JP2008268298A - 高偏光度を持つ偏光板 - Google Patents

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Abstract

【課題】液晶表示装置に用いた際に、暗い環境における黒表示を黒く視認させるだけのコントラストを示す高偏光度を持つ偏光板を提供すること。
【解決手段】本発明の高偏光度を持つ偏光板は、入射した光を吸収して偏光する吸収型偏光板2と、前記吸収型偏光板2上に配設され、前記入射した光を反射して偏光する反射型偏光板1と、を具備し、前記反射型偏光板1は、表面に格子状凸部11aを有する基材11と、前記格子状凸部11aを含む領域上に設けられた誘電体層12と、前記誘電体層12上に設けられた金属ワイヤ13とで構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、極めて高い偏光度を持つ偏光板に関する。
近年、液晶表示装置がテレビジョン装置に用いられてきており、かなり普及してきている。しかしながら、液晶表示装置は、コントラストが十分ではないために、暗い環境において黒表示が黒く視認されずに、グレーに視認されてしまうという問題がある。このため、放送局などの暗い環境下で用いるモニタなどには液晶表示装置は採用されていない。
このように、従来の液晶表示装置においては、暗い環境における黒表示を黒く視認させるだけのコントラストが取れていないのが現状である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、液晶表示装置に用いた際に、暗い環境における黒表示を黒く視認させるだけのコントラストを示す高偏光度を持つ偏光板を提供することを目的とする。
本発明の高偏光度を持つ偏光板は、入射した光の透過しない偏光成分を吸収して偏光を作る吸収型偏光板と、前記吸収型偏光板上に配設され、前記入射した光の透過しない偏光成分を反射して偏光を作る反射型偏光板と、を具備し、偏光度が99.9999%以上であり、透過率が35%以上であり、反射率が30%以上であることを特徴とする。
本発明の高偏光度を持つ偏光板においては、前記反射型偏光板は、表面に格子状凸部を有する基材と、前記格子状凸部を含む領域上に設けられた金属ワイヤと、で構成されていることが好ましい。
本発明の液晶表示装置は、液晶パネルと、前記液晶パネルに光を照射する照明手段と、前記液晶パネルと前記照明手段との間に配置された上記高偏光度を持つ偏光板と、を具備することを特徴とする。
本発明の高偏光度を持つ偏光板によれば、入射した光の透過しない偏光成分を吸収して偏光を作る吸収型偏光板と、前記吸収型偏光板上に配設され、前記入射した光の透過しない偏光成分を反射して偏光を作る反射型偏光板と、を具備し、偏光度が99.9999%以上であり、透過率が35%以上であり、反射率が30%以上であるので、液晶表示装置に用いた際に、暗い環境における黒表示を黒く視認させるだけのコントラストを示すことが可能となり、光を有効に利用することができる。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る高偏光度を持つ偏光板を示す断面図である。この偏光板は、入射した光を吸収して偏光する吸収型偏光板2と、吸収型偏光板2上に配設され、前記入射した光を反射して偏光する反射型偏光板1とから主に構成されている。
吸収型偏光板2は、PVA(ポリビニルアルコール)樹脂にヨウ素を加えた偏光フィルム21と、偏光フィルム21の両側に積層されたTAC(トリアセチルセルロース)樹脂の保護フィルム22,23とから構成されている。なお、本実施の形態においては、吸収型偏光板2がPVA樹脂にヨウ素を加えてなる吸収型偏光板を用いた場合について説明しているが、本発明はこれに限定されず、他の構成の吸収型偏光板を用いた場合にも適用することができる。
本発明においては、反射型偏光板1はワイヤグリッド偏光板である。図2は、本発明の実施の形態に係る高偏光度を持つ偏光板のワイヤグリッド偏光板の一部を示す断面図である。このワイヤグリッド偏光板は、表面に格子状凸部11aを有する基材11と、基材11上に設けられた誘電体層12と、誘電体層12上に立設された金属ワイヤ13とから主に構成されている。なお、誘電体層12は必ずしも設けなくても良い。
基材11に用いる素材は、可視光領域で実質的に透明な素材であれば良いが、加工性に優れた樹脂であることが好ましい。例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィン樹脂(COP)、架橋ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアリレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂などの非晶性熱可塑性樹脂や、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの結晶性熱可塑性樹脂や、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系などの紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂が挙げられる。また、基材11として、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂と、ガラスなどの無機基板、上記熱可塑性樹脂、トリアセテート樹脂とを組み合わせた複合基材を用いても良い。
基材11の格子状凸部11aのピッチpは、可視光領域の広帯域にわたる偏光特性を考慮すると、150nm以下であり、好ましくは80nmから120nmである。ピッチpが小さくなるほど偏光特性が良くなるが、可視光に対しては80nmから120nmのピッチpで十分な偏光特性が得られる。400nm近傍の短波長光の偏光特性を重視しない場合は、ピッチpを150nm程度まで大きくしても良い。
本発明において、基材11の格子状凸部11aのピッチpと、誘電体層12のピッチと、金属ワイヤ13のピッチとは、本発明のワイヤグリッドのピッチとほぼ等しく、同じピッチをとることができる。
基材11の格子状凸部11aの断面形状に制限はない。これらの断面形状は、例えば、台形、矩形、方形、プリズム状や、半円状などの正弦波状を挙げることができる。ここで、正弦波状とは凹部と凸部の繰り返しからなる曲線部をもつことを意味する。なお、曲線部は湾曲した曲線であればよく、例えば、凸部にくびれがある形状も正弦波状に含める。また、基材11の格子状凸部11a及びその側面の少なくとも一部を誘電体が覆いやすくする観点から、前記形状の端部又は頂点、谷は緩やかな曲率をもって湾曲していることが好ましい。また、基材11と誘電体層12との密着強度を高くする観点から、これらの断面形状は正弦波状であることがより好ましい。
基材11に格子状凸部を設ける方法としては、表面にピッチが150nm以下の格子状凸部を有する型を用いて、基材の表面に格子状凸部を転写して成型する方法が挙げられる。ここで、表面にピッチが150nm以下の格子状凸部を有する型は、電子線ビーム描画法や干渉露光法により得た、ピッチが150nm以下の格子状凸部を有するレジストパタンを、順に導電化処理、メッキ処理、基材の除去処理を施すことで作製することができる。
誘電体層12を構成する誘電体は、可視光領域で実質的に透明な誘電体であれば良い。基材11を構成する材料及び金属ワイヤ13を構成する金属との間の密着性が強い誘電体材料を好適に用いることができる。例えば、珪素(Si)の酸化物、窒化物、ハロゲン化物、炭化物の単体又はその複合物や、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、イットリウム(Y)、ジルコニア(Zr)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、バリウム(Ba)、インジウム(In)、錫(Sn)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、セリウム(Ce)、銅(Cu)などの金属の酸化物、窒化物、ハロゲン化物、炭化物の単体又はそれらの複合物(誘電体単体に他の元素、単体又は化合物が混ざった誘電体)を用いることができる。
誘電体層12を、格子状凸部11aを有する基材11の格子状凸部を含んだ領域上に形成する方法としては、誘電体層12を構成する材料により適宜選択する。例えば、スパッタリング法、真空蒸着法などの物理的蒸着法を好適に用いることができる。密着強度の観点からスパッタリング法が好ましい。
金属ワイヤ13を構成する金属としては、可視光領域で光の反射率が高く、誘電体層12を構成する材料との間の密着性のよいものであることが好ましい。例えば、アルミニウム(Al)や銀(Ag)又はその合金で構成されていることが好ましい。コストの観点から、Al又はAl合金で構成されていることがさらに好ましい。
金属ワイヤ13を形成するために金属を基材11又は誘電体層12上に被着する方法としては、基材11又は誘電体層12を構成する材料と金属ワイヤ13とを構成する金属との間で十分な密着性が得られる方法であれば特に限定されない。例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの物理的蒸着法を好適に用いることができる。中でも、金属を誘電体層12の凸部に選択的に、又は誘電体層12の凸部の一方の側面に偏って選択積層できるような方法が好ましい。そのような方法として、例えば、真空蒸着法が挙げられる。
上記構成を有する高偏光度を持つ偏光板においては、吸収型偏光板上に反射型偏光板としてワイヤグリッド偏光板を有するので、ワイヤグリッド偏光板の持つ非透過軸の光の反射と高い偏光度を生かして、光の利用効率を高めながら、吸収型偏光板を組み合わせることで、透過光の偏光度を著しく高めることができ、しかも少ない構成でこれらを実現可能となる。高い偏光度は、吸収型偏光板を複数枚重ねることでも得られるが、吸収型偏光板自身の光の吸収損失が大きく、透過光量が減少してしまう。画像として十分な輝度を得るためには、高い透過率と反射率が必要で、高いコントラストを得るためには高い偏光度が必要であり、具体的な性能としては、偏光度99.9999%以上、透過率35%以上、反射率30%以上が好ましい。これらを満たすことで、高輝度、超高コントラストの画像を実現することができる。
次に、本発明に係る高偏光度を持つ偏光板を液晶表示装置に用いた場合について説明する。図3は、本発明の実施の形態に係る高偏光度を持つ偏光板を用いた液晶表示装置を示す図である。
図3に示す液晶表示装置は、光を発光するバックライトのような照明装置31と、この照明装置31上に配置された高偏光度を持つ偏光板32(ワイヤグリッド偏光板+吸収型偏光板)と、偏光板32上に配置された液晶パネル33及び偏光板34とから主に構成される。本発明に係る偏光板32は、液晶パネル33と照明装置31との間にワイヤグリッド偏光板を照明装置31側に向けて配置される。
液晶パネル33は、透過型液晶パネルであり、ガラスや透明樹脂基板間に液晶材料などを挟持して構成されている。なお、図3の液晶表示装置中において、通常使用されている偏光板保護フィルム、位相差フィルム、拡散板、配向膜、透明電極、カラーフィルターなどの各種光学素子については説明を省略する。
このような構成の液晶表示装置においては、照明装置31から出射された光が高偏光度を持つ偏光板32のワイヤグリッド偏光板1側から入射し、吸収型偏光板2側から液晶パネル33を通過して外界に出射される(図中の矢印方向)。この場合において、偏光板32が可視光領域において優れた偏光度を発揮するので、極めて高いコントラストの高い表示を得ることが可能となる。また、ワイヤグリッド偏光板1を通らない光は照明装置31に向けて反射され、再利用されることで高い輝度を得ることができる。
次に、本発明の効果を明確にするために行った実施例について説明する。
(格子状凸部を有する基材の作製)
・微細凹凸格子形状の作成
ガラス上にフォトレジストを塗布した基板に、電子線ビーム描画法を用いて、微細凹凸格子を形成した。このレジストパタンの表面と断面を、電界放出型走査型電子顕微鏡(FE−SEM)にて観察したところ、微細凹凸格子のピッチと高さがそれぞれ、115nm/130nm(ピッチ/高さ)であり、その断面形状がほぼ台形形状で、上面からの形状が縞状格子状となっており凸部の幅が45nmで谷部の幅が70nmであることが分かった。
・ニッケルスタンパ作製
得られた、115nmピッチのレジストパタン表面に、導電化処理として金をスパッタリングにより30nm被覆した後、ニッケルを電気メッキし、厚さ0.3mmの微細凹凸格子を表面に有するニッケルスタンパを作製した。
・紫外線硬化性樹脂を用いた格子状凸部転写フィルムの作製
厚さ0.1mmのポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(以下、PETフィルム)に紫外線硬化性樹脂(東洋合成株式会社製PAK01)を約0.03mm塗布し、塗布面を下にして上記115nmピッチの微細凹凸格子を表面に有するニッケルスタンパ上に、それぞれ端部からニッケルスタンパとPETフィルムとの間に空気が入らないように載せ、PETフィルム側から中心波長365nmの紫外線ランプを用いて紫外線を1000mJ/cm2照射し、ニッケルスタンパの微細凹凸格子を転写した。得られた格子状凸部転写フィルムをFE−SEMにより観察し、その断面形状がほぼ台形形状で、上面からの形状が縞状格子状となっていることを確認した。
(高偏光度を持つ偏光板の作製:実施例)
・スパッタリング法を用いた誘電体層の形成
上記のように紫外線硬化性樹脂を用いて作製した格子状凸部転写フィルムに、スパッタリング法を用い誘電体を被覆した。本実施例では、誘電体として窒化珪素を用いた場合について説明する。Arガス圧力0.67Pa、スパッタリングパワー4W/cm2、被覆速度0.22nm/sにて誘電体の被覆を行った。層厚み比較用サンプルとして表面が平滑なガラス基板を格子状凸部転写フィルムと同時に装置に挿入し、平滑ガラス基板への誘電体積層厚みが5nmとなるように成膜を行った。
・真空蒸着法を用いた金属の蒸着
格子状凸部転写フィルムに誘電体層を形成した後、電子ビーム真空蒸着法(EB蒸着法)を用いて金属ワイヤを形成した。本実施例では、金属としてアルミニウム(Al)を用いた。真空度2.5×10-3Pa、蒸着速度20nm/s、基板温度は常温として蒸着を行った。層厚み比較用サンプルとして表面が平滑なガラス基板を誘電体積層格子状凸部転写フィルムと同時に装置に挿入し、平滑基板へのAl蒸着厚みが170nmとなるように蒸着を行った。なお、格子の長手方向と垂直に交わる平面内において基材面の法線と蒸着源とのなす角度θは20°とした。
・エッチングによる不要金属の除去
格子状凸部転写フィルムに誘電体及びAlを積層した後、フィルムを室温下の0.1重量%水酸化ナトリウム水溶液中で、処理時間を30秒〜120秒の間において10秒間隔で変えながら洗浄(エッチング)し、すぐに水洗してエッチングを停止させた。フィルムを乾燥させてワイヤグリッド偏光板を得た。下記の偏光性能評価から、90秒エッチングをしたワイヤグリッド偏光板を選定した。
(吸収型偏光板の張り合わせ)
得られたワイヤグリッド偏光板の基材11側に、透明な粘着剤を用いてヨウ素系吸収型偏光板を、偏光軸をあわせて張り合わせた。偏光軸のずれは0.1度以内になるようにした。
(偏光性能評価)
得られた実施例の高偏光度を持つ偏光板および張り合わせる前のワイヤグリッド偏光板、吸収型偏光板について、分光光度計を用い偏光度及び光線透過率を測定した。ここでは、直線偏光に対する平行ニコル、直交ニコル状態での透過光強度を測定し、偏光度、光線透過率は下記式より算出した。また、測定波長域は可視光として400nm〜700nmとした。
偏光度=[(Imax−Imin)/(Imax+Imin)]×100 %
光線透過率=[(Imax+Imin)/2] ×100 %
ここで、Imaxは平行ニコル時の透過光強度であり、Iminは直交ニコル時の透過光強度である。
その結果、高偏光度を持つ偏光板の偏光度は、99.99995%であり、光線透過率は、35.4%であった。また、ワイヤグリッド偏光板および吸収型偏光板単体の偏光度は、それぞれ99.91%、99.93%であり、光線透過率は、41.9%、42.1%であった。
(反射率評価)
得られた実施例の高偏光度を持つ偏光板について、分光光度計を用いワイヤグリッド面に入射角度8度で入光したときの反射率を測定したところ、41.3%であった。
(液晶表示装置での評価)
得られた実施例の高偏光度を持つ偏光板を図3に示す偏光板32として配置し、白および黒表示における正面輝度を測定しコントラストを算出したところ、白表示における正面輝度は368cd/mで、コントラストは80000であった。
(比較例1)
実施例のワイヤグリッド偏光板のかわりにヨウ素系吸収型偏光板を用いて、偏光度、光線透過率を調べた。その結果、偏光度が99.99995%であり、光線透過率が35.5%であった。液晶表示装置での評価では、正面輝度は310cd/mで、コントラストは80000で、十分な輝度を発揮していなかった。
(比較例2)
比較例1に輝度向上フィルム(積層型反射偏光フィルム:DBEF)を貼り合せ、同様にして、偏光度、光線透過率及び反射率を調べた。その結果、偏光度が99.99997%であり、光線透過率が33.3%であり、反射率が46.7%であった。このため、この吸収型偏光板は、十分な光学性能を発揮していなかった。液晶表示装置での評価では、正面輝度は336cd/mで、コントラストは85000で、十分な輝度を発揮していなかった。
本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態における寸法、材質などは例示的なものであり、適宜変更して実施することが可能である。また、上記実施の形態における偏光板については、板状の部材である必要はなく、必要に応じてシート状、フィルム状であっても良い。その他、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
本発明に係る高偏光度を持つ偏光板は、超高コントラスト用の偏光板や高輝度用の偏光板に適用することができる。
本発明の実施の形態に係る高偏光度を持つ偏光板を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る高偏光度を持つ偏光板のワイヤグリッド偏光板の一部を示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る高偏光度を持つ偏光板を用いた液晶表示装置を示す図である。
符号の説明
1 ワイヤグリッド偏光板
2 吸収型偏光板
21 PVAフィルム
22,23 TACフィルム
11 基材
11a 格子状凸部
12 誘電体層
13 金属ワイヤ
31 照明装置
32 高偏光度を持つ偏光板
33 液晶パネル
34 偏光板

Claims (3)

  1. 入射した光の透過しない偏光成分を吸収して偏光を作る吸収型偏光板と、前記吸収型偏光板上に配設され、前記入射した光の透過しない偏光成分を反射して偏光を作る反射型偏光板と、を具備し、偏光度が99.9999%以上であり、透過率が35%以上であり、反射率が30%以上であることを特徴とする高偏光度を持つ偏光板。
  2. 前記反射型偏光板は、表面に格子状凸部を有する基材と、前記格子状凸部を含む領域上に設けられた金属ワイヤと、で構成されていることを特徴とする請求項1記載の高偏光度を持つ偏光板。
  3. 液晶パネルと、前記液晶パネルに光を照射する照明手段と、前記液晶パネルと前記照明手段との間に配置された請求項1又は請求項2記載の高偏光度を持つ偏光板と、を具備することを特徴とする液晶表示装置。
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