JP2005128228A - 偏光子、偏光子の製造方法、および投射型液晶表示装置 - Google Patents

偏光子、偏光子の製造方法、および投射型液晶表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易に製造することができるとともに、長期間に亘る光照射を行っても光透過率の低下を抑制することができる偏光変換素子を提供する。
【解決手段】 金属グリッド偏光子31,32,33において、基板11と、基板11の表面に形成された有機樹脂層12と、有機樹脂層12に支持され、所定の厚さおよび幅を有するとともに、互いに平行で等間隔に形成された多数の直線状の金属グリッド13とを有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、偏光子等に関し、より詳しくは、投射型液晶表示装置等に用いられる偏光子等に関する。
近年、高度情報化社会の進展を背景に、画像をスクリーンに拡大投影する装置として、従来のスライドプロジェクタやオーバーヘッドプロジェクタ(OHP)に代わって、電子データを直接投影することができる投射型液晶表示装置が利用されている。かかる投射型液晶表示装置では、投影画像の照度を向上させることができることから、明るい室内での投影も可能であるが、さらに明るく高精細な画像を表示するため、投射レンズの改良、高輝度ランプの改良、液晶パネルを均一に照明するためのインテグレータレンズの改良、あるいは、偏光方向をそろえて光の利用効率を向上するための偏光変換光学系の改良等が進められている。
そのような状況にあって、投影画像の照度を向上させる有力な手段として、光源に超高圧水銀ランプ等の高輝度ランプを用いるのが一般的となっている。このような高輝度ランプに対しては、レンズ、偏光子等の光学素子の耐熱性を高める必要性があることから、特に、偏光子においては、光透過性材料の基板上に多数の金属細線を固定した金属グリッド型偏光子が開発されている。
ここで図5は、このような金属グリッド型偏光子を説明するための図である。図5に示した金属グリッド型偏光子200は、光透過性材料からなる基板201と、この基板201上に固定された金属細線の金属グリッド202とを有している。幅100nm程度の金属グリッド202は、100nm程度の間隔で平行に多数設けられている。金属グリッド型偏光子200は、通常、蒸着法又はスパッタ法により、基板201上にアルミニウム等の金属層を形成し、これにエッチング処理を施すことによって、多数の金属グリッド202が一定の間隔を設けて平行に並んだ凸部を形成する方法により調製される。また、基板201上に形成された金属細線による凸部の間を、基板201と同程度の屈折率を有する材料を用いて固める方法も報告されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特表2003−502708号公報(第19−20頁、図4) 特開平10−153706号公報(第4頁、図1)
ところで、金属グリッド型偏光子に関して金属グリッドを形成するという観点から見ると、予め基体の表面に多数の直線状の溝を形成しておき、この溝に金属を充填することにより、金属グリッドを簡易に作製することが可能である。その際、溝を表面に有する基体は、例えば、材料として有機樹脂を用い、加熱して軟化させた状態で金型を押し付ける方法等により容易に形成することができる。また、溝の中への金属の充填は、例えば、溝を有する基体上に金属層を形成し、溝に充填された金属層だけを残し、それ以外の金属層の部分を研磨等によって除去する方法で行うことができる。
しかしながら、基体として有機樹脂を用いた場合には、強い光を長期間に亘って照射した際に、一般的に、有機樹脂が黄色に変色する所謂「黄変」が生じ、偏光子の光透過率が低下するといった現象が生じる。特に、使用する光が短波長光(青色光)において光透過率の低下が著しい。そのために、かかる偏光子を用いた投射型液晶表示装置では、投影画像の照度の低下や色再現性の悪化等といった不都合が生じるという問題があった。
そこで本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易に製造することができるとともに、長期間に亘る光照射を行っても光透過率の低下を抑制することができる偏光子を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明の偏光子は、基板と、基板の表面に形成された有機樹脂層と、有機樹脂層に支持され、所定の厚さおよび幅を有するとともに、互いに平行で等間隔に形成された多数の直線状の金属層とを有することを特徴としている。これによって、偏光子を簡易に製造することができるとともに、長期間に亘る光照射を行っても光透過率の低下を抑制することができる。
ここで、有機樹脂層は、金属層と基板との間に形成すれば、光の透過によって「黄変」が生じる有機樹脂は殆ど存在しないので、光透過率の低下を抑制する効果が大きい。また、有機樹脂層は溝部を有し、金属層はこの溝部に支持されるように構成すれば、光の透過によって「黄変」が生じる有機樹脂の量は少ないので、光透過率の低下は一定の範囲に止めることができる効果がある。
さらに、有機樹脂層は、金属層が形成された領域における厚さが金属層の厚さ以下とすれば、金属層と基板との付着強度を高めることができる。また、金属層をアルミニウム、アルミニウム合金、銀又は銀合金で形成すれば、研磨等による除去が容易となる。
加えて、基板は、有機樹脂層と金属層とが形成された面とは反対側の面に反射防止膜を有することを特徴とすることもできる。
また、本発明は偏光子の製造方法として捉えることもでき、本発明の偏光子の製造方法は、所定の深さおよび幅を有する多数の直線状の溝部が互いに平行で等間隔に形成された面を備えた基体の表面上に、溝部を充填するとともに所定の厚さを有する金属層を形成する金属層形成工程と、溝部以外の金属層を除去する金属層除去工程とを有することを特徴としている。これによって、簡易に製造することができるとともに、長期間に亘る光照射を行っても光透過率の低下を抑制することができる偏光子を提供できる。
ここで、基体における溝部と溝部との間の領域の一部を除去する基体除去工程をさらに有することを特徴とすることもできる。これによって、光透過率の低下の原因となる「黄変」が生じる有機樹脂は殆ど存在しない偏光子を簡易に製造することができる。
また、金属層形成工程において、アルミニウム、アルミニウム合金、銀又は銀合金からなる金属層を形成すれば、研磨等による除去が容易となる。これらの金属は、導電性が高いので、偏光子はより良好な偏光特性を有することができる。
さらに、基体の少なくとも溝部が形成された面側には有機樹脂層が形成され、基体除去工程で酸素プラズマによって溝部と溝部との間の領域の一部を除去すれば、溝部と溝部との間の基体を効率よく除去することができる。
特に、基体は、有機樹脂層が無機物質基板の上に形成された構成とすれば、「黄変」が生じる有機樹脂の量を減らす構成を採ることができる。加えて、無機物質基板は、「黄変」が生じ難いガラスで構成することを特徴とすることもできる。
また、基体は、有機樹脂層の溝部における厚さが溝部の深さ以下であることを特徴とすれば、金属層と基板との付着強度を高めることができる。
さらに、本発明は投射型液晶表示装置として捉えることもでき、本発明の投射型液晶表示装置は、光源と、光源からの光を偏光分離する偏光子と、偏光子により偏光された光を透過または反射する液晶表示素子と、液晶表示素子を透過または反射した光をスクリーンに投射する投射光学系とを備えており、偏光子は、基板と、基板の表面に形成された有機樹脂層と、有機樹脂層に支持され、所定の厚さおよび幅を有するとともに、互いに平行で等間隔に形成された多数の直線状の金属層とを有することを特徴としている。これによって、長期間に亘る光照射を行っても照度の低下や色再現性の悪化等の発生が抑制された高品質の投影画像を得ることが可能となる。ここで、偏光子は、有機樹脂層が金属層と基板との間に形成されれば、光の透過によって「黄変」が生じる有機樹脂は殆ど存在しないので、高品質の投影画像を得る効果が大きい。
本発明の効果として、簡易に製造することができるとともに、長期間に亘る光照射を行っても光透過率の低下を抑制することができる偏光子を提供することが可能となった。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態が適用される透過方式の投射型液晶表示装置を説明する図である。図1に示した透過方式の投射型液晶表示装置である3板式液晶プロジェクタ1は、光源である白色光源30、白色光源30から出射される白色光の一様化を図るインテグレータレンズ21,22、白色光をS偏光、P偏光に分離する偏光変換素子10、白色光を波長の異なる光に分離するダイクロイックミラー51,52、一方向の偏光成分のみを通過させる金属グリッド偏光子31,32,33、波長の異なる光をそれぞれ透過する透過型液晶表示素子61,62,63、分離された光を合成するダイクロイックプリズム45、ダイクロイックプリズム45によって合成された光をスクリーン80上に結像させる投影光学系である投射レンズ70を備えている。さらに、光学部品としての、ミラー41,42,43,44、リレーレンズ23,24、コンデンサレンズ25,26,27を有している。また、白色光源30は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等の高輝度ランプと高輝度ランプからの光を集光するリフレクタ(楕円鏡)とから構成されている。
本実施の形態の3板式液晶プロジェクタ1では、白色光源30から白色光源30に備えられたリフレクタにより略平行光に変換された白色光が出射される。出射された白色光は、インテグレータレンズ21に入射する。インテグレータレンズ21は、入射した白色光をマトリックス状に配置された複数のレンズセルで複数の光束に分割して、効率よくインテグレータレンズ22と偏光変換素子10を通過するように導く。インテグレータレンズ21と同様に、マトリックス状に配置された複数のレンズセルを持つインテグレータレンズ22は、構成するレンズセルそれぞれが対応するインテグレータレンズ21のレンズセルの形状を透過型液晶表示素子61,62,63側に投影する。このとき、偏光変換素子10はインテグレータレンズ22からの光束を所定の偏光方向に揃える。そして、これらインテグレータレンズ21の各レンズセルの投影像をリレーレンズ23,24、コンデンサレンズ25,26,27により、金属グリッド偏光子31,32,33を通して各透過型液晶表示素子61,62,63上に重ね合わせる。ここで、偏光変換素子10は、自然偏光を有する光を所定の直線偏光の光に変換するものであるが、異なる偏光の光が10%以上含まれている。そこで、金属グリッド偏光子31,32,33は、この不要な偏光の光を除去し、高品質な偏光を得るために用いている。
また、かかる過程では、ダイクロイックミラー51,52により、白色光源30より出射された白色光は赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色に分離され、それぞれ対応する透過型液晶表示素子61,62,63に照射される。なお、ここではダイクロイックミラー51は緑青反射赤透過特性を有し、ダイクロイックミラー52は緑反射青透過特性を有している。
そして、透過型液晶表示素子61,62,63上の画像は、ダイクロイックプリズム45によって色合成され、さらに、投射レンズ70によってスクリ−ン80上へと投射され、大画面映像を得ることができる。
なお、リレーレンズ23,24は、透過型液晶表示素子62,63に対して、透過型液晶表示素子61の白色光源30から液晶表示素子面までの光路長が長くなっていることを補うものである。また、コンデンサレンズ25,26,27はそれぞれ透過型液晶表示素子61,62,63を通過した後の光線の広がりを押さえ、投射レンズ70によって効率のよい投射を実現している。
次に、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33について説明する。金属グリッド偏光子31,32,33では光透過性の基板11の表面上に、金属層としての多数の微細な金属グリッド13が平行に形成されているが、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33は、図2に示したように、ガラス等の無機物質からなる基板11の表面に、有機樹脂層12を介して金属グリッド13が支持された構成を有している点を特徴としている。かかる構成の金属グリッド偏光子31,32,33は、簡易に製造することが可能であり、かつ長期間に亘る光照射によっても光透過率の低下を抑制することができる点において優れている。
ここで、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33の製造方法について述べる。図3は、金属グリッド偏光子31,32,33の製造方法を説明する図である。金属グリッド13(図2参照)が形成される基板11としては、例えば厚さ0.6mmのガラス等の無機物質からなる薄板材が用いられ、基板11の一方の表面にはTa/SiOを2層積層した反射防止膜14が形成されている。そして、まず第1の工程として、図3(a)に示したように、基板11の反射防止膜14が形成されている表面とは異なる他方の表面に、ポリメチルメタクリレート(PMMA)等の有機樹脂を用いて有機樹脂層12を形成する。さらに、この有機樹脂層12に金型を押し当て、幅100nm、深さ100nmの溝15を170nmの周期で等間隔に形成する。ここで、溝15の深さは、次の工程で充填される金属膜(金属層)が光を透過しないように、50nm以上で形成するのが好ましい。なお、基板11と有機樹脂層12とを併せて、基体という。
第2の工程では、図3(b)に示したように、溝15が形成された有機樹脂層12の上に、金属膜としてスパッタ法によって120nmの厚さのアルミニウム(Al)層16を被着する。このAl層16を被着した状態では、Al層16表面は、溝15が形成された有機樹脂層12の凹凸に倣った形状を呈している。
なお、有機樹脂層12の上に被着する金属膜は、アルミニウムの他、アルミニウム合金、銀、銀合金等でも形成することができる。かかる金属は硬度が小さいので、次の第3の工程において研磨が容易となる。
そして、第3の工程では、有機樹脂層12の凹凸に倣った形状を呈しているAl層16表面を、コロイダルシリカを用いた機械化学研磨法により研磨する。これによって、図3(c)に示したように、Al層16の凸部を除去し、溝15の部分を除く有機樹脂層12の表面が現れた平滑な面を形成する。すなわち、この段階では、Al層16は有機樹脂層12の溝15に埋め込まれたAlだけが残った金属グリッド構造が形成され、金属層である金属グリッド13(図2参照)となるアルミニウム(Al)パターン17相互間には有機樹脂層12が存在する状態となっている。
第4の工程では、Alが有機樹脂層12の溝15に埋め込まれた金属グリッド構造に対し、酸素プラズマを照射する。そうすると、酸素プラズマに曝されたAlパターン17の間の有機樹脂層12が酸化されて除去され、図3(d)に示したように、Alパターン17の間に存在していた有機樹脂層12はほぼ消失する。ここでは、酸素プラズマを用いることによって、効率よく有機樹脂層12を除去することができる。
このようにして、基板11の表面上に多数の微細な金属グリッド13(Alパターン17)を形成することができる。
なお、有機樹脂層12における溝15部の厚さ(溝15の底部と基板11との間の距離:g)が厚い場合には、第4の工程で酸素プラズマを照射した際に、Alパターン17の下部の有機樹脂層12の側面が酸素プラズマによって酸化されて、Alパターン17を支持する有機樹脂層12の幅が狭くなるため、Alパターン17と基板11との付着強度が低下する。これを回避するため、有機樹脂層12における溝15部の厚さgは極力小さく構成するのが望ましく、概ねAl層16の厚さ以下に構成することが必要である。
ところで、第4の工程において酸素プラズマを照射した場合、Alパターン17の表面および側面も酸化されるが、第4の工程で行う有機樹脂層12を除去する程度の照射時間では、Alパターン17の酸化はAlの表面近傍に留まるため、Alパターン17の導体としての機能が損なわれることはない。その逆に、Alパターン17の表面に形成される酸化膜がAlパターン17に対する透明な保護膜となって、強度が高まるという利点が生じる。
また、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33では、第4の工程において酸素プラズマを照射して、Alパターン17相互間の有機樹脂層12を除去したが、第4の工程を行わず、Alパターン17相互間の有機樹脂層12を残した構成とすることも可能である。
Alパターン17相互間の有機樹脂層12を残すことによって、光を長期間に亘って照射した際に、この有機樹脂層12において有機樹脂が黄色に変色する所謂「黄変」を生じる可能性はある。しかしながら、有機樹脂層12は「黄変」を生じ難い無機物質からなる基板11上に薄く形成されただけなので、有機樹脂層12が「黄変」を生じても、有機樹脂層12における有機樹脂の量は少なく、有機樹脂層12における光透過率の低下は一定の範囲に止めることができる。したがって、このように構成することによっても、光透過率の低下を抑制する効果を得ることが可能である。特に、第1の工程において基板11に形成する有機樹脂層12の厚みを極力薄くすることで、光透過率の低下を充分に抑えることができる。
ここで、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33に関する性能評価を行った。具体的には、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33を3板式液晶プロジェクタ1の青色光32の光路中に取り付け、2000時間の照射実験を行った。その結果、光のエレルギーの高い青色光32においても金属グリッド偏光子31,32,33の「黄変」は見られないため光透過率の低下は抑制され、スクリーン80に投影される画像においても、照度の低下や色再現性の悪化等といった画像品質の不具合は生じなかった。
以上説明したように、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33では、無機物質からなる基板11の表面に有機樹脂層12を被着し、この有機樹脂層12に溝15を形成して、溝15に金属を充填するだけで金属グリッド13を形成することができるので、簡易に金属グリッド偏光子31,32,33を製造することができる。このため、量産化が容易で、製造コストを抑えることが可能となる。
また、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33は、特に「黄変」が生し難いガラス等の無機物質の基板11に有機樹脂層12を形成し、有機樹脂層12は金属グリッド13を支持するためにのみ用いられるように構成しているので、金属グリッド偏光子31,32,33の光が透過される領域においては、有機樹脂の量は極めて少ないか、または全く存在させずに構成できる。その結果、光の照射を長期間に亘って受けることによる「黄変」が生じる有機樹脂は殆ど存在しないので、金属グリッド偏光子31,32,33における光透過率の低下を抑制することができる。
そのため、本実施の形態の金属グリッド偏光子31,32,33を3板式液晶プロジェクタ1のような投射型液晶表示装置に適用することによって、長期間に亘る光照射を行っても照度の低下や色再現性の悪化等の発生が抑制された高品質の投影画像を得ることが可能となる。さらには、3板式液晶プロジェクタ1を安価に製造できるという利点もある。
[実施の形態2]
実施の形態1では、透過方式の投射型液晶表示装置である3板式液晶プロジェクタ1について説明した。実施の形態2では、反射方式の投射型液晶表示装置である液晶プロジェクタ2について説明する。尚、実施の形態1と同様な構成については同様な符号を用い、ここではその詳細な説明を省略する。
図4は、本実施の形態が適用される反射方式の投射型液晶表示装置を説明する図である。図4に示した反射方式の投射型液晶表示装置である液晶プロジェクタ2は、光源である白色光源30、白色光源30から出射される白色光をS偏光に変換する偏光変換素子90、白色光を波長の異なる光に分離するダイクロイックミラー53、波長の異なる3つの光をそれぞれ反射する3つの反射型液晶表示素子64,65,66、一方向の偏光成分のみを通過させる金属グリッド偏光子91,93,95,96、偏光方向を90°回転させる偏光回転素子92,94,97,98、それぞれの光の偏光成分を選択的に透過・反射する偏光ビームスプリッタ101,102,103、合成された光をスクリーン80上に結像させる投影光学系である投射レンズ70を備えている。
白色光源30からは、白色光源30に備えられたリフレクタ(楕円鏡)により略平行光に変換された白色光が出射される。白色光は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3原色からなり、偏光変換素子90によりS偏光へと変換される。
緑反射赤青透過特性を有するダイクロイックミラー53に入射したRのS偏光、BのS偏光は、ダイクロイックミラー53のダイクロイック面を透過した後、金属グリッド偏光子91を透過しP偏光成分がほぼ完全にカットされ、RのS偏光、BのS偏光となる。なお、この位置に金属グリッド偏光子91を配置する理由は、偏光変換素子90による偏光の整流化が充分ではなく、偏光変換素子90を通過した時点での入射光には一部P偏光が含まれ、画像のコントラストを劣化させるため、金属グリッド偏光子91により偏光を揃えることでより高い画像のコントラストが得られることにある。RのS偏光とBのS偏光とはB光の偏光を回転させる偏光回転素子92に入射し、RのS偏光は変化せず、BのS偏光は偏光が回転してBのP偏光となる。
第1のプリズムに相当する偏光ビームスプリッタ101に入射したRのS偏光はスプリッタ面である誘電体多層膜101aにより反射され、RのS偏光として反射型液晶表示素子64に入射する。ここで、反射型液晶表示素子64によって明るく表示させる光は、RのP偏光として反射され、暗く表示させる光はRのS偏光のまま反射される。明るく表示させる光であるRのP偏光は、再び偏光ビームスプリッタ101に入射し、今度はP偏光であるためスプリッタ面101aを透過する。
一方、Bの偏光を回転させる偏光回転素子92を透過したBのP偏光は、偏光ビームスプリッタ101に入射し、スプリッタ面である誘電体多層膜101aを透過してBのP偏光としてBの反射型液晶表示素子65に入射する。ここでBの反射型液晶表示素子65により、明るく表示させる光は、BのS偏光として反射され、暗く表示させる光はBのP偏光のまま反射される。明るく表示させる光であるBのS偏光は、偏光ビームスプリッタ101に再度入射し、今度はS偏光であるため、スプリッタ面である誘電体多層膜101aにより反射され、BのS偏光となってRのP偏光と合成される。
偏光ビームスプリッタ101によって合成されたRのP偏光とBのS偏光とは、B光の偏光を回転させる偏光回転素子94に入射し、RのP偏光は変化せずにRのP偏光となり、BのS偏光は偏光が回転してBのP偏光となる。R、B共にP偏光となった光は、次にP偏光を通過させるように配置された金属グリッド偏光子93に入射して、不要なS偏光の迷光がカットされ、高いコントラストを持つRのP偏光およびBのP偏光となる。
RのP偏光とBのP偏光とは第2のプリズムに相当する偏光ビームスプリッタ102に入射し、スプリッタ面102aを透過し、RのP偏光およびBのP偏光となる。
また、Gの光については、白色光源30より出射したGの光は、偏光変換素子90によりGのS偏光に変換された後、緑反射赤青透過特性を有するダイクロイックミラー53により反射され、GのS偏光となって金属グリッド偏光子95に入射する。
ダイクロイックミラー53により反射されたGのS偏光が金属グリッド偏光子95に入射すると、P偏光成分がほぼ完全にカットされ、GのS偏光となり、第3のプリズムに相当する偏光ビームスプリッタ103に入射する。
偏光ビームスプリッタ103に入射したGのS偏光は、スプリッタ面である誘電体多層膜103aにより反射されGのS偏光となり、Gの反射型液晶表示素子66に入射する。ここで明るく表示させる光はGのP偏光として反射され、再び偏光ビームスプリッタ103に入射し、今度はP偏光であるため、スプリッタ面である誘電体多層膜103aを透過する。
ここで、GのP偏光は、P偏光を透過させるように配置された金属グリッド偏光子96を透過した後、偏光回転素子97に入射して偏光が回転され、GのS偏光となる。
GのS偏光は、偏光ビームスプリッタ102に入射し、スプリッタ面102aで反射され、RのP偏光およびBのP偏光と合成される。
そして、RのP偏光、GのS偏光およびBのP偏光は、R光とB光の偏光を回転させる偏光回転素子98に入射し、GのS偏光は変化せず、RのP偏光とBのP偏光とは偏光が回転し、RのS偏光とBのS偏光とになる。したがって、偏光ビームスプリッタ102によって合成された映像光はR、G、B全てS偏光の成分を持ち、投写レンズ70によってスクリーン80に拡大投写される。投写レンズ70から出射する偏光面を全て同一のS偏光とすることにより、偏光スクリーンへの対応や、所定の偏光方向の光の入射が指定されている背面投写型スクリーンへの対応が可能である。
ここで、本実施の形態の金属グリッド偏光子91,93,95,96においても、実施の形態1の金属グリッド偏光子31,32,33と同様の方法で製造され、ガラス等の無機物質からなる基板11の表面に、有機樹脂層12を介して金属層としての金属グリッド13が支持された構成を有している点を特徴としている。
このように、本実施の形態の金属グリッド偏光子91,93,95,96でも、無機物質からなる基板11の表面に有機樹脂層12を被着し、この有機樹脂層12に溝15を形成して、溝15に金属を充填するだけで金属グリッド13を形成することができるので、簡易に金属グリッド偏光子91,93,95,96を製造することができる。このため、量産化が容易で、製造コストを抑えることが可能となる。
また、本実施の形態の金属グリッド偏光子91,93,95,96でも、特に「黄変」が生し難いガラス等の無機物質の基板11に有機樹脂層12を形成し、有機樹脂層12は金属グリッド13を支持するためにのみ用いられるように構成しているので、金属グリッド偏光子91,93,95,96の光が透過される領域においては、有機樹脂の量は極めて少ないか、または全く存在させずに構成できる。その結果、光の照射を長期間に亘って受けることによる「黄変」が生じる有機樹脂は殆ど存在しないので、金属グリッド偏光子91,93,95,96における光透過率の低下を抑制することができる。
特に、反射方式の投射型液晶表示装置である液晶プロジェクタ2は、白色光源30から投射レンズ70までに至る光路中において、光が多くの光学素子を透過し、また反射される構成を有しているため、光の強度低下が生じ易い。しかしながら、液晶プロジェクタ2において光透過率の低下を抑制することができる本実施の形態の金属グリッド偏光子91,93,95,96を用いることによって、金属グリッド偏光子91,93,95,96における光透過率の低下を抑制することができるので、スクリーン80に投影される画像における照度の低下や色再現性の悪化等といった画像品質の不具合の発生を最小限に抑えることが可能となる。
本発明の活用例として、光伝送装置、光増幅装置等の各種光学装置、さらには透過方式または反射方式の投射型液晶表示装置等がある。
透過方式の投射型液晶表示装置を説明する図である。 偏光子の構造を説明する断面図である。 偏光子の製造方法を説明する図である。 反射方式の投射型液晶表示装置を説明する図である。 従来の金属グリッド型偏光子を説明するための図である。
符号の説明
10,90…偏光変換素子、11…基板、12…有機樹脂層、13…金属グリッド、14…反射防止膜、15…溝、16…アルミニウム(Al)膜、17…アルミニウム(Al)パターン、21,22…インテグレータレンズ、23,24…リレーレンズ、25,26,27…コンデンサレンズ、30…白色光源、31,32,33,91,93,95,96…金属グリッド偏光子、41,42,43,44…ミラー、45…ダイクロイックプリズム、51,52,53…ダイクロイックミラー、61,62,63…透過型液晶表示素子、64,65,66…反射型液晶表示素子、70…投射レンズ、80…スクリーン、92,94,97,98…偏光回転素子、101,102,103…偏光ビームスプリッタ

Claims (15)

  1. 基板と、
    前記基板の表面に形成された有機樹脂層と、
    前記有機樹脂層に支持され、所定の厚さおよび幅を有するとともに、互いに平行で等間隔に形成された多数の直線状の金属層と
    を有することを特徴とする偏光子。
  2. 前記有機樹脂層は、前記金属層と前記基板との間に形成されたことを特徴とする請求項1記載の偏光子。
  3. 前記有機樹脂層は溝部を有し、前記金属層は当該溝部に支持されたことを特徴とする請求項1記載の偏光子。
  4. 前記有機樹脂層は、前記金属層が形成された領域における厚さが当該金属層の厚さ以下であることを特徴とする請求項1記載の偏光子。
  5. 前記金属層は、アルミニウム、アルミニウム合金、銀又は銀合金で形成されたことを特徴とする請求項1記載の偏光子。
  6. 前記基板は、前記有機樹脂層と前記金属層とが形成された面とは反対側の面に反射防止膜を有することを特徴とする請求項1記載の偏光子。
  7. 所定の深さおよび幅を有する多数の直線状の溝部が互いに平行で等間隔に形成された面を備えた基体の表面上に、当該溝部を充填するとともに所定の厚さを有する金属層を形成する金属層形成工程と、
    前記溝部以外の前記金属層を除去する金属層除去工程と
    を有することを特徴とする偏光子の製造方法。
  8. 前記基体における前記溝部と溝部との間の領域の一部を除去する基体除去工程をさらに有することを特徴とする請求項7記載の偏光子の製造方法。
  9. 前記金属層形成工程は、アルミニウム、アルミニウム合金、銀又は銀合金からなる金属層を形成することを特徴とする請求項7記載の偏光子の製造方法。
  10. 前記基体の少なくとも前記溝部が形成された面側には有機樹脂層が形成され、前記基体除去工程は酸素プラズマによって前記溝部と溝部との間の領域の一部を除去することを特徴とする請求項8記載の偏光子の製造方法。
  11. 前記基体は、前記有機樹脂層が無機物質基板の上に形成されたことを特徴とする請求項10記載の偏光子の製造方法。
  12. 前記無機物質基板は、ガラスであることを特徴とする請求項11記載の偏光子の製造方法。
  13. 前記基体は、前記有機樹脂層の前記溝部における厚さが当該溝部の深さ以下であることを特徴とする請求項10記載の偏光子の製造方法。
  14. 光源と、
    前記光源からの光を偏光分離する偏光子と、
    前記偏光子により偏光された光を透過または反射する液晶表示素子と、
    前記液晶表示素子を透過または反射した光をスクリーンに投射する投射光学系とを備え、
    前記偏光子は、
    基板と、
    前記基板の表面に形成された有機樹脂層と、
    前記有機樹脂層に支持され、所定の厚さおよび幅を有するとともに、互いに平行で等間隔に形成された多数の直線状の金属層とを有することを特徴とする投射型液晶表示装置。
  15. 前記偏光子は、前記有機樹脂層が前記金属層と前記基板との間に形成されたことを特徴とする請求項14記載の投射型液晶表示装置。
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