JP2005142529A - 成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は被処理体が載置される載置部材に酸化物が堆積しても、ある程度の量となるまで問題を生じることなく使用できる成膜装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 載置台12aのカバープレート62上にウェハWを載置する。カバープレート62はウェハWが載置されたときにウェハWの外周に沿って延在する環状の溝よりなる凹部62aを有する。凹部62aの内周は載置領域の外周と同じ、又は外周より小さい。また、カバープレート62の載置領域の外側部分を覆うガイドリング64が設けられ、ガイドリング64の内周は、カバープレート62の凹部62aの外周と同じか、外周より小さい。
【選択図】 図6

Description

本発明は成膜装置に係り、特に被処理体を載置台に載置して加熱しながら処理ガスを供給して被処理体上に薄膜を形成する成膜装置に関する。
近年、プレーナスタック型FeRAMのメモリキャパシタ材としてPZT膜の使用が注目されており、高品質なPZT膜を短時間で生成する技術の開発が進められている。
多元系金属酸化物薄膜であるPZT膜は、Pb(Zr1−xTi)Oのペロブスカイト構造の結晶膜である。PZT膜は、一般に、有機金属材料のガスと酸化剤として例えばNOとをCVD装置により反応させて被処理体である基体上に堆積させることにより生成される。液体原料供給装置により原料を供給する場合、有機金属材料としては、例えばPb(DPM)、Zr(O−i−Pr)(DPM)又はZr(O−i−Pr)(DPM)又はZr(DPM)、Ti(O−i−Pr)(DPM)の組合せが用いられる。
このようなPZT膜の生成は、一般的に化学的気相成長法(CVD)を用いて基体上に生成する。すなわち、CVD装置の処理チャンバ内に基体を配置し、基体を加熱しながら基板に処理ガス(Pb,Zr,Ti原料ガス)及び酸化剤ガスとを供給する(例えば、特許文献1参照。)。
基体は処理チャンバ内の載置台上に載置され、載置台にヒータ等の加熱装置が組み込まれる。この際、載置台の表面で特に基体が載置される領域以外の場所にもPb,Zr,Tiの酸化物が付着し、堆積する。載置台の交換が構造的・コスト的に困難な場合には、このようにPb,Zr,Tiの酸化物が載置台表面に付着することを防止するため、載置台の表面を覆う平面状の部材(カバープレート)を取り付け、その上に上記酸化物を堆積させていた。一方、載置台の交換が構造的・コスト的に比較的容易な場合には、載置台(サセプタ)そのものを定期的に交換していた。酸化物が付着したカバープレート又はサセプタは洗浄して、不要な酸化物を除去することにより再度使用することができる。
国際公開第02/37548号パンフレット
上述のようにカバープレートを設けた場合、載置台表面への酸化物の堆積は防止できるが、その代わり、カバープレート上に酸化物が堆積する。カバープレート上に堆積した酸化物の量が多くなると、堆積物により凸部が形成され、基板が凸部に乗り上げてしまうことがある。すなわち、基板を搬送する際、搬送装置の精度の問題から載置位置が僅かにずれる可能性があり、ずれた位置に凸部が形成されていると基板が凸部に乗り上げてしまう。
図1は従来の処理チャンバ内に配置される載置台の側面図であり、図2は図1に示すA部の拡大図である。図1に示すように、ヒータが組み込まれた載置台2の表面を覆うようにカバープレート4が取り付けられ、カバープレート4の上に基板Wが載置される。カバープレート4の外周部分はガイドリング6により覆われる。
ガイドリング6は、カバープレート4の基板Wを載置する領域の周囲を覆うような形状に構成される。ガイドリング6の内周と基板Wの外周との間には、0.5mm〜1mm程度のクリアランスが設けられる。したがって、このクリアランスの部分でカバープレート4の表面が露出した状態となる。
このカバープレート4の露出部分は基板Wと同じ程度の温度もしくはそれ以上の温度であり、この部分に上述の酸化物が堆積する。酸化物の堆積量が多くなると、図2に示すようにカバープレート4上に酸化物による凸部8が形成され、基板Wをカバープレート4上に載置する際に、搬送装置の精度の問題から基板Wの載置位置が僅かにずれた場合、基板Wが凸部8に乗り上げてしまう。これにより基板Wが傾斜して基板Wとカバープレート4との間に隙間が形成され、基板Wの温度分布が不均一となる。その結果、基板Wに対する処理が不均一となり、PZT膜の面内分布も不均一になる。また、基板Wの凸部8への乗り上げ方が基板搬送のたびに変化する可能性もあり、その場合PZT膜の再現性が悪化する。さらに、酸化物により基板Wの裏面が汚染されるおそれもある。
上述のような問題を防止するためには、カバープレート4の露出部分に堆積した酸化物を頻繁に除去する必要がある。酸化物除去の具体的な手法としては、以下の二つの手法が挙げられる。
まず一つ目は、カバープレート4を処理チャンバから取り外し、硝酸などの薬剤で酸化物を溶かして化学洗浄する方法である。しかし、載置台2に取り付けられたカバープレート4を交換するには、処理チャンバの温度を室温(作業する人が触れても火傷をしない程度の温度)まで下げて、処理チャンバ内部を大気に開放しなければならない。処理チャンバの温度を室温まで下げるには長い時間がかかり、且つカバープレート4の交換は手間のかかる作業である。また、一旦処理チャンバを室温に下げて大気開放してから以前の処理条件を再現しようとしても、処理チャンバ内の環境は微妙に変化してしまい、カバープレート4の交換前と後とで異なる特性のPZT膜が生成されてしまうといった問題もある。なお、カバープレート4が洗浄薬剤に対して耐えられない材質であった場合には、この手法は使用できない。
二つ目は、カバープレート4は処理チャンバ内に設置したまま所定の温度で保持しておき、処理チャンバ内にクリーニング用のガスを流して、In−Situドライクリーニグプロセスによってカバープレート上の堆積物を化学的に除去する方法である。堆積した酸化物の構成元素が、化学反応によってハロゲン化物または酸化物または水和物または有機錯体となった場合に、それらのもつ蒸気圧が所定の温度において十分に高く、ガス状となって完全に排気可能であり、かつその排気ガスが強い毒性を持たないことがドライクリーニング実施の条件であるが、PZT等の金属酸化物(その他としては例えばBST,SBT,BLTなどの高・強誘電体や、RE−Ba−Cu−O系(REは希土類元素)、Bi−Sr−Ca−Cu−O系、Tl−Ba−Ca−Cu−O系などの高温超電導体や、Al、HfO、ZrOなどのゲート絶縁膜や、RuO、IrO、SrRuO系などの酸化物電極などが挙げられる)においてはそのような条件を満たすことは少なく、有効なドライクリーニングプロセスを実施することは非常に困難であるのが実状である。仮にPZT堆積物を除去できたとして、前述のように以前の処理条件を再現しようとしても、処理チャンバ内の環境は微妙に変化してしまい、ドライクリーニングの実施前と後とで異なる特性のPZTが生成されてしまうといった問題もある。
さらに、処理される半導体ウェハ等の基板Wには、円板状の基板の方向を認識するためのオリエンテーションフラット(オリフラと称される)を有するものと、ノッチを有するものとの2種類がある。図3はオリフラを有する基板とノッチを有する基板を重ね合わせて示す平面図である。オリフラWFは基板の外周の一部を直線状に切り欠いて形成される。一方、ノッチWNは基板の外周の一部に小さな切り込みを入れて形成される。したがって、オリフラWFにより除去される面積S1のほうが、ノッチWNにより除去される面積S2よりはるかに大きい。このような2種類の基板Wを同じ成膜装置で処理する場合、上述の酸化物の堆積が問題となる場合がある。
例えば、オリフラWFを有する基板Wをある程度の枚数処理することにより載置台のオリフラに相当する部分に酸化物が堆積した後、ノッチWNを有する基板Wを処理する場合に問題が発生する。載置台のオリフラWFに相当する部分は、基板Wで覆われておらず露出しているので、上述のように酸化物が堆積する。ここで、ノッチWNを有する基板Wを載置台に載置すると、図4に示すように、カバープレート4(載置台)のオリフラに相当する部分に酸化物が堆積して形成された凸部8の上に、ノッチWNを有する基板Wが乗り上げてしまう。これにより、基板Wの一部が持ち上げられた状態で傾いて載置され、基板Wの温度分布が不均一となり、成膜の面内均一性の悪化、成膜の再現性の悪化、基板の裏面の汚染などの問題が発生する。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、被処理体が載置される部材に酸化物が堆積してもある程度の量となるまで問題を生じることなく使用できる成膜装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明によれば、被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、被処理体が載置される載置領域を有する略平面状の載置部材を有し、載置部材は被処理体が載置領域に載置されたときに被処理体の外周に沿って延在する凹部を有し、凹部の内周は載置領域の外周と同じ、又は外周より小さいことを特徴とする成膜装置が提供される。
上述の発明において、被処理体は実質的に円形の基板であり、凹部は基板の外周に沿って延在するように形成された環状の溝であることが好ましい。また、載置部材を加熱することにより、載置された被処理体を所定の温度に維持するための加熱手段を更に有することとしてもよい。さらに、載置部材の載置領域の外側部分を覆う環状部材を更に有し、環状部材の内周は、凹部の外周と同じ、又は外周より小さいこととしてもよい。
上述の発明によれば、被処理体が載置部材に載置された状態で、被処理体の外縁は僅かに凹部にせり出した状態となる。また、環状部材の内縁も凹部に僅かにせり出した状態となる。これにより、載置部材の表面は被処理体と環状部材とにより完全に覆われることとなり、載置部材のなかで凹部の底面及び内壁のみが酸化物が付着し堆積することのできる表面となる。したがって、載置部材の表面に酸化物が堆積することはなく、酸化物が凹部内にある程度堆積するまで、酸化物は凹部の内部におさまっており、堆積した酸化物に被処理体が乗り上げることはない。
また、本発明によれば、被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、前記被処理体が載置される載置領域を有する載置部材であって、該載置領域を画成する中央部と該中央部の周囲に延在する外周部とを有し、該中央部が該外周部より突出するように前記外周部は前記中央部より厚みが小さく形成された載置部材と、 前記中央部及び被処理体の外周を包囲し、且つ前記外周部の表面を覆うように環状に形成された環状部材とを有し、前記載置部材の前記外周部に対向する前記環状部材の裏面、前記環状部材の裏面に対向する前記載置部材の前記外周部の表面、及び前記載置部材の前記外周部の表面とは反対の裏面のうち少なくとも一つの面に、熱線を反射するための熱反射加工が施されていることを特徴とする成膜装置が提供される。上述の成膜装置において、 前記熱反射加工により金属膜が形成されたこととしてもよい。
また、本発明によれば、被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、前記被処理体が載置される載置領域を有する載置部材であって、該載置領域を画成する中央部と該中央部の周囲に延在する外周部とを有し、該中央部が該外周部より突出するように前記外周部は前記中央部より厚みが小さく形成された載置部材と、前記中央部及び被処理体の外周を包囲し、且つ前記外周部の表面を覆うように環状に形成された環状部材とを有し、前記載置部材の裏面の一部に、前記載置部材を形成する材料より熱吸収率が高くなる加工が施されていることを特徴とする成膜装置が提供される。上述の処理装置において、前記載置部材の裏面の前記一部は、前記中央部の外周面に対応した位置であることとしてもよい。
さらに、本発明によれば、被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、前記被処理体が載置される載置領域を有する載置部材であって、該載置領域を画成する中央部と該中央部の周囲に延在する外周部とを有し、該中央部が該外周部より突出するように前記外周部は前記中央部より厚みが小さく形成された載置部材と、 前記中央部及び被処理体の外周を包囲し、且つ前記外周部の表面を覆うように環状に形成された環状部材とを有し、前記環状部材の内周面と前記載置部材の中央部の外周面との間に円周状に整列した複数の位置決めピンが設けられたことを特徴とする処理装置が提供される。上述の処理装置において、前記環状部材の内周面に切り欠きが設けられ、前記位置決めピンは該切り欠きに一部が収容され、残りの部分が前記環状部材の内周面から内側に向けて突出した状態で配置されることを特徴とする処理装置が提供される。
上述の本発明による処理装置において、被処理体上に形成される膜は金属酸化物の薄膜であり、処理ガスと酸化ガスとを載置部材が配置された処理チャンバ内に供給するガス供給手段を更に有することとしてもよい。金属酸化物は、Pb原料ガス、Zr原料ガス、Ti原料ガスの混合ガスと酸化ガスとを反応させて生成されるPZT膜であることとしてもよい。あるいは、金属酸化物の薄膜は、BST膜、SBT膜又はBLT膜であることとしてもよい。ここで、BSTはBaとSrとTiとを含んだ酸化物をあらわし、SBTはSrとBiとTaとを含んだ酸化物をあらわし、BLTはBiとLaとTiとを含んだ酸化物をあらわす。
また、載置部材は、窒化アルミニウム(AlN)又はアルミナ(Al)又は炭化ケイ素(SiC)又は石英(SiO)又は窒化シリコン(Si)又はアモルファスカーボンを主成分とする材料により形成されることとしてもよい。
上述の如く本発明によれば、被処理体が載置される載置部材において、酸化物の堆積することのできる部分を凹部としたため、酸化物が堆積してもある程度の量となるまで問題を生じることがなく、載置部材を連続して長時間使用することができる。これにより、載置部材の交換・洗浄のために成膜装置の運転を停止する頻度を少なくすることができ、一定品質の成膜処理を行う環境を長時間維持することができる。
また、載置部材の不要面又は裏面、あるいは載置部材の外周部を覆う環状部材の裏面に熱反射加工を施すことで、環状部材の表面温度を低くすることができ、環状部材に堆積物が付着することを抑制することができる。
さらに、載置部材の裏面において、載置部材の中央部の外周に対応した位置に、熱吸収率の高い部材を設けることにより、中央部の外周付近を選択的に強く加熱することができ、載置部材上に載置された被処理体の外縁部の温度低下を抑制して、被処理体全体を一様な温度に加熱することができる。
また、環状部材の内側に位置決めピンを設けることにより、被処理体は環状部材ではなく位置決めピンのみに接触することとなり、被処理体の接触部分の温度低下を抑制することができ、載置部材上に載置された被処理体の外縁部の温度低下を抑制して、被処理体全体を一様な温度に加熱することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図5は本発明の第1実施例による成膜装置の全体構成図である。図5に示す成膜装置は、CVD法によりPZT膜を生成するPZT成膜装置である。
図5に示すPZT成膜装置は、処理チャンバ12、シャワーヘッド14、排気トラップ16、真空ポンプ18及びガス供給装置20を有する。
処理チャンバ12内にはウェハWを載置するための載置台12a(図6参照)が設けられる。載置台12aにはヒータが埋め込まれており、載置台12aに載置された被処理体であるウェハWを所定の処理温度に加熱する。処理チャンバ12は排気配管12bを介して排気トラップ16に接続され、さらに真空ポンプ18に接続されている。排気トラップ16及び真空ポンプ18により処理チャンバ12内のガスを排気して所定の真空度に維持する。
シャワーヘッド14は、載置台12aに対向した状態で処理チャンバ12の上部に設けられており、処理ガスとして原料ガス及び酸化ガスを処理チャンバ12内に供給する。
図5に示すガス供給装置20は、シャワーヘッド14に原料ガスを供給するための装置である。ここでは図示していないが、酸化ガスもシャワーヘッド14に供給される。ガス供給装置20は、溶媒に溶解されたPb原料を貯蔵するPb溶液原料タンク22と、溶媒に溶解されたZr原料を貯蔵するZr溶液原料タンク24と、溶媒に溶解されたTi原料を貯蔵するTi溶液原料タンク26とを有する。本実施例では溶媒として酢酸ブチルが用いられる。
ここで、Pb溶液原料はPb原料を溶媒である酢酸ブチルに溶解して生成された液体材料であり、Zr溶液原料はZr原料を溶媒である酢酸ブチルに溶解して生成された液体材料であり、Ti溶液原料はTi原料を溶媒である酢酸ブチルに溶解して生成された液体材料である。本実施例においては、溶媒として酢酸ブチルを用いたが、これに限らず、テトラヒドロフランや、シクロヘキサン、オクタンなど、他の溶媒を用いてもよい。Pb原料としては、例えばPb(DPM)が、Zr原料としては例えばZr(O−i−Pr)(DPM)又はZr(O−i−Pr)(DPM)又はZr(DPM)が、Ti原料としては、例えばTi(O−i−Pr)(DPM)が用いられる。
Pb溶液原料タンク22には圧送ガスが供給され、その圧力によりPb溶液原料を液体用マスフローコントローラ(LMFC)30を介してPb用気化器40に供給する。Pb用気化器40にはマスフローコントローラ(MFC)42を介してキャリアガスが供給される。Pb用気化器40に供給されたPb溶液原料は、Pb用気化器40内でキャリアガスにより気化され、気体となったPb原料がガス供給配管44を通じてシャワーヘッド14に供給される。
Zr溶液原料タンク24には圧送ガスが供給され、その圧力によりZr溶液原料を液体用マスフローコントローラ(LMFC)32を介してZr用気化器46に供給する。Zr用気化器46にはマスフローコントローラ(MFC)48を介してキャリアガスが供給される。Zr用気化器46に供給されたZr溶液原料は、Zr用気化器46内でキャリアガスにより気化され、気体となったZr原料がガス供給配管50を通じてシャワーヘッド14に供給される。
Ti溶液原料タンク26には圧送ガスが供給され、その圧力によりTi溶液原料を液体用マスフローコントローラ(LMFC)34を介してTi用気化器52に供給する。Ti用気化器52にはマスフローコントローラ(MFC)54を介してキャリアガスが供給される。Ti用気化器52に供給されたTi溶液原料は、Ti用気化器52内でキャリアガスにより気化され、気体となったTi原料がガス供給配管56を通じてシャワーヘッド14に供給される。圧送ガス及びキャリアガスとしては、HeやAr,Nなどの不活性ガスが用いられる。
また、上述の原料ガス供給ラインとは別に、酸化ガス供給配管(図示せず)がシャワーヘッド14に接続され、酸化ガスとしてO,O,NO,NO等がシャワーヘッド14に供給される。
以上のような構成のCVD装置において、シャワーヘッド14から供給される原料ガスと酸化ガスとを処理チャンバ12内において反応させ、ウェハW上にPZT膜を堆積する。なお、各原料の供給ラインはベントライン58に接続されており、原料ガスが不要な場合に、シャワーヘッド14を迂回して排気ポート12bに直接原料ガスを排気することができる。また、図5において点線が設けられた部分は、ヒータにより加熱される部分を示す。
なお、上述のガス供給装置20は液体原料を気化器40,46,52で気化して処理チャンバ12に供給する、いわゆる液体気化式のガス供給装置であるが、固体原料を昇華により気体に変換して供給する、いわゆる固体昇華式のガス供給装置を用いることとしてもよい。
次に、処理チャンバ12内に配置された載置台12aについて、図6を参照しながら説明する。図6は図5に示す処理チャンバ12の断面図である。
処理チャンバ12内には、シャワーヘッド14に対向した位置に載置台12aが設けられる。シャワーヘッド14には、ガス供給配管44,50,56と酸化ガス供給配管57とが接続され、シャワーヘッド14を介して原料ガス及び酸化ガスが処理チャンバ12内に導入される。
載置台12aは、載置台本体60と、カバープレート62と、ガイドリング64とよりなる。載置台本体60は、窒化アルミニウム(AlN)又はアルミナ(Al)又は炭化ケイ素(SiC)又は石英(SiO)又は窒化シリコン(Si)又はアモルファスカーボン等の耐熱性を有する部材よりなり、内部に抵抗加熱ヒータ等の発熱体66が組み込まれている。載置台本体60は処理容器12の底部に接合され、内部の空洞が処理チャンバ12の外部に開放される。この空洞を通して発熱体66の電極66aが処理チャンバ12の外部に延出する。
載置部材としてのカバープレート62は、載置台本体60と同様に窒化アルミニウム(AlN)又はアルミナ(Al)又は炭化ケイ素(SiC)又は石英(SiO)等の耐熱性を有する部材よりなり、載置台本体60の上に取り付けられる。カバープレート62の中央部分は、被処理体としてシリコンウェハWのような円形の基板が載置される領域である。本実施例では、ウェハWの外周に沿って凹部62aが設けられる。本実施例では、凹部62aは環状の溝として形成される。
載置台本体60は、発熱体66により例えば600℃に加熱され、この熱がカバープレート62を介してウェハWに伝達され、ウェハWは例えば550℃に維持される。
ガイドリング64は、載置台本体60と同様に窒化アルミニウム(AlN)又はアルミナ(Al)又は炭化ケイ素(SiC)又は石英(SiO)等の耐熱性を有する部材よりなり、カバープレート62の凹部62aより外側の部分と外周側面及び載置台本体60の外周側面を覆うようにL字状の断面を有するリング状の部材である。ガイドリング64の内周面は傾斜しており、ウェハWをカバープレート62に載置する際にウェハWを位置決めする作用を有する。
次に、カバープレート62に設けられた環状の凹部62aの位置及び寸法に関して、図7を参照しながら説明する。図7はカバープレート62とガイドリング64の拡大断面図である。
カバープレート62は例えば厚さ2mm程度の円板形状である。凹部62aの深さはカバープレート62の厚みより小さく、例えば0.5mm程度である。凹部62aは環状の溝であり、その内周直径は載置されるウェハWの外周の直径に等しいか僅かに小さい。すなわち、凹部62aの内側の円形領域(ウェハWが載置される領域)の直径は、ウェハWの直径と同じ、又は僅かに小さい。ウェハWの載置位置は、基板搬送装置の位置決め許容範囲内で僅かにずれる可能性がある。すなわち、ウェハWをカバープレート62上に載置する毎に、載置位置が僅かにずれることがある。したがって、ウェハWの載置位置が僅かにずれた場合でも、凹部62aの内側の円形領域が露出しないように、凹部62aの内周をウェハWが載置される領域の外周より僅かに小さくすることが好ましい。
また、凹部62aの外周の直径は、ガイドリング64の内周の直径より僅かに大きい。ガイドリング64は、カバープレート62に対して取り付ける際に正確に配置すれば、その後ずれることはほとんどなく、凹部62aの外側のカバープレート62の表面が露出することはない。したがって、ガイドリング64(環状部材)の内周は、凹部62aの外周より僅かに小さいことが好ましいが、場合によっては同じでもよい。
したがって、ウェハWがカバープレート62に載置された状態で、ウェハWの外縁は僅かに凹部62aにせり出した状態となり、また、ガイドリング64の内縁は凹部62aの外周に一致するか僅かにせり出した状態となる。これにより、カバープレート62の表面はウェハWとガイドリング64とにより完全に覆われることとなり、凹部62aの底面及び内壁のみが処理チャンバ12内の雰囲気に露出する。
上述の状態でPZT膜の生成が行われると、PZT膜以外に生成される酸化物68は、図7に示すように、凹部62aの底面及び内面だけに付着し、カバープレート62の表面には堆積しない。凹部62aの深さは例えば0.5mm程度であり、酸化物68が凹部62a内にある程度堆積するまで、酸化物は凹部62aの内部におさまっており、堆積した酸化物にウェハWが乗り上げるような問題は発生しない。
ここで、凹部62aは環状の溝であり、カバープレート62を貫通するものではない。凹部62aがカバープレート62を貫通すると、載置台本体60の表面が露出してしまい、ここに酸化物が堆積してしまうからである。したがって、凹部62aの深さは、カバープレート62の厚みより小さく、且つカバープレート62が変形しないようにある程度の強度を維持できるような深さに設定される。
以上の説明では、凹部62aは環状の溝としたが、オリフラを有するウェハWを処理する成膜装置の場合、図8に示すように、凹部62aの形状をオリフラの形状に合わせることが好ましい。より詳細には、凹部62aの内周をウェハWのオリフラ部分の外形に一致するか僅かに小さくすることが好ましい。凹部62aの外周は円形のままとする。
これにより、オリフラを有するウェハWがカバープレート62上に載置されても、ウェハWのオリフラ部分に相当するカバープレート62の部分は凹部62aであり、カバープレート62の載置面は露出しない。したがって、ウェハWのオリフラ部分に相当するカバープレート62の部分に堆積する酸化物68は、図7に示す例と同様に、凹部62a内に堆積することとなる。図8はカバープレートの凹部62aが形成された部分の平面図であり、ウェハWが点線で示されている。凹部62aの内側のハッチングを施した部分がウェハの搭載領域となる。
以上のように凹部62aの形状を図8に示すように構成することにより、オリフラを有するウェハWを処理した後にノッチを有するウェハWを処理した場合でも、ノッチを有するウェハWがオリフラに相当する部分に堆積した酸化物上に乗り上げることは無い。したがって、ウェハWの温度均一性、成膜の面内均一性・再現性を長期間にわたって良好に維持することができる。
また、ウェハWが傾いて載置されることがないため、ウェハWの裏面汚染を防止することもできる。ただし、ノッチを有するウェハWの場合は、オリフラに相当する部分が凹部62aに張り出した状態となるため、この部分の裏面が処理チャンバ内の雰囲気に露出することとなり、ウェハWの裏面が汚染されるおそれがある。しかし、オリフラに相当する部分の面積は非常に小さく、裏面全体が汚染されるわけではないので、ほとんど問題とはならない。
以上のように、凹部62aがオリフラに相当する部分を有している場合でも、凹部62aの内周がウェハWの載置領域の外周と同じか僅かに小さくなるように凹部62aを形成することで、ウェハWの載置領域内に酸化物が堆積することを防止することができる。
次に、本発明の第2実施例による成膜装置について図9を参照しながら説明する。図9は本発明の第2実施例による成膜装置に設けられる処理チャンバの断面図である。本発明の第2実施例による成膜装置は、処理チャンバ(ウェハの加熱方法)以外は、図5に示す本発明の第1実施例による成膜装置と同じ構成であり、その説明は省略する。また、図9において、図6に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図9に示す処理チャンバ70は、ウェハWの加熱装置としてランプ加熱装置を用いたものである。本実施例において、ウェハWを載置するための載置台70aは、サセプタ62とカバープレート64と支持部70bとにより構成される。載置部材としてのサセプタ62(上述の第1実施例におけるカバープレート62と同じ機能を有するため同じ符号を付す)は、処理チャンバ70の底面から立ち上げられた円筒状の支持部70bにより、底面62bの外周部分において支持される。サセプタ62の底面62bは、支持部70bの内部空間に露出する。
処理チャンバ70の底面には、透明石英窓72が設けられ、支持部70aの内部空間に光(熱線)を導入することができる。透明石英窓72の外側には、ハロゲンランプ等の加熱用ランプ74が配置される。ランプ74はランプ支持台76に取り付けられたソケット78により支持され、透明石英窓72を介してサセプタ62の底面62bに対向する。
ランプ74から放射された光(熱線)は、透明石英窓を透過してサセプタ62の底面62bに照射される。これにより、サセプタ62は加熱され、その熱により載置されたウェハWを処理温度(例えば550℃)に加熱する。
サセプタ62は、上述の第1実施例と同様に環状の凹部62aを有しており、酸化物は凹部62a内に堆積するが、サセプタ62の表面(ウェハWを載置する面)に酸化物が堆積することはない。本実施例においても、凹部62aはサセプタ62を貫通しないように形成される。凹部62aがサセプタ62を貫通してしまうと、酸化物が透明石英窓72に付着して光(熱線)が透過しなくなるためである。
以上のように、本発明によるカバープレート又はサセプタ62は、抵抗加熱用電熱ヒータを組み込んだ載置台にも、ランプ加熱による載置台にも適用することができる。
なお、上述の本発明による成膜装置は、PZT膜以外に用いることができる。例えば、BST膜、SBT膜、BLT膜などの高・強誘電体膜や、RE−Ba−Cu−O系(REは希土類元素)、Bi−Sr−Ca−Cu−O系、Tl−Ba−Ca−Cu−O系などの高温超電導体膜や、Al、HfO、ZrOなどのゲート絶縁膜や、RuO、IrO、SrRuO系などの酸化物電極膜などのIn−Situドライクリーニング(装置に取り付けたままでのクリーニング)が難しい成膜プロセスにも有効である。ここで、BSTはBaとSrとTiとを含んだ酸化物をあらわし、SBTはSrとBiとTaとを含んだ酸化物をあらわし、BLTはBiとLaとTiとを含んだ酸化物をあらわす。
なお、図7に示す構成において、カバープレート62の高さは凹部62aを除いて同じ高さとなっているが、これに限ることなく、様々な変形例が考えられる。そのような変形例について以下に説明する。なお、以下の変形例は図9に示すサセプタ62にも適用することができる。
図10は図7に示すカバープレートの第1変形例の一部を示す断面図である。図10に示すカバープレート又はサセプタ62Aは、ウェハの搭載領域の厚みt1と外側部分の厚さt2とが異なっている。
具体的には、凹部62aの外側部分における厚さt2が、凹部62aの内側部分における厚さt1より小さい(t1>t2)。厚さt1と厚さt2の差は、図10に点線で示すようにガイドリング64が載置された場合に、ガイドリング64の表面とウェハWの表面がほぼ同一の平面となるような寸法に設定される。これにより、図中矢印で示すようにウェハWの表面近傍におけるガスの流れが滑らかとなり、成膜の面内均一性が向上するという効果が得られる。
図11は図7に示すカバープレートの第2変形例の一部を示す断面図である。図11に示すカバープレート又はサセプタ62Bは、ウェハの搭載領域の厚みt1と外側部分の厚さt2とが異なっている。
具体的には、図7に示す凹部62aの外側部分における厚さt2が、凹部62aの内側部分における厚さt1より小さく(t1>t2)、凹部62aの外側部分の表面と凹部62aの底面とが同一平面となっている。すなわち、凹部62aを設ける代わりに、ウェハWの搭載領域とその外側部分との間に段差を設けている。これにより、凹部62aを形成するための溝をカバープレートに形成する必要がなく、加工が簡略化でき、加工コストが低減できる。
また、図11中点線で示すように、厚さt1と厚さt2との差は、ガイドリング64が配置された場合に、ガイドリング64の表面とウェハWの表面がほぼ同一の平面となるような寸法に設定される。これにより、図中矢印で示すようにウェハWの表面近傍におけるガスの流れが滑らかとなり、成膜の面内均一性が向上するという効果が得られる。
また、図12に示すように、図11に示す構成においてガイドリングの内周部から内側に延在する部分を設けることとしてもよい。すなわち、ガイドリング64Aの内周側面に延在部64aを設ける。延在部64aの先端(内周)はカバープレート62Bの段差部分の近傍まで延在する。これにより、ガイドリング64Aの一部である延在部64aがウェハWの外周の直下まで張り出した状態となるため、凹部62aに相当する部分の温度を下げることができ、ウェハWの外周の直下近傍での酸化物の堆積量を低減することができる。したがって、メンテナンス周期を伸ばすなどの効果が得られる。
また、図13に示すように、ウェハの搭載領域の周囲の数箇所にウェハ位置決め用のピン80を取り付けることとしてもよい。この場合、ウェハWを載置する際のガイドはピン80により行なわれるため、ガイドリング64を設ける必要がなくなる。
図14は図7に示すカバープレートの第3変形例の一部を示す断面図である。図14に示すカバープレート又はサセプタ62Cは、ウェハの搭載領域の厚みt1と外側部分の厚さt2とが異なっている。
具体的には、凹部62aの外側部分における厚さt2が、凹部62aの内側部分における厚さt1より大きい(t1<t2)。厚さt1と厚さt2の差は、ウェハWの厚みにほぼ等しい寸法に設定される。これにより、図中矢印で示すようにウェハWの表面近傍におけるガスの流れが滑らかとなり、成膜の面内均一性が向上するという効果が得られる。また、この場合、ウェハWを載置する際の位置決め用ガイド機能を、凹部62aの外側部分が受け持つようにすれば、ガイドリング64を設ける必要がなくなる。
次に、本発明の第3実施例について、図15を参照しながら説明する。図15は本発明の第3実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。なお、本発明の第3実施例による成膜装置において、サセプタ及びカバーリング以外の構成は、上述の第2実施例による成膜装置と同様であり、その説明は省略する。
図15において、ウェハを載置する載置台としてのサセプタ100及びサセプタ100の外周部を覆う環状部材であるカバーリング102は支持部104上に載置されている。サセプタ64、カバーリング102、及び支持部104は、図9に示すサセプタ62、ガイドリング70、及び支持部70bに夫々対応する構成部品である。
サセプタ100の外周部100bは、ウェハWが載置される中央部100aより厚みが小さくなっており、カバーリング102はこの厚みの小さい外周部100bの表面を覆うように配置される。カバーリング102の表面は、ウェハWの表面とほぼ同一面内となるように構成されている。カバーリング102の内周面と、サセプタ100の中央部100aの外周面との間に、図9に示す凹部62aと同様な環状の凹部106が形成される。凹部106を設けることによりウェハWが堆積物に乗り上げることを防止している。
ここで、凹部106の内部への堆積物の堆積量は少ないほうが、サセプタ100を連続して使用する時間を延ばすことができ、メンテナンス周期を長くすることができる。そこで、本実施例では、環状の凹部106内を底部から開口側に向けて(上方へ)パージガスを流すことにより、堆積物を生成するような反応ガスが凹部106内に進入することを防いでいる。
具体的には、支持部104とサセプタ100の裏面とで画成される空間にはAr,N等の不活性ガスからなるパージガスが流されており、このパージガスを凹部106の底面に導くようなパージガス通路を形成することで、凹部106にパージガスを供給する。パージガスとしてドライクリーニングガスを流すこととしてもよい。
パージガス通路は、支持部104のサセプタ載置面に形成された複数の溝104aと、サセプタ100の外周面と支持部104との間に形成される空隙108と、サセプタ100の外周部100bの上面とカバーリング102の底面との間に形成される空隙110とにより形成される。空隙108と空隙110は、サセプタ100とカバーリング102の設計において通常設けられる程度の小さな間隙でもよい。
上述のように形成されたパージガス通路を、図15の矢印で示すようにパージガスが流れるため、反応性ガスが凹部106に入り込み難くなり、凹部106内に堆積物が蓄積される量を低減することができる。
なお、径方向に延在する複数の溝104aは、円周方向に整列して配置されることが好ましい。また、支持部104に溝104aを形成する代わりに、サセプタ100の底面の外周部に溝を形成してもよい。また、溝の代わりに小さな突起状の部分を支持部104又はサセプタ100の裏面に設けることとしてもよい。また、溝の代わりに、支持部104又はサセプタ100の裏面をサンドブラスト又はエッチング法などによって粗くしてもよい。
図16は図15に示すパージガス通路の変形例を示す図である。図15に示すパージガス通路では、サセプタ100の裏面側の空間からのパージガスを、溝104aと空隙108により空隙110まで導いているが、図16に示す変形例では、サセプタ100の外周部100bに微小な孔100cを設けて、図16の矢印で示すようにサセプタ100の裏面側から空隙110までパージガスを導いている。孔100cは、円周状に複数個設けることが好ましい。
次に、本発明の第4実施例について、図17を参照しながら説明する。図17は本発明の第4実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。なお、本発明の第4実施例による成膜装置において、サセプタ及びカバーリング以外の構成は、上述の第2実施例による成膜装置と同様であり、その説明は省略する。
本実施例では、サセプタ上に付着する堆積物以外に、カバーリングの表面に付着する堆積物の量を低減している。カバーリングの表面に付着する堆積物の量は、カバーリングの表面温度が高いほど多くなる。そこで、カバーリングの表面温度を低減して堆積物の付着量を低減する。
図17に示すように、本実施例によるカバーリング102は、下カバーリング102Aと上カバーリング102Bとに分割されており、上カバーリング102Bと下カバーリング102Aとの間に空隙112が形成されている。カバーリング102は、主にサセプタ100からの輻射熱により加熱される。すなわち、サセプタ100の外周部100bの表面から輻射熱がカバーリング102の底面に伝わり、底面から表面まで熱伝導で伝わって表面温度が高くなる。
本実施例では、図17に示すように空隙112が設けられているため、熱伝導が悪くなり、結果として上カバーリング102Bへ伝わる熱が低減される。したがって、上カバーリング102Bの表面温度を低減することができ、上カバーリング102Bの表面上に付着する堆積物の量を低減することができる。
また、上述のようにカバーリング102を上下の2つに分割しなくても、図18に示すように、カバーリング102の底面とサセプタ100の外周部100bの表面との間の空隙110の距離Gを、例えば1mmのように大きくすることにより、サセプタ100からカバーリング102への輻射による熱伝達を抑制することができる。これにより、カバーリング102への熱伝達量が低減され、カバーリング102の表面温度を低減することができ、カバーリング102の表面上に付着する堆積物の量を低減することができる。
次に、本発明の第5実施例について、図19を参照しながら説明する。図19は本発明の第5実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。なお、本発明の第5実施例による成膜装置において、サセプタ及びカバーリング以外の構成は、上述の第2実施例による成膜装置と同様であり、その説明は省略する。
本実施例では、サセプタ100もしくはカバーリング102に断熱加工又は熱反射加工を施してカバーリング102へ伝達される熱の量を低減する。すなわち、図19に示すように、サセプタ100の外周部100bの表面及び裏面に、例えば金属膜114,116を蒸着により形成して熱反射加工を施す。金属膜114,116はサセプタ加熱用のランプからの熱線を反射する熱反射膜として機能する。このため、金属膜114はサセプタ100の外周部100bに入射する熱線を反射して、外周部の加熱を抑制する。また、金属膜116は、サセプタ100の外周部100bの内部を透過した熱線を反射して、熱線がカバーリング102に到達しないようにする。
また、本実施例では、カバーリング102の底面にも金属膜118が形成されている。金属膜118は、サセプタ100の外周部100bを透過してくる熱線や、外周部が加熱されて発生する輻射を反射する。したがって、カバーリング102に入射する熱線の量が抑制され、カバーリング102の加熱が抑制される。
以上のように、サセプタやカバーリングに断熱加工や熱反射処理を施すことで、カバーリング102の表面温度を低減し、カバーリング102の表面への堆積物の付着を抑制することができる。
なお、本実施例ではサセプタ100の外周部100bの表面及び裏面両方に金属膜を設けているが、いずれか一方のみとしても熱線反射の効果を得ることができる。また、サセプタ100の外周部100bとカバーリング102の両方に熱反射処理を施しているが、いずれか一方に施すだけでも、断熱あるいは熱反射の効果を得ることができる。
サセプタ100の外周部100bを透過する熱線の量を抑制する手段として、上述のように熱反射膜を設ける他に、図20に示すように、サセプタ100の外周部100bの厚みTを大きくすることとしてもよい。すなわち、サセプタ100の外周部100bの厚みTを変えることにより、熱線の透過率を調整して、カバーリング102へ到達する熱線の量を調節する。
以上のように、カバーリング102の表面温度を低減することで、カバーリング102に付着する堆積物の量を低減することができる。ところが、カバーリング102の温度を低減すると、カバーリング102に近いウェハWの外周部の温度が中央部の温度より低くなり、ウェハWの表面温度の面内均一性が損なわれるおそれがある。そこで、以下の実施例では、ウェハWの外周部の温度が低下しないような手段を講じている。
本発明の第6実施例について、図21を参照しながら説明する。図21は本発明の第6実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。なお、本発明の第7実施例による成膜装置において、サセプタ及びカバーリング以外の構成は、上述の第2実施例による成膜装置と同様であり、その説明は省略する。
本実施例では、サセプタの裏面で、中央部100aと外周部100bとの境界部分付近に熱線吸収加工を施す。熱線吸収加工とは、例えば図21に示すように、熱線の吸収率の高い色の濃い部材120を貼り付けたり、熱線の吸収率の高い色の濃い膜を形成することで、その部分でランプからの熱線をより多く吸収するように加工することである。色の濃い部材を貼り付ける代わりに着色剤を塗布して着色を施すこととしてもよい。
このように、サセプタ100の中央部100aの周囲部分において、周囲より熱線をより多く吸収させることにより、ウェハWの外縁部をより強く加熱することができ、ウェハWの外縁部の温度が低下することを防止することができる。したがって、ウェハWの表面が全体的に一様な温度となるように加熱することができ、ウェハWに対する処理の面内均一性を向上することができる。
上述のように、サセプタ100の裏面の一部に熱線の吸収率を高くする加工を施すことにより、サセプタ100を部分的に温度制御することが可能となる。このような部分的な加熱の制御は、サセプタ100の中央部100aの外周に対応する部分をより強く加熱することに限られず、サセプタの任意の位置をその周囲よりも加熱できることを意味する。あるいは、サセプタ100の中央部100aの裏側において、中心から外周に向かって次第に熱線の吸収率が高くなるように着色することで、サセプタ100の表面温度をより均一にすることもできる。
ここで、ウェハWの外縁部の温度が低下する理由の一つに、ウェハWが温度の低いカバーリング102に接触して接触した部分の温度が低下することがある。そこで、以下の実施例では、ウェハWがカバーリング102に接触しない構成としている。
以下に、本発明の第7実施例について、図22及び図23を参照しながら説明する。図22は本発明の第7実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。図23は図22に示された位置決めピンの周囲を上からみた平面図である。なお、本発明の第7実施例による成膜装置において、サセプタ及びカバーリング以外の構成は、上述の第2実施例による成膜装置と同様であり、その説明は省略する。
本実施例では、図22に示すように、サセプタ100の中央部100aとカバーリング102の内周面との間に、位置決めピン122が設けられている。位置決めピン122は熱伝導率の低い材料で形成することが好ましい。位置決めピンは外周部100aの周囲に複数個(少なくとも3個以上)設けられる。カバーリング102の内周面には、図23に示すように、位置決めピン122の一部を収容するような切り欠き102aが形成されている。
以上の構成において、位置決めピン122が切り欠き102aに収容された状態で、位置決めピン122の一部はカバーリング102の内周面より内側に突出する。これにより、サセプタ100の中央部100a上に載置されたウェハWは、位置決めピン122に接触しても、温度の低いカバーリング102に接触することはない。したがって、ウェハWの外縁部の温度低下を抑制することができ、ウェハWの表面全体を一様な温度とすることができる。
図24は、位置決めピン122の代わりに、断面が三角形の環状の位置決め部材124をカバーリング102とサセプタ100の中央部100a(すなわちウェハW)との間に配置した例を示す断面図である。位置決め部材124の内周はほぼ垂直な面であり、ウェハWより僅かに大きな直径の円周面を形成している。一方、位置決め部材124の外周面は傾斜した面となっており、ウェハWが接触する可能性のある部分の体積が小さくなっている。この傾斜面に対応してカバーリング102の内周面にも傾斜が設けられている。
なお、位置決め部材124は別部材としてサセプタ100に固定されてもよく、また、サセプタ100の一部として一体成形することもできる。この場合も図22と同様の効果を得ることができる。さらに、必要に応じて上述の実施例を組み合わせてもよい。
なお、上述の実施例では円形の基板(ウェハ)を用いる場合について説明したが、本発明は円形の基板以外に、FPDなどの角形の基板にも適用可能である。
従来の処理チャンバ内に配置される載置台の側面図である。 図1に示すA部の拡大図である。 オリフラを有する基板とノッチを有する基板を重ね合わせて示す平面図である。 載置台のオリフラに相当する部分に形成された凸部の上に、ノッチを有する基板が乗り上げた状態を示す断面図である。 本発明の第1実施例による成膜装置の全体構成図である。 図5に示す処理チャンバの断面図である。 カバープレートとガイドリングの拡大断面図である。 カバープレートの凹部が形成された部分の平面図である。 本発明の第2実施例による成膜装置に設けられる処理チャンバの断面図である。 図7に示すカバープレートの第1変形例の一部を示す断面図である。 図7に示すカバープレートの第2変形例の一部を示す断面図である。 図11に示す構成においてカバープレートの内周部に段差を設けた構成を示す断面図である。 ウェハの搭載領域の周囲にウェハ位置決め用のピンを取り付けた構成を示す断面図である。 図7に示すカバープレートの第3変形例の一部を示す断面図である。 本発明の第3実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。 図15に示すサセプタの変形例を示す断面図である。 本発明の第4実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。 サセプタとカバーリングとの間の空隙の距離を増大した状態を示す断面図である。 本発明の第5実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。 サセプタの外周部の厚みを増大した状態を示す断面図である。 本発明の第6実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。 本発明の第7実施例による成膜装置に設けられるサセプタ及びカバーリングの断面図である。 図22に示された位置決めピンの周囲を上からみた平面図である。 断面が三角形の環状の位置決め部材をカバーリングとサセプタの中央部との間に配置した例を示す断面図である。
符号の説明
12,70 処理チャンバ
12a,70a 載置台
14 シャワーヘッド
16 排気トラップ
18 真空ポンプ
20 ガス供給装置
22 Pb溶液原料タンク
24 Zr溶液原料タンク
26 Ti溶液原料タンク
30,32,34 液体マスフローコントローラ
40,46,52 気化器
44,50,56 ガス供給配管
57 酸化ガス供給配管
58 バイパス配管
60 載置台本体
62,62A,62B,62C カバープレート又はサセプタ
62a 凹部
62b 底面
64,64A ガイドリング
64a 延在部
66 発熱体
68 酸化物
70b 支持部
72 透明石英窓
74 ランプ
76 ランプ支持台
78 ソケット
80 ピン
100 サセプタ
100a 中央部
100b 外周部
102 カバーリング
102a 切り欠き
102A 下カバーリング
102B 上カバーリング
104 支持部
106 凹部
108,110,112 空隙
114,116,118 金属膜
120 部材
122 位置決めピン
124 位置決め部材

Claims (14)

  1. 被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、
    前記被処理体が載置される載置領域を有する略平面状の載置部材を有し、
    前記載置部材は前記被処理体が前記載置領域に載置されたときに前記被処理体の外周に沿って延在する凹部を有し、
    該凹部の内周は前記載置領域の外周と同じ、又は外周より小さい
    ことを特徴とする成膜装置。
  2. 請求項1記載の成膜装置であって、
    前記被処理体は実質的に円形の基板であり、前記凹部は該基板の外周に沿って延在するように形成された環状の溝であることを特徴とする成膜装置。
  3. 請求項1又は2記載の成膜装置であって、
    前記載置部材を加熱することにより、載置された前記被処理体を所定の温度に維持するための加熱手段を更に有することを特徴とする成膜装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の成膜装置であって、
    前記載置部材の前記載置領域の外側部分を覆う環状部材を更に有し、
    該環状部材の内周は、前記凹部の外周と同じ、又は外周より小さいことを特徴とする成膜装置。
  5. 被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、
    前記被処理体が載置される載置領域を有する載置部材であって、該載置領域を画成する中央部と該中央部の周囲に延在する外周部とを有し、該中央部が該外周部より突出するように前記外周部は前記中央部より厚みが小さく形成された載置部材と、
    前記中央部及び被処理体の外周を包囲し、且つ前記外周部の表面を覆うように環状に形成された環状部材と
    を有し、
    前記載置部材の前記外周部に対向する前記環状部材の裏面、前記環状部材の裏面に対向する前記載置部材の前記外周部の表面、及び前記載置部材の前記外周部の表面とは反対の裏面のうち少なくとも一つの面に、熱線を反射するための熱反射加工が施されていることを特徴とする成膜装置。
  6. 請求項5記載の成膜装置であって、
    前記熱反射加工により金属膜が形成されたことをする成膜装置。
  7. 被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、
    前記被処理体が載置される載置領域を有する載置部材であって、該載置領域を画成する中央部と該中央部の周囲に延在する外周部とを有し、該中央部が該外周部より突出するように前記外周部は前記中央部より厚みが小さく形成された載置部材と、
    前記中央部及び被処理体の外周を包囲し、且つ前記外周部の表面を覆うように環状に形成された環状部材と
    を有し、
    前記載置部材の裏面の一部に、前記載置部材を形成する材料より熱吸収率が高くなる加工が施されていることを特徴とする成膜装置。
  8. 請求項7記載の処理装置であって、
    前記載置部材の裏面の前記一部は、前記中央部の外周面に対応した位置であることを特徴とする成膜装置。
  9. 被処理体に処理ガスを供給しながら被処理体上に膜を形成する成膜装置であって、
    前記被処理体が載置される載置領域を有する載置部材であって、該載置領域を画成する中央部と該中央部の周囲に延在する外周部とを有し、該中央部が該外周部より突出するように前記外周部は前記中央部より厚みが小さく形成された載置部材と、
    前記中央部及び被処理体の外周を包囲し、且つ前記外周部の表面を覆うように環状に形成された環状部材と
    を有し、
    前記環状部材の内周面と前記載置部材の中央部の外周面との間に円周状に整列した複数の位置決めピンが設けられたことを特徴とする処理装置。
  10. 請求項9記載の処理装置であって、
    前記環状部材の内周面に切り欠きが設けられ、前記位置決めピンは該切り欠きに一部が収容され、残りの部分が前記環状部材の内周面から内側に向けて突出した状態で配置されることを特徴とする処理装置。
  11. 請求項1乃至10のうちいずれか一項記載の成膜装置であって、
    前記被処理体上に形成される膜は金属酸化物の薄膜であり、処理ガスと酸化ガスとを前記載置部材が配置された処理チャンバ内に供給するガス供給手段を更に有することを特徴とする成膜装置。
  12. 請求項11記載の成膜装置であって、
    前記金属酸化物の薄膜は、Pb原料ガス、Zr原料ガス、Ti原料ガスの混合ガスと酸化ガスとを反応させて生成されるPZT膜であることを特徴とする成膜装置。
  13. 請求項11記載の成膜装置であって、
    前記金属酸化物の薄膜は、BST膜、SBT膜又はBLT膜であることを特徴とする成膜装置。
  14. 請求項1乃至13のうちいずれか一項記載の成膜装置であって、
    前記載置部材は、窒化アルミニウム(AlN)又はアルミナ(Al)又は炭化ケイ素(SiC)又は石英(SiO)又は窒化シリコン(Si)又はアモルファスカーボンを主成分とする材料により形成されたことを特徴とする成膜装置。
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