JP2005132407A - 段ボール箱 - Google Patents

段ボール箱 Download PDF

Info

Publication number
JP2005132407A
JP2005132407A JP2003369792A JP2003369792A JP2005132407A JP 2005132407 A JP2005132407 A JP 2005132407A JP 2003369792 A JP2003369792 A JP 2003369792A JP 2003369792 A JP2003369792 A JP 2003369792A JP 2005132407 A JP2005132407 A JP 2005132407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
top surface
cardboard box
convex portion
flap
side outer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2003369792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Tatsumi
哲也 巽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2003369792A priority Critical patent/JP2005132407A/ja
Publication of JP2005132407A publication Critical patent/JP2005132407A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

【課題】 段積み作業の作業効率の低下を回避した上で、段積みされた段ボール箱の天面と底面とに設けられた滑り止め部材の機能低下や破損を確実に防止することができ、さらに、保管コストの高騰を抑制する。
【解決手段】 段ボール紙50を直方体状に組み立てることにより形成されたものであり、段ボール箱本体20の天面および底面のいずれか一方(実施形態においては底面)に少なくとも1つ(実施形態においては4つ)の係止孔33が設けられる一方、他方(実施形態においては天面)に前記係止孔33と対応した当該係止孔33が外嵌する凸部43が設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、段ボール紙を直方体状に組み立てることによって形成される段ボール箱に関するものである。
従来、特許文献1に記載されているような段ボール箱が知られている。この段ボール箱は、平面視で矩形状の段ボール箱本体と、この段ボール箱本体の互いに対向する上縁部から折り返される一対の天面側内フラップと、同この天面側内フラップに重ねられる天面側外フラップと、前記段ボール箱本体の互いに対向する下縁部から折り返される一対の底面側内フラップと、同この底面側内フラップに重ねられる底面側外フラップとからなる基本構成を有している。
そして、天面側外フラップには、外方へ向けて切り起こすことによって形成された所定個数の切起し片が設けられている一方、底面側外フラップには、天面側外フラップに対応した係止孔が設けられている。
かかる段ボール箱によれば、底面側の内外のフラップを閉じて底を形成した状態の段ボール箱本体内に物品を装填し、天面側の内外のフラップを閉じて包装処理を行った後、当該段ボール箱の複数個を段積みしたとき、下位の段ボール箱の天面側外フラップの切起し片が上位の段ボール箱の底面側外フラップの係止孔に嵌まり込むため、上位の段ボール箱は滑り止めされた状態になり、これによって積み重ねられた段ボール箱の荷崩れが有効に防止される。
特開2000−190971号公報
しかしながら、特許文献1にあるような段ボール箱においては、段積み作業を行うに際しプレス処理で形成された天面側外フラップと面一状態の切起し片を一々起こす作業を行わなければならず、これによって段積み作業の作業効率が著しく低下するという問題点を有している。
かかる不都合を解消するために、プレス処理で形成された切起し片を予め起こしておくことが考えられるが、このようにすると起こされた切起し片は、段ボール紙が一縁部を介して折り曲げられた状態になっているため、必ずしも構造的に丈夫なものではなく、取り扱い中に異物と干渉して剥がれ落ちてしまうことがあり、確実性に乏しいという問題点が発生する。
さらに、切起し片を予め起こしておくと、折り畳まれた状態の段ボール箱を積み重ねて保管するに際し、切起し片の存在によって積層状態の段ボール箱が嵩張ってしまい、保管コストが嵩むという不都合も生じる。
本発明は、上記のような状況に鑑みなされたものであって、段積み作業の作業効率の低下を回避した上で、段積みされた段ボール箱の天面と底面とに設けられた滑り止め用の突起の機能低下や破損を確実に防止することができ、さらに、保管コストの高騰を抑制することが可能な段ボール箱を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、段ボール紙を直方体状に組み立てることにより形成された段ボール箱において、箱本体の天面および底面のいずれか一方に少なくとも1つの凸部が設けられる一方、他方に前記凸部と対応した当該凸部が嵌まり込む凹部が設けられ、前記天面は、前記箱本体の上面開口を閉止する天面側外フラップにより形成され、前記底面は、前記箱本体の底面開口を閉止する底面側外フラップにより形成されていることを特徴とすものである。
この発明において、凸部とは、箱本体の天面または底面の所定範囲内の部分が全体的に膨出するように地の面から盛り上がった状態のものであり、天面または底面の一部を切り起すことによって形成されたようなものは含まない。
この発明によれば、物品の包装に供した段ボール箱を段積み状態で積み重ねると、上位の段ボール箱の底面に形成された凸部または凹部が、下位の段ボール箱の天面に形成された凹部または凸部に嵌まり込むため、これら凸部と凹部との嵌り合いによって上位の段ボール箱の下位段ボール箱天面における滑りが確実に防止され、この滑り止めにより上位の段ボール箱が滑って落下するような不都合が回避される。
そして、従来のように凸部が切起し片である場合には、当該切起し片は基端側の一辺を支点にして容易に回動し得るため、天面部材からの突出状態が不安定であるばかりか、構造的に丈夫でなく、切り起し状態の解消や破損によって上位の段ボール箱の充分な滑り滑り止め効果を得ることができないという欠点が存在するのに対し、この発明の凸部は、切起し片ではなく単に突出したものであるため、構造的に極めて安定しており、破損するようなことは起こらず、確実な滑り止め効果を得ることができる。
また、天面側外フラップは実質的に段ボール箱本体の天面を形成するものであるとともに、底面側外フラップは実質的に段ボール箱の底面を形成するものであるため、これら天面側外フラップおよび底面側外フラップに凸部または凹部を形成させることにより、段ボール箱の天面および底面に凸部または凹部が形成される。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記凸部は、当該凸部となる部分の周りがプレス処理されることにより形成されているとともに、前記凹部は、当該凹部となる部分がプレス処理されることにより形成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、段ボール箱の天面および底面の凸部または凹部は、段ボール箱の製造工程において天面用および底面用の段ボール紙製の部材にプレス処理を施すことのみによって形成させることができるため、従来のように天面部材に切り起しで切起し片を形成させる場合には、段ボール箱の段積み作業に先立って切り起し片を一々起こす作業を行わなければならず、作業効率が大幅に低下するという不都合が生じるが、この発明ではこのような不都合の生じることがない。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記凸部は、当該凸部となる部分の周りがプレス処理されることにより形成されているとともに、前記凹部は、当該凹部となる部分が打ち抜き処理されることにより形成されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、凹部が打ち抜き処理で形成されているため、凹部の輪郭が他の部分と明確に区画され、凸部の凹部への嵌り合せがより確実に行われる。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記凸部となる部分と、その周りとの境界位置は、凸部となる部分の厚みの一部を残して切り込みを入れる半切り処理が施されていることを特徴とするものである。
この発明によれば、凸部は、その輪郭が半切り処理によって他の部分と明確に区画され、凸部の凹部への嵌り合せがより確実に行われる。
請求項1記載の発明によれば、凸部と凹部との嵌り合いによって上位の段ボール箱の下位段ボール箱天面における滑りが確実に防止されるため、上位の段ボール箱が滑って落下するような不都合を確実に回避することができる。また、凸部は、切起し片のような脆弱なものではなく、構造的に極めて安定しているため、段積み作業中に破損するようなことは起こらず、確実な滑り止め効果を得ることができる。
また、天面側外フラップおよび底面側外フラップに凸部または凹部を形成させることにより、段ボール箱の天面および底面に凸部または凹部を形成させることができる。
請求項2記載の発明によれば、従来のように天面部材に切り起しで凸部を形成させる場合には、段ボール箱の段積み作業に先立って切り起し片を一々起こす作業を行わなければならず、作業効率が大幅に低下するという不都合が生じるが、かかる不都合の発生を確実に防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、凹部が打ち抜き処理で形成されているため、凹部の輪郭が他の部分と明確に区画され、凸部の凹部への嵌り合せをより確実なものにすることができる。
請求項4記載の発明によれば、凸部は、その輪郭が半切り処理によって他の部分と明確に区画され、凸部の凹部への嵌り合せをより確実なものにすることができる。
図1は、本発明に係る段ボール箱10の一実施形態を示す斜視図であり、天面フラップ40および底面フラップ30の双方が開放された状態を示している。また、図2は、図1に示す段ボール箱10の天面フラップ40および底面フラップ30の双方が閉止された状態を示す斜視図であり、段ボール箱10が積み重ねられる直前の状態を示している。さらに図3は、図2に示す段ボール箱10が積み重ねられた状態を示す一部切欠き斜視図である。なお、図3において、上位の段ボール箱10の内容物の図示は省略している。また、通常、段ボール箱10は、内容物が装填された状態で蓋が開かないようにガムテープが貼着されたり、ステープル処理が施されたりするが、図2および図3ではこれらの図示を省略している。
まず、図1に示すように、段ボール箱10は、所定の形状に裁断された段ボール紙を組み立てることによって形成されるものであり、平面視で矩形状を呈した直方体状の段ボール箱本体20と、この段ボール箱本体20の底面の開口を閉止する底面フラップ30と、段ボール箱本体20の天面開口を閉止する天面フラップ40とを備えた基本構成を有している。
前記段ボール箱本体20は、本実施形態においては、互いに対向した一対の短尺側板21と、水平方向の長さ寸法がこの短尺側板21より若干長い互いに対向した一対の長尺側板22とから角筒状に形成されている。これら短尺側板21および長尺側板22の上下寸法は同一に設定されている。なお、本発明は、側板として長さ寸法の異なる短尺側板21および長尺側板22を採用することに限定されるものではなく、平面視で正方形状になるように各側板の水平方向の長さ寸法を同一に設定してもよい。
前記底面フラップ30は、各短尺側板21の下縁部から折り曲げ可能に延設された一対の底面側内フラップ31と、各長尺側板22の下縁部から折り曲げ可能に延設された底面側外フラップ32とからなっている。各底面側内フラップ31は、短尺側板21からの突出量が長尺側板22の横寸法より短めに設定され、これによって各底面側内フラップ31を対向方向に折り曲げた状態で、互いの先端縁部間に所定寸法の隙間が形成されるようになっている。
これに対し、各底面側外フラップ32は、長尺側板22からの突出量が短尺側板21の横寸法の略1/2に設定され、これによって各底面側外フラップ32を互いに対向方向に折り曲げることにより、図2に示すように各底面側外フラップ32の先端縁部同士が互いに当接し合うようになっている。
前記天面フラップ40は、先の底面フラップ30と同一に構成され、かつ、同一に寸法設定されている。念のために説明すると、天面フラップ40は、各短尺側板21の上縁部から折り曲げ可能に延設された一対の天面側内フラップ41と、各長尺側板22の上縁部から折り曲げ可能に延設された天面側外フラップ42とからなっている。各天面側内フラップ41は、短尺側板21からの突出量が長尺側板22の横寸法より短めに設定され、これによって各天面側内フラップ41を対向方向に折り曲げた状態で、互いの先端縁部間に所定寸法の隙間が形成されるようになっている。
これに対し、各天面側外フラップ42は、長尺側板22からの突出量が短尺側板21の横寸法の略1/2に設定され、これによって各天面側外フラップ42を互いに対向方向に折り曲げた状態で、図2に示すように各天面側外フラップ42の先端縁部同士が互いに当接し合うようになっている。
そして、前記各底面側外フラップ32には、その外面側で横方向に並設された各2つの係止孔33がそれぞれ形成されている一方、前記各天面側外フラップ42には、前記各一対の係止孔33と対応した外方に向かって突出する凸部43が穿設されている。本実施形態においては、各係止孔33および各係止孔43は矩形状に形成されているが、本発明は、係止孔33が矩形状であることに限定されるものではなく、円形や三角形であってもよいし、星型などの異形であってもよい。
前記凸部43は、係止孔33と対応するように当該係止孔33より若干小さめの矩形状に設定され、これによって一の段ボール箱10に他の段ボール箱10を重ね合わせた状態で、図3に示すように、各係止孔33が凸部43に外嵌し、これによって複数の段ボール箱10が段積みされた状態で、上位の段ボール箱10が下位の段ボール箱10に対して位置ずれしたり、滑り落ちることが確実に防止されるようになっている。
前記係止孔33は、段ボール箱10の製造工程において、所定の裁断機によって底面側外フラップ32打ち抜き処理が施されることによって形成されるのに対し、前記凸部43は、プレスマシン70(図4)によって天面側外フラップ42にプレス処理が施されることによって形成されている。。
図4は、凸部43の形成方法の一実施形態を説明するための部分拡大説明図であり、(イ)は、天面側外フラップ42を構成する段ボール紙50が半切り処理されつつある状態、(ロ)は、段ボール紙50に切れ目53が形成された状態、(ハ)は、段ボール紙50にプレス処理が施されつつある状態、(ニ)は、段ボール紙50に凸部43が形成された状態をそれぞれ示している。
本実施形態においては、段ボール箱10を形成するための段ボール紙50として、図4に示すように、表層段ボール紙51と、この表層段ボール紙51の裏面側に所定の接着剤を介して積層された裏層段ボール紙52とからなる二層構造のものが採用されている。因みに、図4に示す段ボール紙50は、かかる段ボール紙50の内の天面側外フラップ42の部分を示している。
そして、天面側外フラップ42に凸部43を形成させるに際しては、このような天面側外フラップ42の段ボール紙50の表層段ボール紙51に、凸部43の輪郭線に沿った切れ目53(図4の(ロ))が、表層段ボール紙51の裏面側の紙1枚を残して裁断する、いわゆる半切り処理によって形成される。
表層段ボール紙51にかかる半切り処理を施すために、図4の(イ)に示すように、所定の裁断機60(図4の(イ)には裁断機60の一部のみを示している)が使用される。そして、基台Bに載置された段ボール紙50に対して当該裁断機60の駆動で凸部43の輪郭線に対応した角形の裁断刃61が半切り処理を行うように下降され、これによって表層段ボール紙51に、図4の(ロ)に示すような切れ目53が形成される。
ついで、かかる切れ目53の形成された表層段ボール紙51に対して、図4の(ハ)に示すように、切れ目53の外側に対してプレスマシン70(図4の(ハ)にはプレスマシン70の一部のみを示している)によるプレス処理が施されれる。プレスマシン70は、前記切れ目53の内側に対応した部分にキャビティ72を備えた下面が平面の金型71を有しており、プレスマシン70の駆動による金型71の下降によって表層段ボール紙51の切れ目53より外側部分のみが表層段ボール紙51の略厚み分だけプレスされるようになっている。
したがって、プレスマシン70によるプレス処理が天面側外フラップ42部分の段ボール紙50に施されることにより、図4の(ニ)に示すように、天面側外フラップ42には、表層段ボール紙51における切れ目53の外側部分が圧縮して表層段ボール紙51の内側部分が突出した凸部43が形成されることになる。
以上詳述したように、本発明に係る段ボール箱10は、段ボール紙50を直方体状に組み立てることにより形成されたものであり、段ボール箱本体20の天面および底面のいずれか一方(本実施形態においては底面)に少なくとも1つ(本実施形態においては4つ)の係止孔33が設けられる一方、他方(本実施形態においては天面)に前記係止孔33と対応した当該係止孔33が嵌まり込む凸部43が設けられているため、物品の包装に供した段ボール箱10を段積み状態で積み重ねると、上位の段ボール箱10の底面に形成された係止孔33が、下位の段ボール箱10の天面に形成された凸部43に外嵌するため、これら係止孔33と凸部43との嵌り合いにより上位の段ボール箱10の下位段ボール箱10天面における滑りが確実に防止され、この滑り止めによって上位の段ボール箱10が滑って落下するような不都合を確実に防止することができる。
そして、凸部43が従来の切起し片である場合には、当該切起し片はその一辺を支点にして容易に回動し得るようになっているため、天面からの突出状態が不安定であるばかりか、構造的に丈夫でないため、切り起し状態の解消や破損によって上位の段ボール箱10の充分な滑り滑り止め効果を得ることができないという欠点が存在するのに対し、本発明の凸部43は、切起し片ではなく単に天面から突出したものであるため、構造的に極めて安定しており、破損するようなことは起こらず、確実な滑り止め効果を得ることができる。
そして、本実施形態においては、段ボール箱10の天面は、段ボール箱本体20の上面開口を閉止する天面側外フラップ42により形成され、底面は、段ボール箱本体20の底面開口を閉止する底面側外フラップ32により形成され、天面側外フラップ42は実質的に段ボール箱本体20の天面を形成するものであるとともに、底面側外フラップ32は実質的に段ボール箱10の底面を形成するものであるため、これら天面側外フラップ42に凸部43を設ける一方、底面側外フラップ32に係止孔33を形成させることにより、段ボール箱10の天面および底面に凸部43および底面側外フラップ32をそれぞれ容易に形成することができる。
また、凸部43は、天面側外フラップ42を構成する段ボール紙50において当該凸部43となる部分の周りがプレスマシン70によりプレス処理されることによって形成されているとともに、係止孔33は、底面側外フラップ32を構成する段ボール紙50において当該係止孔33となる部分が裁断機によって裁断処理されることにより形成されているため、従来のように天面に切り起しで切起し片を形成させる場合には、段ボール箱10の段積み作業に先立って切り起し片を一々起こす作業を行わなければならず、作業効率が大幅に低下するという不都合が生じるが、この発明ではこのような不都合が生じることはなく、段積み作業の作業効率を大幅に向上させることができる。
また、天面側外フラップ42における凸部43となる部分と、その周りとの境界位置は、凸部43となる部分の厚みの一部を残して切り込みを入れる半切り処理が施されているため、凸部43は、その輪郭が半切り処理によって他の部分と明確に区画され、係止孔33の凸部43への嵌り合せをより確実に行うことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含するものである。
(1)上記の実施形態においては、凸部43が段ボール紙50のプレス処理によって形成されているが、本発明は、凸部43をプレス処理によって形成させることに限定されるものではなく、段ボール紙の切れ端を天面側外フラップ42に貼着することによって凸部を形成させてもよい。
(2)上記の実施形態においては、底面側外フラップ32に係止孔33が設けられている一方、天面側外フラップ42に凸部43が設けられているが、こうする代わりに底面側外フラップ32に凸部43を設け、天面側外フラップ42に係止孔33を設けるようにしてもよい。
(3)上記の実施形態においては、底面側外フラップ32に本発明に係る凹部としての係止孔33が設けられているが、本発明は、凹部が係止孔33であることに限定されるものではなく、文字どおりの凹部であってもよい。この場合、凹部は上記の実施形態における凸部43と同様に底面側外フラップ32にプレス処理を施すことによって形成することができる。
(4)上記の実施形態においては、天面側外フラップ42にプレス処理によって凸部43を形成させるに先立ち、凸部43の輪郭となる部分に半切り処理を施しているが、本発明は、半切り処理を行うことに限定されるものではなく、特に行わなくてもよい。
本発明に係る段ボール箱の一実施形態を示す斜視図であり、天面フラップおよび底面フラップの双方が開放された状態を示している。 図1に示す段ボール箱の天面フラップおよび底面フラップの双方が閉止された状態を示す斜視図であり、段ボール箱が積み重ねられる直前の状態を示している。 図2に示す段ボール箱が積み重ねられた状態を示す一部切欠き斜視図である。 凸部の形成方法の一実施形態を説明するための部分拡大説明図であり、(イ)は、天面側外フラップを構成する段ボール紙が半切り処理されつつある状態、(ロ)は、段ボール紙に切れ目が形成された状態、(ハ)は、段ボール紙にプレス処理が施されつつある状態、(ニ)は、段ボール紙に凸部が形成された状態をそれぞれ示している。
符号の説明
10 段ボール箱
20 段ボール箱本体
21 短尺側板
22 長尺側板
30 底面フラップ
31 底面側内フラップ
32 底面側外フラップ
33 係止孔
40 天面フラップ
41 天面側内フラップ
42 天面側外フラップ
43 凸部
50 段ボール紙
51 表層段ボール紙
52 裏層段ボール紙
53 切れ目
60 裁断機
61 裁断刃
70 プレスマシン
71 金型
72 キャビティ
B 基台

Claims (4)

  1. 段ボール紙を直方体状に組み立てることにより形成された段ボール箱において、箱本体の天面および底面のいずれか一方に少なくとも1つの凸部が設けられる一方、他方に前記凸部と対応した当該凸部が嵌まり込む凹部が設けられ、前記天面は、前記箱本体の上面開口を閉止する天面側外フラップにより形成され、前記底面は、前記箱本体の底面開口を閉止する底面側外フラップにより形成されていることを特徴とする段ボール箱。
  2. 前記凸部は、当該凸部となる部分の周りがプレス処理されることにより形成されているとともに、前記凹部は、当該凹部となる部分がプレス処理されることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の段ボール箱。
  3. 前記凸部は、当該凸部となる部分の周りがプレス処理されることにより形成されているとともに、前記凹部は、当該凹部となる部分が打ち抜き処理されることにより形成されていることを特徴とする請求項1記載の段ボール箱。
  4. 前記凸部となる部分と、その周りとの境界位置は、凸部となる部分の厚みの一部を残して切り込みを入れる半切り処理が施されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の段ボール箱。
JP2003369792A 2003-10-30 2003-10-30 段ボール箱 Withdrawn JP2005132407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369792A JP2005132407A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 段ボール箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369792A JP2005132407A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 段ボール箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005132407A true JP2005132407A (ja) 2005-05-26

Family

ID=34646999

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003369792A Withdrawn JP2005132407A (ja) 2003-10-30 2003-10-30 段ボール箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005132407A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011111206A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 梱包容器
JP2013006623A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Rengo Co Ltd 積上噛合段ボール箱
RU2500326C2 (ru) * 2008-03-12 2013-12-10 Франсуа Л'ОТЕЛЬ Элементарная несущая конструкция стенда для размещения предмета, содержащая сочлененную многогранную ячейку
JP2015505527A (ja) * 2012-02-03 2015-02-23 オトールOtor 中央揃えタブを有する梱包箱、カットアウト及びカットアウトのセット、そのような箱を製作する方法及び装置
JP2015174658A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 大王製紙株式会社 薄葉紙収納容器
JP2019507711A (ja) * 2016-03-07 2019-03-22 ディーエス・スミス・パッケージング・フランスDs Smith Packaging France 心出し要素を伴うパッケージ、ブランク、ブランクのセット、この種のパッケージを形成するための装置及び方法
JP2020045148A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 レンゴー株式会社 包装箱
JP6936540B1 (ja) * 2021-02-26 2021-09-15 株式会社シェルタージャパン 転倒防止用具

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2500326C2 (ru) * 2008-03-12 2013-12-10 Франсуа Л'ОТЕЛЬ Элементарная несущая конструкция стенда для размещения предмета, содержащая сочлененную многогранную ячейку
JP2011111206A (ja) * 2009-11-30 2011-06-09 Honda Motor Co Ltd 梱包容器
JP2013006623A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Rengo Co Ltd 積上噛合段ボール箱
JP2015505527A (ja) * 2012-02-03 2015-02-23 オトールOtor 中央揃えタブを有する梱包箱、カットアウト及びカットアウトのセット、そのような箱を製作する方法及び装置
JP2015174658A (ja) * 2014-03-13 2015-10-05 大王製紙株式会社 薄葉紙収納容器
JP2019507711A (ja) * 2016-03-07 2019-03-22 ディーエス・スミス・パッケージング・フランスDs Smith Packaging France 心出し要素を伴うパッケージ、ブランク、ブランクのセット、この種のパッケージを形成するための装置及び方法
JP7236274B2 (ja) 2016-03-07 2023-03-09 ディーエス・スミス・パッケージング・フランス 心出し要素を伴うパッケージ、ブランク、ブランクのセット、この種のパッケージを形成するための装置及び方法
JP2020045148A (ja) * 2018-09-19 2020-03-26 レンゴー株式会社 包装箱
JP7154909B2 (ja) 2018-09-19 2022-10-18 レンゴー株式会社 包装箱
JP6936540B1 (ja) * 2021-02-26 2021-09-15 株式会社シェルタージャパン 転倒防止用具
JP2022131737A (ja) * 2021-02-26 2022-09-07 株式会社シェルタージャパン 転倒防止用具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2011143966A (ja) 積ずれ防止箱
JP2005132407A (ja) 段ボール箱
JP5845981B2 (ja) 段ボール箱
JP5698073B2 (ja) 包装媒体収納容器
WO2015125292A1 (ja) 喫煙物品用パッケージおよび喫煙物品用パッケージのブランク
JP5451499B2 (ja) 引裂帯付き段ボール箱
KR200420544Y1 (ko) 절첩선이 브이 커팅된 포장박스
JP4128017B2 (ja) 紙製容器
US20030173398A1 (en) Packaging case
JP5053886B2 (ja) 簡易組立式段ボール箱
JP4661274B2 (ja) 再封機能を有する小型化可能な紙箱
JP5389629B2 (ja) 段ボール紙製品の把手構造
JP2010017954A (ja) 段ボールの抜型
JP2012140174A (ja) 連結段ボール箱
JP3238478U (ja) 包装箱
JP4362299B2 (ja) 包装箱
JP2010126169A (ja) 段ボール箱及びその抜型
JP4893713B2 (ja) 包装容器
JP4324489B2 (ja) 包装箱
JP2005178877A (ja) 差込封緘箱
JP2004262032A (ja) 罫線形成用メス罫
JP2023040917A (ja) 構造体
JP2006290360A (ja) 段ボール箱の粘着テープ剥がし構造
JP2010235121A (ja) 段ボールカートン
JP2006182412A (ja) 包装箱および紙器打抜装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109