JPH10299729A - 組立式スタンド - Google Patents

組立式スタンド

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JPH10299729A
JPH10299729A JP10636297A JP10636297A JPH10299729A JP H10299729 A JPH10299729 A JP H10299729A JP 10636297 A JP10636297 A JP 10636297A JP 10636297 A JP10636297 A JP 10636297A JP H10299729 A JPH10299729 A JP H10299729A
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JP
Japan
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joint
side plate
positioning
plate
bottom plate
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Pending
Application number
JP10636297A
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English (en)
Inventor
Kazufumi Takeuchi
和史 竹内
Masanori Hara
正紀 原
Koji Kumano
宏治 熊野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側板、天板及び底板を有するスタンドを、側
板の上に天板を側板の下に底板を固定して組み立てる際
の位置決めと作業性を改善する。 【解決手段】 側板2、天板1及び底板3を有するスタ
ンドを、側板2の上に天板1を側板2の下に底板3を固
定して組み立てる組み立て構造において、側板2の下縁
に弾性を有するU字状継ぎ手60及び位置決め用突起5
0を取り付け、底板3に固定用の継ぎ手係合部35及び
位置決め用突起挿入部34を設け、位置決め用突起50
を位置決め用突起挿入部34に嵌め合わせて取り付け位
置を決めると同時に、U字状継ぎ手60をスナップ動作
により継ぎ手係合部35に係合させて側板2と底板3と
を固定するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はテレビ等を載せる
スタンド、特にネジの使用を減らして作業性を向上させ
た組立式スタンドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の組立式スタンドを示す斜
視図、図13は従来の組み立て構造を説明する説明図で
ある。図12及び図13において、1は天板、2は側
板、3は底板、4は取り付けネジである。5は側板2を
底板3に取り付けるときの位置決め用のボスで、棒状の
部材を埋め込んで取り付けてある。底板3にはネジ4を
通す透孔41とボス5を挿入する孔51とが設けてあ
る。なお、図13では天板1の図示を省略してあるが、
底板3と同様にネジ4用の透孔41と位置決め用のボス
挿入孔51とが設けてある。また、図示していないが側
板2の上縁にもボス5が取り付けてある。次に、スタン
ドの組み立て方について説明する。先ず、底板3の孔5
1にボス5を差し込み、底板3に対する側板2の位置決
めを行う。その後底板3の裏面よりネジ4を締めつけ側
板2と底板3とを固定する。次に、天板1は孔51にボ
ス5を差し込んだ後ネジ4により固定する。この様にし
てスタンドが組み立てられる。
【0003】図12及び図13に示す従来の組立式スタ
ンドは以上のように構成されているので、底板3と側板
2とを組み立てる際は、底板3の孔51に側板2のボス
5を嵌合させた後、裏面よりネジ4を締めつけなければ
ならない。そのためネジ止めの時に側板2が外れ易く作
業性が悪いという課題があった。また、底板3、側板
2、天板1を固定するために多数のネジを要し、作業性
が悪いという課題もあった。
【0004】この課題を解決したものとして実開平5−
34785号公報に開示された側板と底板の取り付け構
造がある。この取り付け構造は、図14に示すように、
側板2にフック部20を設け、底板3に鉤形フック挿入
孔30とフック係部30aとを設け、フック挿入孔30
に側板2に設けたフック部20を挿入してスライドさせ
ることにより側板2と底板3とを取り付けるようにした
ものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の実開平5−34
785号公報に開示された側板と底板の取り付け構造で
は、ネジを使わないので作業性は良くなっているが、底
板3に対する側板2の位置決めについては考慮されてい
ない。この構造では、側板2に設けたフック部20をフ
ック挿入孔30に挿入してスライドさせた時、フック部
20がフック挿入孔30の内壁にに当接することにより
側板2の位置が決まるが、フック部20の取り付け位置
及びフック挿入孔30の位置には製作上の誤差が有るか
ら、図14に示す2つのフック部20が同時に当接する
とは限らない。いずれか一方はフック部20とフック挿
入孔30の内壁とが当接し、他方はフック部20とフッ
ク挿入孔30の内壁との間に僅かではあるが隙間が生ず
ることがある。従って、どちらのフック部20が当接す
るかによって、底板3に対する側板2の位置が異なるこ
とになる。即ち、正確な位置決めが困難であるという課
題がある。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、側板と底板とを取り付けるための
フック部とフック挿入孔との他に、位置決め用の突起と
突起挿入孔とを位置決めのために専用に設けて正確な位
置決めができると共に作業性を向上させたスタンドの組
み立て構造を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る組立式ス
タンドは、側板、天板及び底板を有し、側板の上に天板
を側板の下に底板を固定する組立式スタンドにおいて、
側板と底板のいずれか一方に固定用の継ぎ手及び固定の
際の位置決め用の突起を設け、他方に固定用の継ぎ手係
合部及び位置決め用の突起挿入部を設け、位置決め用の
突起を突起挿入部に嵌め合わせて取り付け位置を決める
と同時に、固定用の継ぎ手を継ぎ手係合部に係合させて
側板と底板を固定するものである。
【0008】また、側板の下縁に弾性を有するU字状継
ぎ手及び位置決め用の突起を取り付け、底板に固定用の
継ぎ手係合部及び位置決め用の突起挿入部を設け、位置
決め用の突起を突起挿入部に嵌め合わせると同時に、U
字状継ぎ手をスナップ動作により継ぎ手係合部に係合さ
せるものである。
【0009】さらに、側板の下縁に弾性を有するL字状
継ぎ手及び位置決め用の突起とを取り付け、底板に固定
用の継ぎ手係合部及び位置決め用の突起が摺動し得る突
起挿入部を設け、位置決め用の突起を突起挿入部に嵌め
合わせると同時にL字状継ぎ手を継ぎ手係合部に挿入
し、その後側板を相対的にスライドさせることにより、
位置決め用の突起を突起挿入部の端に当接させると同時
に、L字状継ぎ手を継ぎ手係合部に係合させるものであ
る。
【0010】また、側板の上に天板を側板の下に底板を
固定する組立式スタンドにおいて、側板と底板のいずれ
か一方及び側板と天板のいずれか一方に固定用の継ぎ手
と固定の際の位置決め用の突起とを設け、他方に固定用
の継ぎ手係合部と位置決め用の突起挿入部とを設け、位
置決め用の突起を突起挿入部に嵌め合わせて取り付け位
置を決めると同時に、固定用の継ぎ手を継ぎ手係合部に
係合させて側板と天板及び底板を固定するものである。
【0011】さらに、側板の上縁及び下縁にそれぞれU
字状継ぎ手と位置決め用の突起とを一体に成形し、天板
及び底板にそれぞれ固定用の継ぎ手係合部と位置決め用
の突起挿入部とを一体に成形し、位置決め用の突起を突
起挿入部に嵌め合わせると同時に、U字状継ぎ手をスナ
ップ動作により継ぎ手係合部に係合させるものである。
【0012】さらにまた、天板の裏側にU字状継ぎ手と
位置決め用の突起とを一体に成形し、側板の上縁に固定
用の継ぎ手係合部と位置決め用の突起挿入部とを、側板
の下縁にU字状継ぎ手と位置決め用の突起とを一体に成
形し、底板に固定用の継ぎ手係合部と位置決め用の突起
挿入部とを一体に成形し、位置決め用の突起を突起挿入
部に嵌め合わせると同時に、U字状継ぎ手をスナップ動
作により継ぎ手係合部に係合させるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1を説明す
る説明図、図2は実施の形態1における継ぎ手と継ぎ手
係合部との係合状態を説明する断面図である。この実施
の形態1では、側板2及び底板3の材料は木材である。
50は側板2を底板3に固定する際の位置決め用の突起
(以下、位置決め用突起という)で、棒状の部材を側板
2の下縁に埋め込んで取り付けてある。位置決め用突起
50は、後述する位置決め用突起挿入部34に挿入され
ることにより、側板2と底板3との取り付け位置が決ま
る。60は弾性を有するU字状継ぎ手で、U字状の本体
61と側板2に差し込まれる差し込み部62とを備え、
樹脂を用いて成形されている。本体61の形状は図2に
示すように断面形状がU字状に形成され、両先端には断
面形状が三角形で外側に向かって凸の爪部61aが設け
られている。このU字状継ぎ手60は側板2の下縁に差
し込み嵌合により取り付けられている。底板3には、位
置決め用突起50を挿入する孔である位置決め用突起挿
入部34及び継ぎ手係合部35が設けられている。
【0014】継ぎ手係合部35はU字状継ぎ手60が差
し込まれる孔状部である。この継ぎ手係合部35は、図
2に示すように本体61の幅に略等しいW1の幅で表側
から開けられた部分と、W1より大きいW2の幅で裏側
から開けられた部分とにより構成され、その境目に段部
35aが形成されている。幅と直角方向の寸法は、継ぎ
手60が挿入可能な長さがあればよい。U字状継ぎ手6
0と継ぎ手係合部35とは、段部35aと爪部61aと
が係合した状態で、側板2と底板3とが固定されるよう
に、それぞれの各部寸法を設定する。なお、継ぎ手係合
部35の幅がW2の部分は、段部35aと爪部61aと
の係合を解除するための空間としても使われる。即ち、
一旦固定した側板2と底板3とを何らかの都合で分解し
たいときは、底板3の裏側より、指とか適当な工具を使
ってU字状継ぎ手60の本体61を内側に変形させれ
ば、分解することができる。
【0015】次に、側板2と底板3の取り付け方につい
て説明する。先ず、底板3の継ぎ手係合部35に側板2
のU字状継ぎ手60を合わせ、位置決め用突起挿入部3
4に位置決め用突起50を合わせて、側板2を押し込
む。すると、U字状継ぎ手60はその本体61が弾性変
形しながら差し込まれ、ぱちんという音と共に爪部61
aと段部35aとが係合して、側板2と底板3とが固定
される。なお、上記のような動作によりU字状継ぎ手6
0と継ぎ手係合部35とが係合することを、この明細書
では「スナップ動作により係合する」と呼ぶことにす
る。また、U字状継ぎ手60と継ぎ手係合部35との係
合と同時に、位置決め用突起挿入部34と位置決め用突
起50との嵌め合いにより、側板2と底板3との取り付
け位置が決まる。図示していないが、天板は従来どおり
ネジで固定すればよい。この場合ネジは天板の上から締
めつけるから、作業性の点で特に問題はない。
【0016】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2を説明する説明図、図4は実施の形態2におけるL
形字状継ぎ手と継ぎ手係合部との係合状態を説明する断
面図、図5は実施の形態2における側板と底板との取り
付け状態を説明する断面図、図6は実施の形態2におけ
る位置決め用突起と位置決め用突起挿入部との嵌め合い
状態を説明する断面図である。この実施の形態2も、側
板2及び底板3の材料は木材である。図3〜図6におい
て、70はL字状継ぎ手で、弾性を有する材料を用いて
L字状に形成されており、ネジ71により側板2の下縁
に取り付けられている。80は位置決め用突起で、側板
2の下縁を削って角柱状に形成してある。或いは、ネジ
等により角柱状のものを取り付けてもよい。
【0017】36は継ぎ手係合部である。この継ぎ手係
合部36は、L字状継ぎ手70の長さL1より大きいL
2の長さで底板3を貫通させた継ぎ手挿入部36aと、
側板2側にL3の厚さだけ残した継ぎ手受け部36bと
からなっている。この実施の形態2では、図3において
矢印で示すように、L字状継ぎ手70を継ぎ手係合部3
6に一旦挿入した後側板2をスライドさせて、L字状継
ぎ手70と継ぎ手係合部36とを係合させる(図4,図
5参照)。なお、L3はL字状継ぎ手70の鉤の部分の
寸法L4(図3参照)よりやや大として、L字状継ぎ手
70が弾性変形して係合するようにしてある。また、L
字状継ぎ手70には図示のように凸状の筋を幾つか形成
し、継ぎ手受け部36bには対応した凹部を形成して、
側板と底板との固定が確実となるようにしてある。37
は位置決め用突起挿入部で、溝状に形成されおり、その
長さは位置決め用突起80の長さより側板2のスライド
分だけ長くしてある。幅は、側板2と底板3との間に、
左右方向のずれが生じないような嵌め合い状態となるよ
うな寸法に設定する。また、側板2をスライドさせて位
置決め用突起80が位置決め用突起挿入部37の端37
aに当接したとき、L字状継ぎ手70と継ぎ手係合部3
6の受け部36bとが完全に係合するように各部寸法を
設定する。
【0018】次に、側板2と底板3の取り付け方につい
て説明する。先ず、底板3の継ぎ手係合部36に側板2
のL字状継ぎ手70を合わせ、位置決め用突起挿入部3
7に位置決め用突起80を合わせて、側板2を押し込
む。そして、側板2が底板3の上に載った状態で、位置
決め用突起80が位置決め用突起挿入部37の端37a
に当接するまで側板2をスライドさせる。すると、L字
状継ぎ手70が継ぎ手受け部36bに係合し、側板2と
底板3とが固定される。これと同時に、位置決め用突起
80と位置決め用突起挿入部37の端37aとの当接に
より、側板2と底板3との取り付け位置が決まる。な
お、側板2のスライドは相対的にスライドさせればよ
い。また、天板1の取り付けは実施の形態1と同様にネ
ジで取り付ければよい。
【0019】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3を説明する説明図、図8はこの発明の実施の形態3
を説明する断面図、図9は継ぎ手の差し込み状況を説明
する説明図である。図7〜図9において、1は天板、2
は側板、3は底板で、いずれも樹脂製であり、射出成形
などの工法により成形されている。21は側板2の上縁
に設けられたU字状継ぎ手、22は同じく上縁に設けら
れた位置決め用突起、23は側板2の下縁に設けられた
U字状継ぎ手、24は同じく下縁に設けられた位置決め
用突起で、いずれも射出成形等の工法により側板2と一
体に成形されている。なお、25は側板2全体を補強す
るためのリブである。U字状継ぎ手21,23は図8に
示すように断面形状がU字状に形成され、両先端には断
面形状が三角形で外側に向かって凸の爪部21a,23
aが設けられている。位置決め用突起22,24は平行
に配置された2枚の板状リブ22a,24aからなって
いる。22b,24bは補強のためのリブである。な
お、図7はスタンド左側の組み立て構造を図示している
が、右側も同じ構造である。
【0020】天板1には、側板2と固定する際、U字状
継ぎ手21が差し込まれる継ぎ手係合部11と、位置決
め用突起22が挿入される位置決め用突起挿入部12と
が一体に成形されている。継ぎ手係合部11は、図8に
示すように天板1と一体に成形された断面がL形の対向
する2つのリブで形成されている。そして、継ぎ手係合
部11とU字状継ぎ手21とは、L形のリブの先端11
aと爪部21aとが係合した状態で、天板1と側板2と
が固定されるようにそれぞれの各部寸法を設定する。な
お、11bは完成品のスタンドを何らかの都合で分解す
る時に、指とか適当な工具を使ってU字状継ぎ手21を
内側に変形させて係合を解除するための開口部である。
位置決め用突起挿入部12は、天板1と一体に成形さた
リブにより四方を囲って、下部が開いた角筒状に形成さ
れている。そして、位置決め用突起挿入部12と位置決
め用突起22とは、天板1と側板2とを固定した際両者
の間に前後左右方向のずれが生じないような、俗にいう
ガタが生じないような嵌め合い状態となるように、それ
ぞれの各部寸法を設定する。
【0021】底板13には、側板2と固定する際、U字
状継ぎ手23が差し込まれる継ぎ手係合部31と、位置
決め用突起24が挿入される位置決め用突起挿入部32
とが一体に成形されている。継ぎ手係合部31は、図8
に示すように底板3と一体に成形された相対向する2つ
の板状リブで形成されている。また、板状リブの間には
U字状継ぎ手23が通る角孔31bが形成されている。
そして、継ぎ手係合部31とU字状継ぎ手23とは、リ
ブの先端31aと爪部23aとが係合した状態で、底板
3と側板2とが固定されるようにそれぞれの各部寸法を
設定する。なお、底板3の裏側は指や工具の入る空間が
有るので、天板1に設けた開口部11bに相当する部分
は不要である。位置決め用突起挿入部32は、底板3と
一体に成形さたリブにより四方を囲って、上部が開いた
角筒状に形成されている。そして、位置決め用突起挿入
部32と位置決め用突起24とは、底板3と側板2とを
固定した際両者の間に前後左右方向のずれが生じないよ
うな嵌め合い状態となるように、それぞれの各部寸法を
設定する。
【0022】次に、スタンドの組み立て方について説明
する。先ず、底板3の継ぎ手係合部31に側板2のU字
状継ぎ手23を合わせ、位置決め用突起挿入部32に位
置決め用突起24を合わせて、側板2を押し込む。する
と、U字状継ぎ手23は弾性変形しながら差し込まれ、
ぱちんという音と共に爪部23aとリブの先端31aと
が係合して、即ち、スナップ動作によりU字状継ぎ手2
3と継ぎ手係合部31とが係合して、側板2と底板3と
が固定される。これと同時に、位置決め用突起挿入部3
2と位置決め用突起24との嵌め合いにより、側板2と
底板3との取り付け位置が決まる。次に、天板1の継ぎ
手係合部11に側板2のU字状継ぎ手21を合わせ、位
置決め用突起挿入部12に位置決め用突起22を合わせ
て天板1を押し込めば、U字状継ぎ手21は弾性変形し
ながら差し込まれ、スナップ動作によりリブの先端11
aと爪部21aとが係合する。このようにして天板1と
側板2とが固定される。これと同時に、位置決め用突起
挿入部12と位置決め用突起22との嵌め合いにより、
天板1と側板2との取り付け位置が決まる。このように
してスタンドの組み立てが完了する。なお、一旦組み立
てられたスタンドを何らかの都合で分解したいときは、
天板1の開口部11b及び底板3の裏側より、指とか適
当な工具を使ってU字状継ぎ手21,23を内側に変形
させれば、分解することができる。
【0023】なお、図7において見えない部分を示す鎖
線は、全部描くと複雑になるので、内部の形状が推測で
きる範囲で描いてある。図8は21,22,23,24
を含む面で断面した説明図である。
【0024】実施の形態4.図10はこの発明の実施の
形態4を説明する説明図、図11はこの発明の実施の形
態4を説明する断面図である。この実施の形態4は、天
板1の裏面にU字状継ぎ手15と位置決め用突起16と
を設け、側板2の上縁に継ぎ手係合部26と位置決め用
突起挿入部27とを設けた点が、実施の形態3と異な
る。図10及び図11において、図7〜図9と同一符号
を付した部分は同一部分を示し、15はU字状継ぎ手で
ある。このU字状継ぎ手15は、天板1の裏面に一体に
成形され、形状は図7及び図8に示したU字状継ぎ手2
1,23と同じで、爪部15aを備えている。位置決め
用突起16は、円柱状で同じく天板1の裏面に一体に成
形されている。継ぎ手係合部26は、図7及び図8に示
す継ぎ手係合部11の上下を逆にした形で形成されてい
る。即ち、断面が逆L形の対向する2つのリブで形成さ
れている。また、図10からわかるように側板2の内側
に寄せて設けるとともに、補強用リブ25の設置を一部
分省略し、爪部15aと継ぎ手係合部26の先端26a
との係合を解除するための空間29を形成してある。従
って、実施の形態3において天板1に設けた開口部11
bが不要であるから、天板本来の機能を損なうことがな
い。
【0025】位置決め用突起挿入部27は、この実施の
形態では円形の透孔でよい。28は側板2の上縁にL形
に形成された位置決め補助用リブで、両端に互いに逆向
きに設けられている。この位置決め補助用リブ28は、
位置決め用突起16と位置決め用突起挿入部27とによ
る位置決めの機能を補助するものである。従って、その
形状や寸法は、側板2と天板1とを固定したとき、天板
1の外周を形成するリブの内壁が四隅でリブ28の壁面
に当接し、側板2と天板1との間に前後左右方向のずれ
が生じないように設定する。図10は一方の側板を示し
ているが、他方の側板は図示のものと対称形をしてい
る。なお、図示していないが、側板2の下部の形状と底
板は実施の形態3のものと同じである。即ち、側板2の
下縁には継ぎ手23と位置決め用突起24とが形成され
ており、底板3には継ぎ手係合部31と位置決め用突起
挿入部32とが形成されている。
【0026】次に、スタンドの組み立て方について説明
する。底板3と側板2との固定の仕方は実施の形態3と
同じである。次に、天板1のU字状継ぎ手11を側板2
の継ぎ手係合部26に合わせ、位置決め用突起16を位
置決め用突起挿入部27に合わせて、天板1を押し込め
ばU字状継ぎ手15は弾性変形しながら差し込まれ、ス
ナップ動作によりリブの先端26aとフック15aとが
係合する。このようにして天板1と側板2とが固定され
る。これと同時に、位置決め用突起挿入部27と位置決
め用突起16との嵌め合いと、天板1の外周リブの内壁
と側板2に設けたリブ28の壁面との当接により、取り
付け位置が決まる。このようにしてスタンドの組み立て
が完了する。なお、一旦組み立てられたスタンドを何ら
かの都合で分解したいときは、側板2の内側の空間29
及び底板3の裏側より、指とか適当な工具を使ってU字
状継ぎ手15,23を内側に変形されば、分解すること
ができる。
【0027】実施の形態3及び実施の形態4は、天板も
ネジを使わないで固定するから、一層作業性が向上す
る。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したとおり、側板と
底板のいずれか一方に固定用の継ぎ手及び固定の際の位
置決め用の突起を設け、他方に固定用の継ぎ手係合部及
び位置決め用の突起挿入部を設け、位置決め用の突起を
突起挿入部に嵌め合わせて取り付け位置を決めると同時
に、固定用の継ぎ手を継ぎ手係合部に係合させて側板と
底板を固定するから、取り付けネジが不要で作業性が向
上する。また、位置決めの精度も良好である。
【0029】また、側板の下縁に弾性を有するU字状継
ぎ手及び位置決め用の突起を取り付け、底板に固定用の
継ぎ手係合部及び位置決め用の突起挿入部を設け、位置
決め用の突起を突起挿入部に嵌め合わせると同時に、U
字状継ぎ手をスナップ動作により継ぎ手係合部に係合さ
せるから、側板を底板に差し込むだけで固定でき、作業
性が良好である。
【0030】さらに、側板の下縁に取り付ける継ぎ手を
L字状継ぎ手とし、底板の突起挿入部を位置決め用の突
起が摺動し得るようにし、位置決め用の突起を突起挿入
部に嵌め合わせると同時にL字状継ぎ手を継ぎ手係合部
に挿入し、その後側板を相対的にスライドさせることに
より、位置決め用の突起を突起挿入部の端に当接させる
と同時に、L字状継ぎ手を継ぎ手係合部に係合させるか
ら、作業性が良好であり、位置決めの精度も良好であ
る。
【0031】また、側板と底板のいずれか一方及び側板
と天板のいずれか一方に固定用の継ぎ手と固定の際の位
置決め用の突起とを設け、他方に固定用の継ぎ手係合部
と位置決め用の突起挿入部とを設け、位置決め用の突起
を突起挿入部に嵌め合わせて取り付け位置を決めると同
時に、固定用の継ぎ手を継ぎ手係合部に係合させて側板
と天板及び底板を固定するから、スタンド全体をネジを
使わないで組み立てることができ、一層作業性が向上す
ると共に位置決めの精度も良好である。
【0032】さらに、側板の上縁及び下縁にそれぞれU
字状継ぎ手と位置決め用の突起とを一体に成形し、天板
及び底板にそれぞれ固定用の継ぎ手係合部と位置決め用
の突起挿入部とを一体に成形し、U字状継ぎ手をスナッ
プ動作により継ぎ手係合部に係合させるから、天板、側
板及び底板をそれぞれ差し込むだけで組み立てることが
できる。従って、一層作業性が向上する。また、位置決
めの精度も良好である。
【0033】さらにまた、天板の裏側にU字状継ぎ手と
位置決め用の突起とを一体に成形し、側板の上縁に固定
用の継ぎ手係合部と位置決め用の突起挿入部とを、下縁
にU字状継ぎ手と位置決め用の突起とを一体に成形し、
底板に固定用の継ぎ手係合部と位置決め用の突起挿入部
とを一体に成形し、U字状継ぎ手をスナップ動作により
継ぎ手係合部に係合させるから、天板、側板及び底板を
それぞれ差し込むだけで組み立てることができる。従っ
て、一層作業性が向上する。また、位置決めの精度も良
好である。さらに、天板に開口部を設けなくてよいか
ら、天板本来の機能を損なうことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を説明する説明図で
ある。
【図2】 実施の形態1における継ぎ手と継ぎ手係合部
との係合状態を説明する断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2を説明する説明図で
ある。
【図4】 実施の形態2におけるL字状継ぎ手と継ぎ手
係合部との係合状態を説明する断面図である。
【図5】 実施の形態2における側板と底板との取り付
け状態を説明する断面図である。
【図6】 実施の形態2における位置決め用突起と位置
決め用突起挿入部との嵌め合い状態を説明する断面図で
ある。
【図7】 この発明の実施の形態3を説明する説明図で
ある。
【図8】 この発明の実施の形態3を説明する断面図で
ある。
【図9】 継ぎ手の差し込み状況を説明する説明図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態4を説明する説明図
である。
【図11】 この発明の実施の形態4を説明する断面図
である。
【図12】 従来のスタンドの組み立て構造を示す斜視
図である。
【図13】 従来の組み立て構造を説明する説明図であ
る。
【図14】 従来の側板と底板の取り付け構造を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 天板、2 側板、3 底板、15,21,23,6
0 U字状継ぎ手、70 L字状継ぎ手、16,22,
24,50,80 位置決め用突起、11,26,3
1,35,36 継ぎ手係合部、12,27,32,3
4,37 位置決め用突起挿入部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板、天板及び底板を有し、側板の上に
    天板を側板の下に底板を固定する組立式スタンドにおい
    て、 側板と底板のいづれか一方に固定用の継ぎ手及び固定の
    際の位置決め用の突起を設け、他方に固定用の継ぎ手係
    合部及び位置決め用の突起挿入部を設け、 前記位置決め用の突起を前記突起挿入部に嵌め合わせて
    取り付け位置を決めると同時に、前記固定用の継ぎ手を
    前記継ぎ手係合部に係合させて側板と底板を固定するこ
    とを特徴とする組立式スタンド。
  2. 【請求項2】 側板の下縁に弾性を有するU字状継ぎ手
    及び位置決め用の突起を取り付け、底板に固定用の継ぎ
    手係合部及び位置決め用の突起挿入部を設け、 前記位置決め用の突起を前記突起挿入部に嵌め合わせる
    と同時に、前記U字状継ぎ手をスナップ動作により前記
    継ぎ手係合部に係合させことを特徴とする請求項1記載
    の組立式スタンド。
  3. 【請求項3】 側板の下縁に弾性を有するL字状継ぎ手
    及び位置決め用の突起を取り付け、底板に固定用の継ぎ
    手係合部及び位置決め用の突起が摺動し得る突起挿入部
    を設け、 前記位置決め用の突起を前記突起挿入部に嵌め合わせる
    と同時に前記L字状継ぎ手を前記継ぎ手係合部に挿入
    し、その後前記側板を相対的にスライドさせることによ
    り、前記位置決め用の突起を前記突起挿入部の端に当接
    させると同時に、前記L字状継ぎ手を前記継ぎ手係合部
    に係合させることを特徴とする請求項1記載の組立式ス
    タンド。
  4. 【請求項4】 側板、天板及び底板を有し、側板の上に
    天板を側板の下に底板を固定して組み立てる組立式スタ
    ンドにおいて、 側板と底板のいずれか一方及び側板と天板のいずれか一
    方に固定用の継ぎ手と固定の際の位置決め用の突起とを
    設けると共に、他方に固定用の継ぎ手係合部と位置決め
    用の突起挿入部とを設け、 前記位置決め用の突起を前記突起挿入部に嵌め合わせて
    取り付け位置を決めると同時に、前記固定用の継ぎ手を
    前記継ぎ手係合部に係合させて側板と天板及び底板を固
    定することを特徴とする組立式スタンド。
  5. 【請求項5】 側板の上縁及び下縁にそれぞれU字状継
    ぎ手と位置決め用の突起とを一体に成形し、 天板及び底板にそれぞれ固定用の継ぎ手係合部と位置決
    め用の突起挿入部とを一体に成形し、 前記位置決め用の突起を前記突起挿入部に嵌め合わせる
    と同時に、前記U字状継ぎ手をスナップ動作により前記
    継ぎ手係合部に係合させることを特徴とする請求項4記
    載の組立式スタンド。
  6. 【請求項6】 天板の裏側にU字状継ぎ手と位置決め
    用の突起とを一体に成形し、 側板の上縁に固定用の継ぎ手係合部と位置決め用の突起
    挿入部とを、側板の下縁にU字状継ぎ手と位置決め用の
    突起とを一体に成形し、 底板に固定用の継ぎ手係合部と位置決め用の突起挿入部
    とを一体に成形し、 前記位置決め用の突起を前記突起挿入部に嵌め合わせる
    と同時に、前記U字状継ぎ手をスナップ動作により前記
    継ぎ手係合部に係合させることを特徴とする請求項4記
    載の組立式スタンド。
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