JP2002302096A - ジェット推進型の滑走艇 - Google Patents

ジェット推進型の滑走艇

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JP2002302096A JP2001104415A JP2001104415A JP2002302096A JP 2002302096 A JP2002302096 A JP 2002302096A JP 2001104415 A JP2001104415 A JP 2001104415A JP 2001104415 A JP2001104415 A JP 2001104415A JP 2002302096 A JP2002302096 A JP 2002302096A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウォータージェットポンプの能力を低下させ
ることなく、且つ、耐久時間を長くすることができる排
気システムを具備したジェット推進型の滑走艇を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 エンジンルーム内に配置されたエンジン
Eの排気ガスを艇外に排出するための排気システムを具
備したジェット推進型の滑走艇であって、ウォータージ
ェットポンプPに配置されたインペラ21の後方に、整
流作用をおこなう静翼2をインペラ21の回転軸あるい
はその延長線側から外径方に向けて配置するとともに、
静翼2に、外周端がエンジンE側からの排気通路3につ
ながる空洞2sを形成するとともに、この空洞2sとつ
ながる排出口2Eを該静翼表面に開口した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水流を後方に噴出
してその反動で水上を航行する小型滑走艇( Personal
Watercraft(パーソナルウォータークラフト); PWC
とも呼ばれる) 等のジェット推進型の滑走艇に関し、特
にその排気システム(装置)に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】所謂
ジェット推進型の滑走艇は、レジャー用,スポーツ用と
してあるいはレスキュー用として、近年多用されてい
る。このジェット推進型の滑走艇では、一般的に艇の底
面に設けられた吸水口から吸い込んだ水を、ウォーター
ジェットポンプで加圧・加速して後方へ噴射することに
よって船体を推進させる。
【0003】そして、このジェット推進型の滑走艇の場
合、上記ウォータージェットポンプの噴射口の後方に配
置したステアリングノズルを左右に揺動させることによ
って、後方への水の噴射方向を左右に変更することによ
って、艇を右側あるいは左側に操舵する。
【0004】ところで、ジェット推進型の滑走艇の一つ
である小型滑走艇の場合、艇の長手方向の中央から後端
側に配設され騎乗型シートの下方の、エンジンルーム内
にエンジンが配設され、このエンジン後端からクランク
軸を突設し、このクランク軸をウォータージェットポン
プのポンプ軸と連結して、該ウォータージェットポンプ
を駆動するよう構成されている。
【0005】また、エンジンの排気マニホルイドは、消
音器を介して、排気管に接続され、排気管先端から、艇
外にエンジンの排気ガスを排出する。
【0006】一般的には、上記排気管の先端は、艇のト
ランサムから空気中に突設され、該排気管から空気中へ
排気ガスを排出する構成を具備する。
【0007】また、別の形態として、本出願人にかか
る、特開昭60−157994号公報に開示されるよう
に、インペラの回転軸を中空軸にして、該インペラ軸の
中空部分を、上記排気管の先端と接続して、水中に排気
ガスを排出するよう構成したものもある。また、これに
近い構成のものとして、船外機のプロペラ軸を中空にし
て、該プロペラ軸にエンジンの排気管の先端を接続し
て、水中に排気ガスを排出するよう構成したものがある
(特開昭54−151293号公報)。
【0008】しかしながら、上記特開昭60−1579
94号公報および特開昭54−151293号公報に記
載されている先行技術は、いずれも、エンジンによって
回転するインペラ軸あるいはプロペラ軸であることか
ら、固定されている排気管の先端との接続部分のシール
構造が複雑になり、従って、該シール構造のシールの耐
久時間を長くすることに限界がある。
【0009】シール構造を容易にするため、実開昭50
−99691号に記載するように、排気管の先端から、
インペラ後端域まで、ポンプの流水路を横断するよう接
続管を延設するととも、この接続管を、インペラ軸後端
から後方に延設した排気ノズルに接続して、排気ノズル
から排気ガスを排出するよう構成したものもある。
【0010】しかしながら、かかる構成では、上記接続
管が、ウォータージェットポンプ内の通水の抵抗とな
り、ウォータージェットポンプの能力、つまり艇の推進
力を低下させることになる。この結果、ジェット推進型
の滑走艇の特徴の一つである艇の高速航行を阻害するこ
とになる。
【0011】本発明は、このような状況に鑑みておこな
われたもので、ウォータージェットポンプの能力を低下
させることなく、且つ、耐久時間を長くすることができ
る排気システムを具備したジェット推進型の滑走艇を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を、
以下のような構成からなるジェット推進型の滑走艇によ
って解決することができる。即ち、また、本第1の発明
にかかるジェット推進型の滑走艇は、エンジンと、この
エンジンによって駆動されるウォータージェットポンプ
とを備えて、該ウォータージェットポンプで加圧・加速
された水を後方の噴射口から噴射しその反動によって推
進するとともに、エンジンから排出される排気ガスの排
出口を前記ウォータージェットポンプの通水路に向けて
設けた小型滑走艇において、前記ウォータージェットポ
ンプに配置されたインペラの後方に、整流作用をおこな
う整流部材と、該整流部材の外周面からポンプ内周面に
向けて配設した静翼とを配置するとともに、上記静翼
に、外周端がエンジン側からの排気通路につながる空洞
を形成するとともに、この空洞とつながる排気ガス通路
を上記整流部材内部に形成し、且つ該整流部材の表面
に、上記排気ガス通路につながる排出口を開口したこと
を特徴とする。
【0013】しかして、上述のように構成されたジェッ
ト推進型の滑走艇では、ウォータージェットポンプの性
能向上に寄与する静翼とコーン形の整流部材を利用し
て、排気ガスをウォータージェットポンプ内に排出する
よう構成されることから、ウォータージェットポンプの
性能を全く低減させることなく、ウォータージェットポ
ンプ内に排気ガスを排出することができる。また、排出
口が形成される整流部材の表面を、正の曲率から構成し
ておくと、ウォータージェットポンプの通水路を通過す
る水によって、通水時には整流部材の表面が負圧にな
り、従って、排気ガスを該整流部材内からの吸い出し、
効率よく排気ガスを水中に排出することができる構成と
なる。
【0014】本第2の発明にかかるジェット推進型の滑
走艇は、エンジンと、このエンジンによって駆動される
ウォータージェットポンプとを備えて、該ウォータージ
ェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射口から
噴射しその反動によって推進するとともに、エンジンか
ら排出される排気ガスの排出口を前記ウォータージェッ
トポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇において、
前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの
後方に、整流作用をおこなう静翼をインペラの回転軸あ
るいはその延長線側から外径方に向けて配置するととも
に、上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路に
つながる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる
排出口を該静翼の表面に開口したことを特徴とする。
【0015】しかして、上述のように構成されたジェッ
ト推進型の滑走艇では、ウォータージェットポンプの性
能向上に寄与する静翼を利用して、排気ガスをウォータ
ージェットポンプ内に排出するよう構成されることか
ら、ウォータージェットポンプの性能を全く低減させる
ことなく、ウォータージェットポンプ内に排気ガスを排
出することができる。また、排出口が形成される静翼の
前縁部以外の表面は、ウォータージェットポンプの通水
路を通過する水によって、通水時には負圧になり、従っ
て、該負圧により排気ガスは該静翼内から吸い出され、
効率よく排気ガスを水中に排出することができる構成と
なる。
【0016】また、上記ジェット推進型滑走艇おいて、
前記排出口を、ウォータージェットポンプが作動中にお
ける、圧力分布が負圧となる部位、例えば流速が大きな
前記整流部材あるいは静翼の表面に形成すると、最適な
実施形態となる。
【0017】また、上記ジェット推進型滑走艇おいて、
前記静翼が形成されているウォータージェットポンプの
ケーシングを二重管で構成し、該二重管に排気管の先端
を接続するとともに、上記静翼を、二重管からインペラ
の回転軸の延長線に対して、放射状に複数枚配置して、
該二重管部分を介して、排気管先端と各静翼とが接続さ
れていると、該静翼内部の排気ガス通路の総断面積を大
きくすることができ、しかもウォータージェットポンプ
内の水の流れを損なうほどに翼厚寸法を大きくすること
がない点で、好適な実施形態となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態にかかる
ジェット推進型滑走艇について、小型滑走艇を例に挙げ
て、図面を参照しながら、具体的に説明する。
【0019】図1は本発明の実施形態にかかるジェット
推進型滑走艇のウォータージェットポンプ部分に形成さ
れた排気システムの構成を示す部分断面図、図2は図1
のII−II矢視断面図、図5は本発明の実施形態にかかる
ジェット推進型の小型滑走艇の全体側面図、図6は図5
の平面図である。
【0020】図5,図6において、Aは船体で、この船
体Aは、ハルHとその上方を覆うデッキDから構成さ
れ、これらハルHとデッキDを全周で接続する接続ライ
ンはガンネルラインGと呼ばれ、この実施例では、この
ガンネルラインGは、この小型滑走艇の喫水線Lより上
方に位置している。
【0021】そして、上記デッキDの中央よりやや後部
には、図6に図示するように、船体Aの上面に長手方向
に延びる平面視において略長方形の開口部16が形成さ
れ、図5,図6に図示するように、この開口部16上方
に騎乗用のシートSが配置されている。
【0022】また、エンジンEは、上記シートS下方の
ハルHとデッキDに囲まれた横断面形状が「凸」状の空
間20内に配置される。このエンジンEは、多気筒(こ
の実施例では3気筒)のエンジンEで、図5に図示する
ように、クランクシャフト10bが船体Aの長手方向に
沿うような向きで搭載されており、このクランクシャフ
ト10bの出力端は、プロペラ軸15を介して、インペ
ラ21が取着されているウォータージェットポンプPの
ポンプ軸21S側に、一体的に回転可能に連結されてい
る。そして、このインペラ21は、その外周方が、ポン
プケーシング21Cで覆われ、小型滑走艇の底面に設け
られた給水口17から取り入れた水を吸水通路を介して
取り込んで、ウォータージェットポンプPで加圧・加速
して、通水断面積が後方にゆくに従って小さくなったポ
ンプノズル(噴出部)21Rを通って、後端の噴射口2
1Kから吐出して、推進力を得るよう構成されている。
【0023】また、図5において、2はウォータージェ
ットポンプP内を通過する水を整流するための静翼であ
る。また、図5,図6おいて、10はステアリング操作
手段である操舵用のハンドルで、このハンドル10を左
右に操作することによって、上記ポンプノズル21R後
方のステアリングノズル18を左右に揺動させて、ウォ
ータージェットポンプPの稼働時に、艇を所望の方向に
操舵できるよう構成されている。
【0024】また、図5に図示するように、上記ステア
リングノズル18の上後方には、水平に配置された揺動
軸19aを中心に下方に揺動可能に、ボウル形状のリバ
ース用のデフレクター19が配置され、このデフレクタ
ー19をステアリングノズル18後方の下方位置へ揺動
動作させることによって、ステアリングノズル18から
後方に吐出される水を前方に転向させて、後進できるよ
う構成されている。
【0025】また、図5,図6において、12は後部デ
ッキで、この後部デッキ12には、開閉式のハッチカバ
ー29が設けられ、ハッチカバー29の下方に小容量の
収納ボックスが形成されている。また、図5あるいは図
6において、23は前部ハッチカバーで、このハッチカ
バー23の下方には備品等を収納するボックス(図示せ
ず)が設けられている。
【0026】ところで、本発明の実施形態にかかる小型
滑走艇では、図1,図2に図示するような排気システム
を具備している。即ち、上記ウォータージェットポンプ
PのケーシングPk内のインペラ21の後方(後流側)
には、インペラ21側の端部の外径がインペラ21の胴
部の外径に等しく、後方側で径方向に徐々に縮小した表
面が正の曲率によって構成されるコーン形の整流部材1
が回転不能に配置されている。上記インペラ21を支持
しているポンプ軸21Sの後端部は、ベアリングを介し
て上記整流部材1の前端部(図1において右側端部)で
回転自在に支持されている。
【0027】そして、図1あるいは図2に図示するよう
に、上記整流部材1の外周面1fから、上記ケーシング
Pkの内周面にかけて、外径方向に上記静翼2が配設さ
れている。この静翼2は、図1あるいは図2に図示する
ように、内部が空洞に形成され、この空洞部分2sの外
端は、二重管構造になって排気通路3の一部(二重管状
の部分Pw)が形成されている上記ウォータージェット
ポンプPのケーシングPkと連通している。また、上記
静翼2の空洞部分2sの内端は、上記整流部材1の内部
に形成されている排気ガス通路1F(図1参照)と連通
している。また、図1に図示するように、上記排気ガス
通路1Fの先端は、該整流部材1の外周面に達し、この
外周面に排気出口1Eを形成している。この排気出口1
Eは、ウォータージェットポンプPが作動中、つまりウ
ォータージェットポンプPの通水路Prを水が流れてい
る場合(図1の破線の矢印Z参照)に、排気出口1Eが
形成されている表面が正の曲率で構成されていることか
ら、該水の流れに起因して、負圧となる。
【0028】また、上記排気通路3の基端は、図5に図
示するエンジンEのエキゾーストマニホルド(図示せ
ず)と消音器(図示せず)を介して接続されている。
【0029】しかして、上述のように構成されている本
実施形態にかかる小型滑走艇の場合、エンジンEからの
排気ガスは、上記排気通路3を通って、ウォータージェ
ットポンプPの二重管状の部分Pwから、上記静翼2の
空洞部分2sに送られ、この空洞部分2sの内端から上
記整流部材1の排気ガス通路1Fを経て、排気出口1E
から排出される。この際、排気ガスは、通水路Prを流
れる水によって、上記排気出口1Eが負圧状態になって
いることから、排気ガスは、吸引される状態で、ウォー
タージェットポンプPを通過する水流内に、効果的に排
出される。そして、上記静翼2および整流部材1のいず
れもが、固定側に固定的に配設されている部材であるこ
とから、排気ガスの通過する通路の各接続部分(連結部
分)に介装されるシール部材も、可動しないことから磨
耗が実質的に生じず、耐久性が高まる。また、上記静翼
2および整流部材1ともに、いずれもウォータージェッ
トポンプP内を通過する水流に対して、整流作用を奏す
るものであることから、抵抗とならず、ウォータージェ
ットポンプの能力を低減させることはない。従って、艇
の推進力全体を考えると、排気効率が向上して、むし
ろ、推進力は向上することになる。
【0030】ところで、上記実施形態に代えて、図3,
図4に図示するように、ウォータージェットポンプP内
のインペラ21の後方に上記実施形態の場合と同様に配
設した、内部に空洞部分2sを有する静翼2自体の表面
に、該空洞部分2sと通ずる排気出口2Eを形成して、
排気通路3と上記ウォータージェットポンプPの二重管
状の部分Pwを経てエンジン側から排出される排気ガス
を、ウォータージェットポンプP内を通過する水流内に
排出するように、構成してもよい。上記排気出口2E
は、ウォータージェットポンプPの通水路Prに水が流
れている場合(図3の破線の矢印Z参照)に、該水の流
れに起因して、負圧となるような位置、具体的には、表
面が正の曲率からなる静翼2の前縁部を除いた表面に形
成される。この構成においても、上記図1,図2に図示
する実施形態の場合と、同じ作用効果を奏することがで
きる。この実施形態において、図1,図2に図示する実
施形態と同じあるいは対応する構成には、同じ参照符号
を付している。
【0031】また、上記排気出口は、上記各実施形態で
示す部位に限定されるものでなく、上記実施形態の他に
も、ウォータージェットポンプ内を通過する水流により
負圧が生じる部分であれば、何処の位置に設けてもよ
く、できるだけ負圧の状態の大きい位置に設けることが
排気効率を高める上で好ましい。
【0032】なお、図1、図3において、15は先端が
エンジンのクランク軸に連結されているプロペラ軸、1
7はウォータージェットポンプPの給水口、18はステ
アリングノズル、21Rはポンプノズル、HbはハルH
の底部に形成されたポンプ室の上壁部、30は格子状に
なり上記給水口17への異物の混入を防止するグレーチ
ング部材である。また、図1、図3において、実線で示
す矢印Yは排気ガスの流れを示し、破線で示す矢印Zは
ウォータージェットポンプPでの水流の流れを示す。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、ウォータージェットポ
ンプの能力を低下させることなく、且つ、排気ガス通路
の接続シール部材の耐久時間を長くすることができ、且
つ排気効率を高めた排気システムを有するジェット推進
型の滑走艇を提供することができる。
【0034】しかも、構造的には全く複雑になることな
く、従来からの部材を利用して実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかるジェット推進型滑
走艇のウォータージェットポンプ部分に形成された排気
システムの構成を示す部分断面図である。
【図2】 図1のII−II矢視断面図である。
【図3】 図1とは別の実施形態にかかるジェット推進
型滑走艇のウォータージェットポンプ部分に形成された
排気システムの構成を示す部分断面図である。
【図4】 図3のIV−IV矢視断面図である。
【図5】 本発明の実施形態にかかるジェット推進型の
小型滑走艇の全体側面図である。
【図6】 図5に示す小型滑走艇の全体平面図である。
【符号の説明】
P……ウォータージェットポンプ E……エンジン 2……静翼 2s……空洞部分(空洞) 2E……排気出口 3……排気通路 21……インペラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンと、このエンジンによって駆動
    されるウォータージェットポンプとを備えて、該ウォー
    タージェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射
    口から噴射しその反動によって推進するとともに、エン
    ジンから排出される排気ガスの排出口を前記ウォーター
    ジェットポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇にお
    いて、 前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの
    後方に、整流作用をおこなう整流部材と、該整流部材の
    外周面からポンプ内周面に向けて配設した静翼とを配置
    するとともに、 上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路につな
    がる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる排気
    ガス通路を上記整流部材内部に形成し、且つ該整流部材
    の表面に、上記排気ガス通路につながる排出口を開口し
    たことを特徴とするジェット推進型の滑走艇。
  2. 【請求項2】 エンジンと、このエンジンによって駆動
    されるウォータージェットポンプとを備えて、該ウォー
    タージェットポンプで加圧・加速された水を後方の噴射
    口から噴射しその反動によって推進するとともに、エン
    ジンから排出される排気ガスの排出口を前記ウォーター
    ジェットポンプの通水路に向けて設けた小型滑走艇にお
    いて、 前記ウォータージェットポンプに配置されたインペラの
    後方に、整流作用をおこなう静翼をインペラの回転軸あ
    るいはその延長線側から外径方に向けて配置するととも
    に、 上記静翼に、外周端がエンジン側からの排気通路につな
    がる空洞を形成するとともに、この空洞とつながる排出
    口を該静翼表面に開口したことを特徴とするジェット推
    進型の滑走艇。
  3. 【請求項3】 前記排出口を、ウォータージェットポン
    プが作動中における、圧力分布が負圧となる部位に形成
    したことを特徴とする請求項1又2記載のジェット推進
    型の滑走艇。
  4. 【請求項4】 前記静翼が形成されているウォータージ
    ェットポンプのケーシングを二重管で構成し、該二重管
    に排気管の先端を接続するとともに、上記静翼を、二重
    管からインペラの回転軸の延長線に対して、放射状に複
    数枚配置して、該二重管部分を介して、排気管先端と各
    静翼とを接続したことを特徴とする請求項1〜3のいず
    れか1の項に記載のジェット推進型の滑走艇。
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