JP2005153854A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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善樹 岩塚
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    • B60J3/00Antiglare equipment associated with windows or windscreens; Sun visors for vehicles
    • B60J3/02Antiglare equipment associated with windows or windscreens; Sun visors for vehicles adjustable in position
    • B60J3/0204Sun visors
    • B60J3/0278Sun visors structure of the body
    • B60J3/0282Sun visors structure of the body specially adapted for a courtesy mirror

Abstract

【課題】簡単な構成で、ミラーの角度をより広い角度範囲で調節できる車両用サンバイザを提供する。
【解決手段】車両用サンバイザ1は、サンバイザ本体10と、サンバイザ本体10に取り付けられるミラーユニット20とを備え、ミラーユニット20は、サンバイザ本体10に取り付けられて、取り付け面に沿って回動可能に設けられる回動取り付け体35と、ミラーを備え、回動取り付け体35に、回動取り付け体35の回動面に沿って延びる回動軸を中心に回動自在に連結されているミラー保持体22とを備える。このサンバイザのミラーは、独立した2方向で角度調節ができ、所望の反射角度への調節が容易である。特に、この2方向の成す角は直角であるため、操作しやすい。また、本発明に係る構成では、ミラー保持体22および回動取り付け体35は、それぞれ独立して単一の方向に回動できれば良く、構造が簡単である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ミラーを備える車両用サンバイザに関する。
ミラー、いわゆるバニティミラーが設けられている車両用サンバイザにおいて、ミラーの角度を調節する場合は、専らサンバイザ自体の角度を調節して行っている。しかしながら、サンバイザの回動軸は、上下方向への回動および左右方向への回動いずれにおいてもサンバイザの上端および左端または右端に位置しており、サンバイザの中央に設けられるミラーは、角度だけでなく位置も相当に変化するため、調整できる範囲は限定されている。また、サンバイザ全体は、ミラーに比較して大きく、ミラーの角度を調節するための操作としては煩雑である。
この問題を解決するため、サンバイザに対して移動可能に取り付けられたミラーを備える車両用サンバイザが公知である。例えば、角度調節を容易化するために、ボールジョイントを介してミラー保持体がサンバイザに取り付けられた車両用サンバイザが公知である(例えば、特許文献1〜3参照。)。
実開平3−110910号公報 実開平2−78412号公報 実開平2−64421号公報
近年、チャイルドシートの着用が進められるにつれて、前部座席から後部座席に据えつけたチャイルドシートに座る子供を簡単に確認したい、という要望が出てきた。このために、サンバイザのミラーを使用することが考えられるが、この場合、常にサンバイザを日よけとなる使用位置に配置しておかなければならず、視界が狭くなり、閉塞感がある。また、ボールジョイントなどで角度調節可能に設けられたミラーでは、ミラーの角度を変えられる範囲は、サンバイザの厚み等によって規制される限られた範囲である。
そこで本発明では、簡単な構成で、ミラーの角度をより広い角度範囲で調節できる車両用サンバイザを提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体に取り付けられるミラーユニットとを備える車両用サンバイザであって、前記ミラーユニットは、前記サンバイザ本体に取り付けられて、当該サンバイザ本体の取り付け面に沿って回動可能に設けられる回動取り付け体と、ミラーを備え、前記回動取り付け体に、回動取り付け体の回動面に沿って延びる回動軸を中心に回動自在に連結されているミラー保持体とを備え、前記ミラー保持体は、サンバイザ本体に沿って延びる収納位置とサンバイザ本体から任意の角度で突出する使用位置との間を移動可能であることを特徴とする、車両用サンバイザである。
第1発明によれば、ミラーは、ミラー保持体の回動取り付け体に対する回動によって、サンバイザ本体からの突出角度、すなわち上下方向の向きが調節され、回動取り付け体のサンバイザ本体に対する回動によって、サンバイザ本体から突出する向き、すなわち左右方向の向きが調節される。また、ミラー保持体の回動軸が、回動取り付け体の回動面に沿って延びており、ミラー保持体の回動方向と回動取り付け体の回動方向とが成す角は直角である。したがって、このサンバイザのミラーは、独立した2方向で角度調節ができ、所望の反射角度への調節が容易であり、特に、互いに成す角が直角となる2方向での調節になるため、操作しやすい。また、本発明に係る上記構成では、ミラー保持体および回動取り付け体は、それぞれ独立して単一の方向に回動できれば良く、構造が簡単である。
なお、本明細書においてサンバイザ本体のミラーユニットの取り付け面は、ミラー保持体が使用位置において突出する側の面である。
また、本発明の第2発明は、第1発明において、前記ミラーユニットは、前記サンバイザ本体が車室天井面に取り付けられて、車室天井面に沿う格納位置にあるときに、車室内面側を向く面に設けられていることを特徴とする、車両用サンバイザである。
第2発明では、サンバイザ本体を日よけに使用しない格納位置に配置して、ミラー保持体を使用位置まで回動させることにより、サンバイザ本体から下方に突出させることができる。したがって、車両用サンバイザによって視界が減少することを抑制して、ミラーユニットを用いて、所望の部位を見ることができるサンバイザとなっている。
また、本発明の第3発明は、第1又は2発明において、前記回動取り付け体とサンバイザ本体との間に、前記回動取り付け体をサンバイザ本体から突出する方向に付勢する摩擦増強体が配置されていることを特徴とする、車両用サンバイザである。
第3発明によれば、摩擦増強体により、回動取り付け体の回動運動に対してサンバイザ本体との間に所定の摩擦力が発生する。したがって、悪路走行時の車体の揺れやカーブ走行時の遠心力、あるいは、ミラー保持体の重力など、種々の負荷を受けてもより安定して回動取り付け体が所定の回動位置に保持されるサンバイザとなっている。
また、第4発明は、第1〜第3発明のいずれかにおいて、前記ミラー保持体の収納位置において、前記ミラーユニットが取り付けられた面と反対の面から前記ミラーが視認可能に形成されていることを特徴とする車両用サンバイザである。
第4発明によれば、ミラー保持体のミラーを、サンバイザ本体の格納位置および遮光位置の両方で使用することができる。したがって、日よけとしての利用の有無に関係なくミラーを用いたり、異なる用途、例えば、後部座席など車内確認用ミラーとしてだけでなく、通常のバニティミラーとしても使用したりすることができる。
第5発明は、第4発明において、前記サンバイザ本体に貫通穴が形成されて、前記ミラー保持体の収納位置において前記ミラーユニットが取り付けられた面と反対の面から前記ミラーが視認可能に形成されていることを特徴とする車両用サンバイザである。
第5発明によれば、貫通穴を通して、収納位置にあるミラー保持体のミラーを、ミラーユニット取り付け面と反対の面から見て使用することができ、ミラーを従来のバニティミラーと同様に使用することができる。
さらに、第6発明は、第4または第5発明において、前記ミラーユニット取り付け面と反対の面に、ミラーが視認される開位置とミラーが遮蔽される閉位置とに切り替え可能な蓋を備えることを特徴とする車両用サンバイザである。
第6発明によれば、ミラーユニット取り付け面と反対の面においてミラーを使用しない場合は、蓋を閉位置に配置することでミラーを遮蔽しておき、ミラーを視認したい場合のみ蓋を開位置に配置してミラーを使用できる。したがって、不要時に、ミラーを保護したり、ミラーに映る像や反射光などが乗員を煩わせることを防ぐことができる。
また、本発明の第7発明は、サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体に取り付けられるミラーユニットとを備える車両用サンバイザであって、前記ミラーユニットは、ミラーを備えるミラー保持体と、前記ミラー保持体が、前記ミラーに沿って延びる仮想面上に位置する回動軸によって回動自在に連結される回動取り付け体と、前記回動取り付け体を、前記ミラー保持体の回動軸に平行な面において回動可能に保持する保持回動体とを備え、前記回動取り付け体は、前記ミラー保持体の回動軸に平行な面において回動可能に前記サンバイザ本体に取り付けられ、前記ミラー保持体は、サンバイザ本体に沿って延びる収納位置と、サンバイザ本体から任意の角度で突出する使用位置との間を移動可能であり、前記保持回動体は、前記サンバイザ本体に平行な軸線回りに回動可能に、当該サンバイザ本体に取り付けられることを特徴とする車両用サンバイザである。
第7発明によれば、ミラーは、ミラー保持体の回動と、この回動方向に垂直な方向で回動する回動取り付け体の回動とによって、互いに直角を成す二方向で向き、角度の調節が可能であり、所望の反射角度への調節が容易である。さらに、回動取り付け体が、サンバイザ本体に平行な軸線回りにサンバイザ本体に対して回動する保持回動体に取り付けられているため、さらに、ミラーの角度、向きに合わせて位置をも調節することができるようになっている。なお、この形態においても保持体は、単一の方向における回動のみが可能な構成とすることができ、構造が簡単である。
本願発明によれば、簡単な構成で、ミラーの角度をより広い角度範囲で調節できる車両用サンバイザを提供することにより、乗員に所望の視覚情報を供与できるサンバイザが容易に得られる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。
図1に、本発明の一実施の形態に係る車両用サンバイザ1が、車室天井面3に取り付けられているようすを示す。図に示す車両用サンバイザ1は、助手席用であり、日よけとして使用しない格納位置に配置されている。車両用サンバイザ1は、取り付けブラケット6、支軸5、サンバイザ本体10、およびミラーユニット20を備える。
取り付けブラケット6および支軸5は、公知の構成である。支軸5は、ほぼ直角に屈曲する部分を有し、屈曲部分からより長く延びる長軸部分と、より短く延びる短軸部分(図1中紙面手前奥方向に伸びる)とを有する略L字状の部材である。支軸5の短軸部分の端部には取り付けブラケット6が、長軸部分にはサンバイザ本体10が、それぞれ取り付け部分の支軸5回りに回動可能に固定されている。サンバイザ本体10は、車室天井面3に沿う格納位置(図1の位置)と、フロントガラス4aに沿う遮光位置との間を、支軸5の長軸を中心に回動することによって移動可能に設けられており、図示しない公知の構成により、格納位置および遮光に適する所望の位置に安定に保持されるようになっている。取り付けブラケット6は、車室天井面3に、ねじ、ビス、クリップなど公知の方法で取り付け可能に形成されている。支軸5が、取り付けブラケット6に対して、すなわち車室に対して回動することにより、サンバイザ本体10が車室の左右方向に延びる位置と、サイドガラス4bに沿う位置との間を移動する。
サンバイザ本体10は、遮光する部分であり、ブロー成形、射出成形、発泡成形など公知のサンバイザ本体の成形方法によって成形される板状部分である。サンバイザ本体10は、ミラーユニット20を設置するために、サンバイザ本体10の表面から凹状に形成されたユニット受け12(図3,4参照)を備えている。ユニット受け12は、本実施形態では、図1に示す格納位置において車室内側、すなわち下側を向く面に形成されており、この面が取り付け面となっている。
なお、サンバイザ本体10は、公知のサンバイザ本体と同様、支軸5の軸線の延長上に延びるアシスト軸8を備えており、このアシスト軸8に対応する車室天井面3には、アシスト軸8を回動自在に係合するフック9が設けられている。
ユニット受け12は、ミラーユニット20の後述する回動取り付け体35を回動可能に保持できる構成であり、形状は特に限定されない。種々の形状である。本実施形態では、ユニット受け12は、その外周から内側に突出する弾性変形可能な爪部14を複数有している。爪部14は、ミラーユニット20が押し込まれると外側に弾性変形できるように形成されており、元の位置に戻ることで、ミラーユニット20に係合するようになっている。図3に示すように、本実施形態のユニット受け12は、回動取り付け体35の中央部に対向する底部16を有している。
ユニット受け12は、サンバイザ本体10に一体成形、あるいはサンバイザ本体10の芯材に一体成形、あるいは別体で成形して発泡成形時にインサートすること、あるいは、別体に成形して接着、溶着、係合など公知の方法により、サンバイザ本体10に一体化される。
ミラーユニット20は、ミラー、すなわち鏡を備える構造体で、サンバイザ本体10の表面に露出するように設けられている。以下、ミラーユニット20について、詳細に説明する。ミラーユニット20は、ミラー保持体22と、回動取り付け体35とを有する。
ミラー保持体22は、ミラー24とカバー26とを備え、回動取り付け体35に回動自在に取り付けられる部材であり、本実施形態では、全体が板状に形成されている。ミラー24は、図2に示すように、円板の中央部分を互いに平行な2つの切断線で切り出した形状に形成されており、互いに平行に延びる1組の対辺と、同一中心、同一半径を有する円弧よりなる1組の対辺とを有している。
カバー26は、ミラー24の外周および裏面全体を被覆している。カバー26は、ミラー24の一方の直線辺を被覆する部分の中央に、ミラー24の面方向で突出するように延長された被取り付け部28を備える。被取り付け部28には、ミラー24の直線辺に平行に延びる貫通路29が形成されている。
また、カバー26の被取り付け部28と反対の側の端縁には、係合凹部31が設けられている。係合凹部31は、カバー26の厚み方向の端面に形成された半球状の凹部であり、所定の間隔で2個設けられている。
回動取り付け体35は、ミラー保持体22が取り付けられるとともに、サンバイザ本体10に、サンバイザ本体10への取り付け面内で回動可能に取り付けられる部材である。図2,3に示すように、回動取り付け体35は、ユニット受け12に収容される大きさの、浅い有底円筒状に形成されている。また、有底円筒形部分の上端縁に沿って、半径方向で外側に延びるフランジ37が形成されている。フランジ37は、図3に示すようにサンバイザ本体10に取り付けられた状態で、サンバイザ本体10の表面に沿って伸びて、ミラーユニット20とサンバイザ本体10との接続部分を外側から被覆する。
本実施形態の回動取り付け体35は、ミラー保持体22を収容可能な収容部39を備えている。収容部39は、回動取り付け体35の筒形の内部に設けられており、ミラー保持体22の外形に沿い、且つ、ミラー保持体22の厚みにほぼ等しい深さを有する凹部に形成されている。なお、収容部39は、図2に示すように、ミラー保持体22の被取り付け部28と反対側に被取り付け部28と同様の形状に形成された延長凹部41を備えており、ミラー保持体22を収容部39から取り出すときに指を差し込めるようになっている。
ミラー保持体22の被取り付け部28に対応する収容部39の壁部39aには、被取り付け部28の貫通路29に対応する位置に貫通穴(図示しない)が形成されている。図2,3に示すように、この貫通穴と貫通路29とにピン51が挿入されて、ミラー保持体22は、回動取り付け体35に回動可能に取り付けられる。
ミラー保持体22の被取り付け部28に対応する収容部39の底部には、楕円状の凹部に形成された逃げ部43が形成されている。逃げ部43は、ミラー保持体22の被取り付け部28が底部49に衝突するのを回避する部分であり、図4に示すように、ミラー保持体22が使用位置まで回動することを許容する。
また、ミラー保持体22の係合凹部31に面する壁部39bには、係合凹部31に係合可能な半球状の係合凸部45が設けられている。
回動取り付け体35は、図3に示すように、筒形の外周面に沿って半径方向に突出する円環状の凸部に形成された取り付け部47を有する。取り付け部47は、サンバイザ本体10のユニット受け12の爪部14と嵌合することで抜け止めされるとともに、爪部14に嵌合した状態で、爪部14内をスライド自在となるように形成されている。
図3,4に示すように、回動取り付け体35の底部49とユニット受け12の底部16との間には、摩擦増強体55が配置されている。摩擦増強体55は、回動取り付け体35のサンバイザ本体10に対する回動における摩擦力を増大させる部材である。本実施形態では、摩擦増強体55は、発泡ウレタン樹脂より成る弾性体で形成されており、回動取り付け体35をサンバイザ本体10の外側に付勢している。この摩擦増強体55による付勢により、ユニット受け12と回動取り付け体35との間、より具体的には取り付け部47と爪部14との間の摩擦を増大させることができる。また、適宜、回動取り付け体35と摩擦増強体55との間および/または摩擦増強体55とユニット受け12との間において、回動取り付け体35の回動に対する摩擦力を発生させることができる。摩擦増強体55によって発生させる摩擦の程度は、ミラー保持体22の重みや一般的な車室の揺れや遠心力によって回動取り付け体35の角度位置が変化することを抑制できる程度、好ましくは阻止できる程度に大きく、回動取り付け体35を容易に回動させられる範囲である。
摩擦増強体55は、本実施形態のように弾性を有する部位を備えることが好ましく、スポンジ様の発泡樹脂の他、ゴム、コイルばねなど公知の弾性を有する材料によって構成することができ、例えば、摩擦表面に織り布を備える軟質ウレタン、ゴムなどを用いることも異音の低減して良好に摩擦力を発生させることができ、好ましい。また、摩擦増強体55は、回動取り付け体35とユニット受け12のどちらに対しても独立しているが、どちらか一方に接着など公知の手段によって固定されていても良い。
次に、この車両用サンバイザ1のミラーユニット20の使用方法について説明する。なお、車両用サンバイザ1のサンバイザ本体10は、公知の構成であり、公知のサンバイザと同様の方法により、フロントガラス側またはサイドガラス側の日よけとして使用可能であるため、その操作方法等の説明は省略する。
ミラーユニット20は、収納位置にあるときは、図1または図5に示すような外観であり、また、断面は図3の状態である。すなわち、ミラー保持体22は、回動取り付け体35の収容部39に収容された状態であり、突出していない。ミラー保持体22は、係合凹部31と回動取り付け体35の係合凸部45とが係合しており、収容位置に安定に保持されている。一方、回動取り付け体35は、どの回動位置にあっても良く、図1、図5に示す以外の任意の回動位置にあっても良い。
ミラーユニット20を使用するときは、適宜、回動取り付け体35を概ね好ましいと思われる回動位置に配置し、ミラー保持体22を使用位置まで回動させる。延長凹部41に指を入れてミラー保持体22の厚み部分に使用位置側に向かって力を加えることにより、係合凹部31と係合凸部45との係合を解除させることができ、ミラー保持体22を使用位置に移動させることができる。本実施形態では、ピン51と回動取り付け体35およびミラー保持体22の貫通路29との間の摩擦力により、所望の位置に保持可能とされている。したがって、図4に実線で示す完全に開いた位置のほか、仮想線で示す位置など任意の角度において保持させることができる。ミラー保持体22を開いた後、回動取り付け体35によって左右の角度を調整することにより、所望の部位をミラー越しに視認することができる。
例えば、自分の顔や服装などを確認したい場合は、回動取り付け体35は、図1に示す回動位置が好ましく、ミラー保持体22の角度を調節することで、ミラー24に映る部分の高さを調節する。また、例えば、後部座席や2列目の座席などの、特に斜め後ろに座る人を確認したい場合は、図1のように被取り付け部28が最下点に位置する回動位置よりも上方に回動させた位置に配置する。例えば、図1のように助手席に設けられた車両用サンバイザ1で運転席の後方の座席の乗員を確認しようとする場合は、図1の位置から被取り付け部28を少し図中左側に回動させた位置で、ミラー保持体22を使用位置に回動させて高さ調節し、さらに左右方向にも回動取り付け体35を回動させて調節する。
ミラー保持体22を収納位置に戻す場合は、ミラー保持体22全体を回動取り付け体35側に向かって押し、係合凸部45と係合凹部31とを係合させる。
この車両用サンバイザ1では、ミラーユニット20は、互いに異なる方向、具体的には直行する方向に回動又は回動する部材より構成されているため、ミラー24の角度調整が容易である。また、各部材は、それぞれ単一方向にのみ移動すればよいため、簡単な構成とすることができる。すなわち、本実施形態のミラーユニット20では、回動取り付け体35は、円形に形成されることで、取り付け部の嵌合構造を利用して回動自在に保持されている。したがって、回動のための軸部材など複雑な構成を必要としない。一方、ミラー保持体22は、ピン51で取り付けることによって簡単、且つ確実に回動自在に回動取り付け体35に取り付けられている。したがって、この車両用サンバイザ1は、簡単な構造で、且つ簡単な操作で容易に角度調整ができるミラーを備えるサンバイザになっている。
また、特に、ミラーユニット20は、サンバイザ本体10を格納位置に保持した状態で、所望の角度に調節できる。したがって、視界の減少が良好に抑制されており、使用しやすい。また、回動取り付け体35は、サンバイザ本体10の厚みなどに関係なく、より広い角度範囲で回動させることができるため、左右方向におけるミラー24の角度調節範囲がより広く確保されている。さらに、上下方向についても、サンバイザ本体10に対して取り付け面に沿う位置から突出する位置、例えば図4では、鈍角まで回動させることができるため、上下方向におけるミラー24の角度調節範囲がより広く確保されている。したがって、このミラーユニット20のミラー24は、より広い角度範囲の中で角度調節ができ、種々の部分が見やすい向きに、より良好に配置できる。さらに、本実施形態の車両用サンバイザ1では、ミラー保持体22の回動取り付け体35に対する回動によって、サンバイザ本体10からの突出角度、すなわち上下方向の向きが調節され、回動取り付け体35のサンバイザ本体10に対する回動によって、サンバイザ本体10から突出する向き、すなわち左右方向の向きが調節されるため、上下と左右という、人間にとって区別して認識しやすい方向ごとに調節できるため、操作しやすい。
なお、特に図示しないが、本発明の回動取り付け体35とミラー保持体22とを備え、さらに回動取り付け体35をミラー保持体22の回動軸に平行な面において回動可能に保持する保持回動体を有し、この保持回動体がサンバイザ本体10に、サンバイザ本体10に平行な軸線で回動するように取り付けられることによって、ミラーユニットが取り付けられている車両用サンバイザを提供することができる。この形態では、例えば、保持回動体は、上記実施形態のユニット受け部12と同様の構成によって回動取り付け体を保持し、また、適宜、摩擦増強体55が配置されていて良い。
このような保持回動体のサンバイザ本体10への取り付けの一形態について説明する。保持回動体には、保持回動体の中心を通る直線上に位置する回動軸を、保持回動体の対向する両外周面に設ける。一方、サンバイザ本体には、保持回動体を収容可能な孔部、または貫通孔を設け、この孔部又は貫通孔の深さ面に、保持回動体の回動軸を回動自在に保持可能な軸受け部を設ける。なお、適宜、軸受け部又は回動軸には、保持回動体がサンバイザ本体に対する所望の回動位置に保持されるような摩擦が発生する構成が付与される。
この形態では、ミラーの高さ位置を調節できる。また、保持回動体がサンバイザ本体10の両面に沿う位置に回動可能な形態では、サンバイザ本体が格納位置にあるときも、遮光する位置にあるときも、種々の方向にミラーの角度を調節して利用することができる。
本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、ミラーユニットは、サンバイザ本体が格納位置にあるときに車室内面を向く面に設けられる場合に限定されず、サンバイザ本体が遮光をする位置において車室内面を向く面に設けられても良い。この形態では、好ましくは、回動取り付け体の底部にもミラーを設けることにより、2つのミラーの反射を組み合わせることにより、後方の座席の乗員全体をよりはっきりと視認できることが期待される。
回動取り付け体は、全体が円形に形成される形態に限定されない。少なくとも、サンバイザ本体との組み付け部分が1つの円周上で接触する構成とされ、この部分がサンバイザ本体との取り付け面に沿って回動可能に設けられていれば良い。したがって、取り付け部は、円周形の接触面を有する形態に限定されず、1つの円周上に位置する複数の部分を有する形状でも良い。例えば、取り付け部は、ミラー保持体の収容部の底部より突出して形成される円柱状部分や単一円周上に位置する複数の突出片に形成されても良い。この形態では、収容部がサンバイザ本体の表面より突出して設けられ、ミラー保持体は、円形等に限定されず、所望の形状に形成され得る。また、これらの形態においては、ミラー保持体を収納位置に保持したまま、回動取り付け体をサンバイザ本体の取り付け面に沿って回動させることにより、サンバイザ本体の面内に位置する状態と、サンバイザ本体から突出する状態とに切り替えることができる。したがって、例えば、ミラー保持体が、サンバイザ本体の格納位置において車室内面を向く面に設けられている形態において、収納位置で回動取り付け体の回動によりサンバイザ本体の支軸と反対側の端縁から突出させることにより、サンバイザ本体を遮光位置に配置してバニティミラーとして使用することが可能である。
なお、回動取り付け体は、サンバイザ本体に、取り付け面に沿って回動自在に取り付けられる部分と、ミラー保持体22をこの回動方向に垂直な方向で回動自在に保持し得る部分を備えていれば良く、ミラー保持体の収容部を備えていなくても良いことは、もちろんである。
また、回動取り付け体は底部を備えなくても良く、この形態では、底部に対応する部分はサンバイザ本体を貫通する穴に形成されていても良い。この形態では、ミラー保持体が収容位置にあるときに、サンバイザ本体を遮光のための位置、例えば、フロントガラスに沿う位置に配置することにより、ミラーユニットが設けられている側と反対の側からミラーを見ることができる。したがって、収納位置のミラー保持体のミラーを通常のバニティミラーと同様に使用することができる。
摩擦増強体は、ユニット受けの底部と回動取り付け体の底部との間に設けられる形態に限定されない。例えば、取り付け部と爪部との間に設けられても良い。また、摩擦増強体は、弾性体に限定されず、サンバイザ本体又は回動取り付け体の少なくとも一方との間で、回動に対するより大きな摩擦力を発生させられる部材であればよい。したがって、例えば、サンバイザ本体と回動取り付け体との間に配置される粗面を備える部材であっても良い。また、取り付け部に、爪部との嵌合で必要とされる厚みよりも大きい厚みに形成するなど、摩擦増強体を設けることなく所望の摩擦力を発生させる構成にしても良いことは、もちろんである。
図6〜8に、本発明の別の実施形態に係る車両用サンバイザとして、サンバイザ本体が貫通穴を有し、摩擦増強体が非弾性体よりなる例を示す。この車両用サンバイザ61は、図8に示すように、図1に示す車両用サンバイザ1と同様の取り付けブラケット6および支軸5を備え、さらに、サンバイザ本体63とミラーユニット70とを備える。サンバイザ本体63は、図6に示すように、中央に円形の貫通穴65を備えている他は、図1に示す実施形態と同様である。
ミラーユニット70は、ミラー保持体71と、回動取り付け体73と、蓋75とを備える。本実施形態では、ミラーユニット71は、ユニット受けを介さず、直接サンバイザ本体63に取り付けられる。
ミラー保持体71は、カバー83とミラー81とを備え、上記実施形態とほぼ同様である。ミラー81は、図6に示すように、円板の中央部分を互いに平行な2つの切断線で切り出した形状に形成されており、互いに平行に延びる1組の対辺と、同一中心、同一半径を有する円弧よりなる1組の対辺とを有している。また、カバー83は、図6に示すように、ミラー81の外周および裏面全体を被覆し、ミラー81の一方の直線辺を被覆する部分の中央に、ミラー81の面方向で突出する被取り付け部85を備える形状に形成されている。被取り付け部85には、図示しない貫通路が、図6に示すようにピン91を挿入可能に形成されている。
蓋75は、ミラーを備えない他はカバー83に類似の形状を有する。すなわち、蓋75は、カバー83と同じ径を有する円板の中央部分を互いに平行な2つの切断線で切り出した形状の板状部材である。また、一直線辺の中央から同一面上に突出する被取り付け部87を備えており、被取り付け部87は、図示しない貫通路を備え、ピン92を挿入可能に形成されている。
回動取り付け体73は、本実施形態では、円環状に形成されており、サンバイザ本体63の各面側から取り付けられる一対の半割体、ミラー側部材77と蓋側部材79とから形成されている。ミラー側部材77及び蓋側部材79は、それぞれ、薄板状のリングに形成された平板部77a,79aと、この平板部77a,79aの内周に沿って垂直に延びる円筒状の高さ部77d,79dとを備える。
平板部77a,79aは、それぞれ、高さ部77d,79dと反対側の面が、車両用サンバイザ61の表面を形成する。平板部77a,79aには、高さ部77d,79dと反対側に突出するピン受け77b,79bと、留め部79c(ミラー側部材77では図示せず)が設けられている。ピン受け77b,79bは、それぞれミラー保持体71および蓋75を回動可能に連結される部分であり、平板部77a,79aの中心より離れた位置において2ヶ所の円周にわたって延びるように形成される管状部である。ピン受け77b,79bは、それぞれピン91,92が挿入されて回転可能に形成されており、それぞれ、ミラー保持体71の被取り付け部85または蓋75の被取り付け部87を配置可能な抜け落ち部分を有している。ピン受け77b,79bの抜け落ち部分にミラー保持体71および蓋75の被取り付け部85,87が挿入されて、ピン91,92がピン受け77b,79bおよび被取り付け部85,87に通されることにより、ミラー保持体71および蓋75が回動取り付け体73に回動可能に取り付けられる。すなわち、ミラー保持体71及び蓋75は、平板部77a,79aに平行な収納位置および閉位置と、平板部77a,79aに対して所定の角度を成す使用位置および開位置との間を回動自在に設けられる。
留め部(79c)は、それぞれミラー側部材77および蓋側部材79に取り付けられたミラー保持体71及び蓋79の被取り付け部85,87と反対側の端部に接触可能な面を備える凸部である。本実施形態では、平板部77a,79aの外周に沿って2つずつ付与されている。なお、ミラー側部材77の留め部の形状も留め部79cと同様である。
ミラー側部材71および蓋側部材79の各高さ部77d,79dは、図7に示すように、互いに係合されて一体化する形状に形成されている。高さ部77d,79dには、図6に示すように、所定の間隔で、高さ方向(筒の軸方向)に突出する固定爪77e,79eと、爪受け77f,79fとが、互いに対向するように、それぞれに複数個ずつ設けられている。図7に示すように、固定爪77e,79eは、高さ部77d,79dより厚みが小さく、内周面に沿って延びる脚部と、脚部の先端から厚み方向に延びる係止部とを備えている。また、爪受け77f,79fは、内周面から固定爪77e,79eに対応する形状で切り欠かれた凹部を有するとともに係止部と係合するように外周面に沿って残された被係止部を備えている。固定爪77e,79eと爪受け77f,79fとは、図7に示すように、ミラー側部材71および蓋側部材75の高さ部77d,79dの先端が突き合わされた状態で係合され、ミラー側部材71と蓋側部材75とを一体化する。
また、高さ部77d,79dは、図6,7に示すように、その外周に所定の間隔で摩擦増強体77g,79gを備えている。摩擦増強体77g,79gは、本実施形態では、高さ部77d,79dの厚みが外周方向に増大された部分として形成されており、所定の間隔で複数設けられている。
図7に示すように、回動取り付け体73は、ミラー側部材71および蓋側部材75の高さ部77d,79dがサンバイザ本体63の貫通穴65に両側から通されて、係合することによって、サンバイザ本体63の貫通穴65内をサンバイザ本体63の取り付け面に沿って、すなわち、ミラー保持体71側のサンバイザ本体63の面に平行な面内で回転自在に取り付けられる。ここで、高さ部77d,79dは、貫通穴65の径にほぼ等しい外径に形成されており、摩擦増強体77g,79gは、貫通穴65の周面に圧接されて、回動取り付け体73の回転における摩擦力を増大させる。
本実施形態の車両用サンバイザ61におけるミラーユニット70は、上記実施形態のミラーユニット20と同様にして使用することができる。さらに、図8に示すように、ミラー保持体71が収納位置にある状態において、サンバイザ本体63を遮光位置に配置して、蓋75を開位置まで回動させることにより、従来のバニティミラーと同様にして使用することができる。特に、蓋75を設けたことにより、バニティミラーとしてミラー81を使用しない場合は、ミラー81を乗員から遮蔽することができ、運転時に余分な視覚情報を与えたり、車両後方からの光(夕日や後続車のヘッドライト)などが反射したりすることを回避でき、使い勝手がよい。また、蓋75は、ミラーユニット70に一体化されているため、蓋75を手で持ってミラーユニット70を回転させることにより、非円形のミラー81を回転させることができ、所望の領域がより広く見えるように調節することができる。
なお、本実施形態では、蓋75をミラーユニット70に一体化したが、蓋75は、サンバイザ本体63に固定して設けられても良い。また、ミラー81の保護、あるいは破損時の乗員保護のために、回動取り付け体73の内部空間を遮断する透明な保護板を付与しても良い。
また、図9に、ユニット受け101を備え、さらに、ユニット受け101に他の付加構成部材を備える例を示す。ユニット受け101は、ミラーユニット70の回動取り付け体73が回転自在となるように係合によって保持するとともに、サンバイザ本体63に固定される部材である。回動取り付け体73との組み付け構造は、例えば、回動取り付け体73の外周とユニット受け101の内周面とに周方向に同一形状を備える互いに係合可能な凹凸形状を付与したものである。この構成では、ミラーユニット101およびカード入れ102やヴァニティランプ103などの付加構成部材を予めユニット受け101に組み付けてから、ユニット受け101をサンバイザ本体63に取り付けることで複数の付加構成部材を一度に取り付けることができ、組み付け工程が簡略化される。
さらに、変形例として、図10,11に、保持回動体111を備える形態を示す。このミラーユニット110は、ユニット受けを兼ねる保持回動体111を備えている。保持回動体11は、半割体113,115により構成されており、図6,7に示した回動取り付け体73のミラー側部材77と蓋側部材79と同様の係合構造によりサンバイザ本体63の貫通穴65に取り付けられている。また、保持回動体111は、半割体113,115の突合せ部分の内周面が切り欠かれた形状に形成されており、係合一体化されることで円周に沿って延びる溝116を形成している。
また、回動取り付け体120は、円筒状に形成されており、その外周面に一直径方向で突出する円柱状の軸121を備えている。この軸121は、図10,11に示すように、保持回動体111の溝116内に挿入されて、溝116に沿って移動可能、且つ溝116内において回転自在に設けられる。なお、軸121の外周には適宜、溝116内での移動及び回転に対して摩擦を増大させる摩擦増強体が付与される。回動取り付け体120は、図1〜5に示す回動取り付け体120の約2倍の高さを有し、内側形状は、回動取り付け体35の底部分を備えず、壁部に高さ方向に2つの貫通穴(図示しないが、ピン127,128に対応する位置に設けられる。)を有する形状である。ミラー保持体122は、図1〜5のミラー保持体22と同様であり、蓋124は、ミラーを備えない他は、ミラー保持体22と同様である。回動取り付け体120との取り付けは、ピン127,128を介して、ミラー保持体22の回動取り付け体35への取り付けと同様の方法により、それぞれ、回動可能に固定されている。
この形態では、図6〜8の車両用サンバイザ61のミラーユニット70と同様な方法でミラーユニット110が使用できるとともに、サンバイザ本体63を遮光位置に配置した状態でより低い位置にミラー123を配置して使用することができる。すなわち、サンバイザ本体63を遮光位置に配置して、回動取り付け体120をサンバイザ本体63に対して軸121回りに回動させてミラー保持体122が車室内側を向くように配置し、ミラー保持体122を使用位置に回動させることにより、サンバイザ本体63よりも下方にミラー保持体122を配置して、バニティミラー等として使用することができる。この方法では、乗員は、より正面を向いた状態で自身を映して見ることができ、使用しやすい。特に、本実施形態では、回動取り付け体120が保持回動体に兼用されており、部品点数が軽減され、好ましい。
なお、図6〜11における実施形態についても、図1〜5における場合と同様、種々の変更、改良等ができることは言うまでもない。例えば、ミラー保持体以外にミラーを設ける場合、ミラー保持体が設けられる面と反対側のサンバイザ本体の面に直接ミラーを設けたり、サンバイザ本体が貫通穴を備える形態では、回動取り付け体の底部のミラー保持体と対向しない面に設けたりすることができる。また、蓋75,124などにもミラーを設けてミラー保持体を2個にしても良いことはもちろんである。
本発明に係る車両用サンバイザの一実施の形態の平面図である。 図1の車両用サンバイザのミラーユニットの分解図である。 図1の車両用サンバイザのIII−III線断面図である。 ミラー保持体が使用位置にあるときの断面図である。 図1の車両用サンバイザにおいてミラーユニットがサンバイザ本体に対して回動するようすを示す平面図である。 本発明に係る別の実施の形態の分解斜視図である。 図6の車両用サンバイザのミラーユニット部分の断面図である。 図6の車両用サンバイザが車両に取り付けられている様子を示す平面図である。 図6の車両用サンバイザの変形例を示す平面図である。 図6の車両用サンバイザの別の変形例を示す断面図である。 図10の車両用サンバイザにおいて回動取り付け体が回転した様子を示す部分断面図である。
符号の説明
1 車両用サンバイザ
3 車室天井面
4a フロントガラス
4b サイドガラス
5 支軸
6 取り付けブラケット
8 アシスト軸
9 フック
10 サンバイザ本体
12 ユニット受け
14 爪部
16 底部
20 ミラーユニット
22 ミラー保持体
24 ミラー
26 カバー
28 被取り付け部
29 貫通路
31 係合凹部
35 回動取り付け体
37 フランジ
39 収容部
39a,39b 壁部
41 延長凹部
43 逃げ部
45 係合凸部
47 取り付け部
49 底部
51 ピン
55 摩擦増強体

Claims (7)

  1. サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体に取り付けられるミラーユニットとを備える車両用サンバイザであって、
    前記ミラーユニットは、前記サンバイザ本体に取り付けられて、当該サンバイザ本体の取り付け面に沿って回動可能に設けられる回動取り付け体と、ミラーを備え前記回動取り付け体に、当該回動取り付け体の回動面に沿って延びる回動軸を中心に回動自在に連結されているミラー保持体とを備え、
    前記ミラー保持体は、サンバイザ本体に沿って延びる収納位置とサンバイザ本体から任意の角度で突出する使用位置との間を移動可能であることを特徴とする、車両用サンバイザ。
  2. 請求項1に記載の車両用サンバイザであって、前記ミラーユニットは、前記サンバイザ本体が車室天井面に取り付けられて、車室天井面に沿う格納位置にあるときに、車室内面側を向く面に設けられていることを特徴とする、車両用サンバイザ。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用サンバイザであって、前記回動取り付け体とサンバイザ本体との間に、前記回動取り付け体の回動に対する摩擦力を増大させる摩擦増強体が配置されていることを特徴とする、車両用サンバイザ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の車両用サンバイザであって、前記ミラー保持体の収納位置において、前記ミラーユニットが取り付けられた面と反対の面から前記ミラーが視認可能に形成されていることを特徴とする、車両用サンバイザ。
  5. 請求項4に記載の車両用サンバイザであって、前記サンバイザ本体に貫通穴が形成されて、前記ミラー保持体の収納位置において前記ミラーユニットが取り付けられた面と反対の面から前記ミラーが視認可能に形成されていることを特徴とする、車両用サンバイザ。
  6. 請求項4または5に記載の車両用サンバイザであって、前記ミラーユニット取り付け面と反対の面に、ミラーが視認される開位置とミラーが遮蔽される閉位置とに切り替え可能な蓋を備えることを特徴とする、車両用サンバイザ。
  7. サンバイザ本体と、そのサンバイザ本体に取り付けられるミラーユニットとを備える車両用サンバイザであって、
    前記ミラーユニットは、
    ミラーを備えるミラー保持体と、
    前記ミラー保持体が、前記ミラーに沿って延びる仮想面上に位置する回動軸によって回動自在に連結される回動取り付け体と、
    前記回動取り付け体を、前記ミラー保持体の回動軸に平行な面において回動可能に保持する保持回動体と
    を備え、
    前記回動取り付け体は、前記ミラー保持体の回動軸に平行な面において回動可能に前記サンバイザ本体に取り付けられ、
    前記ミラー保持体は、サンバイザ本体に沿って延びる収納位置と、サンバイザ本体から任意の角度で突出する使用位置との間を移動可能であり、
    前記保持回動体は、前記サンバイザ本体に平行な軸線回りに回動可能に、当該サンバイザ本体に取り付けられることを特徴とする、車両用サンバイザ。
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