JP2005128125A - カメラおよびキャップ部材 - Google Patents

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JP2005128125A JP2003361566A JP2003361566A JP2005128125A JP 2005128125 A JP2005128125 A JP 2005128125A JP 2003361566 A JP2003361566 A JP 2003361566A JP 2003361566 A JP2003361566 A JP 2003361566A JP 2005128125 A JP2005128125 A JP 2005128125A
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Kosuke Hagiwara
康介 萩原
Satoshi Ejima
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Abstract

【課題】 キャップ部材をカメラに装着した状態であっても撮影動作に移行できるカメラを提供する。
【解決手段】 レンズバリア220は、図2(a)に示すように、係合部材210に対して閉じた位置となる場合、突条228が突条216に係止される。突条228が突条216を乗り越える際の抵抗力は、カメラ100の操作者が指でレンズバリア220を係合部材210に対して開閉できる程度に設定されている。さらに、この抵抗力は、カメラボディ110に係合されたレンズキャップ200のレンズバリア220を繰り出してくる鏡筒120で押圧して開くことができるように設定されている。図2(b)に示すように、レンズバリア220が係合部材210に対して開いた位置となった場合、レンズバリア220は、係合部材210に対して、軸212を中心に自由に回動可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、鏡筒が沈胴状態から繰り出されるカメラと、このカメラとともに用いるレンズキャップに関する。
従来からカメラのレンズを保護するためにレンズキャップが用いられてきた。カメラに装着されたレンズキャップは、撮影時にはカメラから外さなくてはならない。また、沈胴式レンズを搭載したカメラでは、レンズキャップを装着したまま電源スイッチを入れると、繰り出してきた鏡筒がレンズキャップに干渉して正しく動作しない場合があった。
この問題を解決して、レンズキャップを装着したままであっても撮影ができる、沈胴式レンズを搭載したカメラが知られている(特許文献1,2参照)。
特開2001−21949号公報 特開2001−21950号公報
しかし、これらのカメラに用いられるレンズキャップは、カメラから外すことができないため、撮影時に邪魔になることがあった。
(1) 請求項1の発明によるカメラは、カメラボディに対してレンズとともに光軸方向に移動可能な鏡筒部材と、カメラボディに係合する係合部材、および、係合部材がカメラボディに係合されているときに係合部材に係止されて鏡筒部材の先端部分を閉じる閉止状態と係合部材との係止状態が解除されて鏡筒部材の先端部分を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉するレンズバリアを有し、カメラボディに着脱可能に取り付けられるキャップ部材とを備えることを特徴とする。
(2) 請求項2の発明は、請求項1に記載のカメラにおいて、キャップ部材は、係合部材によってカメラボディに係合された状態で鏡筒部材が繰り出すと、係合部材のカメラボディへの係合を解除することなくレンズバリアが開放状態となることを特徴とする。
(3) 請求項3の発明によるキャップ部材は、請求項1または請求項2に記載のキャップ部材であることを特徴とする。
(4) 請求項4の発明は、請求項3に記載のキャップ部材において、係合部材は、レンズの光軸を中心に半径方向に付勢される付勢力によってカメラボディに係合し、レンズバリアは、レンズの光軸を中心とする円の接線方向と平行な開閉軸を中心に係合部材に対して開閉可能であり、係合部材のカメラボディへの係合を解除することなく係合部材との係止状態が解除されることを特徴とする。
(5) 請求項5の発明は、請求項4に記載のキャップ部材において、係合部材は、レンズの光軸を中心とする略円弧形状の弾性部材であり、円弧の先端部分がレンズの光軸中心方向に可撓であり、先端部分には、先端部分の可撓方向に延在する突条が設けられ、レンズバリアは、突条によって係止される係止部を有し、係合部材の前記カメラへの係合状態に影響されることなく係止部が前記突条に係止されて閉止状態が維持されることを特徴とする。
(6) 請求項6の発明は、請求項3〜5のいずれかの項に記載のキャップ部材において、係合部材がカメラボディに係合されているときに係合部材に係止されて鏡筒部材の先端部分を閉じる閉止状態と係合部材との係止状態が解除されて鏡筒部材の先端部分を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉し、レンズバリアとは独立した開閉軸が設けられた少なくとも1枚の円盤状の光学部材をさらに有することを特徴とする。
(7) 請求項7の発明によるカメラは、カメラボディに対してレンズとともに光軸方向に移動可能な鏡筒部材と、カメラボディに係合する係合部材、および、係合部材がカメラボディに係合されているときに係合部材に係止されて鏡筒部材の入射光路を閉じる閉止状態と係合部材との係止状態が解除されて鏡筒部材の入射光路を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉する、少なくとも1枚の円盤状の光学部材、および、光学部材に係止されて光学部材の入射光側を閉じる閉止状態と光学部材との係止状態が解除されて光学部材の入射光側を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉し、光学部材とは独立した開閉軸が設けられたレンズバリアを有し、カメラボディに着脱可能に取り付けられるキャップ部材とを備えることを特徴とする。
(8) 請求項8の発明によるカメラは、カメラボディに対してレンズとともに光軸方向に移動可能な鏡筒部材と、請求項6または請求項7に記載のキャップ部材と、係合部材によってレンズの光軸を中心とする少なくとも第1および第2の取り付け角度でカメラボディに係合されるキャップ部材が第1の取り付け角度でカメラボディに係合された場合には、レンズバリアのみを開放状態とし、第2の取り付け角度でカメラボディに係合された場合には、レンズバリアおよび光学部材を開放状態とするように鏡筒部材の繰り出しに応じて閉止状態であるレンズバリアまたは光学部材に当接する当接部材とを備えることを特徴とする。
(1) 請求項1の発明によるカメラのキャップ部材は、係合部材がカメラボディに係合された状態で、レンズバリアが鏡筒の先端部分を閉じる閉止状態および鏡筒の先端部分を開く開放状態の2姿勢を取り得るよう構成した。これにより、キャップ部材をカメラに装着した状態であっても撮影動作に移行できるので、レンズの保護と、速やかな撮影との両立ができる。
(2) 請求項7の発明によるカメラのキャップ部材は、係合部材がカメラボディに係合された状態で、鏡筒の入射光路を閉じる閉止状態および鏡筒の入射光路を開く開放状態の2姿勢を取り得る光学部材とレンズバリアとを設けるようにした。これにより、光学フィルタを別途持ち歩く必要がなくなるとともに、光学フィルタを用いた撮影と、光学フィルタを用いない撮影とを容易に選択でき、利便性が高い。
(3) 請求項8の発明によるカメラは、キャップ部材が第1の取り付け角度でカメラボディに係合された場合には、鏡筒部材の繰り出しに応じてレンズバリアのみを開放状態とし、第2の取り付け角度でカメラボディに係合された場合には、鏡筒部材の繰り出しに応じてレンズバリアおよび光学部材を開放状態とするように構成した。これにより、キャップ部材の取り付け角度を変更するだけで、光学フィルタを用いた撮影と、光学フィルタを用いない撮影とを容易に選択できる。
―――第1の実施の形態―――
図1〜4を参照して本発明によるカメラおよびキャップ部材の第1の実施の形態を説明する。第1の実施の形態のカメラ100は沈胴式レンズを搭載したカメラであり、カメラボディ110に対して沈胴状態からレンズの光軸方向(以下、単に光軸方向と呼ぶ)に繰り出される鏡筒120を備えている。カメラボディ110には、鏡筒120の外周を囲むように円筒部111が設けられている。円筒部111の前方は開口部112であり、開口部112の内周面には、ねじ部113が設けられている。ねじ部113には、各種コンバータレンズなどのアクセサリー類を取り付けるためのコンバータリングが螺合可能であるとともに、後述するレンズキャップ200が係合可能である。
鏡筒120の前方端部121であって最も上部の部分には、前方端部121よりさらに前方に突出した突起122が設けられている。不図示の電源スイッチがONにされると、鏡筒120は光軸方向に繰り出して、前方端部121および突起122がカメラボディ110の開口部112の端面よりも前方へ突出する。
図2(a),(b)に示すように、キャップ部材としてのレンズキャップ200は、係合部材210と、係合部材210に対して回動可能に軸支されたレンズバリア220とを備えている。係合部材210は、丈の短い薄肉円筒の一部を切り欠いたような略円弧形状の円弧部材211を有する。係合部材210の円弧中央に相当する部分には、レンズバリア220を回動可能に軸支するための軸212が円弧の接線に相当する方向と平行に設けられている。言い換えると、軸212は、レンズキャップ200をカメラ100に装着した際の光軸を中心とする円の接線方向と平行である。円弧部材211の円弧端部付近に相当する部分であって、円弧の外側に相当する面には、係合部213がそれぞれ設けられている。係合部213には、円筒部111の内周面に設けられたねじ部113と係合可能な突部213aが形成されている。
それぞれの係合部213に隣接して、把持部214が設けられている。すなわち、把持部214は、係合部213から円弧の中心軸方向に延在する帯状部材であり、円弧の内径が係合部213と等しく、円弧の外径が係合部213よりも大きい。円弧端部に相当する把持部214の端面215には、図3(a),(b)に示すように、円弧の略半径方向に延在する突条216が設けられている。
係合部材210は、可撓性を有する樹脂で構成されている。そのため、把持部214が円弧の略中心方向に押圧されると、円弧部材211は押圧された方向に撓み、押圧が解除されると、円弧部材211は弾性力で元の形状に復元する。すなわち、円弧部材211は、略円弧形状の弾性部材である。この円弧部材211の弾性力を利用して、係合部213とカメラボディ110の円筒部111の内周面とを係合させることで、係合部材210は、円筒部111の開口部112に係合される。すなわち、係合部材210は、レンズの光軸を中心に半径方向に付勢される付勢力によってカメラボディ110に係合する。
レンズバリア220は、略円盤形状の部材である円盤221の円周上に帯状部材222,223が立設した部材であり、係合部材210と同様に可撓性を有する樹脂で構成されている。係合部材210の把持部214との干渉を防止するため、円盤221には、円周上の2箇所でその一部が切り欠かれた切り欠き部225が設けられている。円盤221の円周上に立設された2つの帯状部材223の間には、係合部材210の軸212を回動可能に支持する支持部226が設けられている。
帯状部材222は、円盤221の面内で支持部226と対称の位置に設けられている。図3(a),(b)を参照すると、帯状部材222の両端部分には、円盤221の略中央に向けて折り曲げられた形状の端部227がそれぞれ設けられている。さらに、切り欠き部225を臨む端部227の端面には、円盤221の略半径方向に延在する突条228がそれぞれ設けられている。
レンズバリア220の支持部226に係合部材210の軸212が支持されるように、レンズバリア220と係合部材210とを組み立てると、レンズバリア220と係合部材210とは、支持部226および軸212によって回動可能に結合される。すなわち、レンズバリア220と係合部材210とは、軸212を中心に開閉可能である。なお、支持部226と軸212とは、容易に分離されないよう、それぞれの寸法および強度が設定されている。
―――レンズバリア220の開閉―――
レンズバリア220は、図2(a)に示すように、係合部材210に対して閉じた位置となる場合、図3(a)に示すように、レンズバリア220の突条228が係合部材210の突条216に係止される。このため、レンズバリア220が係合部材210に対して開いた位置となるためには、レンズバリア220の突条228が係合部材210の突条216を乗り越えて行かなくてはならない。すなわち、レンズバリア220は、係合部材210に対して、図2(a)に示した開き方向への回動が制限される。
レンズバリア220が係合部材210に対して閉じた位置(図2(a))では、以下の理由から、図2(a)に示した閉じ方向への回動も制限される。図示はしないが、レンズバリア220が係合部材210に対して閉じた位置では、軸212がレンズバリア220の突条228よりも前方に位置している。そのため、軸212を中心に回動する突条228の移動軌跡は、把持部214の端面215と干渉する。したがって、レンズバリア220をさらに閉じ方向へ回動させるようとしても、突条228が把持部214の端面215と干渉するため回動できない。なお、レンズキャップ200をカメラ100に装着した場合、レンズバリア220が係合部材210に対して閉じた位置では、帯状部材222の後側の面がカメラボディ110の開口部112に当接する。すなわち、カメラボディ110が存在するため、レンズバリア220は閉じ方向へ回動できない。
レンズバリア220の突条228が係合部材210の突条216を乗り越える際の抵抗力は、カメラ100の操作者が指でレンズバリア220を係合部材210に対して開閉できる程度に設定されている。さらに、この抵抗力は、後述するように、カメラボディ110に係合されたレンズキャップ200のレンズバリア220を繰り出してくる鏡筒120で押圧して開くことができるように設定されている。
図2(a)に示した位置から、図2(b)に示すように、レンズバリア220が係合部材210に対して開いた位置となった場合、上述のように、レンズバリア220は、係合部材210に対して、軸212を中心に自由に回動可能である。
―――レンズキャップ200の装着―――
上述のように、レンズキャップ200は、係合部材210の2つの把持部214が円弧の略中心方向に押圧されると円弧部材211がそれぞれ撓むので、係合部213をカメラボディ110の円筒部111の内周面に挿入できる。係合部213が円筒部111の内周面に挿入された後、把持部214の押圧が解除されると、円弧部材211の弾性力により、係合部213がカメラボディ110の円筒部111の内周面に押圧される。このとき、円筒部111の内周面に設けられたねじ部113と係合部213に設けられたねじ山とが噛み合って、螺合された状態となる。これにより、係合部213とカメラボディ110の円筒部111の内周面とが係合される。
光軸を中心とする、カメラボディ110の円筒部111に対するレンズキャップ200の取り付け角度は、どのような角度であっても取り付け可能である。しかし、後述するように、繰り出してくる鏡筒120によってレンズバリア220を押圧するため、軸212が鏡筒120の突起122から最も遠い位置となるようにレンズキャップ200を取り付けることが好ましい。繰り出してくる鏡筒120がレンズバリア220を押圧する力を最も有効に利用して、軸212を中心としてレンズバリア220を回動できるからである。
レンズキャップ200をカメラ100に装着する際、上述のように把持部214が円弧の略中心方向に押圧される。このように、把持部214が円弧の略中心方向に押圧された際の係合部材210に設けられた把持部214の端面215と、レンズバリア220に設けられた帯状部材222の端部227との位置関係を、図3(b)に示す。円弧の先端部分に相当する把持部214の端面215が可撓する方向に突条216,228が延在しているので、把持部214が円弧の略中心方向に押圧されても、突条216,228同士の係止状態は解除されない。これにより、把持部214が円弧の略中心方向に押圧されても、レンズバリア220の開き方向への回動は制限される。
また、端部227の突条228は把持部214の端面215と干渉するため、上述のように、レンズバリア220の閉じ方向への回動も制限される。したがって、レンズバリア220が係合部材210に対して閉じた位置(図2(a))では、把持部214が円弧の略中心方向に押圧されても、レンズバリア220は、係合部材210に対する回動が制限されたままである。
レンズキャップ200をカメラ100から取り外すときは、2つの把持部214を円弧の略中心方向、すなわち光軸を中心とする半径方向に押圧すればよい。係合部213とカメラボディ110の円筒部111の内周面との係合が解除され、レンズキャップ200をカメラ100から取り外せる。
―――鏡筒120の繰り出しによるレンズバリア220の開き動作―――
本実施の形態のレンズキャップ200は、沈胴状態のカメラ100に装着した状態から、鏡筒120を繰り出すことで、レンズバリア220を開くことができる。以下、図4を参照して詳述する。図4(a)〜(d)は、カメラ100およびレンズキャップ200について、レンズの光軸を含む断面を横方向から見た場合の断面図である。図4(a)に示した状態は、カメラ100の不図示の電源スイッチがOFFの状態であり、鏡筒120が沈胴した状態である。この状態では、鏡筒120とレンズキャップ200とが離れている。レンズキャップ200のレンズバリア220は、突条216,228により係止されて、鏡筒120の先端部分を閉じる閉止状態、すなわち、鏡筒120の入射光路を閉じる閉止状態となっている。
電源スイッチがONにされると、鏡筒120は光軸方向に繰り出していく。図4(b)に示した状態は、鏡筒120が前方へ繰り出して、突起122がレンズバリア220の円盤221に当接した状態である。この状態では、上述の突起122と円盤221とが当接する。
図4(b)に示した状態から、鏡筒120がさらに繰り出していくと、突起122がレンズバリア220の円盤221を前方に押圧する。この押圧力によって、レンズバリア220の突条228が係合部材210の突条216を乗り越えて、突条216,228同士の係止状態が解除される。これにより、鏡筒120の先端部分を開く開放状態、すなわち、鏡筒120の入射光路を開く開放状態となる。図4(c)に示すように、レンズバリア220が開放状態となると、レンズバリア220は重力によって回動して、図4(d)に示すように、鉛直下方に回動した姿勢となる。なお、図4(d)では、鏡筒120の前方端部121および突起122は、カメラボディ110の開口部112の端面よりも前方へ突出する。この状態で撮影可能となる。
上述のように、本実施の形態のレンズキャップ200は、係合部材210のカメラボディ110への係合を解除することなく、係合部材210とレンズバリア220との係止状態が解除されて、鏡筒120の先端部分を開くことができる。
レンズバリア220を再び閉じるには、鏡筒120を沈胴状態とした後、手動によりレンズバリア220を閉じる方向に回動させればよい。
上述した第1の実施の形態のカメラおよびキャップ部材では、次の作用効果を奏する。
(1) 係合部材210がカメラボディ110に係合された状態で、レンズバリア220が鏡筒120の先端部分を閉じる閉止状態および鏡筒120の先端部分を開く開放状態の2姿勢を取り得るよう構成した。これにより、レンズキャップ200をカメラ100に装着した状態であっても撮影動作に移行できるので、レンズの保護と、速やかな撮影との両立ができる。
(2) レンズバリア220が鏡筒120の先端部分を閉じる閉止状態であっても、鏡筒120が繰り出すことで、鏡筒120の先端部分を開く開放状態となるよう構成した。これにより、撮影者は、レンズキャップ200の装着の有無を気にすることなく撮影に集中できるため、シャッターチャンスを逃さずに済み、利便性が高い。また、レンズキャップ200をカメラ100に装着しておけば、レンズキャップ200の紛失を防止できる。
(3) 把持部214を光軸を中心とする半径方向に押圧することでレンズキャップ200をカメラ100に着脱可能なように構成した。したがって、レンズキャップ200を従来のレンズキャップと同様にカメラ100から取り外すことができる。これにより、従来のレンズキャップと同様に扱うことができるとともに、どのような撮影姿勢であっても、レンズキャップ200が撮影者の邪魔になることはない。
(4) 係合部材210に対してレンズバリア220が回動する回動中心の軸212は、光軸を中心とする円の接線方向と平行である。したがって、レンズバリア220は、鏡筒120が繰り出すことで容易に鏡筒120の先端部分を開放する。簡便な構造であるので、設計、製造が容易であり、コストも安価である。
(5) 鏡筒120の前方端部121であって最も上部の部分に突起122を設けている。軸212が突起122から最も遠い位置となるようにレンズキャップ200を取り付けることで、繰り出してくる鏡筒120がレンズバリア220を押圧する力を最も有効に利用して、軸212を中心としてレンズバリア220を回動できる。これにより、確実にレンズバリア220を撮影可能な姿勢に移動できる。
(6) レンズバリア220で鏡筒120の先端で開閉する際には、レンズバリア220の突条228が係合部材210の突条216を乗り越える。これにより、開閉する際にクリック感が生じるので、撮影者がレンズバリア220を手で開閉した際に、レンズバリア220の開放・閉止を確実に認識できる。
―――第2の実施の形態―――
図5〜9を参照して本発明によるカメラおよびキャップ部材の第2の実施の形態を説明する。以下の説明では、第1の実施の形態と同じ構成要素には同じ符号を付して相違点を主に説明する。第2の実施の形態のレンズキャップ300は、第1の実施の形態のレンズキャップ200のレンズバリア220に対して回動可能である別のレンズバリアを前方にさらに設けたような構造となっている。そして、第1の実施の形態のレンズキャップ200のレンズバリア220に相当する部材には、光学フィルタが設けられている。
すなわち、キャップ部材としてのレンズキャップ300は、図5(a),(b)に示すように、係合部材210と、係合部材210に対して回動可能に軸支されたフィルタ板240と、フィルタ板240に対して回動可能に軸支されたレンズバリア250とを備えている。係合部材210の係合部213には、カメラボディ100の円筒部111の内周面に対して、光軸を中心とする任意の角度位置で取り付け可能な係合突部213bが形成されている。
フィルタ板240は、上述のように、第1の実施の形態のレンズキャップ200のレンズバリア220に相当する部材であり、以下の点で第1の実施の形態のレンズキャップ200のレンズバリア220と異なる。そして、それ以外の部分は、第1の実施の形態のレンズキャップ200のレンズバリア220と同一である。
フィルタ板240の円盤221には、光学フィルタ230を保持するためのフィルタ保持部229が設けられている。フィルタ保持部229は、円盤221に開けられた開口であり、その周縁には、図示しないフィルタの保持構造が設けられている。そして、この保持構造によって光学フィルタ230がフィルタ保持部229に嵌挿されて保持される。
支持部226の近傍の円盤221には、開口部231が設けられている。開口部231は、後述するレンズバリア250の突起254と挿脱可能に係合して、フィルタ板240に対するレンズバリア250の開閉を規制する。開口部231の寸法および円盤221における位置は、開口部231が真上となる角度位置でレンズキャップ300をカメラ100に装着した際に、繰り出してくる鏡筒120に設けられた突起122が開口部231の内周面に接触せずに、開口部231を貫通するように設定されている。
円盤221の中心に対して支持部226とは略対称の位置には、帯状部材222を左右2つに分割する切り欠き233が設けられている。切り欠き233からやや円盤221の中心側には、開口部232が設けられている。そして、円盤221の切り欠き233と開口部232との間の部分には、軸234が設けられている。軸234は、レンズバリア250を回動可能に軸支するため、円盤221の円弧の接線に相当する方向と平行に設けられている。言い換えると、軸234は、レンズキャップ300をカメラ100に装着した際の光軸を中心とする円の接線方向と平行である。
光学フィルタ230は、カメラ100のレンズに入射する光の特性を補正するフィルタであり、例えば、紫外線領域の光をカットするフィルタである。光学フィルタ230には、レンズの前面に取り付け可能な様々な種類のフィルタが適用可能である。
フィルタ板240は、光学フィルタ230による光学特性の補正の補正とともに、レンズを保護する役割も持つ。
レンズバリア250は、略円盤形状の部材である円盤251に切り欠き252と、支持部253と、突起254とが設けられた部材であり、係合部材210と同様に可撓性を有する樹脂で構成されている。レンズバリア250は、レンズおよび光学フィルタ230を保護する。切り欠き252は、係合部材210の把持部214との干渉を防止するため、円盤251の円周上の2箇所に設けられた切り欠きである。支持部253は、円盤251の円周近傍に設けられて、フィルタ板240の軸234を回動可能に支持する。
レンズバリア250の支持部253にフィルタ板240の軸234が支持されるように、レンズバリア250とフィルタ板240とを組み立てると、レンズバリア250とフィルタ板240とは、支持部253および軸234によって回動可能に結合される。すなわち、レンズバリア250とフィルタ板240とは、軸234を中心に開閉可能である。なお、支持部253と軸234とは、容易に分離されないよう、それぞれの寸法および強度が設定されている。
突起254は、円盤251の後側の面内で支持部253とは円盤251の中心を挟んで反対側の位置に設けられている。上述のように、突起254は、フィルタ板240の開口部231と挿脱可能に係合して、フィルタ板240に対するレンズバリア250の開閉を規制する。突起254の寸法位置、および円盤251における位置は、開口部231と挿脱可能に係合できるように、開口部231の寸法および円盤221における位置とともに設定されている。
―――鏡筒120の繰り出しでフィルタ板240とレンズバリア250とを開く―――
本実施の形態のレンズキャップ300は、鏡筒120の繰り出しによって、フィルタ板240およびレンズバリア250の双方、もしくはレンズバリア250のみを開くことができる。以下、図6〜9を参照して詳述する。鏡筒120の繰り出しによって、フィルタ板240およびレンズバリア250の双方を開く場合、図6(a)に示すように、カメラ100に対して、支持部226が真下となる角度位置でレンズキャップ300を取り付ける。
図7(a)〜(d)は、カメラ100およびレンズキャップ300について、レンズの光軸を含む断面を横方向から見た場合の断面図である。図7(a)に示した状態は、カメラ100の不図示の電源スイッチがOFFの状態であり、鏡筒120が沈胴した状態である。この状態では、鏡筒120とレンズキャップ300とが離れている。レンズキャップ300のフィルタ板240は、突条216,228により係止されて、鏡筒120の先端部分を閉じる閉止状態、すなわち、鏡筒120の入射光路を閉じる閉止状態となっている。レンズバリア250は、突起254が開口部231により係止されている。
電源スイッチがONにされると、鏡筒120は光軸方向に繰り出していく。図7(b)に示した状態は、鏡筒120が前方へ繰り出して、突起122がフィルタ板240の円盤221に当接した状態である。この状態では、上述の突起122と円盤221とが当接する。
図7(b)に示した状態から、鏡筒120がさらに繰り出していくと、突起122がフィルタ板240の円盤221を前方に押圧する。この押圧力によって、フィルタ板240の突条228が係合部材210の突条216を乗り越えて、突条216,228同士の係止状態が解除される。すなわち、鏡筒120の先端部分を開く開放状態となる。図7(c)に示すように、フィルタ板240が開放状態となると、フィルタ板240はレンズバリア250とともに重力によって回動して、図6(b)および図7(d)に示すように、鉛直下方に回動した姿勢となる。なお、図7(d)では、鏡筒120の前方端部121および突起122は、カメラボディ110の開口部112の端面よりも前方へ突出する。この状態で撮影可能となる。
上述のように、第2の実施の形態のレンズキャップ300は、係合部材210のカメラボディ110への係合を解除することなく、係合部材210とフィルタ板240のとの係止状態が解除されて、鏡筒120の先端部分を開く、すなわち、鏡筒120の入射光路を開くことができる。
フィルタ板240およびレンズバリア250を再び閉じるには、鏡筒120を沈胴状態とした後、フィルタ板240およびレンズバリア250を閉じる方向に手動で回動させればよい。
―――鏡筒120の繰り出しでレンズバリア250のみを開く―――
鏡筒120の繰り出しによって、レンズバリア250のみを開く場合、図8(a)に示すように、カメラ100に対して、支持部226が真上となる角度位置でレンズキャップ300を取り付ける。すなわち、鏡筒120の繰り出しによって、フィルタ板240およびレンズバリア250の双方を開く場合の角度位置とは、180度回転させた角度位置でレンズキャップ300をカメラ100に取り付ける。
図9(a)〜(d)は、カメラ100およびレンズキャップ300について、レンズの光軸を含む断面を横方向から見た場合の断面図である。図9(a)に示した状態は、カメラ100の不図示の電源スイッチがOFFの状態であり、鏡筒120が沈胴した状態である。この状態では、鏡筒120とレンズキャップ300とが離れている。レンズキャップ300のフィルタ板240は、突条216,228により係止されて、鏡筒120の先端部分を閉じる閉止状態となっている。レンズバリア250は、突起254が開口部231により係止されている。
電源スイッチがONにされると、鏡筒120は光軸方向に繰り出していく。図9(b)に示した状態は、鏡筒120が前方へ繰り出して、突起122がレンズバリア250の突起254に当接した状態である。この状態では、上述の突起122と突起254とが当接する。
図9(b)に示した状態から、鏡筒120がさらに繰り出していくと、突起122がレンズバリア250の突起254を前方に押圧する。この押圧力によって、レンズバリア250の突起254とフィルタ板240の開口部231との係止状態が解除される。しかし、突条216,228同士の係止状態に変化はなく、フィルタ板240は、係合部材210に係合されている。
図8(c)に示すように、レンズバリア250が開放状態となると、レンズバリア250は重力によって回動して、図8(b)および図9(d)に示すように、鉛直下方に回動した姿勢となる。なお、鏡筒120の前方端部121および突起122は、フィルタ板240の開口部231の開口端面よりも前方へ突出するが、鏡筒120の前方端部121はフィルタ板240には接触しない。この状態で撮影可能となる。
上述のように、第2の実施の形態のレンズキャップ300は、係合部材210のカメラボディ110への係合を解除することなく、フィルタ板240を閉じたままで、レンズバリア250のみを開くことができる。
レンズバリア250を再び閉じるには、鏡筒120を沈胴状態とした後、レンズバリア250を閉じる方向に回動させればよい。なお、フィルタ板240およびレンズバリア250は、それぞれ、撮影者が手で開閉可能である。
上述した第2の実施の形態のカメラおよびキャップ部材では、第1の実施の形態の作用効果に加えて、次の作用効果を奏する。
(1) レンズバリア250とは別に、係合部材210がカメラボディ110に係合された状態で鏡筒120の先端部分を開閉するフィルタ板240を設けた。これにより、光学フィルタを別途持ち歩く必要がなくなり、利便性が高い。
(2) 円弧部材211の弾力を利用してカメラボディ110に係合可能なレンズキャップ300にフィルタ板240を設けた。従来の光学フィルタのように、円筒部111の内周面に設けたねじ部113に光学フィルタを螺合させる必要がなく、レンズキャップ300の取り付け角度を変更するだけで、光学フィルタを用いた撮影と、光学フィルタを用いない撮影とを容易に選択できる。
―――変形例―――
(1) 上述の説明では、係合部材210は、可撓性を有する樹脂で構成されているが、本発明はこれに限定されない。円弧部材211に弾力性を付与できれば、金属の薄板など、他の材質でもよい。
(2) 円筒部111の内周面と係合部213とに、レンズキャップ200、300の取り付け角度位置を規制する凹凸を施すようにしてもよい。
(3) 上述の説明では、フィルタ板は1枚であったが、2枚以上設けることもできる。フィルタ板を2枚以上設ける場合、各フィルタ板の回動中心が光軸を中心とする円弧の接線方向に平行となるように、各フィルタ毎に光軸を中心とする角度位置が異なるように設ける。そして、突起122で各フィルタを選択的に押圧できるように、開口部231と同様の開口を各フィルタに設ければよい。
(4) 光学フィルタ230には、様々な特性を持つ光学フィルタを用いることができる。例えば、水中撮影におけるホワイトバランス補正用のフィルタや、偏光フィルタなど、あらゆる光学フィルタが適用できる。なお、水中撮影のためには、カメラ100を防水構造とすればよい。また、水深に応じてホワイトバランスの補正度合いを複数段階設定する場合や、偏光度合いを複数段階設定する場合、特性の異なる複数のフィルタを重ねて用いる場合などには、上述した、複数枚のフィルタ板を用いる構造を用いればよい。
(5) 上述した各実施の形態および変形例は、それぞれ組み合わせてもよい。
上述の実施の形態およびその変形例において、例えば、鏡筒部材は鏡筒120に、キャップ部材はレンズキャップ200およびレンズキャップ300に、光学部材はフィルタ板240に、当接部材は突起122にそれぞれ対応する。さらに、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における機器構成に何ら限定されない。
本発明による第1の実施の形態のカメラ100とレンズキャップ200の斜視図であり、(a)は、レンズバリア220が閉じた状態を示し、(b)は、レンズバリア220が開いて撮影可能な状態を示す。 図1のレンズキャップ200の詳細を示す斜視図であり、(a)は、レンズバリア220と係合部材210とが係止した状態を示し、(b)は、(a)の係止状態が解除された状態を示す。 図2(a)のIII部分の拡大図であり、(a)は、把持部214に力が加わっていない状態を示し、(b)は、把持部214が押圧された状態を示す。 カメラ100およびレンズキャップ200について、レンズの光軸を含む断面を横方向から見た場合の断面図であり、(a)は、電源スイッチがOFFの状態を示し、(b)は、突起122がレンズバリア220の円盤221に当接した状態を示し、(c)は、レンズバリア220の開放状態を示し、(d)は撮影可能な状態を示す。 第2の実施の形態のレンズキャップ300の詳細を示す斜視図であり、(a)は、レンズバリア250とフィルタ板240と係合部材210とがそれぞれ係止した状態を示し、(b)は、(a)のそれぞれの係止状態が解除された状態を示す。 第2の実施の形態のカメラ100とレンズキャップ300の斜視図であり、(a)は、フィルタ板240とレンズバリア250とが閉じた状態を示し、(b)は、フィルタ板240とレンズバリア250とが開いて撮影可能な状態を示す。 カメラ100およびレンズキャップ300について、レンズの光軸を含む断面を横方向から見た場合の断面図であり、(a)は、電源スイッチがOFFの状態を示し、(b)は、突起122がフィルタ板240の円盤221に当接した状態を示し、(c)は、開放状態を示し、(d)は撮影可能な状態を示す。 第2の実施の形態のカメラ100とレンズキャップ300の斜視図であり、(a)は、フィルタ板240とレンズバリア250とが閉じた状態を示し、(b)は、レンズバリア250のみが開いてフィルタを介した撮影が可能な状態を示す。 カメラ100およびレンズキャップ300について、レンズの光軸を含む断面を横方向から見た場合の断面図であり、(a)は、電源スイッチがOFFの状態を示し、(b)は、突起122がレンズバリア250の突起254に当接した状態を示し、(c)は、レンズバリア250の開放状態を示し、(d)は撮影可能な状態を示す。
符号の説明
100 カメラ 110 カメラボディ
120 鏡筒 122 突起
200,300 レンズキャップ 210 係合部材
212,234 軸 213 係合部
220,250 レンズバリア 216,228 突条
226,253 支持部 230 光学フィルタ
231 開口部 240 フィルタ板
254 突起

Claims (8)

  1. カメラボディに対してレンズとともに光軸方向に移動可能な鏡筒部材と、
    前記カメラボディに係合する係合部材、および、前記係合部材が前記カメラボディに係合されているときに前記係合部材に係止されて前記鏡筒部材の先端部分を閉じる閉止状態と前記係合部材との係止状態が解除されて前記鏡筒部材の先端部分を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉するレンズバリアを有し、前記カメラボディに着脱可能に取り付けられるキャップ部材とを備えることを特徴とするカメラ。
  2. 請求項1に記載のカメラにおいて、
    前記キャップ部材は、前記係合部材によって前記カメラボディに係合された状態で前記鏡筒部材が繰り出すと、前記係合部材の前記カメラボディへの係合を解除することなく前記レンズバリアが前記開放状態となることを特徴とするカメラ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のキャップ部材。
  4. 請求項3に記載のキャップ部材において、
    前記係合部材は、前記レンズの光軸を中心に半径方向に付勢される付勢力によって前記カメラボディに係合し、
    前記レンズバリアは、前記レンズの光軸を中心とする円の接線方向と平行な開閉軸を中心に前記係合部材に対して開閉可能であり、前記係合部材の前記カメラボディへの係合を解除することなく前記係合部材との係止状態が解除されることを特徴とするキャップ部材。
  5. 請求項4に記載のキャップ部材において、
    前記係合部材は、前記レンズの光軸を中心とする略円弧形状の弾性部材であり、円弧の先端部分が前記レンズの光軸中心方向に可撓であり、
    前記先端部分には、前記先端部分の可撓方向に延在する突条が設けられ、
    前記レンズバリアは、前記突条によって係止される係止部を有し、前記係合部材の前記カメラへの係合状態に影響されることなく前記係止部が前記突条に係止されて前記閉止状態が維持されることを特徴とするキャップ部材。
  6. 請求項3〜5のいずれかの項に記載のキャップ部材において、
    前記係合部材が前記カメラボディに係合されているときに前記係合部材に係止されて前記鏡筒部材の先端部分を閉じる閉止状態と前記係合部材との係止状態が解除されて前記鏡筒部材の先端部分を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉し、前記レンズバリアとは独立した開閉軸が設けられた少なくとも1枚の円盤状の光学部材をさらに有することを特徴とするキャップ部材。
  7. カメラボディに対してレンズとともに光軸方向に移動可能な鏡筒部材と、
    前記カメラボディに係合する係合部材、および、前記係合部材が前記カメラボディに係合されているときに前記係合部材に係止されて前記鏡筒部材の入射光路を閉じる閉止状態と前記係合部材との係止状態が解除されて前記鏡筒部材の入射光路を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉する、少なくとも1枚の円盤状の光学部材、および、前記光学部材に係止されて前記光学部材の入射光側を閉じる閉止状態と前記光学部材との係止状態が解除されて前記光学部材の入射光側を開く開放状態の少なくとも2姿勢の間で開閉し、前記光学部材とは独立した開閉軸が設けられたレンズバリアを有し、前記カメラボディに着脱可能に取り付けられるキャップ部材とを備えることを特徴とするカメラ。
  8. カメラボディに対してレンズとともに光軸方向に移動可能な鏡筒部材と、
    請求項6または請求項7に記載のキャップ部材と、
    前記係合部材によって前記レンズの光軸を中心とする少なくとも第1および第2の取り付け角度で前記カメラボディに係合される前記キャップ部材が前記第1の取り付け角度で前記カメラボディに係合された場合には、前記レンズバリアのみを前記開放状態とし、前記第2の取り付け角度で前記カメラボディに係合された場合には、前記レンズバリアおよび前記光学部材を前記開放状態とするように前記鏡筒部材の繰り出しに応じて前記閉止状態である前記レンズバリアまたは前記光学部材に当接する当接部材とを備えることを特徴とするカメラ。
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