部の縁部を上記被嵌合部に当接可能とし、この当接に伴い上記ロック手段の「ロック動作」が完了するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記ロック手段が、上記乗り物本体側に取り付けられるロック部材と、上記構成部品に取り付けられ上記ロック部材と解除可能に互いにロックすることにより上記ロック手段を「ロック動作」させるロック機構部とを備え、このロック機構部が上記一方向に対する外側方からほぼ全体的に上記構成部品により覆われるようにしたことを特徴とする請求項1から5のうちいずれか1つに記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記ロック手段が、上記ロック機構部と互いに連動する操作レバーを備え、この操作レバーへの操作により上記「ロック動作」した状態が解除されるようにし、上記ロック手段が「ロック動作」した状態で、上記操作レバーが上記外側方からほぼ全体的に上記構成部品により覆われるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記ロック手段の「ロック動作」した状態を解除させた上記操作レバーの少なくとも一部分が、上記外側方から上記構成部品により覆われるようにしたことを特徴とする請求項7に記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記ロック手段の「ロック動作」により上記乗り物本体側に固着された上記構成部品のロック姿勢と、上記ロック手段の「ロック動作」した状態が解除された上記構成部品の自由状態でのアンロック姿勢とを互いに相違させたことを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1つに記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
- 上記乗り物を鞍乗型車両とし、上記構成部品をシート上に着座したライダー用の背もたれとしたことを特徴とする請求項1から9のうちいずれか1つに記載の乗り物における構成部品の着脱装置。
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