JP3465508B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP3465508B2 JP33404696A JP33404696A JP3465508B2 JP 3465508 B2 JP3465508 B2 JP 3465508B2 JP 33404696 A JP33404696 A JP 33404696A JP 33404696 A JP33404696 A JP 33404696A JP 3465508 B2 JP3465508 B2 JP 3465508B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、キー等によって外
部から解錠可能な着座シートのロック解錠機構が設けら
れた自動二輪車に関する。 【0002】 【従来の技術】多くの自動二輪車は、着座シートが車体
に対して取り外し可能に設けられている。図5および図
6に示すように、着座シート101 の下方には上方へ開口
する箱状有底部材102 が設置され、この箱状有底部材10
2 と着座シート101 との間に物品収納空間103 が形成さ
れている。箱状有底部材102 としては一般に後輪104 を
覆うリヤフェンダーが流用される。そして、着座シート
101 を取り外して物品収納空間103 に物を出し入れす
る。 【0003】着座シート101 は、他人が取り外せないよ
うに図示しないロック機構によってロックされ、このロ
ック機構を外部からキー等を用いて解錠可能にするロッ
ク解錠機構105 が着座シート101 の近傍に設けられる。
このロック解錠機構105 は、その外部操作部であるキー
シリンダー106 の部分が着座シート101 の下部側面を覆
うサイドカバー107 に形成された穴108 から外部に露出
するように設置されている。 【0004】図6に示すように、ロック解錠機構105 か
らは操作ケーブル109 が延びており、その他端がロック
機構に接続されているため、ロック解錠機構105 のキー
シリンダー106 を操作すると同時にロック機構が解錠操
作されて着座シート101 を取り外せるようになる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動二
輪車の外観面であるサイドカバー107 にロック解錠機構
105 のキーシリンダー106 が露出しているため、自動二
輪車の美的外観が大幅に損なわれてしまう。しかも、キ
ーシリンダー106 とサイドカバー107 の穴108 との位置
合わせが困難であるため、図7に示すようにキーシリン
ダー106 と穴108の中心がずれることが多く、これが美
的外観を一層損ねている。 【0006】さらに、キーシリンダー106 と穴108 の間
の隙間から車体内部が見えたり、雨天走行時や洗車時に
上記隙間から水が車体内部に浸入するのを防止するた
め、図6に示すような防水用のシール部材110 が必要に
なり、これが部品点数の増加に繋がっている。 【0007】そればかりか、サイドカバー107 と箱状有
底部材102 (リヤフェンダー)との間の隙間からロック
解錠機構105 の操作ケーブル109 が見えやすいため、外
部から操作ケーブル109 を引く等すれば、ロック機構を
解錠操作して着座シート101を取り外すことも不可能で
はない。このため、他人に着座シート101 を取り外され
て盗難や悪戯の被害を被る恐れがあった。 【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、ロック解錠機構の外部操作部を目
立ちにくくして美的外観を向上させると同時に部品点数
の削減にも貢献でき、併せて他人による着座シートの無
理な解錠操作を防止可能な自動二輪車を提供することを
目的とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る自動二輪車は、取り外し可能に設けら
れた着座シートの下方に上方へ開口する箱状有底部材が
設置され、この箱状有底部材と着座シートとの間に物品
収納空間が形成され、着座シートの近傍には外部から解
錠可能な着座シートのロック解錠機構が設けられた自動
二輪車において、上記ロック解錠機構およびその操作ケ
ーブルを物品収納空間の内部に設置し、ロック解錠機構
の外部操作部を箱状有底部材の底面から下方に向って
部に露出させたことを特徴とする。 【0010】このように、ロック解錠機構を物品収納空
間の内部に設置し、その外部操作部を箱状有底部材の底
面から下方に向って外部に露出させるように構成すれ
ば、外部操作部が目立ちにくくなるので自動二輪車の美
的外観が向上し、しかも雨天走行時や洗車時に外部操作
部に水がかかりにくくなるので防水用のシール部材等が
不要になり、部品点数の削減にも繋がる。 【0011】さらに、ロック解錠機構の操作ケーブルが
物品収納空間内に配設されるため、外部から操作ケーブ
ルを操作することによるロック機構の無理な解錠操作が
不可能になる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
自動二輪車の一例を示す左側面図であり、図2は図1の
II部を拡大した縦断面図である。また、図3および図4
は、それぞれ図2の III-III線、 IV-IV線に沿う縦断面
図である。 【0013】この自動二輪車1の車体フレーム2は、前
頭部に位置するヘッドパイプ3と、ここから後斜め下方
に延びる左右一対のメインパイプ4と、メインパイプ4
の後端から下方に延びる左右一対のセンターパネル5
と、メインパイプ4の後端から後斜め上方に延びるシー
トフレーム6とを備えて構成されたバックボーン型であ
る。 【0014】ヘッドパイプ3には、前輪8を支持するフ
ロントフォーク9がハンドルバー10や灯火類11、フロン
トフェンダー12等と共に左右回動自在に軸支されてい
る。一方、センターパネル5に架設されたピボット軸14
にはリンク15を介してパワーユニット16が上下揺動可能
に連結されている。このパワーユニット16は、前頭部に
位置するエンジン17に動力伝達装置18が一体に設けられ
たものであり、動力伝達装置18の後部に後輪19が軸支さ
れている。 【0015】動力伝達装置18の後部とシートフレーム6
との間にはショックアブソーバー21が連結されおり、こ
のショックアブソーバー21が伸縮することによって走行
時のパワーユニット16および後輪19の揺動に伴うショッ
クが緩衝される。なお、パワーユニット16には吸気装置
22と排気マフラー23と後輪19の可動リヤフェンダー24が
パワーユニット16と共に一体に揺動するように設けられ
ている。 【0016】さらに、メインパイプ4に跨がる形で燃料
タンク25が設けられており、その後方に着座シート26が
設置されている。着座シート26はシートフレーム6上に
載置されて取り外し可能である。また、着座シート26の
後方にはテールカバー27が繋がり、着座シート26とテー
ルカバー27の下部には後輪19用の固定リヤフェンダー28
が設けられ、この固定リヤフェンダー28に尾灯類29が設
置されている。 【0017】固定リヤフェンダー28の前部から中間部ま
ではトレー部31となっている。このトレー部31は上方へ
開口する箱状有底部材として成型されている。そして、
着座シート26とトレー部31との間に物品収納空間32が形
成される。この物品収納空間32への物品の出し入れは着
座シート26を取り外して行う。 【0018】着座シート26は、その前端付近に設けられ
た係止凹部33が燃料タンク25の後部に設けられた係止凸
部34に後方から嵌合されるとともに、後部付近の下面に
設けられたストライカー35がシートフレーム6に設けら
れたロック機構36に上方から係合されることによってシ
ートフレーム6上に固定される。 【0019】ロック機構36は、例えばシートフレーム6
に架設されたブリッジ部材38の上に設置されている。ま
た、このロック機構36を外部からキー39等を用いて解錠
可能にするロック解錠機構40が物品収納空間32の内部に
設置されている。このロック解錠機構40も、シートフレ
ーム6に架設されたブリッジ部材41の上に設置される。
なお、ロック機構36とロック解錠機構40との間を接続す
る操作ケーブル42も物品収納空間32内に配設されてい
る。 【0020】ロック解錠機構40が設置されるブリッジ部
材41は、トレー部31の底面31a上に沿って延びており、
ロック解錠機構40は、その外部操作部であるキーシリン
ダー43がブリッジ部材41に穿設された穴41aとトレー部
31の底面31aに穿設された穴31bとを上方から貫通する
形でブリッジ部材41上に固定されている。従って、キー
シリンダー43はトレー部31の底面31aから下方に向って
外部に露出している。 【0021】着座シート26を取り外す時は、トレー部31
の下方からキー39をロック解錠機構40のキーシリンダー
43に差し込んで捻る。これにより、操作ケーブル42を介
してロック機構36が解錠操作されるため、着座シート26
を上方に引き上げて取り外すことができる。 【0022】このように、ロック解錠機構40および操作
ケーブル42を物品収納空間32の内部に設置し、ロック解
錠機構40のキーシリンダー43をトレー部31の底面31aか
下方に向って外部に露出させるように構成すれば、キ
ーシリンダー43が自動二輪車1の外観面に現れず、非常
に目立ちにくくなるので自動二輪車1の美的外観を大き
く向上させることができる。特に、トレー部31の底面31
aに穿設された穴31bとキーシリンダー43の中心がずれ
ていても人目に付かないので問題がない。 【0023】しかも、キーシリンダー43が下方を向いて
いるため、雨天走行時や洗車時にキーシリンダー43に水
がかかりにくく、キーシリンダー43とトレー部31の底面
31aとの間に防水用のシール部材等を設ける必要がな
い。このため、部品点数の削減に貢献することもでき
る。なお、後輪19に設けられた可動リヤフェンダー24に
よって雨天走行時に後輪19が跳ね上げる水や泥等が全て
遮蔽されるため、トレー部31の下面に露出するキーシリ
ンダー43に水がかかる懸念はない。 【0024】さらに、ロック解錠機構40の操作ケーブル
42が物品収納空間32内に配設されているため、他人が外
部から操作ケーブル42を操作することによるロック機構
36の無理な解錠操作が不可能になり、盗難や悪戯を効果
的に防止することができる。 【0025】なお、本実施形態では固定リヤフェンダー
28にトレー部31が一体成型され、このトレー部31と着座
シート26との間に物品収納空間32が形成されているが、
トレー部31は必ずしも固定リヤフェンダー28と一体に形
成する必要はなく、別部材として設けたり、あるいは他
のカバー部材等に一体成型してもよい。 【0026】また、本実施形態ではロック解錠機構40の
キーシリンダー43がトレー部31の車幅方向中央部に配置
されているが、例えば乗員の立つ側(一般に左側)にキ
ーシリンダー43をオフセット配置することにより、キー
シリンダー43の位置を判りやすくしてロック解錠操作を
容易にすることができる。 【0027】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車は、取り外し可能に設けられた着座シートの下方
に上方へ開口する箱状有底部材が設置され、この箱状有
底部材と着座シートとの間に物品収納空間が形成され、
着座シートの近傍には外部から解錠可能な着座シートの
ロック解錠機構が設けられた自動二輪車において、上記
ロック解錠機構およびその操作ケーブルを物品収納空間
の内部に設置し、ロック解錠機構の外部操作部を箱状有
底部材の底面から下方に向って外部に露出させたことを
特徴とするものである。 【0028】このようにすれば、ロック解錠機構の外部
操作部が自動二輪車の外観面に現れず、非常に目立ちに
くくなるので自動二輪車の美的外観を大きく向上させる
ことができる。しかも雨天走行時や洗車時に外部操作部
に水がかかりにくくなるので防水用のシール部材等が不
要になり、部品点数の削減にも繋がる。 【0029】さらに、ロック解錠機構の操作ケーブルが
物品収納空間内に配設されるため、外部から操作ケーブ
ルを操作することによるロック機構の無理な解錠操作が
不可能になり、他人に着座シートを無理に取り外されて
盗難や悪戯の被害を被るといった恐れもなくなる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る自動二輪車の一例を示す左側面
図。 【図2】図1のII部を拡大した縦断面図で、本発明の一
実施形態を示す図。 【図3】図2の III-III線に沿う縦断面図。 【図4】図2の IV-IV線に沿う縦断面図。 【図5】従来の技術を示す自動二輪車の着座シート付近
の左側面図。 【図6】図5の VI-VI線に沿う縦断面図。 【図7】従来技術の問題点を示す図。 【符号の説明】 1 自動二輪車 2 車体フレーム 26 着座シート 28 固定リヤフェンダー 31 箱状有底部材としてのトレー部 31a 箱状有底部材の底面 32 物品収納空間 36 ロック機構 39 キー 40 ロック解錠機構 42 操作ケーブル 43 ロック解錠機構の外部操作部であるキーシリンダー

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 取り外し可能に設けられた着座シートの
    下方に上方へ開口する箱状有底部材が設置され、この
    状有底部材と着座シートとの間に物品収納空間が形成さ
    れ、着座シートの近傍には外部から解錠可能な着座シー
    トのロック解錠機構が設けられた自動二輪車において、
    上記ロック解錠機構およびその操作ケーブルを物品収納
    空間の内部に設置し、ロック解錠機構の外部操作部を箱
    状有底部材の底面から下方に向って外部に露出させたこ
    とを特徴とする自動二輪車
JP33404696A 1996-12-13 1996-12-13 自動二輪車 Expired - Fee Related JP3465508B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2908040B2 (ja) * 1990-12-19 1999-06-21 ヤマハ発動機株式会社 自動二輪車のシートロック装置

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