JP2023181022A - 引手 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易かつ強固に結合可能であり、種々の取付体に共用可能である引手を提供する。【解決手段】対向して配置される2体の引手本体10と、2体の引手本体10の連結体20とを備え、引手本体10は、第1係合部12を有し、連結体20は、各引手本体10の第1係合部12と係合するための2つの第2係合部22を有する引手P1である。各第2係合部22は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、長手方向の各端縁部側に基端部を有しており、さらに、基端部を固定端とし、かつ、基端部と反対側の端部を自由端とする片持ち状に形成されている。【選択図】 図6

Description

本発明は、引戸等の扉において、その開閉操作の手掛かりのために取り付ける引手に関する。
従来、枠状脚部93の基端部外方に張り出し連設したフランジ部92を有する一対の金属製引手本体91と一対の各金属製引手本体91の枠状脚部93の先端開口の閉塞が可能な一対の板材94と、各板材94で各枠状脚部93の先端開口を閉塞させる樹脂ケーシング95と、樹脂ケーシング95への各金属製引手本体91の枠状脚部93の嵌入時に各金属製引手本体91と樹脂ケーシング95とを結合する結合手段96とを備える引手90が存在している(図11)。
上記引手90は、結合手段96として、第1結合機構97と一対の樹脂製第2結合機構98との組み合わせによって構成される。第1結合機構97は、各金属製引手本体91におけるフランジ部92の上端部内面の幅方向中央部及び枠状脚部93の上端面の幅方向中央部の2位置に連続して、端面が枠状脚部93の端面と面一に設定された上側角形突部の上端に形成されて前後方向に並列する略鋸歯状の上側係止歯列97aと、各金属製引手本体91におけるフランジ部92の下端部内面の幅方向中央部及び枠状脚部93の下端面の幅方向中央部の2位置に連続して、端面が枠状脚部93の端面と面一に設定された下側角形突部の下端に形成されて前後方向に並列する略鋸歯状の下側係止歯列97bで構成されている。
また、一対の樹脂製第2結合機構98は合成樹脂の成形体からなり、投影側面形状が略H字形のもので、第1結合機構97の上側係止歯列97aには上側から弾性係合可能で、第1結合機構97の下側係止歯列97bには下側から弾性係合可能な係止爪を両端部に設けた薄肉で角形断面の係止爪片98aと、ウェブから両端までの領域を上側角形突部に凹設した取付孔又は下側角形突部に凹設した取付孔に嵌入して固着される嵌入部とする円形断面の嵌入棒部98bとを有しており、係止爪片98aと嵌入棒部98bとはウェブを介して互いに連続している(特許文献1)。
特開2013-113047号公報
従来の引手90は、一方の樹脂製第2結合機構98における係止爪片98aの一端部に設けた係止爪を第1結合機構97の上側係止歯列97aに上側から弾性係合させ、他方の樹脂製第2結合機構98における係止爪片98aの一端部に設けた係止爪を第1結合機構97の下側係止歯列97bに下側から弾性係合させることにより結合させている。しかし、上記第2結合機構98の係止爪片98aは、撓み易い結合部の先端付近のみで、第1結合機構97の上側係止歯列97a及び下側係止歯列97bと噛合しているため、外力が生じた場合は離脱し易いという問題点を有していた。
本発明は、上記各問題点を解決するためになされたものであり、簡易かつ強固に結合可能であり、種々の取付体に共用可能である引手を提供することを課題としている。
上記目的を達成するために、本発明の引手は、対向して配置される2体一対の引手本体と、上記2体一対の引手本体を連結するための連結部材と、を備える引手において、上記引手本体は、指掛凹部と第1係合部とを有しており、上記連結部材は、上記各引手本体の上記第1係合部と係合するための2箇所の第2係合部を有し、上記各第2係合部は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、上記長手方向の各端縁部側に基端部を有し、さらに、上記基端部を固定端とし、かつ、上記基端部と反対側の端部を自由端とする片持ち状に形成されており、上記第1係合部と上記第2係合部とを係合させることにより、上記各引手本体を連結可能に構成されていることを特徴としている。
また、本発明の引手は、対向して配置される2体一対の引手本体と、上記2体一対の引手本体を連結するための連結部材と、を備える引手において、上記引手本体は、指掛凹部と第1係合部とを有しており、上記連結部材は、一方の上記引手本体の上記第1係合部と係合するための第2係合部と、上記他方の引手本体の上記第1係合部と係合するための第3係合部を有し、上記第2係合部は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、上記長手方向の各端縁部側に基端部を有し、さらに、上記基端部を固定端とし、かつ、上記基端部と反対側の端部を自由端とする片持ち状に形成されており、上記第1係合部と上記第2係合部、並びに、上記第1係合部と上記第3係合部とをそれぞれ係合させることにより、上記各引手本体を連結可能に構成されていることを特徴としている。
ここで、本発明は、引戸等の各種扉の被取付体に使用することができる。
また、本発明において、上記各引手本体は、必ずしも同一形状である必要はないが、同一形状に形成されていることとすれば、構成部品を共通化して製造費用を低減させることができるため好適である。さらに、引手本体(指掛凹部を含む)と、結合体の形状及び材質等は、被取付体の寸法、形状等に応じて、適宜定めることができる。
また、本発明は、連結部材において、同一の形態である2つの第2係合部を有することとすれば、部品の共通化を図る上で好適であるが、特殊な態様の引手とする場合には、異なる形態である第2係合部と第3係合部を設けるものであってもよい。
また、確実に引手本体の連結を行うためには、連結部材は複数設けることが望ましいが、錠前を有する引手等の特殊な態様の場合には、1体であってもよい。
また、引手本体の第1係合部、連結体の第2係合部及び第3係合部の係合体は、両係合部が互いに係止又は係合可能である形態に形成されていればよく、凹凸部、鋸歯状、連続する山谷形状、連続する係合溝等、種々の態様とすることができ、長さ及び範囲等についても制限はない。
また、第2係合部は、長手方向の端縁部から所定距離を有する領域に形成されていればよく、その形状は、矩形形状、舌片形状及び長円形状等、その形状を問うものではない。
また、第2係合部は、長手方向の端部側に基端部を有し、当該基端部を固定端とし、かつ、基端部と反対側の先端部を自由端とする片持ち状に形成されている必要があるが、その態様を問うものではない。なお、第3係合部は、第1係合部と係合できる形態であれば、その形態に制限はない。
さらに、本発明において、上記第1係合部及び上記第2係合部の少なくとも一方が弾性変形可能に構成されていることとすれば、当該記第1係合部と第2係合部とを容易に係合させることができ、係合時の作業性を向上させることができるため好適である。
本発明は、引手本体の第1係合部と、連結部材の第2係合部とを備え、当該第1係合部と第2係合部とを係合させることにより、各引手本体を連結可能に構成されている。そして、第2係合部は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、当該長手方向の各端縁部側に基端部を有しており、さらに、当該基端部を固定端とし、かつ、当該基端部と反対側の端部を自由端とする片持ち状に形成されている。そのため、外力が作用した場合であっても、第2係合部の端縁部側が撓むことが少なく、各引手本体と連結体を強固に結合させることができる。
また、上記第2係合部に関し、連続する複数の係合体とすることにより、被取付体の厚さが異なる場合であっても、当該被取付体の厚さに応じて、係合位置を調節して係合させることができるため、複数の被取付体に対して、連結体の共通化を図ることが可能となる。なお、第1係合部を連続する係合体とすることにより、さらに強固に連結することができる。
本発明によれば、簡易かつ強固に結合可能であり、種々の取付体に共用可能である引手を提供することができる。
本発明の引手(第1実施形態)を示す分解側面図である。 本発明の引手(第1実施形態)の引手本体を示す斜視図である。 本発明の引手(第1実施形態)の連結体を示す図であり、(a)は、上方から見た斜視図であり、(b)は、下方から見た斜視図である。 本発明の引手(第1実施形態)の取付方法を示す側断面図(取付け前の状態)である。 本発明の引手(第1実施形態)の取付方法を示す図(取付け途中の状態)であり、(a)は上面図(引戸は省略)、(b)は側断面図である。 本発明の引手(第1実施形態)の取付方法を示す図(取付け完了時)であり、(a)は上面図(引戸は省略)、(b)は側断面図である。 本発明の引手(第2実施形態)を示す斜視図である。 本発明の引手(第3実施形態)を示す斜視図である。 本発明の引手(第4実施形態)を示す斜視図である。 本発明の引手(第5実施形態)を示す斜視図である。 従来の引手を示す側断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の引手(以下、「本引手」という。)の一実施形態について、詳細に説明する。図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(1)第1実施形態
[本引手の構成]
第1実施形態の本引手P1は、同一形状である2体の引手本体10と、当該2体の引手本体10を連結するために設けられる同一形状の2体の連結体20(連結部材)と、を備えており、引戸Dの厚さ方向に貫通して形成されている矩形形状の取付孔D1に取り付けられている(図1)。なお、引手本体10の係合領域部11及び連結体20は、上部及び下部に設けられており、その構造は同様である。そのため、特に断らない限り、以下の説明では、上部における係合領域部11及び連結体20の向きを基準とする(他の実施形態も同様)。
引手本体10は、外形が直方体形状である指掛凹部13と、当該指掛凹部13の周囲に設けられている矩形環状のフランジ14と、上下2箇所の係合領域部11とを有している(図2)。係合領域部11は、指掛凹部13の上下面に設けられており、略Π字形状(正面視)に形成されている。係合領域部11における略中央部の所定範囲には、第1係合部12が設けられている。
上記第1係合部12には、所定の長さの範囲にわたり一方の係合体である複数本の歯部12aが引戸Dの表面と平行となる向き(取付孔D1の深さ方向と垂直となる向き)に形成されている。この歯部12aは、取付け及び取外しが容易なように、角部が曲線状となっている直角台形形状(側面視)の凸部及び凹部が連続する形状に形成されている。なお、上側の第1係合部12の歯部12aは、先鋭部が上向きに形成され、下側の第1係合部12の歯部12aは、先鋭部が下向きに形成されている。また、第1係合部12の下部には、中空部12bが形成されている。
また、係合領域部11とフランジ14の接合部の上部中央及び下部中央には、鉛直方向に係合片15が設けられている。そして、各引手本体10は、引戸Dの取付孔D1に対向して配置されている(以下の説明において、図1を基準にして、左右の引手本体10を区別して表記する場合がある。この場合には、左側の構成要素にはLの符号を付し、右側の構成要素にはRの符号を付して区別する)。なお、指掛凹部13の側面部には、所定間隔で補強リブ16が設けられている。
図3(a),(b)に示すように、連結体20は、扁平であるリップ溝形(C形)形状(上面視で矩形形状)であり、左右の引手本体10の第1係合部12と係合するための2つの第2係合部22を有している。第2係合部22は、ウェブ(水平部)の内側面であり、長手方向の両端端部から所定距離を有する矩形領域に形成されており、所定の長さの範囲にわたり、他方の係合体である複数本の歯部22aが幅方向(引戸Dの表面と平行となる向き)に設けられている。この歯部22aは、第1係合部12の歯部12aと同様に、角部が曲線状である直角台形形状の凸部及び凹部が連続する形状に形成されている。
なお、上側の第2係合部22の歯部22aは、先鋭部が下向きに形成され、下側の第2係合部22の歯部22aは、先鋭部が上向きに形成されている(なお、図3は、上側の連結体20の図であり、各図(a)は、上方から見た図、各図(b)は、下側から見た図に、それぞれ相当する。)
第2係合部22,22’における、先端部(左側端部)及び後端部(右側端部)(長手方向の各端部)側の辺(以下、「先端辺22b」及び「後端辺22b’」という。)を除いた三辺の周囲にスリット23,23’が形成されている。これにより、一方の第2係合部22は、先端辺22bを固定端とし、かつ、当該先端辺22bと対向する側の対向辺22c(先端辺22bと反対側の辺)を自由端とする片持ち状に形成されている。また、他方の第2係合部22’は、後端辺22b’を固定端とし、かつ、当該後端辺22b’と対向する対向辺22c’(後端辺22b’と反対側の辺)を自由端とする片持ち状に形成されている。
また、連結体20の先端縁の中央部と、後端縁の中央部には、引戸本体10の係合片15と係合する係合溝25,25’が設けられている。
上記対向する各引手本体10L,10Rの第1係合部12L,12Rにおける上面及び下面には、短手方向が幅方向と一致するようにして、連結体20が被装されている。そして、左側の引手本体10Lの第1係合部12Lと左側の第2係合部22が係合するとともに、右側の引手本体10Rの第1係合部12Rと右側の第2係合部22’とが係合している。また、左右の引手本体10L,10Rの係合片15L,15Rと、連結体20の先端縁及び後端縁の係合溝25,25’が係合している。
上記構造により、連結体20の内面側空間部に、各引手本体10における係合領域部11の水平部が嵌装され、当該連結体20のフランジ20aが係合領域部11の水平部の端縁を支持することにより、当該係合領域部11の水平部が連結体20により包持されている。そして、第1係合部12と第2係合部22,22’が係合することで、上下に設けられている2枚の連結体20により、左右の引手本体10L,10Rが連結可能となっている。
[本引手の取付方法]
本引手P1の取付方法の一例について説明する。
一方の引手本体10R(本実施形態では右側)の上下の第1係合部12Rにおいて、上方の連結体20の歯部22a,22a’を下向きとするとともに、下方の連結体20の歯部22a,22a’を上向きとして、各第2係合部22’を係合させた状態とする。このとき、上下における左右両側の係合片15Rと係合溝25’も同様に、係合させた状態とする。
そして、引戸Dの取付孔D1の両側に、2体の引手本体10を対向するように設置する。このとき、指掛凹部13が、互いに取付孔D1の内部に位置する向きとする(図4)。
続いて、一方の引手本体10Rの上下の第1係合部12を他方の引手本体10L(本実施形態では左側)の方向にスライドさせ、各第2係合部22と第1係合部12Lを係合させるとともに(図5(a),(b))、左側の係合片15と係合溝25が係合する位置に至らせることにより、2体の引戸本体10を連結体20で連結させ、両者を一体化する(図6(a),(b))。
[本引手の作用効果]
本引手P1は、引手本体10の第1係合部12と、連結体20の第2係合部22とを備え、当該第1係合部12の歯部12aと第2係合部22,22’の歯部22a,22a’とを係合させることにより、一対の引手本体10を連結可能となっている。第2係合部22は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、当該長手方向の先端辺22b側及び後端辺22b’側に基端部を有しており、さらに、当該各基端部を固定端とし、かつ、当該各基端部と対向する側の対向辺22c,22c’を自由端とする片持ち状に形成されている。そのため、外力が作用した場合であっても、第1係合部12と係合している第2係合部22の端縁部側が撓むことが少ないことから、各引手本体10と連結体20を強固に結合させることができる。
また、上記第1係合部12及び上記第2係合部22は、それぞれ連続する複数の歯部12a,22a,22a’とすることにより、取り付けを行う引戸Dの厚さが異なる場合であっても、当該引戸Dの厚さに応じて、係合位置を調節して係合させることができるため、複数の引戸Dに対して、連結体20の共通化を図ることが可能となる。
また、本引手P1において、上記第2係合部22,22’は弾性変形可能に構成されているため、当該記第1係合部12と第2係合部22,22’とを容易に係合させることができ、係合時の作業性を向上させることができる。
また、本引手P1によれば、各引手本体10及び各連結体20が同一形状に形成されており、構成部品を共通化できることから、製造費用を低減させることが可能となる。
さらに、引手本体10の係合片15の存在により、当該係合片15が引戸Dの取付孔D1の上下端に当接することで、引手本体10が上下にガタつくことを防止することができる。
このように、本引手P1によれば、内側と外側の両側から開閉操作する引戸Dの両面用引手に、特に好適に用いることができる。
(2)他の実施形態
他の実施形態の本引手P2~P5について説明する。なお、各実施形態の本引手P2~P5は、それぞれ、係合領域部211~511(第1係合部212~512)及び連結体220~520(第2係合部222~522)の構造が、第1実施形態の本引手P1の係合領域部11(第1係合部12)及び連結体20(第2係合部22)とは異なるものであり、相違する部分についてのみ説明する。また、以下の説明において、第1実施形態の本引手P1の各構成要素について記載する場合には、「第1実施形態の」という語を使用する場合がある。
[第2実施形態の本引手]
第2実施形態の本引手P2における引手本体210の係合領域部211は、両側に設けられている倒立したL字形状部211aと、指掛凹部213の上面及び下面に設けられている第1係合部212とを備えている。また、第1係合部212には、所定の長さの範囲にわたり複数本の歯部212aが引戸Dの表面と平行となる向き)に形成されている(図7)。
連結体220は、矩形形状の薄板であり、左右の引手本体210の第1係合部212と係合するための2つの第2係合部222を有している(符号222aは、歯部を示す)。第2係合部222の周囲のスリット223の態様は第1実施形態の第2係合部22のスリット23と同様であり、本実施形態の第2係合部222も、第1実施形態の第2係合部22と同様の特徴を備えている。
連結体220は、引手本体210における係合領域部211の両側のL字形状部211aで形成される係合空間部211bに挿設され、各第1係合部212と第2係合部222が係合することで、上下に設けられている2枚の連結体220により、左右の引手本体210が連結可能となっている。
[第3実施形態の本引手]
第3実施形態の本引手P3における引手本体310の係合領域部311は、門型形状(正面視)であり、門型形状部311aの上面及び下面に設けられている第1係合部312を備えている。また、第1係合部312には、所定の長さの範囲にわたり複数本の歯部312aが引戸Dの表面と平行となる向き(取付孔の深さ方向と垂直となる向き)に形成されている(図8)。
連結体320は、略工字形状(側面視)及び矩形形状(上面視)に形成されており、ウェブの両側には、空間部が形成されている。また、連結体320の上部フランジ320aの下面には、左右の引手本体310の第1係合部312と係合するための2つの第2係合部322を有している。なお、第2係合部322の周囲のスリット323の態様は第1実施形態の第2係合部22と同様である。
連結体320の下部フランジ320bは、引手本体310における挿通空間部311bに挿設され、各第1係合部312と第2係合部322が係合することで、上下に設けられている2枚の連結体320により、左右の引手本体310が連結可能となっている。
[第4実施形態の本引手]
第4実施形態の本引手P4における引手本体410の係合領域部411は、フランジ414に突設されている2本の突出部411aと、指掛凹部413の上面及び下面に設けられている第1係合部412とを備えている。上記各突出部411aは、指掛凹部413の上面及び下面から鉛直方向に所定間隔離間するとともに、各突出部411aが、水平方向に所定間隔離間するように設けられている。また、第1係合部412には、所定の長さの範囲にわたり複数本の歯部412aが引戸Dの表面と平行となる向きに形成されている(図9)。
連結体420は、矩形形状の薄板部420bと、当該薄板部420bの長手方向の両端部に沿って延設されている中空部420cを有する取付部420aを有している。薄板部420bにおける取付部420aと反対側の面には、左右の引手本体410の第1係合部412と係合するための2つの第2係合部422を有している(符号422aは、歯部を示す)。なお、第2係合部422の周囲のスリット423の態様は第1実施形態の第2係合部22のスリット23と同様であり、本実施形態の第2係合部422も、第1実施形態の第2係合部22と同様の特徴を備えている。
引手本体410における係合領域部411の各突出部411aは、連結体420の各取付部420aにおける中空部420cに挿設され、各第1係合部412と第2係合部422が係合することで、上下に設けられている2枚の連結体420により、左右の引手本体410が連結可能となっている。
[第5実施形態の本引手]
第5実施形態の本引手P5における引手本体510の係合領域部511は、指掛凹部513の上面及び下面から、鉛直方向に所定間隔離間して突設されている薄板状である突出体511aと、指掛凹部513の上面及び下面に設けられている第1係合部512とを備えている。また、第1係合部512には、所定の長さの範囲にわたり複数本の歯部512aが引戸Dの表面と平行となる向きに形成されている(図10)。
連結体520は、矩形形状の薄板体であり、係合領域部511の突出体511aの挿設空間部520c(中空部)を有しているとともに、下面又は上面に、左右の引手本体510の第1係合部512と係合するための2つの第2係合部522を有している(符号522aは、歯部を示す)。なお、第2係合部522の周囲のスリット523の態様は第1実施形態の第2係合部22のスリット23と同様であり、本実施形態の2係合部522も、第1実施形態の第2係合部22と同様の特徴を備えている。
引手本体510における係合領域部511の各突出体511aは、連結体520の挿設空間部520cに挿設され、各第1係合部512と第2係合部522が係合することで、上下に設けられている2枚の連結体520により、左右の引手本体510が連結可能となっている。
上記各実施形態の本引手P2~P5によっても、引手本体210~510の第1係合部212~512及び連結体220~520の第2係合部222~522の作用により、第1実施形態の本引手P1と同様の作用効果を奏することができる。
以上、本発明について、好適な実施形態についての一例を説明したが、本発明は当該実施形態に限られず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
また、本発明は、必要最小限の構成要素を例示したものであり、その作用効果を阻害しない限り、必要となる他の構成要素を付加するものであってもよい。
また、請求項に記載する引手本体、連結部材、第1係合部、第2係合部及び第3係合部等は、基本的な構成を備え、その作用効果を奏するものであれば、種々の構成要素を用いることができる。
また、上記実施形態において、連結体(連結部材)は、同一の形態である2つの第2係合部を有する構成とした。しかし、特殊な態様の引手とする場合には、各引手本体の第1係合部を共通として、連結体に、異なる形態である第2係合部と第3係合部を設けるものであってもよい。
さらに、上記実施形態では、引手本体と連結体とを別体としているが、本発明の構成要素を備える場合には、一方の引手本体と連結体とを一体とすることも可能である。
P1~P5 引手
D 引戸
D1 取付孔
10,210,310,410,510 引手本体
11,211,311,411,511 係合領域部
12,212,312,412,512 第1係合部
12a,212a,312a,412a,512a 歯部
13,213,313,413,513 指掛凹部
14 フランジ
15 係合片
20,220,320,420,520 連結体(連結部材)
22,222,322,422,522 第2係合部
22a,222a,322a,422a,522a 歯部
22b 先端辺
22b’ 後端辺
22c,22c’ 対向辺
23,223,323,423,523 スリット
25,25’ 係合溝

Claims (3)

  1. 対向して配置される2体の引手本体と、
    前記2体の引手本体を連結するための連結部材と、を備える引手において、
    前記引手本体は、指掛凹部と第1係合部とを有しており、
    前記連結部材は、前記各引手本体の前記第1係合部と係合するための2箇所の第2係合部を有し、
    前記各第2係合部は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、前記長手方向の各端縁部側に基端部を有し、
    さらに、前記基端部を固定端とし、かつ、前記基端部と反対側の端部を自由端とする片持ち状に形成されており、
    前記第1係合部と前記第2係合部とを係合させることにより、前記各引手本体を連結可能に構成されていることを特徴とする引手。
  2. 対向して配置される2体の引手本体と、
    前記2体の引手本体を連結するための連結部材と、を備える引手において、
    前記引手本体は、指掛凹部と第1係合部とを有しており、
    前記連結部材は、一方の前記引手本体の前記第1係合部と係合するための第2係合部と、前記他方の引手本体の前記第1係合部と係合するための第3係合部を有し、
    前記第2係合部は、長手方向の各端縁部から所定距離を有する領域に形成されているとともに、前記長手方向の各端縁部側に基端部を有し、
    さらに、前記基端部を固定端とし、かつ、前記基端部と反対側の端部を自由端とする片持ち状に形成されており、
    前記第1係合部と前記第2係合部、並びに、前記第1係合部と前記第3係合部とをそれぞれ係合させることにより、前記各引手本体を連結可能に構成されていることを特徴とする引手。
  3. 前記第2係合部は、連続する複数の係合体を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の引手。


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