JP4628575B2 - ジェット推進型の滑走艇 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水流を後方に噴出してその反動で水上を航行する小型滑走艇( Personal Watercraft(パーソナルウォータークラフト); PWCとも呼ばれる) 等のジェット推進型の滑走艇に関し、特にその排気システム(装置)に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
所謂ジェット推進型の滑走艇は、レジャー用,スポーツ用としてあるいはレスキュー用として、近年多用されている。このジェット推進型の滑走艇では、一般的に艇の底面に設けられた吸水口から吸い込んだ水を、ウォータージェットポンプで加圧・加速して後方へ噴射することによって船体を推進させる。
【0003】
そして、このジェット推進型の滑走艇の場合、上記ウォータージェットポンプの噴射口の後方に配置したステアリングノズルを左右に揺動させることによって、後方への水の噴射方向を左右に変更することによって、艇を右側あるいは左側に操舵する。
【0004】
ところで、ジェット推進型の滑走艇の一つである小型滑走艇の場合、艇の長手方向の中央から後端側に配設され騎乗型シートの下方の、エンジンルーム内にエンジンが配設され、このエンジン後端からクランク軸を突設し、このクランク軸をウォータージェットポンプのポンプ軸と連結して、該ウォータージェットポンプを駆動するよう構成されている。
【0005】
また、エンジンの排気マニホルイドは、消音器を介して、排気管に接続され、排気管先端から、艇外にエンジンの排気ガスを排出する。
【0006】
一般的には、上記排気管の先端は、艇のトランサムから空気中に突設され、該排気管から空気中へ排気ガスを排出する構成を具備する。
【0007】
また、別の形態として、本出願人にかかる、特開昭60−157994号公報に開示されるように、インペラの回転軸を中空軸にして、該インペラ軸の中空部分を、上記排気管の先端と接続して、水中に排気ガスを排出するよう構成したものもある。また、これに近い構成のものとして、船外機のプロペラ軸を中空にして、該プロペラ軸にエンジンの排気管の先端を接続して、水中に排気ガスを排出するよう構成したものがある(特開昭54−151293号公報)。
【0008】
しかしながら、上記特開昭60−157994号公報および特開昭54−151293号公報に記載されている先行技術は、いずれも、エンジンによって回転するインペラ軸あるいはプロペラ軸であることから、固定されている排気管の先端との接続部分のシール構造が複雑になり、従って、該シール構造のシールの耐久時間を長くすることに限界がある。
【0009】
シール構造を容易にするため、実開昭50−99691号に記載するように、排気管の先端から、インペラ後端域まで、ポンプの流水路を横断するよう接続管を延設するととも、この接続管を、インペラ軸後端から後方に延設した排気ノズルに接続して、排気ノズルから排気ガスを排出するよう構成したものもある。
【0010】
しかしながら、かかる構成では、上記接続管が、ウォータージェットポンプ内の通水の抵抗となり、ウォータージェットポンプの能力、つまり艇の推進力を低下させることになる。この結果、ジェット推進型の滑走艇の特徴の一つである艇の高速航行を阻害することになる。
【0011】
本発明は、このような状況に鑑みておこなわれたもので、ウォータージェットポンプの能力を低下させることなく、且つ、耐久時間を長くすることができる排気システムを具備したジェット推進型の滑走艇を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を、以下のような構成からなるジェット推進型の滑走艇によって解決することができる。即ち、
また、本第1の発明にかかるジェット推進型の滑走艇は、エンジンと、このエンジンによって駆動されるウォータージェットポンプとを備えて、該ウォータージェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射口から噴射しその反動によって推進するとともに、エンジンから排出される排気ガスの排出口を前記ウォータージェットポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇において、
前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの後方に、整流作用をおこなう整流部材と、該整流部材の外周面からポンプ内周面に向けて配設した静翼とを配置するとともに、
上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路につながる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる排気ガス通路を上記整流部材内部に形成し、且つ該整流部材の表面に、上記排気ガス通路につながる排出口を開口したことを特徴とする。
【0013】
しかして、上述のように構成されたジェット推進型の滑走艇では、ウォータージェットポンプの性能向上に寄与する静翼とコーン形の整流部材を利用して、排気ガスをウォータージェットポンプ内に排出するよう構成されることから、ウォータージェットポンプの性能を全く低減させることなく、ウォータージェットポンプ内に排気ガスを排出することができる。また、排出口が形成される整流部材の表面を、正の曲率から構成しておくと、ウォータージェットポンプの通水路を通過する水によって、通水時には整流部材の表面が負圧になり、従って、排気ガスを該整流部材内からの吸い出し、効率よく排気ガスを水中に排出することができる構成となる。
【0014】
本第2の発明にかかるジェット推進型の滑走艇は、エンジンと、このエンジンによって駆動されるウォータージェットポンプとを備えて、該ウォータージェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射口から噴射しその反動によって推進するとともに、エンジンから排出される排気ガスの排出口を前記ウォータージェットポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇において、
前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの後方に、整流作用をおこなう静翼をインペラの回転軸あるいはその延長線側から外径方に向けて配置するとともに、
上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路につながる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる排出口を該静翼の表面に開口したことを特徴とする。
【0015】
しかして、上述のように構成されたジェット推進型の滑走艇では、ウォータージェットポンプの性能向上に寄与する静翼を利用して、排気ガスをウォータージェットポンプ内に排出するよう構成されることから、ウォータージェットポンプの性能を全く低減させることなく、ウォータージェットポンプ内に排気ガスを排出することができる。また、排出口が形成される静翼の前縁部以外の表面は、ウォータージェットポンプの通水路を通過する水によって、通水時には負圧になり、従って、該負圧により排気ガスは該静翼内から吸い出され、効率よく排気ガスを水中に排出することができる構成となる。
【0016】
また、上記ジェット推進型滑走艇おいて、前記排出口を、ウォータージェットポンプが作動中における、圧力分布が負圧となる部位、例えば流速が大きな前記整流部材あるいは静翼の表面に形成すると、最適な実施形態となる。
【0017】
また、上記ジェット推進型滑走艇おいて、前記静翼が形成されているウォータージェットポンプのケーシングを二重管で構成し、該二重管に排気管の先端を接続するとともに、上記静翼を、二重管からインペラの回転軸の延長線に対して、放射状に複数枚配置して、該二重管部分を介して、排気管先端と各静翼とが接続されていると、該静翼内部の排気ガス通路の総断面積を大きくすることができ、しかもウォータージェットポンプ内の水の流れを損なうほどに翼厚寸法を大きくすることがない点で、好適な実施形態となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態にかかるジェット推進型滑走艇について、小型滑走艇を例に挙げて、図面を参照しながら、具体的に説明する。
【0019】
図1は本発明の実施形態にかかるジェット推進型滑走艇のウォータージェットポンプ部分に形成された排気システムの構成を示す部分断面図、図2は図1のII−II矢視断面図、図5は本発明の実施形態にかかるジェット推進型の小型滑走艇の全体側面図、図6は図5の平面図である。
【0020】
図5,図6において、Aは船体で、この船体Aは、ハルHとその上方を覆うデッキDから構成され、これらハルHとデッキDを全周で接続する接続ラインはガンネルラインGと呼ばれ、この実施例では、このガンネルラインGは、この小型滑走艇の喫水線Lより上方に位置している。
【0021】
そして、上記デッキDの中央よりやや後部には、図6に図示するように、船体Aの上面に長手方向に延びる平面視において略長方形の開口部16が形成され、図5,図6に図示するように、この開口部16上方に騎乗用のシートSが配置されている。
【0022】
また、エンジンEは、上記シートS下方のハルHとデッキDに囲まれた横断面形状が「凸」状の空間20内に配置される。
このエンジンEは、多気筒(この実施例では3気筒)のエンジンEで、図5に図示するように、クランクシャフト10bが船体Aの長手方向に沿うような向きで搭載されており、このクランクシャフト10bの出力端は、プロペラ軸15を介して、インペラ21が取着されているウォータージェットポンプPのポンプ軸21S側に、一体的に回転可能に連結されている。そして、このインペラ21は、その外周方が、ポンプケーシング21Cで覆われ、小型滑走艇の底面に設けられた給水口17から取り入れた水を吸水通路を介して取り込んで、ウォータージェットポンプPで加圧・加速して、通水断面積が後方にゆくに従って小さくなったポンプノズル(噴出部)21Rを通って、後端の噴射口21Kから吐出して、推進力を得るよう構成されている。
【0023】
また、図5において、2はウォータージェットポンプP内を通過する水を整流するための静翼である。また、図5,図6おいて、10はステアリング操作手段である操舵用のハンドルで、このハンドル10を左右に操作することによって、上記ポンプノズル21R後方のステアリングノズル18を左右に揺動させて、ウォータージェットポンプPの稼働時に、艇を所望の方向に操舵できるよう構成されている。
【0024】
また、図5に図示するように、上記ステアリングノズル18の上後方には、水平に配置された揺動軸19aを中心に下方に揺動可能に、ボウル形状のリバース用のデフレクター19が配置され、このデフレクター19をステアリングノズル18後方の下方位置へ揺動動作させることによって、ステアリングノズル18から後方に吐出される水を前方に転向させて、後進できるよう構成されている。
【0025】
また、図5,図6において、12は後部デッキで、この後部デッキ12には、開閉式のハッチカバー29が設けられ、ハッチカバー29の下方に小容量の収納ボックスが形成されている。また、図5あるいは図6において、23は前部ハッチカバーで、このハッチカバー23の下方には備品等を収納するボックス(図示せず)が設けられている。
【0026】
ところで、本発明の実施形態にかかる小型滑走艇では、図1,図2に図示するような排気システムを具備している。即ち、上記ウォータージェットポンプPのケーシングPk内のインペラ21の後方(後流側)には、インペラ21側の端部の外径がインペラ21の胴部の外径に等しく、後方側で径方向に徐々に縮小した表面が正の曲率によって構成されるコーン形の整流部材1が回転不能に配置されている。上記インペラ21を支持しているポンプ軸21Sの後端部は、ベアリングを介して上記整流部材1の前端部(図1において右側端部)で回転自在に支持されている。
【0027】
そして、図1あるいは図2に図示するように、上記整流部材1の外周面1fから、上記ケーシングPkの内周面にかけて、外径方向に上記静翼2が配設されている。
この静翼2は、図1あるいは図2に図示するように、内部が空洞に形成され、この空洞部分2sの外端は、二重管構造になって排気通路3の一部(二重管状の部分Pw)が形成されている上記ウォータージェットポンプPのケーシングPkと連通している。
また、上記静翼2の空洞部分2sの内端は、上記整流部材1の内部に形成されている排気ガス通路1F(図1参照)と連通している。
また、図1に図示するように、上記排気ガス通路1Fの先端は、該整流部材1の外周面に達し、この外周面に排気出口1Eを形成している。
この排気出口1Eは、ウォータージェットポンプPが作動中、つまりウォータージェットポンプPの通水路Prを水が流れている場合(図1の破線の矢印Z参照)に、排気出口1Eが形成されている表面が正の曲率で構成されていることから、該水の流れに起因して、負圧となる。
【0028】
また、上記排気通路3の基端は、図5に図示するエンジンEのエキゾーストマニホルド(図示せず)と消音器(図示せず)を介して接続されている。
【0029】
しかして、上述のように構成されている本実施形態にかかる小型滑走艇の場合、エンジンEからの排気ガスは、上記排気通路3を通って、ウォータージェットポンプPの二重管状の部分Pwから、上記静翼2の空洞部分2sに送られ、この空洞部分2sの内端から上記整流部材1の排気ガス通路1Fを経て、排気出口1Eから排出される。この際、排気ガスは、通水路Prを流れる水によって、上記排気出口1Eが負圧状態になっていることから、排気ガスは、吸引される状態で、ウォータージェットポンプPを通過する水流内に、効果的に排出される。
そして、上記静翼2および整流部材1のいずれもが、固定側に固定的に配設されている部材であることから、排気ガスの通過する通路の各接続部分(連結部分)に介装されるシール部材も、可動しないことから磨耗が実質的に生じず、耐久性が高まる。
また、上記静翼2および整流部材1ともに、いずれもウォータージェットポンプP内を通過する水流に対して、整流作用を奏するものであることから、抵抗とならず、ウォータージェットポンプの能力を低減させることはない。
従って、艇の推進力全体を考えると、排気効率が向上して、むしろ、推進力は向上することになる。
【0030】
ところで、上記実施形態に代えて、図3,図4に図示するように、ウォータージェットポンプP内のインペラ21の後方に上記実施形態の場合と同様に配設した、内部に空洞部分2sを有する静翼2自体の表面に、該空洞部分2sと通ずる排気出口2Eを形成して、排気通路3と上記ウォータージェットポンプPの二重管状の部分Pwを経てエンジン側から排出される排気ガスを、ウォータージェットポンプP内を通過する水流内に排出するように、構成してもよい。上記排気出口2Eは、ウォータージェットポンプPの通水路Prに水が流れている場合(図3の破線の矢印Z参照)に、該水の流れに起因して、負圧となるような位置、具体的には、表面が正の曲率からなる静翼2の前縁部を除いた表面に形成される。
この構成においても、上記図1,図2に図示する実施形態の場合と、同じ作用効果を奏することができる。この実施形態において、図1,図2に図示する実施形態と同じあるいは対応する構成には、同じ参照符号を付している。
【0031】
また、上記排気出口は、上記各実施形態で示す部位に限定されるものでなく、上記実施形態の他にも、ウォータージェットポンプ内を通過する水流により負圧が生じる部分であれば、何処の位置に設けてもよく、できるだけ負圧の状態の大きい位置に設けることが排気効率を高める上で好ましい。
【0032】
なお、図1、図3において、15は先端がエンジンのクランク軸に連結されているプロペラ軸、17はウォータージェットポンプPの給水口、18はステアリングノズル、21Rはポンプノズル、HbはハルHの底部に形成されたポンプ室の上壁部、30は格子状になり上記給水口17への異物の混入を防止するグレーチング部材である。また、図1、図3において、実線で示す矢印Yは排気ガスの流れを示し、破線で示す矢印ZはウォータージェットポンプPでの水流の流れを示す。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、ウォータージェットポンプの能力を低下させることなく、且つ、排気ガス通路の接続シール部材の耐久時間を長くすることができ、且つ排気効率を高めた排気システムを有するジェット推進型の滑走艇を提供することができる。
【0034】
しかも、構造的には全く複雑になることなく、従来からの部材を利用して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるジェット推進型滑走艇のウォータージェットポンプ部分に形成された排気システムの構成を示す部分断面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 図1とは別の実施形態にかかるジェット推進型滑走艇のウォータージェットポンプ部分に形成された排気システムの構成を示す部分断面図である。
【図4】 図3のIV−IV矢視断面図である。
【図5】 本発明の実施形態にかかるジェット推進型の小型滑走艇の全体側面図である。
【図6】 図5に示す小型滑走艇の全体平面図である。
【符号の説明】
P……ウォータージェットポンプ
E……エンジン
2……静翼
2s……空洞部分(空洞)
2E……排気出口
3……排気通路
21……インペラ

Claims (4)

  1. エンジンと、このエンジンによって駆動されるウォータージェットポンプとを備えて、該ウォータージェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射口から噴射しその反動によって推進するとともに、エンジンから排出される排気ガスの排出口を前記ウォータージェットポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇において、
    前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの後方に、整流作用をおこなう整流部材と、該整流部材の外周面からポンプ内周面に向けて配設した静翼とを配置するとともに、
    上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路につながる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる排気ガス通路を上記整流部材内部に形成し、且つ該整流部材の表面に、上記排気ガス通路につながる排出口を開口したことを特徴とするジェット推進型の滑走艇。
  2. エンジンと、このエンジンによって駆動されるウォータージェットポンプとを備えて、該ウォータージェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射口から噴射しその反動によって推進するとともに、エンジンから排出される排気ガスの排出口を前記ウォータージェットポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇において、
    前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの後方に、整流作用をおこなう静翼をインペラの回転軸あるいはその延長線側から外径方に向けて配置するとともに、
    上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路につながる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる排出口を該静翼の前縁部及び外周端部を除いた表面に開口したことを特徴とするジェット推進型の滑走艇。
  3. 前記排出口を、ウォータージェットポンプが作動中における、圧力分布が負圧となる部位に形成したことを特徴とする請求項1又2記載のジェット推進型の滑走艇。
  4. 前記静翼が形成されているウォータージェットポンプのケーシングを二重管で構成し、該二重管に排気管の先端を接続するとともに、上記静翼を、二重管からインペラの回転軸の延長線に対して、放射状に複数枚配置して、該二重管部分を介して、排気管先端と各静翼とを接続したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載のジェット推進型の滑走艇。
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