JP2005132263A - ウォータージェット推進型の小型滑走艇 - Google Patents

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Abstract

【課題】 直進性能を保持しつつ、旋回性能の向上を図ることができるウォータージェット推進型の小型滑走艇の提供。
【解決手段】 ハル2及びデッキ3が接合して成る船体1と、該船体1側部における前記ハル2及びデッキ3の接合箇所に沿って前後方向に延設されたサイドバンパ40とを備え、前記サイドバンパ40は、下方へ突出して前後方向へ延設された突出部45を有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ウォータージェット推進型の小型滑走艇に関する。
ウォータージェット推進型の小型滑走艇は、レジャー用,スポーツ用、或いはレスキュー用として近年多用されている。該小型滑走艇は、ハル及びデッキにより構成された艇内にエンジンを備えており、一般にハル後部の底面に設けられた吸水口から吸い込んだ水を、前記エンジンにより駆動されるウォータージェットポンプで加圧・加速して後方へ噴射することによって船体の推進力を得ている。このような小型滑走艇では、所定の走行性能を確保するために、ハル後部の側面にスポンソンを設けるなどしている(特許文献1参照)。このスポンソンは、艇に所定の走行性能を確保するためのスタビライザー機能も有している。
特許第2671091号公報
ところで、上述したスポンソンは、艇の直進性能と旋回性能とを両立させる必要があり、その結果、一般にスポンソンは比較的短寸に形成され、ハルの側面における後寄りの一部分のみに設けられている。しかしながら、近年では、旋回性能をより一層向上させたいという要望がある。
そこで本発明は、直進性能を一定のレベルに保ちながら、旋回性能の更なる向上を図ることができる小型滑走艇を提供することを目的とする。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係るウォータージェット推進型の小型滑走艇は、ハル及びデッキが接合して成る船体と、該船体側部における前記ハル及びデッキの接合箇所に沿って前後方向に延設されたサイドバンパとを備え、前記サイドバンパは、下方へ突出して前後方向へ延設された突出部を有する。
このような構成とした場合、滑走艇が旋回するときには船体が傾斜してハル側面が水面に接するため、突出部とハル側面との間に水流が形成され、前記突出部はスタビライザーの役割を果たす。そして突出部は、デッキ及びハルの接合箇所(ガンネルライン)に沿って長寸に構成することができるため、接水長を大きく確保でき、艇の旋回性能の向上を図ることができる。また、一般にガンネルラインは、滑走艇が直進している間はほぼ水面上に露出され、且つ、旋回しているときには旋回方向側のガンネルラインは水中に没する。従って、上述した構成において前記突出部は、直進時には接水しにくく、走行抵抗の増加を抑制することができ、実質的に直進性能を保持しながら旋回性能の向上を図ることができる。更に、サイドバンパに対して突出部を一体成形した場合には、別個独立した突出部を用意する必要がなく、部品点数の増加を抑制することができる。
また、前記接合箇所上であって前記船体の前部に設けられたフロントバンパと、前記接合箇所上であって前記船体の後部に設けられたリヤバンパとを備え、前記突出部は、前記フロントバンパとリヤバンパとの離隔寸法の半分以上にわたって延設されていてもよい。この場合には、従来ハルに設けられていたスポンソンに比べて寸法的により長いスタビライザーを、前記突出部によって構成することができ、旋回性能の向上を図ることが可能である。
また、前記突出部は、前記船体の前後方向の中央位置よりも後寄りに設けられていてもよい。一般に、ライダーが搭乗した状態での滑走艇の重心は、船体の前後方向の中央位置よりも若干後寄りになっているため、旋回時にはガンネルラインの後側が前側に比べてより深く水中に没しやすい。従って上述したような構成とした場合、後寄りに設けられた突出部は水と接触しやすく、旋回性能を向上させることができる。
また、前記突出部は、前記船体の正面視で前記フロントバンパの下方へ露出していてもよい。この場合には、走行中に前方から接近してくる水を、突出部とハル側面との間へ円滑に導入させることができ、走行抵抗の増加を抑制することができる。
また、前記突出部は、前記船体の背面視で前記リヤバンパの下方へ露出していてもよい。この場合には、突出部とハル側面との間に形成される水流を、リヤバンパにて妨げられることなく船体後方へ排出することができる。その結果、旋回性能の向上を図ることができ、走行抵抗の増加を抑制することができる。
前記デッキに設けられたシートを備え、ライダーが該シートにまたがって乗る騎乗型であってもよい。デッキ後部のフロア上に立位で搭乗する所謂立乗り型の滑走艇では、走行時の船体重心は後部側に存在するが、いわゆる騎乗型の滑走艇における走行時の重心は、船体の中央近くに存在する。従って、立乗り型に比べて騎乗型の滑走艇は、旋回時に、船体側部のガンネルラインがより広い範囲にて水と接触することになる。そこで、上述したように、船体側部のガンネルラインに沿って長寸の突出部を設けた構成は、騎乗型の小型滑走艇に適用することにより、上述したような旋回性能の向上をより図ることができる。なお、立乗り型の滑走艇においても、上記構成を採用することにより、旋回時での接水長が拡大するため、上述したのと同様の作用及び効果を得ることができる。
本発明に係る小型滑走艇によれば、直進性能を一定レベルに保ちながら、旋回性能の更なる向上を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態にかかるウォータージェット推進型の小型滑走艇について、図面を参照しながら具体的に説明する。図1に示す滑走艇は、ライダーがシート7上に跨って乗る騎乗型の滑走艇であり、その船体1は、ハル2と該ハル2の上部を覆うデッキ3とから構成されている。船体1の全周に渡るハル2とデッキ3との接続ラインはガンネルライン4とする。このガンネルライン4は、艇が停泊しているときには喫水線5よりも上方に位置するが、旋回走行時には接水する場合もある。
図2に示すように、船体1の上部におけるデッキ3の長手方向の略中央位置であって左右の中央には、平面視にて略長方形状のデッキ開口部6が、船体1の前後方向に長辺を沿うようにして設けられている。該デッキ開口部6の上方には、ライダーが跨って座る騎乗型のシート7が着脱可能にして取り付けられている。
デッキ開口部6の下方にてハル2及びデッキ3により囲まれた空間はエンジンルーム8を成しており、該エンジンルーム8内には、滑走艇を駆動させるエンジンEが搭載されている。また、前記エンジンルーム8は、横断面が凸状を成しており、下部に比して上部が狭くなるような形状を成しており、その内部にてエンジンEは、図1に示すようにクランクシャフト9が船体1の前後方向に沿うようにして収納されている。
クランクシャフト9の出力端部は、ドライブシャフト10を介し、船体1の後部に配置されたウォータージェットポンプPのポンプ軸11に接続されている。従って、クランクシャフト9の回転に連動してポンプ軸11は回転する。ポンプ軸11にはインペラ12が取り付けられており、該インペラ12の後方には静翼13が配置されている。インペラ12の外周方には、該インペラ12を覆うようにポンプケーシング14が設けられている。
船体1の底部には吸水口15が設けられている。該吸水口15と前記ポンプケーシング14との間は吸水通路により接続され、該ポンプケーシング14は更に、船体1の後部に設けられたポンプノズル16に接続されている。該ポンプノズル16は、後方へいくに従ってノズル径が小さくなるように構成されており、後端には噴射口17が形成されている。
滑走艇は、前記吸水口15から吸入した水をウォータージェットポンプPにて加圧・加速し、また、静翼13にて整流して、前記ポンプノズル16を通じて前記噴射口17から後方へ吐出する。滑走艇は、噴射口17から吐き出された水の反動により、推進力を得る。
デッキ3の前部には操舵用のハンドルバー19が設けられ、該ハンドルバー19は、ポンプノズル16の後方に配置されたステアリングノズル20との間にてケーブル(図示せず)を介して接続されている。ハンドルバー19を左右に操作することにより、ステアリングノズル20は左右に揺動される。従って、ウォータージェットポンプPが推力を発生させている間にハンドルバー19を操作することにより、ポンプノズル16を通じて外部へ吐き出される水の方向を変えることができ、滑走艇の前進方向を変えることができる。
図1に示すように、船体1後部であって前記ステアリングノズル20の上部には、ボウル状のバケット22が配置されている。該バケット22は、軸が滑走艇の左右方向に向けられた揺動軸23によって支持され、該揺動軸23を軸として上下方向へ揺動することができる。バケット22を揺動軸23を中心に下方へ揺動させステアリングノズル20の後方に位置させた場合、ステアリングノズル20から後方へ吐き出される水の吐出方向は、略前方へ変更されるようになっている。従ってこのとき、滑走艇を後進させることができる。
図3は、上述した小型滑走艇の前端部近傍の拡大部分側面図であり、図4は、小型滑走艇の後端部近傍の拡大部分側面図である。図3に示すように、船体1の前端部には、ガンネルライン4に沿ってフロントバンパ30が付設されており、船体1の側部であってフロントバンパ30に続くガンネルライン4上にはサイドバンパ40が付設されている(図1,2も参照)。一方、図4に示すように、船体1の後端部であって左右のコーナー部分には、ガンネルライン4に沿ってリヤバンパ50が付設されており(図1,2も参照)、該リヤバンパ50の下方であってハル2の側部にはスポンソン60が付設されている。図1に示すように、上記サイドバンパ40は、ガンネルライン4上であってフロントバンパ30とリヤバンパ50との間の全域にわたり、このガンネルライン4に沿って前後方向に延設されている。
図5は、図3に示すフロントバンパ30のV-V断面図であり、この断面を正面視したものを示している。図5に示すように、合成樹脂製のフロントバンパ30は、横断面がチャネル形状を成す本体部31とクッション部32とを有し、ハル2及びデッキ3から成るガンネル4Aを本体部31で覆うようにして付設されている。
より詳しくは、ガンネル4Aは、ハル2の縁部とデッキ3の縁部とが合わさって形成され、上下に反転した略L字形状を成しており、この構成は船体全周にわたるガンネル4Aおいて略同様である。チャネル形状を成す本体部31は、ガンネル4Aの上下部分及び側部を覆うようにして設けられ、側方から貫通する締結部材33によってガンネル4Aに固定されている。また、本体部31の側部には、上下からクッション部32を支持する可撓性の支持部34が突設されている。クッション部32はこの支持部34により、本体部31の側面から若干隙間を空けた状態で支持されており、この状態で締結部材33はクッション部32により覆われている。
従って、外部からクッション部32への接触があった場合、クッション部32及び本体部31の弾性により、また、クッション部32を支える支持部34が撓曲することにより、その衝撃は和らげられる。また、本体部31へ直接的に接触があった場合も、この本体部31自身の弾性により、その衝撃は和らげられる。
図6は、図3に示すサイドバンパ40のVI-VI断面図であり、この断面を正面視したものを示している。図6に示すように、合成樹脂製のサイドバンパ40は、横断面がチャネル形状を成す本体部41とクッション部42とを有し、ガンネル4Aを本体部41で覆うようにして付設されている。
より詳しくは、サイドバンパ40の本体部41は、側面部41Aの上下それぞれの端部から略水平方向の一方へ向けて上面部41B及び下面部41Cが延設されることにより略チャネル形状を成し、ガンネル4Aの上下部分及び側部を覆うようにして設けられている。そして、この本体部41は、側方から貫通する締結部材43によってガンネル4Aに固定されている。
本体部41の側面部41Aには、上下からクッション部42を支持する可撓性の支持部44が他方へ向けて突設されている。クッション部42はこの支持部44により、本体部41の側面部41Aから若干隙間を空けた状態で支持されており、この状態で締結部材43はクッション部42により覆われている。このようなサイドバンパ40は、上述したフロントバンパ30と同様の緩衝作用を発揮することができる。
本体部41の下面部41Cからは、下方へ突出する突出部45が設けられており、この突出部45は、図1に示すようにサイドバンパ40の略全長にわたって設けられている。このような突出部45は、滑走中の艇が旋回したときに水中に没し、ハル2の側部との間に水流を形成してスタビライザーの役割を果たす。また、直進走行時においては、突出部45は水面上に露出した状態となるため、接水することによる走行抵抗の増加が防止される。
また、図5に示すように、フロントバンパ30側から正面視した場合、突出部45はフロントバンパ30の下部から更に下方へ突出して露出している。従って、旋回時に突出部45へ向かってくる水流は、フロントバンパ30によって妨げられ難く、この突出部45はスタビライザーの役割を適切に果たすことができる。更に、図6に示すように突出部45は、本体部41の側面部41Aの下方においてこの側面部41Aの延長上に設けられている。従って、本体部41はガンネル4Aに沿うように湾曲させやすく、付設作業を容易に行い得る。
図7は、図4に示すリヤバンパ50のVII-VII断面図であり、この断面を背面視したものを示している。図7に示すように、合成樹脂製のリヤバンパ50は、横断面がチャネル形状を成す本体部51とクッション部52とを有し、ガンネル4Aを本体部51で覆うようにして付設されている。即ち、本体部51は、ガンネル4Aの上下部分及び側部を覆うようにして設けられ、側方から貫通する締結部材53によってガンネル4Aに固定されている。
また、本体部51の側部には、上下からクッション部52を支持する可撓性の支持部54が突設されている。クッション部52はこの支持部54により、本体部51の側面から若干隙間を空けた状態で支持されており、この状態で締結部材53はクッション部52により覆われている。このようなリヤバンパ50は、上述したフロントバンパ30と同様の緩衝作用を発揮することができる。
また、図7に示すように、リヤバンパ50側から背面視した場合、サイドバンパ40に設けられた突出部45は、リヤバンパ50の下部から更に下方へ突出して露出している。従って、旋回時に水中に没した突出部45がハル2の側部との間に形成する水流は、リヤバンパ50によってその流れを妨げられ難く、船体1後部から円滑に排出されるため、突出部45はスタビライザーとしての機能を適切に果たすことができる。
図8は、上述したような構成の小型滑走艇の直進時及び旋回時の様子を示す背面図である。図8に示すように、直進時には、喫水線70(二点鎖線により図示)がサイドバンパ40(図8ではリヤバンパ50の紙面奥側)よりも下方に位置しており(図1も参照)、且つスポンソン60は水面に接している。従って、直進時に、サイドバンパ40に設けられた突出部45が接水して走行抵抗が増加するのを抑制しつつ、スポンソン60の機能により所定の直進性能が確保されている。
一方、旋回時(図8では右旋回時の様子を図示)には、喫水線71(破線により図示)が右側のサイドバンパ40上に位置している。従ってこのとき、突出部45は水中に没してスタビライザーとして機能し、所定の旋回性能を確保する。また、本実施の形態に小型滑走艇は騎乗型であり、走行時の重心位置は船体1の中心近くに存在する。従って、図8に示すように旋回して船体1が傾斜した場合、右側のサイドバンパ40は、その略全長が水中に没する。そして、上述したようにサイドバンパ40の略全長にわたって突出部45が設けられているため(図1参照)、旋回時にこの突出部45は前後方向に長い範囲で接水する。その結果、より優れた旋回性能を得ることができる。
なお、サイドバンパ40に設けられる突出部45は、図6に示す構成に限られない。図9は、他の構成を成す突出部を有するサイドバンパ80を示す横断面図である。図9に示すサイドバンパ80は、図6に示すサイドバンパ40と同様に、本体部81及びクッション部82を備え、この本体部81は、側面部81Aの上下それぞれの端部から略水平方向の一方へ向けて上面部81B及び下面部81Cが延設されることにより略チャネル形状を成し、ガンネル4Aの上下部分及び側部を覆うようにして設けられている。
ところで、上記サイドバンパ80の下面部81Cは、水平方向の一方へ向かう途中で湾曲されて下方所定位置まで延設され、更に折り返されて上方所定位置まで略垂直方向に沿って延設されている。その結果、湾曲箇所から先に延設された部分は突出部85を成している。そして、この突出部85は旋回時に水中に没し、サイドバンパ40が有する突出部45と同様に、スタビライザーとしての役割を果たすことができる。なお、その他の構成及び作用については、図6に示すサイドバンパ40と同様であるので、ここでの説明は省略する。
また、上述した説明では、フロントバンパ30とリヤバンパ50との離隔距離の略全長にわたって設けられた突出部45について説明したが、必要に応じて短寸化してもよい。例えば、前記離隔距離の半分長だけ突出部を設けてもよい。この場合には、一般に滑走艇の重心位置が後寄りに位置することから、突出部も後寄りに設けることにより、旋回時に接水して旋回性能の向上を図ることができる。
また、本実施の形態においては、騎乗型の小型滑走艇について説明しているが、デッキ上のフロアに立って搭乗する立乗り型の小型滑走艇について、上記構成を適用した場合であっても同様の作用及び効果を得ることができる。
本発明は、ウォータージェット推進型の小型滑走艇、特に、ライダーがシートに跨って搭乗及び走行する騎乗型の小型滑走艇に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る小型滑走艇の側面図である。 図1に示す小型滑走艇の平面図である。 図1に示す小型滑走艇の前端部近傍を示す拡大部分側面図である。 図1に示す小型滑走艇の後端部近傍を示す拡大部分側面図である。 図3に示すフロントバンパのV-V断面図である。 図3に示すサイドバンパのVI-VI断面図である。 図4に示すリヤバンパのVII-VII断面図である。 図1に示す小型滑走艇の直進時及び旋回時の様子を示す背面図である。 他の構成を成す突出部を有するサイドバンパを示す横断面図である。
符号の説明
1 船体
2 ハル
3 デッキ
4 ガンネルライン
4A ガンネル
5,70,71 喫水線
7 シート
30 フロントバンパ
31 本体部
32 クッション部
40 サイドバンパ
41 本体部
41A,81A 側面部
41B,81B 上面部
41C,81C 下面部
42,82 クッション部
43 締結部材
44 支持部
45,85 突出部
50 リヤバンパ
51 本体部
52 クッション部
60 スポンソン
E エンジン
P ウォータージェットポンプ

Claims (6)

  1. ハル及びデッキが接合して成る船体と、
    該船体側部における前記ハル及びデッキの接合箇所に沿って前後方向に延設されたサイドバンパとを備え、
    前記サイドバンパは、下方へ突出して前後方向へ延設された突出部を有することを特徴とするウォータージェット推進型の小型滑走艇。
  2. 前記接合箇所上であって前記船体の前部に設けられたフロントバンパと、前記接合箇所上であって前記船体の後部に設けられたリヤバンパとを備え、
    前記突出部は、前記フロントバンパとリヤバンパとの離隔寸法の半分以上にわたって延設されていることを特徴とする請求項1に記載の小型滑走艇。
  3. 前記突出部は、前記船体の前後方向の中央位置よりも後寄りに設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の小型滑走艇。
  4. 前記突出部は、前記船体の正面視で前記フロントバンパの下方へ露出していることを特徴とする請求項2又は3に記載の小型滑走艇。
  5. 前記突出部は、前記船体の背面視で前記リヤバンパの下方へ露出していることを特徴とする請求項2乃至4の何れかに記載の小型滑走艇。
  6. 前記デッキに設けられたシートを備え、ライダーが該シートにまたがって乗る騎乗型であることを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の小型滑走艇。

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