JP2908040B2 - 自動二輪車のシートロック装置 - Google Patents

自動二輪車のシートロック装置

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JP2908040B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シートを開閉可能とし
た自動二輪車のシ−トロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】運転者や同乗者が着座するためのシート
を開閉可能とし、シートの下に荷物箱等を設けた自動二
輪車では、シートが開くのを規制するシートロックを設
けている。このシートロックを開閉するためのシリンダ
キーは、従来は通常車体の側面や後面に設けていた。し
かしこの場合には雨やほこりが直接このシリンダキーの
キー孔に入り易く、野外に長期間放置した時にキーの作
動が円滑でなくなるという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明が解決し
ようとする課題は、雨やほこりがキー孔から入りにくく
してキーの作動を常に円滑にできるようにすることであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの課題
は、シートの下側方を車体カバーで覆い、かつ前記シー
トを開閉するシートロックを有する自動二輪車におい
て、前記シートロックは、シートを閉位置にロックする
シートロック本体と、このシートロック本体と別体に形
成されたシリンダキーと、前記シリンダキーと前記シー
トロック本体とを連動させる連動機構とを備え、前記
リンダキーを、そのキー孔が後方へ庇状に突出する尾灯
とこの尾灯の下方へのびるライセンスプレートとの間
ら後方を指向するように配設したことを特徴とする自動
二輪車のシートロック装置により達成される。
【0005】
【実施例】図1は本発明の一実施例の側面図、図2はそ
の要部を拡大した側面図、図3は同じく平面図、図4は
同じく後面図である。
【0006】図1において符号10は車体フレ−ムであ
り、前フレ−ム12と後フレ−ム14とを結合したもの
である。前フレ−ム12はヘッドパイプ16と、ここか
ら斜下後方へのびる左右一対のサイドフレ−ム18(一
方のみ図示)とを有する。サイドフレ−ム18は、断面
コ字形の2つの板金部材を互いに対向させて接合し断面
四角の箱状にしたもので、その後部は下方へ向かって湾
曲している。ヘッドパイプ12には2本の前フォ−ク2
0が左右へ回動自在に保存され、その下端に操向前輪2
2が取付けられている。
【0007】後フレ−ム14は、シ−トレ−ル24と補
助シ−トレ−ル26とで構成される。シ−トレ−ル24
は左右一対の上チュ−ブ24aとこれを下から支持する
下チューブ24bとで形成され、これら上・下チュ−ブ
24a、24bの前端がサイドフレ−ム18に固着され
ている。
【0008】補助シ−トレ−ル26は左右一対のチュ−
ブ26a、26aを前後のブリッジ28、30で互いに
結合して一体としたものである。チュ−ブ26a、26
aの前半部分は斜下前方へ向けて折曲され、この下降部
分がシ−トレ−ル24の上チュ−ブ24aの後端と下チ
ュ−ブ24bの後下部とにボルト止めされている。
【0009】32は後輪であり、前端がサイドフレ−ム
18に軸支されたリヤア−ム34の後端に保持されてい
る。リヤア−ム34は、車体中心付近に配置された1本
の図示しないクッションユニットにより弾性支持され
る。なおこのリヤア−ム34にはリヤフェンダ36が取
り付けられている。
【0010】38はV型2サイクル2気筒液冷式エンジ
ンである。このエンジン38はV型を形成する2つのシ
リンダの間に形成されるV型の空間が前方を指向するよ
うにサイドフレ−ム18に搭載される。40は上の気筒
の排気膨張管、42は下の気筒の排気膨張管である。4
4はエンジン38の冷却用ラジエタ、46は燃料タンク
である。燃料タンク46の前部はサイドフレ−ム18に
載り、後部はシ−トレ−ル24の上チュ−ブ24aに載
っている。48は運転者用シ−トであり、燃料タンク4
6の後方でシ−トレ−ル24の上チュ−ブ24aに取り
付けられている。この運転者用シ−ト48の下方には潤
滑用オイルタンク50および電池52が収容されてい
る。
【0011】補助シ−トレ−ル26には同乗者用シ−ト
54が取り付けられると共に、市内走行用部品が取り付
けられている。
【0012】同乗者用シート54はその底板54aがブ
リッジ28、30に支持され、着脱可能となっている。
すなわち底板54aの前部から下へ突出する支持足部5
4bに形成された係合孔が、ブリッジ28の上面に固着
され後方へ向かって突出する係合ピン28aに後方から
係脱可能となっている(図2)。また底板54aの後部
にはロック板54cが突設され(図4)、このロック板
54cがブリッジ30に設けた後記ロック80にロック
可能となっている。このロック80には後記尾灯58の
下方に位置するシリンダキー78の回動が連動機構とし
てのワイヤ79によって伝えられる。
【0013】この実施例ではこの補助シートレール26
に取付けられる市内走行用部品として、ライセンスプレ
−ト56、尾灯58、方向指示灯60、荷物箱62、工
具袋64等の市内走行用部品が部品保持板66を介して
補助シ−トレ−ル26に取りつけられる。ここにライセ
ンスプレ−ト56は部品保持板66に一体に形成されて
いる。この部品保持版66はライセンスプレ−ト56の
上縁から前方に略水平にのび、その前端は補助シ−トレ
−ル26のチュ−ブ26aに固着した舌片68(68
a,68b)に固定されている。また部品保持板66の
後部は、チュ−ブ26a,26aの後端を結合するクロ
スメンバ−70に固定される。すなわちこのクロスメン
バ−70には後方へ突出するブラケット72(72a,
72b)が固定される一方、部品保持板66には上方へ
突出する板片74(74a,74b)が設けられ、両者
が互いにボルトで結合されている。尾灯58は、この部
品保持板66の後部に突設したタワ−76にゴムダンパ
を介して保持されている。
【0014】方向指示灯60は、部品保持板66の左右
端を下方へ折り返したフランジ部に取り付けられてい
る。荷物箱62は樹脂製であり、前・後ブリッジ28、
30間から左右に膨出すると共に、前部及び後部はそれ
ぞれブリッジ28、30の下へ膨出している。この荷物
箱62は両ブリッジ28、30間から上方に開口し、こ
の開口部62aは前記同乗者用シ−ト54により開閉さ
れる。
【0015】この同乗者用シ−ト54のシートロック
シート54を閉位置にロックするシートロック本体
80と、このシートロック本体と別体に形成され尾灯5
8の下方に位置するシリンダキー78と、両者を連動さ
せる連動機構としてのワイヤ79とで構成される。ここ
にシリンダキー78のキー孔78Aは、図4などから明
らかなように後方を指向している。すなわちシリンダキ
−78のキー孔78Aに後方からキーを差し込み、図4
で反時計方向に回転すればシリンダキー78のレバー7
8aが同方向に回動し、ワイヤ79が引かれてシート
ック本体80のロック爪80aがロック板54cから脱
出する。このためシート54の後部を持ち上げて後方へ
引けば、シート54の前部の支持足部54bが係合ピン
28aから脱出し、シート54を取外すことができ、荷
物箱62の開口部62aを開くことができる。
【0016】尾灯58は、ライセンスプレート56を照
明する必要上ライセンスプレート56の上方に庇状に突
出しているから、この尾灯58とライセンスプレート5
6との間にキー孔78Aが後方を指向するように設けた
シリンダキー78のキー孔78Aには雨やほこりがかか
りにくくなる。
【0017】荷物箱62の前部底面からは前記部品保持
板66に設けたフック82、84が荷物箱62内に突出
している。このフック82、84には工具袋64を固定
するゴムバンド86が係止される。
【0018】補助シートレール26のチューブ26aに
はまたグリップバー88が固着され、同乗者用足載台9
0が固定されている。92はこの補助シートレール26
および運転者用シート48の下側方付近を覆う車体カバ
ーとしてのリヤカウリングである。
【0019】この実施例ではシリンダキー78シート
ロック本体80とワイヤ79とで形成されるシートロッ
により同乗者用シート54を開閉するが、本発明は運
転者用シート48を開閉したり、前後に長いタンデムシ
ートを開閉するものであってもよい。
【0020】またシリンダキーとシートロックとの連動
機構はワイヤ79で構成したが、これをリンク機構など
他の機構で構成してもよい。
【0021】なおシリンダーキーはその位置を示すラン
プ(ポジションランプ)等を尾灯内やこれを別に設けて
もよい。例えばメインキースイッチにキーを差し込むと
一定時間だけ点灯してシリンダーキーのキー孔を照せ
ば、夜間でも操作し易い。エンジン停止中にブレーキレ
バーやクラッチレバーを操作すると点灯するようにして
もよい。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように、シートロックを
シートロック本体と、これと別体のシリンダキーと、両
者を連動させる連動機構とで形成し、シリンダキーをそ
のキー孔が後方へ庇状に突出する尾灯とこの尾灯の下方
へのびるライセンスプレートとの間から後方を指向する
ように配設したものであるから、ライセンスプレートの
上方に庇状に突出する尾灯の下にシリンダキーのキー孔
が後方を指向して位置することになる。このためシリン
ダキーのキー孔に雨やほこりがかかりにくくなり、シリ
ンダキーの円滑な動作が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の側面図である。
【図2】その要部を拡大した側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく後面図である。
【符号の説明】
10 車体フレーム 54 同乗者用シ−ト 56 ライセンスプレ−ト 58 尾灯 78 シリンダキー78A キー孔 79 連動機構としてのワイヤ 80 シートロック92 車体カバーとしてのカウリング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの下側方を車体カバーで覆い、か
    つ前記シートを開閉するシートロックを有する自動二輪
    車において、前記シートロックは、シートを閉位置にロ
    ックするシートロック本体と、このシートロック本体と
    別体に形成されたシリンダキーと、前記シリンダキーと
    前記シートロック本体とを連動させる連動機構とを備
    え、前記シリンダキーを、そのキー孔が後方へ庇状に突
    出する尾灯とこの尾灯の下方へのびるライセンスプレー
    トとの間から後方を指向するように配設したことを特徴
    とする自動二輪車のシートロック装置。
JP41162290A 1990-12-19 1990-12-19 自動二輪車のシートロック装置 Expired - Fee Related JP2908040B2 (ja)

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JP3465508B2 (ja) * 1996-12-13 2003-11-10 スズキ株式会社 自動二輪車
WO2018123009A1 (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のシートキャッチ構造

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