JP2011107309A - 偏光光源 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化が可能であると共に、光の利用効率及び偏光度が高い偏光光源を提供することを目的の一とする。
【解決手段】発光面が100mm以下で発光面近傍の温度が150℃以下の発光体と、偏光ビームスプリッタ及び偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板を有する偏光変換素子とを具備し、偏光ビームスプリッタをワイヤグリッド偏光板で形成し、発光体の中心部と偏光ビームスプリッタとの平均距離を発光体の発光幅の1/2〜10倍とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、偏光光源及び当該偏光光源を有する照明装置に関する。
直線偏光光源は、プロジェクタの光源や、液晶TV等の大面積バックライトに用いられる光源として古くから知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特許文献1に示されるようなプロジェクタ光源は、大光量を得ることができるものの発熱の大きなメタルハライドランプなどの光源を対象としており、高温への対処として、反射型偏光分離素子はガラス上に真空成膜された無機多層膜や、ガラス基材ワイヤグリッド偏光板で構成する必要があり、高価となることから汎用的に直線偏光光源として用いることは難しかった。
液晶TVなどのバックライトには、樹脂複屈折を利用した多層膜からなる反射型偏光分離素子が用いられていたが、LCDのバックライトとしてのみ設計されたもので、汎用的な直線偏光光源とはいえなかった。また、樹脂複屈折を利用した多層膜からなる反射型偏光分離素子と蛍光灯を組み合わせた直線偏光光源は読書灯などとして実用化されているものの、光の利用効率や得られる光の偏光度が十分とはいえなかった。
他にも、自動車のヘッドランプを直線偏光光源とすることで、視認性を高めることが提案されているが(例えば、特許文献2、特許文献3参照)、発熱が大きいもしくは発量の少ない光源を用いることを前提としており、構造が複雑で製造コストの点で問題があった。
また、近年、発光ダイオード(LED)をプロジェクタ等の光源として適用することが提案されている(例えば、特許文献4、特許文献5参照)。
特開平03−13983号公報 特開2003−141907号公報 特開2008−293852号公報 特開2007−65408号公報 特開2008−292589号公報
しかしながら、特許文献4、特許文献5では、偏光光源の小型化が十分に図れているとはいえなかった。また、偏光光源において、偏光膜に加えて反射部材と位相差板を用いることにより、偏光膜の透過光及び反射光を取り出して光の利用効率を向上させているが、反射光の偏光度は透過光の偏光度と比較して低くなるため、取り出す光の偏光度が低下するおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、小型化が可能であると共に、光の利用効率及び偏光度が高い偏光光源を提供することを目的の一とする。
本発明の偏光光源の一態様は、発光面が100mm以下で発光面近傍の温度が150℃以下の発光体と、偏光ビームスプリッタ及び偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板を有する偏光変換素子と、を具備し、偏光ビームスプリッタがワイヤグリッド偏光板で形成され、発光体の中心部と偏光ビームスプリッタとの平均距離が、発光体の発光幅の1/2〜10倍であることを特徴としている。また、偏光ビームスプリッタの面積が発光体の発光面積の10倍以下であることが好ましい。
本発明の偏光光源の一態様は、発光面が100mm以下で発光面近傍の温度が150℃以下の発光体と、発光体の光を特定の偏光成分の光に変換して出光する偏光変換素子とを具備し、偏光変換素子は、偏光ビームスプリッタと、偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板と、位相差板を透過した光を偏光分離する偏光分離膜とを有し、偏光ビームスプリッタと偏光分離膜が同じ偏光軸を有するワイヤグリッド偏光板で形成されている。
本発明の偏光光源の一態様において、偏光ビームスプリッタを形成するワイヤグリッド偏光板と、偏光分離膜を形成するワイヤグリッド偏光板が一体形成されていることが好ましい。
本発明の偏光光源の一態様において、発光体がLEDであることが好ましい。
本発明の偏光光源の一態様において、発光体と偏光変換素子が透明固体で結合されていることが好ましい。
本発明の偏光光源の一態様において、偏光変換素子は、自然光に対する変換効率が70%以上であることが好ましい。
本発明の偏光光源の一態様において、偏光変換素子は、白色光の全波長域において偏光度が90%以上であることが好ましい。
本発明の一態様によれば、発光面近傍の温度が低い発光体と、偏光ビームスプリッタ及び当該偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板を有する偏光変換素子とを具備する偏光光源において、偏光ビームスプリッタを樹脂基材を用いたワイヤグリッド偏光板で設けることにより、小型化が可能であると共に、偏光光源の光の利用効率と偏光度を向上させることができる。
本発明の実施の形態に係る偏光光源の一例を説明する図である。 本発明の実施の形態に係る偏光光源の一例を説明する図である。 本発明の実施例に係るワイヤグリッド偏光板の光学特性を示す図である。 本発明の実施例に係る比較例である多層膜偏光子の光学特性を示す図である。
本発明者は、発光面近傍の温度が低い発光体と、偏光ビームスプリッタ及び当該偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板を有する偏光変換素子とを具備する偏光光源において、偏光ビームスプリッタをワイヤグリッド偏光板で設けることにより、高い光の利用効率を保ちながら、偏光度を向上できることを見出した。特に、位相差板を透過した光を偏光分離膜を介して出光させることにより、偏光光源から出光する光の偏光度を効果的に向上できることを見出した。以下に、偏光光源の構造について、図面を参照して説明する。
本実施の形態で示す偏光光源100は、光源となる発光体101と、当該発光体101の光を特定の偏光成分の光(p偏光又はs偏光)に変換して出光する偏光変換素子102とを具備している。偏光変換素子102は、少なくとも偏光分離膜で構成される偏光ビームスプリッタ103と、当該偏光ビームスプリッタ103で反射された反射光を偏光変換する位相差板104を有し、偏光ビームスプリッタ103がワイヤグリッド偏光板で形成されている(図1(A)参照)。
偏光ビームスプリッタ103は、発光体101から入光した光に対して、特定の偏光成分の光(例えば、p偏光)を透過すると共に当該特定の偏光成分に直交する偏光成分の光(例えば、s偏光)を反射することにより偏光分離を行うものである。また、偏光ビームスプリッタ103の反射光の光路に、当該偏光ビームスプリッタ103と概略平行となるように反射部106を設けることにより、偏光ビームスプリッタ103の反射光と透過光を概略同じ方向に出光させることができる。これにより、光の利用効率を向上させることができる。偏光光源100において、自然光に対する偏光変換素子102の変換効率を70%以上とすることが好ましい。
発光体101は、発光面が100mm以下で発光面近傍の温度が150℃以下の発光体を用いることができる。このような発光体として、LEDを用いることができる。発光面近傍の温度が低い発光体を用いることにより、偏光変換素子102の基材や発光体との間の空間を充填する透明体に、加工性に優れるものの耐熱性が低い樹脂素材等を用いることが可能となり、例えば、偏光ビームスプリッタ103を樹脂基材で形成されたワイヤグリッド偏光板で形成することにより、偏光光源100の低コスト化や軽量化を図ることができる。また、発光体101の発光面とは、白色LEDや蛍光管であれば蛍光体で構成され実際に発光している面を指す。
発光体101として、LEDのような微小な発光体を用いる場合には、偏光光源全体の大きさを小さくし、コストを低減するために偏光ビームスプリッタ103の面積を発光体101の発光面積の10倍以下とすることが好ましく、5倍以下が特に好ましい。偏光ビームスプリッタ103の面積を小さくするためには、発光体101からの光が広がる前に偏光ビームスプリッタ103に光を導くことが重要であり、発光体101と偏光ビームスプリッタ103との距離を、できるだけ小さくすることが好ましい。具体的には、発光体101の中心部と偏光ビームスプリッタ103との平均距離を、発光体101の発光幅の1/2〜10倍とすることが好ましく、特に1/2〜5倍とすることが好ましい。ここで、発光体101の発光幅とは、図1、図2に示すような、偏光ビームスプリッタ103における透過光と反射光の経路を含む平面内での発光幅を示す。
反射部106は、アルミニウム、銀や層間の屈折率差を利用した多層膜型反射素材などの反射率が高い材料を用いて形成するか、透明プリズムと空気間の屈折率差による全反射を用いることができる。特に、多層膜型反射素材や界面の全反射は反射率が高いことから、これらを利用することが好ましい。
位相差板104としては、1/2波長膜を用いることができる。この場合、偏光ビームスプリッタ103で反射された反射光(例えば、s偏光)が1/2波長膜を透過することによりp偏光に偏光変換され、偏光変換したp偏光が偏光変換素子102から出光する。
また、図1(A)の偏光変換素子102において、位相差板104の出光面側に偏光ビームスプリッタ103を形成する偏光分離膜と同じ偏光軸を有する偏光分離膜111を設けることが偏光度を高めるために好ましい(図1(B)参照)。これにより、偏光変換素子102から出光する光が、偏光ビームスプリッタ103又は偏光分離膜111のいずれかを通過する構成とすることができる。
一般的に、ワイヤグリッド偏光板は透過光の偏光度を高くすることができるが、反射光の偏光度は透過光の偏光度と比較して低くなるため、反射光を偏光変換しただけでは高い偏光度を持った光が得られない場合がある。そのため、位相差板104を透過して偏光変換した光が、偏光分離膜111を透過する構成とすることにより、偏光変換素子102から出光する光の偏光度を向上させることができる。
偏光分離膜111は、偏光ビームスプリッタ103と同じ材料(例えば、ワイヤグリッド偏光板)で設けることが好ましい。ワイヤグリッド偏光板は、屈折率の異なる多層膜からなる多層膜偏光板と比較して、高い偏光度を得ることができるため、偏光変換素子102から出光する全ての光がワイヤグリッド偏光板を透過する構成とすることにより、白色光の全波長域において偏光変換素子102の偏光度を90%以上とすることができる。
また、偏光ビームスプリッタ103を形成するワイヤグリッド偏光板と偏光分離膜111を形成するワイヤグリッド偏光板を一体形成することが望ましい(図1(C)参照)。これにより、偏光変換素子102の出光面全体をすき間が形成されないようにワイヤグリッド偏光板108で覆うことができるため、偏光変換素子102から出光する光の偏光度を効果的に向上させることができる。
偏光変換素子102の出光面全体をワイヤグリッド偏光板108で形成する場合には、ワイヤグリッド偏光板108を曲げて設ける必要があるが、樹脂基材上に金属ワイヤが設けられた可撓性を有するワイヤグリッド偏光板を用いることにより、光学特性を損なうことなく設けることができる。
また、図1に示した偏光光源100において、発光体101と偏光変換素子102を透明固体112で結合させるように設けてもよい(図2(A)参照)。透明固体112を設けることにより、屈折率変化に起因する界面反射損失等を低減し、光の利用効率を向上することができる。特に、発光体101、偏光ビームスプリッタ103、反射部106、位相差板104と密着させるように透明固体112を設けることによって、屈折率変化に起因する界面反射損失等を効果的に低減し、発光体101から入光する光の取り込み効率を向上させることができる。
また、偏光ビームスプリッタ103の出光面側に透明固体113を設けた構成としてもよい(図2(B)参照)。透明固体113を設けることにより、偏光ビームスプリッタ103から出光する光(透過光)の角度を制御することができる。
(実施例)
以下本発明の効果を明確にするために行った実施例に基づいて本発明を詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
本実施例では、偏光分離膜としてワイヤグリッド偏光板を作製し、その光学特性を測定した。
・紫外線硬化樹脂を用いた格子状凸部転写フィルムの作製
格子状凸部転写フィルムの作製には、格子状凸部のピッチが140nm、高さが145nmで、格子状凸部の延在する方向に垂直な断面における凹部形状が略矩形のNi製金型を用いた。厚み80μmのトリアセチルセルロース樹脂(以下、TACと略す)フィルムに紫外線硬化性樹脂を約3μm塗布し、塗布面を下にし、金型とTACフィルム間に空気が入らないように乗せた。TACフィルム側から中心波長365nmの紫外線ランプを用いて紫外線を1000mJ/cm照射し、格子状凸部を転写した。TACフィルムを金型から剥離し、縦300mm、横200mmの格子状凸部を転写したフィルムを作製した。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、特開2009−19174の実施例2に示す材料を適用することができる。
・スパッタリング法を用いた誘電体層の形成
上記のように紫外線硬化性樹脂を用いて作製した格子状凸部転写フィルムに、スパッタリング法を用い誘電体を被覆した。本実施例では、誘電体として酸化珪素を用いた場合について説明する。Arガス圧力0.67Pa、スパッタリングパワー4W/cm、被覆速度0.22nm/sにて誘電体の被覆を行った。層厚み比較用サンプルとして表面が平滑なガラス基板を格子状凸部転写フィルムと同時に装置に挿入し、平滑ガラス基板への誘電体積層厚みが3nmとなるように成膜を行った。
・真空蒸着法を用いた金属の蒸着
格子状凸部転写フィルムに誘電体を積層した後、電子ビーム真空蒸着法(EB蒸着法)を用いて金属の積層を行った。本実施例では、金属としてアルミニウム(Al)を用いた場合について説明する。真空度2.5×10−3Pa、蒸着速度10nm/s、常温下においてアルミニウムの蒸着を行った。層厚み比較用サンプルとして表面が平滑なガラス基板を誘電体積層格子状凸部転写フィルムと同時に装置に挿入し、平滑基板へのアルミニウム蒸着厚みが100nmとなるように蒸着を行った。このときアルミニウムの蒸着は、斜め蒸着法を用い、格子状凸部の延在する方向に垂直な平面内で、基材面の法線と蒸着源のなす入射角度θを20°とした。
・エッチングによる不要金属の除去
Alを積層した格子状凸部転写フィルムフィルムを室温下の0.1重量%水酸化ナトリウム水溶液中で50秒間浸漬(エッチング)し、その後すぐに水洗いし、フィルムを乾燥させた。
・分光光度計による光学特性評価
得られたワイヤグリッド偏光板について、分光光度計を用い透過率と反射率を測定した。その結果を図3に示す。
図3から分かるように、本実施例で作製したワイヤグリッド偏光板は、可視光から近赤外領域のほぼ全領域にわたって優れた偏光性能を示した。可視光領域(450〜750nm)について、入射角45°における各偏光成分の透過率と反射率を測定した結果、p偏光の透過率(Tp)は86%、s偏光の反射率(Rs)は85%であり、p偏光の反射率(Rp)は1%であった。また、入射角0°における感度補正後の偏光度は99.97%と高い値を示した。このワイヤグリッド偏光板とPMMA樹脂製プリズムを用いて、図2(B)に示す偏光変換素子を構成したところ、自然光に対する透過率が78%で、偏光度99.97%であった。図1(A)のような位相差板の出光面側に偏光分離膜を設けない構成では、透過率は86%と高まるが、偏光度は98.8%であった。
(比較例)
屈折率の異なる多層膜からなる多層膜偏光子を用いて形成された偏光変換素子の光学特性を測定した。具体的には市販の液晶プロジェクタに使用されている日本真空光学製の偏光変換素子を用いた。その結果を図4に示す。
図4から分かるように、多層膜偏光変換素子では、透過率は高いものの、偏光度は98%で、高い偏光度が得られず、可視光全波長域にわたり均一な透過偏光が得られなかった。
<偏光光源の使用形態>
上述した偏光光源は、偏光照明や各種映像表示装置用光源(液晶用LEDバックライト光源等)の照明装置に応用することができる。
例えば、偏光光源を姿見照明やショウウインドウ用の照明として適用することができる。この場合、特定の偏光成分の光(例えば、p偏光)を所定の入射角度(40°〜70°)で照射することにより、対象物からの反射を抑制し視認性を向上することができる。ガラス等のケース内に置かれた商品等を照射する場合には、ガラス表面での反射を低減しガラス内の商品の視認性を向上することができる。また、ショウウインドウの照明として適用する場合、偏光面を回転させるように照射することにより、光量を一定のまま反射率を変化させることができる。これにより、一つの照明装置を用いて様々な演出へ応用することができる。
また、偏光光源を自動車の照明としても応用することができる。例えば、車内のルームランプに適用することにより、ガラス面への映りこみを低減し視認性を向上することができる。また、車のヘッドランプとして適用することにより、路面からの反射光量を向上させることができる。特に、雨天時において、特定の偏光成分の光(例えば、p偏光)を所定の角度から照射することにより、路面上の水に反射される割合を低減し、路面からの反射光量を増加させることができ、視認性を向上することが可能となる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することができる。また、上記実施の形態における材質、数量などについては一例であり、適宜変更することができる。例えば、上記実施の形態では、ビームスプリッタを構成する偏光分離膜で反射された反射光に対して位相差板を設ける場合を示しているが、ビームスプリッタを構成する偏光分離膜の透過光に対して位相差板を設ける構成としてもよい。その他、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができる。
本発明の偏光光源は、偏光照明や各種映像表示装置用光源の照明装置に適用することができる。
100 偏光光源
101 発光体
102 偏光変換素子
103 偏光ビームスプリッタ
104 位相差板
106 反射部
111 偏光分離膜
112 透明固体
113 透明固体

Claims (8)

  1. 発光面が100mm以下で発光面近傍の温度が150℃以下の発光体と、偏光ビームスプリッタ及び前記偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板を有する偏光変換素子と、を具備し、前記偏光ビームスプリッタがワイヤグリッド偏光板で形成され、前記発光体の中心部と前記偏光ビームスプリッタとの平均距離が、前記発光体の発光幅の1/2〜10倍であることを特徴とする偏光光源。
  2. 前記偏光ビームスプリッタの面積が前記発光体の発光面積の10倍以下であることを特徴とする請求項1に記載の偏光光源。
  3. 発光面が100mm以下で発光面近傍の温度が150℃以下の発光体と、前記発光体の光を特定の偏光成分の光に変換して出光する偏光変換素子とを具備し、
    前記偏光変換素子は、偏光ビームスプリッタと、前記偏光ビームスプリッタで反射された反射光を偏光変換する位相差板と、前記位相差板を透過した光を偏光分離する偏光分離膜とを有し、
    前記偏光ビームスプリッタと前記偏光分離膜が同じ偏光軸を有するワイヤグリッド偏光板で形成されていることを特徴とする偏光光源。
  4. 前記偏光ビームスプリッタを形成するワイヤグリッド偏光板と、前記偏光分離膜を形成するワイヤグリッド偏光板が一体形成されていることを特徴とする請求項3に記載の偏光光源。
  5. 前記発光体がLEDであることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の偏光光源。
  6. 前記発光体と前記偏光変換素子が透明固体で結合されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の偏光光源。
  7. 前記偏光変換素子は、自然光に対する変換効率が70%以上であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の偏光光源。
  8. 前記偏光変換素子は、白色光の全波長域において偏光度が90%以上であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の偏光光源。
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