JP2005154726A - 潤滑油 - Google Patents
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Abstract
【構成】 一般式(1)で表されるジエステルを含有することを特徴とする潤滑油。
[式中、R1は炭素数4〜9の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基をの除いて形成される残基又は炭素数4〜18の脂肪族飽和直鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基を表す。R2は炭素数4〜9の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基を表す。A1は直鎖状又は、1個若しくは2個の分枝鎖を有する炭素数2〜10の脂肪族二価アルコールから2個の水酸基を除いて形成される残基を表す。但し、A1が2個の分岐を有する場合、2個の分岐は同一の炭素原子に結合していないものとする。]
Description
で表されるジエステルを含有することを特徴とする潤滑油。
で表されるジエステルを含有する上記項1〜11のいずれかに記載の潤滑油。
A2が、3−メチル−1,5−ペンタンジオールから2個の水酸基を除いて形成される残基である上記項12に記載の潤滑油。
(1)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種であるか、又は、(2)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種と有機酸エステルの混合物であり、該有機酸エステルが、
(i)アジピン酸、アゼライン酸又はセバシン酸と炭素数8〜13の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、
(ii)ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン又はペンタエリスリトールと炭素数5〜10の直鎖状脂肪酸及び炭素数5〜10の分岐鎖状脂肪酸からなる群から選ばれる少なくとも一種とのフルエステル、又は、
(iii)上記(i)及び(ii)の混合物、
である上記項19に記載の潤滑油。
(i)n−ドデカン酸又はn−テトラデカン酸と炭素数8〜10の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのエステル、
(ii)アジピン酸、アゼライン酸又はセバシン酸と炭素数8〜13の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、並びに
(iii)ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン又はペンタエリスリトールと、炭素数5〜10の直鎖状脂肪酸及び炭素数5〜10の分岐鎖状脂肪酸からなる群から選ばれる少なくとも一種とのフルエステル、
からなる群から選ばれる少なくとも1種である上記項21に記載の潤滑油。
(ii)炭素数4〜9の飽和脂肪族分岐鎖状モノカルボン酸及び炭素数4〜18の飽和脂肪族直鎖状モノカルボン酸(a2)成分、及び
(B)直鎖状又は、1個若しくは2個の分枝を有する炭素数2〜10の脂肪族ジオール
をエステル化反応に供することによって得られ、該エステル化の際に(即ち、エステル化反応の開始時に)(a1)成分と(a2)成分のモル比が(a1):(a2)=100:0〜10:90であり、(B)成分1当量に対して(A)成分を2.01〜2.05当量用いてエステル化した脂肪族二価アルコールのジエステルの少なくとも1種を含有する潤滑油。
本エステルに係る脂肪族飽和モノカルボン酸(A)成分としては、炭素数4〜9、好ましくは炭素数8〜9、特に好ましくは炭素数9の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸(a1)成分と、炭素数4〜18、好ましくは炭素数4〜12、さらに好ましくは炭素数7〜10、特に好ましくは炭素数9〜10の脂肪族モノカルボン酸(a2)成分である。
本エステルの製造に使用する脂肪族二価アルコール(B)成分は、下記一般式(2)で表される炭素数2〜10の直鎖状又は、炭素数3〜10の1個若しくは2個の分枝を有する脂肪族二価アルコールである。
エステル化に際して、使用する酸成分の(a1)成分と(a2)成分の使用比率は、(a1)成分:(a2)成分のモル比が、100:0〜10:90の範囲である。得られるジエステルの耐熱性及び低温流動性に優れる点で、(a1)成分:(a2)成分のモル比が、70:30〜30:70が好ましく、低温流動性及び金属適合性に優れる点で、(a1)成分:(a2)成分のモル比が、100:0〜50:50が好ましい範囲として推奨される。
本エステルは、上記の製造方法に従って得られたジエステルであり、一般式(1)で表される化合物単独、又は、一般式(1)で表される化合物と一般式(2)で表される化合物との混合物である。本エステルの製造の際に、(A)成分として(a1)成分単独を用いた場合には、一般式(1)で表される化合物(より具体的には、下記(e1)で表されるジエステル)として得られる。また、(A)成分として、(a1)成分と(a2)成分との混合物を用いた場合には、一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物(より、具体的には、下記(e1)、(e2)及び(e3)の混合物)として得られる。
かくして得られる本エステルの中でも(A)成分が(a1)成分単独であって、該(a1)成分が炭素数7〜9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボン酸の少なくとも1種単独、具体的には、イソヘプタン酸、イソオクタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノカルボン酸を用い、(B)成分として炭素数4〜9の脂肪族二価アルコール具体的には、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,4−ブタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,5−ヘキサンジオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール及び2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールからなる群より選ばれる少なくとも1種の二価アルコールを用いて得られる本エステルは、非常に優れた低温流動性を有し、金属適合性に優れる点で推奨される。
本エステルの中でも、(A)成分が(a1)成分及び(a2)成分からなる混合モノカルボン酸であり、(a1)成分として炭素数7〜10の脂肪族直鎖状モノカルボン酸の少なくとも1種、具体的にはn−ヘプタン酸、n−オクタン酸、n−ノナン酸及びn−デカン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノカルボン酸、(a2)成分として炭素数7〜9の脂肪族分岐鎖状飽和モノカルボンの少なくとも1種、具体的には、イソヘプタン酸、イソオクタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種のモノカルボン酸である混合モノカルボン酸を用い、(B)成分として炭素数4〜9の脂肪族二価アルコール、具体的には、2−メチル−1,3−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、2−メチル−1,4−ブタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2−メチル−1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール及び1,5−ヘキサンジオールからなる群から選ばれる少なくとも1種の二価アルコールを用いて得られるエステルは、高い粘度指数、良好な耐熱性及び低温流動性を有する点で推奨される。
本発明の潤滑油は、本エステルを潤滑油基油として含む潤滑油であるか、または、本エステルと他の基油(以下「併用基油」という)との混合物を潤滑油基油として含む潤滑油であり、該潤滑油基油に対して、本エステルを、10〜100重量%、好ましくは20〜100重量%、より好ましくは80〜100重量%含有する。換言すると、併用基油は、該潤滑油基油に対して、90重量%以下、好ましくは80重量%以下、更に好ましくは20重量%以下の量で含まれている。
特に、本エステルと併用基油との混合物を潤滑油基油とする場合、潤滑油基油(即ち、本エステル+併用基油)に対して、本エステルが10〜90重量%、好ましくは20〜80重量%含まれており、併用基油が10〜90重量%、好ましくは20〜80重量%含まれていることが推奨される。
本発明の自動車用潤滑油は、自動車の部品の潤滑に使用でき、特に、エンジン油、ギア油、自動変速機油、無段変速機油、ショックアブソーバー油、パワーステアリング油、アクティブサスペンション油など(以下、これらを総称して「自動車用潤滑油」という。)として好適である。
本発明の自動車用潤滑油においては、本エステル単独で使用してもよいが、一般には、他の潤滑油基油(併用基油)を使用するのが好ましい。かかる併用基油としては、鉱物油(石油の精製によって得られる炭化水素油)及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種が挙げられる。必要であれば、動植物油、本エステル以外の有機酸エステル、ポリアルキレングリコール、ポリビニルエーテル、ポリフェニルエーテル、アルキルフェニルエーテル及びシリコーン油よりなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物を更に併用することもできる。
(i)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種であるか、又は、
(ii)該鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種と、動植物油、本エステル以外の有機酸エステル、ポリアルキレングリコール、ポリビニルエーテル、ポリフェニルエーテル、アルキルフェニルエーテル及びシリコーン油よりなる群から選ばれる少なくとも1種との混合物である。
(1)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種であるか、又は、
(2)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種と有機酸エステルとの混合物であり、該有機酸エステルが、
(i)アジピン酸、アゼライン酸又はセバシン酸と炭素数8〜13の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、
(ii)ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン又はペンタエリスリトールと炭素数5〜10の直鎖状脂肪酸及び炭素数5〜10の分岐鎖状脂肪酸から選ばれる少なくとも1種とのフルエステル、又は、
(iii)上記(i)及び(ii)の混合物、
である。
本発明の自動車用潤滑油には、その性能を向上させるために、潤滑油基油(即ち、本エステル又は本エステル+併用基油)に加えて、酸化防止剤、金属清浄剤、無灰分散剤、油性剤、摩耗防止剤、極圧剤、金属不活性剤、防錆剤、粘度指数向上剤、流動点降下剤、消泡剤等の添加剤の少なくとも1種を適宜配合することも可能である。これらの配合量は、所定の効果を奏する限り特に限定されるものではないが、その具体的な例を以下に示す。
また、本発明の潤滑油は、軸受用潤滑油として用いることができる。軸受用潤滑油として用いる場合、本エステルを単独で使用することもでき、また、本エステルの他に併用基油を使用することもできる。併用基油の具体例としては、上記自動車用潤滑油の項で記載した併用基油が挙げられ、これら併用基油から選ばれる少なくとも1種の化合物を適宜併用することができる。
また、特に好ましいポリオールエステルとしては、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール又はジペンタエリスリトールと、炭素数4〜10の直鎖状及び/又は分岐鎖状の脂肪酸とのフルエステルが例示される。具体的には、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール若しくはジペンタエリスリトールからなる群より選ばれる少なくとも1種の多価アルコールと、n−ブタン酸、n−ペンタン酸、n−ヘキサン酸、n−ヘプタン酸、n−オクタン酸、n−ノナン酸、n−デカン酸、イソブタン酸、イソペンタン酸、イソヘキサン酸、イソヘプタン酸、イソオクタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸、イソデカン酸からなる群より選ばれる少なくとも1種の脂肪族モノカルボン酸から得られるフルエステルが例示される。
JIS−K−2501に準拠して測定した。
JIS−K−2283に準拠して、0℃、40℃、100℃における動粘度を測定した。
JIS−K−2283に準拠して算出した。
JIS−K−2269に準拠して流動点を測定した。
ガスクロマトグラフィー(GC)により行った。
揮発量
潤滑油の耐熱性試験は、通常、酸化防止剤などの添加剤を加えて行われる。本発明の実施例の潤滑油も比較例の潤滑油も同一の添加剤を配合して耐熱性試験を行った。
より詳しくは、実施例又は比較例の各々のエステルに対し、2,6−ジ−tert−ブチル−p−クレゾール0.5重量%を添加溶解させて潤滑油(以下、この組成のものを「添加油」という)を調製した。次いで、内径53mm、高さ56mmの50mLビーカーに上記添加油2gを入れ、200mLビーカーで蓋をした後、オーブン中160℃で24時間又は48時間加熱した。試験後、添加油の揮発量を測定した。添加油の揮発量(重量%)は下式により算出した。
潤滑油の揮発量=100×(Wo−W)/Wo
上記式中、Woは試験前の重量を示し、Wは試験後の重量を示す。
全酸価上昇値(ΔTAN)
前記の揮発量の測定に用いた、24時間又は48時間加熱試験後の潤滑油の全酸価を測定し、下式より、全酸価上昇値を求めた。
潤滑油の全酸価上昇値=TAN−TANo
上記式中、TANoは試験前の全酸価を示し、TANは加熱試験後の全酸価を表す。
実施例又は比較例のエステルを50mL共栓付試験管に約50mLを入れ、金属片(鉄、銅、鉛)を入れ、オーブン中90℃で14日間加熱した。試験後、濾過処理したエステルの全酸価を測定する。全酸価の上昇が少ないものほど金属から得られる適合性が良好である。また、試験片は下記のものを使用した。
鉄:針金(長さ40mm、径1.6mm)、表面を研磨紙(600番)で磨いた後に使用した。
銅:針金(長さ40mm、径1.6mm)、表面を研磨紙(600番)で磨いた後に使用した。
鉛:塊状鉛(約1g、ナカライテスク製品)
撹拌器、温度計、冷却管付き水分分留受器を備えた1リットルの四ツ口フラスコに2−エチルヘキサン酸587.5g(4.08モル)、3−メチル−1,5−ペンタンジオール236g(2モル)、キシレン(酸及びアルコールの総量に対し3重量%)及び触媒として酸化スズ(酸及びアルコールの総量に対し0.2重量%)を仕込み、窒素雰囲気下、減圧にて230℃まで昇温した。理論生成水量(72g)を目処にして留出してくる生成水を水分分留受器で除去しながらエステル化反応を約10時間行った。反応終了後、過剰の酸を蒸留により除去してエステル化粗物を得た。次いで、得られたエステル化粗物を反応終了後の全酸価に対して過剰の苛性ソーダ水溶液で中和後、中性になるまで水洗した。更に、得られたエステル化粗物を活性炭で処理後、濾過により活性炭を除去して3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(2−エチルヘキサノエート)693gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを212.4g(1.8モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりに3,5,5−トリメチルヘキサン酸580.2g(3.67モル)を使用した以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)681gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
2−エチルヘキサン酸の代わりにn−オクタン酸352.5g(2.45モル)及び2−エチルヘキサン酸235g(1.63モル)(n−オクタン酸:2−エチルヘキサン酸=60:40)を使用した以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−オクタン酸及び2−エチルヘキサン酸のジエステル688gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、2−エチルヘキサン酸及びn−オクタン酸とからなる混基エステル47.9重量%、3−メチル1,5−ペンタンジオール−ジ(2−エチルヘキサノエート)14.5重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−オクタノエート)37.6重量%であった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを188.8g(1.6モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−ノナン酸206.3g(1.31モル)及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸309.4g(1.96モル)(n−ノナン酸:3,5,5−トリメチルヘキサン酸=40:60)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−ノナン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸のジエステル579gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、3,5,5−トリメチルヘキサン酸及びn−ノナン酸からなる混基エステル48.1重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)37.3重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−ノナノエート)14.6重量%であった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを188.8g(1.6モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−ノナン酸309.4g(1.96モル)及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸206.3g(1.31モル)(n−ノナン酸:3,5,5−トリメチルヘキサン酸=60:40)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−ノナン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸のジエステル570gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、3,5,5−トリメチルヘキサン酸及びn−ノナン酸からなる混基エステル48.5重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)16.2重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−ノナノエート)35.3重量%であった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを188.8g(1.6モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−ノナン酸386.8g(2.45モル)及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸128.9g(0.82モル)(n−ノナン酸:3,5,5−トリメチルヘキサン酸=75:25)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−ノナン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸のジエステル583gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、3,5,5−トリメチルヘキサン酸及びn−ノナン酸からなる混基エステル37.1重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)5.8重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−ノナノエート)57.1重量%であった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを188.8g(1.6モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−ノナン酸412.6g(2.61モル)及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸103.1g(0.65モル)(n−ノナン酸:3,5,5−トリメチルヘキサン酸=80:20)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−ノナン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸のジエステル588gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、3,5,5−トリメチルヘキサン酸及びn−ノナン酸からなる混基エステル31.5重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)3.6重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−ノナノエート)64.9重量%であった。
製造例8
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを188.8g(1.6モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−デカン酸168.4g(0.98モル)及び2−エチルヘキサン酸329g(2.29モル)(n−デカン酸:2−エチルヘキサン酸=30:70)を使用した以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−デカン酸及び2−エチルヘキサン酸のジエステル569gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は、3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、2−エチルヘキサン酸及びn−デカン酸からなる混基エステル44.8重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(2−エチルヘキサノエート)45.5重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−デカノエート)9.7重量%であった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールを212.4g(1.8モル)とし、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−ヘプタン酸334.2g(2.57モル)及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸174.1g(1.10モル)(n−ヘプタン酸:3,5,5−トリメチルヘキサン酸=70:30)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、3−メチル−1,5−ペンタンジオールのn−ヘプタン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸のジエステル672gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。また、ジエステルの組成は3−メチル−1,5−ペンタンジオールと、3,5,5−トリメチルヘキサン酸及びn−ヘプタン酸からなる混基エステル41.0重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)7.6重量%、3−メチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(n−ヘプタノエート)51.4重量%であった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに2−メチル−1,4−ブタンジオール156g(1.5モル)、2−エチルヘキサン酸の代わりに3,5,5−トリメチルヘキサン酸483.5g(3.06モル)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、2−メチル−1,4−ブタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)535gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに1,3−ブタンジオール180g(2モル)、2−エチルヘキサン酸の代わりに3,5,5−トリメチルヘキサン酸644.6g(4.08モル)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、1,3−ブタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)688gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(協和発酵工業製、商品名「オクタンジオール」)219g(1.5モル)を使用し、反応時間を17時間とした以外は製造例1と同様の方法により、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール−ジ(2−エチルヘキサノエート)562gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに2−エチル−1,3−ヘキサンジオール(協和発酵工業製、商品名「オクタンジオール」)219g(1.5モル)、2−エチルヘキサン酸の代わりに3,5,5−トリメチルヘキサン酸483g(3.06モル)を使用し、反応時間を12時間とした以外は製造例1と同様の方法により、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)602gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール(協和発酵工業製、商品名「キョーワジオールPD−9」)240g(1.5モル)を使用した以外は製造例1と同様の方法により、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(2−エチルヘキサノエート)566gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール(協和発酵工業製、商品名「キョーワジオールPD−9」)240g(1.5モル)、2−エチルヘキサン酸の代わりに3,5,5−トリメチルヘキサン酸483g(3.06モル)を使用した以外は製造例1と同様の方法により、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール−ジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)607gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりに2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオール(協和発酵工業製、商品名「キョーワジオールPD−9」)240g(1.5モル)、2−エチルヘキサン酸587.5(4.08モル)gの代わりに2−エチルヘキサン酸352.5g(2.448モル)及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸96.7g(0.612モル)(2−エチルヘキサン酸:3,5,5−トリメチルヘキサン酸=80:20)を使用し、反応時間を10時間とした以外は製造例1と同様の方法により、2,4−ジエチル−1,5−ペンタンジオールと2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸から得られるエステル595gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりにネオペンチルグリコール208g(2モル)を使用した以外は製造例1と同様の方法により、ネオペンチルグリコールジ(2−エチルヘキサノエート)688gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりにネオペンチルグリコール156g(1.5モル)を、2−エチルヘキサン酸の代わりに3,5,5−トリメチルヘキサン酸483.5g(3.06モル)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法により、ネオペンチルグリコールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)533gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
3−メチル−1,5−ペンタンジオールの代わりにネオペンチルグリコール208g(2モル)を、2−エチルヘキサン酸の代わりにn−オクタン酸578.5g(4.08モル)を使用し、反応時間を6時間とした以外は製造例1と同様の方法によりネオペンチルグリコールジ(n−オクタノエート)673gを得た。得られたジエステルの全酸価は0.01mgKOH/gであった。
製造例17で得られたネオペンチルグリコールジ(2−エチルヘキサノエート)の動粘度、粘度指数、低温流動性試験、耐熱性試験及び金属適合性試験の結果を表1に示す。
製造例18で得られたネオペンチルグリコールジ(3,5,5−トリメチルヘキサノエート)の動粘度、粘度指数、低温流動性試験、耐熱性試験及び金属適合性試験の結果を表1に示す。
製造例19で得られたネオペンチルグリコールジ(n−オクタノエート)の動粘度、粘度指数、低温流動性試験、耐熱性試験及び金属適合性試験の結果を表1に示す。
Claims (23)
- 一般式(1)
で表されるジエステルを含有することを特徴とする潤滑油。 - R1が、炭素数4〜9の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基である請求項1に記載の潤滑油。
- R1が、炭素数7〜10の脂肪族飽和直鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基である請求項1に記載の潤滑油。
- R2が、2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸からなる群から選ばれる少なくとも一種の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基である請求項1又は2のいずれかに記載の潤滑油。
- R1及びR2が、2−エチルヘキサン酸及び3,5,5−トリメチルヘキサン酸からなる群から選ばれる少なくとも1種の脂肪族飽和分岐鎖状モノカルボン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基である請求項4に記載の潤滑油。
- R1が、n−ノナン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基であり、R2が3,5,5−トリメチルヘキサン酸からカルボキシル基を除いて形成される残基である請求項3に記載の潤滑油
- A1が、炭素数5〜9の脂肪族二価アルコールから2個の水酸基を除いて形成される残基である請求項1〜6のいずれかに記載の潤滑油。
- A1が、1個若しくは2個の分岐鎖を有する脂肪族二価アルコールから2個の水酸基を除いて形成される残基である請求項1〜7のいずれかに記載の潤滑油。
- A1が、1個の分枝鎖を有する脂肪族二価アルコールから2個の水酸基を除いて形成される残基である請求項8に記載の潤滑油。
- A1が、1個のメチル分枝を有する脂肪族二価アルコールから2個の水酸基を除いて形成される残基である請求項9に記載の潤滑油。
- A1が、3−メチル−1,5−ペンタンジオールから2個の水酸基を除いて形成される残基である請求項10に記載の潤滑油。
- A2が、3−メチル−1,5−ペンタンジオールから2個の水酸基を除いて形成される残基である請求項12に記載の潤滑油。
- 前記ジエステルの40℃における動粘度が6〜25mm2/sであり、粘度指数が100以上である請求項1〜13のいずれかに記載の潤滑油。
- 前記ジエステルの40℃における動粘度が6〜15mm2/sであり、粘度指数が130以上である請求項1〜13のいずれかに記載の潤滑油。
- 前記ジエステルの流動点が−40℃以下である請求項1〜15のいずれかに記載の潤滑油。
- 前記ジエステルの40℃における動粘度が6〜20mm2/sであり、粘度指数が100以上、流動点が−50℃以下である請求項1〜13のいずれかに記載の潤滑油。
- 前記ジエステルの40℃における動粘度が6〜13mm2/sであり、粘度指数が150以上、流動点が−40℃以下である請求項1〜13のいずれかに記載の潤滑油。
- エンジン油、ギヤ油、自動変速機油、無段変速機油、ショックアブゾーバー油、パワーステアリング油又はアクティブサスペンション油である請求項1〜18のいずれかに記載の潤滑油。
- さらに併用基油を含有しており、該併用基油が、
(1)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種であるか、又は、(2)鉱物油及び合成炭化水素油からなる群から選ばれる少なくとも1種と有機酸エステルの混合物であり、該有機酸エステルが、
(i)アジピン酸、アゼライン酸又はセバシン酸と炭素数8〜13の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、
(ii)ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン又はペンタエリスリトールと炭素数5〜10の直鎖状脂肪酸及び炭素数5〜10の分岐鎖状脂肪酸からなる群から選ばれる少なくとも一種とのフルエステル、又は、
(iii)上記(i)及び(ii)の混合物、
である請求項19に記載の潤滑油。 - 軸受用潤滑油である請求項1〜18のいずれかに記載の潤滑油。
- さらに、併用基油を含有しており、該併用基油が、
(i)n−ドデカン酸又はn−テトラデカン酸と炭素数8〜10の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのエステル、
(ii)アジピン酸、アゼライン酸又はセバシン酸と炭素数8〜13の脂肪族飽和分岐鎖状一価アルコールとのフルエステル、並びに
(iii)ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン又はペンタエリスリトールと、炭素数5〜10の直鎖状脂肪酸及び炭素数5〜10の分岐鎖状脂肪酸からなる群から選ばれる少なくとも一種とのフルエステル、
からなる群から選ばれる少なくとも1種である請求項21に記載の潤滑油。 - (A)(i)炭素数4〜9の飽和脂肪族分岐鎖状モノカルボン酸(a1)、又は、
(ii)炭素数4〜9の飽和脂肪族分岐鎖状モノカルボン酸(a1)及び炭素数4〜18の飽和脂肪族直鎖状モノカルボン酸(a2)、及び
(B)直鎖状又は、1個若しくは2個の分枝を有する炭素数2〜10の脂肪族ジオール
をエステル化反応に供することによって得られ、該エステル化の際に(即ち、エステル化反応の開始時に)(a1)成分と(a2)成分のモル比が(a1):(a2)=100:0〜10:90であり、(B)成分1当量に対して(A)成分を2.01〜2.05当量用いてエステル化した脂肪族二価アルコールのジエステルの少なくとも1種を含有する潤滑油。
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