JP2005124173A - Ab級レールトゥレール演算増幅器 - Google Patents

Ab級レールトゥレール演算増幅器 Download PDF

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Abstract

【課題】 出力ステージのバイアス電流を外部から印加されるバイアス制御信号によって制御することができるAB級レールトゥレール演算増幅器を提供する。
【解決手段】 正の供給電圧レールと負の供給電圧レールで動作されるAB級レールトゥレール演算増幅器は、少ない消耗電力が要求され、共通モード入力電圧による出力ステージでバイアス電流変化量が少ないべきである。このために、外部から印加されるバイアス制御信号を受信して、限定された電圧レベルに出力ステージのバイアス電圧を制御し、これによって出力ステージのバイアス電流を制御する。又、AB級レールトゥレール演算増幅器の高周波特性を改善し、高周波で前記演算増幅器の安定度を向上させるために、AB級レールトゥレール演算増幅器は周波数補償回路を具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、演算増幅器(OP amp、operational amplifier)に関し、より詳細には、正の供給電圧レールと負の供給電圧レールとの間で動作を行うAB級レールトゥレール(rail−to−rail)演算増幅器に関するものである。
通常、演算増幅器は2個の入力端子を有し、1個又は2個の出力端子を有する電圧増幅器である。2個の入力端子に入力される入力電圧の差は、演算増幅器により増幅され電圧の形態として出力される。この際、入力電圧の差が0である共通モード電圧が入力される場合には出力信号は現われず、入力電圧の差が0ではない差動モード電圧が入力される場合には、出力信号は演算増幅器が有する電圧利得に応じて増幅された出力電圧として現われる。
理想的な演算増幅器は無限大の電圧利得を有し、無限大の入力インピーダンスを有する。又、理想的な演算増幅器は、0の出力インピーダンスを有する。しかし、実際トランジスタ素子で構成された演算増幅器は、理想的な場合とは差がある。即ち、演算増幅器の回路構成に応じて一定の電圧利得を有し、有限な入力インピーダンスと0より大きい出力インピーダンスを有する。
たとえ実際の演算増幅器の用途に応じてその目標は異なっても、通常の演算増幅器に要求される大略の特性は次のようである。
第一に、高い電圧利得を有するべきである。即ち、少ない入力電圧差でも動作して大きい出力電圧を得られるべきである。又、入力信号の周波数変化に関係なく一定の電圧利得を維持すべきである。高い電圧利得は、演算増幅器を負帰還回路で構成して一定の利得を有する電子回路で構成する時、より正確な利得を有する回路を構成することができる。又、演算増幅器の周波数特性は、高い周波数でも高い電圧利得を維持することを要求する。
通常、増幅器は周波数が高いほど、電圧利得が劣化する特性を有する。これは、周波数領域での回路解釈によると、電圧利得の表現式は一つ以上の極(pole)を有することを意味する。増幅器が、高い周波数でも高い電圧利得を有するためには、電圧利得式での支配極(dominant pole)、即ち、3DB周波数が高くなければならないことを意味する。
第二に、高い入力インピーダンスを有するべきである。理想的な演算増幅器の場合、入力インピーダンスが無限大になって入力電流が0であるが、通常の場合、入力電流は0にならず、所定の値を有する。このような入力電流の存在は、共通モードでも演算増幅器が動作して電圧利得を有することになる問題点をもたらす。
従って、高い入力インピーダンスを有するために、入力端をMOS(metal oxide semiconductor)トランジスタのゲートに連結するか、BJT(bipolar junction transistor)のベースに連結する。入力端をMOSトランジスタのゲートに連結する方が、高い入力インピーダンスを得るのに有利である。しかし、ゲートでの電荷蓄積効果(charge storage effect)のために、入力信号の周波数が増加すると、電圧利得が低下する短所を有する。
第三に、低い出力インピーダンスを有するべきである。これは、演算増幅器が出力端に連結される任意の回路のインピーダンスに関係なく、一定の出力電圧を発生させなければならないことを意味する。即ち、演算増幅器の出力端に連結される回路をテブナン等価回路で表現する場合、一つの電圧電源と一つのインピーダンスとして示すことができるが、このようなインピーダンスに関係なく、一定の出力電圧を発生するためには、演算増幅器の出力インピーダンスは、0に近い値を有するべきである。
本発明の属する技術分野において、レールトゥレール(rail−to−rail)入力を有し、レールトゥレール出力ステージを有するCMOS(complementary metal oxide semiconductor)演算増幅器の構造は、特許文献1に開示されている。この特許は、AB級出力ステージに一定の静的バイアス電流を供給するための回路構造を主要特徴としている。即ち、フローティング電流源(floating current source)が加算回路(summing circuit)に連結され電流を加算回路に供給することにより、AB級出力ステージ内の出力トランジスタに一定の静的バイアス電流を供給することである。
米国登録特許第5,311,145号
しかし、このようなフローティング電流源を具備するためには、多数のトランジスタが用いられるので、半導体製造工程により製作される演算増幅器の面積を増加させる原因になる。又、信号が伝送される経路に多数のトランジスタが存在するので、周辺トランジスタ及び配線の影響に応じて、多数の極(pole)が存在する。前述したように、多数の極は演算増幅器の周波数特性を低下させる原因になる。
又、前記特許は、2個のバイアス制御トランジスタQD1、QD2を互いに並列結合し、それぞれのバイアス制御トランジスタのゲート端子には、ダイオード連結された回路の出力電圧が印加される。このような構造は、外部信号の制御に応じて動作せず、演算増幅器の製造工程により決定される多数の定数によって出力ステージのゲート電圧が決定されるので、出力ステージの静的バイアス電流値が半導体製造工程によって変わるという短所がある。
又、信号が伝達される経路周辺に位置した多数のトランジスタ及び配線に応じて低下する周波数特性及び位相特性の改善については開示されていない。
本発明の第1目的は、前記のような問題点を解決して、外部制御信号によって出力端の静的バイアス電流を制御できるAB級レールトゥレール演算増幅器を提供することにある。
又、本発明の第2目的は、信号の伝達経路付近に位置する多数のトランジスタ及び配線の影響に応じて低下する位相特性を改善するためのAB級レールトゥレール演算増幅器を提供することにある。
前記第1目的を達成するために本発明は、正の供給電圧レール、負の供給電圧レール、第1電流源を通じて前記負の供給電圧レールに連結された第1差動増幅器、及び第2電流源を通じて前記正の供給電圧レールに連結された第2差動増幅器を有する差動入力ステージ、前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され差動入力ステージの出力信号が入力される電流ミラー、第3電流源、及び第4電流源を有する電流加算回路、前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され、前記電流加算回路の出力端に連結され差動増幅信号を出力するための出力ステージ、前記電流ミラーと第4電流源との間に連結され、前記電流加算回路の出力端及び前記出力ステージの入力端に連結され、外部バイアス制御信号を受信して前記出力ステージの入力信号のバイアス電圧を制御し、前記出力ステージのバイアス電流を制御するためのバイアス制御回路、を含むことを特徴とするAB級レールトゥレール演算増幅器を提供する。
又、前記第2目的を達成するために本発明は、正の供給電圧レール、負の供給電圧レール、第1電流源を通じて前記負の供給電圧レールに連結された第1差動増幅器、及び第2電流源を通じて前記正の供給電圧レールに連結された第2差動増幅器を有する差動入力ステージ、前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され、差動入力ステージの出力信号が入力される電流ミラー、第3電流源、及び第4電流源を有する電流加算回路、前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され、前記電流加算回路の出力端に連結され、差動増幅信号を出力するための出力ステージ、前記電流ミラーと前記第4電流源との間に連結され、前記電流加算回路の出力端及び前記出力ステージの入力端に連結され、外部バイアス制御信号を受信して前記出力ステージの入力信号のバイアス電圧を制御し、前記出力ステージのバイアス電流を制御するためのバイアス制御回路、及び前記入力ステージの出力端と前記出力ステージの出力端との間に連結され、出力信号の周波数を補償するための周波数補償回路、を含むことを特徴とするAB級レールトゥレール演算増幅器を提供する。
以下、本発明による好ましい実施形態を添付された図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の回路図である。
図1を参照すると、AB級レールトゥレール演算増幅器は、差動入力ステージ、電流加算回路、バイアス制御回路、及び出力ステージで構成される。
差動入力ステージは、2個の差動増幅器及び差動増幅器の共通ノードに連結された電流源で構成される。
第1差動増幅器は、NMOSトランジスタQN1、QN2で構成され、このトランジスタは整合され、ソース結合された構造を有する。前記各トランジスタのソースは、導電性ラインを通じて第1共通ノードに連結され、第1共通ノードと負の供給電圧レールVssとの間には第1電流源が連結される。第1電流源は、NMOSトランジスタQC1で構成され、第1差動増幅器のバイアス電流をシンク(sink)してトランジスタQN1、QN2に一定なバイアス電流が供給されるようにする。このような第1差動増幅器に供給されるバイアス電流量は、トランジスタQC1のゲート端子でのバイアス制御電圧VS1により調節される。
差動入力ステージの第2差動増幅器は、PMOSトランジスタQP1、QP2で構成され、このトランジスタは整合され、ソース結合された構造を有する。前記各トランジスタのソースは、導電性ラインを通じて第2共通ノードに連結され、第2共通ノードと正の供給電圧レールVddとの間には第2電流源が連結される。第2電流源は、PMOSトランジスタQC2で構成され、第2差動増幅器のバイアス電流を供給してトランジスタQP1、QP2に一定のバイアス電流が供給されるようにする。このような第2差動増幅器に供給されるバイアス電流量は、トランジスタQC2のゲート端子でのバイアス制御電圧VS2により調節される。
好ましくは、第1差動増幅器に供給されるバイアス電流と第2差動増幅器に供給されるバイアス電流は、同じ値を有するようにバイアス制御電圧をトランジスタQC1、QC2のゲート端子に加える。
又、第1差動増幅器のトランジスタQN1及び第2差動増幅器のトランジスタQP1のゲートは、正の入力端子POSに共通に連結され、第1差動増幅器のトランジスタQN2及び第2差動増幅器のトランジスタQP2のゲートは、負の入力端子NEGに共通に連結される。
前記第1差動増幅器の出力端は、トランジスタQN1、QN2のドレインになり、特に差動モードでの動作時、小信号出力端はトランジスタQN1のドレインになる。又、第2差動増幅器の出力端は、トランジスタQP1、QP2のドレインになり、特に差動モードでの動作時、小信号出力端はトランジスタQP1のドレインになる。
このような入力ステージは、本発明による演算増幅器がレールトゥレール動作を行うようにする。即ち、入力ステージでの入力共通モード電圧範囲は、負の供給電圧レールVssから正の供給電圧レールVddまでの全ての領域である。
電流加算回路は、多数のトランジスタで構成された電流ミラー及び少なくとも一つの電流源を含む。電流ミラーは、正の供給電圧レールVddとバイアス制御回路との間に連結される。又、少なくとも一つの電流源は、前記バイアス制御回路と負の供給電圧レールVssとの間に連結される。
電流ミラーは、トランジスタQS1、QS2、QS3、QS4で構成され、これらトランジスタはPMOSトランジスタである。トランジスタQS1のゲートは、トランジスタQS2のゲートと共通連結され、トランジスタQS3のドレインに連結される。又、トランジスタQS1、QS2のソースは、正の供給電圧レールVddに連結される。トランジスタQS1のドレインは、導電性ラインを通じて第1差動増幅器のトランジスタQN2のドレインに連結され、かつトランジスタQS3のソースに連結される。
トランジスタQS2のゲートは、トランジスタQS1のゲートと共通連結され、かつトランジスタQS3のドレインに連結される。又、トランジスタQS2のドレインは、導電性ラインを通じて第1差動増幅器のトランジスタQN1のドレイン、並びにトランジスタQS4のソース及びトランジスタQB4のソースに連結される。
トランジスタQS3、QS4のゲートは互いに共通連結され、バイアス制御回路のトランジスタQB4のゲートと共通連結され、外部から第2バイアス電圧VB2の供給を受ける。
トランジスタQS3のソースは、トランジスタQS1のドレイン及び第1差動増幅器のトランジスタQN2のドレインに連結される。又、トランジスタQS3のドレインは、トランジスタQS1及びQS2のゲートに連結され、かつトランジスタQS6のドレインに連結される。特に、トランジスタQS1、QS3により形成される負帰還回路は、第1差動増幅器のトランジスタQN2により増幅された小信号電圧を制御する役割を果たす。
トランジスタQS4のソースは、トランジスタQS2のドレイン及び第1差動増幅器のトランジスタQN1のドレインに連結される。又、トランジスタQS4のドレインは、バイアス制御回路のトランジスタQB1のドレイン及び出力ステージのトランジスタQ01のゲートに連結される。前記トランジスタQS4は、第1差動増幅器のトランジスタQN1とフォールドカスコード(folded−cascode)連結され、小信号の主要伝達経路になる。
又、電流加算回路は、少なくとも一つの電流源を含む。好ましくは、2個の電流源を有する。
第3電流源はトランジスタQS7で構成され、ゲート端子にバイアス制御電圧VS1が印加される。トランジスタQS7のソースは、負の供給電圧レールVssに連結され、ドレインはトランジスタQS6のソース及び第2差動増幅器のトランジスタQP2のドレインに連結される。
第4電流源はトランジスタQS8で構成され、ゲート端子はトランジスタQC1、QS7のゲートに共通連結され、バイアス制御電圧VS1が印加される。トランジスタQS8のソースは、負の供給電圧レールVssに連結され、ドレインはトランジスタQS5のソース、並びに第2差動増幅器のトランジスタQP1のドレイン及びバイアス制御回路のトランジスタQB2のソースに連結される。
第3電流源に連結されたトランジスタQS6のソースは、トランジスタQS7のドレイン及び第2差動増幅器のトランジスタQP2のドレインに連結される。又、トランジスタQS6のドレインは、トランジスタQS3のドレイン及びトランジスタQS1、QS2のゲートに連結される。トランジスタQS6のゲートは、トランジスタQB2、QS5のゲートに共通連結され、ゲート端子には第1バイアス電圧VB1が印加される。
特に、トランジスタQS3、QS6で構成された経路では、電流の加算が発生する。即ち、負の入力端子NEGに小信号電圧が加わると、トランジスタQN2で発生した小信号電流は、トランジスタQN2からトランジスタQS3に流れ、トランジスタQP2で発生した小信号電流は、トランジスタQP2からトランジスタQS6に流れる。従って、トランジスタQS3、QS6で構成された経路上で小信号電流は加算される。仮に、それぞれのトランジスタのトランスコンダクタンス及び小信号出力抵抗rが同じであると、加算された小信号電流値は、トランジスタQS3のドレイン及びトランジスタQS6のドレインで0になる。
トランジスタQS5のソースは、トランジスタQS8のドレイン、並びに第2差動増幅器のトランジスタQP1のドレイン及びバイアス制御回路のトランジスタQB2のソースに連結される。又、トランジスタQS5のドレインは、バイアス制御回路のトランジスタQB3のドレイン及び出力ステージのトランジスタQ02のゲートに連結される。前記トランジスタQS5は、第2差動増幅器のトランジスタQP1とフォールドカスコード連結され小信号の主要伝達経路になる。
バイアス制御回路は、トランジスタQS4と第4電流源であるトランジスタQS8との間に連結される第1バイアス制御部、及び電流ミラーのトランジスタQS2とトランジスタQS5との間に連結される第2バイアス制御部を有する。
第1バイアス制御部は、2個のトランジスタQB1、QB2を有する。
トランジスタQB1のゲートには第1制御電圧VC1が印加され、ソースにはトランジスタQB2のドレインが連結される。又、ドレインはトランジスタQS4のドレイン及び出力ステージのトランジスタQ01のゲートに連結される。
トランジスタQB2のゲートには第1バイアス電圧VB1が印加され、ソースはトランジスタQS8のドレイン及びトランジスタQP1のドレインに連結される。又、トランジスタQB2のドレインは、トランジスタQB1のソースに連結される。
トランジスタQS4、QB1、及びQB2で構成された経路を通じて出力ステージのトランジスタQ01のゲートのバイアス電圧は、所定のレベルを有する。出力トランジスタQ01のゲート電圧は、第2バイアス電圧VB2及び第1制御電圧VC1により決定される。
第2バイアス制御回路は、2個のトランジスタQB3、QB4を有する。
トランジスタQB3のゲートには第2制御電圧VC2が印加され、ソースにはトランジスタQB4のドレインが連結される。又、ドレインは、トランジスタQS5のドレイン及び出力ステージのトランジスタQ02のゲートに連結される。
トランジスタQB4のゲートには、第2バイアス電圧VB2が印加され、ソースはトランジスタQS2のドレイン、並びにトランジスタQS4のソース及びトランジスタQN1のドレインに連結される。又、トランジスタQB4のドレインは、トランジスタQB3のソースに連結される。
トランジスタQS5、QB3、及びQB4で構成された経路を通じて出力ステージのトランジスタQ02のゲートのバイアス電圧は、所定のレベルを有する。出力トランジスタQ02のゲート電圧は、第1バイアス電圧VB1及び第2制御電圧VC2により決定される。
出力ステージは、2個の出力トランジスタQ01、Q02で構成される。
トランジスタQ01のソースは、正の供給電圧レールVddに連結され、ドレインは、トランジスタQ02のドレイン及び演算増幅器の出力端子であるVOUTに連結される。又、トランジスタQ01のゲートは、電流加算回路のトランジスタQS4のドレイン及び第1バイアス制御部のトランジスタQB1のドレインに連結される。
トランジスタQ02のソースは、負の供給電圧レールVssに連結され、ドレインは、トランジスタQ01のドレイン及び演算増幅器の出力端子であるVOUTに連結される。又、トランジスタQ02のゲートは、電流加算回路のトランジスタQS5のドレイン及び第2バイアス制御部のトランジスタQB3のドレインに連結される。
このようなトランジスタQ01、Q02は共通ソース構造を有し、それぞれのゲートに印加されるバイアス電圧によってバイアス電流が決定され、演算増幅器がAB級レールトゥレール動作を行うようにする。
図2は、本実施形態によって入力ステージのAB級レールトゥレール動作を説明するための回路図である。図2の構成要素は、図1で説明した構成要素の一部分であり、特に、入力ステージ及び電流ミラーの一部トランジスタ及び多数の電流源を含んでいる。
図2を参照すると、第1電流源であるトランジスタQC1を通じて負の供給電圧レールVssに連結された第1差動増幅器、及び第2電流源であるトランジスタQC2を通じて正の供給電圧レールVddに連結された第2差動増幅器が図示される。第1差動増幅器は、ソースが結合されたトランジスタQN1、QN2で構成され、トランジスタQN1、QN2は、差動対をなす。第2差動増幅器は、ソースが結合されたトランジスタQP1、QP2で構成され、トランジスタQP1、QP2は、差動対をなす。
好ましくは、第1差動増幅器はNMOSトランジスタで構成され、第2差動増幅器はPMOSトランジスタで構成される。又、第1差動増幅器の2個のトランジスタQN1、QN2は整合され、第2差動増幅器の2個のトランジスタQP1、QP2も整合されることが好ましい。従って、トランジスタQN1、QN2のしきい値電圧は同じであり、トランジスタQP1、QP2のしきい値電圧は同じである。
又、トランジスタQP1のゲート及びトランジスタQN1のゲートは、正の入力端子POSに共通連結され、トランジスタQP2のゲート及びトランジスタQN2のゲートは、負の入力端子NEGに共通連結される。
演算増幅器が動作するために、演算増幅器を構成する全てのトランジスタは、飽和領域で動作しなければならない。従って、前記入力ステージの全てのトランジスタは、飽和領域で動作すると仮定する。又、トランジスタの本体効果(body effect)は無視し、入力ステージの動作領域を説明する。
まず、第1差動増幅器の入力電圧範囲は、最小値Vimin1と最大値Vimax1との間である。第1差動増幅器の入力電圧の最小値Vimin1は、数1及び数2で表現される。
[数1]
Vimin1=Vss+△c1+Vgsn
Vssは、負の供給電圧レールの値であり、△c1は、トランジスタQC1の|Vdsat|である。又、Vgsnは、トランジスタQN1、QN2のゲートとソースとの間の電圧差である。
ところが、Vgsn=△n+Vtnなので(Vtn=トランジスタQN1及びQN2のしきい値電圧、△n=トランジスタQN1及びQN2の|Vdsat|)、
[数2]
Vimin1=Vss+△c1+△n+Vtn
になる。
第1差動増幅器の入力電圧の最大値Vimax1は、数3及び数4で表現される。
[数3]
Vimax1=Vdd−△s1+Vgdn
Vddは、正の供給電圧レールの値であり、△s1は、電流加算回路のトランジスタQS1、QS2の|Vdsat|である。前記トランジスタQS1、QS2が電流ミラーを形成するので、トランジスタQS1及びQS2は整合される。従って、それぞれの|Vdsat|値は同じである。又、Vgdnは、第1差動増幅器のトランジスタQN1、QN2のゲート及びドレイン間の電圧差である。ところが、Vgdnの最大値は、トランジスタがピンチ−オフされ始める電圧差であるVtnなので、数3は下記数4で表現される。
[数4]
Vimax1=Vdd−△s1+Vtn
通常、Vdd−△s1+VtnはVddより大きいので、第1差動増幅器の共通モード入力範囲は、Vss+△c1+△n+VtnからVddである。
第2差動増幅器の入力電圧範囲は、最小値Vimin2と最大値Vimax2との間である。第2差動増幅器の入力電圧の最小値Vimin2は、数5及び数6で表現される。
[数5]
Vimin2=Vss+△s2+Vgdp
△s2は、相互が整合されたトランジスタQS7、QS8の|Vdsat|である。又、Vgdpは、トランジスタQP1、QP2のゲートとドレインとの間の電圧差である。ところが、Vgdpの最小値は−|Vtp|なので(Vtpは、トランジスタQP1及びQP2のしきい値電圧)、数5は下記数6で表現できる。
[数6]
Vimin2=Vss+△s2−|Vtp|
第2差動増幅器の入力電圧の最大値Vimax2は、数7及び数8で表現される。
[数7]
Vimax2=Vdd−△c2+Vgsp
△c2は、第2電流源であるトランジスタQC2の|Vdsat|である。又、Vgspは、トランジスタQP1、QP2のゲートとソースとの間の電圧差である。Vgspは、−△p−|Vtp|と同じである(△pは、トランジスタQP1及びQP2の|Vdsat|)。従って、数7は下記数8で表現される。
[数8]
Vimax2=Vdd−△c2−△p−|Vtp|
通常、Vss+△s2−|Vtp|はVssより低いので、第2差動増幅器の共通モード入力範囲は、VssからVdd−△c2−△p−|Vtp|である。又、第1差動増幅器と第2差動増幅器が、前述した数式で表現された動作範囲を有するためには、トランジスタQC1のバイアス制御電圧VS1は、Vss+Vtn+△nであり、トランジスタQC2のバイアス制御電圧VS2は、Vdd−△p−|Vtp|でなければならない。
前述したように、第1差動増幅器と第2差動増幅器の動作範囲が組み合わされると、前記入力ステージは3種類の動作領域を有することが分かる。
第一に、入力電圧がVss〜Vss+△c1+△n+Vtn間のレベルで加わる場合である。このとき、第1差動増幅器の2個のトランジスタQN1、QN2はオフされ、第2差動増幅器はオンされ、飽和領域で動作する。従って、小信号範囲で入力ステージの出力抵抗をRoとすると、低周波差動モード電圧利得は、Gmp(トランジスタQP1及びQP2のトランスコンダクタンス)とRoをかけた値になる。
第二に、入力電圧がVss+△c1+△n+Vtn〜Vdd−△c2−△p−|Vtp|間のレベルで加わる場合である。このとき、第1差動増幅器及び第2差動増幅器はオンされ、差動増幅器の全てのトランジスタは飽和領域で動作する。従って、小信号範囲でトランジスタQN1及びQN2のトランスコンダクタンスをGmnとすると、低周波差動モード電圧利得は、(Gmn+Gmp)Roになる。
第三に、入力電圧がVdd−△c2−△p−|Vtp|〜Vdd間のレベルで加わる場合である。このとき、第1差動増幅器はオンされ、トランジスタQN1、QN2は飽和領域で動作するが、第2差動増幅器はオフされる。従って、小信号範囲で、低周波差動モード電圧利得は、GmnとRoをかけた値になる。
本実施形態における小信号電圧利得は、共通モード電圧値に応じてその値が変わって、電圧利得が非線形的な特性を有する。しかし、演算増幅器を負帰還回路に用いる場合、小信号電圧利得の大きさが全ての共通モード電圧で充分に大きいと、非線形特性は線形特性に変わる。
従って、入力共通モード電圧範囲は、負の供給電圧レベルであるVssから正の供給電圧レベルであるVddまで全ての領域で動作することが分かる。
図3は、本実施形態による電流加算回路及びバイアス制御回路の動作を説明するための回路図である。図3の構成要素は、図1で説明した構成要素の一部分であり、特に、電流加算回路、バイアス制御回路、及び出力ステージを含んでいる。
図3を参照すると、電流加算回路の電流ミラーと第4電流源との間にバイアス制御回路が連結され、このバイアス制御回路は、外部バイアス制御信号によって出力ステージのゲートバイアスを制御する。出力ステージのゲートバイアスは、出力ステージの静的バイアス電流を決定するので、外部バイアス制御信号によって出力ステージの静的バイアス電流を決定することができる。
電流ミラーのトランジスタQS1、QS2は、整合されることが好ましい。又、第3電流源QS7及び第4電流源QS8は、整合されることが好ましい。第3電流源QS7は、電流シンク(current sink)の機能を有する。即ち、電流ミラーのトランジスタQS1を通じて、正の供給電圧レールVddからのバイアス電流がトランジスタQS3及びトランジスタQS6の経路に流れるようにし、第2電流源QC2及びトランジスタQP2の経路に流れる電流をシンクする機能を行う。又、トランジスタQC1、QS7、QS8は、互いに整合されており、ゲート端子は共通連結されるので、第1電流源、第3電流源、及び第4電流源に流れるそれぞれのバイアス電流は互いに同じである。
第4電流源を構成するトランジスタQS8は、バイアス制御回路にバイアス電流をシンクする。即ち、電流ミラーのトランジスタQS2を通じて、正の供給電圧レールVddから供給されたバイアス電流は、第1バイアス制御部及び第2バイアス制御部に分れて流れ、トランジスタQS8のドレイン端子で結合されトランジスタQS8を通じて負の供給電圧レールVssに流れる。
好ましくは、トランジスタQS4及びトランジスタQB4は互いに整合される。又、前記トランジスタのゲートは共通連結されるので、第2バイアス電圧VB2に応じて、それぞれのトランジスタには互いに同じバイアス電流が流れる。
好ましくは、トランジスタQS5及びトランジスタQB2は互いに整合される。又、前記トランジスタのゲートは共通連結されるので、第1バイアス電圧VB1に応じて、それぞれのトランジスタには互いに同じバイアス電流が流れる。
演算増幅器が動作するために、演算増幅器を構成する全てのトランジスタは、飽和領域で動作しなければならない。従って、前記電流加算回路、バイアス制御回路、及び出力ステージの全てのトランジスタは、飽和領域で動作すると仮定する。又、トランジスタの本体効果は無視し、入力ステージの動作領域を説明する。
まず、出力ステージのトランジスタQ01のゲート電圧範囲は、最小値Vomin1と最大値Vomax1との間である。トランジスタQ01のゲート電圧の最小値Vomin1は、数9及び数10で表現される。
[数9]
Vomin1=VC1−Vgdb1
Vgdb1は、トランジスタQB1のゲートとドレインとの間の電圧差である。ところが、Vgdb1の最大値はVtb1なので(Vtb1は、トランジスタQB1のしきい値電圧)、数9は数10で表現される。
[数10]
Vomin1=VC1−Vtb1
トランジスタQ01のゲート電圧の最大値Vomax1は、数11及び数12で表現される。
[数11]
Vomax1=VB2−Vgds4
Vgds4は、トランジスタQS4のゲートとドレインとの間の電圧差である。ところが、Vgds4の最小値は−|Vts4|なので(Vts4は、トランジスタQS4のしきい値電圧)、数11は下記数12で表現される。
[数12]
Vomax1=VB2+|Vts4|
但し、前記第1バイアス制御部のトランジスタは、飽和領域で動作しなければならないので、VC1は、Vss+△s8+△b2+△b1+Vtb1より大きいべきである。ここで、△s8は、トランジスタQS8の|Vdsat|であり、△b2は、トランジスタQB2の|Vdsat|であり、△b1は、トランジスタQB1の|Vdsat|である。又、VB2は、Vdd−△s2−△s4−|Vts4|より低いべきである。ここで、△s2は、トランジスタQS2の|Vdsat|であり、△s4は、トランジスタQS4の|Vdsat|である。
このような条件を満足すると、トランジスタQ01のゲート電圧は、VC1−Vtb1とVB2+|Vts4|との間の値になる。
出力ステージのトランジスタQ02のゲート電圧範囲は、最小値Vomin2と最大値Vomax2との間である。トランジスタQ02のゲート電圧の最小値Vomin2は、数13及び数14で表現される。
[数13]
Vomin2=VB1−Vgds5
Vgds5は、トランジスタQS5のゲートとドレインとの間の電圧差である。ところが、Vgds5の最大値はVts5なので(Vts5は、トランジスタQS5のしきい値電圧)、数13は、数14で表現される。
[数14]
Vomin2=VB1−Vts5
トランジスタQ02のゲート電圧の最大値Vomax2は、数15及び数16で表現される。
[数15]
Vomax2=VC2−Vgdb3
Vgdb3は、トランジスタQB3のゲートとドレインとの間の電圧差である。ところが、Vgdb3の最小値は−|Vtb3|なので(Vtb3は、トランジスタQB3のしきい値電圧)、数15は下記数16で表現される。
[数16]
Vomax2=VC2+|Vtb3|
但し、前記第2バイアス制御部のトランジスタは、飽和領域で動作しなければならないので、VC2は、Vdd−△s2−△b4−△b3−|Vtb3|より低いべきである。△s2は、トランジスタQS2の|Vdsat|であり、△b4は、トランジスタQB4の|Vdsat|であり、△b3は、トランジスタQB3の|Vdsat|である。又、VB1は、Vss−△s8−△s5−|Vts5|より大きいべきである。ここで、△s8は、トランジスタQS8の|Vdsat|であり、△s5は、トランジスタQS5の|Vdsat|である。
このような条件を満足すると、トランジスタQ02のゲート電圧は、VB1−Vts5とVC2+|Vtb3|と間の値になる。
前述したように、バイアス制御回路は、外部のバイアス制御信号及びバイアス制御回路のトランジスタのゲートとドレインとの間の電圧差により出力ステージのゲートバイアスを制御することができ、外部のバイアス制御信号に応じて、出力ステージのバイアス電流を制御することができる。
図4及び図5は、本実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の主要小信号経路上のトランジスタをモデリングした等価回路図である。
図4は、正の入力端子であるPOSに印加された小信号の主要伝達経路になる第1差動増幅器のトランジスタQN1及び電流加算回路のトランジスタQS4を小信号モデルとして図示した等価回路図である。又、この等価回路図でトランジスタQS2、QB4による小信号抵抗値は反映しない。従って、前記モデリングによる回路は、実際のトランジスタの小信号動作とは多少異なる点を有する可能性がある。
図4を参照すると、トランジスタQN1、QS4は飽和領域で動作し、小信号入力vがトランジスタQN1のゲートに加わると、ドレインとソースとの間の電圧制御電流源の小信号電流はgmN1になる。又、ドレインとソースとの間の小信号出力抵抗は、roN1で表現できる。gmN1は、トランジスタQN1のトランスコンダクタンスである。トランジスタQS4は、トランジスタQN1と連結されフォールドカスコード構造を有する。トランジスタQN1の小信号出力電圧でトランジスタQS4の小信号入力電圧であるvに応じてトランジスタQS4のソースとドレインとの間には、大きさがgms4である電圧制御電流源が連結され、これと並列にトランジスタQS4の小信号出力抵抗であるroS4が連結される。トランジスタQS4のドレイン端子に連結されたトランジスタの入力抵抗をRL1とすると、抵抗RL1での小信号電圧はvo1で表示することができる。
前記モデリングによる等価回路において、出力ステージのトランジスタQ01のゲートに入力される小信号電圧vo1は、数17で表現される。
[数17]
o1=−gmN1×{(roN1×gms4×roS4)‖RL1}×v
これは、gmN1>>1/roN1であり、gms4>>1/roS4と仮定して近似した結果である。
図5は、正の入力端子であるPOSに印加された小信号の他の主要伝達経路になる第2差動増幅器のトランジスタQP1及び電流加算回路のトランジスタQS5を小信号モデルとして図示した等価回路図である。又、前記等価回路図において、トランジスタQS8、QB2に、他の小信号抵抗値は反映しなかった。従って、前記モデリングによる回路は、実際のトランジスタの小信号動作とは多少異なる点を有する可能性がある。
図5を参照すると、トランジスタQP1、QS5は、飽和領域で動作し、小信号入力vがトランジスタQP1のゲートに加わると、ドレインとソースとの間の電圧制御電流源の小信号電流は、gmp1になる。又、ドレインとソースとの間の小信号出力抵抗は、roP1で表現することができる。gmp1は、トランジスタQP1のトランスコンダクタンスである。トランジスタQS5は、トランジスタQP1と連結されフォールドカスコード構造を有する。トランジスタQP1の小信号出力電圧でトランジスタQS5の小信号入力電圧であるvYに応じて、トランジスタQS5のソースとドレインとの間には大きさがgms5Yである電圧制御電流源が連結され、これと並列にトランジスタQS5の小信号出力抵抗であるroS5が連結される。トランジスタQS5のドレイン端子に連結されたトランジスタの入力抵抗をRL2とすると、抵抗RL2での小信号電圧は、vo2で表示することができる。
前記モデリングによる等価回路において、出力ステージのトランジスタQ02のゲートに入力される小信号電圧vo2は、数18で表現される。
[数18]
o2=−gmp1×{(roP1×gms5×roS5)‖RL2}×v
これは、gmp1>>1/roP1であり、gms5>>1/roS5と仮定して近似した結果である。
図6は、本実施形態による出力ステージのトランジスタを小信号モデリングした等価回路図である。
図6を参照すると、出力ステージのトランジスタQ01のゲート端子の小信号入力電圧vo1に応じて、トランジスタQ01のドレインとソースとの間には、gm01o1の値を有する電圧制御電流源が連結され、これと並列にトランジスタQ02のゲート端子の小信号入力電圧vo2に応じて、トランジスタQ02のドレインとソースとの間にはgm02o2の値を有する電圧制御電流源が連結される。又、これら電流源と並列にトランジスタの小信号出力抵抗であるro1及びro2が連結される。ro1はトランジスタQ01の小信号出力抵抗であり、ro2はトランジスタQ02の小信号出力抵抗である。
前記モデリングによる演算増幅器の小信号電圧vは数19で表現される。
[数19]
(gm01×V o1+gm02×vo2)×(ro1‖ro2
前述したように、本実施形態によると、外部バイアス制御信号によって出力ステージの静的バイアス電流を制御することができるので、少ない動作電流及び高い小信号利得を有するAB級レールトゥレール演算増幅器を得ることができる。
又、バイアス制御回路に用いられるトランジスタの数を最適化して半導体製造工程で演算増幅器が占める面積を最小化することができる長所を有する。
(第2実施形態)
図7は、本発明の第2実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の回路図である。図7は、周波数補償用キャパシタを含むことを除いた残りの構成要素は、第1実施形態の図1と同じである。従って、容易な理解のために第1実施形態で説明した部分の説明は省略する。
図7を参照すると、第1周波数補償用キャパシタC1は、電流加算回路のトランジスタQS2のドレインと演算増幅器の出力端子であるVOUTとの間に連結される。又、第2周波数補償用キャパシタC2は、電流加算回路のトランジスタQS8のドレインと演算増幅器の出力端子であるVOUTとの間に連結される。
通常、演算増幅器は負帰還回路に用いられるので、演算増幅器は発振しないべきであり、安定に動作するべきである。演算増幅器は共通ソース構造を有する差動増幅器を入力端で用いるので、高い小信号利得を有するという長所を有するが、周波数特性は良くない。これを改善するために、本発明では共通ソース構造を有する差動増幅器に共通ゲート構造を有するトランジスタを連結してフォールドカスコード回路を具現した。
しかし、出力ステージも共通ソース構造を有するので、高い小信号利得を得ることができるが、周波数特性は良くなくなる。演算増幅器の使用者の必要に応じて要求される特性は異なるので、高い小信号利得及び低い電力消耗を必要とする場合、前記第1実施形態で開示した演算増幅器が必要である。又、演算増幅器を高周波信号を処理する回路に用いる場合、たとえ低い小信号利得を有するとしても、高周波特性が改善され、低消費電力を有する演算増幅器が要請される。
本実施形態で周波数補償用キャパシタC1、C2は、高周波で演算増幅器の利得を減少させる。即ち、周波数領域上で主要極(dominant pole)値を減らす役割を果たす。従って、高周波での利得は、第1実施形態の場合よりは減少するが、位相特性は改善され、位相余裕度(phase margin)は増加する。
図8及び図9は、本実施形態による位相余裕度の増加を説明するためのボード線図(Bode Plot)である。
図8は、周波数補償用キャパシタC1、C2を用いない場合の位相余裕度を図示したボード線図である。
図8を参照すると、演算増幅器の利得が1、即ち、利得が0dBになる周波数での位相は、約−143°である。位相余裕度は、180°に、利得が1になる周波数での位相を加えた値なので、位相余裕度は約37°になる。
これは、演算増幅器の利得が1である時、演算増幅器が不安定になる位相の限界までの位相の余裕が約37°であることを示す。
図9は、本実施形態によって周波数補償用キャパシタC1、C2を用いた場合の位相余裕度を図示したボード線図である。
図9を参照すると、演算増幅器の利得が1になる周波数での位相は、約−103°である。従って、位相余裕度は約73°になる。従って、周波数補償用キャパシタC1、C2の使用によって位相余裕度は約36°増加することが分かる。
従って、本実施形態によると、位相特性が改善されたAB級レールトゥレール演算増幅器を得ることができる。
前記のような本発明によると、外部バイアス制御信号によって出力ステージの静的バイアス電流を制御することができるので、少ない動作電流及び高い小信号利得を有するAB級レールトゥレール演算増幅器を得ることができ、かつバイアス制御回路に用いられるトランジスタの数を最適化して、半導体製造工程で演算増幅器が占める面積を最小化することができる。
又、位相特性が改善されたAB級レールトゥレール演算増幅器を得ることができる。
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
本発明の第1実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の回路図である。 本発明の第1実施形態による入力ステージのAB級レールトゥレール動作を説明するための回路図である。 本発明の第1実施形態による電流加算回路及びバイアス制御回路の動作を説明するための回路図である。 本発明の第1実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の主要小信号経路上のトランジスタをモデリングした等価回路図である。 本発明の第1実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の主要小信号経路上のトランジスタをモデリングした等価回路図である。 本発明の第1実施形態による出力ステージのトランジスタを小信号モデリングした等価回路図である。 本発明の第2実施形態によるAB級レールトゥレール演算増幅器の回路図である。 本発明の第2実施形態による位相余裕度(phase margin)の増加を説明するためのボード線図(Bode Plot)である。 本発明の第2実施形態による位相余裕度(phase margin)の増加を説明するためのボード線図(Bode Plot)である。
符号の説明
QN1、QN2 NMOSトランジスタ(第1差動増幅器)
QP1、QP2 PMOSトランジスタ(第2差動増幅器)
Vdd 正の供給電圧レール
Vss 負の供給電圧レール
QC1 NMOSトランジスタ(第1電流源)
QC2 PMOSトランジスタ(第2電流源)
VS1 バイアス制御電圧
VS2 バイアス制御電圧
POS 正の入力端子
NEG 負の入力端子
QS1、QS2、QS3、QS4 トランジスタ(電流ミラー)
QS5、QS6 トランジスタ
QS7 トランジスタ(第3電流源)、
QS8 トランジスタ(第4電流源)
QB1、QB2、QB3、QB4 トランジスタ(バイアス制御回路)
VB1 第1バイアス電圧
VB2 第2バイアス電圧
VC1 第1制御電圧、
VC2 第2制御電圧
Q01、Q02 トランジスタ(出力ステージ)
VOUT 出力端子
C1、C2 周波数補償用キャパシタ

Claims (23)

  1. 正の供給電圧レールと、
    負の供給電圧レールと、
    第1電流源を通じて前記負の供給電圧レールに連結された第1差動増幅器、及び第2電流源を通じて前記正の供給電圧レールに連結された第2差動増幅器を有する差動入力ステージと、
    前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され差動入力ステージの出力信号が入力される電流ミラー、第3電流源、及び第4電流源を有する電流加算回路と、
    前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され、前記電流加算回路の出力端に連結され差動増幅信号を出力するための出力ステージと、
    前記電流ミラーと第4電流源との間に連結され、前記電流加算回路の出力端及び前記出力ステージの入力端に連結され、外部バイアス制御信号を受信して前記出力ステージの入力信号のバイアス電圧を制御し、前記出力ステージのバイアス電流を制御するためのバイアス制御回路と、を含むことを特徴とするAB級レールトゥレール演算増幅器。
  2. 前記バイアス制御回路は、前記電流ミラーと第4電流源との間に互いに並列に連結された第1バイアス制御部と第2バイアス制御部とを有することを特徴とする請求項1に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  3. 前記第1バイアス制御部は、第1バイアス電圧がゲートに加わる第1バイアス制御トランジスタ、及び第1制御電圧がゲートに加わる第2バイアス制御トランジスタを有することを特徴とする請求項2に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  4. 前記第1バイアス制御部は、第1バイアス電圧と第1制御電圧との間の電圧で前記出力ステージの第1入力端にバイアス電圧を供給することを特徴とする請求項3に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  5. 前記第2バイアス制御部は、第2バイアス電圧がゲートに加わる第3バイアス制御トランジスタ、及び第2制御電圧がゲートに加わる第4バイアス制御トランジスタを有することを特徴とする請求項2に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  6. 前記第1バイアス制御部は、第2バイアス電圧と第2制御電圧との間の電圧で前記出力ステージの第2入力端にバイアス電圧を供給することを特徴とする請求項5に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  7. 前記電流加算回路の電流ミラーは、前記正の供給電圧レールと前記バイアス制御回路との間に連結され、前記第4電流源は、前記負の供給電圧レールと前記バイアス制御回路との間に連結されることを特徴とする請求項1に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  8. 前記電流ミラーは第1共通ゲート増幅器を含むが、前記第1供給ゲート増幅器は、前記第1差動増幅器とカスコード連結され前記第1差動増幅器の入力に相応する第1増幅信号を出力することを特徴とする請求項7に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  9. 前記電流加算回路は、第3電流源、第4電流源、及び第2共通ゲート増幅器を含むが、前記第2共通ゲート増幅器は、前記第2差動増幅器とカスコード連結され前記第2差動増幅器の入力に相応する第2増幅信号を出力することを特徴とする請求項8に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  10. 前記出力ステージは、
    前記第1共通ゲート増幅器の出力端に連結され前記第1増幅信号を入力して、前記差動増幅信号を出力するための第1出力トランジスタと、
    前記第2共通ゲート増幅器の出力端に連結され前記第2増幅信号を入力して、前記差動増幅信号を出力するための第2出力トランジスタと、を含むことを特徴とする請求項9に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  11. 前記第1出力トランジスタは、前記正の供給電圧レールと前記出力ステージの出力端子との間に連結された共通ソース構造を有し、前記第2出力トランジスタは、前記負の供給電圧レールと前記出力ステージの出力端子との間に連結された共通ソース構造を有し、前記出力トランジスタのドレインが前記出力ステージの出力端子に連結されたことを特徴とする請求項10に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  12. 正の供給電圧レールと、
    負の供給電圧レールと、
    第1電流源を通じて前記負の供給電圧レールに連結された第1差動増幅器、及び第2電流源を通じて前記正の供給電圧レールに連結された第2差動増幅器を有する差動入力ステージと、
    前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され差動入力ステージの出力信号が入力される電流ミラー、第3電流源、及び第4電流源を有する電流加算回路と、
    前記正の供給電圧レールと前記負の供給電圧レールとの間に連結され、前記電流加算回路の出力端に連結され差動増幅信号を出力するための出力ステージと、
    前記電流ミラーと前記第4電流源との間に連結され、前記電流加算回路の出力端及び前記出力ステージの入力端に連結され、外部バイアス制御信号を受信して前記出力ステージの入力信号のバイアス電圧を制御し、前記出力ステージのバイアス電流を制御するためのバイアス制御回路と、
    前記入力ステージの出力端と前記出力ステージの出力端との間に連結され、出力信号の周波数を補償するための周波数補償回路と、を含むことを特徴とするAB級レールトゥレール演算増幅器。
  13. 前記バイアス制御回路は、前記電流ミラーと前記第4電流源との間に互いに並列に連結された第1バイアス制御部及び第2バイアス制御部を有することを特徴とする請求項12に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  14. 前記第1バイアス制御部は、第1バイアス電圧がゲートに加わる第1バイアス制御トランジスタ、及び第1制御電圧がゲートに加わる第2バイアス制御トランジスタを有することを特徴とする請求項13に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  15. 前記第1バイアス制御部は、第1バイアス電圧と第1制御電圧との間の電圧で前記出力ステージの第1入力端にバイアス電圧を供給することを特徴とする請求項14に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  16. 前記第2バイアス制御部は、第2バイアス電圧がゲートに加わる第3バイアス制御トランジスタ、及び第2制御電圧がゲートに加わる第4バイアス制御トランジスタを有することを特徴とする請求項13に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  17. 前記第1バイアス制御部は、第2バイアス電圧と第2制御電圧との間の電圧で前記出力ステージの第2入力端にバイアス電圧を供給することを特徴とする請求項16に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  18. 前記電流加算回路の電流ミラーは、前記正の供給電圧レールと前記バイアス制御回路との間に連結され、前記第4電流源は前記負の供給電圧レールと前記バイアス制御回路との間に連結されることを特徴とする請求項12に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  19. 前記電流ミラーは第1共通ゲート増幅器を含むが、前記第1共通ゲート増幅器は、前記第1差動増幅器とカスコード連結され前記第1差動増幅器の入力に相応する第1増幅信号を出力することを特徴とする請求項18に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  20. 前記電流加算回路は、第3電流源、第4電流源、及び第2共通ゲート増幅器を含むが、前記第2共通ゲート増幅器は、前記第2差動増幅器とカスコード連結され前記第2差動増幅器の入力に相応する第2増幅信号を出力することを特徴とする請求項19に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  21. 前記出力ステージは、
    前記第1共通ゲート増幅器の出力端に連結され前記第1増幅信号を入力して、前記差動増幅信号を出力するための第1出力トランジスタと、
    前記第2共通ゲート増幅器の出力端に連結され前記第2増幅信号を入力して、前記差動増幅信号を出力するための第2出力トランジスタと、を含むことを特徴とする請求項20に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  22. 前記第1出力トランジスタは、前記正の供給電圧レールと前記出力ステージの出力端子との間に連結された共通ソース構造を有し、前記第2出力トランジスタは、前記負の供給電圧レールと前記出力ステージの出力端子との間に連結された共通ソース構造を有し、前記出力トランジスタのドレインが前記出力ステージの出力端子に連結されたことを特徴とする請求項21に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
  23. 前記周波数補償回路は、前記第1増幅器の出力端と前記出力ステージの出力端との間に連結された第1キャパシタ、及び前記第2増幅器の出力端と前記出力ステージの出力端との間に連結された第2キャパシタを含むことを特徴とする請求項12に記載のAB級レールトゥレール演算増幅器。
JP2004273476A 2003-10-13 2004-09-21 Ab級レールトゥレール演算増幅器 Pending JP2005124173A (ja)

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