JP2005126391A - 新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体、そのポリアリーレン、スルホン酸基を有するポリアリーレンおよびその製造方法、ならびに高分子固体電解質およびプロトン伝導膜 - Google Patents
新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体、そのポリアリーレン、スルホン酸基を有するポリアリーレンおよびその製造方法、ならびに高分子固体電解質およびプロトン伝導膜 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体は、下記一般式(1)で表されることを特徴としている;
(式中、Xはフッ素を除くハロゲン原子、−OSO2CH3および−OSO2CF3から選ばれる原子または基を示し、Aは2価の電子吸引性基を示し、Bは2価の電子供与基または直接結合を示し、Raは炭素原子数1〜20の炭化水素基を示す。)で表される置換基を有する芳香族基を示す。Arは−SO3Rb(但し、Rbは炭素原子数1〜20の炭化水素基を示す。)で表される置換基を有し、かつ水素原子の一部がフッ素原子で置換された芳香族基を示す。mは0〜10の整数を示し、nは0〜10の整数を示し、pは1〜4の整数の整数を示す。)。
【選択図】 なし
Description
Polymer Preprints,Japan,Vol.42,No.7,p.2490〜2492(1993) Polymer Preprints,Japan,Vol.43,No.3,p.735〜736(1994) Polymer Preprints,Japan,Vol.42,No.3,p730(1993)
芳香族環同士が直接結合する重合により得られる重合体を示す。
(1)本発明に係る新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体は、下記一般式(1)で表されることを特徴としている。;
有する芳香族基を示す。Arは−SO3Rb(但し、Rbは炭素原子数1〜20の炭化水素
基を示す。)で表される置換基を有し、かつ水素原子の一部がフッ素原子で置換された芳
香族基を示す。mは0〜10の整数を示し、nは0〜10の整数を示し、pは1〜4の整数の整数を示す。)。
(2)本発明に係る芳香族スルホン酸エステル誘導体は、下記一般式(2)で表されること
を特徴とする;
(3)本発明に係るポリアリーレンは、芳香族化合物から導かれる繰り返し構成単位からな
り、少なくとも下記一般式(1')で表される繰り返し構成単位を含むことを特徴としている;
示す。Arは−SO3Rb(但し、Rbは炭素原子数1〜20の炭化水素基を示す。)で表
される置換基を有し、かつ水素原子の一部がフッ素原子で置換された芳香族基を示す。mは0〜10の整数を示し、nは0〜10の整数を示し、pは1〜4の整数を示す。)。
(4)芳香族化合物から導かれる繰り返し構成単位からなり、少なくとも下記一般式(2')で表される繰り返し構成単位を含むことを特徴とするポリアリーレン;
(5)上記一般式(1')で表される繰り返し構成単位(両方含む場合は合計量)0.5〜1
00モル%と、下記一般式(A')で表される繰り返し構成単位0〜99.5モル%とか
らなるポリアリーレン;
(6)前記記載のポリアリーレンを加水分解することを特徴とするスルホン酸基を有するポ
リアリーレンの製造方法。
(7)前記記載の芳香族スルホン酸エステル誘導体を含む芳香族化合物をカップリング重合
し、得られたポリアリーレンを加水分解して、スルホン酸エステル基をスルホン酸基に転換するスルホン酸基を有するポリアリーレンの製造方法。
(6)前記方法で得られたスルホン酸基を有するポリアリーレンからなる高分子固体電解質
。
(7)前記記載の高分子固体電解質を含んでなる燃料電池用プロトン伝導膜。
本発明に係る芳香族スルホン酸エステル誘導体は、下記一般式(1)で表される。
式中、Xはフッ素を除くハロゲン原子(塩素、臭素、ヨウ素)、−OSO2CH3および−OSO2CF3から選ばれる原子または基を示す。
、0.06以上、p位の場合、0.01以上の値となる基をいう。
ル基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、tert−ブチル基、iso−ブチル基、n−ブチル基、sec−ブチル基、ネオペンチル基、シクロペンチル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチル基、アダマンチルメチル基、2−エチルヘキシル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基、テトラヒドロフルフリル基、2−メチルブチル基、3,3−ジメチル−2,4−ジオキソランメチル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基などの直鎖状炭化水素基、分岐状炭化水素基、脂環式炭化水素基、5員の複素環を有する炭化水素基などが挙げられる。これらのうちn−ブチル基、ネオペンチル基、テトラヒドロフルフリル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基が好ましく、さらにはネオペンチル基が好ましい。
には上記Raと同様のものが例示される。これらのうちn−ブチル基、ネオペンチル基、
テトラヒドロフルフリル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基が好ましく、さらにはネオペンチル基が好ましい。
体的には以下のようなタイプ(a)〜(c)の化合物が挙げられる。
タイプ(a)の化合物
タイプ(a)の化合物は、下記一般式(1−a)で表される化合物である。
子に置き換わり、かつ−CO−が−SO2−に置き換わった化合物なども挙げられる。
級炭素であることが、重合工程中の安定性に優れ、脱エステル化によるスルホン酸の生成に起因する重合阻害や架橋を引き起こさない点で好ましく、さらには、これらのエステル基は1級アルコール由来でβ位が4級炭素であることが好ましい。
例えば、2,5−ジクロロ−4'−フルオロベンゾフェノンに、3倍量のクロロスルホン酸を加え、105℃で30時間加熱する。反応後、氷水中に反応液を注ぎ、生成物を有機溶媒で抽出する。有機層を洗浄後、溶媒を留去すると粗生成物が得られ、さらに再結晶で精製すると、5−(2,5−ジクロロベンゾイル)−2−フルオロベンゼンスルホン酸ク
ロリドが得られる。
工程(2)エステル化
例えば、5−(2,5−ジクロロベンゾイル)−2−フルオロベンゼンスルホン酸クロ
リドに対し、等量以上の(通常1〜3倍モル)のアルコール類(たとえばイソブチルアルコール)を、ピリジン溶媒中で反応させる。反応は、室温以下の温度で、2〜10時間程度行う。反応液を有機溶媒で希釈後、塩酸で洗浄、溶媒を留去したあと、再結晶で精製し、5−(2,5−ジクロロベンゾイル)−2−フルオロベンゼンスルホン酸イソブチルを
得る。
タイプ(b)の化合物
タイプ(b)の化合物は、下記一般式(1−b)で表される化合物である。
本発明では−SO3Rbが、置換基(B)が置換していない芳香環に2個置換した構造が最も好ましい。またフッ素原子は、−SO3Rb基と同じ芳香環に置換した構造が好ましい。こ
のような位置にフッ素原子が置換していると、その電子吸引性の効果によりスルホン酸の酸性度をより高めることが可能である。
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘキシルメチル基、アダマンチルメチル基またはビシクロ[2.2.1]ヘプチルメチル基であることが好ましく、さらにはネオペンチル基であることが好ましい。
子に置き換わり、かつ−CO−が−SO2−に置き換わった化合物なども挙げられる。さ
らには、フッ素原子とスルホン酸基の位置が代わったもの、フッ素原子が2個以上の置換
されたものなども挙げられる。
炭素であることが、重合工程中の安定性に優れ、脱エステル化によるスルホン酸の生成に起因する重合阻害や架橋を引き起こさない点で好ましく、さらには、これらのエステル基は1級アルコール由来でβ位が4級炭素であることが好ましい。
タイプ(c)の化合物
タイプ(c)の化合物は、下記一般式(1−c)で表される化合物である。
X、A、B、Ar、Ra、m、nおよびpと同義である。ただし、m+n≧1であり、n
=0の場合には、Arの芳香族基はフェニル基を示す。
子に置き換わり、かつ−CO−が−SO2−に置き換わった化合物なども挙げられる。さ
らには、フッ素原子とスルホン酸基の位置が代わったもの、フッ素原子が2個以上の置換
されたものなども挙げられる。
であることが、重合工程中の安定性に優れ、脱エステル化によるスルホン酸の生成に起因する重合阻害や架橋を引き起こさない点で好ましく、さらには、これらのエステル基は1級アルコール由来でβ位が4級炭素であることが好ましい。
本発明に係るスルホン酸基を有するポリアリーレンは、上記一般式(1)で表される芳香族スルホン酸エステル誘導体から選ばれる少なくとも1種のモノマーを単独で重合する
か、または上記一般式(1)で表される芳香族スルホン酸エステル誘導体から選ばれる少なくとも1種のモノマーと、他の芳香族モノマー、好ましくは下記一般式(A)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種のモノマーとを共重合して得られるポリアリーレンを加水分解したものである。
子を除くハロゲン原子または−OSO2Z(ここで、Zはアルキル基、フッ素置換アルキ
ル基またはアリール基を示す。)で表される基を示す。
アリール基としては、フェニル基、ペンタフルオロフェニル基などが挙げられる。
ロロ安息香酸−4−クロロフェニル、ビス(4−クロロフェニル)スルホキシド、ビス(4−クロロフェニル)スルホン、これらの化合物において塩素原子が臭素原子またはヨウ素原子に置き換わった化合物、さらにこれらの化合物において4位に置換したハロゲン原
子の少なくとも1つ以上が3位に置換した化合物などが挙げられる。
4'−ビス(4−クロロベンゾイル)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロベ
ンゾイルアミノ)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロフェニルスルホニル)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロフェニル)ジフェニルエーテルジカルボキシレート、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロプロピル〕ジフェニルエーテル、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル〕ジフェニルエーテル、4,4'−ビス〔(4−クロ
ロフェニル)テトラフルオロエチル〕ジフェニルエーテル、これらの化合物において塩素原子が臭素原子またはヨウ素原子に置き換わった化合物、さらにこれらの化合物において4位に置換したハロゲン原子が3位に置換した化合物、さらにこれらの化合物においてジフェニルエーテルの4位に置換した基の少なくとも1つが3位に置換した化合物などが挙げられる。
クロロベンゾイル)フェノキシ}フェニル]−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パン、ビス[4−{4−(4−クロロベンゾイル)フェノキシ}フェニル]スルホン、および下記式で表される化合物が挙げられる。
〜2倍当量を使用する。好ましくは、1.2〜1.5倍当量の使用である。この際、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、シクロヘキサン、オクタン、クロロベンゼン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アニソール、フェネトールなどの水と共沸する溶媒を共存させて、電子吸引性基で活性化されたフッ素、塩素等のハロゲン原子で置換された芳香族ジハライド化合物、例えば、4,4'−ジフルオロベンゾフェノン、4,4'−ジクロロベンゾフェノン、4,4'−クロロフルオロベンゾフェノン、ビス(4−クロロフェニル)スルホン、ビス(4−フルオロフェニル)スルホン、4−フルオロフェニル−4'−クロロ
フェニルスルホン、ビス(3−ニトロ−4−クロロフェニル)スルホン、2,6−ジクロ
ロベンゾニトリル、2,6−ジフルオロベンゾニトリル、ヘキサフルオロベンゼン、デカ
フルオロビフェニル、2,5−ジフルオロベンゾフェノン、1,3−ビス(4−クロロベンゾイル)ベンゼンなどを反応させる。反応性から言えば、フッ素化合物が好ましいが、次の芳香族カップリング反応を考慮した場合、末端が塩素原子となるように芳香族求核置換反応を組み立てる必要がある。活性芳香族ジハライドはビスフェノールに対し、2〜4倍モル、好ましくは2.2〜2.8倍モルの使用である。芳香族求核置換反応の前に予め、ビスフェノールのアルカリ金属塩としていてもよい。反応温度は60℃〜300℃で、好ましくは80℃〜250℃の範囲である。反応時間は15分〜100時間、好ましくは1時間〜24時間の範囲である。最も好ましい方法としては、下記式で示される活性芳香族ジハライドとして反応性の異なるハロゲン原子を一個ずつ有するクロロフルオロ体を用いることであり、フッ素原子が優先してフェノキシドと求核置換反応が起きるので、目的の活性化された末端クロロ体を得るのに好都合である。
または特開平2−159号公報に記載のように求核置換反応と親電子置換反応を組み合わせ、目的の電子吸引性基、電子供与性基からなる屈曲性化合物の合成方法がある。
できる。
基とを組み合わせた化合物、具体的には2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホンなどのビスフェノールのアルカリ
金属塩と、過剰の4,4−ジクロロベンゾフェノン、ビス(4−クロロフェニル)スルホンなどの活性芳香族ハロゲン化合物との置換反応をN−メチル−2−ピロリドン、N,N−
ジメチルアセトアミド、スルホランなどの極性溶媒存在下で前記単量体の合成手法に順次重合して得られる。
rと同様の基であり、m、nおよびpは一般式(1)中のm、nおよびpと同様の数である。
例えば下記一般式(A')で表される。
と同様の原子または基であり、pは上記一般式(A)中のpと同様の数である。
有割合は、特に限定されないが、好ましくは0.5〜100モル%、より好ましくは10〜99.999モル%である。また、本発明に係るポリアリーレン中の上記一般式(A'
)で表される繰り返し構成単位の含有割合は、好ましくは0〜99.5モル%、より好ましくは0.001〜90モル%である。
本発明に係るポリアリーレンは、芳香族スルホン酸エステル誘導体を含む芳香族化合物をカップリング重合して得られる。
シクロオクタジエン、1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパンなどが挙げられる
。これらのうち、トリフェニルホスフィン、2,2'−ビピリジンが好ましい。上記配位子成分である化合物は、1種単独で、または2種以上を併用することができる。
ロオクタジエン)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスファイト)ニッケル、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどが挙げられる。これらのうち、塩化ニッケルビス(トリフェニルホスフィン)、塩化ニッケル(2,2'−ビピリジン)が好ましい。
本発明に係るスルホン酸基を有するポリアリーレンは、上記ポリアリーレンを加水分解して、上記一般式(1')で表される繰り返し構成単位中のスルホン酸エステル基(−S
O3Ra、−SO3Rb)をスルホン酸基(−SO3H)に転換することにより得ることがで
きる。
(1)少量の塩酸を含む過剰量の水またはアルコールに、上記ポリアリーレンを投入し、5分間以上撹拌する方法
(2)トリフルオロ酢酸中で上記ポリアリーレンを80〜120℃程度の温度で5〜10時間程度反応させる方法
(3)ポリアリーレン中のスルホン酸エステル基(−SO3Ra、−SO3Rb)1モルに対して1〜3倍モルのリチウムブロマイドを含む溶液、例えばN−メチルピロリドンなどの溶液中で上記ポリアリーレンを80〜150℃程度の温度で3〜10時間程度反応させた後、塩酸を添加する方法
などを挙げることができる。
Rb)の90%以上が、スルホン酸基(−SO3H)に転換していることが好ましい。
本発明に係る高分子固体電解質は、上述したようなスルホン酸基を有するポリアリーレンからなる。
本発明のプロトン伝導膜は、上記スルホン酸基を有するポリアリーレンからなり、スルホン酸基を有するポリアリーレンからプロトン伝導膜を調製する際には、上記スルホン酸基を有するポリアリーレン以外に、硫酸、リン酸などの無機酸、カルボン酸を含む有機酸、適量の水などを併用してもよい。
基体から流れてしまうことがある。一方、100,000mPa・sを超えると、粘度が
高過ぎて、ダイからの押し出しができず、流延法によるフィルム化が困難となることがある。
以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
得られたスルホン酸基を有するポリアリーレンの水洗水が中性になるまで洗浄し、フリーの残存している酸を除いて充分に水洗し、乾燥後、所定量を秤量し、THF/水の混合溶剤に溶解し、フェノールフタレインを指示薬とし、NaOHの標準液を用いて滴定を行い、中和点から、スルホン酸基量を求めた。
交流抵抗は、5mm幅の短冊状にカットしたフィルムの表面に、白金線(φ=0.5mm)を押し当て、恒温恒湿装置中に試料を保持し、白金線間の交流インピーダンス測定から求めた。すなわち、後記の環境下で交流10kHzにおけるインピーダンスを測定した。抵抗測定装置として、(株)NF回路設計ブロック製のケミカルインピーダンス測定システムを用い、恒温恒湿装置には、(株)ヤマト科学製のJW241を使用した。白金線は、5mm間隔に5本押し当てて、線間距離を5〜20mmに変化させ、交流抵抗を測定した。線間距離と抵抗の勾配から、膜の比抵抗を算出し、比抵抗の逆数から交流インピーダンスを算出し、このインピーダンスから、プロトン伝導率を算出した。
〈引張強度特性〉
3mm×65mmの短冊形にカットしたフィルム試験片を作製し、引張試験機を用いて、弾性率、破断強度、伸びを測定した。
フィルムを2.0cm×3.0cmにカットし秤量して、試験用のテストピースとする。このフィルムを、ポリカーボネート製の250ml瓶に入れ、そこに約100mlの蒸留水を加え、プレッシャークッカー試験機(HIRAYAMA MFS CORP製 PC-242HS)を用いて
、120℃で24時間加温する。試験終了後、各フィルムを熱水中から取り出し、軽く表面の水をキムワイプで拭き取り、含水時の重量を秤量し、含水率を求める。また、そのフィルムの寸法を測定し、膨潤率を求める。さらに、この膜を真空乾燥機で5時間乾燥し、水を留去して、熱水試験後の重量を秤量し、重量残存率を求める。
フィルムを、3.0cm×4.0cmにカットし秤量して、試験用のテストピースとし、テストピース1枚あたり200mlの蒸留水に48時間浸漬し、膜中の残留溶媒を溶出させる。その際、蒸留水を2回交換する。水浸漬後、濾紙でフィルムを挟んで表面の水を吸い取り、一晩風乾し秤量する。
TGA(窒素下、20℃/分の昇温速度)により測定されたスルホン酸基を有するポリアリーレンの分解温度を熱分解温度とした。
(1)5−(2,5−ジクロロベンゾイル)−2−フルオロベンゼンスルホニルクロリドの合成
シウムで乾燥した。溶媒を留去し、酢酸エチル/ヘキサンから再結晶を行い、目的の化合物を29g得た。NMRスペクトルを図1に示す。
(2)5−(2,5−ジクロロベンゾイル)−2−フルオロベンゼンスルホン酸ネオペンチルの合成
(3)ポリマーの合成
250mLを加えて重合溶液を希釈し、ろ過により不溶分を取り除いた。固形分含量が12%になるようにエバポレーターにより濃縮した。濃縮した溶液を撹拌羽根、温度計、窒素導入管を取り付けた1L三口フラスコに移し、臭化リチウム6.4g(74mmol)を加えて、120℃で7時間加熱撹拌した。反応溶液をアセトンに注ぎ凝固させた。吸引濾過により固体を濾過し、得られた固体を蒸留水/濃塩酸溶液(3.0L/0.37L)で2度処理した後、蒸留水でpHが中性になるまで洗浄を行った。70℃で12時間乾燥し、目的のポリマーを18.8g得た。GPC(ポリスチレン換算)で求めた生成物の数平均分子量は100000、重量平均分子量は350000であった。このポリマーのイオン交換容量は2.16meq/gであった。N−メチルピロリドン溶液からキャスト法により膜厚40μmのフィルムを作製した。
(4)特性評価
得られたフィルムについて特性評価を行った。結果を表1にまとめた。
下記式で表されるスルホン酸基を有するポリアリーレン(GPC(THF溶媒)で求めたポリスチレン換算数平均分子量は78,000、同じく重量平均分子量は230,000。このスルホン酸基を有するポリアリーレンのイオン交換容量は2.19meq/g)をN−メチルピロリドン溶液からキャスト法により膜厚40μmのフィルムを作製した。
Claims (15)
- 下記一般式(1)で表されることを特徴とする芳香族スルホン酸エステル誘導体;
)で表される置換基を有する芳香族基を示す。Arは−SO3Rb(但し、Rbは炭素原子
数1〜20の炭化水素基を示す。)で表される置換基を有し、かつ水素原子の一部がフッ素原子で置換された芳香族基を示す。mは0〜10の整数を示し、nは0〜10の整数を示し、pは1〜4の整数を示す。)。 - −SO3Rbで表される置換基を有する芳香族基が、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基およびフェナンチル基から選ばれる基であることを特徴とする請求項1または2に記載の芳香族スルホン酸エステル誘導体。
- RaおよびRbが直鎖状炭化水素基、分岐状炭化水素基、脂環式炭化水素基および5員の複素環を有する炭化水素基から選ばれる炭素原子数4〜20の基であることを特徴とする請求項1または2に記載の芳香族スルホン酸エステル誘導体。
- −SO3Rbで表される置換基を有する芳香族基が、フェニル基、ナフチル基、アントラセニル基およびフェナンチル基から選ばれる基であることを特徴とする請求項6または7に記載のポリアリーレン。
- RaおよびRbが直鎖状炭化水素基、分岐状炭化水素基、脂環式炭化水素基および5員の
複素環を有する炭化水素基から選ばれる炭素原子数4〜20の基であることを特徴とする請求項6または7に記載のポリアリーレン。 - 請求項6〜11のいずれかに記載のポリアリーレンを加水分解することを特徴とするスルホン酸基を有するポリアリーレンの製造方法。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の芳香族スルホン酸エステル誘導体を含む芳香族化合物をカップリング重合し、得られたポリアリーレンを加水分解して、スルホン酸エステル基をスルホン酸基に転換することを特徴とするスルホン酸基を有するポリアリーレンの製造方法。
- 請求項12または13の方法で得られたスルホン酸基を有するポリアリーレンからなることを特徴とする高分子固体電解質。
- 請求項14に記載の高分子固体電解質を含んでなることを特徴とする燃料電池用プロトン伝導膜。
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