JP2005148498A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像処理する際のフィルムの仕上がり速度を向上することにより患者の待ち時間の短縮や院内のワークフローの改善ができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供すること。
【解決手段】画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送手段と、搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光手段と、当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像手段と、現像されたフィルムを搬送して排出する排出手段とを有する画像処理装置であって、前記排出手段は、加熱された後のフィルムの温度を検出する温度検出手段を有し、該温度検出手段における検出結果に基づいて当該フィルムを搬送する速度を制御することを特徴とする画像処理装置、該画像処理装置によって実施される画像処理方法及び該画像処理方法を実現するプログラム。
【選択図】 図1

Description

本発明は画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関し、詳しくは画像処理する際のフィルムの仕上がり速度を向上することができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムに関する。
医療用レーザイメージャ(画像処理装置)には、診断画像を濃淡階調で表現するため濃度を常に安定して出力するという基本機能に対する要望が非常に強い。近年では、処理液の廃却が不要となるため、このような画像処理装置として熱現像方式が好まれて使用される傾向にある。
熱現像方式の画像処理装置においては、フィルムが熱現像部に搬送されて、所望の熱現像温度と時間で加熱体に接触搬送させた後に、加熱体よりフィルムを剥離させて下流搬送部で冷却させながら搬送し、フィルム載置部にフィルムを排出する動作が行われる。
また、このような画像処理装置が用いられる病院においては、電源投入後のなるべく早い段階で現像されたフィルムを排出してファーストプリントを短時間とすることは、患者の待ち時間の短縮や院内のワークフローを改善するという観点において非常に重要である。
特許文献1に記載の画像形成装置では、電源投入後に該装置を利用可能となるまでの時間(ウエイトタイム)の短縮を図っている。しかし、特許文献1に記載の画像形成装置では、ウエイトタイムの短縮を図っているものの、ウエイトタイム経過後すぐに処理画像の入力を行っても加熱ローラが所定の温度に達するまでは実際の画像処理は行われず、ファーストプリント時間という観点で考えると、結局は短縮できておらず、患者の待ち時間の短縮や院内のワークフローの改善という目的は達成されていない。
特開平05−6046号公報
そこで、本発明の課題は、画像処理する際のフィルムの仕上がり速度を向上することにより患者の待ち時間の短縮や院内のワークフローの改善ができる画像処理装置、画像処理方法及びプログラムを提供することを課題とする。
また本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかになる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
(請求項1)
画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送手段と、
搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光手段と、
当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像手段と、
現像されたフィルムを搬送して排出する排出手段とを有する画像処理装置であって、
前記排出手段は、加熱された後のフィルムの温度を検出する温度検出手段を有し、該温度検出手段における検出結果に基づいて当該フィルムを搬送する速度を制御することを特徴とする画像処理装置。
(請求項2)
前記排出手段は、温度検出手段の検出結果が所定の値以下であった場合に、フィルムを搬送する速度を高速に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
(請求項3)
前記温度検出手段は、フィルムの温度を直接測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
(請求項4)
前記温度検出手段は、フィルムの搬送方向をガイドするガイドの温度を検出することによりフィルムの温度を間接的に測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
(請求項5)
画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送手段と、
搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光手段と、
当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像手段と、
現像されたフィルムを搬送して排出する排出手段とを有する画像処理装置であって、
前記搬送手段は、所定位置におけるフィルムの通過を検出する通過検出手段を有し、該通過検出手段においてフィルムの通過を検出してから検出回数に応じたパルス数分だけ搬送後の排出手段における搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
(請求項6)
前記排出手段は、前記通過検出手段における検出回数が所定内である場合には、検出回数が所定内でない場合に比べて少ないパルス数分だけ搬送後に搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
(請求項7)
画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送工程と、
搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光工程と、
当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像工程と、
現像されたフィルムを搬送して排出する排出工程とを有する画像処理方法であって、
前記排出工程は、加熱された後のフィルムの温度を検出する温度検出工程を有し、該温度検出工程における検出結果に基づいて当該フィルムを搬送する速度を制御することを特徴とする画像処理方法。
(請求項8)
前記排出工程は、温度検出工程の検出結果が所定の値以下であった場合に、フィルムを搬送する速度を高速に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
(請求項9)
前記温度検出工程は、フィルムの温度を直接測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項7又は8記載の画像処理方法。
(請求項10)
前記温度検出工程は、フィルムをの搬送方向をガイドするガイドの温度を検出することによりフィルムの温度を間接的に測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項7又は8記載の画像処理方法。
(請求項11)
画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送工程と、
搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光工程と、
当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像工程と、
現像されたフィルムを搬送して排出する排出工程とを有する画像処理方法であって、
前記搬送工程は、所定位置におけるフィルムの通過を検出する通過検出工程を有し、該通過検出工程においてフィルムの通過を検出してから検出回数に応じたパルス数分だけ搬送後の排出工程における搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする画像処理方法。
(請求項12)
前記排出工程は、前記通過検出工程における検出回数が所定内である場合には、検出回数が所定内でない場合に比べて少ないパルス数分だけ搬送後に搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
(請求項13)
請求項7乃至請求項12の何れかに記載の画像処理方法を実行するプログラムであって、画像処理装置内に格納されることを特徴とするプログラム。
本発明によれば、画像処理する際のフィルムの仕上がり速度を向上することにより患者の待ち時間の短縮や院内のワークフローの改善ができる。
以下、本発明の実施の形態について詳述する。
本発明は画像処理装置の制御に特徴を有するものであるが、かかる制御の前提となる画像処理装置の装置構成について始めに説明しておく。
図1は本発明に係る画像処理装置の構成の一例を説明するための概略構成図であり、図2は図1の画像処理装置の露光部を概略的に示す図である。
図1に示すように、画像処理装置100は、シート状の熱現像感光材料であるフィルムを複数枚パッケージした包装体を装填する第1及び第2の装填部11、12と、フィルムを1枚づつ露光・現像のために搬送し供給するサプライ部90とを有する本発明の搬送手段としての供給部110と、供給部110から給送されたフィルムを露光し潜像を形成する露光手段である露光部120と、潜像を形成されたフィルムを熱現像する熱現像手段である現像部130と、現像されたフィルムの濃度を測定し濃度情報を得る濃度計200と、を備える。
供給部110の第1及び第2の装填部11、12からフィルムが1枚づつサプライ部90、搬送ローラ対39、41、141により、図1の矢印方向(1)に搬送されるようになっている。
次に、図2に示すように、露光部120は画像データ信号に基づき強度変調された波長780〜860nm範囲内の所定波長のレーザ光Lを、回転多面鏡113によって偏向して、フィルムF上を主走査すると共に、フィルムFをレーザ光Lに対して主走査の方向と略直角な方向であるほぼ水平方向に相対移動させることにより副走査し、レーザ光Lを用いてフィルムFに潜像を形成するものである。
露光部120のより具体的な構成を以下に述べる。図2において、画像信号出力装置121から出力されたデジタル信号である画像信号Sを受信すると、画像信号Sは、D/A変換器122においてアナログ信号に変換され、変調回路123に入力される。変調回路123は、かかるアナログ信号に基づきレーザ光源部110aのドライバ124を制御して、レーザ光源部110aから変調されたレーザ光Lを照射させる。また、高周波重畳部118により変調回路123及びドライバ124を介してレーザ光に高周波成分を重畳してフィルムにおける干渉縞の形成を防止する。
また、露光部120のレンズ112とレーザ光源部110aとの間に、音響光学変調器88を配置している。この音響光学変調器88は、変調量を調整する光源制御部77からの信号に基づいて音響光学変調(AOM)ドライバ89により制御され駆動される。
光源制御部77は、制御部99からの制御信号に基づいて露光時に最適な変調量(入射光量に対する出射光量の比率)になるようにAOMドライバ89を介して音響光学変調器88を制御する。また、変調回路123にもパルスを発振して、レーザ光源部110aからの照射を音響光学変調器88と同期させることにより所望の露光を行うように制御する。
次に、レーザ光源部110aから照射され音響光学変調素子88で光量が適正に調整されたレーザ光Lは、レンズ112を通過した後、シリンドリカルレンズ115により上下方向にのみ収束されて、図2の矢印A方向に回転する回転多面鏡113に対し、その駆動軸に垂直な潜像として入射するようになっている。回転多面鏡113はレーザ光Lを主走査方向に反射偏向し、偏向されたレーザ光Lは、4枚のレンズを組み合わせてなるシリンドリカルレンズを含むfθレンズ114を通過した後、光路上に主走査方向に延在して設けられたミラー116で反射されて、搬送装置142により矢印Y方向に搬送されている(副走査されている)フィルムFの被走査面117上を、矢印X方向に繰り返し主走査される。これにより、レーザ光LはフィルムF上の被走査面117全面にわたって走査する。
fθレンズ114のシリンドリカルレンズは、入射したレーザ光LをフィルムFの被走査面上に、副走査方向にのみ収束させるものとなっており、またfθレンズ114からフィルムFの被走査面までの距離は、fθレンズ114全体の焦点距離と等しくなっている。このように、露光部120においては、シリンドリカルレンズ115及びシリンドリカルレンズを含むfθレンズ114を配設しており、レーザ光Lが回転多面鏡113上で一旦副走査方向にのみ収束させるようになっているので、回転多面鏡113に面倒れや軸ブレが生じても、フィルムFの被走査面上において、レーザ光Lの走査位置が副走査方向にずれることがなく、等ピッチの走査線を形成することができるようになっている。回転多面鏡113は、例えばガルバノメータミラー等、その他の光偏光器に比べ走査安定性の点で優れているという利点がある。以上のようにして、フィルムFに画像信号Sに基づく潜像が形成される。
次に、図1の画像処理装置の現像部130について説明する。図1に示すように、現像部130はフィルムFを外周に保持しつつ加熱可能なドラム14と、ドラム14との間でフィルムを挟んで保持する複数のロール16とを有する。ドラム14は、ヒータ(図示省略)を内部に備え、フィルムFを所定の最低熱現像温度(例えば120℃前後)以上の温度に所定の熱現像時間維持することでフィルムFを熱現像する。これによって、上述の露光部120でフィルムFに形成された潜像を可視画像として形成する。また、ドラム14のヒータは、後述する制御部で制御され、ヒータの温度を変えて現像温度を変えることで濃度調整を行うことができる。
熱現像部130の左側方には、複数の搬送ローラ対144及び濃度計200を内部に備えるとともに加熱されたフィルムを冷却するための排出手段としての冷却搬送部150が設けられている。加熱ドラム14から離れたフィルムFを冷却搬送部150で図1の矢印(3)に示すように左斜め下方に搬送しつつ、冷却する。そして、搬送ローラ対144が冷却されたフィルムFを搬送しつつ、濃度計200がフィルムFの濃度を測定する。その後、複数の搬送ローラ対144は、フィルムFを図1の矢印(4)のように更に搬送し、画像処理装置100の上部から取り出せるように、画像処理装置100の右上方部に設けられた排出トレイ160に排出する。
図3は、図1の冷却搬送部150において加熱ドラム14の近傍に配置されたガイド21を示す要部正面図である。図3に示すように、ガイド21は、フィルムFを案内する案内面30を構成しかつ不織布からなり断熱性を有する第1部材22と、第1部材22の下面に一体的に設けられアルミニウム等の金属材料からなり熱導伝性の第2部材23と、から構成されている。ガイド21は、図3の破線で示すフィルムFが加熱ドラム14と案内ローラ16との間で搬送されて外周面14aから離れた後に最初にその案内面30がフィルムFを案内する。
図1の濃度計200は、発光部200aと受光部200bとを備え、現像後のフィルムが発光部200aと受光部200bとの間を上述のように搬送され、通過する際に、発光部200aから照射した光をフィルムを通して受光部200bで受け、その受光量の減衰の程度に基づいて濃度を測定するようになっている。
次に、図1の画像処理装置を用いて本発明の特徴となる機能について以下に説明する。かかる機能は、画像処理装置内の図示しないフラッシュROM等の所定の記憶装置内に予め格納されたソフトウエアプログラム(プログラム)によって制御されることにより実現するものである。本発明の画像処理装置は、内部に図示しない主記憶装置、演算装置、制御装置、入力装置、出力装置を含んだマイクロコンピュータ(コンピュータ)を備えており、かかるコンピュータによりプログラムの処理を行うことにより以下の機能は実行される。
まず、本発明の画像処理装置の第1の態様について説明する。
図4は、本発明の画像処理装置の排出手段に設けられる温度検出手段の一例を説明する図であり、図5は本発明の画像処理装置の排出手段に設けられる温度検出手段の他の例を説明するための図である。
尚、図4及び図5においてガイド対145は対となっていなくても、フィルムをガイドできれば1つのガイドで構成されていてもよい。
本発明の第1の態様の画像処理装置は、排出手段にフィルムの温度を検出する温度検出手段を有し、該温度検出手段における検出結果に基づいて当該フィルムを搬送する速度を制御することを特徴としている。
このとき、温度検出手段の検出結果が所定の値以下であった場合に、排出手段はフィルムを搬送する速度を高速に切り替える制御を行うことが好ましい。
本発明の温度検出手段は、フィルムの温度を直接又は間接的に測定することができる温度センサを用いることができ、温度センサは接触式温度センサ又は非接触式温度センサの何れを用いてもよい。
まず、本発明の温度検出手段として温度センサを用いてフィルムの温度を直接測定する場合について図4に基づいて説明する。
温度センサTは、例えば図4に示すように、複数の搬送ローラ対144に挟持され搬送されるフィルムFの搬送方向をガイドするガイド対145のフィルム接触面に設けることができる。温度センサTとしては、接触式温度センサの一種であるサーミスタ等を用いることができる。このように、温度センサTは、ガイド対145と同一平面を形成するように設けられるので、フィルムの画像に影響がない程度にフィルムに接触してフィルムの温度を測定することができる。フィルムの温度とは、フィルムの表面の温度のことであり、フィルム表面のいずれの位置の温度でもよいが、後述するように温度センサTを複数設ける場合は、複数の温度センサTにおいて、フィルム表面の同位置を測定することが好ましい。
また、温度センサTは、図4に示すように複数設けることが好ましい。複数温度センサTを設けることによって、各搬送位置でのフィルムFの温度を測定することができる。
温度センサTで所定温度以下となった場合に、当該温度センサTの下流側に位置する搬送ローラ対144の回転速度を高速に切り替えることによってフィルムFの搬送速度を高速に切り替える制御をする。
搬送速度を切り替えるもととなる所定温度は、フィルムFの現像の進行が中止する温度近傍に設定される。フィルムFの現像の進行が中止する温度は、フィルムFの現像特性に基づいて決定される。
図4に示すように温度センサTを設けた場合は、フィルムFの温度を直接測定して制御できるので、正確な制御が可能となる。
また、本発明の温度検出手段として温度センサを用いてガイドの温度を検出することによりフィルムFの温度を間接的に測定する場合について図5に基づいて説明する。
温度センサTは、図5に示すように例えば、温度センサTはガイド対145の温度を測定できる位置に設けることができる。このように、温度センサTはフィルムFの温度に比例して温度が決定される例えばガイド対145の温度を測定する。この場合、温度センサTで測定したガイド対145の温度からフィルムFの表面の温度を推定してフィルムFの温度の検出を行う。
図5に示す場合も図4に示す場合と同様に、温度センサTを複数設けることが好ましく、複数設けた温度センサTの検出結果が所定の温度以下となったら、下流側に位置する搬送ローラ対144の回転速度を高速に切り替えてフィルムFの搬送速度を制御する。
搬送速度を切り替えるもととなる所定温度は、フィルムFの温度がフィルムFの現像の進行が中止する温度近傍となったと推定される温度に設定される。フィルムFの温度がフィルムFの現像の進行が中止する温度近傍となったと推定される温度は、フィルムFの現像特性とガイド対145の熱伝導特性と温度センサTが設けられる位置に基づいて決定される。
図5に示すように温度センサTを設けた場合は、温度センサTはガイド対の温度を検出できればいいので、簡単な構成で温度を測定して制御をすることができる。
このように、第1の態様の画像処理装置によれば、フィルム温度に応じて、加熱後のフィルムの搬送速度を調整することができるので、従来の一定の搬送速度で行っていたフィルムの排出を、フィルム温度に応じた速い搬送速度で行うことが可能となり、結果としてファーストプリント時間の短縮が図れる。
次いで、第2の態様の画像処理装置について説明する。
図6は、第2の態様の画像処理装置の動作フローを説明するための図である。
第2の態様の画像処理装置は、画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送手段の所定位置において、フィルムの通過を検出する通過検出手段を有し、該通過検出手段においてフィルムの通過を検出してから検出回数に応じたパルス数分だけ搬送後の排出手段における搬送速度を切り替える制御を行う。
このとき、通過検出手段における検出回数が所定内である場合には、検出回数が所定内でない場合に比べて少ないパルス数分だけ搬送後に搬送速度を切り替える制御を行うことが好ましい。
本発明の画像処理装置は、図6に示すように、まず、搬送手段の所定位置におけるフィルムの通過を検出する(S1)。
搬送手段の所定位置におけるフィルムの通過を検出する通過検出手段としては、例えば、光学式センサを用いることができるが、フィルムの通過を検出できる装置であれば特に限定されない。また、通過検出手段としての例えば光学式センサを設ける位置は、フィルムパッケージが装填される第1及び第2の装填部11、12よりも下流側で且つ露光部120によりも上流側とされる。
光学式センサでフィルムの通過を検出したとの検出信号が入力装置を介して画像処理装置内のコンピュータ部に入力され、入力された検出信号に基づいて演算装置で検出回数が算出され、算出された検出回数は主記憶装置に記憶される。
フィルムの通過が検出されると、通過検出手段における検出回数を判断する(S2)。
検出回数の判断は、S1において主記憶装置に記憶された検出回数を演算装置で判断することによって行われる。
S1の通過検出手段においてフィルムの通過を検出してから検出回数に応じたパルス数分だけ搬送するまで待機する(S3)。
検出回数に応じたパルス分(以下、待機パルス数ともいう)は、具体的には、例えば図7に示すような当該画像処理装置内のフィルムの温度変化特性に基づいて決定される。図7は、処理回数が異なる画像処理装置内におけるフィルム温度の経時変化の一例を示す図であり、同図において、Tは処理回数が1回目の画像処理装置におけるフィルムの温度の経時変化を示しており、Tは処理回数が10回目以降の画像処理装置におけるフィルムの温度の経時変化を示している。
図7に示すような温度変化特性をその画像処理装置内でフィルムが示すことが予め分かっている場合、検出回数が1回目乃至9回目の待機パルス数は、10回目以降の待機パルス数よりも少なく設定される。
S3で待機パルス数搬送されたと判断されると、搬送速度を切り替える(S4)。
搬送速度の切り替えは、排出手段に設けられた搬送ローラ対144の回転速度を切り替えることによって行われる。具体的には、S3のウエイト中の搬送速度よりも高速にフィルムを搬送できるような回転速度に切り替える。
このように、第2の態様の画像処理装置によれば、画像処理装置内におけるフィルムの処理回数に応じてフィルムの搬送速度を調整することができるので、従来の一定の搬送速度で行っていたフィルムの排出を、フィルム処理回数に応じた速い搬送速度で行うことが可能となり、結果としてファーストプリント時間の短縮が図れる。
本発明の画像処理方法は、上記画像処理装置の搬送手段において搬送工程が実行され、同様に露光手段において露光工程、熱現像手段において熱現像工程、排出手段において排出工程、温度検出手段において温度検出工程、通過検出手段において通過検出工程がそれぞれ実行されることにより実現し、上記画像処理装置と同様の効果を発揮する。
本発明の画像処理装置の一構成例を説明するための概略構成図 図1の画像処理装置の露光部を概略的に示す図 図1の冷却搬送部において加熱ドラムの近傍に配置されたガイドを示す要部正面図 本発明の画像処理装置の排出手段に設けられる温度検出手段の一例を説明する図 本発明の画像処理装置の排出手段に設けられる温度検出手段の他の例を説明するための図 第2の態様の画像処理装置の動作フローを説明するための図 処理回数が異なる画像処理装置内におけるフィルム温度の経時変化の一例を示す図
符号の説明
100:画像処理装置
110:供給部(搬送手段)
120:露光部(露光手段)
130:熱現像部(熱現像手段)
150:冷却搬送部(排出手段)
200:濃度計
11:第1の装填部
12:第2の装填部
14:ドラム
77:光源制御部
88:音響光学変調器
89:AOMドライバ
99:制御部
110a:レーザ光源部
F:フィルム
S:画像信号

Claims (13)

  1. 画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送手段と、
    搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光手段と、
    当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像手段と、
    現像されたフィルムを搬送して排出する排出手段とを有する画像処理装置であって、
    前記排出手段は、加熱された後のフィルムの温度を検出する温度検出手段を有し、該温度検出手段における検出結果に基づいて当該フィルムを搬送する速度を制御することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記排出手段は、温度検出手段の検出結果が所定の値以下であった場合に、フィルムを搬送する速度を高速に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 前記温度検出手段は、フィルムの温度を直接測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  4. 前記温度検出手段は、フィルムの搬送方向をガイドするガイドの温度を検出することによりフィルムの温度を間接的に測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項1又は2記載の画像処理装置。
  5. 画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送手段と、
    搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光手段と、
    当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像手段と、
    現像されたフィルムを搬送して排出する排出手段とを有する画像処理装置であって、
    前記搬送手段は、所定位置におけるフィルムの通過を検出する通過検出手段を有し、該通過検出手段においてフィルムの通過を検出してから検出回数に応じたパルス数分だけ搬送後の排出手段における搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  6. 前記排出手段は、前記通過検出手段における検出回数が所定内である場合には、検出回数が所定内でない場合に比べて少ないパルス数分だけ搬送後に搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項5記載の画像処理装置。
  7. 画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送工程と、
    搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光工程と、
    当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像工程と、
    現像されたフィルムを搬送して排出する排出工程とを有する画像処理方法であって、
    前記排出工程は、加熱された後のフィルムの温度を検出する温度検出工程を有し、該温度検出工程における検出結果に基づいて当該フィルムを搬送する速度を制御することを特徴とする画像処理方法。
  8. 前記排出工程は、温度検出工程の検出結果が所定の値以下であった場合に、フィルムを搬送する速度を高速に切り替える制御を行うことを特徴とする請求項7記載の画像処理方法。
  9. 前記温度検出工程は、フィルムの温度を直接測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項7又は8記載の画像処理方法。
  10. 前記温度検出工程は、フィルムの搬送方向をガイドするガイドの温度を検出することによりフィルムの温度を間接的に測定した結果を検出結果とすることを特徴とする請求項7又は8記載の画像処理方法。
  11. 画像を形成するためのフィルムを搬送する搬送工程と、
    搬送されたフィルム上に画像データを基にして決定された露光量で露光して潜像として画像形成する露光工程と、
    当該露光されたフィルムを加熱することにより現像可視化する熱現像工程と、
    現像されたフィルムを搬送して排出する排出工程とを有する画像処理方法であって、
    前記搬送工程は、所定位置におけるフィルムの通過を検出する通過検出工程を有し、該通過検出工程においてフィルムの通過を検出してから検出回数に応じたパルス数分だけ搬送後の排出工程における搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする画像処理方法。
  12. 前記排出工程は、前記通過検出工程における検出回数が所定内である場合には、検出回数が所定内でない場合に比べて少ないパルス数分だけ搬送後に搬送速度を切り替える制御を行うことを特徴とする請求項11記載の画像処理方法。
  13. 請求項7乃至請求項12の何れかに記載の画像処理方法を実行するプログラムであって、画像処理装置内に格納されることを特徴とするプログラム。
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