JP2005131855A - 射出成形機の可塑化装置 - Google Patents

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【課題】可塑化や成形が困難であり可塑化トルクがネックとなるような成形材料を可塑化するために好適な射出成形機の可塑化装置を提供すること。
【解決手段】全体にフライトが形成されたスクリュ30と、外周に加熱手段9が備わりスクリュ30が収められるバレル1と、を有する射出成形機の可塑化装置100の提供による。可塑化装置100は、スクリュ30の後端から前端にかけて圧縮部と計量部とが形成され、その圧縮部の溝径と計量部の溝径とを同じくするとともに、圧縮部の溝深さと計量部の溝深さとを同じくし、圧縮部はピッチが滑らかに変化し計量部はピッチが一定し、圧縮部の後端のピッチと計量部のピッチとの比が1.4〜2.0である。
【選択図】図1

Description

本発明は、射出成形機の可塑化装置に関するものであり、特に可塑化が困難な成形材料に適した射出成形機の可塑化装置に関する。
射出成形機に使用される一般的なスクリュは、スクリュ有効長さの後端から先端にわたって供給部、圧縮部、計量部を構成し、その各部において、同一の外径のスクリュ(フライト)を連続形成している。又、スクリュのピッチは、標準的にはスクリュ外径と同じとしているが、可塑化における問題点を解決するために、各部のスクリュピッチを目的に応じて変更しているものもある。一方、スクリュ溝深さは、一般的に、供給部において深く一定であり、計量部では浅く一定である。これらの間に位置する圧縮部においては、供給部の溝深さから計量部での溝深さへ、順次、滑らかに変化させて、圧縮部の終わりにおいて、計量部の浅溝と同じ溝深さになっている。そして、供給部における溝深さと計量部におけるの溝深さの比を圧縮比と称しており、この圧縮比は、一般的に2.5〜3.0となっている。
スクリュを内蔵しているバレル(加熱シリンダともいう)は、その外周面にヒータが取り付けられており、スクリュ溝内の成形材料へ熱を供給している。このヒータとして一般的にバンドヒータ(プレートヒータともいう)が用いられ、発熱密度は1.0〜2.0W/cm2程度である。又、この発熱密度を高めたヒータとして、アルミ鋳込みヒータや真鍮鋳込みヒータ等があり、発熱密度は3.5〜7.0W/cm2程度となっている。
スクリュ溝内の粒状の成形材料は、バレル外周のヒータの熱量とスクリュ回転による樹脂の剪断発熱とにより、可塑化・溶融される。材料供給孔からスクリュ溝に落ち込んだ成形材料は、スクリュの回転により、相互に擦れ合いながら、ヒータによって加熱されたバレル内へ送られて、圧縮部で溶融を始める。熱量による溶融は、バレル内壁に接するスクリュ溝の外側にある材料樹脂から始まり、スクリュの回転により、供給部からスクリュ溝内をサーキュレーションしながら、前方へ移送される。この間に、スクリュ溝底部の材料樹脂は、スクリュ溝底部の表面でスリップしながらサーキュレーションしており、やがて、バレル内面に接することになる。材料樹脂は、スクリュ溝内を循環しながら、ヒータの熱量を吸収して溶融していく。このようにして、溝深さ方向で一定の位置(サーキュレーションの中心部分であり、剪断力がかからない位置)にある材料樹脂が、最後に溶融することになる。ヒータの熱量による溶融に重点をおいて、可塑化溶融を短時間で完了させるためには、ヒータの熱量を多くすること及びスクリュ溝深さを浅くすることが必要である。しかしながら、このような観点からの技術開発は、従来、あまりなされていなかった。
一方、成形材料として種々のものが知られており、可塑化が容易なものとしては、ポリプロピレン樹脂や、ナイロン樹脂、ABS樹脂等、及び無機充填材を比較的少量含んだものがある。又、可塑化が困難な成形材料や可塑化に大きな回転駆動トルクを必要とする成形材料には、ポリカーボネート樹脂、液晶ポリマ、アクリルポリフェニルサルファイド樹脂等、スーパエンプラと呼ばれる熱可塑性樹脂や、ガラスファイバ等の無機物を多量(50%以上)に含み、この無機物をポリカーボネート樹脂等でバインドして成形する成形材料等がある。これらの成形材料は、溶融温度も高く可塑化が困難であるとともに、バインダとしての樹脂も高温において熱分解し易く、溶融状態での滞留時間を短くする必要があり、難成形材料の一つである。
上記の成形材料中のガラスファイバは、射出成形にかかる温度では溶融しないことから、温度による熱膨張と圧力の影響のみによる体積変化は小さく、含有率が高いと、成形材料の粘度を高め、流動性を低下させるので、量の制限が必要となるという問題がある。ガラスファイバを入れすぎるとバインダ量が少なくなり、成形品としての剛性の低下を招来する。この剛性と物理的特性とのバランスをとることが重要であり、両立させることは困難であった。
又、液晶ポリマは、温度上昇に伴う粘度低下が急激であり、流動性が良好ではなく、成形性に劣る、という問題を有する。更に、溶融時の体積変化が少なく、汎用のスクリュ式の射出成形装置では、可塑化に大きなトルクを要し、計量時間が長くなる。その一方で、高温で熱分解し易いため、射出成形装置のバレル内での滞留が長引くことにより、より分解が進んでしまい、バインダとしての役割を果たせなくなるおそれがある。
以上、述べたように、可塑化が困難であり、熱分解し易い成形材料を射出成形加工しようとすると、成形材料及び射出成形装置にかかる上述の問題に直面するが、以下、これらの問題に関係する先行技術文献について記載する。
先ず、特許文献1には、可塑化時のスクリュ回転トルクを低減し、供給部から圧縮部への成形材料の流れを円滑にするスクリュが開示されている。特許文献1によれば、スクリュフライトの後端から先端にかけて供給部、圧縮部及び計量部を形成し、供給部のリード長さとスクリュ径の比を0.8〜1.0の範囲として計量部のリード長さとスクリュ径の比より小さく設定するか、計量部のリード長さとスクリュ径の比を1.0〜1.3の範囲として供給部のリード長さとスクリュ径の比より大きく設定する射出成形機のスクリュが提案されている。
次に、特許文献2には、液晶ポリマ用の射出成形機が開示されている。特許文献2によれば、液晶ポリマは、溶融時の半溶融領域が少なくシリンダ(バレル)に噛み込み難く計量が不安定になる上に、金属との密着性がよいので自らが分解して生じる炭化物が黒点になって成形体(品)に外観不良をもたらすので、専用の射出成形機の登場が待たれていることが示されている。そして、この要望に応えるため、計量部(ゾーン)長<供給部(ゾーン)長<圧縮部(ゾーン)長として、計量部(ゾーン)に搬送される材料を圧縮部(ゾーン)において緩やかにしかも高圧縮するようにした射出成形機が提案されている。
又、特許文献3には、射出成形機のスクリュが開示されている。特許文献3によれば、成形材料として、熱硬化性樹脂を使用する場合や、セラミック粉末や金属粉末に有機バインダを加えた粉末材料を使用する場合には、可塑化時における体積の減少が少ないことから、供給部から圧縮部への成形材料の流れが円滑にならず、スクリュ回転トルクが高くなって安定した計量を行うことができないという問題があり、又、ポリカーボネート等のエンプラ樹脂を使用する場合には、溶融状態の成形材料の粘性が高いことから、同様の問題があり、このような成形材料を使用した場合にも供給部から圧縮部への成形材料の流れを円滑に出来、可塑化時のスクリュ回転トルクを低減し得る射出成形機のニーズが示されている。そして、このニーズに沿うように、計量部の溝径を供給部の溝径よりも大きくし、供給部のリード長さ(ピッチ)とスクリュの径との比を0.8〜1.0にした射出成形機のスクリュが提案されている。
更に、特許文献4には、スクリュ後端から加熱溶融開始位置までのスクリュのピッチを、その位置より先端側のスクリュのピッチよりも小さく設定することにより、加熱溶融開始位置での材料滞留による成形上の弊害を防止するスクリュが開示されている。特許文献4によれば、スクリュ最前進状態において後部バンドヒータの供給口側端部を材料樹脂の加熱溶融の開始点とし、この開始点からスクリュ後端までの材料受給部のスクリュピッチとスクリュ径の比を=0.7〜0.85の範囲に設定する一方、開始点から先端側のスクリュピッチとスクリュ径の比を1.0〜1.2の範囲に設定した射出成形機のスクリュが提案されている。
特開平5−31775号公報 特開平10−193410号公報 特許第2813254号公報 特開平9−300412号公報
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、従来の問題点を解決し、可塑化や成形が困難であり可塑化トルクがネックとなるような成形材料を可塑化するために好適な射出成形機の可塑化装置を提供することを目的とする。より具体的には、無機フィラーを液晶ポリマでバインドしたような成形材料は、粘度が高く流動性が低く溶融時の体積変化が少なく可塑化し難いという性質を有するが、このような成形材料を、可塑化トルクを増大させることなく、短い計量時間により効率よく、可塑化することが出来る射出成形機の可塑化装置を提供することが、本発明の課題である。研究が重ねられた結果、以下に示す手段によって、上記課題を解決し得ることが見出された。
即ち、本発明によれば、全体にフライトが形成されたスクリュと、外周に加熱手段が備わりスクリュが収められるバレルと、を有する射出成形機の可塑化装置であって、スクリュの後端から前端にかけて圧縮部と計量部とが形成され、その圧縮部の溝径と計量部の溝径とを同じくするとともに、圧縮部の溝深さと計量部の溝深さとを同じくし、圧縮部はピッチが滑らかに変化し計量部はピッチが一定し、圧縮部の後端のピッチと計量部のピッチとの比が1.4〜2.0である射出成形機の可塑化装置が提供される。圧縮部の溝径と計量部の溝径とを同じくし、圧縮部の溝深さと計量部の溝深さとを同じくしていて、一般に深溝を呈する供給部が存在しないので、圧縮比は、圧縮部の後端のピッチと計量部のピッチとの比により決定される。即ち、本発明の射出成形機の可塑化装置における圧縮比の範囲は1.4〜2.0である。
本発明の射出成形機の可塑化装置においては、スクリュの圧縮部の溝深さ及び計量部の溝深さが、2.5〜4.5mmであることが好ましい。又、スクリュの計量部の(軸方向の)長さがスクリュの径の4〜6倍であり、且つ、スクリュの(軸方向の)全長がスクリュの径の15〜20倍であることが好ましい。
本発明の射出成形機の可塑化装置は、スクリュの後端から前端にかけて形成された圧縮部の溝径及び溝深さと計量部の溝径及び溝深さとが同じであり、一般に深溝を呈する材料の供給部が存在しない。即ち、スクリュの全域にわたって溝深さが同じであり、バレル外周の加熱手段から与えられる熱が、バレルに供給されたスクリュ溝に存在する成形材料全体に、効率よく伝導する。従って、溶融時の体積変化が少ない成形材料や、可塑化が困難な成形材料等を使用する場合において、可塑化が短時間で完了しているので、成形材料を円滑に圧縮部から計量部へ移動させることが可能であり、可塑化時のスクリュ回転に要するトルクを、より減少させることが出来る。又、計量に長い時間を要して成形材料に含まれる樹脂材料を分解させるリスクが、小さくなる。溝深さに加えて、スクリュの全域にわたって溝径も同じなので、圧縮比は圧縮部のピッチと計量部のピッチで設定されるが、低圧縮比(1.4〜2.0程度)であるため、スクリュの全長が、より抑えられ、成形材料のバレル内における滞留時間が無用に長くならずに、剪断発熱による成形材料樹脂の劣化も生じ難い。又、設備コスト、配置面積、取扱性等の面でも有利である。更に、成形材料のスクリュ溝内のサーキュレーションの形態が、従来の溝深さ方向の圧縮から本発明の長さ方向の圧縮(ピッチによる圧縮)となるので、分散・混練の均一性の向上が期待出来る。
スクリュの圧縮部の溝深さと計量部の溝深さは、好ましくは2.5〜4.5mm程度である。加熱手段の熱をスクリュ溝にある成形材料全体に伝導し易くするためには、供給部での成形材料の食込み性や圧縮部での脱泡性を妨げられない範囲で、より浅溝にすることが好ましいからである。
本発明の射出成形機の可塑化装置では、好ましくは、スクリュの計量部の長さをスクリュの径(スクリュ径とも表現する)の2〜6倍とし、且つ、スクリュの全長をスクリュの径の15〜20倍としているので、成形材料に含まれる樹脂材料が適度に加熱されて溶融し、可塑化時のスクリュ回転に要するトルクを、より減少させ得る。加熱手段からの熱を効率よく成形材料に伝えることが出来ること及び発熱密度の大きなヒータを採用していることから、可塑化に要する時間が短くてすみ、従来のような深溝タイプで発熱密度の小さなヒータを使用している場合に比べて、必要滞留時間が大幅に短縮出来る。更に、成形材料が、バレル内に長時間、滞留することがないので、成形材料に含まれる樹脂材料の分解・劣化の心配がない。上記好ましい要件は、スクリュの径に対するスクリュの圧縮部の長さに表現し直せば、9〜18倍と表現することが出来、これは圧縮勾配の緩急を示している。
次に、本発明の射出成形機の可塑化方法は、溝径及び溝深さを同じくするスクリュが収められた可塑化装置に、予め加熱(予熱ともいう)した成形材料を供給し、バレル外周の加熱手段により加熱しながら、圧縮比1.4〜2.0で圧縮するので、バレルに供給された成形材料が、より短い時間で効率よく可塑化される。従って、溶融時の体積変化が少ない成形材料や、可塑化が困難な成形材料等を使用する場合において、可塑化が短時間で完了しているので、成形材料を円滑に圧縮部から計量部へ移動させることが可能である。可塑化時のスクリュ回転に要するトルクは、より減少し、計量に長い時間を要して、成形材料に含まれる樹脂材料を分解・劣化させるリスクも小さくなる。低圧縮比(1.4〜2.0程度)であるから、剪断発熱による樹脂バインダ材料の劣化も生じ難い。
以下、本発明について実施の形態を説明するが、本発明はこれらに限定されて解釈されるべきものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、種々の変更、修正、改良を加え得るものである。例えば、図面は、好適な本発明の実施の形態を表すものであるが、本発明は図面に示される情報(形状、配置、大きさその他)により制限されない。本発明を実施し又は検証する上では、本明細書中に記述されたものと同様の手段若しくは均等な手段が適用され得るが、好適な手段は以下に記述される手段である。
先ず、本発明の射出成形機の可塑化装置について説明する。図1は、可塑化が困難であり、熱分解し易い成形材料を射出成形加工する、本発明の射出成形機の可塑化装置(単に、本発明に係る可塑化装置ともいう)の一実施形態を示す断面図である。又、図2は、図1に示される可塑化装置を構成するスクリュの側面図である。以下、図1及び図2を参酌しながら、説明する。
図1に示される可塑化装置100は、可塑化が困難であり、熱分解し易い成形材料を可塑化するに好適な装置である。可塑化装置100は、バレル1と、バレル1内に駆動可能に収められているスクリュ30と、スクリュ30を回転駆動する駆動装置8と、を主構成機器としている。バレル1には、後端寄りに材料供給孔7が設けられ、固体のペレット状の成形材料3が、ホッパ4から材料供給孔7を通じバレル1内に供給される。又、バレル1の前端側には、射出ノズル5が設けられ、成形材料3は、バレル1内で高温下、高圧下におかれ、可塑化され溶融状態になり、射出ノズル5から図示しない金型へ射出される。
スクリュ30を駆動するスクリュ駆動装置8は、従来知られた駆動手段を有するものが採用される。例えば回転油圧モータとピストンユニット等を備え、回転油圧モータの出力軸とスクリュの後端に位置するスクリュ軸とが、スプライン軸等の機械的手段により接続され、スクリュを回転するとともに軸方向に移動可能とする駆動手段を採用出来る。あるいは、サーボモータとボールネジを組合せた電動式の駆動手段を採用してもよい。
バレル1及び射出ノズル5の外周には、温度制御可能な加熱手段9が設けられ、バレル1及び射出ノズル5の中の成形材料3を加熱する。加熱手段9として、例えば、電熱線ヒータ(マイカヒータ、セラミックヒータ、アルミ鋳込みヒータ、真鍮鋳込みヒータ)、高周波誘導加熱ヒータ、ハロゲンランプ等の熱源が採用される。一般的には、電熱線式ヒータが採用される。
図1及び図2に示されるスクリュ30は、後端側から前端側にかけて、圧縮部33と計量部35とで構成され、全体にフライト39が設けられたフルフライトスクリュである。スクリュ30におけるフライト39間の溝17は、圧縮部33、計量部35を通じて一定の溝深さhを有する。即ち、スクリュ30では、溝17の径(溝径d1)は、圧縮部33、計量部35を通じて一定である。更に、スクリュ30は、全体においてスクリュ径d2(d2=d1+2h)が一定である。
一般的なスクリュは、供給部と圧縮部と計量部からなり、溝は供給部で深く圧縮部で徐々に浅くなり計量部で浅く形成され、そのような溝の深さは溝径を変えることにより実現されているが、スクリュ30では、全体に形成される溝17の溝深さh及び溝径d1が一定であり、且つ、溝17は浅く形成されていて、いわば寸胴なスクリュとなっている。スクリュ30においては、上記溝深さh及び溝径d1が一定な態様を有し、圧縮比をピッチでとっているため、バレル1内の成形材料3とバレル1内面との1ピッチあたりの接触面積が大きくなるとともに、バレル1内の成形材料3のバレル1内面からの最遠距離(溝17の最深部分)が一定且つ限定される。成形材料を可塑化するための可塑化装置の機能として、スクリュのトルクによる圧縮・剪断の付与と、加熱手段による加熱(昇温)とがあるが、本発明に係る可塑化装置の一実施態様であるスクリュ30では、後者、即ち、バレル1の外周に位置する加熱手段9からバレル1内の成形材料3全体へ、効率よく伝わる熱の役割を大きくしたものである。
スクリュ30の圧縮部の溝深さhと計量部の溝深さhは、限定されるものではないが、好ましい範囲は2.5〜4.5mm程度である。加熱手段9で生じた熱を成形材料全体に伝導し易くするために、浅い溝が好ましいが、供給される成形材料(ペレット)サイズとの関係があり、溝深さhが2.5mm未満では、供給される成形材料サイズよりも溝深さが小さくなり、供給不良や供給負荷が大きくなってスクリュトルクが大きくなることもある。これを回避するためには、成形材料サイズを小さくしなければならず、成形材料サイズを自由に選択出来なくなり、実用的でなくなる。又、溝深さhが4.5mmを越えると、バレル1の外周の加熱手段9から、バレル1の中のスクリュ溝底部の成形材料3に効率よく熱が伝導せず、可塑化が進み難くなり、スクリュ30の回転による可塑化(圧縮・剪断による可塑化)の比率が大きくなり、スクリュトルクの増大を招くことになる。
スクリュ30は、圧縮部33において、ピッチが滑らかに変化するようにフライト39が形成されている。即ち、圧縮部33では、後端側のピッチP1aから前端寄り(計量部35側)のピッチP1bに向けて、徐々にピッチは狭まり、1ピッチあたりの溝17が形成する体積が、徐々に滑らかに小さくなる。バレル1の中の成形材料3は、スクリュ30が回転し、前端側へ移動するに従って、徐々に高圧下におかれ、圧縮されて剪断力を受け、既に記した効率よく加熱手段9により与えられる熱と相まって、可塑化される。圧縮比は、圧縮部33の後端のピッチP1aと計量部のピッチP2との比で表され、この適切な比は概ね1.4〜2.0であり、低圧縮比となっている。計量部35に入るまでには、成形材料3は完全に可塑化され溶融状態になる。計量部35においては、全ての溝17はピッチP2で一定である。
スクリュ30の計量部35の長さl3は、スクリュ径d2の概ね2〜6倍であり、尚且つ、スクリュ30の全長l1(l3+l2(圧縮部の長さ))は、スクリュ径d2の概ね15〜20倍となっている。既に述べた好ましい範囲の溝深さhを採用した上で、このような長さの条件に合致させると、バレル1内の成形材料3の滞留量は、成形品の大きさを計量部の4ピッチ分と仮定すると、約5ショット分となるが、成形材料が溶融状態となるのは圧縮工程の後半部(計量部側)であり、溶融状態での滞留量は前述の半分程度になる。従って、滞留時間が長すぎて成形材料3に含まれる樹脂バインダ材料が分解・劣化してしまう問題を回避出来る。
スクリュ30の計量部35の長さl3がスクリュ径d2の2倍未満であると、未溶融や樹脂温度の不均一が生じるおそれがある。又、スクリュ30の計量部35の長さl3がスクリュ径d2の6倍を越えると、スクリュトルクの増大や剪断発熱の増加による樹脂の劣化が問題となる。スクリュ30の全長l1がスクリュ径d2の15倍未満であると、成形材料3がバレル1内に滞留する時間が短すぎて、加熱手段9による可塑化が充分に進まず、スクリュ30の回転に要するトルクが増大するおそれがある。スクリュ30の全長l1がスクリュ径d2の20倍より長いと、成形材料3がバレル1内に滞留する時間が長すぎて、成形材料3に含まれる樹脂バインダ材料が加熱されすぎて、分解・劣化のおそれが生じるとともに、装置が長大化してスペース生産性が低下する。又、射出成形用の単軸のフルフライトスクリュは、一般的にミキシング能力に問題があるといわれている。特に、樹脂温度の均一性が要求される場合や、フィラー・マスターバッチ等の分散要求レベルが高い場合には、圧縮域に逆フライト部やダルメージ等を設けたり、スクリュ先端部にミキシングヘッドを設けたりして、ミキシング能力の向上を図っている。本発明においても、樹脂温度の均一性や黒鉛分散の均一性の向上を図るために、スクリュ先端にミキシングヘッドを設けることとした。
可塑化装置100において、加熱手段9は、好適には真鍮鋳込みヒータが採用される。真鍮鋳込みヒータは、発熱密度(ワット密度)が6W/cm2以上と高く、可塑化・射出成形にかかるサイクルタイムの短縮を実現し、生産効率を向上させ得る。又、真鍮鋳込みヒータを用いることによりスクリュ長さを短くすることが出来るので、成形材料3がバレル1内に滞留する時間が短くてすむため、成形材料3に含まれる樹脂バインダ材料の分解・劣化を回避出来る。
但し、可塑化が困難であり熱分解し易い成形材料を射出成形加工する本発明の射出成形機の可塑化装置は、発熱密度が高いものであれば真鍮鋳込みヒータ以外でも採用出来、加熱手段を具体的に限定するものではない。加熱手段の好ましい発熱密度(ワット密度)は、4W/cm2以上であり、より好ましくは5W/cm2以上であり、更に好ましくは6W/cm2以上である。従来の可塑化装置において多用される加熱手段として、プレートヒータ、アルミ鋳込みヒータ等が挙げられるが、これらの発熱密度(ワット密度)は一般に1.5〜3.5W/cm2であり、必ずしも好ましい加熱手段ではない。
続いて、以下に、射出成形機の可塑化方法について説明する。射出成形機の可塑化方法(単に、本発明に係る可塑化方法ともいう)は、可塑化が困難であり、熱分解し易い成形材料を可塑化するのに、好適な方法である。
本発明に係る可塑化方法では、外周に加熱手段を備えたバレルに溝径及び溝深さを同じくするスクリュが収められた可塑化装置を用いる。加熱手段により発生した熱がバレル内の成形材料全体に効率よく伝導するからである。本発明に係る可塑化方法では、上記条件以外の可塑化装置の具体的態様を限定しないが、既に説明した可塑化装置100は好適な可塑化装置であるので、以下、図2に示されるスクリュ30を組み込んだ図1に示される可塑化装置100を使用するものとして説明する。
先ず、ホッパ4に、好ましくは後述する粒径を有するペレット状の成形材料3を入れる。そして、予め、可塑化装置100の加熱手段9の温度、スクリュ30の回転速度、等を設定しておく。
このとき、成形材料3を、予め加熱(予熱ともいう)しておくことが肝要である。成形材料3をバレル1に入れる前に予熱しておけば、バレル1内において可塑化に要する熱量は、より少なくてすみ、可塑化装置内におけるサイクルタイムは短縮され、効率よく可塑化装置を使用することが出来る。又、既に述べたように、より好ましい加熱手段9としては真鍮鋳込みヒータが挙げられるが、予熱することにより、そのような発熱密度が高い加熱手段ではなく、より発熱密度の低いもの、例えば、従来の可塑化装置において用いられるアルミ鋳込みヒータ等の採用も可能となる。
成形材料3の予熱にかかる熱量は、バレル1内において可塑化に要する熱量を減らす観点からは、多いほどに好ましい。しかし、予熱温度が高くなりすぎると成形材料3の形状が崩れたり、粘着性を発現して、次の過程でホッパ4からバレル1内への供給がスムーズにいかなくなって好ましくない。従って、バレル1内への供給に問題が生じない範囲で予熱する。例えば、ガラスファイバと液晶ポリマとを含む成形材料の場合には、ホッパ4に入れる前に100〜150℃まで予備乾燥、加熱しておくことが好ましい。
次に、スクリュ駆動装置8によりスクリュ30を回転駆動して成形材料3の受入を行う。成形材料3は材料供給孔7からバレル1内へ入り、スクリュ30の圧縮部33の後端に供給される。スクリュ30の回転によりバレル1内を搬送される成形材料3は、加熱手段9から加えられる熱と、スクリュ30の回転による摩擦作用・剪断作用を受けるとともにピッチが徐々に短くなって圧縮されることにより、完全に可塑化され(溶融し)、計量部35へ送られる。このとき、圧縮比を1.4〜2.0とすることが肝要である。
次に、図示しない射出装置によりスクリュ30を前進させることによって、可塑化された成形材料3は、射出ノズル5を介し、所望のキャビティを有する図示しない金型へ射出・充填される。そして、冷却固化を待って金型を開くと、成形体が得られる。
以下に、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
図2に示すスクリュ30と同型のスクリュを用いた図1に示す可塑化装置100と同型の可塑化装置により、ガラスファイバ入りの液晶ポリマからなる成形材料の可塑化、射出成形の試験を行った。
可塑化装置の詳細仕様は、次の通りである。スクリュは、後端から前端にかけて全体にフライトが形成され、スクリュ径と溝深さとを同じくし、そのスクリュ径が52mmφ、溝深さは2.9mmである。そして、スクリュ回転数は50rpm、型締力は250トンである。スクリュのピッチは、圧縮部の後端において93.6mm、計量部において52mm(圧縮比1.8)であり、スクリュの全長は1040mm(スクリュ径の20倍)である。加熱手段として、真鍮鋳込みヒータを発熱密度が6W/cm2になるように設けた。バレルの外径は150mmφであり、真鍮鋳込みヒータのスクリュ部分における容量は概ね29kWを要した。
成形材料は、液晶ポリマとガラスファイバを用意し、これらがそれぞれ55質量%、45質量%の比率で含まれるように混合し、混練機でよく混練し、概ね円筒状のペレットとして仕上げた。ペレットの大きさは、軸線に垂直な断面の直径が2.5mm、軸線の長さが3mmとした。成形体の大きさは、縦150mm×横200mm×高さ2mmの板状体である(体積は60cm3)。
上記のような条件で、成形材料を可塑化し、金型へ射出して成形し、成形品を得た。成形材料を可塑化して所定量だけ計量するのに要した時間Tを計測し、この間に計量した成形材料を射出して、この射出量Qを測定し、単位時間あたりに可塑化出来る成形材料(Q/T)を求めた。結果は、Q=120gに対し、T=7.9秒であり、可塑化、射出成形にかかるサイクルタイムを20秒以内にすることが出来た。又、この結果から搬送能力(可塑化能力)は概ね54.7kg/Hとなった。
尚、可塑化装置の仕様により、計量部における1ピッチの体積は、溝深さ2.9mm×スクリュの円周52πmm×計量部ピッチ52mm×0.9(フライトの幅による減少分)=22.16cm3、となる。従って、成形体の体積60cm3は、1ピッチの体積で割れば(60/22.16=)2.71となる。故に、スクリュ長さがスクリュ径の20倍であるので、スクリュフライトピッチ可変による影響を無視すれば、成形材料のバレル内の滞留量は概ね7ショット分となる。但し、溶融状態にある成形材料の滞留分はこの半分程度である。
従来は可塑化に時間がかかり材料樹脂の分解による成形不良が発生していたものが、本発明の射出成形機の可塑化装置により、効率的に、材料樹脂の熱分解もなく成形出来るようになった。可塑化が困難であり、熱分解し易い成形材料の射出成形機の可塑化装置に好適に利用出来る。
本発明の射出成形機の可塑化装置の一実施形態を示す断面図である。 図1に示される可塑化装置を構成するスクリュの側面図である。
符号の説明
1…バレル、3…成形材料、4…ホッパ、5…射出ノズル、7…材料供給孔、8…スクリュ駆動装置、9…加熱手段、17…溝、30…スクリュ、39…フライト、33…圧縮部、35…計量部、100…可塑化装置。

Claims (3)

  1. 全体にフライトが形成されたスクリュと、外周に加熱手段が備わり前記スクリュが収められるバレルと、を有する射出成形機の可塑化装置であって、
    前記スクリュの後端から前端にかけて圧縮部と計量部とが形成され、前記圧縮部の溝径と前記計量部の溝径とを同じくするとともに、前記圧縮部の溝深さと前記計量部の溝深さとを同じくし、前記圧縮部はピッチが滑らかに変化し前記計量部はピッチが一定し、前記圧縮部の後端のピッチと前記計量部のピッチとの比が1.4〜2.0である射出成形機の可塑化装置。
  2. 前記スクリュの圧縮部の溝深さ及び計量部の溝深さが、2.5乃至4.5mmである請求項1に記載の射出成形機の可塑化装置。
  3. 前記スクリュの計量部の長さがスクリュの径の2乃至6倍であり、且つ、前記スクリュの全長がスクリュの径の15乃至20倍である請求項1又は2に記載の射出成形機の可塑化装置。
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