JP2006259755A - 光選択プリズム及びこれを用いた投写型表示装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】4つの柱状プリズム(直角プリズム)261ないし264の側面によって構成される接合面には、赤色反射膜266Rと青色反射膜266Bとが略X字状に形成されている。赤色反射膜266Rは、2つの反射膜の交差位置において分割されることなく連続して形成されている。一方、青色反射膜266Bは、赤色反射膜266Rと接着剤267で2つに分離されている。赤色反射膜266Rが連続して形成されている面は曲面である。
【選択図】図9
Description
互いの側面で接合された4つの柱状プリズムと、
前記4つの柱状プリズムの側面に沿って略X字状に交差するように形成された2つの光選択膜と、を備え、
前記2つの光選択膜の一方は、前記2つの光選択膜の交差位置において分割されること無く連続して形成されており、
前記光選択膜が連続して形成されている面は曲面である
ことを特徴とする。
照明光を射出する照明光学系と、
前記照明光を、3色の光に分離する色光分離光学系と、
前記3色の光を、与えられた画像信号に基づいてそれぞれ変調する3組の光変調手段と、
前記3組の光変調手段で変調された3色の光を合成するクロスダイクロイックプリズムと、
前記クロスダイクロイックプリズムで合成された光を投写する投写光学系と、を備え、
前記クロスダイクロイックプリズムは、
互いの側面で接合された4つの柱状プリズムと、
前記4つの柱状プリズムの側面に沿って略X字状に交差するように形成された2つのダイクロイック膜と、を備えており、
前記2つのダイクロイック膜の一方は、前記2つのダイクロイック膜の交差位置において分割されること無く連続して形成されており、
前記ダイクロイック膜が連続して形成されている面は曲面である
ことを特徴とする。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、この発明の光選択プリズムの第1の実施例であるクロスダイクロイックプリズムを示す説明図である。このクロスダイクロイックプリズム260は、4つの直角プリズム(柱状プリズム)261,262,263,264を備えている。4つの直角プリズム261ないし264は、互いに高さが等しい直角二等辺三角柱の形状を有している。クロスダイクロイックプリズム260は、直角プリズムの互いに直角をなす側面(以下、「直角面」あるいは「接合面」という)で互いに接着剤267で接合されて構成される四角柱(直方体または立方体)である。
次に、図2〜図8を参照して、図1に示したクロスダイクロイックプリズムの第1の製造方法を説明する。図2は、プリズム柱からクロスダイクロイックプリズムを切り出す工程を示す説明図である。クロスダイクロイックプリズム260の製造工程では、まず、図2に示すような長手方向に長いプリズム柱320を作成し、このプリズム柱320から所望の長さのプリズムを切り出すことにより製造される。
図9は、光選択プリズムの第2の実施例であるクロスダイクロイックプリズムを示す説明図である。このクロスダイクロイックプリズム260Aは、4つの柱状プリズム261A,262A,263A,264Aを備えている。4つの柱状プリズム261Aないし264Aは、互いに高さが等しい略三角柱の形状を有している。クロスダイクロイックプリズム260Aは、各柱状プリズムの1つの角をなす2つの側面で互いに接着剤267で接合されて構成される四角柱である。
図10は、クロスダイクロイックプリズムの第2の製造方法のうち、4つの柱状プリズムを準備する工程を示す説明図である。図10(A)に示すように、白板ガラス等の光学用の板ガラス400を準備する。この板ガラス400は、板ガラス内での屈折率が一様となるように管理されているものが利用される。板ガラス400の上、下面402,404を研磨して平坦化し、図10(B)に示すように、上面402に青色反射膜266B(斜線部)を形成する。そして、図10(B)の一点鎖線に沿って板ガラス400を4分割することにより、図10(C)に示すように、4つの柱状プリズム425,426O,427,428Oを切り出す。これらの4つの柱状プリズム425,426O,427,428Oのうち、柱状プリズム425,427が直角プリズムの場合には、図2に示した長い直角プリズム325,327に相当する。柱状プリズム426O,428Oを、図10(C)の一点鎖線に沿って切断することにより、図10(D)に示すように柱状プリズム426,428が作製される。これらの柱状プリズム426,428が直角プリズムの場合には、図2に示した短い直角プリズム326,328に相当する。ここで、4つの柱状プリズム425,426,427,428によって2組のプリズム対を構成する際に互いに接合される側面325a,326a,327a,328aは、板ガラス400の研磨された上面402あるいは下面404である。
図11は、この発明の実施例のクロスダイクロイックプリズム260を用いた投写型表示装置の要部を示す概略平面図である。この投写型表示装置は、照明光学系100と、ダイクロイックミラー210,212と、反射ミラー220,222,224と、入射側レンズ230と、リレーレンズ232と、3枚のフィールドレンズ240,242,244と、3枚の液晶ライトバルブ(液晶パネル)250,252,254と、クロスダイクロイックプリズム260と、投写レンズ系270とを備えている。
48...クロスダイクロイックプリズム
48B...青色反射膜
48R...赤色反射膜
50...投写レンズ
52...投写スクリーン
100...照明光学系
110...光源
112...光源ランプ
114...凹面鏡
120...第1のレンズアレイ
122...小レンズ
130...第2のレンズアレイ
132...小レンズ
140...偏光変換素子
150...反射ミラー
160...重畳レンズ
210...第1のダイクロイックミラー
212...第2のダイクロイックミラー
220,222,224...反射ミラー
230...入射側レンズ
232...リレーレンズ
240,242,244...フィールドレンズ
250,252,254...液晶ライトバルブ
260...クロスダイクロイックプリズム
261,262,263,264...直角プリズム(柱状プリズム)
266B...青色反射膜
266R...赤色反射膜
260A...クロスダイクロイックプリズム
261A,262A,263A,264A...柱状プリズム
270...投写レンズ
300...投写スクリーン
320...プリズム柱
321...第1のプリズム対
321a,321b...直角面
321c...接合面
321d,321e...露出部
322...第2のプリズム対
322d,322e...露出部
325,327...長い直角プリズム
326,328...短い直角プリズム
325a...直角面
325b...直角面
326a...直角面
326b...直角面
400...板ガラス
402...上面
404...下面
425,426,427,428...柱状プリズム
426O,428O...柱状プリズム
500...第1の組立治具
502...基盤
502a,502b...基準面部
502c...溝部
504...段差設定部材
520...第2の組立治具
522...基盤
522a...基準面部
522a(U)...基準面部522aの上面
522c...穴部
Claims (2)
- 略X字状に交差する2種類の光選択膜を有する光選択プリズムであって、
互いの側面で接合された4つの柱状プリズムと、
前記4つの柱状プリズムの側面に沿って略X字状に交差するように形成された2つの光選択膜と、を備え、
前記2つの光選択膜の一方は、前記2つの光選択膜の交差位置において分割されること無く連続して形成されており、
前記光選択膜が連続して形成されている面は曲面である
ことを特徴とする光選択プリズム。 - 画像を投写して表示する投写型表示装置であって、
照明光を射出する照明光学系と、
前記照明光を、3色の光に分離する色光分離光学系と、
前記3色の光を、与えられた画像信号に基づいてそれぞれ変調する3組の光変調手段と、
前記3組の光変調手段で変調された3色の光を合成するクロスダイクロイックプリズムと、
前記クロスダイクロイックプリズムで合成された光を投写する投写光学系と、を備え、
前記クロスダイクロイックプリズムは、
互いの側面で接合された4つの柱状プリズムと、
前記4つの柱状プリズムの側面に沿って略X字状に交差するように形成された2つのダイクロイック膜と、を備えており、
前記2つのダイクロイック膜の一方は、前記2つのダイクロイック膜の交差位置において分割されること無く連続して形成されており、
前記ダイクロイック膜が連続して形成されている面は曲面である
ことを特徴とする投写型表示装置。
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007008066A Division JP2007133424A (ja) | 1998-04-08 | 2007-01-17 | 光選択プリズム及びこれを用いた投写型表示装置 |
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KR100808104B1 (ko) | 2006-12-21 | 2008-02-28 | 한국기초과학지원연구원 | 프리즘 가공 장치 |
CN114019684A (zh) * | 2018-06-29 | 2022-02-08 | 精工爱普生株式会社 | 头部佩戴型显示装置 |
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- 2006-04-13 JP JP2006110386A patent/JP4329777B2/ja not_active Expired - Fee Related
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