JP4357769B2 - 小型滑走艇 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水流を後方に噴出してその反動で水上を航行する小型滑走艇( Personal Watercraft(パーソナルウォータークラフト); PWCとも呼ばれる) に関し、特にそこに搭載されている4サイクルエンジンに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
所謂小型滑走艇は、レジャー用,スポーツ用としてあるいはレスキュー用として、近年多用されている。この小型滑走艇では、一般的に艇の底面に設けられた吸水口から吸い込んだ水を、ウォータージェットポンプで加圧・加速して後方へ噴射することによって船体を推進させる。
【0003】
そして、この小型滑走艇の場合、前記ウォータージェットポンプの噴射口の後方に配置したステアリングノズルを左右に揺動させることによって、後方への水の噴射方向を左右に変更することによって、艇を右側あるいは左側に操舵する。
【0004】
ところで、小型滑走艇の場合、艇の長手方向の中央から後端側にかけて騎乗型シートを配置し、この騎乗型シートの前方に前記ステアリングノズルを遠隔操作するステアリングハンドルを配置するとともに、該騎乗型シートの下方に、エンジンルームを形成し、このエンジンルーム内にエンジンを配設している。つまり、全体の配置が、合理的且つ有機的におこなわれ、全体的にコンパクトにまとめられている。
【0005】
この小型滑走艇に4サイクルエンジンを搭載する場合には、該4サイクルエンジンの特性として、所望の性能を得ようとすると、排気通路の長さを所定以上に長くする必要がある。つまり、騎乗型シート下方の狭い空間内を利用して所望の長さを有する排気通路を形成する必要がある。
【0006】
また、小型滑走艇の場合、一般に、エンジンは水冷式が採用され、冷却水は、ウォータージェットポンプからエグゾーストマニホルドにまず導入され、次に、エンジンのシリンダブロックに導かれ、続いてエンジンのシリンダヘッドを経て、排出される。
【0007】
そして、従来の小型滑走艇の場合、前記エグゾーストマニホルドからシリンダブロックへは、エンジン外部に露出したゴムホース等を介して接続することによって、冷却水を供給している。
この場合、エンジン近傍がホースによって煩雑になる。しかも、シリンダヘッドから重量的にやや大きい前記エグゾーストマニホルドを吊持させようとすると、シリンダヘッドの振動や耐久性を配慮した設計が必要となる。
【0008】
本発明はこのような状況に鑑みておこなわれたもので、エンジンおよびその排気システムのエンジンルーム内への配置を合理的におこなうことができ、且つ、エンジンのシリンダヘッドの耐久性の設計が容易となり、また、エンジンルーム内の排気システム(排気管等)の取り回しの煩雑さを解消し、加えてエンジンの出力向上が図れるような4サイクルエンジンを具備した小型滑走艇を提供することを目的とする。
【0009】
なお、シリンダを水平方向に配置した船外機のエンジンでは、エンジン性能を犠牲にしても、全体の形態を略直方体状にコンパクトに形成するために、シリンダブロックそのものにエグゾーストマニホルドとなる部分を一体に形成したものがある(特公平2−32451号公報)。しかし、かかるエンジンの場合、エンジン性能自体を犠牲にした、排気通路が無理やり屈曲されて圧力損失が高く、また、排気通路自体の長さも非常に短い構成のものにすぎない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を、以下のような構成からなる小型滑走艇によって解決することができる。即ち、
本第1の発明にかかる小型滑走艇は、エンジンルーム内に、クランク室を下方にシリンダヘッドを上方にして立設した4サイクルエンジンと、このエンジンのシリンダヘッドに設けられた排気ポートからエグゾーストマニホルドを経て排気ガスを排出するための排気システムを具備し、前記エンジンによって駆動されるウォータージェットポンプで加圧・加速された水を後端の噴射口から噴射しその反動によって推進するよう構成された小型滑走艇において、
前記立設されたエンジンのシリンダブロックの側方部位へ下方を向いて開口するよう、シリンダヘッド内に排気通路を形成し、該排気通路の前記開口に基端が接続され、先端が、エンジン側方に位置する前記エグゾーストマニホルドの基端開口に接続されるような、排気通路を内部に具備する接続ブロックをシリンダブロック側方部位に、該シリンダブロックに一体に取着し、該接続ブロック内に前記エグゾーストマニホルド内の冷却通路とシリンダブロック内の冷却通路を接続する接続冷却通路を形成したことを特徴とする。
【0011】
しかして、上述のように構成された小型滑走艇では、シリンダヘッドの排気通路を、シリンダブロック側方に配置した接続ブロック内の接続通路に接続し、この接続ブロックに前記エグゾーストマニホルドを支承させて、接続ブロック内の排気通路をエグゾーストマニホルドに接続して排気ガスを排出するため、シリンダヘッド自体の設計が容易となる。また、シリンダブロックの側方に接続ブロックを配置して、シリンダヘッドの排気通路と該接続ブロックの排気通路を接続したことから、エグゾーストマニホルド自体の長さを短くできることから、エンジン側から支承する部材(エグゾーストマニホルド)の重量が軽減される。また、上述のように、シリンダブロックの側方に接続ブロックを配置して、シリンダヘッドの排気通路と該接続ブロックの排気通路を接続したことから、これら排気通路を大きな曲率半径を有する通路とすることが可能となり、排気ガスの圧力損失が低減でき、この結果、エンジン出力の向上が図れる。また、前記接続ブロックの側方にエグゾーストマニホルドを並設することができ、且つ該エグゾーストマニホルドに連なる排気管を並設することができる。従って、シンプルな構成によって、排気システムの長さを長くすることができ。この結果、長さを長くした排気システムがエンジンルーム内でシンプルに形成でき、且つ、4サイクルエンジンにおける出力の向上が図れる。さらには、エグゾーストマニホルドからエンジン側への冷却水を、前記接続ブロック内に冷却水通路を形成することによって、エグゾーストマニホルドからシリンダブロック側へ、該接続ブロックを介して供給できることから、従来のようにゴムホース等を介して接続する必要がないことから、エンジン周囲が煩雑にならず、整備等し易くなる。また、この構成では、シリンダヘッド側方にエグゾーストマニホルドとの接続部分(接続パイプ等)が存在しないため、接続ブロック上方に、吸気システムのスロットルボディあるいはエアクリーナ等を配置するためのスペースを得ることができ、狭いエンジンルーム内に、エンジンおよびその補機類等を合理的に配置することができる。
【0012】
また、前記小型滑走艇において、前記シリンダヘッド内の排気通路が、半円弧(挟み角が180度の円弧)状の曲がり通路に形成され、前記接続ブロック内の排気通路が前記曲がり通路に連続した1/4円弧(挟み角が90度の円弧)状の曲がり通路で構成され、且つ、前記エグゾーストマニホルド内の排気通路が、前記1/4円弧状の曲がり通路に滑らかな曲線をもった通路で連続して形成されていると、排気ガスは、圧力損失が少ない状態で且つ慣性効果を利用して、効率的に排出することが可能となる。
【0013】
また、前記小型滑走艇において、前記接続ブロックがクランクケース上方に位置した構成であると、クランクケース上のシリンダブロックの側方の空間を有効に利用できる、好ましい構成となる。
【0014】
また、前記小型滑走艇において、前記シリンダヘッド内に形成された排気通路の前記開口と、該開口に接続される前記シリンダブロック側との接続面が、シリンダブロックとシリンダヘッドとの合わせ面に、実質的に一致した構成とすると、シリンダヘッド、シリンダブロック並びに前記接続ブロックの形状をシンプルにする上で、好ましい構成となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態にかかるジェット推進型の小型滑走艇について、図面を参照しながら、具体的に説明する。
【0016】
図1は本発明の実施形態にかかる小型滑走艇の略中央より後半部を示すものであり、エンジンの排気システムの概略の構成を示すために、一部破断してエンジンルーム内部等を表した部分側断面図、図2は図1に示すエンジン部分の拡大側面図、図3は本発明の実施形態にかかるシリンダヘッドとその下方で且つシリンダブロック側方の接続ブロックを示すシリンダブロックおよびシリンダヘッド部分を一部破断した図1のIII-III 矢視図、図4は図3の接続ブロックとその上方のシリンダヘッドを示す部分拡大図、図5は本発明の実施形態にかかるジェット推進型の小型滑走艇の全体側面図、図6は図5に示す小型滑走艇の全体平面図である。
【0017】
図5,図6において、Aは船体で、この船体Aは、ハルHとその上方を覆うデッキDから構成され、これらハルHとデッキDを全周で接続する接続ラインはガンネルラインGと呼ばれ、この実施例では、このガンネルラインGは、この小型滑走艇の喫水線Lより上方に位置している。
【0018】
そして、前記デッキDの中央よりやや後部には、図6に図示するように、船体Aの上面に長手方向に延びる平面視において略長方形の開口部16が形成され、図5,図6に図示するように、この開口部16上方に騎乗用のシートSが配置されている。
【0019】
また、エンジンEは、前記シートS下方のハルHとデッキDに囲まれた横断面形状が「凸」状の空間20内に配置される。
このエンジンEは、多気筒(この実施例では4気筒)の4サイクル型のエンジンEで、図5に図示するように、クランクシャフト26が船体Aの長手方向に沿うような向きで搭載されており、このクランクシャフト26の出力端は、プロペラ軸27を介して、インペラ21が取着されているウォータージェットポンプPのポンプ軸21S側に、一体的に回転可能に連結されている。そして、このインペラ21は、その外周方が、ポンプケーシング21Cで覆われ、小型滑走艇の底面に設けられた給水口17から取り入れた水を吸水通路を介して取り込んで、ウォータージェットポンプPで加圧・加速して、通水断面積が後方にゆくに従って小さくなったポンプノズル(噴出部)21Rを通って、後端の噴射口21Kから吐出して、推進力を得るよう構成されている。
【0020】
また、図5において、21VはウォータージェットポンプP内を通過する水を整流するための静翼である。また、図5,図6おいて、24はステアリング操作手段である操舵用のハンドルで、このハンドル24を左右に操作することによって、前記ポンプノズル21R後方のステアリングノズル18を左右に揺動させて、ウォータージェットポンプPの稼働時に、艇を所望の方向に操舵できるよう構成されている。
【0021】
また、図5に図示するように、前記ステアリングノズル18の上後方には、水平に配置された揺動軸19aを中心に下方に揺動可能に、ボウル形状のリバース用のデフレクター19が配置され、このデフレクター19をステアリングノズル18後方の下方位置へ揺動動作させることによって、ステアリングノズル18から後方に吐出される水を前方に転向させて、後進できるよう構成されている。
【0022】
また、図5,図6において、22は後部デッキで、この後部デッキ22には、開閉式のハッチカバー29が設けられ、ハッチカバー29の下方に小容量の収納ボックスが形成されている。また、図5あるいは図6において、23は前部ハッチカバーで、このハッチカバー23の下方には備品等を収納するボックス(図示せず)が設けられている。
【0023】
ところで、本発明の実施形態にかかる小型滑走艇では、図1〜図4に図示するような排気システムを具備している。即ち、図1〜図4に図示するように、エンジンルーム20内に立設されたエンジンE本体の右舷側に、各シリンダ用のエグゾーストマニホルド1がエンジンEの長手方向に沿って、且つ、該エグゾーストマニホルド1の集合部がエンジンEのクランクケースEcの側方に位置するよう配設されている。そして、図2,図3に図示するように、前記エグゾーストマニホルド1の分岐した各基端(エンジン側の端)1bは、接続ブロック2の排気通路2Aの先端に接続されている。そして、この接続ブロック2は、エンジンEのシリンダブッロクEb側方であってシリンダヘッドEhの下方位置に配置されている。
一方、前記エグゾーストマニホルド1の先端(消音器側の端)1aは、図1に図示するように、排気管3を介して、消音器4側に排気ガスを排出できるよう接続されている。
また、前記接続ブロック2内に形成されている排気通路2Aの基端は、シリンダヘッドEh内に形成されている排気通路Eaに接続されている。このシリンダヘッドEh内の排気通路Eaの先端は、前記エンジンEのシリンダブロックEbの側方部位へ下方を向いて開口しており、該開口した部位に、前記排気通路2Aの基端の開口が接続されている。また、この実施形態では、前記排気通路Eaと排気通路2Aとの接続面Faは、前記シリンダヘッドEhとシリンダブロックEbとの合わせ面Fbと実質上一致するよう構成されている。
そして、前記接続ブロック2は、前記シリンダブロックEbに、図示しないボルトによって、一体に固着されている。
【0024】
さらに、この実施形態では、前記シリンダヘッドEh内の排気通路Eaは、燃焼室からの排気ガスが圧力損失なく円滑に排出されるよう、図3に図示するように、排気ポートEpから半円弧状の曲がり通路で構成されている。
また、前記排気通路Eaにつながる、前記接続ブロック2の排気通路2Aは、前記半円弧状の曲がり通路に連続して、逆方向に1/4円弧状の曲がり通路で構成されている。
【0025】
また、前記エグゾーストマニホルド1の後流側(排気ガスの後流側)には、該エグゾーストマニホルド1に沿って、つまりエンジンEの長手方向に沿って、前記排気管3の基部が並設され、該排気管3の先端部は、前記プロペラ軸27を跨いで、艇の左舷側に延設され、該排気管3の先端は、左舷側に配置されている前記消音器4に接続されている。さらに、この消音器4で消音された排気ガスは、上下に立設されたレゾレータ5を経て、該レゾレータ5の下端に接続された図示しない排気管によって、船外に排出するよう構成されている。
【0026】
そして、図3,図4に図示するように、前記接続ブロック2には接続冷却通路2Bが形成され、前記エグゾーストマニホルド1内の冷却通路1Bから供給された冷却水を、該接続冷却通路2Bを介して、シリンダブロックEb内に形成されたウォータージャケットEjを経て、シリンダヘッドEh内のウォータージャケットEkに供給されるよう構成されている。つまり、この実施形態では、外部に露出するゴムチューブ等の接続管を設けることなく、前記エグゾーストマニホルド1内を冷却した冷却水が、前記接続ブロック2を冷却し、次にシリンダブロックEbを経てシリンダヘッドEhを冷却するよう構成されている。
【0027】
なお、図4において、ECUはエンジンの点火時期および噴射時期等をコントロールするためのエンジンコントロールユニット、30は上記エンジンコントロールユニットECUによって制御される燃料噴射装置、31は燃料タンク、32は燃料タンク31と燃料噴射装置30との間を循環式に連結する燃料流路である。
【0028】
しかして、上述のように構成された本小型滑走艇では、以下のように作用する。即ち、シリンダヘッドEhの下方で且つシリンダブッロクEbの側方には、接続ブロック2がエンジンEの長手方向に沿って延設されており、この接続ブロック2にエグゾーストマニホルド1が取着(支承)されていることから、前記シリンダヘッドEhには、エグゾーストマニホルド1の重量は作用しない。従って、シリンダヘッドEhの設計に際して、エグゾーストマニホルド1から直接振動が伝達されないことから、該エグゾーストマニホルド1から伝達される振動について配慮する必要がないため、設計が容易になる。このようにシリンダヘッドEhには、エグゾーストマニホルド1の重量が作用しないことから、シリンダヘッドEhでエグゾーストマニホルド1を支承する形態に比べて、剛性が低くおさえられ、この結果、軽量化が図れる。
また、エグゾーストマニホルド1は、前記接続ブロック2を介して、シリンダヘッドEhに連通するため、エグゾーストマニホルド1自体のエンジンE取着側の寸法が短くでき、従って、軽量化が図れる。
また、このエグゾーストマニホルド1は、小型滑走艇において比較的スペース的に余裕のあるエンジンEの一方の側方に配置されるため、該エグゾーストマニホルド1の形態を自由に設計でき、また必要に応じて十分な剛性を付与することができる。
また、このエグゾーストマニホルド1に並設して、排気管3を配置しているため、排気システムの長さをエンジンE側方部位において長く設定できることから、出力に影響を与える排気システムの長さを十分にとることができ、しかも、排気システムを構成するエグゾーストマニホルド1,排気管3,消音器4,レゾネータ5等を、エンジンルーム20内にシンプルな状態で配置することができる。
【0029】
【発明の効果】
本発明にかかる小型滑走艇によれば、エンジンおよびその排気システムのエンジンルーム内への配置を合理的におこなうことができ、また、エンジンのシリンダヘッドの耐久性の設計が容易となり、さらに、エンジンルーム内の排気システム(排気管等)の取り回しの煩雑さを解消することができる。
また、本発明にかかる小型滑走艇では、排気システムの長さを長くすることができるため、エンジンの出力向上が図れる。
さらに、シリンダヘッドの軽量化とエグゾーストマニホルドの軽量化が図れることから、排気システムおよびエンジン部分の軽量化を促進することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる小型滑走艇の略中央より後半部を示すものであり、エンジンの排気システムの概略の構成を示すために、一部破断してエンジンルーム内部等を表した部分側断面図である。
【図2】 図1に示すエンジン部分の拡大側面図である。
【図3】 本発明の実施形態にかかるシリンダヘッドとその下方で且つシリンダブロック側方の接続ブロックを示すシリンダブロックおよびシリンダヘッド部分を一部破断した図1のIII-III 矢視図である。
【図4】 図3の接続ブロックとその上方のシリンダヘッドを示す部分拡大図である。
【図5】 本発明の実施形態にかかるジェット推進型の小型滑走艇の全体側面図である。
【図6】 図5に示す小型滑走艇の全体平面図である。
【符号の説明】
P……ウォータージェットポンプ
E……エンジン
Ea……シリンダヘッド内の排気通路
Eb……シリンダブロック
Ej……冷却通路
Eh……シリンダヘッド
Ek……冷却通路
1……エグゾーストマニホルド
1A……排気通路
1B……冷却通路
2……接続ブロック
2A……排気通路
2B……接続冷却通路

Claims (4)

  1. エンジンルーム内に、クランク室を下方にシリンダヘッドを上方にして立設した4サイクルエンジンと、このエンジンのシリンダヘッドに設けられた排気ポートからエグゾーストマニホルドを経て排気ガスを排出するための排気システムを具備し、前記エンジンによって駆動されるウォータージェットポンプで加圧・加速された水を後端の噴射口から噴射しその反動によって推進するよう構成された小型滑走艇において、
    前記立設されたエンジンのシリンダブロックの側方部位へ下方を向いて開口するよう、シリンダヘッド内に各気筒毎に排気通路をそれぞれ形成し、
    それぞれの前記排気通路の先端の各開口に基端がそれぞれ接続され、先端が、エンジン側方に位置する前記エグゾーストマニホルドの排気通路の各基端開口にそれぞれ接続されるような、各気筒に対応した排気通路をそれぞれ内部に具備する接続ブロックをシリンダブロック側方部位に、該シリンダブロックに一体に取着し、
    前記接続ブロック内に前記エグゾーストマニホルド内の冷却通路とシリンダブロック内の冷却通路を接続する接続冷却通路を形成した、ことを特徴とする小型滑走艇。
  2. 前記シリンダヘッド内の排気通路が、半円弧状の曲がり通路に形成され、前記接続ブロック内の排気通路が前記曲がり通路に連続した1/4円弧状の曲がり通路で構成され、且つ、前記エグゾーストマニホルド内の排気通路が、前記1/4円弧状の曲がり通路に滑らかな曲線をもった通路で連続して形成されていることを特徴とする請求項1記載の小型滑走艇。
  3. 前記接続ブロックがクランクケース上方に位置していることを特徴とする請求項1又は2記載の小型滑走艇。
  4. 前記シリンダヘッド内に形成された排気通路の前記開口と、該開口に接続される前記接続ブロック側との接続面が、シリンダブロックとシリンダヘッドとの合わせ面に、実質的に一致することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載の小型滑走艇。
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