JP2005155682A - 伝動ベルト帆布用処理液、伝動ベルト用帆布及び伝動ベルト - Google Patents
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Abstract
【解決手段】伝動ベルト10の摩擦力作用部位に設けられる帆布14を、未架橋のエチレン-α-オレフィンエラストマーに、不飽和カルボン酸金属塩が分散した水素化ニトリルゴムと、架橋剤としての有機過酸化物とが混合されたゴム組成物が溶剤に溶解してゴム処理液に浸漬処理する。
【選択図】 図1
Description
未架橋のエチレン-α-オレフィンエラストマーに不飽和カルボン酸金属塩と架橋剤としての有機過酸化物とが混合されたゴム組成物が溶剤に溶解していることを特徴とする。
図1は本発明の実施形態1に係る歯付ベルト10を示す。
次に、歯付ベルト10の製造方法について説明する。
バンバリーミキサー等のゴム練り加工機に原料ゴムである未架橋EPDMにジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマー又は、ジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマーで補強されたH-NBRを添加して素練りする。次いで、これに架橋剤としてのジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物や補強材としてのカーボンブラック等の充填剤を投入して混練りする。そして、練り上がった未架橋EPDM組成物をカレンダロールによりシート状に加工する。
ガラス繊維束をRFL溶液に浸漬して乾燥し、それを所定方向に下撚りした子縄を作製する。このとき、S撚りの下撚りをするものと、Z撚りの下撚りをするものとを作製する。次いで、子縄を複数本集めて下撚り方向と逆方向に上撚りしたガラスコードを作製する。すなわち、下撚りがS撚りもののにはZ撚りの上撚りを施し、下撚りがZ撚りもののにはS撚りの上撚りを施す。そして、上撚りしたガラスコードを糊ゴムに浸漬・乾燥して表面に糊ゴム層を形成させて心線13とする。
シート状未架橋EPDM組成物準備工程と同様にして、原料ゴムである未架橋EPDMにジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマー又は、ジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマーで補強されたH-NBRを添加して素練りをした後、分子量100万以上のポリエチレン粉末と架橋剤としてのジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物とを混合し、混練により作成した未架橋EPDM組成物を作成する。これをトルエン等の有機溶剤に溶解させることによりゴム処理液を調製する。また、同様に、有機過酸化物架橋系の未架橋EPDM組成物の糊ゴムを混練により作成し、これをトルエン等の有機溶剤に溶解させることによりゴム糊を調製する。
金型軸方向に延びるベルト歯形状の溝が周方向に等ピッチで設けられた円筒金型を筒状に形成したベルト用帆布14で被覆する。次いで、その上から上撚りがS撚り及びZ撚りの一対の心線13を等ピッチで二重螺旋状に巻き付ける。続いて、その上からシート状に加工した未架橋EPDM組成物を所定回数巻き付ける。
加熱加圧装置の中に材料をセットした円筒金型を入れ、装置内を所定の温度及び圧力に設定して所定時間その状態を保持する。このとき、未架橋EPDM組成物の架橋が進行すると共に、未架橋EPDM組成物が流動して円筒金型に設けられた溝にベルト用帆布14を押圧するように圧入され、ベルト歯11,11,…を有するベルト本体が形成される。また、心線13表面のゴム糊とベルト本体とが相互拡散することにより、心線13がベルト本体に一体に接着すると共に、ベルト用帆布14のベルト本体側にコートされたゴム糊とベルト本体とが相互拡散することにより、ベルト用帆布14がベルト本体に一体に接着する。以上のようにして円筒金型表面に円筒状のスラブが成形される。
加熱加圧装置から取り出した円筒金型から、その周面上に形成された円筒状のスラブを脱型し、これを所定幅に輪切りにすることにより歯付ベルト10を得る。
上記の構成の歯付ベルト10では、ベルト用帆布14に付着するゴム成分が耐熱性、耐寒性の高い有機過酸化物架橋系のエチレン-α-オレフィンエラストマー組成物であることからベルト用帆布14自体の耐熱性、耐寒性が高められることに加え、そのゴム成分に含まれることとなる不飽和カルボン酸金属塩により当該ゴムの強度、弾性率が高められ、ベルト用帆布14の耐摩耗性が向上する。
<高負荷伝動用Vベルトの構成>
図2は本発明の実施形態2に係る高負荷伝動用Vベルト20を示す。
次に、高負荷伝動用Vベルト20の製造方法について説明する。
バンバリーミキサー等のゴム練り加工機に原料ゴムである未架橋EPDMにジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマー又は、ジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマーで補強されたH-NBRを添加して素練りする。次いで、これに架橋剤としてのジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物や補強材としてのシリカや有機短繊維等の充填剤を投入して混練りする。そして、練り上がった未架橋EPDM組成物をカレンダロールによりシート状に加工する。
アラミド繊維の撚り糸又は組紐をRFL溶液に浸漬した後に乾燥させる。なお、RFL溶液による接着処理の前に撚り糸又は組紐をエポキシ溶液やイソシアネート溶液に浸漬した後に乾燥させる処理を行うようにしてもよい。次いで、全体にRFLが付着した撚り糸又は組紐を糊ゴムに浸積した後に乾燥させて心線32とする。
シート状未架橋EPDM組成物準備工程と同様にして、原料ゴムである未架橋EPDMにジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマー又は、ジメタクリル酸亜鉛やジアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマーで補強されたH-NBRを添加して素練りをした後、分子量100万以上のポリエチレン粉末と架橋剤としてのジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物とを混合し、混練により作成した未架橋EPDM組成物を作成する。これをトルエン等の有機溶剤に溶解させることによりゴム処理液を調製する。
張力帯30の下側凹部形状の金型軸方向に延びる溝が周方向に等ピッチで設けられた円筒金型を筒状に形成した下側帆布36で被覆し、その上にシート状に加工した未架橋EPDM組成物を所定層設ける。
ブロック成形金型に設けられたのキャビティ内にアルミ製の補強部材45をセットし、そこに熱硬化性フェノール樹脂を射出することにより、補強部材45が樹脂内のインサートされたブロック40を成形する。そして、成形したブロック40に、必要に応じて各種の成形加工を行い、その強度を高める。
一方の張力帯30の同じ位置にある上側及び下側凹部33,34にブロック40の上側及び下側凸部44をそれぞれ対応させ、上側凹部33に上側凸部43が及び下側凹部34に下側凸部44がそれぞれ嵌め入れられるように、ブロック40の一方の嵌合溝41に張力帯30を挿入し、ブロック40を張力帯30に係止させる。この操作を張力帯30の全周について行う。次いで、他方の張力帯30をブロック40の他方の嵌合溝41に挿入することにより、高負荷伝動用Vベルト20を得る。
上記の高負荷伝動用Vベルト20によれば、上側帆布及び下側帆布35,36に付着するゴム成分が耐熱性、耐寒性の高い有機過酸化物架橋系のエチレン-α-オレフィンエラストマー組成物であることから上側帆布及び下側帆布35,36自体の耐熱性、耐寒性が高められることに加え、そのゴム成分に含まれることとなる不飽和カルボン酸金属塩により組成物の強度、弾性率が高められ、ベルト用帆布の耐摩耗性が向上する。更に、エチレン-α-オレフィンエラストマーを上記不飽和カルボン酸金属塩で直接補強する代わりに、不飽和カルボン酸金属塩が細かく分散された水素化ニトリルゴムで補強することにより、強度、耐油性を改良することができる。
上記実施形態1及び2では、ゴム処理液を形成するEPDM組成物にポリエチレン粉末が添加されたものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、添加されないものであってもよく、必要に応じて、フッ素樹脂粉末やグラファイト、二硫化モリブデン、セラミック粉末、ガラスビーズ、カーボンファイバー、有機繊維等の減摩材を添加してもよい。
以下の各例に係る帆布を作成した。各構成は、表1にも示す。
緯糸をウレタン糸にアラミド繊維(帝人社製 商品名:テクノーラ)を巻き付けて伸縮性を付与したカバーリング糸とし且つ経糸をナイロン撚糸とした織布に、エポキシ樹脂溶液に浸漬した後に乾燥させる処理、及びRFL溶液に浸漬した後に乾燥させる処理を施した。
ゴム処理液として、未加硫EPDM(JSR社製 EP24)50質量部と、カーボンブラック20質量部と、ジメタクリル酸亜鉛補強水素化NBR(日本ゼオン社製 ゼオフォルテZSC2195CX)50重量と、架橋剤としての有機過酸化物とを混練して形成された未加硫EPDM組成物をトルエンに溶解させたものを用いたことを除いては、実施例1と同一構成の帆布を実施例2とした。
ゴム処理液として、未加硫EPDM(JSR社製 EP24)100質量部と、カーボンブラック20質量部と、ジメタクリル酸亜鉛粉末(川口化学社製 アフターZMA)20質量部と、超高分子量ポリエチレン粉末(三井化学社製商品名:ミペロンXM−220)30質量部と、架橋剤としての有機過酸化物とを混練して形成された未加硫EPDM組成物をトルエンに溶解させたものを用いたことを除いては、実施例1と同一構成の帆布を実施例3とした。
ゴム処理液として、未加硫EPDM(JSR社製 EP24)50質量部と、カーボンブラック20質量部と、ジメタクリル酸亜鉛補強水素化NBR(日本ゼオン社製 ゼオフォルテZSC2195CX)50重量と超高分子量ポリエチレン粉末(三井化学社製商品名:ミペロンXM−220)30質量部と、架橋剤としての有機過酸化物とを混練して形成された未加硫EPDM組成物をトルエンに溶解させたものを用いたことを除いては、実施例1と同一構成の帆布を実施例4とした。
ゴム処理液に浸漬する前の接着剤処理(エポキシ樹脂溶液に浸漬した後に乾燥させる処理、及びRFL溶液に浸漬した後に乾燥させる処理)を実施しなかったことを除いては実施例4と同一構成の帆布を実施例5とした。
ゴム処理液として、未加硫EPDM(JSR社製 EP24)100質量部と、カーボンブラック50質量部と、超高分子量ポリエチレン粉末(三井化学社製商品名:ミペロンXM−220)30質量と、架橋剤としての硫黄とを混練して形成された未加硫EPDM組成物をトルエンに溶解させたものを用いた点を除いては、実施例1と同一構成の帆布を比較例1とした。
ゴム処理液の未加硫EPDM組成物に架橋剤として、有機過酸化物を用いた点を除いては、比較例1と同一構成の帆布を比較例2とした。
ゴム処理液として、未加硫H−NBR(日本ゼオン社製 ゼットポール2010)50質量部と、カーボンブラック20質量部と、ジメタクリル酸亜鉛補強水素化NBR(日本ゼオン社製 ゼオフォルテZSC2195CX)50重量と、超高分子量ポリエチレン粉末(三井化学社製商品名:ミペロンXM−220)30質量部と、架橋剤としての有機過酸化物とを混練して形成された未加硫EPDM組成物をトルエンに溶解させたものを用いたことを除いては、実施例1と同一構成の帆布を比較例3とした。
<歯付ベルトの作成>
実施例1〜5、比較例1〜3の各帆布をベルトの歯側を被覆する帆布とした8種類の歯付ベルトを上記実施形態1の方法に準じて作成した。ベルト歯及びベルト背面部により構成されるベルト本体を形成するゴム組成物としては有機過酸化物架橋系のEPDM組成物を用い、また、心線としてはRFL溶液による接着処理を施したガラスコードを用いた。また、ベルト歯のピッチを8mm及びベルト幅を10mmとした。
実施例1〜5、比較例1〜3の各帆布を張力帯の上下面をそれぞれ被覆する上側及び下側帆布とした8種類の高負荷伝動用Vベルトを上記実施形態2の方法に準じて作成した。張力帯の保形ゴム層としてはアラミド短繊維(帝人社製 商品名:テクノーラ)とナイロン短繊維とが混合され且つジメタクリル酸亜鉛が添加されて強化された有機過酸化物架橋系のEPDM組成物を用い、また、心線としては接着処理を施したアラミド繊維(帝人社製 商品名:テクノーラ)の組紐を用いた。ブロックは、アルミニウム合金からなる補強部材と、カーボンファイバ及びアラミド短繊維(帝人社製 商品名:テクノーラ)が混合されたフェノール樹脂とを複合させて形成した。また、ベルト角度を26度、ベルトピッチ幅を25mm、ブロックピッチ(ベルト長さ方向)を3mm、ブロックの厚さを2.95mm、ベルトの長さを612mmとした。
図6に示す摩擦係数測定装置60を用いて、実施例1〜5及び比較例1〜3の各帆布を使用した各歯付ベルトのベルト歯先と一般にプーリの材料として使用される炭素鋼(S45C)との間、並びに各高負荷伝動用Vベルトの張力帯とブロックを形成する樹脂との間のそれぞれ摩擦係数を求める試験を行った。
−帆布の耐摩耗性の試験−
図7示すレイアウトのベルト走行試験機70を用いて、実施例1〜5及び比較例1〜3の各帆布を使用した各歯付ベルトBのベルト用帆布の炭素鋼(S45C)製プーリに対する耐摩耗性を評価する試験を行った。
耐摩耗性を評価する試験と同条件により、実施例1〜5及び比較例1〜3の各帆布を使用した各歯付ベルトを走行させ、ベルト歯の欠損が発生するまでの走行時間をベルト歯耐久寿命として評価する試験を行った。
耐摩耗性の評価と同様のレイアウトで雰囲気温度温度を−35℃とし、1分間走行した後に30分間冷却することを1サイクルとし、500サイクル後に帆布表面にクラックが発生しているかどうかを確認した。
図8に示すレイアウトのベルト走行試験機80を用いて、実施例1〜5及び比較例1〜3の各帆布を使用した各歯付ベルトBのベルト走行時の騒音を評価する試験を行った。
−ベルト耐久性試験−
図9に示すレイアウトのベルト走行試験機90を用いて、実施例1〜5及び比較例1〜3の各帆布を張力帯の上側及び下側帆布に使用した各高負荷伝動用VベルトBのブロックが破損するまでの走行時間をブロック耐久寿命として評価する試験を行った。
図10に示すレイアウトのベルト走行試験機を用いて、実施例1〜5及び比較例1〜3の各帆布を張力帯の上側及び下側帆布に使用した各高負荷伝動用VベルトBの帆布のベルト走行前後の締め代の変化及びベルト走行時の騒音を評価する試験を行った。
ベルト耐久性評価と同等のレイアウトで雰囲気温度温度を−35℃とし、1分間走行した後に30分間冷却することを1サイクルとし、500サイクル後に帆布表面にクラックが発生しているかどうかを確認した。
試験結果を表2に示す。
11 ベルト歯
12 ベルト背面部
13 心線
14 ベルト用帆布
20 高負荷伝動用Vベルト
30 張力帯
31 保形ゴム層
32 心線
33 上側凹部
34 下側凹部
35 上側帆布
36 下側帆布
40 ブロック
41 嵌合溝
42 当接部
43 上側凸部
44 下側凸部
45 補強部材
45a 上側ビーム
45b 下側ビーム
45c センターピラー
60 摩擦係数測定装置
61 試験片
62 試験片取付具
63 摺動板
64 分銅
65 ロードセル
70,80,90,100 ベルト走行試験機
71,81,91,101 駆動プーリ
72,82,92,102 従動プーリ
73 アイドラープーリ
83,103 集音マイク
B 歯付ベルト,高負荷伝動用Vベルト
t1 ブロックの嵌合溝隙間
t2 張力帯の上下凹部間の嵌合部厚み
t2−t1 締め代
Δd 出代
Claims (9)
- 伝動ベルトの摩擦力作用部位に設けられる帆布を処理する処理液であって、
未架橋のエチレン-α-オレフィンエラストマーに不飽和カルボン酸金属塩と架橋剤としての有機過酸化物とが混合されたゴム組成物が溶剤に溶解していることを特徴とする伝動ベルト帆布用処理液。 - 伝動ベルトの摩擦力作用部位に設けられる帆布を処理する処理液であって、
未架橋のエチレン-α-オレフィンエラストマーに不飽和カルボン酸金属塩が分散した水素化ニトリルゴムと架橋剤としての有機過酸化物とが混合されたゴム組成物が溶剤に溶解していることを特徴とする伝動ベルト帆布用処理液。 - 請求項1又は請求項2において、
上記不飽和カルボン酸金属塩は、ジメタクリル酸亜鉛及びジアクリル酸亜鉛のうち少なくとも一方であることを特徴とする伝動ベルト帆布用処理液。 - 請求項1〜3のいずれか一において、
分子量100万以上のポリエチレン粉末を含むことを特徴とする伝動ベルト帆布用処理液。 - 請求項1〜4のいずれか一に記載の伝動ベルト帆布用処理液への浸漬処理が施されてなることを特徴とする伝動ベルト用帆布。
- 請求項1〜4のいずれか一に記載の伝動ベルト帆布用処理液が帆布を構成する繊維に直に付着していることを特徴とする伝動ベルト用帆布。
- ベルト本体のゴム組成物によって形成された摩擦力作用部位に帆布が設けられており、
上記帆布は、請求項5又は請求項6に記載されている伝動ベルト用帆布によって形成されていることを特徴とする伝動ベルト。 - ベルト長手方向に所定ピッチで歯が設けられプーリとの噛合により動力を伝達する歯付ベルトであって、
上記歯付ベルト本体の上記歯が設けられた側又はその反対側の面がゴム組成物によって形成され、該面に帆布が設けられており、
上記帆布は、請求項5又は請求項6に記載の伝動ベルト用帆布によって形成されていることを特徴とする伝動ベルト。 - 張力帯本体がゴム組成物で形成され且つ上下面にそれぞれ上側帆布及び下側帆布が設けられたエンドレスの張力帯と、該張力帯の長手方向に間隔をおいて並ぶように各々が該張力帯に噛合して係止した複数のブロックとを備え、該複数のブロックとプーリとの摩擦により動力を伝達するように構成された高負荷伝動用Vベルトであって、
上記上側帆布及び下側帆布のうち少なくとも一方は、請求項5又は請求項6に記載の伝動ベルト用帆布によって形成されていることを特徴とする高負荷伝動用Vベルト。
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