JP2005139230A - ゴム組成物およびそれを用いた競技用タイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】競技用タイヤに要求されるグリップ性能が改善され、かつ高硬度、高剛性であるゴム組成物を提供する。
【解決手段】スチレン含量が30%以上であり、かつビニル量が35%以上であるスチレンブタジエン共重合体ゴム20〜95重量%、ならびにブタジエンゴム5〜80重量%からなるゴム成分100重量部に対して、窒素比表面積が160〜300m2/gであるカーボンブラック10〜100重量部、シリカをカーボンブラックの配合量の20〜100重量%、およびオイル15〜70重量部を含むゴム組成物であって、カーボンブラックとシリカの合計量が20〜120重量部である、ゴム組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、ゴム組成物およびそれを用いた競技用タイヤに関する。
モトクロス競技用タイヤはブロックの高さが2cm以上もあり、パターン効果を充分に発揮するためにはゴム硬度が高いことが必要である。そのために、プロセスオイルを少なく、カーボンの充填量を多くした配合となっている。
従来の配合では、外部からの仕事によるタイヤの温度上昇が安定するまでのグリップ(初期グリップ)や低温でのグリップ性能が犠牲になっている。とくにスタジアム内に特設されたショートサーキットでは、スタート時の性能が重要視されており、初期グリップを改善することが求められている。
例えば、特許文献1〜4には、タイヤの操縦安定性、転がり抵抗、耐摩耗性、ウェットスキッド性能を改善するための技術が開示されている。しかし、乗用車用のタイヤを対象にしたこれらの技術では、溶液重合SBRのビニル量が少ないなどの理由から、競技用タイヤに要求される高いグリップ性能を発現するための30〜100℃までの比較的高温域でのエネルギーロスが少ないという問題点を有しており、競技用タイヤに要求されるグリップ性能を満足することはできなかった。
特開平8−333484号公報 特開平11−209517号公報 特開平11−209518号公報 特開2002−332381号公報
本発明は、競技用タイヤに要求されるようなグリップ性能が改善され、かつ高硬度、高剛性であるゴム組成物を提供することを目的とする。
本発明は、スチレン含量が30%以上であり、かつビニル量が35%以上であるスチレンブタジエン共重合体ゴム20〜95重量%、ならびにブタジエンゴム5〜80重量%からなるゴム成分100重量部に対して、窒素比表面積が160〜300m2/gであるカーボンブラック10〜100重量部、カーボンブラックの配合量の20〜100重量%のシリカ、およびオイル15〜70重量部を含むゴム組成物であって、カーボンブラックとシリカの合計量が20〜120重量部である、ゴム組成物に関する。
前記ゴム組成物の硬度が65〜85であり、複素弾性率が5.0〜25.0であり、かつ損失正接が0.25〜0.45であることが好ましい。
また、本発明は、前記ゴム組成物を用いた競技用タイヤに関する。
モトクロス競技において、サイドグリップ性能の向上、トラクション性能の向上、ブレーキ性能の向上により周回走行時間(ラップタイム)が短縮される。とくに気温の低い冬季での状況下や、タイヤ温度が上昇安定するまでの性能が改善される。
本発明のゴム組成物は、スチレンブタジエン共重合体ゴム(SBR)およびブタジエンゴム(BR)からなるゴム成分、カーボンブラック、シリカならびにオイルからなる。
本発明で使用するゴム成分は、SBRおよびBRからなる。必要に応じて、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)、クロロプレンゴム(CR)およびアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)から選択されるゴムを含んでもよい。
本発明のゴム成分は、SBRを20〜95重量%含む。SBRの含有量の下限については40重量%であることが好ましく、50重量%であることがより好ましい。含有量の上限については95重量%であることが好ましく、90重量%であることがより好ましい。SBRが20重量%未満であると、連続走行にともなう発熱による温度上昇のため、グリップ性能の低下が大きくなり、95重量%をこえると、ゴムの柔軟性が損なわれ、初期のグリップ性能が低下する。
SBRにおけるスチレン含量は30%以上である。スチレン含量の下限については35%であることがより好ましい。スチレン含量の上限については50%であることが好ましく、45%であることがより好ましい。スチレン含量が30%未満であると、グリップ性能に寄与するエネルギーロスが必要なレベルに到達しなくなり、50%をこえると、樹脂に近くなり、ゴムの特性である柔軟性が損なわれる傾向がある。
SBRにおけるビニル量は30%以上である。ビニル量の下限については35%であることが好ましく、40%であることがより好ましい。ビニル量の上限については75%であることが好ましく、70%であることがより好ましい。ビニル量が30%未満であると、ゴムの柔軟性が損なわれる傾向があり、75%をこえると、強度が低下する傾向がある。
本発明のゴム成分は、BRを5〜80重量%含む。BRの配合量の上限については40重量%であることが好ましく、30重量%であることがより好ましい。BRの配合量が10重量部未満であると、ブロック高さの高いタイヤにつきまとうブロックの引裂きが多発する傾向があり、80重量部をこえると、グリップ性能に寄与するエネルギーロスが必要なレベルに到達しなくなる。
本発明で使用するカーボンブラックとしては、とくに制限されないが、たとえば、HAF、ISAF、SAF、GPF、FEFなどを用いることができる。詳細には、窒素比表面積(N2SA)が160〜300m2/gのものがあげられる。N2SAの下限については170m2/gであることが好ましい。N2SAの上限については250m2/gであることが好ましく、220m2/gであることがより好ましい。N2SAが160m2/g未満であると、求められるゴムの強度を発現しにくく、N2SAが300m2/gをこえると、低温での硬度が必要以上に硬くなり、ゴムの柔軟性が損なわれ、低温でのグリップ性能や初期グリップが損なわれる傾向がある。
ゴム組成物におけるカーボンブラックの配合量は、10〜100重量部である。カーボンブラックの配合量の下限については50重量部であることが好ましく、60重量部であることがより好ましい。カーボンブラックの配合量の上限については90重量部であることが好ましく、80重量部であることがより好ましい。カーボンブラックの配合量が10重量部未満であると、カーボンブラックによる補強の効果が低く、耐摩耗性能が損なわれ、100重量部をこえると、必要以上に硬度が高くなり、ゴムの柔軟性およびグリップ性能が損なわれる傾向がある。
前記カーボンブラックのセチルトリメチルアンモニウムブロマイド(CTAB)吸着比表面積は、120〜300m2/gであることが好ましい。CTAB吸着比表面積の下限については150m2/gであることがより好ましい。CTAB吸着比表面積の上限については200m2/gであることがより好ましい。CTAB吸着比表面積が120m2/g未満では、カーボンブラックによる補強の効果が低く、耐摩耗性能が損なわれ、300m2/gをこえると、必要以上に硬度が高くなり、ゴムの柔軟性およびグリップ性能が損なわれる。
さらに、前記カーボンブラックの圧縮ジブチルフタレート吸油量(24M4DBP)は90〜130ml/100gであることが好ましい。24M4DBPの下限については100ml/100gであることがより好ましい。24M4DBPの上限については115ml/100gであることがより好ましい。24MDBPが90ml/100g未満では、カーボンブラックによる補強の効果が低く、耐摩耗性能が損なわれる傾向があり、130ml/100gをこえると、必要以上に硬度が高くなり、ゴムの柔軟性およびグリップ性能が損なわれる傾向がある。
本発明で使用するシリカの種類としては、とくに制限はなく、たとえば、乾式法シリカ(無水ケイ酸)、湿式法シリカ(含水ケイ酸)などがあげられる。
ゴム組成物におけるシリカの含有量は、カーボンブラックの配合量の20〜100重量%である。シリカの含有量の上限については70重量%であることが好ましく、50重量%であることがより好ましい。シリカの配合量がカーボンブラックの20重量%未満であると、初期グリップ性能の改善が顕著に出ず、100重量%をこえると、耐摩耗性能が損なわれる。
シリカとしては、たとえば、BET比表面積が80〜270m2/gのシリカを含有することができる。BET比表面積の下限については100m2/gであることが好ましい。BET比表面積の上限については220m2/gであることが好ましい。BET比表面積が80m2/g未満のシリカでは、シリカの補強効果が低く、耐摩耗性能が損なわれる傾向があり、270m2/gをこえるシリカでは、ゴム中への分散しにくく、充分な性能を発揮させることができない。
本発明のゴム組成物には、前記シリカと併用してシランカップリング剤を配合することができる。
シランカップリング剤としては、たとえばビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラサルファイド、ビス(トリエトキシシリルプロピル)ジサルファイド、トリエトキシシリルプロピルイソシアネート、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−(ポリエチレンアミノ)−プロピルトリメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N’−ビニルベンジル−N−トリメトキシシリルプロピルエチレンジアミン塩などがあげられる。なかでも、ビス(トリエトキシシリルプロピル)テトラサルファイド、ビス(トリエトキシシリルプロピル)ジサルファイド、トリエトキシシリルプロピルイソシアネート、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシランが好ましく、ビス(トリエトキシシリルプロピル)ジサルファイドがさらに好ましい。
シランカップリング剤の配合量は、前記シリカの配合量の5〜15重量%であることが好ましい。シランカップリング剤の配合量の下限については8重量%であることが好ましい。また、シランカップリング剤の配合量の上限については10重量%であることが好ましい。シランカップリング剤の配合量が5重量%未満であると、シリカとゴムのあいだのカップリング効果が低く、耐摩耗性が低下する傾向がある。
本発明のゴム組成物におけるカーボンブラックとシリカの配合量の合計は、ゴム成分100重量部に対して、20〜120重量部である。カーボンブラックとシリカの合計配合量の下限については50重量部であることが好ましく、70重量部であることがより好ましい。カーボンブラックとシリカの合計配合量の上限については110重量部であることが好ましい。配合量の合計が20重量部未満であると、耐摩耗性能が低下し、120重量部をこえると、ゴムの硬度が必要以上に高くなり、ゴムの柔軟性が損なわれ、グリップ性能が低下する。
本発明で使用するオイルとしては、アロマチックオイル、ナフテン系オイル、パラフィン系オイル、可塑剤(エステル系、エーテル系、リン酸系など)など通常軟化剤として考えられるものすべてがあげられる。
ゴム組成物におけるオイルの配合量は、ゴム成分100重量部に対して15〜70重量部である。オイルの配合量の下限については30重量部であることが好ましく、35重量部であることがより好ましい。オイルの配合量の上限については60重量部であることが好ましく、55重量部であることがより好ましい。オイルの配合量が15重量部未満であると、ゴムの硬度が必要以上高くなり、ゴムの柔軟性が損なわれ、グリップ性能が低下する。また、70重量部をこえると、ゴムの強度低下による摩耗悪化また硬度低下によるパターンブロックの倒れによりグリップ性能が低下する。
本発明で使用する加硫促進剤としては、スルフェンアミド系、チアゾール系、グアニジン系、アルデヒド・アミン/アンモニア系などがあげられる。その配合量は、ゴム成分100重量部に対して、0.5〜7重量部であることが好ましい。配合量の下限については1重量部であることがより好ましい。配合量の上限については2.5重量部であることがより好ましい。加硫促進剤の配合量が、0.5重量部未満であると、加硫速度が遅く、加硫にかかる時間が長くなり生産性が著しく悪化する傾向があり、7重量部をこえると、加硫速度が速くなりすぎて、混合や押出時でのゴムの焼けが発生し工程上の不具合が多発する傾向がある。
本発明のゴム組成物は、前述の各成分、ゴム成分、カーボンブラック、シリカ、オイルのほかに、通常のゴム組成物に添加される配合剤、例えば、ワックス、老化防止剤、ステアリン酸、亜鉛華、硫黄などを適宜配合できる。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分、カーボンブラック、シリカ、オイルおよび必要に応じてそのほかの配合剤を、通常の加工装置、たとえば、ロール、バンバリーミキサー、ニーダーなどを用いて混練りすることにより得られる。
25℃でJIS−A硬度計で測定した本発明のゴム組成物の硬度は、65〜85であることが好ましい。硬度の下限については68であることがより好ましく、70であることがさらに好ましい。硬度の上限については80であることがより好ましく、77であることがさらに好ましい。ゴム組成物の硬度が65未満であると、ブロック剛性が不充分となり、ブロック倒れによるグリップ性能不足となる傾向があり、85をこえると、ゴムの柔軟性不足により、グリップ性能が不足する傾向がある。
初期歪み10%、動歪み2%で70℃において測定した本発明のゴム組成物の複素弾性率(E*)は、5.0〜25.0であることが好ましい。E*の下限については7.0であることがより好ましく、10.0であることがさらに好ましい。E*の上限については20であることがより好ましく、18.0であることがさらに好ましい。E*が5.0未満であると、ステア応答性が鈍くなり、操縦性能が低下する傾向があり、25.0をこえると、タイヤ全体の衝撃吸収性がなくなり、安定した接地または操縦安定性を損なう傾向がある。
初期歪み10%、動歪み2%で70℃において測定した本発明のゴム組成物の損失正接(tanδ)は、0.25〜0.45であることが好ましい。tanδの下限については0.28であることがより好ましく、0.30であることがさらに好ましい。tanδの上限については0.43であることがより好ましい。tanδが0.25未満であると、ブロックの変形にともなうエネルギーロスが不充分でグリップ性能が不足する傾向があり、0.45をこえると、ブロックの変形による抵抗が大きく、加速が鈍くなる傾向がある。
本発明のゴム組成物は、競技用タイヤに使用される。競技用タイヤにおける高さ15mm以上のブロック ランド比は23%前後であり、各ブロックにかかる荷重が大きいので、ゴム組成物は、高硬度、高剛性であることが要求される。
本発明の競技用タイヤは、バンバリーやニーダーでの混練り後のゴムを押出機により板状に押し出されたものをゴム引き布やビードとなるワイヤーコードと組み合わされて、金型中で加熱することにより製造される。
以下に、実施例1および比較例1で用いた材料を示す。
SBR:旭化成(株)製のタフデン(R)4350(スチレン含量:39%、ビニル量:40%)
BR:宇部興産(株)製のUBEPOL−BR 150B
カーボンブラック:N2SA180m2/g、CTAB吸着比表面積160m2/g、24M4DBP102ml/100gのカーボンブラック
シリカ:日本シリカ工業(株)製のニプシルAQ
オイル:出光興産(株)製のダイアナプロセスオイルAH−24
ワックス:大内新興化学工業(株)製のサンノックワックス
老化防止剤:フレキシス社製のサントフレックス13
ステアリン酸:日本油脂(株)製の桐
亜鉛華:三井金属鉱業(株)製の酸化亜鉛2号
シランカップリング剤:デクッサ社製のSi69
硫黄:軽井沢精錬所(株)製のイオウ
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーCZ
加硫促進剤:大内新興化学工業(株)製のノクセラーD
実施例1および比較例1
表1の配合にしたがって、硫黄および加硫促進剤を除く材料を、バンバリー型ミキサーを用いて混練りした。つぎに、硫黄および加硫促進剤を添加し、8インチロールを用いて混練りした。得られたゴム組成物を用いて試験ゴムを作製し、得られた試験ゴムについて、以下の試験を実施した。結果を表1に示す。
硬度(JIS−A)
作製したゴム組成物の硬度を、25℃および0℃においてJIS−A硬度計で測定した。
粘弾性(VES)
(株)岩本製作所製の粘弾性スペクトロメーターを用いて、初期歪み10%、動歪み2%で70℃における複素弾性率(E*)と損失正接(tanδ)を測定した。このE*値が大きいほど剛性が高く、操縦安定性に優れる。またtanδ値が小さいほど発熱しにくい。
操縦安定性能評価
本発明のゴム組成物を使用してタイヤを作製し、操縦安定性能を評価評価した。作製されたタイヤをホンダCR250に装着し、アウトドア・モトクロス専用コースにおいて走行し、5点を満点とする官能評点で評価した。
ラップタイムは1周走行するにかかった時間をストップウォッチにて計測した。走行後には、タイヤのブロック欠けを評価した。
Figure 2005139230
実施例1を比較例1と比べると、走行スタート直後の操縦安定性能が改善され
、ラップタイムが短縮できた。また、耐摩耗性についても良好であった。

Claims (3)

  1. スチレン含量が30%以上であり、かつビニル量が35%以上であるスチレンブタジエン共重合体ゴム20〜95重量%、ならびにブタジエンゴム5〜80重量%からなるゴム成分100重量部に対して、
    窒素比表面積が160〜300m2/gであるカーボンブラック10〜100重量部、
    カーボンブラックの配合量の20〜100重量%のシリカ、およびゴム成分100重量部に対して
    オイル15〜70重量部
    を含むゴム組成物であって、カーボンブラックとシリカの合計量が20〜120重量部である、ゴム組成物。
  2. 硬度が65〜85であり、複素弾性率が5.0〜25.0であり、かつ損失正接が0.25〜0.45である請求項1記載のゴム組成物。
  3. 請求項1または2記載のゴム組成物を用いた競技用タイヤ。
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