JP2007069690A - 小型滑走艇 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エンジンのメンテナンス時にツールキットを取り出し易くして、メンテナンス作業性を向上させる。
【解決手段】ハル3およびデッキ4を有する船体2と、船体2の内部に設けられたエンジンルーム9と、エンジンルーム9の上部開口(デッキ開口部7)を閉鎖するエンジンフード22と、エンジンフード22のエンジンルーム9に面する壁面28に設けられたツールケース取付部47とを備え、ツールキット46を収容したツールケース45がツールケース取付部47に設置される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エンジンが設置される船体内空間であるエンジンルームをエンジンフードでカバーしている小型滑走艇に関するものである。
所謂ジェット推進型の小型滑走艇(Personal WaterCraft:PWC)は、近年レジャー用、スポーツ用あるいはレスキュー用としてよく利用されている。一般的な小型滑走艇は、ハル及びデッキにより囲まれた艇内空間のエンジンルームにエンジンが配置され、ハルの底面に設けられた吸水口から吸い込んだ水を、該エンジンにより駆動されるウォータジェットポンプで加圧・加速して後方へ噴射することにより船体を推進させている。
この小型滑走艇にはエンジン等をメンテナンスする際のスパナ等のツールキットが装備されている。ツールキットは高剛性が要求されるためステンレス鋼を用いずに鉄等で形成されている。よって、水上で使用される滑走艇にメンテナンス用のツールキットを搭載する際には、錆の発生を防止するためにツールケース内にツールキットを収容し、該ツールケースをストレージボックス等の密閉空間内に収納することが考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−203489号公報
しかしながら、エンジンルームとは別の場所に設けられたストレージボックスにツールケースを収納している場合には、ユーザがエンジンのメンテナンス作業を行う際に、エンジンルームを閉鎖するエンジンフードを開ける動作以外にストレージボックスの蓋を開けてツールケースを取り出す動作も必要となる。したがって、メンテナンスの準備に手間がかかり、作業性が良くない。
従って、本発明は、エンジンのメンテナンス時にツールキットを取り出し易くして、メンテナンス作業性を向上させることを目的としている。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る小型滑走艇は、ハルおよびデッキを有する船体と、前記船体内に設けられたエンジンルームと、前記エンジンルームの開口を閉鎖するエンジンフードと、前記エンジンフードの前記エンジンルームに面する壁面に設けられたツールケース取付部と、を備えていることを特徴とする。
このようにすると、例えば、エンジンのメンテナンスを行う場合にユーザがエンジンフードを開けると、そのエンジンフードのエンジンルームと面する内側の壁面にツールケースが配置されているので、他にストレージボックスの蓋を開けたりすることなく、ツールケースを手に取ることが可能となる。したがって、メンテナンス用のツールキットを簡単に取り出すことができ、メンテナンス作業性を向上させることができる。また、開けられたエンジンフードのエンジンルームに面する壁面はユーザから手が届きやすい場所であるため、エンジンルーム内の例えば底部等に設置した場合に比べて作業性がより向上する。
前記エンジンフードの一側部がヒンジ部材により開閉可能に前記船体に支持され、前記ツールケース取付部が前記エンジンフードの前記ヒンジ部材側の壁面に設けられてもよい。
このようにすると、重量のあるツールケースがエンジンフードの回動支点側に配置されるので、ヒンジ部材を支点としてユーザがエンジンフードを持ち上げて開ける際の負荷を軽減することができる。なお、前記ヒンジ部材は、例えばエンジンフードの前部に設けられるとよい。
前記エンジンフードの前記エンジンルームに面する壁面には、前記ツールケース取付部の両側に一対の隆起部が突設されてもよい。
このようにすると、ツールケース取付部にツールケースを設置したときに、ツールケースの両側がエンジンフードの隆起部により位置決め規制されることになるので、ツールケースの取付安定性が向上する。また、隆起部はエンジンフードと一体的に形成されるため、ツールケースの両側を位置決めする部材を別個に設ける必要がなくなり、部品点数の増加も防止することができる。
前記隆起部の内部には通気ダクトが設けられてもよい。
このようにすると、エンジンフードの隆起部による空間が通気ダクト用の空間として利用されるので、エンジンルーム内のスペース効率が向上する。なお、前記通気ダクトは、たとえば前記エンジンフードの外部と前記エンジンルーム側の内部とを連通するダクトであるとよい。
前記ツールケース取付部は、前記エンジンフードの前記壁面に取り付けられた断面凹形状の一対のケース受け材と、該各ケース受け材の間の前記壁面に取り付けられた緩衝材とを有し、前記各ケース受け材の凹部にツールケースが挿入されて該ツールケースの外面が前記緩衝材に当接された状態で、前記ツールケースの前記ケース受け材側と反対側の外面にバンドが当てられ、前記バンドの両端部が前記ケース受け材の両端部にそれぞれ係止される構成となっていてもよい。
このようにすると、ケース受け材の凹部に挿入されたツールケースがバンドにより緩衝材に押し当てられて保持されるので、小型滑走艇に振動が生じてもツールケースは遊動せず、異音の発生等を防止することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、ユーザがエンジンのメンテナンスを行うためにエンジンフードを開けた時に、そのエンジンフードのエンジンルーム側に面する壁面にツールケースが配置されているので、他にストレージボックス等の蓋を開けたりすることなく、メンテナンス用ツールを取り出すことができ作業性が向上する。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る小型滑走艇1を左側後方から見た斜視図である。図2は小型滑走艇1の一部破断側面図である。図3は小型滑走艇1の平面図である。
小型滑走艇1は、ライダーがシート8に跨って乗る騎乗型の小型滑走艇であり、その船体2はハル3と該ハル3の上部を覆うデッキ4とから構成されている。デッキ4の後部は幅方向の中央部が上方に突出しており、この突出部5の上面にシート8が設置されている。突出部5の幅方向の両側の部分は、ライダーが足を載せるために低く且つ略平坦にされたデッキフロア6となっている。船体2の全周にわたってハル3とデッキ4とを接続するラインはガンネルラインGと称される。なお、図2中の符号Wで示されたラインは小型滑走艇1の喫水線を表し、ガンネルラインGはこの喫水線Wより上方に位置する。
船体2の上部におけるデッキ4の前側中央位置には、図3に示すように、デッキ開口部7が形成されている。このデッキ開口部7の上方には、図2に示すように、エンジンフード22がその前部に設けたヒンジ部材31を回動支点として開閉可能に取り付けられ、ロック部材48によりデッキ4にロック固定されている。デッキ開口部7の下方におけるハル3およびデッキ4により囲まれた空間はエンジンEが搭載されるエンジンルーム9となっている。エンジンフード22のエンジンルーム9に面する壁面の前部には後述するツールケース45が取り付けられている。エンジンフード22の後部のハンドル23の両側には、図3に示すように、後述する通気ダクト51、52と連通する通気口24a、24bが設けられている。
エンジンEのクランクシャフト10は船体2の前後方向に向けて配置されている。クランクシャフト10の出力端部はカップリング部材11を介してプロペラ軸12に接続されている。このプロペラ軸12は船体2の後部に配置されたウォータージェットポンプPのポンプ軸13に接続されている。即ち、クランクシャフト10の回転に連動してポンプ軸13が回転する。ポンプ軸13にはインペラ14が取り付けられており、このインペラ14の後方には静翼15が配置されている。インペラ14の外周には該インペラ14を覆うようにして筒状のポンプケーシング16が設けられている。
船体2の底部には吸水口17が開口されている。この吸水口17とポンプケーシング16との間は吸水通路18により連通されている。ポンプケーシング16にはさらに船体2の後部に設けられたポンプノズル19が接続されている。このポンプノズル19は後方に向けて縮径しており、その後端には噴射口20が開口されている。ポンプノズル19の噴射口20には、ステアリングノズル21が左右揺動可能な状態で後方に向けて接続されている。
小型滑走艇1は、エンジンEにより駆動されたウォータージェットポンプPのインペラ14の旋回力で、ハル3の底部の吸水口17から吸入した水を加圧・加速する。この水流が静翼15にて整流され、ポンプノズル19の噴射口20からステアリングノズル24を通して後方へ勢い良く吐出される。即ち、小型滑走艇1はステアリングノズル21から吐き出された水の反動によってその推進力を得る。
ツールケース45を備えるエンジンフード22の後部には操舵用のハンドル23が突設されている。このハンドル23は、ステアリングケーブル(図示せず)によりステアリングノズル24と接続されている。このハンドル23を左右に傾動操作させるのに連動して、ステアリングノズル21が左右に揺動される。即ち、ウォータージェットポンプPが水を後方に噴射させて推進力を発生させている間にハンドル23を操作することにより、ステアリングノズル21を通して外部へ吐き出される水の方向を左右に変えることができ、小型滑走艇1の進行方向を変えることができる。
以下、ツールケース45が取り付けられるエンジンフード22に関して詳述する。図4はツールケース45の取付前のエンジンフード22を下方から見た分解斜視図である。図5はエンジンフード22へのツールケース45の取付状態を示す斜視図である。図6は小型滑走艇1の要部拡大断面図である。
エンジンフード22は、図4〜図6に示すように、アウターパネル24とインナーパネル25とが一部に所要の空隙をあけた状態で貼り合わされて形成されたドーム形状となっている。インナーパネル25の前部には下方にむけて突出された膨出部26が形成されている。図6に示すように、膨出部26の底壁面27には止水用のゴム製のシール材30が取り付けられており、エンジンフード22の閉鎖時にデッキ4の前側上面4aの開口端部4bに圧接される構成となっている。インナーパネル25のエンジンルーム9に面する壁面の前面部分が膨出部26の内壁面28であり、この内壁面28はフラット面となっている。なお、図4に示すように、インナーパネル25の内壁面28の上方部分にはケーブル配索用のケーブル挿通孔54が設けられていると共に、インナーパネル25の後部側の壁面にはケーブルガイド部53が下方に突設されている。
図4に示すように、膨出部26の内壁面28の左側には、インナーパネル25から一体的に突出した隆起部50が設けられている。この隆起部50と対向する右側には内壁面28と若干の空隙55をあけた状態でインナーパネル25から一体的に突出した隆起部49が設けられている。これら隆起部49、50は、ツールケース45の両側を位置決めする側周面49a、50aと、側周面49a、50aの下方を閉鎖する底面49b、50bと、側周面49a、50aと底面49b、50bとが連続する角部を円弧状としたアール部49c、50cとを備えている。隆起部49、50の内部には通気ダクト51、52が配置され、底面49b、50bを貫通して下方に向けて突設されている。この通気ダクト51、52と前述した通気口24a、24bは、アウターパネル24とインナーパネル25との間の空隙に設けられた空気流路(図示せず)を介して互いに連通されている。
エンジンフード22の一対の隆起部49、50の間の位置にはツールケース45が配置され、各隆起部49、50の間における膨出部26の内壁面28にはツールケース取付部45が設けられている。ツールケース取付部47は、膨出部26の内壁面28に固定された一対のケース受け材37と、各ケース受け材37の間に位置する内壁面28に貼り付けられたエラストマー樹脂からなる緩衝材40とを有している。ケース受け材37は、帯板状の金属片を屈曲加工させた断面凹形状で、固定板部37aと、該固定板部37aの上端より屈曲して連続する上板部37bと、該固定板部37aの下端より屈曲して連続する下板部37dとを有している。上板部37bおよび下板部37dの先端部には互いに離反する外方に折り返された上側被係止部37cおよび下側被係止部37eが形成されている。ケース受け材37は、その固定板部37aを膨出部26の内壁面28に対してリベット38とワッシャ39により締結することで固定されている。
ツールケース45は円筒缶状でありスパナ等のツールを袋に入れたツールキット46が内部に収容される。図5および図6に示すように、ツールケース45はケース受け材37の凹部に挿入されることで、ツールケース45の外面が緩衝材40に当接させられる。この状態から、ツールケース45の後方側(手前側)の外面にバンド41を巻き当てて係止することでツールケース45が保持される。詳しくは、バンド41の上部には上側係止枠42が傾動自在に取り付けられ、下部には下側係止枠43が傾動自在に取り付けられている。また、バンド41には上側係止枠42の取付位置より上方に突出する上端部41aが設けられている。バンド41は、上側係止枠42がケース受け材37の上板部37bの被係止部37cに係止されると共に、バンド41の下部に設けられた下側係止枠43がケース受け材37の下板部37dの被係止部37eに係止されることで、ツールケース45がケース受け材37とバンド41との間で保持される。即ち、バンド41の押圧力によりツールケース45が緩衝材40に押し付けられ、前後方向の動きが規制される。また、図5に示すように、ツールケース45の左右両側にはそれぞれエンジンフード22の隆起部49、50が配置され、ツールケース45の左右方向の位置決め規制がなされる。なお、一対の隆起部49、50の間の距離は、ツールケース45の左右幅より若干大きくして余裕を持たせてある。
また、図6に示すように、エンジンフード22の膨出部26の外壁面29と、デッキ4の前側上面4aとの間にはヒンジ部材31が介設されている。即ち、エンジンフード22は前方のヒンジ部材31を支点として上下に回動可能となっており、そのヒンジ部材31の近傍にある内壁面28にツールケース45が設けられている。エンジンフード22がヒンジ部材31を支点として上方に開かれた状態においては、艇の傍らにいるユーザから手がすぐに届く位置にツールケース45が存在することになる。
ヒンジ部材31は、膨出部26の外壁面29に固定されるフード側ブラケット32と、デッキ4の前側上面4aに固定されるデッキ側ブラケット35と、フード側ブラケット32とデッキ側ブラケット35とをブッシング34を介して回動自在に連結する回転軸33とを備えている。
フード側ブラケット32は、膨出部26の外壁面29にボルトB1で締結される固定板部32aと、固定板部32aより前方に突出する突出板部32bとを有している。突出板部32bは先細り形状で、その先端部32cは円弧状となっている。突出板部32bの中間位置には艇の左右幅方向に屈曲された段差部32dが形成されている。
デッキ側ブラケット35は、デッキ4の前側上面4aにボルトB2で締結される固定板部35aと、固定板部35aより上方に突出する突出板部35bとを有している。また、ボルトB2はデッキ側ブラケット35と共に板バネ部材36をデッキ4に締結している。板バネ部材36は、断面略L字状に屈曲された形状で、デッキ4の前側上面4aにボルトB2で締結される固定板部36aと、固定板部36aの前端より折り返し状の上方に突出する突出板部36bとを有している。突出板部36bの上下方向の中間部分には断面略U字状に屈曲された凹部36cが形成されている。突出板部36bの凹部36cより上方側の上端部36dは後方への傾斜角度が大きくなるように反り返っている。
次に、エンジンEのメンテナンス時の作業手順について説明する。
ユーザは、ロック部材48のロックを解除し、エンジンフード22をヒンジ部材31の回転軸33を支点として回動させて上方に開ける。そうすると、図6に示すフード側ブラケット32の先端部32cが、板バネ部材36の突出板部36bの表面に押し当てられながら旋回し、最終的に凹部36cに嵌って係止される。これにより、ユーザがエンジンフード22から手を離してもエンジンフードが所定の角度で開いた状態が維持される。エンジンフード22が開くとデッキ開口部7が露出し、ユーザによるエンジンEのメンテナンスが可能な状態になる。その際、ツールケース45は、開いたエンジンフード22の前側の内壁面28に設置されており、ユーザの手がすぐに届く位置にある。そこで、ユーザはバンド41を取り外した上でツールケース41をケース受け材37から取り外すことにより、ツールケース45内のツールキット46を用いて即座にメンテナンス作業を行うことができる。
以上の構成とすれば、ユーザがエンジンEのメンテナンスを行うためにエンジンフード22を開けた時に、そのエンジンフード22の内壁面28にツールケース45が配置されているので、メンテナンス用のツールキット46の取り出しが容易となり作業性が向上する。また、重量のあるツールケース45は、エンジンフード22のエンジンルーム9に面する壁面のうちヒンジ部材31側にある内壁面28に設置されているので、ヒンジ部材31を支点としてエンジンフード22を持ち上げる際の負荷を軽減することができる。さらに、断面凹形状のケース受け材37に挿入されたツールケース45は、バンド41により緩衝材40に押し当てられて保持されるので、小型滑走艇1に振動が生じてもツールケース45は遊動せず、異音の発生等を防止することができる。
なお、本実施形態では、ツールケース取付部47はエンジンフード22のエンジンルーム9に面する壁面のうち前面側にある内壁部28に設けているが、前面側以外の壁面(例えば、上面や両側面や後面)に設けてもよい。また、本実施形態では振動吸収用に緩衝材40を設けているが、ツールケース45が安定して保持可能である場合には緩衝材40を設けなくてもよい。また、ツールケース取付部の形状は本実施形態に限定されず、ツールケースの固定方法もバンドに限らず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
以上のように、本発明に係る小型滑走艇は、ツールケース内に収容されたツールキットを用いたエンジンメンテナンスの作業性が向上する優れた効果を有し、このような小型滑走艇等に適用するのに適している。
本発明の実施形態に係る小型滑走艇を左側後方から見た斜視図である。 図1に示す小型滑走艇の一部破断側面図である。 図1に示す小型滑走艇の平面図である。 図1に示す小型滑走艇のエンジンフードを下方から見た分解斜視図である。 図1に示す小型滑走艇のエンジンフードへのツールケースの取付状態を示す斜視図である。 図1に示す小型滑走艇の要部断面図である。
符号の説明
1 小型滑走艇
2 船体
3 ハル
4 デッキ
7 デッキ開口部
9 エンジンルーム
22 エンジンフード
31 ヒンジ部材
37 ケース受け材
40 緩衝材
41 バンド
45 ツールケース
46 ツールキット
47 ツールケース取付部
49、50 隆起部
51、52 通気ダクト
E エンジン

Claims (5)

  1. ハルおよびデッキを有する船体と、
    前記船体内に設けられたエンジンルームと、
    前記エンジンルームの開口を閉鎖するエンジンフードと、
    前記エンジンフードの前記エンジンルームに面する壁面に設けられたツールケース取付部と
    を備えていることを特徴とする小型滑走艇。
  2. 前記エンジンフードの一側部がヒンジ部材により開閉可能に前記船体に支持され、前記ツールケース取付部が前記エンジンフードの前記ヒンジ部材側の壁面に設けられている請求項1又は2に記載の小型滑走艇。
  3. 前記エンジンフードの前記エンジンルームに面する壁面には、前記ツールケース取付部の両側に一対の隆起部が突設されている請求項1又は2に記載の小型滑走艇。
  4. 前記隆起部の内部には通気ダクトが設けられている請求項3に記載の小型滑走艇。
  5. 前記ツールケース取付部は、前記エンジンフードの前記壁面に取り付けられた断面凹形状の一対のケース受け材と、該各ケース受け材の間の前記壁面に取り付けられた緩衝材とを有し、
    前記各ケース受け材の凹部にツールケースが挿入されて該ツールケースの外面が前記緩衝材に当接された状態で、前記ツールケースの前記ケース受け材側と反対側の外面にバンドが当てられ、前記バンドの両端部が前記ケース受け材の両端部にそれぞれ係止される構成となっている請求項1乃至4のいずれかに記載の小型滑走艇。
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