JP3496830B2 - 高負荷伝動用vベルト - Google Patents
高負荷伝動用vベルトInfo
- Publication number
- JP3496830B2 JP3496830B2 JP2001196917A JP2001196917A JP3496830B2 JP 3496830 B2 JP3496830 B2 JP 3496830B2 JP 2001196917 A JP2001196917 A JP 2001196917A JP 2001196917 A JP2001196917 A JP 2001196917A JP 3496830 B2 JP3496830 B2 JP 3496830B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- rubber
- canvas
- tension band
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/16—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts
- F16G5/166—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts with non-metallic rings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/06—Driving-belts made of rubber
- F16G1/08—Driving-belts made of rubber with reinforcement bonded by the rubber
- F16G1/10—Driving-belts made of rubber with reinforcement bonded by the rubber with textile reinforcement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G1/00—Driving-belts
- F16G1/28—Driving-belts with a contact surface of special shape, e.g. toothed
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/04—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber
- F16G5/06—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber with reinforcement bonded by the rubber
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16G—BELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
- F16G5/00—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
- F16G5/04—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber
- F16G5/06—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber with reinforcement bonded by the rubber
- F16G5/08—V-belts, i.e. belts of tapered cross-section made of rubber with reinforcement bonded by the rubber with textile reinforcement
Description
ルトに関する。
ッチでベルト歯が設けられ、そのベルト歯のプーリへの
噛合により動力を伝達するものである。この歯付ベルト
の動力伝達の際、ベルト歯には多大の摩擦力が作用する
ため、一般にゴム製の歯付ベルトでは、そのベルト歯側
表面にベルト用帆布が設けられており、それによってベ
ルトの摩耗及びそれに起因するベルト歯の欠損を抑止し
ている。そして、ベルト用帆布には、クッション性やベ
ルト本体への接着性等を付与すべく、ベルト成形前に、
未架橋ゴム組成物を有機溶剤に溶解させたゴム処理液に
浸漬して乾燥させる処理が施される。一方、歯付ベルト
のベルト本体の耐熱性を向上させる目的で、ベルト本体
を形成するゴム組成物として硫黄により架橋された水素
添加ニトリルゴム(以下「H−NBR」という)組成物
の他、有機過酸化物により架橋されたH−NBR組成物
が使用されており、また、最近では、さらにベルト歯の
剛性を高めてベルトの高負荷耐久性を向上させる目的
で、ベルト本体を形成するゴム組成物としてメタクリル
酸亜鉛が添加されて強化された有機過酸化物架橋系のH
−NBR組成物もが使用されている。そして、このよう
なベルト本体の耐熱性向上に併せ、ゴム処理液への浸漬
処理によりベルト用帆布に付着するゴム成分の耐熱性を
も向上させるべく、ゴム処理液として有機過酸化物架橋
系の未架橋H−NBR組成物を有機溶剤に溶解させたも
のの使用が考えられる。
ム組成物で形成されたエンドレスの張力帯と、その張力
帯の長手方向に間隔をおいて並ぶように各々が張力帯に
噛合して係止した複数のブロックとを備え、それらの複
数のブロックのプーリへの摩擦により動力を伝達するも
のである。この高負荷伝動用Vベルトの動力伝達の際、
ブロックの前後方向への揺動により張力帯上下面に摩擦
力が作用するため、一般にこのような高負荷伝動用Vベ
ルトでは、張力帯上下面にそれぞれ上側及び下側帆布が
設けられており、それによって張力帯の摩耗及びそれに
起因するブロックのガタツキによるブロックの破損を抑
止している。そして、上側及び下側帆布には、歯付ベル
トの場合と同様に、張力帯成形前に、未架橋ゴム組成物
を有機溶剤に溶解させたゴム処理液に浸漬して乾燥させ
る処理が施される。一方、高負荷伝動用Vベルトは温度
を含め非常に厳しい条件下で使用されるため、張力帯本
体を形成するゴム組成物としてメタクリル酸亜鉛が混合
された有機過酸化物架橋系のH−NBR組成物が使用さ
れている。そして、このような張力帯本体の高性能化に
併せ、ゴム処理液への浸漬処理により上側及び下側帆布
に付着するゴム成分を耐熱性の高いものとすべく、ゴム
処理液として有機過酸化物架橋系の未架橋H−NBR組
成物を有機溶剤に溶解させたものを使用することが考え
られる。
性に優れる有機過酸化物架橋系の未架橋H−NBR組成
物を用いたゴム処理液に浸漬処理され、しかも耐摩耗性
が優れる上側帆布及び/又は下側帆布を有する張力帯を
備えた高負荷伝動用Vベルトを提供することである。
本体がゴム組成物で形成され且つ上下面にそれぞれ上側
帆布及び下側帆布が設けられたエンドレスの張力帯と、
その張力帯の長手方向に間隔をおいて並ぶように各々が
張力帯に噛合して係止した複数のブロックとを備え、複
数のブロックとプーリとの摩擦により動力を伝達するよ
うに構成された高負荷伝動用Vベルトを前提とする。そ
して、上側帆布及び下側帆布のうち少なくとも一方は、
分子量100万以上のポリエチレン粉末と、架橋剤とし
ての有機過酸化物とが混合された未架橋H−NBR組成
物を溶剤に溶解させたゴム処理液への浸漬処理が施され
てなることを特徴とする。
下側帆布に付着するゴム成分が耐熱性の高い有機過酸化
物架橋系のH−NBR組成物であることから上側帆布及
び/又は下側帆布自体の耐熱性が高められることに加
え、そのゴム成分に含まれることとなる分子量100万
以上のポリエチレン粉末による潤滑性の付与により上側
及び/又は下側帆布の摩擦係数が低く抑えられると共
に、H−NBR組成物が有機過酸化物により架橋される
際にポリエチレン粉末が共架橋されてポリエチレンが脱
落不能に化学的に一体となるので、上側帆布及び/又は
下側帆布の耐摩耗性が著しく高められ、ブロックのガタ
ツキに起因するブロックの破損や騒音の発生が抑止され
ることとなる。
ン粉末は、超高分子量のポリエチレンであり、分子量2
〜30万の一般的な高密度ポリエチレンに比べて、高分
子であるが故に耐摩耗性、潤滑性、耐衝撃性が極めて優
れるものである。
は、メタクリル酸亜鉛が添加されて強化されているもの
であってもよい。
架橋する有機過酸化物は、特に限定されるものではな
く、例えば、ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチル
パーオキサイド、t−ブチルクミルパーオキサイド等を
挙げることができる。
溶解可能なものであれば特に限定されるものではなく、
例えばメチルエチルケトン(以下「MEK」という)等
を挙げることができる。
限定されるものではなく、例えばエチレン・プロピレン
・ジエンターポリマーゴム(EPDM)組成物、クロロ
プレンゴム(CR)組成物、硫黄架橋系のH−NBR組
成物、有機過酸化物架橋系のH−NBR組成物等を挙げ
ることができる。張力帯本体を有機過酸化物架橋系のH
−NBR組成物で形成した場合、張力帯本体、上側帆布
及び/又は下側帆布に付着するゴム成分のいずれもが耐
熱性に優れるものとなることから、ベルト全体としても
耐熱性に優れるものとなる。また、張力帯本体を形成す
る有機過酸化物架橋系のH−NBR組成物をメタクリル
酸亜鉛及びアクリル酸亜鉛のうち少なくとも一方がが添
加されて強化されたものとしてもよい。
ではなく、ナイロン繊維、アラミド繊維等の織布、編物
等が用いられる。
又は下側帆布自体の耐熱性を高めることができることに
加え、上側帆布及び/又は下側帆布の耐摩耗性を著しく
高めることができ、ブロックのガタツキに起因するブロ
ックの破損や騒音の発生を抑止することができる。
詳細に説明する。
長さ方向に所定ピッチで設けられたベルト歯11,1
1,…と、ベルト外周面側のベルト背面部12とにより
ベルト本体が構成されている。また、ベルト歯11,1
1,…とベルト背面部12との間には、ベルト本体と一
体となって抗張体として一対の心線13,13が略ベル
ト長さ方向に延び且つベルト幅方向にピッチを形成して
二重螺旋状に設けられている。そして、ベルト歯11側
のベルト内周面は、その表面が被覆されるようにベルト
用帆布14が貼付されている。この歯付ベルト10は、
ベルト歯11,11,…のプーリへの噛合により動力を
伝達するものである。
橋剤としての有機過酸化物であるジクミルパーオキサイ
ド等や補強材としてのカーボンブラック等の充填材が混
合され且つメタクリル酸亜鉛やアクリル酸亜鉛などの金
属塩モノマーが添加されて強化された未架橋H−NBR
組成物を加熱加圧成形して有機過酸化物架橋されたH−
NBR組成物により一体となって形成されている。この
有機過酸化物架橋系のH−NBR組成物は、耐熱性が極
めて優れることに加え、高弾性及び高強度であることか
ら、ベルト歯11,11,…の弾性率が極めて高いもの
となる。
テックス(以下「RFL」という)被膜でコートされた
ガラス繊維束を下撚りした子縄を複数本集めて下撚り方
向と逆方向に上撚りしたガラスコード表面にゴム糊によ
るコーティング処理が施されたもので形成されている。
そして、この心線13は、その表層のゴム糊がガラス繊
維をコートしたRFL被膜に密着すると共に加熱加圧成
形時にベルト本体のゴム組成物と相互拡散することによ
りベルト本体に一体に接着する。なお、一対の心線1
3,13のうちの一方は、下撚りがS撚りで且つ上撚り
がZ撚りであり、他方は、上撚りがS撚りで且つ下撚り
がZ撚りである。
縮性を有するように加工されたアラミド織布に、分子量
100万以上のポリエチレン粉末と架橋剤としてのジク
ミルパーオキサイド等の有機過酸化物が混合され且つメ
タクリル酸亜鉛やアクリル酸亜鉛などの金属塩モノマー
が添加されて強化された未架橋H−NBR組成物をME
K等の有機溶剤に溶解させたゴム処理液への浸漬及び乾
燥処理と、ベルト本体側表面への有機過酸化物架橋系の
未架橋H−NBR組成物の糊ゴムのコーティング処理と
が施されたもので形成されている。このゴム処理液への
浸漬及び乾燥処理によりアラミド織布を構成する繊維表
面に形成されるゴム層の厚さは数十〜数百μmである。
そして、このベルト用帆布14は、ゴム処理液により付
着したゴム成分が加熱加圧成形時に有機過酸化物により
架橋され、その分子量100万以上のポリエチレン粉末
が混合され有機過酸化物架橋されたH−NBR組成物が
織布表面から織布内部の全体に付着したものとなり、ま
た、ゴム糊のコーティングにより付着したゴム成分が加
熱加圧成形時に有機過酸化物により架橋されると共に、
ベルト本体のゴム組成物と相互拡散することによりベル
ト本体に一体に接着する。
程−バンバリーミキサー等のゴム練り加工機に原料ゴム
であるメタクリル酸亜鉛やアクリル酸亜鉛などの金属塩
モノマーが添加されて強化された未架橋H−NBRを投
入して素練りする。
ーオキサイド等の有機過酸化物や補強材としてのカーボ
ンブラック等の充填剤を投入して混練りする。
成物をカレンダロールによりシート状に加工する。
定方向に下撚りした子縄を作製する。このとき、S撚り
の下撚りをするものと、Z撚りの下撚りをするものとを
作製する。
逆方向に上撚りしたガラスコードを作製する。すなわ
ち、下撚りがS撚りもののにはZ撚りの上撚りを施し、
下撚りがZ撚りもののにはS撚りの上撚りを施す。
に浸漬・乾燥して表面に糊ゴム層を形成させて心線13
とする。
て、分子量100万以上のポリエチレン粉末と架橋剤と
してのジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物とを混
合した未架橋H−NBR組成物を混練により作成し、こ
れをMEK等の有機溶剤に溶解させることによりゴム処
理液を調整する。また、同様に、有機過酸化物架橋系の
未架橋H−NBR組成物の糊ゴムを混練により作成し、
これをMEK等の有機溶剤に溶解させることによりゴム
糊を調整する。
それにベルト用帆布14となる一方向に伸縮性を有する
アラミド織布を浸漬してアラミド織布にゴム処理液を含
浸させ、しかる後に、処理浴からそのアラミド織布を引
き上げて乾燥させる。ゴム成分の付着を容易にするため
に、ベルト用帆布14には事前にエポキシ樹脂溶液への
浸漬及び乾燥させる処理やRFL溶液への浸漬及び乾燥
させる処理を施しておくことが望ましい。
による層が形成されるようにナイフコーターやロールコ
ーターによりゴム糊をコートして乾燥させる。
り且つ伸縮性を有する方向が周方向になるようにアラミ
ド織布を筒状に加工してベルト用帆布14とする。
チで設けられた円筒金型を筒状に形成したベルト用帆布
14で被覆する。
撚りの一対の心線13を等ピッチで二重螺旋状に巻き付
ける。
架橋H−NBR組成物を所定回数巻き付ける。
金型側から順にベルト用帆布14、心線13及び未架橋
H−NBR組成物が層をなしてセットされた状態とな
る。
装置内を所定の温度及び圧力に設定して所定時間その状
態を保持する。このとき、未架橋H−NBR組成物の架
橋が進行すると共に、未架橋H−NBR組成物が流動し
て円筒金型に設けられた溝にベルト用帆布14を押圧す
るように圧入され、ベルト歯11,11,…を有するベ
ルト本体が形成される。また、心線13表面のゴム糊と
ベルト本体とが相互拡散することにより、心線13がベ
ルト本体に一体に接着すると共に、ベルト用帆布14の
ベルト本体側にコートされたゴム糊とベルト本体とが相
互拡散することにより、ベルト用帆布14がベルト本体
に一体に接着する。
スラブが成形される。
に形成された円筒状のスラブを脱型し、これを所定幅に
輪切りにすることにより歯付ベルト10を得る。
付着するゴム成分が耐熱性の高い有機過酸化物架橋系の
H−NBR組成物であることからベルト用帆布14自体
の耐熱性が高められることに加え、そのゴム成分に含ま
れることとなる分子量100万以上のポリエチレン粉末
による潤滑性の付与によりベルト用帆布14の摩擦係数
が低く抑えられると共に、H−NBR組成物が有機過酸
化物により架橋される際にポリエチレン粉末が共架橋さ
れてポリエチレンが脱落不能に化学的に一体となるの
で、ベルト用帆布14の耐摩耗性が著しく高められ、ま
た、ベルト走行時の騒音の低減が図られ、さらに、ポリ
エチレン粉末の有する衝撃吸収性に起因して歯付ベルト
10の耐衝撃性が優れるものとなる。
付着するゴム成分全てが有機過酸化物架橋系のH−NB
R組成物により形成されているので、ベルト全体として
耐熱性が極めて優れるものとなる。
ト20を示す。
スの張力帯30,30と、この張力帯30,30にベル
ト長手方向に連続して係止した多数のブロック40,4
0,…とから構成されている。
内部に略長さ方向に延び且つ幅方向にピッチを形成して
螺旋状に設けられた心線32と、上下表面を被覆するよ
うに設けられた上側及び下側帆布35,36とが一体と
なって構成されている。また、各張力帯30の上面には
各ブロック40に対応して張力帯幅方向に延びる溝状の
上側凹部33,33,…が 及び下面には上側凹部3
3,33,…に対応して張力帯幅方向に延びる下側凹部
34,34,…がそれぞれ一定ピッチの形成されてい
る。
ルパーオキサイド等の有機過酸化物や補強材としてのシ
リカ及びアラミド繊維、6,6ナイロン繊維等の有機短
繊維が全体に混合され且つメタクリル酸亜鉛やアクリル
酸亜鉛などの金属塩モノマーが添加されて強化された未
架橋H−NBR組成物を加熱加圧成形して有機過酸化物
架橋されたH−NBR組成物により形成されており、耐
熱性に優れかつ永久変形し難い硬質ゴムとされている。
この保形ゴム層31の硬質ゴムには、JIS−C硬度計
で測定したときに75°以上のゴム硬度のものが用いら
れる。
維の撚り糸や組紐等にRFL溶液及びゴム糊への浸漬及
び乾燥処理が施されたもので形成されている。そして、
この心線32は、その表層のゴム糊がRFLに密着する
と共に加熱加圧による張力帯成形時に保形ゴム層31と
相互拡散することにより保形ゴム層31に一体に接着す
る。
張力帯長さ方向に伸縮性を有するように加工されたアラ
ミド織布に、分子量100万以上のポリエチレン粉末と
架橋剤としてのジクミルパーオキサイド等の有機過酸化
物が混合され且つメタクリル酸亜鉛やアクリル酸亜鉛な
どの金属塩モノマーが添加されて強化された未架橋H−
NBR組成物をMEK等の有機溶剤に溶解させたゴム処
理液への浸漬及び乾燥処理が施されたもので形成されて
いる。このゴム処理液への浸漬及び乾燥処理によりアラ
ミド織布を構成する繊維表面に形成されるゴム層の厚さ
は数十〜数百μmである。そして、この上側及び下側帆
布35,36は、それぞれゴム処理液により付着したゴ
ム成分が加熱加圧による張力帯成形時に有機過酸化物架
橋され、その分子量100万以上のポリエチレン粉末が
混合され有機過酸化物架橋されたH−NBR組成物が織
布表面から織布内部の全体に付着したものとなると共
に、保形ゴム層31と相互拡散することにより保形ゴム
層31に一体に接着する。
右側部に各張力帯30を側方から着脱可能に嵌装するた
めの切欠き状の嵌合溝41,41を有するとともに、こ
の嵌合溝41を除いた左右側面にプーリ溝面と当接する
当接部42,42を有している。そして、この各ブロッ
ク40の嵌合溝41,41にそれぞれ張力帯30,30
を嵌合させることで、ブロック40,40,…が張力帯
30,30にベルト長手方向に連続的に噛合して係止し
ている。
壁面には、張力帯30の上面の各上側凹部33に噛合す
る凸条からなる上側凸部43が、また嵌合溝41の下壁
面には、張力帯30の下面の各下側凹部34に噛合する
凸条からなる下側凸部44が、それぞれ互いに平行に配
置されて形成されている。そして、この各ブロック40
の上側及び下側凸部43,44をそれぞれ張力帯30の
上側及び下側凹部33,34に噛合させることで、ブロ
ック40,40,…が張力帯30,30にベルト長手方
向に係止している。
ミルドカーボンファイバ等が混合された硬質の熱硬化性
フェノール樹脂材料から形成されているが、図3及び4
に示すように、その内部にはブロック40の厚さ方向の
略中央に位置するように軽量アルミニウム合金等からな
る高強度、高弾性率の補強部材45が埋設されている。
この補強部材45は、例えば上側及び下側凸部43,4
4(張力帯30との噛合部)や左右側面の当接部42,
42(プーリ溝面との接触部)では硬質樹脂中に埋め込
まれてブロック40表面に顕れないが(つまり、これら
の部分は硬質樹脂からなっている)、その他の部分では
ブロック40の表面に露出していてもよい。
向)に延びる上側及び下側ビーム45a,45bと、こ
れら両ビーム45a,45bの左右中央部同士を上下に
接続するセンターピラー45cとからなっていて、略H
字状に形成されている。
凹部33,34間の噛合厚さt2、つまり図5に示す上
側凹部33の底面(詳しくは上側帆布35の上表面)と
上側凹部33に対応する下側凹部34の底面(同下側帆
布36の下表面)との間の距離が、ブロック40の噛合
隙間t1、つまり図4に示す各ブロック40の上側凸部
43下端と下側凸部44上端との間の距離よりも例えば
0.03〜0.15mm程度だけ若干大きく(t2>t
1)設定されている。このため、張力帯30への各ブロ
ック40の組付時に張力帯30がブロック40により厚
さ方向に圧縮されて組み付けられ、このことで締め代t
2−t1(ブロック40に対する張力帯30の初期圧入
代)が設けられている。
左右両側のプーリ接触面において、ベルト幅方向外側の
張力帯側面30aが、各ブロック40の樹脂からなる当
接部42,42の面よりも若干(例えば0.03〜0.
15mm)突出している。そして、このことにより、各
張力帯側面30aと各ブロック40の左右側面である当
接部42との双方がプーリ溝面に接触するように、張力
帯30についての出代Δdが設けられている。
られたときにブロック40の側面の当接部42から張力
帯側面30aを意図的にはみ出させるように設けたもの
で、張力帯30のピッチ幅(心線32を通る平面上での
幅)を、ブロック40の噛合部である嵌合溝41の挿入
ピッチ幅(嵌合溝41に嵌合された張力帯30の心線3
2の位置での溝深さ)に対して調整することで自由に変
えられる。各張力帯30は各ブロック40の嵌合溝41
に対し圧入して挿入され、この圧入を完全にするために
は、Vベルト20が実際の使用時にプーリから受ける力
以上の力で張力帯30を圧入する必要がある。この出代
Δdは、組立後にVベルト20の左右側面をコントレー
サ(輪郭形状測定器)で走査すれば容易に測定すること
ができる。
40の側面の当接部42よりも突出して出代Δdが形成
されているので、この張力帯側面30aがブロック40
の側面の当接部42と共にプーリ溝面と接触してプーリ
からの側圧をブロック40と張力帯30とが分担して受
けることとなり、各ブロック40がプーリ溝に突入する
際の衝撃が張力帯30の側部30aにより緩和される。
明する。
程− バンバリーミキサー等のゴム練り加工機に原料ゴムであ
るメタクリル酸亜鉛やアクリル酸亜鉛などの金属塩モノ
マーが添加されて強化された未架橋H−NBRを投入し
て素練りする。
ーオキサイド等の有機過酸化物や補強材としてのシリカ
や有機短繊維等の充填剤を投入して混練りする。
成物をカレンダロールによりシート状に加工する。
後に乾燥させる。なお、RFL溶液による接着処理の前
に撚り糸又は組紐をエポキシ溶液やイソシアネート溶液
に浸漬した後に乾燥させる処理を行うようにしてもよ
い。
は組紐を糊ゴムに浸積した後に乾燥させて心線32とす
る。
て、分子量100万以上のポリエチレン粉末を混合した
有機過酸化物架橋系の未架橋H−NBR組成物を混練に
より作成し、これをMEK等の有機溶剤に溶解させるこ
とによりゴム処理液を調整する。
それに上側及び下側帆布35,36となる一方向に伸縮
性を有する各アラミド織布を浸漬してゴム処理液を含浸
させ、しかる後に、処理浴からそのアラミド織布を引き
上げて乾燥させる。ゴム成分の付着を容易にするため
に、上側及び下側帆布35,36には事前にエポキシ樹
脂溶液への浸漬及び乾燥させる処理やRFL溶液への浸
漬及び乾燥させる処理を施しておくことが望ましい。
り且つ伸縮性を有する方向が周方向になるように各アラ
ミド織布を筒状に加工して上側及び下側帆布35,36
とする。
形状の金型軸方向に延びる溝が周方向に等ピッチで設け
られた円筒金型を筒状に形成した下側帆布36で被覆
し、その上にシート状に加工した未架橋H−NBR組成
物を所定層設ける。
れ、未架橋H−NBR組成物の架橋が半分程度進行する
ように、装置内を所定の温度及び圧力に設定して所定時
間その状態を保持する。このとき、未架橋H−NBR組
成物の架橋が半分程度進行して保形ゴム層31の下側半
分の形状が成形されると共に、未架橋H−NBR組成物
が流動して円筒金型に設けられた溝に下側帆布36を押
圧するように圧入され、下側凹部34,34,…が形成
される。
取り出し、半架橋したH−NBR組成物の上から心線3
2を等ピッチで螺旋状に巻き付け、その上に再びシート
状に加工した未架橋H−NBR組成物を所定層設け、そ
の上から筒状に形成した上側帆布35を被せる。
向に延びる突条が周方向に等ピッチで設けられたスリー
ブを最外層に被せる。
した円筒金型を入れ、装置内を所定の温度及び圧力に設
定して所定時間その状態を保持する。このとき、半架橋
及び未架橋H−NBR組成物の架橋が進行すると共に、
未架橋H−NBR組成物が流動してスリーブに設けられ
た溝に上側帆布35を押圧するように圧入され、上側凹
部33,33,…が形成され、保形ゴム層31が構成さ
れる。また、心線32表面のゴム糊と保形ゴム層31と
が相互拡散することにより、心線32が保形ゴム層31
に一体に接着すると共に、上側及び下側帆布36に付着
したゴム成分と保形ゴム層31とが相互拡散することに
より、上側及び下側帆布35,36が保形ゴム層31に
一体に接着する。以上のようにして、円筒金型表面に円
筒状のスラブが成形される。
出し、その周面上に形成された円筒状のスラブを脱型
し、これを所定幅の帯状に輪切りし、それを面取り加工
等を行うことにより張力帯30を成形する。
製の補強部材45をセットし、そこに熱硬化性フェノー
ル樹脂を射出することにより、補強部材45が樹脂内の
インサートされたブロック40を成形する。
応じて各種の成形加工を行い、その強度を高める。
3,34にブロック40の上側及び下側凸部44をそれ
ぞれ対応させ、上側凹部33に上側凸部43が及び下側
凹部34に下側凸部44がそれぞれ嵌め入れられるよう
に、ブロック40の一方の嵌合溝41に張力帯30を挿
入し、ブロック40を張力帯30に係止させる。この操
作を張力帯30の全周について行う。
の他方の嵌合溝41に挿入することにより、高負荷伝動
用Vベルト20を得る。。
側帆布35,36に付着するゴム成分が耐熱性の高い有
機過酸化物架橋系のH−NBR組成物であることから上
側及び下側帆布35,36自体の耐熱性が高められるこ
とに加え、そのゴム成分に含まれることとなる分子量1
00万以上のポリエチレン粉末による潤滑性の付与によ
り上側及び下側帆布35,36の摩擦係数が低く抑えら
れると共に、H−NBR組成物が有機過酸化物により架
橋される際にポリエチレン粉末が共架橋されてポリエチ
レンが脱落不能に化学的に一体となるので、上側及び下
側帆布35,36の耐摩耗性が著しく高められ、ブロッ
ク40のガタツキに起因するブロック40の破損や騒音
の発生が抑止されることとなる。
1もが有機過酸化物架橋系のH−NBR組成物で形成さ
れているので、保形ゴム層31、上側及び下側帆布3
5,36に付着するゴム成分のいずれもが耐熱性に優れ
るものとなることから、Vベルト20全体としても耐熱
性に優れるものとなる。
NBR組成物をメタクリル酸亜鉛やアクリル酸亜鉛が添
加されたものとしたが、特にこれに限定されるものでは
なく、これらが添加されないものであってもよい。
したが、特にこれに限定されるものではなく、ベルト背
面にベルト用帆布が設けられ背面でのプーリ駆動が可能
なVベルトやVリブドベルトであってもよい。
ガラス繊維で構成したが、特にこれに限定されるもので
はなく、アラミド繊維で構成したものであってもよい。
ト本体を形成するゴム組成物及び実施形態2の高負荷伝
動用Vベルト20の張力帯本体をなす保形ゴム層31を
形成するゴム組成物をいずれも有機過酸化物架橋系のH
−NBR組成物としたが、特にこれに限定されるもので
はなく、エチレン・プロピレン・ジエンターポリマーゴ
ム(EPDM)組成物、クロロプレンゴム(CR)組成
物、硫黄架橋系のH−NBR組成物であってもよい。さ
らに、実施形態1及び2では、その有機過酸化物架橋系
のH−NBR組成物をメタクリル酸亜鉛やアクリル酸亜
鉛が添加されたものとしたが、特にこれに限定されるも
のではなく、これらが添加されて強化されていないもの
であってもよい。
用帆布14及び上側並びに下側帆布35,36をアラミ
ド繊維製としたが、特にこれに限定されるものではな
く、ナイロン繊維製であってもよい。
示す。
ン撚糸とした織布に、エポキシ樹脂溶液に浸漬した後に
乾燥させる処理、及びRFL溶液に浸漬した後に乾燥さ
せる処理を施した。
ゼットポール2020)100質量部と、カーボンブ
ラック50質量部と、ミルドカーボンファイバ30質量
部と架橋剤としての硫黄とを混練して形成された未加硫
H−NBR組成物をMEKに溶解させたゴム処理液を調
整した。このとき、MEKの質量に対する未加硫H−N
BR組成物の質量の比である(未加硫H−NBR組成
物):(MEK)を1:5とした。
漬して乾燥させる処理を2回繰り返して施すことにより
形成された帆布を例1とした。
機過酸化物を用いた点を除いては、例1と同一構成の帆
布を例2とした。
20)100質量部と、カーボンブラック50質量部
と、超高分子量ポリエチレン粉末(三井化学社製 商品
名:ミペロンXM−220)10質量部と、架橋剤とし
ての硫黄とを混練して形成された未加硫H−NBR組成
物をMEKに溶解させたゴム処理液を用いたことを除い
ては、例1と同一構成の帆布を例3とした。
BR(日本ゼオン社製 商品名:ZSC 2295N)
80質量部と、未加硫H−NBR(日本ゼオン社製 商
品名:ゼットポール2020)20質量部と、カーボン
ブラック20質量部と、架橋剤としての有機過酸化物と
を混練して形成された未加硫H−NBR組成物をMEK
に溶解させたゴム処理液を用いたことを除いては、例1
と同一構成の帆布を例4とした。
ファイバ30質量部を混合したことを除いては、例4と
同一構成の帆布を例5とした。
機過酸化物を用いた点を除いては、例3と同一構成の帆
布を例6とした。
エチレン粉末(三井化学社製 商品名:ミペロンXM−
220)10質量部を混合したことを除いては、例4と
同一構成の帆布を例7とした。
テクノーラ)を巻き付けて伸縮性を付与したカバーリン
グ糸とし且つ経糸をナイロン撚糸とした織布を用いたこ
とを除いては、例1と同一構成の帆布を例8とした。
構成の帆布を例9とした。
構成の帆布を例10とした。
構成の帆布を例11とした。
構成の帆布を例12とした。
構成の帆布を例13とした。
構成の帆布を例14とした。
用帆布とした14種類の歯付ベルトを上記実施形態1の
方法に準じて作成した。ベルト歯及びベルト背面部によ
り構成されるベルト本体を形成するゴム組成物として有
機過酸化物架橋系のH−NBR組成物を用い、また、心
線としてRFL溶液による接着処理を施したガラスコー
ドを用いた。また、ベルト歯のピッチを8mm及びベル
ト幅を10mmとした。
る上側及び下側帆布とした14種類の高負荷伝動用Vベ
ルトを上記実施形態2の方法に準じて作成した。張力帯
の保形ゴム層としてアラミド短繊維(帝人社製 商品
名:テクノーラ)とナイロン短繊維とが混合され且つメ
タクリル酸亜鉛が添加されて強化された有機過酸化物架
橋系のH−NBR組成物を用い、また、心線として接着
処理を施したアラミド繊維(帝人社製 商品名:テクノ
ーラ)の組紐を用いた。ブロックは、アルミニウム合金
からなる補強部材と、カーボンファイバ及びアラミド短
繊維(帝人社製 商品名:テクノーラ)が混合されたフ
ェノール樹脂とを複合させて形成した。また、ベルト角
度を26度、ベルトピッチ幅を25mm、ブロックピッチ
(ベルト長さ方向)を3mm、ブロックの厚さを2.95
mm、ベルトの長さを612mmとした。
の帆布を使用した各歯付ベルトのベルト歯先と一般にプ
ーリの材料として使用される炭素鋼(S45C)との
間、及び各高負荷伝動用Vベルトの張力帯とブロックを
形成する樹脂との間のそれぞれ摩擦係数を求める試験を
行った。
片61をベルト歯が下を向くようにして試験片取付具6
2に接着固定した。
(S45C)製の摺動板63に接触させると共に、試験
片取付具62の上に分銅64を載せてベルト歯先を摺動
板63に圧接させた。
せることによりベルト歯先に摺動板63の表面を摺動さ
せ、試験片取付具62に繋がったロードセル65により
抵抗荷重を検知した。
除すことにより摩擦係数を算出した。
帯とし、摺動板63をブロックに使用されたアラミド繊
維及びナイロン繊維が混合されたフェノール樹脂で形成
された樹脂板として、同様に、摩擦係数を算出した。
て、例1〜14の帆布を使用した各歯付ベルトBのベル
ト用帆布の炭素鋼(S45C)製プーリに対する耐摩耗
性を評価する試験を行った。
が設けられた駆動プーリ71と、プーリ周縁に42箇所
のプーリ溝が設けられた従動プーリ72と、ベルト背面
を押圧するためのプーリ周縁がフラットなアイドラープ
ーリ73と、からなるベルト走行試験機70に歯付ベル
トBを巻き掛け、従動プーリ72に後方向きに荷重をか
けてベルトに216Nの張力が負荷されるようにした。
550Nとなるようにして300時間走行させた。
測した。
摩耗量として算出した。
帆布を使用した各歯付ベルトを走行させ、ベルト歯の欠
損が発生するまでの走行時間をベルト歯耐久寿命として
評価する試験を行った。
て、例1〜14の帆布を使用した各歯付ベルトBのベル
ト走行時の騒音を評価する試験を行った。
設けられた駆動プーリ81と、プーリ周縁に24箇所の
プーリ溝が設けられた従動プーリ81とからなるベルト
走行試験機80に歯付ベルトBを巻き掛け、従動プーリ
82に後方向きに荷重をかけて歯付ベルトBに一定の張
力が負荷されるようにした。
〜5000rpmの範囲で変量して歯付ベルトBを走行
させ、駆動プーリ81の上方300mmの位置に配置さ
れた集音マイク83により騒音の最大値を測定した。
て、例1〜14の帆布を張力帯の上側及び下側帆布に使
用した各高負荷伝動用VベルトBのブロックが破損する
までの走行時間をブロック耐久寿命として評価する試験
を行った。
4mmの駆動プーリ101と従動軸に設けたピッチ円直
径が65mmの従動プーリ102とにVベルトBを巻き
掛け、従動プーリ92に後方向きに1764Nの荷重を
負荷した。
で回転させることによりVベルトBを走行させ(ベルト
速度40.3m/秒)、ブロックの破損が発生するまで
の走行時間を計測した。
ト走行時の騒音の試験− 図10に示すレイアウトのベルト走行試験機を用いて、
例1〜14の帆布を張力帯の上側及び下側帆布に使用し
た各高負荷伝動用VベルトBの帆布のベルト走行前後の
締め代の変化及びベルト走行時の騒音を評価する試験を
行った。
の上側凹部と下側凹部との間の厚さを測定し、それらの
差を初期締め代として算出した。
5mmの駆動プーリ101と、従動軸に設けたピッチ円
直径が130mmの従動プーリ102とにVベルトBを
巻き掛け、従動プーリ102に後方向きに3430Nの
荷重を負荷した。駆動プーリと従動プーリとの軸間距離
は143mmに設定した。
mで回転させることによりVベルトBを200時間走行
させ、駆動プーリ101と従動プーリ102との間の位
置に配置した集音マイク103により集音した騒音の最
大値を測定した。。
力帯に生成したクラックの数を数えた。
混合された硫黄架橋系のH−NBR組成物のゴム処理液
を使用したものであるが、炭素鋼(S45C)及びブロ
ックを形成する樹脂との摩擦係数がそれぞれ0.52及
び0.61であり、これをベルト用帆布として使用した
歯付ベルトでは、相対的に、ベルト用帆布の摩耗量が多
く、そのためにベルト歯耐久寿命が短く、さらに、ベル
ト走行時の騒音が大きく、高負荷伝動用Vベルトでは、
ベルト走行後のブロックの嵌合溝の隙間の拡大量及び張
力帯の厚さの縮小量が大きく、そのためにブロック耐久
寿命も短く、また、ベルト走行時の騒音が大きく、さら
に、ベルト走行後の張力帯のクラックの数が非常に多い
ことが分かる。高負荷伝動用Vベルトのブロック及び帆
布の摩耗が多いのは、上側及び下側帆布に付着したゴム
成分に含まれるカーボンファイバがブロックの樹脂を摩
耗させる一方、ブロックが上側及び下側帆布表面を摺動
して摩耗させるためであると考えられる。そして、その
結果、ブロックの張力帯への係止力が低下して自由度が
高まり、それに起因してブロックの破損が生じ易くな
り、また、騒音が大きくなったものと考えられる。張力
帯のクラックが多いのは、上側及び下側帆布に付着した
ゴム成分の熱劣化が進行したためであると考えられる。
成物が有機過酸化物により架橋するものである点を除い
て例1の帆布と同一であるが、高負荷伝動用Vベルトで
は、ベルト走行後の張力帯のクラックの数が例1の場合
に比べて若干少ないことが分かる。これは、例2の帆布
に付着したゴム成分が有機過酸化物架橋されたものであ
り、例1の帆布に付着した硫黄架橋されたゴム成分より
も耐熱性に優れるためであると考えられる。その他の炭
素鋼(S45C)及びブロックを形成する樹脂との摩擦
係数、歯付ベルト及び高負荷伝動用Vベルトの試験結果
は、例1の場合とほぼ同じである。高負荷伝動用Vベル
トでは、ベルト走行後のブロックの嵌合溝の隙間の拡大
量及び張力帯の厚さの縮小量が大きく、また、ブロック
耐久寿命も比較的短く、さらに、ベルト走行時の騒音が
大きいのは、例1の場合と同様、上側及び下側帆布に付
着したゴム成分に含まれるカーボンファイバがブロック
の樹脂を摩耗させ、ブロックが上側及び下側帆布を摩耗
させるためであると考えられる。
成物にカーボンファイバを混合せずに超高分子量のポリ
エチレン粉末を混合したものである点を除いて例1の帆
布と同一であるが、炭素鋼(S45C)及びブロックを
形成する樹脂それぞれとの摩擦係数が例1及び2のもの
よりも低く、歯付ベルトのベルト走行時の騒音も例1及
び2のものより若干低いことが分かる。これは、超高分
子量ポリエチレン粉末により帆布に潤滑性が付与された
ためであると考えられる。また、歯付ベルトでは、ベル
ト用帆布の摩耗量が例1及び2と同等であり、従ってベ
ルト歯耐久寿命も例1及び2と同等であり、高負荷伝動
用Vベルトでは、ブロックの摩耗による嵌合溝の拡大は
抑止されるものの、張力帯の厚みの縮小量が例1及び2
と同等であり、そのためブロック耐久寿命も、ベルト走
行時の騒音も例1及び2と同等であり、また、ベルト走
行後の張力帯のクラックの数が例1と同様に非常に多い
ことが分かる。歯付ベルト及び高負荷伝動用Vベルトの
帆布の摩耗量が多いのは、帆布に付着したポリエチレン
がH−NBR組成物と一体となっておらず、独立して脱
落するためであると考えられる。
リル酸亜鉛が添加されて強化されたH−NBR組成物で
形成されし、例4がカーボンファイバを混合しないもの
で、例5がカーボンファイバを混合したものである。炭
素鋼(S45C)及びブロックを形成する樹脂それぞれ
との摩擦係数が例4及び5のいずれも摩擦係数は、例4
が極めて高く、例5が例1〜3と同等であるのが分か
る。これは、例4の帆布に付着したゴム成分にはカーボ
ンファイバのような摺動材のようなものが含まれないた
めであると考えられる。また、歯付ベルトでは、摩耗量
が例1〜3と同等であり、従ってベルト歯耐久寿命も例
1〜3と同等となっている。さらに、高負荷伝動用Vベ
ルトでは、ブロックの摩耗による嵌合溝の拡大量及び張
力帯の摩耗による厚みの縮小量、ベルト走行時の騒音、
ブロック耐久寿命、張力帯へのクラックの発生数のいず
れもが例1〜3と同等であるのが分かる。
成物が有機過酸化物により架橋するものである点を除い
て例3の帆布と同一であるが、例3と同様に、炭素鋼
(S45C)及びブロックを形成する樹脂それぞれとの
摩擦係数が例1及び2より低く、歯付ベルトのベルト走
行時の騒音も例1及び2よりも低いことが分かる。ま
た、例3とは異なり、歯付ベルトでは、ベルト用帆布の
摩耗量が非常に少なく、そのためにベルト歯耐久寿命が
長く、高負荷伝動用Vベルトでは、ブロックの摩耗によ
る嵌合溝の拡大及び張力帯の摩耗による厚みの縮小のい
ずれもが抑えられてベルト走行前後の締め代の変化が極
めて小さく、そのためにベルト走行時の騒音が小さく、
また、ブロック耐久寿命が非常に長く、さらに、張力帯
へのクラックの発生数が極めて少ないということが分か
る。帆布の摩耗が少ないのは、ゴム処理液のH−NBR
組成物が有機過酸化物により架橋するものであり、H−
NBR組成物が架橋される際にポリエチレンが共架橋さ
れ、ポリエチレンが脱落不能にH−NBRと化学的に一
体となるためであると考えられる。
成物が超高分子量ポリエチレン粉末の混合されたもので
ある点を除いて例4の帆布と同一であるが、例4と比較
して、炭素鋼(S45C)及びブロックを形成する樹脂
それぞれとの摩擦係数が低く、歯付ベルトでは、ベルト
帆布の摩耗量が大幅に少なく、そのためにベルト歯耐久
寿命が大幅に長く、また、ベルト走行時の騒音が小さ
く、高負荷伝動用Vベルトでは、ブロックの摩耗による
嵌合溝の拡大及び張力帯の摩耗による厚みの縮小のいず
れもが小さいためにベルト走行前後の締め代の変化が小
さく、そのためにベルト走行時の騒音が小さく、また、
ブロック耐久寿命が2倍以上長く、さらに、張力帯への
クラックの発生数が大幅に少ないということが分かる。
したものであり、例1が例8に、例2が例9に、例3が
例10に、例4が例11に、例5が例12に、例6が例
13に及び例7が例14にそれぞれ対応しており、ベル
ト走行後の張力帯へのクラックの発生数がいずれも0で
あった点を除いては、上記例1〜7と同様の傾向の結果
であった。高負荷伝動用Vベルトでは、上側及び下側帆
布にアラミド繊維を用いた場合、ブロックの樹脂が摩耗
され易くなるので、上側及び下側帆布をそれぞれポリエ
チレン粉末を混合した有機過酸化物架橋系の未架橋H−
NBR組成物をMEKに溶解させたゴム処理液に浸漬処
理したものとする効果は極めて高いものとなるといえ
る。
トの斜視図である。
レイアウト図である。
レイアウト図である。
行試験機のレイアウト図である。
走行試験機のレイアウト図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 張力帯本体がゴム組成物で形成され且つ
上下面にそれぞれ上側帆布及び下側帆布が設けられたエ
ンドレスの張力帯と、該張力帯の長手方向に間隔をおい
て並ぶように各々が該張力帯に噛合して係止した複数の
ブロックとを備え、該複数のブロックのプーリへの摩擦
により動力を伝達するように構成された高負荷伝動用V
ベルトであって、 上記上側帆布及び下側帆布のうち少なくとも一方は、分
子量100万以上のポリエチレン粉末と、架橋剤として
の有機過酸化物とが混合された未架橋水素添加ニトリル
ゴム組成物を溶剤に溶解させたゴム処理液への浸漬処理
が施されてなることを特徴とする高負荷伝動用Vベル
ト。 - 【請求項2】 請求項1において、 上記ゴム処理液の未架橋水素添加ニトリルゴム組成物
は、メタクリル酸亜鉛及びアクリル酸亜鉛のうち少なく
とも一方が添加されていることを特徴とする高負荷伝動
用Vベルト。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001196917A JP3496830B2 (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 高負荷伝動用vベルト |
US10/166,249 US6942590B2 (en) | 2001-06-28 | 2002-06-11 | Belt fabric, and power transmission belt and high load power transmission V-belt using such a belt fabric |
FR0207953A FR2828257B1 (fr) | 2001-06-28 | 2002-06-26 | Tissu pour courroie et courroie de transmission de puissance et courroie trapezoidale de transmission de puissance sous charge elevee utilisant un tel tissu pour courroie |
DE10228992A DE10228992A1 (de) | 2001-06-28 | 2002-06-28 | Riemengewebe und Kraftübertragungsriemen und Hochbelastungskraftübertragungskeilriemen unter Verwendung eines solchen Riemengewebes |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001196917A JP3496830B2 (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 高負荷伝動用vベルト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003012818A JP2003012818A (ja) | 2003-01-15 |
JP3496830B2 true JP3496830B2 (ja) | 2004-02-16 |
Family
ID=19034634
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001196917A Expired - Fee Related JP3496830B2 (ja) | 2001-06-28 | 2001-06-28 | 高負荷伝動用vベルト |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6942590B2 (ja) |
JP (1) | JP3496830B2 (ja) |
DE (1) | DE10228992A1 (ja) |
FR (1) | FR2828257B1 (ja) |
Families Citing this family (61)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100491615C (zh) * | 2001-04-04 | 2009-05-27 | 哈伯西有限公司 | 具有带有两个织物层的织物的带 |
DE10307137A1 (de) * | 2003-02-20 | 2004-09-02 | Bayer Ag | Zusammensetzung |
JP4392406B2 (ja) * | 2003-02-28 | 2010-01-06 | ヤマハ発動機株式会社 | ベルト式連続無段変速装置、連続無段変速装置用シーブおよびベルト式連続無段変速装置を搭載した車両 |
JP3829133B2 (ja) * | 2003-10-27 | 2006-10-04 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト用ゴム組成物及び伝動ベルト |
JP2005155682A (ja) * | 2003-11-20 | 2005-06-16 | Bando Chem Ind Ltd | 伝動ベルト帆布用処理液、伝動ベルト用帆布及び伝動ベルト |
JP5028259B2 (ja) * | 2004-05-14 | 2012-09-19 | サートーマー・テクノロジー・カンパニー・インコーポレイテッド | 布をゴムに接着するための方法、処理した布、および布−ゴム複合体 |
DE102004025225A1 (de) * | 2004-05-22 | 2005-12-08 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Hochleistungs-Hybridkeilriemen |
JP2006123335A (ja) * | 2004-10-28 | 2006-05-18 | Tokai Rubber Ind Ltd | ゴム製品の製法およびそれにより得られたゴム製品 |
JP4749843B2 (ja) * | 2004-11-25 | 2011-08-17 | 三ツ星ベルト株式会社 | 歯付ベルト歯面の表面状態測定方法 |
JP4511913B2 (ja) * | 2004-12-08 | 2010-07-28 | 本田技研工業株式会社 | 金属ベルト用金属リングの自由状態径設定方法 |
US7683136B2 (en) * | 2005-06-16 | 2010-03-23 | VeyanceTechnologies, Inc. | Elastomeric compound |
US7695386B2 (en) * | 2005-06-16 | 2010-04-13 | Veyance Technologies, Inc. | Fabric treatment for reinforced elastomeric articles |
EP1977135B1 (en) * | 2006-01-19 | 2013-05-22 | DAYCO EUROPE S.r.l. | Toothed belt and timing control system |
WO2007110974A1 (ja) * | 2006-03-24 | 2007-10-04 | Bando Chemical Industries, Ltd. | 伝動ベルト |
JP2009041609A (ja) * | 2007-08-07 | 2009-02-26 | Bando Chem Ind Ltd | 高負荷伝動用vベルト |
US8312987B2 (en) * | 2008-01-16 | 2012-11-20 | The Gates Corporation | Belt monitoring systems and methods |
US9481962B2 (en) * | 2008-02-11 | 2016-11-01 | Veyance Technologies, Inc. | Method for treating textile material for use in reinforced elastomeric articles |
US8192315B2 (en) * | 2009-02-24 | 2012-06-05 | Dayco Products, Llc | V-ribbed belt having an outer surface with improved coefficient of friction |
JP5597545B2 (ja) * | 2009-10-13 | 2014-10-01 | ゲイツ・ユニッタ・アジア株式会社 | 歯付きベルト |
US10632740B2 (en) | 2010-04-23 | 2020-04-28 | Landa Corporation Ltd. | Digital printing process |
DE102010017782A1 (de) * | 2010-05-03 | 2011-11-03 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Kraftübertragungsriemen, insbesondere Zahnriemen |
US9822842B2 (en) | 2011-10-28 | 2017-11-21 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Friction drive belt and manufacturing method therefor |
KR102066303B1 (ko) | 2012-03-05 | 2020-01-14 | 란다 코퍼레이션 리미티드 | 잉크막 구조 |
US9643403B2 (en) | 2012-03-05 | 2017-05-09 | Landa Corporation Ltd. | Printing system |
US9498946B2 (en) | 2012-03-05 | 2016-11-22 | Landa Corporation Ltd. | Apparatus and method for control or monitoring of a printing system |
US10190012B2 (en) | 2012-03-05 | 2019-01-29 | Landa Corporation Ltd. | Treatment of release layer and inkjet ink formulations |
CN104245340B (zh) | 2012-03-05 | 2016-11-23 | 兰达公司 | 释放层的处理 |
AU2013229142B2 (en) | 2012-03-05 | 2017-02-02 | Landa Corporation Ltd. | Ink film constructions |
US10642198B2 (en) | 2012-03-05 | 2020-05-05 | Landa Corporation Ltd. | Intermediate transfer members for use with indirect printing systems and protonatable intermediate transfer members for use with indirect printing systems |
CN104220934B (zh) * | 2012-03-05 | 2018-04-06 | 兰达公司 | 印刷系统 |
JP6437312B2 (ja) | 2012-03-05 | 2018-12-12 | ランダ コーポレイション リミテッド | デジタル印刷プロセス |
US9902147B2 (en) | 2012-03-05 | 2018-02-27 | Landa Corporation Ltd. | Digital printing system |
WO2015036960A1 (en) | 2013-09-11 | 2015-03-19 | Landa Corporation Ltd. | Release layer treatment formulations |
US10434761B2 (en) | 2012-03-05 | 2019-10-08 | Landa Corporation Ltd. | Digital printing process |
EP2825486B1 (en) | 2012-03-15 | 2019-01-02 | Landa Corporation Ltd. | Endless flexible belt for a printing system |
DE112013001552T5 (de) * | 2012-03-19 | 2015-02-19 | Bando Chemical Industries, Ltd. | Keilriemen für hohe Lastübertragung |
WO2013140784A1 (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-26 | バンドー化学株式会社 | 高負荷伝動用vベルト |
DE102012105510A1 (de) * | 2012-06-25 | 2014-02-20 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Artikel, insbesondere Antriebsriemen, mit einer Textilauflage |
GB201401173D0 (en) | 2013-09-11 | 2014-03-12 | Landa Corp Ltd | Ink formulations and film constructions thereof |
US20180030226A1 (en) * | 2015-02-26 | 2018-02-01 | Mitsui Chemicals, Inc. | Prepregs and fiber-reinforced composite materials |
GB2536489B (en) | 2015-03-20 | 2018-08-29 | Landa Corporation Ltd | Indirect printing system |
SG10201909092SA (en) | 2015-03-31 | 2019-11-28 | Fisher & Paykel Healthcare Ltd | A user interface and system for supplying gases to an airway |
GB2537813A (en) | 2015-04-14 | 2016-11-02 | Landa Corp Ltd | Apparatus for threading an intermediate transfer member of a printing system |
GB201609463D0 (en) | 2016-05-30 | 2016-07-13 | Landa Labs 2012 Ltd | Method of manufacturing a multi-layer article |
JP7144328B2 (ja) | 2016-05-30 | 2022-09-29 | ランダ コーポレイション リミテッド | デジタル印刷処理 |
CN114569856A (zh) | 2016-08-11 | 2022-06-03 | 费雪派克医疗保健有限公司 | 可塌缩导管、患者接口和头戴具连接器 |
CN106185171B (zh) * | 2016-08-18 | 2018-07-10 | 青岛华夏橡胶工业有限公司 | 一种磁力输送带及磁力线性驱动装置 |
JP6932952B2 (ja) * | 2017-03-10 | 2021-09-08 | 日本ゼオン株式会社 | 複合体 |
EP3617548B1 (en) * | 2017-04-24 | 2022-04-13 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Toothed belt |
WO2019077489A1 (en) | 2017-10-19 | 2019-04-25 | Landa Corporation Ltd. | FLEXIBLE BELT WITHOUT END FOR A PRINTING SYSTEM |
JP7225230B2 (ja) | 2017-11-19 | 2023-02-20 | ランダ コーポレイション リミテッド | デジタル印刷システム |
US11511536B2 (en) | 2017-11-27 | 2022-11-29 | Landa Corporation Ltd. | Calibration of runout error in a digital printing system |
US11707943B2 (en) | 2017-12-06 | 2023-07-25 | Landa Corporation Ltd. | Method and apparatus for digital printing |
JP7273038B2 (ja) | 2017-12-07 | 2023-05-12 | ランダ コーポレイション リミテッド | デジタル印刷処理及び方法 |
CN117885446A (zh) | 2018-06-26 | 2024-04-16 | 兰达公司 | 数字印刷系统的中间传输构件 |
US10994528B1 (en) | 2018-08-02 | 2021-05-04 | Landa Corporation Ltd. | Digital printing system with flexible intermediate transfer member |
JP7246496B2 (ja) | 2018-10-08 | 2023-03-27 | ランダ コーポレイション リミテッド | 印刷システムおよび方法に関する摩擦低減手段 |
US11787170B2 (en) | 2018-12-24 | 2023-10-17 | Landa Corporation Ltd. | Digital printing system |
DE102019212056A1 (de) * | 2019-08-12 | 2021-02-18 | Contitech Antriebssysteme Gmbh | Schrägverzahnter Antriebsriemen |
JP2023505035A (ja) | 2019-11-25 | 2023-02-08 | ランダ コーポレイション リミテッド | Itm内部に埋め込まれた粒子によって吸収された赤外線放射を使用したデジタル印刷におけるインクの乾燥 |
US11321028B2 (en) | 2019-12-11 | 2022-05-03 | Landa Corporation Ltd. | Correcting registration errors in digital printing |
Family Cites Families (25)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3367827A (en) * | 1966-04-13 | 1968-02-06 | Du Pont | Adhesive bonding of alpha-olefin hydrocarbon copolymers by intermediate coating of copolymers of halogenated unsaturated hydrocarbons and ethylene |
ZA738857B (en) | 1972-12-08 | 1974-10-30 | Uniroyal Inc | Toothed belts and method of making same |
JPS5641750B2 (ja) * | 1973-09-27 | 1981-09-30 | ||
FR2254240A5 (ja) | 1973-11-21 | 1975-07-04 | Kleber Colombes | |
JPS5598971A (en) * | 1979-01-23 | 1980-07-28 | Seiren Co Ltd | Processing of air permeable waterproof fabric |
BE896737A (fr) * | 1982-06-01 | 1983-09-16 | Michelin & Cie Gen De S Ets Mi | Courroie de transmission de section trapezoidale |
JPH0784542B2 (ja) | 1986-12-04 | 1995-09-13 | 日本ゼオン株式会社 | 加硫性ゴム組成物 |
JPH0434252A (ja) * | 1990-05-29 | 1992-02-05 | Bando Chem Ind Ltd | 耐熱性歯付ベルト |
JP3030467B2 (ja) * | 1990-11-28 | 2000-04-10 | バンドー化学株式会社 | 水素化ニトリルゴム配合物と繊維との接着方法 |
JP2997721B2 (ja) | 1990-11-28 | 2000-01-11 | バンドー化学株式会社 | 水素化ニトリルゴム配合物と繊維との接着方法 |
JP3243829B2 (ja) | 1992-03-27 | 2002-01-07 | 日本ゼオン株式会社 | 加硫性ゴム組成物 |
JP2520343B2 (ja) | 1992-04-06 | 1996-07-31 | バンドー化学株式会社 | 伝動ベルト |
US5545097A (en) * | 1993-11-19 | 1996-08-13 | Mitsuboshi Belting Ltd. | Power transmission belt with facing fabric and method of forming the belt |
JPH07208557A (ja) * | 1994-01-13 | 1995-08-11 | Bando Chem Ind Ltd | 歯付ベルト |
JPH07208558A (ja) * | 1994-01-13 | 1995-08-11 | Bando Chem Ind Ltd | 歯付ベルト |
JP2842786B2 (ja) | 1994-03-16 | 1999-01-06 | 株式会社椿本チエイン | 歯付きベルト |
JP3128460B2 (ja) | 1995-02-10 | 2001-01-29 | ユニッタ株式会社 | 歯付ベルト |
JP2857083B2 (ja) * | 1995-07-13 | 1999-02-10 | バンドー化学株式会社 | 高負荷伝動用vベルト |
JPH09317829A (ja) | 1996-05-29 | 1997-12-12 | Mitsuboshi Belting Ltd | 高負荷伝動ベルト |
US5754931A (en) * | 1996-06-10 | 1998-05-19 | Reeves Brothers, Inc. | Digital printing blanket carass |
JPH1053957A (ja) * | 1996-08-06 | 1998-02-24 | Kuraray Co Ltd | 布帛の処理方法 |
JP2000266129A (ja) | 1999-03-15 | 2000-09-26 | Mitsuboshi Belting Ltd | 歯付ベルト |
GB2349113B (en) | 1999-04-21 | 2003-07-02 | Gates Corp | Wear resistant belts and a process for their manufacture |
JP2001280425A (ja) | 2000-03-29 | 2001-10-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | 伝動ベルト及びその製造方法 |
JP2003165645A (ja) * | 2001-11-30 | 2003-06-10 | Mitsuboshi Belting Ltd | 搬送ベルト及び搬送ベルト用ゴム組成物 |
-
2001
- 2001-06-28 JP JP2001196917A patent/JP3496830B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-06-11 US US10/166,249 patent/US6942590B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-26 FR FR0207953A patent/FR2828257B1/fr not_active Expired - Fee Related
- 2002-06-28 DE DE10228992A patent/DE10228992A1/de not_active Ceased
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE10228992A1 (de) | 2003-02-06 |
FR2828257A1 (fr) | 2003-02-07 |
JP2003012818A (ja) | 2003-01-15 |
FR2828257B1 (fr) | 2006-02-03 |
US6942590B2 (en) | 2005-09-13 |
US20030004025A1 (en) | 2003-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3496830B2 (ja) | 高負荷伝動用vベルト | |
EP1167814B1 (en) | Power transmission belt with fabric material on a surface thereof | |
US20050113200A1 (en) | Power transmission belt, toothed belt and high duty power transmission V belt | |
US6296588B1 (en) | High temperature flexible thermoplastic composites for endless belt driving surfaces | |
JP3441987B2 (ja) | 歯付きベルト | |
US6863761B2 (en) | Power transmission belt using stabilized open mesh textile material in overcord for enhanced rubber penetration | |
JP3025618B2 (ja) | 動力伝達ベルト、およびこの動力伝達ベルトに用いる心線と帆布 | |
JP4409664B2 (ja) | ゴムベルト | |
EP0892007B1 (en) | Processed fiber which is bondable to a rubber composition and a power transmission belt incorporating the processed fiber | |
JP2004535517A (ja) | 低伸び動力伝達ベルト | |
JPH10159908A (ja) | 帆布およびこの帆布を用いた歯付きベルト | |
US5545097A (en) | Power transmission belt with facing fabric and method of forming the belt | |
JP3468270B2 (ja) | 歯付きベルト | |
JP6157876B2 (ja) | 伝動ベルト | |
JP2828419B2 (ja) | ベルト用抗張体および伝動ベルト | |
JPS5965644A (ja) | 歯付ベルト | |
JP2001304343A (ja) | 歯付ベルト | |
JP7427551B2 (ja) | ベルト式無段変速装置用プーリおよびベルト式無段変速装置 | |
JP2001056043A (ja) | 歯付ベルト | |
WO2010023824A1 (ja) | 高負荷伝動用vベルト | |
JP2000310293A (ja) | 歯付ベルト | |
JP2000199181A (ja) | ゴム組成物分散用短繊維およびこれを用いた動力伝動ベルト | |
JP2001208137A (ja) | 歯付ベルト | |
JPH10213183A (ja) | 歯付ベルトおよびその製造方法 | |
JPH10318336A (ja) | はす歯歯付ベルトとその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071128 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101128 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111128 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121128 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131128 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |