JPH10318336A - はす歯歯付ベルトとその製造方法 - Google Patents

はす歯歯付ベルトとその製造方法

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JPH10318336A
JPH10318336A JP17536497A JP17536497A JPH10318336A JP H10318336 A JPH10318336 A JP H10318336A JP 17536497 A JP17536497 A JP 17536497A JP 17536497 A JP17536497 A JP 17536497A JP H10318336 A JPH10318336 A JP H10318336A
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JP
Japan
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tooth
toothed belt
belt
mold
formalin
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JP17536497A
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English (en)
Inventor
Akihiko Motozaki
昭彦 本▲崎▼
Hiroyuki Nishio
裕之 西尾
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Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 歯部表面からのゴム粉の飛散をなくし、走行
時の騒音を減少させ、スラスト力の発生を抑制して寿命
を改善したはす歯歯付ベルトとその製造方法を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 長さ方向に沿って配置した複数の歯部2
を長手方向に対して所定角度で配置させ、心線3を背部
4に埋設するとともに、上記歯部2の表面に歯布5を被
覆したはす歯歯付ベルト1である。このベルトの歯布5
には、レゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処
理し、歯部2のゴムを上記歯布5の開口部から露出させ
ないようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明ははす歯歯付ベルトと
その製造方法に係り、詳しくはプリンターのような事務
機、編み機等のように主として往復運動を行う駆動装置
に使用され、ベルトの端部を取付金具で接合して使用す
るはす歯歯付ベルトであって、歯部表面からのゴム粉の
飛散をなくし、走行時の騒音を減少させ、スラスト力の
発生を抑制して寿命を改善したはす歯歯付ベルトとその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】はす歯歯付ベルトは、プリンターのよう
な事務機や編み機等のように主として往復運動を行う駆
動装置に装着され、その端部を取付金具で接合してエン
ドレスベルトにしていた。この歯付ベルトの製造方法で
は、金型の軸に対して直角方向に配列した凸条部と凹条
部とを交互に有する円筒状金型を使用し、この金型の表
面に伸縮性を有するナイロン帆布からなるカバー帆布を
巻き、ガラスコードやアラミド繊維コードからなる心線
をスピニングし、そしてクロロプレンゴム、クロロスル
フォン化ポリエチレン(CSM)あるいはアクリロニト
リル−ブタジエン共重合体を水素添加して得られる水素
化ニトリルゴム(HNBR)からなる未加硫ゴムシート
を巻き付けた後、加硫して円筒状のスリーブを得、この
スリーブを軸に対してやや傾斜した状態でスパイラルに
連続して切断していた。この方法で得られた歯付ベルト
は、歯部や溝部が幅方向に対してやや傾斜したはす歯歯
付ベルトになっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、このはす歯
歯付ベルトを装着する往復運動の駆動装置では、使用す
るプーリはその軸方向に平行もしくは軸方向に対してや
や傾斜した歯部や溝部を有していた。このため、ベルト
歯部がプーリ溝部とのバックラッシュがなくなって、往
復運転時、従動軸の位置決め精度がよくなっていた。し
かし、噛み合う時には、ベルト歯部が常にこすれながら
プーリ溝部に噛み合っていくため、歯布にゴムが付着し
ていると、歯面より摩耗粉が飛散し、プリンター装置の
印字を乱すことがあった。
【0004】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、歯部表面からのゴム粉の飛散をなくし、走行時
の騒音を減少させ、スラスト力の発生を抑制して寿命を
改善したはす歯歯付ベルトとその製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本願の請求項1記
載の発明では、長さ方向に沿って配置した複数の歯部を
長手方向に対して所定角度で配置させ、心線を背部に埋
設するとともに、上記歯部の表面に歯布を被覆したはす
歯歯付ベルトにおいて、前記歯布にはレゾルシン−ホル
マリン−ラテックス液のみで処理し、歯部のゴムを上記
歯布の開口部から露出させないようにしたはす歯歯付ベ
ルトにあり、歯布の開口部が小さくしかも拡大しにくく
なって歯部のゴムが表面から露出せず、ゴム粉の飛散を
防止することができる。また、歯部表面に付着したRF
L液の固形分が表面の摩擦係数を低下させて、ベルト駆
動時の騒音を減少させる。
【0006】本願の請求項2記載の発明では、歯布に対
するレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液の固形分付
着量が、30〜50重量%であるはす歯歯付ベルトにあ
る。
【0007】本願の請求項3記載の発明では、軸方向に
対して所定角度で傾斜して配列した凸条部と凹条部とを
交互に有する円筒状のはす歯金型を使用し、この金型の
表面にレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液のみで処
理し、歯布に対するレゾルシン−ホルマリン−ラテック
ス液の固形分付着量が30〜50重量%であるた伸縮性
を有する歯布をその綾線が金型の凸条部の傾斜方向と反
対方向になるように巻き付け、心線を上記凸条部の傾斜
方向に対して90度以上の角度でスピニングし、そして
未加硫ゴムシートを巻き付けた後、加硫して歯部と溝部
を交互に有するスリーブを得、このスリーブをスパイラ
ルに連続して切断したはす歯歯付ベルトの製造方法にあ
り、ゴム粉の飛散を防止することができる。また、歯部
表面に付着したRFL液の固形分が表面の摩擦係数を低
下させて、スラスト力の発生を抑制してベルト駆動時の
騒音を減少させ、また歯形を精度よく出現させることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る歯付ベルトの
平面図、図2は図1の正面図であり、はす歯歯付ベルト
1はベルト長手方向に沿って複数の歯部2と心線3を埋
設した背部4とからなり、上記歯部2の表面には歯布5
が貼着されている。歯部2はベルトの長手方向に対して
角度αとして90°〜95°の範囲で配置している。
【0009】前記歯部2及び背部4に使用される原料ゴ
ムは、水素化ニトリルゴムを始めとして、クロロプレン
ゴム、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、アル
キル化クロロスルホン化ポリエチレン(ACSM)など
の耐熱老化性の改善されたゴムや、天然ゴム、スチレン
ブタジエンゴム、ニトリルゴム等が使用される。上記ゴ
ムの中には配合剤として、カーボンブラック、亜鉛華、
ステアリン酸、可塑剤、老化防止剤等が添加され、また
加硫剤として硫黄、有機過酸化物があるが、これらの配
合剤や加硫剤は、特に制限されない。
【0010】上記心線3としては、Eガラスまたは高強
度ガラスの5〜9μmのフィラメントを撚り合わせたも
のを、ゴムコンパウンドからなる保護剤あるいは接着剤
であるRFL液等で処理されたものである。また、有機
繊維としては応力に対して伸びが小さく、引張強度が大
きいパラ系アラミド繊維(商品名:ケブラー、テクノー
ラ)の0.5〜2.5デニールのフィラメントを撚り合
わせ、RFL液、エポキシ溶液、イソシアネート溶液と
ゴムコンパウンドとの接着剤で処理された撚りコードが
使用される。しかし、本発明ではこれらに限定されるこ
とはない。
【0011】歯布5として用いられる歯布は、6ナイロ
ン、66ナイロン、ポリエステル、アラミド繊維等であ
って、単独あるいは混合されたものであってもよい。歯
布5の経糸7(ベルト幅方向)や緯糸6(ベルト長さ方
向)の構成も前記繊維のフィラメント糸または紡績糸で
あり、織構成も平織物、綾織物、朱子織物でいずれでも
よいが綾織物が好ましい。なお、緯糸には伸縮性を有す
るウレタン弾性糸を一部使用するのが好ましい。
【0012】そして、上記歯布5は、RFL液によって
のみ処理され、RFL液が乾燥して得られたRFL液の
固形分付着量が30〜50重量%になっている。上記R
FL液の固形分は、RFの樹脂とラテックスの固形分か
らなっている。このRFL液は、レゾルシンとホルマリ
ンとの初期縮合物をラテックスに混合したものであり、
レゾルシンとホルマリンとのモル比は1対1〜3であ
る。また、レゾルシンとホルマリンとの初期縮合物とラ
テックスとの重量%比は、1対1〜10である。ここで
使用するラテックスとしてはスチレン−ブタジエン−ビ
ニルピリジン三元共重合体、水素化ニトリルゴム、クロ
ロスルフォン化ポリエチレン、エピクロルヒドリンなど
のラテックスである。
【0013】上記歯布5の具体的な処理方法としては、
歯布をRFL液に浸漬し、一対のロールにより絞り圧約
0.3〜0.8kgf/cm(ゲージ圧)でディップ処
理を行って乾燥した後、更に同様にRFL液を行って、
歯布に付着するRFL液の固形分付着量を30〜50重
量%に調節した。尚、RFL液の固形分付着量が30重
量%未満では、歯布の経糸と緯糸の接触部が動きやすく
なって開口部が拡大し、これが歯部5のゴムを歯布の開
口部から歯部表面へ露出させることがある。また一方、
RFL液の固形分付着量が50重量%を超えると、固形
分付着量が多くなってベルトの歯部の形状が正確に出現
しなくなる問題がある。
【0014】図3〜図5は、本発明にかかるはす歯歯付
ベルトの製造工程を示す。図3に示すように使用する円
筒状のはす歯金型10は、軸方向12に対して角度αで
傾斜した凸条部13と凹条部14とが交互に配置されて
いる。角度αはα=sin-1(W/L)(Wはベルトの
幅、Lは金型歯数×単一ピッチ)で表示され、通常0.
16〜3度である。この角度が0.16度(約10分)
未満になると、得られるベルトが歯になってスラスト力
が発生しやすくなり、一方3度を越えると、歯数の大き
い長いベルトを得ることが困難になる。
【0015】この金型10の表面に伸縮性を有する6.
6ナイロン、アラミド繊維から綾織りの歯布5を巻き付
けるが、この場合歯布5の綾線6方向が金型の凸条部1
3の傾斜方向と反対方向になるように巻き付けることが
必要である。この綾線6方向と金型の凸条部13との傾
斜角度ηは、20〜60度である。
【0016】続いて、コードからなる心線3をスピニン
グするが、このスピニング角度γは上記凸条部13の傾
斜方向に対して90°以上、好ましくは91〜95度で
ある。
【0017】未加硫ゴムシート7を巻き付けた後、織物
あるいは不織布からなる脱気部材18を巻き付けて成形
を終える。
【0018】そして、加硫済のゴムジャケットを前記金
型10に嵌入した後、加硫缶に投入し、通常の条件下
(例えば、153°Cで30分)で加硫を終えると、金
型10から加硫スリーブ19を取り除く。このようにし
て得られた加硫スリーブ19は、歯部20がはす歯にな
っている。
【0019】そして、図5に示すように、加硫スリーブ
19を駆動軸と従動軸にそれぞれ装着したフランジ付き
プーリ21、22とカッター刃23とからなる通常の切
断機に取り付けて、加硫スリーブ19を走行させ、カッ
ター刃23を加硫スリーブ19の歯部20の長手方向に
対してほぼ直角の角度βになる方向に配置して、走行中
の加硫スリーブ19を切断線24でスパイラルに連続に
切断して、端部を持ったはす歯歯付ベルト1を得る。こ
のベルト1は所定の歯数を有する長さに自由に切断され
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明のはす歯歯付ベルトを、往復運
動する駆動装置に取り付けて走行させた場合の騒音結果
と走行後のゴム粉の飛散は以下に示す。 実施例1〜3、比較例1 140デニールの66ナイロンからなる経糸と280デ
ニールの66ナイロンと140デニールのウレタン弾性
糸からなる緯糸で、経糸密度180( 本/5cm)で緯
糸密度160( 本/5cm)で綾織歯布に製織した後、
織物を水中で振動を与えて製織時の幅の約1/2幅まで
収縮させた後、歯布をRFL液〔レゾルシン10重量
部、ホルマリン(37%)15重量部、苛性ソーダ1重
量部、VPラテックス(40%)400重量部、CRラ
テックス(50%)400重量部、水1000重量部〕
に浸漬し、一対のロールに0.5kgf/cm(ゲージ
圧)で絞った後、乾燥し、更にこの処理済の歯布を同じ
RFL液に浸漬し、同様の絞り圧で絞った後、乾燥し、
RFL液の固形分付着量が所定重量になる歯布とした。
尚、RFL液の固形分付着量は〔処理後の歯布重量−未
処理の歯布重量〕/〔未処理の歯布重量〕×100
(%)により求めた。
【0021】次に、心線として、素線径約9μのガラス
繊維フィラメントを束ねてストランドを形成し、このス
トランドをRFL液に浸漬し、250°Cで2分間乾燥
後、4.0回/10cmの撚り数にした約600本のフ
ィラメントからなるコードである。このコードの径は約
0.3mmφである。
【0022】また、未加硫ゴムシートには、クロロプレ
ンを原料ゴムとしたゴム組成物を用いた。
【0023】以上のような材料を用いて、前記本発明の
方法によりはす歯歯付ベルトを得た。この場合、はす歯
金型の凸条部が軸に対して傾斜した角度αは1.43度
で、金型の凸条部数は300であり、この綾線方向と金
型の凸条部との傾斜角度ηは36.60度、スピニング
角度γは91.09度、加硫スリーブの切断角度βは9
0.07度であった。得られたベルトは、ベルトの歯
型:MXL、歯数:150、ベルト幅:6.4mm、歯
ピッチ:2.032mmであった。成形後のベルト歯部
の形状は良好であり、また成形後のベルト歯部表面に
は、ゴムが歯布の開口部から露出しておらず、しかも付
着していなかった。
【0024】このようにして得たオープンエンド歯付ベ
ルトの両端部を取付金具によってエンドレスベルトに仕
上げた後、フランジ付き駆動プーリ(30歯)とフラン
ジ付き従動プーリ(30歯)との間に取り付け、駆動プ
ーリを3回回転した後、反対方向に3回回転させて駆動
プーリと従動プーリとの間を往復運動させ、マイクを駆
動プーリの前10mmに設置して、音圧を測定した。
【0025】また、ベルトを駆動プーリ(歯数18)と
従動プーリ(歯数90)からなる2軸走行試験に取り付
け、25°Cの雰囲気環境温度で駆動プーリの回転数
9,000rpm、従動プーリに負荷66.2W、ベル
ト初張力1.0kgで30時間走行させた。30時間走
行後のベルト歯部表面から飛散したゴム粉の有無を目視
によって調べた。これらの結果を表1に示す。
【0026】
【表1】
【0027】このように本発明方法によって得たはす歯
歯付ベルトは、スラスト力が発生せずプーリのフランジ
に当接することがないために、走行時の騒音が減少し、
しかも歯形精度も良好で、また走行後のゴム粉の飛散は
確認されなかった。しかし、比較例では、RFL液の固
形分の付着量が多くなると、歯布が固くなり過ぎて、歯
形の外形が精度よく出現しなくなった。
【0028】
【発明の効果】以上のように本願の請求項記載の発明で
は、長さ方向に沿って配置した複数の歯部を長手方向に
対して所定角度で配置させ、心線を背部に埋設するとと
もに、上記歯部の表面に歯布を被覆した特有のはす歯歯
付ベルトにおいて、前記歯布にはレゾルシン−ホルマリ
ン−ラテックス液のみで処理し、歯部のゴムを上記歯布
の開口部から露出させないようにしたはす歯歯付ベルト
にあり、歯布の開口部が小さくしかも拡大しにくくなっ
て歯部のゴムが表面から露出せず、ゴム粉の飛散を防止
することができる。また、歯部表面に付着したRFL液
の固形分が表面の摩擦係数を低下させて、ベルト駆動時
の騒音を減少させる効果がある。
【0029】また、本願の請求項3記載の発明では、軸
方向に対して所定角度で傾斜して配列した凸条部と凹条
部とを交互に有する円筒状のはす歯金型を使用し、この
金型の表面にレゾルシン−ホルマリン−ラテックス液の
みで処理し、歯布に対するレゾルシン−ホルマリン−ラ
テックス液の固形分付着量が30〜50重量%であるた
伸縮性を有する歯布をその綾線が金型の凸条部の傾斜方
向と反対方向になるように巻き付け、心線を上記凸条部
の傾斜方向に対して90度以上の角度でスピニングし、
そして未加硫ゴムシートを巻き付けた後、加硫して歯部
と溝部を交互に有するスリーブを得、このスリーブをス
パイラルに連続して切断したはす歯歯付ベルトの製造方
法にあり、ゴム粉の飛散を防止することができる。ま
た、歯部表面に付着したRFL液の固形分が表面の摩擦
係数を低下させて、スラスト力の発生を抑制してベルト
駆動時の騒音を減少させ、また歯形を精度よく出現させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるはす歯歯付ベルトの一部切り欠
き平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明の製造方法において使用するはす歯金型
の平面図である。
【図4】本発明のはす歯歯付ベルトの成形工程を示す図
である。
【図5】加硫スリーブをカッターによってスパイラルに
切断する工程を示す図である。
【符号の説明】
1 はす歯歯付ベルト 2 歯部 3 心線 4 背部 5 歯布 10 はす歯金型 13 凸条部 14 凹条部 19 加硫スリーブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に沿って配置した複数の歯部を
    長手方向に対して所定角度で配置させ、心線を背部に埋
    設するとともに、上記歯部の表面に歯布を被覆したはす
    歯歯付ベルトにおいて、前記歯布にはレゾルシン−ホル
    マリン−ラテックス液のみで処理し、歯部のゴムを上記
    歯布の開口部から露出させないようにしたことを特徴と
    するはす歯歯付ベルト。
  2. 【請求項2】 歯布に対するレゾルシン−ホルマリン−
    ラテックス液の固形分付着量が、30〜50重量%であ
    る請求項1記載のはす歯歯付ベルト。
  3. 【請求項3】 軸方向に対して所定角度で傾斜して配列
    した凸条部と凹条部とを交互に有する円筒状のはす歯金
    型を使用し、この金型の表面にレゾルシン−ホルマリン
    −ラテックス液のみで処理し、歯布に対するレゾルシン
    −ホルマリン−ラテックス液の固形分付着量が30〜5
    0重量%であるた伸縮性を有する歯布をその綾線が金型
    の凸条部の傾斜方向と反対方向になるように巻き付け、
    心線を上記凸条部の傾斜方向に対して90度以上の角度
    でスピニングし、そして未加硫ゴムシートを巻き付けた
    後、加硫して歯部と溝部を交互に有するスリーブを得、
    このスリーブをスパイラルに連続して切断したことを特
    徴とするはす歯歯付ベルトの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10716912B2 (en) 2015-03-31 2020-07-21 Fisher & Paykel Healthcare Limited User interface and system for supplying gases to an airway
US11324908B2 (en) 2016-08-11 2022-05-10 Fisher & Paykel Healthcare Limited Collapsible conduit, patient interface and headgear connector

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