JP2006347418A - 小型滑走艇 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排気システムを構成を工夫することにより、該排気システムをコンパクト化し、更にはエンジン配置の自由度の向上を図ることができる小型滑走艇を提供する。
【解決手段】 小型滑走艇は、ハル2と該ハル2を上方から覆うデッキ3とから成る船体1内に、エンジンEと、エンジンEからの排気を船体1外へ導く排気システム40とを備え、排気システム40は、エンジンEからの排気が通流する上流チャンバ45及び下流チャンバ46と、上流チャンバ45及び下流チャンバ46間を連通する第1排気管51と、下流チャンバ46から船体1外へ向けて延設された下流チャンバ46とを有し、上流チャンバ45と下流チャンバ46とを並設し、第2排気管52は、第1排気管51よりもエンジンEに近接する位置を通って下流チャンバ46から延設して構成されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、船体内にエンジン及び排気システムを備える小型滑走艇に関し、特に、左右に配されたチャンバを有する排気システムを備える小型滑走艇に関する。
レジャー用やスポーツ用等に用いられるジェット推進型の小型滑走艇は、ハルと、該ハルを上方から覆うデッキとで構成される船体内にエンジンを備えている。該エンジンの排気は、同じく船体内においてエンジンの後方に備えられた排気システムを通じて、排気エネルギーを低減させるなどしてから船体の外部へ排出されるようになっている。小型滑走艇は船体が比較的小さく、狭小なその内部空間に排気システムを収めるために、2つのチャンバ(排気マフラ)を左右に配したものがある(特許文献1,2参照)。
例えば、特許文献1に開示された排気システムの場合、両端が閉塞された円筒状の上流チャンバ及び下流チャンバが左右に配されている。エンジンからの排気はまず上流チャンバへ流入し、該上流チャンバの後部から延びる第1排気管を通じて下流チャンバの前部へ流入する。更に、下流チャンバの後部から第1排気管の後方を通って延びる第2排気管を通じて船体の外部へ排出される。このように、排気システムを上流チャンバ及び下流チャンバから構成することにより、狭小な船体内スペースを有効に活用して排気システムを構築することができ、且つ、排気は、上流チャンバ、第1排気管、下流チャンバ、第2排気管の順に通流することにより、膨張及び収縮を繰り返し、そのエネルギーが効率的に低減される。
特開2004−98966号公報(図3) 特開平9−236015号公報
ところで、小型滑走艇の重心位置は、小型滑走艇の走行特性を決定するための一因となるため、一般に重心位置の設定自由度は高い方が好ましい。そして、小型滑走艇の重心位置は、搭載物のうち最も重量の大きいエンジンの配置に影響されるため、エンジンの配置自由度の向上が望まれている。また、小型滑走艇は船体の前部に収容部を備えているが、排気システムの構成に起因してエンジンが前方に配置されてしまうのを避け、収容部の容積を確保することが望まれ、あるいは、エンジンをより後方に配置することにより収容部の容積を拡大することが望まれている。
そこで本発明は、排気システムの構成を工夫することにより、該排気システムをコンパクト化し、更にはエンジン配置の自由度の向上を図ることができる小型滑走艇を提供することを目的とする。
本発明は上述したような事情に鑑みてなされたものであり、本発明に係る小型滑走艇は、ハルと該ハルを上方から覆うデッキとから成る船体内に、エンジンと、該エンジンからの排気を前記船体外へ導く排気システムとを備える小型滑走艇であって、該排気システムは、前記エンジンからの排気が通流する上流チャンバ及び下流チャンバと、該上流チャンバ及び下流チャンバ間を連通する第1排気管と、前記下流チャンバから前記船体外へ向けて延設された第2排気管とを有し、前記上流チャンバと前記下流チャンバとを並設し、前記第2排気管は、前記第1排気管よりも前記エンジンに近接する位置を通って前記下流チャンバから延設して構成されている。
このような構成とすることにより、従来は第1排気管よりもエンジンから離隔した位置を通って第2排気管を延設していたが、上流チャンバ及び下流チャンバを並設し、第1排気管よりもエンジンに近接した位置を通って延設しているため、排気システムの構成がコンパクト化される。その結果、船体内に更なる余剰スペースを確保することができ、エンジン配置の自由度が向上する。
また、前記排気システムは前記エンジンの後方に配置され、前記排気システムが有する前記第1排気管は、前記上流チャンバの後部及び前記下流チャンバの後部間に接続され、前記第2排気管は、前記第1排気管と前記下流チャンバとの接続箇所よりも前方から延設されていてもよい。このような構成とすることにより、上流チャンバ及び下流チャンバを、互いに船体の前後方向に沿った位置を略同一にして配置しやすくなる。従って、排気システムのコンパクト化、特に、船体の前後方向に沿った寸法のコンパクト化を実現することができる。
また、前記エンジンの後方に設けられた該エンジンにより駆動する推進用のウォータジェットポンプを備え、前記排気システムが有する前記上流チャンバ及び下流チャンバは、前記ウォータージェットポンプを間に挟むように並設されており、前記第1排気管及び前記第2排気管は、前記ウォータージェットポンプを跨ぐように架設されていてもよい。このような構成とすることにより、船体内の空間を有効に利用して、より大容量の上流チャンバ及び下流チャンバを搭載することができ、また、第1排気管及び第2排気管の構成により、横転時のエンジン側への浸水を防止することもできる。
また、前記ウォータージェットポンプは、前記エンジンの出力によって回転するポンプシャフトと、該ポンプシャフトに設けられたインペラと、該インペラの外周囲を囲むポンプケーシングとを備え、前記第1排気管及び前記第2排気管は、前記ポンプケーシングの前方を通って延設されていてもよい。このような構成とすることにより、ポンプケーシング前方の比較的広いスペースに第1排気管及び第2排気管を延設することができるため、これら排気管の組み付け及び分解の作業性が向上すると共に、排気管の構成をシンプル化することができる。
また、前記デッキは、後部に設けられた平坦なリアデッキと、該リアデッキよりも上方へ突出して上部に騎乗用のシートが設けられる突出部とを有し、前記第1排気管及び前記第2排気管は、前記突出部における船体内スペースを通って延設されていてもよい。このような構成とすることにより、第1排気管及び第2排気管の組み付け及び分解の作業性が向上する。更に、上述したように排気システムのコンパクト化によって、第1排気管及び第2排気管をより前方へ配置することが可能であり、そうした場合には、平坦なリアデッキの面積を大きく確保することも可能となる。
本発明は、排気システムの構成を工夫することにより、該排気システムをコンパクト化し、更にはエンジン配置の自由度の向上を図ることができる小型滑走艇を提供することが可能である。
以下、本発明の実施の形態に係る小型滑走艇について、図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施の形態に係る騎乗用の小型滑走艇の全体構成を示す側面図であり、図2は、図1に示す小型滑走艇の平面図である。図1及び図2において、小型滑走艇の船体1は、ハル2とその上方を覆うデッキ3とから構成されている。これらハル2とデッキ3とを全周で接続するラインはガンネルライン4と呼ばれ、該ガンネルライン4は、本実施の形態では、停船状態での小型滑走艇の喫水線L(図1において二点鎖線で示す)より上方に位置し、この喫水線Lと略平行になっている。
デッキ3の後部には、上面が平坦なリアデッキ3Aが形成され、デッキ3の左右には、リアデッキ3Aから前方へ延びて上面が平坦なフットデッキ3Bが形成されている。リアデッキ3Aの前方であって左右のフットデッキ3Bに囲まれたデッキ3の部分は、これらリアデッキ3A及びフットデッキ3Bより上方へ突出した突出部3Cを成し、該突出部3Cの上部には、船体1の内外を連通するデッキ開口部3Dが形成されている。
デッキ開口部3Dは、デッキ3の中央よりやや後部であって、且つ左右方向の中央に位置し、船体1の前後方向へ延びる略長方形状に構成されている。このデッキ開口部3Dは、着脱可能な騎乗用のシート7によって上方から覆われている。また、該シート7下方のハル2とデッキ3とに囲まれた空間はエンジンルーム6を成し、4サイクルエンジン(以下、単に「エンジン」という)Eが搭載されている。なお、本実施の形態において用いる方向(前後、左右、及び上下)は、シート7に跨って滑走方向を向いて滑走艇を操縦する操縦者(図示せず)から見た方向と一致するものとして用いる。但し、これと異なる場合は、その都度説明を付す。
図1に示すように、上記エンジンEのクランクシャフト10は後方に延設され、その後端部は、プロペラシャフト11を介してウォータージェットポンプPのポンプシャフト12に連結されている。従って、クランクシャフト10とポンプシャフト12とは一体的に回転可能である。また、ポンプシャフト12には、インペラ13が取着され、該インペラ13は、その外周囲を円筒状のポンプケーシング15により覆われている。
ハル2の底面には、吸水口16が設けられ、該吸水口16から取り入れられた水は吸水通路17を介してウォータージェットポンプPへ送り込まれる。該ウォータージェットポンプPは、送り込まれた水をインペラ13により加圧及び加速した後に静翼14により整流し、通水断面積が後方へいくに従って小さくなるように構成されたポンプノズル18を通じて、その後端の噴射口19から吐出する。その結果、吐出した水の反動により、小型滑走艇は推進力を得る。
図1及び図2において、バー式の操舵ハンドル20は、上記ポンプノズル18の後方に設けられたステアリングノズル21との間で、図示しないケーブルを介して接続されている。このステアリングノズル21は、図示しない揺動軸により左右へ揺動自在に設けられており、操舵ハンドル20とステアリングノズル21とは連動して動作する。従って、操縦者が、ハンドル20を時計方向又は反時計方向に回動操作することによって、ステアリングノズル21を逆方向に揺動させ、小型滑走艇を所望する方向に転舵することができるようになっている。
図1に示すように、ステアリングノズル21の後側上方には、ボウル形状の後進用ディフレクタ23が、水平配置された揺動軸24を中心として下方へ揺動可能に設けられている。また、図1及び図2に示すように、ハンドル20の近傍、本実施の形態では、ハンドル20の右前方の船体1の位置には、前進・後進を切り換えるための後進切換レバー27が設けられている。ハンドル20の前方であってデッキ3の前部には、開閉可能なハッチカバー28が設けられ、該ハッチカバー28の下方には所定容量を有する物品用の収容部29が設けられている。
図3は、図2に示す小型滑走艇においてデッキ3を取り除き、船体1内の構成を示した平面図である。なお、デッキ3に設けられた突出部3Cとデッキ開口部3Dとを二点鎖線により図示している。図3に示すように、船体1内には主として、収容部29、燃料タンク30、エンジンE、排気システム40、及びウォータージェットポンプPが配置されている。収容部29は平面視で略矩形状を成し、船体1内の最前部に収容され、その後方近傍であってハンドル20(図1)の下方位置には、平面視で略矩形状の燃料タンク30が配置されている。
ハル2の左右部分であって、船体1の前後方向における中央位置には、デッキ3のフットデッキ3Bを下方から支持する支持部2Aが設けられている。左右の該支持部2Aは、平面視で船体1の前後方向に長寸の長方形状を成し、本実施の形態において支持部2Aの長手方向の寸法は、船体1の長手方向の寸法の約3分の1弱になっている。また、支持部2Aの上面は平坦になっており、ハル2及びデッキ3を接合した場合に、フットデッキ3Bの下面に当接するか、又は下方近傍に位置する。
燃料タンク30の後方にはエンジンEが配置され、該エンジンEは、ハル2に設けられた左右の支持部2Aに挟まれて位置している。該エンジンEは、本体31の右側に吸気マニホールド32、左側に排気マニホールド33を備え、排気マニホールド33は各気筒からの排気を1つに集めて後方へ導くように構成されている。エンジンEの後方には、前後方向へ延びるウォータージェットポンプPが配置され、図3には、吸水通路17の後部に接続されたポンプケーシング15が示されている。
また、エンジンEの後方には排気システム40が配置されている。該排気システム40は、エンジンEの排気マニホールド33と接続され、上流チャンバ45及び下流チャンバ46等を備えている。排気システム40は、エンジンEからの排気を、そのエネルギーを低減させつつ、船体1後部から外部へ排出する。
図4は、図3に示す滑走艇の後部を拡大して排気システム40の構成を示す部分拡大平面図、図5は、図4のV矢視図であって船体1内に収容された状態の排気システム40の構成を示す部分拡大側面図、図6は、排気システム40の斜視図である。なお、図4では、デッキ3に設けられた突出部3C及びデッキ開口部3Dを二点鎖線で示しており、図5では、船体1の外形を簡略化して示している。
図4に示すように、ポンプケーシング15の前方であって吸水通路17の上方には、該吸水通路17を覆うようにしてチャンバ支持台41が設けられている。該チャンバ支持台41は平面視で横長の矩形状を成し、吸水通路17の左右の側方へ延びている。チャンバ支持台41の左右の部分には下方へ窪んだ凹部42が形成されており、左側の凹部42には上流チャンバ45が、右側の凹部42には下流チャンバ46がそれぞれ安定的に載置されている。上流チャンバ45及び下流チャンバ46は、共に端部が閉塞された円筒形状を成し、若干だけ下流チャンバ46が後方に位置するようにして並設されている。また、上流チャンバ45及び下流チャンバ46の間であってチャンバ支持台41の上にはバッテリ47が載置されている。
本実施の形態では、上流チャンバ45及び下流チャンバ46をこのように並設しているため、排気システム40の船体1前後方向に沿った寸法がコンパクト化されている。また、上流チャンバ45及び下流チャンバ46のこのような配列は、後述するような第1排気管51及び第2排気管52の構成によって、より具体的に実現されている。
上流チャンバ45の前部からは管路50が前方へ延設されており、該管路50の前端部は、エンジンEの排気マニホールド33(図3参照)の下流側端部に接続されている。また、ポンプケーシング15の前方には、上流チャンバ45及び下流チャンバ46を連通する第1排気管51が架設されており、第1排気管51の上流側端部51aは上流チャンバ45の後部に、下流側端部51bは下流チャンバ46の後部に、それぞれ接続されている。
より詳しくは、上流チャンバ45の後部の周壁部であって、最上部よりも若干右寄り(船体1の左右方向の中心寄り)の位置に第1排気管51の上流側端部51aが接続されている。第1排気管51は、上流側端部51aから右斜め上方へ向かい、途中で湾曲することによりウォータージェットポンプPを跨ぐように逆U字状に延設されている(図6参照)。そして、下流側端部51bは右斜め下方へ向けられ、下流チャンバ46の後部の周壁部であって最上部よりも若干左寄り(船体1の左右方向の中心寄り)の位置に接続されている。
下流チャンバ46において、第1排気管51の下流側端部51bとの接続箇所よりもエンジンEに近接する位置(即ち、前方の位置)からは、第2排気管52が延設されている。この第2排気管52は、第1排気管51よりも前方であってチャンバ支持台41に載置されたバッテリ47より後方の位置を通って延設されている。
より詳しくは、下流チャンバ46の前後方向の中央部の周壁部であって、最上部よりも若干左寄りの位置には、第2排気管52の上流側端部52aが接続されている。第2排気管52は、上流側端部52aから左斜め上方へ向かい、途中で湾曲することによりウォータージェットポンプPを跨ぐように逆U字状に延設されている(図6参照)。そして、下流側端部52bは、左斜め下方を向いて開口した状態で、第1排気管51の上流側端部51aの前方近傍に位置している。第2排気管52の下流側端部52bには別の管路53が接続されており、該管路53は、上流チャンバ45の後部上方にて湾曲して第1排気管51の上流側端部51aの外方を通って後方へ向けて延設され、ハル2の後壁(トランサムボード)にて船体1の外部に連通している。
このような排気システム40の場合、エンジンE(図3参照)からの排気は、管路50を通じて上流チャンバ45へ流入した後、第1排気管51を通じて下流チャンバ46へ流入する。更に、下流チャンバ46内の排気は、第2排気管52及び管路53を通じて船体1の後部から外部へ排出される。
また、図5に示すように本実施の形態に係る小型滑走艇では、ポンプケーシング15の上面に近接してリアデッキ3Aが配置され、このリアデッキ3Aの前方に突出部3Cが形成されている。この突出部3Cは、リアデッキ3Aの前部から前方斜め上方へ向かって延びる傾斜部60を有し、該傾斜部60は、前方へ向かうに従って左右方向の寸法が拡大している(図4参照)。従って、傾斜部60の内部スペース61は、前方へ向かうに従って高さ寸法及び幅寸法が拡大している。
図5に示すように、上述した第1排気管51及び第2排気管52は、それぞれの上部が突出部3Cの傾斜部60の内部スペース61を通って延設されている。また、内部スペース61の上述したような構成により、第1排気管51に比べて第2排気管は、逆U字状を成すその湾曲部分の曲率が大きくなっている。
このような構成を成す排気システム40は、上流チャンバ45及び下流チャンバ46の後部間に第1排気管51が架設され、第2排気管52はこの第1排気管51の前方であるエンジンE寄りの位置を通って延設されているため、上流チャンバ45,下流チャンバ46,第1排気管51,及び第2排気管52から成る排気システム40は、特に前後方向の寸法においてコンパクト化されている。また、排気システム40のコンパクト化により、エンジンEの配置自由度が増している。そしてその結果、小型滑走艇の重心位置がより広範囲に可変となっている。従って、重量物であるエンジンEを適宜配置することにより、小型滑走艇の重心位置を変更でき、個々の滑走艇ごとに様々の走行特性を有するようセッティングすることができる。
また、第1排気管51及び第2排気管52がデッキ3の突出部3C内を通って延設されているため、デッキ開口部3Dから比較的容易にアクセスでき、組み付けや分解の作業を容易に行うことができる。また、コンパクト化された排気システム40を前寄りに配置することにより、第1排気管51及び第2排気管52をより前方に配置することができ、デッキ開口部3Dからこれらへのアクセスは更に容易になる。この場合、デッキ3の突出部3Cも前方に配置することができ、あるいは、突出部3Cの傾斜部60をより急傾斜にすることができ、その結果、突出部3Cの後方におけるリアデッキ3Aの前後寸法を拡大することができる。
また、コンパクト化された排気システム40を後寄りに配置し、エンジンEも後寄りに配置することにより、船体1内の前部により広いスペースを確保することができる。この場合、収容部29や燃料タンク30の容量を増加することができる。
更に、本実施の形態に係る排気システム40は、第1排気管51及び第2排気管52が、共に逆U字状に延設されている。従って、小型滑走艇が横転した場合であっても、排気システム40を通ってエンジンEへ浸水しにくい構成になっている。
本発明は、船体内にエンジン及び排気システムを備える小型滑走艇に適用することができ、特に、排気システムのコンパクト化が要望される小型滑走艇に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る小型滑走艇の全体構成を示す側面図である。 図1に示す小型滑走艇の平面図である。 図2に示す小型滑走艇においてデッキを取り除き、船体内の構成を示した平面図である。 図3に示す小型滑走艇の後部を拡大して排気システムの構成を示す部分拡大平面図である。 図4のV矢視図であって船体内に収容された状態の排気システムの構成を示す部分拡大側面図である。 図4に示す排気システムの斜視図である。
符号の説明
1 船体
2 ハル
3 デッキ
3A リアデッキ
3C 突出部
7 シート
15 ポンプケーシング
30 燃料タンク
40 排気システム
45 上流チャンバ
46 下流チャンバ
51 第1排気管
52 第2排気管

Claims (5)

  1. ハルと該ハルを上方から覆うデッキとから成る船体内に、エンジンと、該エンジンからの排気を前記船体外へ導く排気システムとを備える小型滑走艇であって、
    該排気システムは、前記エンジンからの排気が通流する上流チャンバ及び下流チャンバと、該上流チャンバ及び下流チャンバ間を連通する第1排気管と、前記下流チャンバから前記船体外へ向けて延設された第2排気管とを有し、
    前記上流チャンバと前記下流チャンバとを並設し、前記第2排気管は、前記第1排気管よりも前記エンジンに近接する位置を通って前記下流チャンバから延設して構成されていることを特徴とする小型滑走艇。
  2. 前記排気システムは前記エンジンの後方に配置され、
    前記排気システムが有する前記第1排気管は、前記上流チャンバの後部及び前記下流チャンバの後部間に接続され、前記第2排気管は、前記第1排気管と前記下流チャンバとの接続箇所よりも前方から延設されていることを特徴とする請求項1に記載の小型滑走艇。
  3. 前記エンジンの後方に設けられて該エンジンにより駆動する推進用のウォータジェットポンプを備え、
    前記排気システムが有する前記上流チャンバ及び下流チャンバは、前記ウォータージェットポンプを間に挟むように並設されており、前記第1排気管及び前記第2排気管は、前記ウォータージェットポンプを跨ぐように架設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の小型滑走艇。
  4. 前記ウォータージェットポンプは、前記エンジンの出力によって回転するポンプシャフトと、該ポンプシャフトに設けられたインペラと、該インペラの外周囲を囲むポンプケーシングとを備え、
    前記第1排気管及び前記第2排気管は、前記ポンプケーシングの前方を通って延設されていることを特徴とする請求項3に記載の小型滑走艇。
  5. 前記デッキは、後部に設けられた平坦なリアデッキと、該リアデッキよりも上方へ突出して上部に騎乗用のシートが設けられる突出部とを有し、
    前記第1排気管及び前記第2排気管は、前記突出部における船体内スペースを通って延設されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の小型滑走艇。
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