JP2006003384A - 偏光ビームスプリッタ、及び液晶プロジェクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】偏光分離特性のよい偏光ビームスプリッタの提供
【解決手段】
柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第1、第2のガラスプリズムと、ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成るワイヤグリッド偏光分離素子とを有し、ワイヤグリッド偏光分離素子は金属格子が形成されていない方の面が、第1のガラスプリズムの対向面に固着される。そして第2のガラスプリズムは、その対向面が、空気層を形成する状態で、ワイヤグリッド偏光分離素子が固着された第1のガラスプリズムの上記対向面に対向するように配置されるようにする。即ち金属格子側は第2のガラスプリズム側に接触しないようにされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、入射光を直交する2つの直線偏光に分けて、1つの偏光は透過して出射し、もう1つの偏光は反射させることで偏光分離を行う、偏光ビームスプリッタ、及びこの偏光ビームスプリッタ用いた液晶プロジェクタ装置に関するものである。
特開2003−131212号公報
反射型液晶パネルを用いた反射型液晶プロジェクタ装置では、液晶パネルの光の入射部と出射部が同一であるため、偏光ビームスプリッタなどで、偏光分離を行うことが必要である。
図12(a)に反射型液晶プロジェクタ装置の基本光学系を示す。
光源(放電ランプ)102から出射される光は、反射鏡106により集光され、略平行光の光束とされる。そして照明光学系103、及び偏光分離素子としての偏光ビームスプリッタ101を介して反射型液晶パネル104に集光照明する。
反射型液晶パネル104の前に配置される偏光ビームスプリッタ101は、図12(b)に示すようにS偏光(偏光ビームスプリッタの偏光分離面に対して)を反射し、P偏光を透過させる。従って図12(a)の場合、P偏光成分が反射型液晶パネル104に入射することになる。
反射型液晶パネル104には映像信号Svが印加される。印加される映像信号Svに従い、反射型液晶パネル104は、内部の液晶に電界を印加する。液晶分子の配列は、印加電界により変化する。この液晶分子の配列により、旋光性のため、入射光は偏光回転し、出射される。
このパネル出射光は、映像信号Svに応じた光学像とされるが、再度偏光ビームスプリッタ101に入射する。反射型液晶パネル104により、偏光の振動方向が回転されたS偏光(偏光ビームスプリッタの偏光分離面に対して)のみが、偏光ビームスプリッタ104の偏光分離面で反射し、投影レンズ105に向かう。
投影レンズ105は、反射型液晶パネル104で形成される光学像を投影出力する。これにより映像が投影表示される。
ここで偏光ビームスプリッタ101は、三角柱のガラスプリズムを張り合わせたものである。張り合わせ面には、多層の光学薄膜が蒸着されて積層されており、偏光分離を行う。
ところがこのような、ガラスプリズムを用いた偏光ビームスプリッタは、偏光分離特性(P偏光とS偏光の透過・もしくは反射の消光比)よくするには、Fナンバの大きな光、つまり平行光に近い光を入射させる必要がある。
そこで、偏光分離特性を向上させる提案が各種なされているが、その内の1つとして、上記特許文献1に記載されているように、ワイヤーグリッドを用いた偏光分離素子を三角柱ガラスプリズムで挟む構造のものがある。
ワイヤグリッド偏光分離素子の構造を図11(a)(b)に示す。
ワイヤーグリッド偏光分離素子4は、ガラス基板4bの一方の面4a(金属格子構造面4a)に、アルミニウムなどの金属で平行な縞状の金属格子4cを形成したものである。
図示するように、金属格子4cを形成する個々の金属ストライプの幅をw、高さをhとし、また格子の形成周期(ピッチ)をpとしたとき、入射光の波長に対して約1/5以下の十分小さい周期pで金属格子4cを形成すると、周期方向と垂直に振動する電界成分の光は反射し、また平行に振動する電界成分の光は透過し、ほとんど光吸収がなく、効率よく偏光分離することができる。
このため図11(c)に示すように、自然光が或る入射角で入射したとき、反射する光はワイヤーグリッド偏光分離素子4の入射面に対してS偏光、透過する光は上記入射面に対してP偏光となる。
このようなワイヤグリッド偏光分離素子4は、偏光分離特性がよく、また入射角に対すして分光透過率の変化が小さいという利点を有することが知られている。
上記特許文献1に記載された偏光分離素子は、三角柱のガラスプリズムに、ワイヤグリッド偏光分離素子を挟み込むことで、偏光分離特性のよい偏光ビームスプリッタを構成することが記載されている。
しかしながら、上記特許文献1の偏光ビームスプリッタには、以下のような問題がある。
まず、所期の偏光分離性能を出すことが困難であることが挙げられる。
上記特許文献1の記載によれば、ワイヤグリッド偏光分離素子を三角柱プリズムに接着して挟み込むことで、一体化するとされる。ところがワイヤグリッド偏光分離素子は、上記のように微小な金属で平行に縞状の金属格子4cを形成したものである。金属格子4cの高さは、100〜200nm程度で、金属格子4cの幅は50〜100nm程度である。
このような金属格子が形成された面に三角柱プリズムを接着すると、接着剤により、格子が破壊されてしまい、所望する偏光分離性能が発揮されないことが多い。
また、金属格子が破壊されなかったにしても、次のような問題がある。ワイヤグリッド基板の逆側、つまり金属格子面側は、屈折率が1でないと、所望の性能が発揮しにくい。屈折率1とは空気であるから、三角柱プリズムに挟み込んで接着することでは、十分な性能が発揮されない。
そこで本発明は、ワイヤグリッド偏光分離素子を利用した偏光ビームスプリッタとして、上記問題を解消し、高性能な偏光ビームスプリッタを提供すること、及びその偏光ビームスプリッタを用いて高性能な液晶プロジェクタ装置を実現することを目的とする。
本発明の偏光ビームスプリッタは、柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第1のガラスプリズムと、柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第2のガラスプリズムと、ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成るワイヤグリッド偏光分離素子とを有する。そして上記ワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第1のガラスプリズムの上記対向面に固着され、上記第2のガラスプリズムは、その対向面が、空気層を形成する状態で、上記ワイヤグリッド偏光分離素子が固着された上記第1のガラスプリズムの上記対向面に対向するように配置されて成る。
また上記第1、第2のガラスプリズムは、その柱状体の上面と下面が固定プレートに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置される構造を実現する。
或いは、上記第1、第2のガラスプリズムは、上記対向面の端部もしくは上記対向面に固着された上記ワイヤグリッド偏光分離素子の端部がスペーサに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置される構造を実現する。
また、ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成る第2のワイヤグリッド偏光分離素子をさらに備え、上記第2のワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第2のガラスプリズムの上記対向面に固着される。
本発明の液晶プロジェクタ装置は、光源と、映像信号に応じて光学像を形成する反射型液晶パネルと、投影レンズと、上記光源から所定の光経路で導かれた光を偏光分離して上記反射型液晶素子に導き、また上記反射型液晶素子で反射された光を偏光分離して上記投影レンズ側に導く偏光ビームスプリッタとを備える。そして上記偏光ビームスプリッタは、柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第1のガラスプリズムと、柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第2のガラスプリズムと、ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成るワイヤグリッド偏光分離素子とを有し、上記ワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第1のガラスプリズムの上記対向面に固着され、上記第2のガラスプリズムは、その対向面が、空気層を形成する状態で、上記ワイヤグリッド偏光分離素子が固着された上記第1のガラスプリズムの上記対向面に対向するように配置されて成る。
また、上記所定の光経路として、上記光源からの白色光を、R光、G光、B光に分離する分離光学手段を備える。上記反射型液晶パネルとして、R、G、B各色の映像信号に応じて光学像を形成する第1,第2,第3の反射型液晶パネルを備える。上記偏光ビームスプリッタとして、上記分離光学手段で分離されたR光、G光、B光、及び上記第1,第2,第3の反射型液晶パネルにそれぞれ対応する第1,第2,第3の偏光ビームスプリッタを備える。さらに、上記第1,第2,第3の反射型液晶パネルで反射され、上記第1,第2,第3の偏光ビームスプリッタで偏光分離されたR、G、B各色の光を合成して上記投影レンズに導く光合成手段とを備えることでカラー表示を行う液晶プロジェクタ装置を構成する。
これらの液晶プロジェクタ装置において、偏光ビームスプリッタは、上記第1、第2のガラスプリズムが、その柱状体の上面と下面が固定プレートに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置される。
或いは、上記偏光ビームスプリッタにおける上記第1、第2のガラスプリズムは、上記対向面の端部もしくは上記対向面に固着された上記ワイヤグリッド偏光分離素子の端部がスペーサに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置される。
また上記偏光ビームスプリッタは、ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成る第2のワイヤグリッド偏光分離素子をさらに備え、上記第2のワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第2のガラスプリズムの上記対向面に固着される。
即ち本発明では、ワイヤグリッド偏光分離素子と第1,第2のガラスプリズムにより偏光ビームスプリッタを構成するが、ワイヤグリッド偏光分離素子は、そのガラス基板の金属格子が形成されていない面が、一方のガラスプリズムに固着される。そして金属格子側は他方のガラスプリズム側に対して空気層を介して対向する。つまり金属格子側は他方のガラスプリズム側に接触しないようにされる。
本発明によれば、ワイヤグリッド偏光分離素子が、第1,第2のガラスプリズムに挟まれる位置に配置されて偏光ビームスプリッタを形成するが、ワイヤグリッド偏光分離素子の金属格子面側は、空気層(エアギャップ)が形成される構造とされる。即ち、金属格子側を接着剤でガラスプリズムに接着するものではないため、金属格子が接着剤により破壊されてしまうことは起こり得ない。
さらには、金属格子面側は屈折率が1である空気層となることから、ワイヤグリッド偏光分離素子としての本来の偏光分離性能を発揮できることになる。
以上のことから高性能の偏光ビームスプリッタを実現できる。
また、金属格子側が空気層となるスペースを確保するのは、第1、第2のガラスプリズムが、その柱状体の上面と下面が固定プレートに固着されるようにすること、或いは、第1,第2のガラスプリズムの対向面の端部もしくは対向面に固着されたワイヤグリッド偏光分離素子の端部がスペーサに固着される構造とすることで、容易に実現できる。
また、第1、第2のガラスプリズムの対向面の両方にワイヤグリッド偏光分離素子を固着すること、つまり2つのワイヤグリッド偏光分離素子を用いることで、偏光分離特性をより向上させることができる。
また本発明の液晶プロジェクタ装置としては、反射型液晶パネルに対応して設けられる偏光ビームスプリッタとして、上記構成の偏光分離特性の向上された偏光ビームスプリッタを用いることで、高効率な反射型液晶プロジェクタ装置を実現できる。
以下、本発明の偏光ビームスプリッタ及びそれを用いた液晶プロジェクタ装置の各種実施の形態を説明していく。
<偏光ビームスプリッタ>
まず、図1,図2で実施の形態の偏光ビームスプリッタの基本構成を説明する。
図1(a)(b)に示すように、本例の偏光ビームスプリッタ1は、三角柱形状のガラスプリズム2,3と、ワイヤグリッド偏光分離素子4を有して成る。
ガラスプリズム2は、その三角柱形状として3つの側面2a,2b,2cを有するが、側面2a,2bは光学経路上に偏光ビームスプリッタ1が配置された際に入射面又は出射面となる面である。側面2cは、他方のガラスプリズム3に対向する対向面となる。
ガラスプリズム3も同様に、その三角柱形状として3つの側面3a,3b,3cを有するが、側面3a,3bは光学経路上に偏光ビームスプリッタ1が配置された際に入射面又は出射面となり、側面3cは、ガラスプリズム2に対向する対向面となる。
以下、説明上、側面2a,2b,3a,3bは、形成される光路に応じて入射面又は出射面と呼び、側面2c、3cは対向面と呼ぶ。
ワイヤグリッド偏光分離素子4は、先に図11で述べた構造であり、即ちガラス基板4bの一方の面に金属格子4cが所定ピッチで設けられて、金属格子構造面4aが形成される構造となる。
そして図1に示すように、偏光ビームスプリッタ1は、2つの三角柱のガラスプリズム2,3の間にワイヤグリッドワイヤグリッド偏光分離素子4を配置する。
このとき、ワイヤグリッド偏光分離素子4のガラス基板4bは、接着剤によりガラスプリズム2の対向面2cに接着固定される。
一方、ワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aは、他方のガラスプリズム3の対向面3cに対して、エアギャップ(空気層)6を介して対向する状態となる。つまり金属格子構造面4a側は接着されない。
このようにガラスプリズム2,3間にエアギャップ6とワイヤグリッド偏光分離素子4が配置された偏光ビームスプリッタ1の動作を図2で説明する。
図2(a)に示すように、ガラスプリズム2の入射面2aから光が入射されるとする。入射光はP偏光とS偏光を有する。
入射光はまず、ガラスプリズム2に入射し、次に、ガラスプリズム2とワイヤグリッド偏光分離素子4の接着面に入射する。次に、ワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aに光が入射するが、金属格子構造面4aに対してS偏光は反射し、P偏光は透過する。
その後図2(b)に示すように、S偏光は、再びガラスプリズム2に入り、出射面2bより出射される。一方P偏光は、エアギャップ6に入射した後、他方のガラスプリズム3に入る。そしてガラスプリズム3に入射後、これを透過し、出射面3aより出射される。
このような偏光ビームスプリッタ1の場合、ワイヤグリッド偏光分離素子4がガラスプリズム2,3に挟まれる位置に配置されるが、金属格子構造面4a側は、エアギャップ6が形成される構造となり、金属格子構造面4aを接着剤でガラスプリズム3に接着するものではないため、金属格子4cが接着剤により破壊されてしまうことは起こり得ない。また金属格子構造面4a側は屈折率が1であるエアギャップ6となることから、ワイヤグリッド偏光分離素子4としての本来の偏光分離性能を発揮できる。従って高性能の偏光ビームスプリッタを実現できる。
図1で説明したように、ガラスプリズム2、3の間にエアギャップ6を形成した状態でワイヤグリッド偏光分離素子4を配置するための構造例を図3,図4で説明する。
図3は固定プレート7を用いる例である。
図のように、ガラスプリズム2、3の上面及び下面を固定プレート7、7で接着固定される。このように固定プレート7、7でガラスプリズム2、3を固定することで、上記のようにエアギャップ6を形成した偏光ビームスプリッタ1を実現できる。固定プレート7のサイズや形状は限定されず、ガラスプリズム2,3の上面及び下面を固定できるものであればよい。
図4はスペーサ8を用いる例である。
図のように、ガラスプリズム2の対向面2c上に接着されたワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aの端部と、ガラスプリズム3の対向面3cの端部とを、スペーサ8、8を介在させる状態で接着固定する。もちろんスペーサ8を接着する端部とは、金属格子構造面4a上で光が入射しない部位とする。
スペーサ8は対向面3cに対して、その面の4辺上で囲むように形成しても良いし、少なくとも2辺に設けられても良い。
例えば以上の図3又は図4のように構成することで、本例のビームスプリッタ1を実現できる。
なお、図4のようにスペーサ8を用いた上で、さらにガラスプリズム2,3の上面及び下面を固定プレート7で固定するという構造であってもよい。
図5は、偏光ビームスプリッタ1の他の構成例を示している。
上記図1〜図4で説明した偏光ビームスプリッタ1は、ワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aへの入射角度が45度となる構造例で説明していたが、図5に示すように入射角度が45度から外れる構造も考えられる。
図5(a)は、入射角θが45度より大きくなる構造例、図5(b)は入射角θが45度より小さくなる構造例をそれぞれ示している。
即ちガラスプリズム2,3としての三角柱の断面形状は任意であり、必要な光路や入射角を形成するために所要の形状とされればよい。
なお、ワイヤグリッド偏光分離素子4は、入射角度に対してP/S分光分離特性が殆ど変化しないという特性を有するため、偏光ビームスプリッタ1に要求される入射光路、出射光路に応じてガラスプリズム2,3の形状を決めても、分離特性が悪化することはない。
図6は、ワイヤグリッド偏光分離素子4を2つ設けた構成例である。
即ち図6(a)に示すように、ガラスプリズム2の対向面2cにワイヤグリッド偏光分離素子4が接着されるとともに、ガラスプリズム3の対向面3cにもワイヤグリッド偏光分離素子4が接着される。そして、相対するワイヤグリッド偏光分離素子4、4の間(金属格子構造面4a,4a間)は、エアギャップ6が形成される。
このとき、各ワイヤグリッド偏光分離素子4、4の金属格子4cの溝方向は同じとする。
なお、この図6(a)のような配置の偏光ビームスプリッタ1も、図3のように固定プレート7を利用したり、図4のようにスペーサ8を利用することで実現できる。
この図6(a)のようにワイヤグリッド偏光分離素子4を2つ配することで、偏光分離特性をさらに向上させることができる。即ち図6(b)に示すように、例えば入射面2aから入射された光は、まずガラスプリズム2に接着されたワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aでS偏光が反射され、P偏光が透過されるが、僅かなS偏光成分は透過してしまう。その透過したS偏光成分も、次にガラスプリズム3側に接着されたワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aに入射するため、破線で示すように反射される。
つまり2つのワイヤグリッド偏光分離素子4、4で偏光選択を2回行うことにより、偏光分離特性を向上させることができる。
以上、偏光ビームスプリッタ1の各種構成例を述べたが、実際の構成例はさらに多様に考えられる。
偏光ビームスプリッタ1に用いるワイヤグリッド偏光分離素子4は,金属格子4cの周期を120nm以下,金属格子4cの高さを180nm程度とすることが望ましい。
また、ガラスプリズム2,3は、必ずしも三角柱プリズムである必要はない。もちろん、三角柱であっても面取りがなされることで、正確に三角柱でなくなる場合もあるし、或いは4角柱以上の多角柱形状とされる場合も考えられる。あくまでも、偏光ビームスプリッタ1に求められる偏光光路形成に求められる形状とされればよい。
またガラスプリズム2,3は、部材ガラスの光弾性係数が0.5×10-8[cm2/N]以下であると、ガラスの複屈折の影響を受けない。
またガラスプリズム2,3の入射面/出射面(2a,2b,3a,3b)に界面反射を減少させるためのコーティングを施すことなども考えられる。
<反射型液晶プロジェクタ装置>
続いて、上述してきた偏光ビームスプリッタ1を用いた反射型液晶プロジェクタ装置の光学系の構成例を説明していく。
図7は、反射型液晶パネル13にP偏光が入射する例として光学系の基本構成を示している。偏光ビームスプリッタ1はガラスプリズム2側にワイヤグリッド偏光分離素子4が接着されている構造としている。
光源(放電ランプ)10から出射される光は、反射鏡11により集光され、略平行光の光束とされる。そして照明光学系12を介して偏光ビームスプリッタ1の入射面3aに入射される。そして入射面3aから偏光ビームスプリッタ1のガラスプリズム3に入射した光は、対向面3cからエアギャップ6に達し、その後ワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aで偏光分離されることで、P偏光のみがガラスプリズム2側に入射する。そして、そのP偏光は、出射面2aから出射され、反射型液晶パネル13に集光照明する。
反射型液晶パネル13には映像信号Svが印加される。印加される映像信号Svに従い、反射型液晶パネル13は、内部の液晶に電界を印加する。液晶分子の配列は、印加電界により変化する。この液晶分子の配列により、旋光性のため、入射光は偏光回転して出射される。
このパネル出射光のS偏光は、映像信号Svに応じた光学像とされるが、再度偏光ビームスプリッタ1に入射面2aから入射する。そしてガラスプリズム2を通過してワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aに達し、ここでS偏光のみが反射されて出射面2bから投影レンズ14に向かう。
投影レンズ14は、反射型液晶パネル13で形成された光学像を投影出力する。これにより映像が拡大投影表示される。
次に図8は、反射型液晶パネル13にS偏光が入射する例として光学系の基本構成を示している。上記図7と同様に、偏光ビームスプリッタ1はガラスプリズム2側にワイヤグリッド偏光分離素子4が接着されている構造としている。
光源10から出射される光は、反射鏡11により集光され、略平行光の光束とされ、照明光学系12を介して偏光ビームスプリッタ1の入射面2aに入射される。
そして入射面2aから偏光ビームスプリッタ1のガラスプリズム2に入射した光は、ワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aで偏光分離されることで、P偏光はそのままエアギャップ6を通ってガラスプリズム3側に達し、一方S偏光は反射されて出射面2bから出射され、反射型液晶パネル13に集光照明する。
映像信号Svが印加されている反射型液晶パネル13で偏光回転して出射されたパネル出射光は、再度偏光ビームスプリッタ1に入射面2bから入射する。そしてガラスプリズム2を通過してワイヤグリッド偏光分離素子4の金属格子構造面4aに達し、ここでP偏光のみが透過されて投影レンズ14に向かう。投影レンズ14は、反射型液晶パネル13で形成された光学像を投影出力する。これにより映像が拡大投影表示される。
このように反射型液晶パネル13に、S偏光が入射するようにしてもよい。なお、この場合、偏光ビームスプリッタ1のエアギャップ6のため、投影レンズ14によって拡大投影される際に非点収差が発生するが、エアギャップ6としてのギャップのサイズ(ギャップ幅)をできるだけ小さくすることで、実用上問題とはならない。
次に図9で、偏光ビームスプリッタ1及び液晶パネル13を、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応してそれぞれ3個用いた反射型液晶プロジェクタ装置の光学系の例を説明する。
偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bは、上記図7,図8の偏光ビームスプリッタ1と同様の構成としている。
また、液晶パネル13R、13G、13Bには、それぞれR信号、G信号、B信号としての映像信号が供給されている。
光源10から出射され、反射鏡11で略平行光の光束とされた白色光は、レンズ19を介してまずダイクロイックミラー16に達し、ダイクロイックミラー16によってB光のみが透過され、R光及びG光は反射される。
R光及びG光は、次にダイクロイックミラー17に達し、R光が透過されG光が反射される。
ダイクロイックミラー16,17でRGBの三原色に分解されたそれぞれの光は、各偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bに入射する。
また偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bの金属格子構造面4aに対してのP偏光が入射する位置に、反射型液晶パネル13R、13G、13Bが設置されている。つまり反射型液晶パネル13R、13G、13BにはP偏光が入射する配置状態とされる。
まずダイクロイックミラー17を透過したR光は、偏光ビームスプリッタ1Rにおいて、そのワイヤグリッド偏光分離素子4により偏光分離され、P偏光のみが透過されて反射型液晶パネル13Rに入射される。そして反射型液晶パネル13RはR映像信号の印加によって、入射光を変調出射させるが、そのパネル出射光は偏光ビームスプリッタ1RでS偏光が選択されて色合成プリズム15に入射される。
ダイクロイックミラー17で反射されたG光は、偏光ビームスプリッタ1Gにおいて偏光分離され、P偏光のみが透過されて反射型液晶パネル13Gに入射される。そして反射型液晶パネル13GはG映像信号の印加によって、入射光を変調出射させるが、そのパネル出射光は偏光ビームスプリッタ1GでS偏光が選択されて色合成プリズム15に入射される。
ダイクロイックミラー16を透過したB光は、ミラー18で反射された後、偏光ビームスプリッタ1Bにおいて偏光分離され、P偏光のみが透過されて反射型液晶パネル13Bに入射される。そして反射型液晶パネル13BはB映像信号の印加によって、入射光を変調出射させるが、そのパネル出射光は偏光ビームスプリッタ1BでS偏光が選択されて色合成プリズム15に入射される。
色合成プリズム15においては、入射されたR、G、B各光が合成され、同方向に出射される。そして投影レンズ14によって、カラー映像として拡大投影されることになる。
次に図10も、偏光ビームスプリッタ1及び液晶パネル13を、R(赤)、G(緑)、B(青)の各色に対応してそれぞれ3個用いた反射型液晶プロジェクタ装置の光学系の例であるが、これは液晶パネル13R、13G、13BにはS偏光が入射する構成としている。
光源10、反射鏡11、レンズ19、ダイクロイックミラー16、17、ミラー18による光学系は上記図9と同様である。
ダイクロイックミラー16,17でRGBの三原色に分解されたそれぞれの光は、各偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bに入射するが、この場合、偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bの金属格子構造面4aに対してのS偏光が入射する位置に、反射型液晶パネル13R、13G、13Bが設置されている。
そしてダイクロイックミラー17を透過したR光は、偏光ビームスプリッタ1Rにおいて偏光分離され、S偏光のみが反射されて反射型液晶パネル13Rに入射される。そして反射型液晶パネル13RはR映像信号の印加によって、入射光を変調出射させるが、そのパネル出射光は偏光ビームスプリッタ1RでP偏光が選択されて色合成プリズム15に入射される。
ダイクロイックミラー17で反射されたG光は、偏光ビームスプリッタ1Gにおいて偏光分離され、S偏光のみが反射されて反射型液晶パネル13Gに入射される。そして反射型液晶パネル13GはG映像信号の印加によって、入射光を変調出射させるが、そのパネル出射光は偏光ビームスプリッタ1GでP偏光が選択されて色合成プリズム15に入射される。
ダイクロイックミラー16を透過したB光は、ミラー18で反射された後、偏光ビームスプリッタ1Bにおいて偏光分離され、S偏光のみが反射されて反射型液晶パネル13Bに入射される。そして反射型液晶パネル13BはB映像信号の印加によって、入射光を変調出射させるが、そのパネル出射光は偏光ビームスプリッタ1BでP偏光が選択されて色合成プリズム15に入射される。
色合成プリズム15においては、入射されたR、G、B各光が合成され、同方向に出射される。そして投影レンズ14によって、カラー映像として拡大投影される。
この構成の場合、各偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bにおけるエアギャップ6のため、投影レンズ14によって拡大投影される際に非点収差が発生する。これにより図9の構成の場合に比べて映像品質は劣化するが、エアギャップ6のギャップ幅が小さければさほどの劣化とはならない。
また、この図10の構成では、反射型液晶パネルの配置位置、特に反射型液晶パネル13Rと13Bの配置位置が、投影レンズ14から離せるので、光学系の構成に余裕がある利点を有する。
一般に、投影レンズ14から液晶パネル13までの距離をバックフォーカスといい、このバックフォーカスが短いほど小型の投影レンズを使用できるため小型化やコストダウンに有利である。上記図9の構成の場合においてバックフォーカスを短くするには、反射型液晶パネル13R、13Bを投影レンズ14になるべく近い位置に配置したいが、実際の光学系アライメント上、位置的に困難になる場合がある。これに対して図10のような構成によれば、反射型液晶パネル13R、13Bは投影レンズ14との位置関係でアライメントが困難になることはないものである。
以上、液晶プロジェクタ装置の光学系の構成例を図7〜図10で説明してきたが、上述した構成の偏光ビームスプリッタ1を利用することで、高性能な偏光分離性能が得られ、これにより、高効率で明るく、高品質な画像を投影表示する反射型液晶プロジェクタ光学系を実現できる。
また、ワイヤグリッド偏光分離素子4は波長選択性がないという特徴も備えるため、R光、G光、B光に対応する偏光ビームスプリッタ1R、1G、1Bとしては共通の偏光ビームスプリッタ素子を利用でき、それにより製造効率やコストダウンなどにも都合が良い。
なお、液晶プロジェクタ装置で用いる偏光ビームスプリッタ1、1R、1G、1Bとしては、その光学系の設計に応じて、図1〜図6で説明した各種構成例のものを採用できる。
本発明の実施の形態の偏光ビームスプリッタの基本構造の説明図である。 実施の形態の偏光ビームスプリッタの偏光分離動作の説明図である。 実施の形態の偏光ビームスプリッタの構造の説明図である。 実施の形態の偏光ビームスプリッタの構造の他の例の説明図である。 実施の形態の偏光ビームスプリッタのガラスプリズム形状の他の例の説明図である。 実施の形態の2つのワイヤグリッド偏光分離素子を用いた偏光ビームスプリッタの説明図である。 実施の形態の液晶プロジェクタ装置の光学系例の説明図である。 実施の形態の液晶プロジェクタ装置の光学系例の説明図である。 実施の形態の液晶プロジェクタ装置の光学系例の説明図である。 実施の形態の液晶プロジェクタ装置の光学系例の説明図である。 ワイヤグリッド偏光分離素子の説明図である。 従来の液晶プロジェクタ装置の光学系の説明図である。
符号の説明
1,1R,1G,1B 偏光ビームスプリッタ、2,3 ガラスプリズム、4 ワイヤグリッド偏光分離素子、4a 金属格子構造面、6 エアギャップ、7 固定プレート、8 スペーサ、13,13R,13G,13B 反射型液晶パネル、14 投影レンズ、15 色合成プリズム、16,17 ダイクロイックミラー

Claims (9)

  1. 柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第1のガラスプリズムと、
    柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第2のガラスプリズムと、
    ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成るワイヤグリッド偏光分離素子と、
    を有し、
    上記ワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第1のガラスプリズムの上記対向面に固着され、
    上記第2のガラスプリズムは、その対向面が、空気層を形成する状態で、上記ワイヤグリッド偏光分離素子が固着された上記第1のガラスプリズムの上記対向面に対向するように配置されて成ることを特徴とする偏光ビームスプリッタ。
  2. 上記第1、第2のガラスプリズムは、その柱状体の上面と下面が固定プレートに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置されることを特徴とする請求項1に記載の偏光ビームスプリッタ。
  3. 上記第1、第2のガラスプリズムは、上記対向面の端部もしくは上記対向面に固着された上記ワイヤグリッド偏光分離素子の端部がスペーサに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置されることを特徴とする請求項1に記載の偏光ビームスプリッタ。
  4. ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成る第2のワイヤグリッド偏光分離素子をさらに備え、
    上記第2のワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第2のガラスプリズムの上記対向面に固着されることを特徴とする請求項1に記載の偏光ビームスプリッタ。
  5. 光源と、
    映像信号に応じて光学像を形成する反射型液晶パネルと、
    投影レンズと、
    上記光源から所定の光経路で導かれた光を偏光分離して上記反射型液晶素子に導き、また上記反射型液晶素子で反射された光を偏光分離して上記投影レンズ側に導く偏光ビームスプリッタと、
    を備え、
    上記偏光ビームスプリッタは、
    柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第1のガラスプリズムと、
    柱状体の側面として、光の入射面又は出射面となる第1、第2の端面と、対向面とを有する第2のガラスプリズムと、
    ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成るワイヤグリッド偏光分離素子とを有し、
    上記ワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第1のガラスプリズムの上記対向面に固着され、
    上記第2のガラスプリズムは、その対向面が、空気層を形成する状態で、上記ワイヤグリッド偏光分離素子が固着された上記第1のガラスプリズムの上記対向面に対向するように配置されて成ることを特徴とする液晶プロジェクタ装置。
  6. 上記所定の光経路として、上記光源からの白色光を、R光、G光、B光に分離する分離光学手段を備え、
    上記反射型液晶パネルとして、R、G、B各色の映像信号に応じて光学像を形成する第1,第2,第3の反射型液晶パネルを備え、
    上記偏光ビームスプリッタとして、上記分離光学手段で分離されたR光、G光、B光、及び上記第1,第2,第3の反射型液晶パネルにそれぞれ対応する第1,第2,第3の偏光ビームスプリッタを備え、
    さらに、上記第1,第2,第3の反射型液晶パネルで反射され、上記第1,第2,第3の偏光ビームスプリッタで偏光分離されたR、G、B各色の光を合成して上記投影レンズに導く光合成手段とを備えたことを特徴とする請求項5に記載の液晶プロジェクタ装置。
  7. 上記偏光ビームスプリッタにおける上記第1、第2のガラスプリズムは、その柱状体の上面と下面が固定プレートに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の液晶プロジェクタ装置。
  8. 上記偏光ビームスプリッタにおける上記第1、第2のガラスプリズムは、上記対向面の端部もしくは上記対向面に固着された上記ワイヤグリッド偏光分離素子の端部がスペーサに固着されることで、上記対向面どうしが上記空気層を形成しながら固定配置されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の液晶プロジェクタ装置。
  9. 上記偏光ビームスプリッタは、ガラス基板の一方の面に金属格子が形成されて成る第2のワイヤグリッド偏光分離素子をさらに備え、
    上記第2のワイヤグリッド偏光分離素子は、上記ガラス基板の上記金属格子が形成されていない方の面が、上記第2のガラスプリズムの上記対向面に固着されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の液晶プロジェクタ装置。
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