JP5833320B2 - 偏光照明装置及び投影型映像表示機器 - Google Patents
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本実施の形態で示す偏光照明装置100は、光源101と、光源101から出射した光を反射及び透過することにより偏光分離するワイヤグリッド偏光板102と、光源101から出射した光及びワイヤグリッド偏光板102が反射した反射光を反射してワイヤグリッド偏光板102に入射するように配置された反射材103とを具備している(図1参照)。また、ワイヤグリッド偏光板102は、基材111と当該基材111表面の所定方向に延在して設けられた導電体112(金属ワイヤ)から構成され、光源101から出射した光と反射材103で反射された光が、基材111表面のうち導電体112が形成された導電体面に入射する構成となっている。
偏光照明装置100に適用可能な光源101としては特に制限されず、例えば、蛍光ランプ、ナトリウムランプ、LED、有機EL素子、無機EL素子等を用いることができる。偏光照明装置100を小型化するという観点から、光源101としてLEDを適用することが好ましい。なお、先述の光源が発する光は、一般的に、偏光度が50%以下であり、光源が発する光の偏光度は、次のようにして求めることができる。
P(λ)=[|Ta−Tb|/(Ta+Tb)]×100
ワイヤグリッド偏光板102としては、光源101を出射した光を偏光分離し、反射材103に向けて光を反射することが可能であれば、その形状に制限はなく、平板状であっても湾曲していても構わない。また、ワイヤグリッド偏光板の導電体が形成された導電体面と逆側の面に、偏光反射性を抑制する機能を付加することや、吸収型偏光板を貼合すること、微細な凹凸構造や誘電体を積層することによる反射防止機能の付加、拡散性を有する機能層の付加等が可能である。
基材111としては、例えば、ガラスなどの無機材料や樹脂材料を用いることができる。中でも樹脂材料を用いて基材111を形成することが、ロールプロセスが可能になる、ワイヤグリッド偏光板102にフレキシブル性(屈曲性)を持たすことができる、等のメリットがあるため好ましい。基材111に用いることができる樹脂としては、例えば、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、シクロオレフィン樹脂(COP)、架橋ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、変性ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂、ポリサルフォン樹脂、ポリエーテルケトン樹脂などの非晶性熱可塑性樹脂や、ポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、芳香族ポリエステル樹脂、ポリアセタール樹脂、ポリアミド樹脂などの結晶性熱可塑性樹脂や、アクリル系、エポキシ系、ウレタン系などの紫外線(UV)硬化型樹脂や熱硬化型樹脂が挙げられる。また、UV硬化型樹脂や熱硬化型樹脂と、ガラスなどの無機基板、上記熱可塑性樹脂、トリアセテート樹脂とを組み合わせたり、単独で用いて基材111を構成させたりすることもできる。また、基材111と導電体112の密着性を向上させるための薄膜を、基材111の表面に備えても構わない。
導電体112は、基材111の表面のうち、光源101から出射した光と反射材103で反射された光が入射する表面側に設けられている。上述したように、表面に格子状凸部が形成された基材111上に導電体112を設ける場合には、格子状凸部の一方向側の側面に接し、上部が基材111の格子状凸部頂部より上方に伸びるように設けることが好ましい。
格子状の凹凸構造を有する基材111を保持するものとして、基板を用いることも可能である。基板としては、ガラスなどの無機材料や樹脂材料を用いることができるが、偏光照明装置を軽量化でき、ロールプロセスによるワイヤグリッド偏光板の製造が可能となる平板状の樹脂材料を用いることが好ましい。
反射材103としては、光源101の出射光及びワイヤグリッド偏光板102の反射光を良効率で反射して、ワイヤグリッド偏光板102に入射させる材料、形状であることが好ましい。例えば、反射材103として、樹脂フィルムにアルミニウムや銀をコーティングしたシートや、硫酸バリウム等を含んだ白色のシート、複数の屈折率の異なる薄膜を積層したシート等を用いることができる。また、反射材103の形状に制限はなく、平板状、凹凸を有した平板状、一定の曲率を有した球形であっても構わない。同様に、反射材103の表面を粗面とする、あるいは複屈折性の材料で被覆する、あるいは複屈折性を示す構造とするといったことも可能である。
本実施の形態で示すワイヤグリッド偏光板102において、ワイヤグリッド偏光板102と反射材103との間に変向材を設けてもよい。変向材とは、所望する波長の光を透過する光学材料であり、前記光学材料に入射する光の方向を変化させて出射する光学材料を意味し、拡散シートやプリズム構造を有したシート、光学レンズ、導光板等がこれに該当する。変向材としては、軽量であり破損し難い樹脂からなることが好ましく、ワイヤグリッド偏光板102の偏光軸と当該変向材の遅相軸は、平行ないし直交しない(非平行且つ非直交)構成とすることが好ましい。これにより、変向材によりワイヤグリッド偏光板102を反射した光の偏光状態を変化させ、ワイヤグリッド偏光板102を反射した光の進行方向を制御することができる。その結果、偏光照明装置100の更なる輝度向上が可能となる。
本実施の形態で示すワイヤグリッド偏光板102において、基材111を構成する材料と導電体112との密着性向上のため、両者の間に両者と密着性が高い誘電体材料を好適に用いることができる。例えば、二酸化珪素などの珪素(Si)の酸化物、窒化物、ハロゲン化物、炭化物の単体またはその複合物(誘電体単体に他の元素、単体または化合物が混じった誘電体)や、アルミニウム(Al)、クロム(Cr)、イットリウム(Y)、ジルコニア(Zr)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、バリウム(Ba)、インジウム(In)、錫(Sn)、亜鉛(Zn)、マグネシウム(Mg)、カルシウム(Ca)、セリウム(Ce)、銅(Cu)などの金属の酸化物、窒化物、ハロゲン化物、炭化物の単体またはそれらの複合物を用いることができる。誘電体材料は、透過偏光性能を得ようとする波長領域において実質的に透明であればよい。誘電体材料の積層方法には特に限定は無く、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法などの物理的蒸着法を好適に用いることができる。
本実施の形態で示す偏光照明装置100は、照明装置や、偏光光源を必要とする投影型映像表示機器等の各種光学機器に適用することが可能である。以下に、偏光照明装置100の適用例の一例として、反射型液晶表示装置と透過型液晶表示装置に用いる場合について説明する。なお、以下の説明では、偏光照明装置100としてサイドライト型を用いる場合を示すが、直下型を用いてもよい。
図2(A)に、上述した偏光照明装置100を適用した反射型液晶表示装置の一例を示す。図2(A)に示す反射型液晶表示装置は、偏光照明装置100と、偏光照明装置100から出射した光を反射する偏光ビームスプリッター121と、偏光ビームスプリッター121で反射された光が入射する反射型液晶表示素子122とを有しているが、これ以外に、光学補償のための位相差板等を必要に応じて用いることができる他、偏光照明装置100と偏光ビームスプリッター121の間に迷光防止等のための吸収型偏光板を備えることも可能である。
図2(B)に、上述した偏光照明装置100を適用した透過型液晶表示装置の一例を示す。図2(B)に示す透過型液晶表示装置は、偏光照明装置100と、偏光照明装置100から出射した光を透過する透過型液晶表示素子123と、透過型液晶表示素子123を透過した光を吸収及び透過することにより偏光分離する検光子124とを有している。
<平行透過率の測定>
平行透過率は、日本分光株式会社製VAP−7070を用いて測定した。前記測定装置は光源近傍に偏光子を備え、鉛直方向から測定光が測定サンプルに入射するものとし、ワイヤグリッド偏光板の平行透過率を測定する際は、導電体面側から測定光が入射するようにワイヤグリッド偏光板を配置した。
直交反射率は、日立ハイテクノロジー社製U−4100を用いて測定した。前記測定装置は光源近傍に偏光子を備えている。測定する偏光板は、前記偏光子の偏光軸と直交ニコルの関係となるようにし、入射角度45度でS波を前記偏光板に入射させ、その正反射を測定し、この測定結果を直交反射率とした。ワイヤグリッド偏光板の直交反射率を測定する際は、導電体面側から入射するようにワイヤグリッド偏光板を配置した。
面内位相差値の測定機器として、平行ニコル法を利用した偏光解析装置である王子計測機器製KOBRA−WRを用いた。測定光の波長を550nmとし、入射角度が0度の場合の位相差値を面内位相差値とした。
屈折率の測定は、メトリコン社製レーザー屈折計モデル2010を用いて、測定対象のサンプルを24時間、25度の恒温室で養生した後、屈折率を測定した。同装置による波長532nm、632.8nm及び824nmの屈折率の測定結果からコーシーの分散式を利用して屈折率の波長分散図を求め、波長589nmの屈折率を求めた。なお、硬化型樹脂につては、硬化型樹脂を硬化させた後、屈折率測定を行った。
(ワイヤグリッド偏光板の作製)
次に、本実施例で用いたワイヤグリッド偏光板の作製方法について以下に説明する。
格子状凹凸形状転写フィルムの作製には、Ni製金型(以下、「金型A」および「金型B」とする。)を用いた。金型Aはピッチ幅140nmの格子状凹凸形状を有し、断面視における凹凸形状は概略矩形状であった。金型Bはピッチ幅140nmの格子状凹凸形状を有し、断面視における凹凸形状は概略正弦波状であった。基板は、厚み80μmのトリアセチルセルロース系樹脂からなるTACフィルム(TD80UL−H:富士写真フィルム社製)とし、前記TACフィルムの面内位相差値は3.5nmで、表面の屈折率は1.49であった。前記TACフィルムにアクリル系UV硬化型樹脂(屈折率1.52)を約3μm塗布し、塗布面を下に、TACフィルム上に金型Aあるいは金型Bを重畳した。TACフィルム側から中心波長365nmのUVランプを用いて紫外線を1000mJ/cm2照射し、金型Aあるいは金型Bの格子状凹凸形状を転写した。TACフィルムを金型から剥離し、縦300mm、横200mmの格子状凹凸形状を転写した。続いて、格子状凹凸形状転写表面に、スパッタリング法により誘電体層として二酸化珪素を成膜した。スパッタリング装置条件は、Arガス圧力0.2Pa、スパッタリングパワー770W/cm2、被覆速度0.1nm/sとし、転写フィルム上の誘電体厚みが平膜換算で3nmとなるように成膜することで、格子状凹凸形状が転写された転写フィルムAおよび転写フィルムBを得た。
次に、転写フィルムAあるいは転写フィルムBの格子状凹凸形状転写表面に、真空蒸着によりアルミニウム(Al)を成膜した。Alの蒸着条件は、常温下、真空度2.0×10−3Pa、蒸着速度40nm/sとした。Alの厚みを測定するため、表面が平滑なガラス基板を転写フィルムと同時に装置に挿入し、平滑ガラス基板上のAl厚みをAl平均厚みとした。基材の凹凸構造の延在方向と垂直に交わる平面内において、格子状の凹凸形状を有した基材の法線に対して蒸着角を20度とし、Al平均厚みが120nmとなるよう、転写フィルムAおよび転写フィルムBにAlを蒸着した。なお、ここでいう平均厚みとは、平滑ガラス基板上にガラス面に垂直方向から物質を蒸着させたと仮定した時の蒸着物の厚みのことを指し、蒸着量の目安として使用している。
次に不要Alの除去を目的として、Alを蒸着した転写フィルムAおよび転写フィルムBを0.1重量%水酸化ナトリウム水溶液に室温下で80秒間浸漬させた。その後すぐに水洗いし、フィルムを乾燥させた。SEM(電界放出型走査型電子顕微鏡)による断面視により、両サンプルともに基材凸部の一方側面に導電体が偏析し、導電体の頂部を通り立設方向に沿う導電体軸と、凸部構造の頂部を通り凸部の立設方向に沿う凸部軸が重畳しておらず、基材凸部の頂部より導電体の一部が上方に存在することを確認した。また、転写フィルムAの凹凸構造は概略矩形状であり、基材凸部の頂部より上方の導電体の側面は、鉛直方向に対して概略平行であったが、転写フィルムBの凹凸構造は概略正弦波状であり、基材凸部の頂部より上方の導電体の側面は、鉛直方向に対して傾斜していて、その形状は三角形に似た尖鋭形状であった。以上により作製された転写フィルムAをワイヤグリッド偏光板A、転写フィルムBをワイヤグリッド偏光板Bとする。ワイヤグリッド偏光板A(参考例1)の波長550nmにおける平行透過率は86.2%であり、直交反射率は88.9%であった。ワイヤグリッド偏光板B(参考例2)の波長550nmにおける平行透過率は86.1%であり、直交反射率は81.5%であった。
(ヨウ素系吸収型偏光板)
ワイヤグリッド偏光板に対する比較例として、ヨウ素系吸収型偏光板を用いた。前記吸収型偏光板は、2枚の厚み80μmのTACフィルム間にヨウ素を含んだポリビニルアルコール層を有しており、波長550nmにおける平行透過率は85.8%で、直交反射率は10%以下であった。
(導電体面を粘着材で包埋したワイヤグリッド偏光板の作製)
上記参考例のワイヤグリッド偏光板Aの導電体面に、粘着材(RA−600:スミロン社製)を備えたTACフィルム(TD80UL−H:富士写真フィルム社製)を貼合し、ワイヤグリッド偏光板Aの導電体を粘着材で包埋した。以上のようにして作製されたワイヤグリッド偏光板を、ワイヤグリッド偏光板Cとする。なお粘着材の屈折率は1.47であった。
次に、上記参考例1、2、4で作製したワイヤグリッド偏光板A、ワイヤグリッド偏光板B、ワイヤグリッド偏光板Cあるいは参考例3の吸収型偏光板を、投影型映像表示機器の偏光照明装置の偏光板とし、投影型映像表示機器の表示する映像光の輝度測定を行った。偏光照明装置は白色LED光源を用いたサイドライト型とし、表面が租面であるシート状の反射材と拡散シートの間に導光板があって、拡散シートの光の出射側上に前記偏光板を備えている。白色LED光源の発する光の波長550nmの偏光度は50%未満であり、拡散シートおよび導光板の遅相軸は偏光板の偏光軸と非平行、且つ非直交とした。投影型映像表示機器は、前記偏光照明装置と偏光ビームスプリッターと反射型液晶表示素子と投影レンズからなる反射型液晶プロジェクターを用いることとした。前記偏光ビームスプリッターはワイヤグリッド偏光板を用い、偏光照明装置の偏光板の偏光軸と直交ニコルの関係とし、偏光照明装置が発する光が前記偏光ビームスプリッターのワイヤグリッド偏光板の導電体面に入射するようにした。反射型液晶プロジェクターの偏光照明装置の偏光板は、以下配置例のように変更したが、それ以外の変更は行っていないため、反射型液晶プロジェクターの輝度測定結果は、偏光照明装置の明るさを意味する。
偏光照明装置の偏光板をワイヤグリッド偏光板Aとし、前記偏光板の導電体面側が光源側となるように配置して、反射型液晶プロジェクターを作製した。
偏光照明装置の偏光板をワイヤグリッド偏光板Aとし、前記偏光板の基板面側が光源側となるように配置して、反射型液晶プロジェクターを作製した。
偏光照明装置の偏光板をワイヤグリッド偏光板Bとし、前記偏光板の導電体面側が光源側となるように配置して、反射型液晶プロジェクターを作製した。
偏光照明装置の偏光板をヨウ素系吸収型偏光板とし、反射型液晶プロジェクターを作製した。
偏光照明装置の偏光板をワイヤグリッド偏光板Cとした。断面視におけるワイヤグリッド偏光板Cの主たる層構成は順に、TAC、UV硬化型樹脂、導電体(Al)、粘着材、TACであり、前記偏光板の粘着材側が光源側となるように配置して、反射型液晶プロジェクターを作製した。
偏光照明装置の偏光板をワイヤグリッド偏光板Cとし、前記偏光板のUV硬化型樹脂側が光源側となるように配置して、反射型液晶プロジェクターを作製した。
実施例1、2、比較例1、2が発する映像光の輝度評価として、明度を示すY値の測定を行った。反射型液晶プロジェクターの投影レンズの鉛直方向上にトプコン社製分光放射計SR−3を設置し、前記反射型液晶プロジェクターが白画面表示するよう画像表示設定を行い、前記映像のY値を前記輝度計で測定した。
実施例3と比較例3が発する映像光の輝度評価として、明度を示すY値の測定を行った。反射型液晶プロジェクターの投影レンズの鉛直方向上にトプコン社製分光放射計SR−3を設置し、前記反射型液晶プロジェクターが白画面表示するよう画像表示設定を行い、前記映像のY値を前記輝度計で測定した。測定した結果は、比較例3が発する映像光のY値を1として、実施例3が発する映像光の輝度の比率を、輝度比として表2に示す。
101 光源
102 ワイヤグリッド偏光板
103 反射材
111 基材
112 導電体
113 導電体軸
114 凸部軸
121 偏光ビームスプリッター
122 反射型液晶表示素子
123 透過型液晶表示素子
124 検光子
Claims (7)
- 光源と、前記光源から出射した光を反射及び透過することにより偏光分離するワイヤグリッド偏光板と、前記ワイヤグリッド偏光板からの反射光を反射して前記ワイヤグリッド偏光板に再入射させるように配置された反射材とを具備する偏光照明装置であって、
前記ワイヤグリッド偏光板は、基材と、前記基材表面の所定方向に延在して設けられた導電体とを有し、前記基材は所定方向に延在する格子状凸部を表面に有し、前記格子状凸部の延在方向に垂直な面において、前記基材の格子状凸部の頂部を通り前記格子状凸部の立設方向に沿う凸部軸と、前記導電体の頂部を通り前記立設方向に沿う導電体軸が異なり、前記導電体が前記基材の格子状凸部の一方の側面に偏析して設けられ、且つ、前記導電体が前記格子状凸部の頂部から凹部の底面にかけての側面全面に存在すると共に前記格子状凸部の頂部より前記導電体の少なくとも一部が上方に存在する構成であって、前記光源から出射した光と前記反射材で反射された光は、前記基材表面のうち前記導電体が形成された導電体面に入射することを特徴とする偏光照明装置。 - 前記格子状凸部の延在方向に垂直な面において、前記基材の表面が概略矩形状であることを特徴とする請求項1に記載の偏光照明装置。
- 前記ワイヤグリッド偏光板に入射する光の偏光度が50%以下であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の偏光照明装置。
- 前記ワイヤグリッド偏光板と前記反射材との間に変向材を具備し、前記ワイヤグリッド偏光板の偏光軸と前記変向材の遅相軸が、非平行且つ非直交であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の偏光照明装置。
- 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の偏光照明装置と、
前記偏光照明装置から出射した光を反射ないし透過する偏光ビームスプリッターと、
前記偏光ビームスプリッターを反射ないし透過した光を変調および反射する反射型液晶表示素子とを有することを特徴とする反射型液晶表示装置。 - 前記偏光ビームスプリッターがワイヤグリッド偏光板で形成され、
前記偏光ビームスプリッターを構成するワイヤグリッド偏光板が、基材と前記基材表面の所定方向に延在して設けられた導電体を有し、前記偏光照明装置のワイヤグリッド偏光板と直交ニコルの関係となるよう配置され、前記偏光照明装置から出射した光と前記反射型液晶表示素子で反射された光は、前記導電体が形成された導電体面に入射することを特徴とする請求項5に記載の反射型液晶表示装置。 - 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の偏光照明装置と、
前記偏光照明装置から出射した光を透過する透過型液晶表示素子と、
前記透過型液晶表示素子を透過した光を吸収及び透過することにより偏光分離する検光子とを有することを特徴とする透過型液晶表示装置。
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