JP2005123216A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シリサイド領域と非シリサイド領域を有する半導体装置において、抵抗値のバラツキの低減、及び、ソース・ドレイン領域の浅接合化を図る。
【解決手段】 シリコン基板101上に、ゲート絶縁膜102a及びゲート電極103aと、ゲート絶縁膜102b及びゲート電極102bを形成する。その後、ゲート電極103a、103bの側面上にサイドウォール105を形成する。その後、基板上に保護絶縁膜107を形成した後、ソース・ドレイン形成用のイオン注入をする。その後、保護絶縁膜107が形成された状態で、注入した不純物を活性化するための急速熱処理を行い、p型ソース・ドレイン領域106を形成する。次に、上部絶縁膜108を形成した後、非シリサイド領域SLnに、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108からなるシリサイド防止膜111を形成する。その後、選択的にシリサイド層109a、109bを形成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特にシリサイド領域と非シリサイド領域を有する半導体装置及びその製造方法に関するものである。
近年の半導体装置では、ゲート電極やソース・ドレイン領域を低抵抗化するために、シリサイド形成技術が用いられている。シリサイド形成技術とは、ゲート電極やソース・ドレイン領域におけるシリコンを、チタンやコバルト、ニッケル等の高融点金属材料と反応させることにより、ゲート電極上やソース・ドレイン領域上に金属シリサイド層を形成する技術である。
ところが、同一チップ上に、ロジック回路、SRAM回路、DRAM回路、アナログ回路領域、入出力回路(I/O)を有する半導体装置を形成する場合、ロジック回路やSRAM回路はシリサイド領域に配置し、アナログ回路、DRAM回路及び入出力回路は非シリサイド領域に配置することがある(例えば、特許文献1参照)。
この場合、ロジック回路やSRAM回路は、シリサイド領域に配置することによって、ゲート電極上やソース・ドレイン領域上に金属シリサイド層を形成して低抵抗化を図っている。一方、アナログ回路は、非シリサイド領域に配置することによって、抵抗値が高く、抵抗値のバラツキの少ない抵抗素子を形成している。また、DRAM回路や入出力回路は、非シリサイド領域に配置することによって、シリサイド層形成によるリーク電流の増大を抑制している。
以下、従来のシリサイド領域と非シリサイド領域を有する半導体装置の製造方法について説明する。
図4(a)〜図4(f)は、従来の半導体装置の製造工程を示す断面図である。
まず、図4(a)に示す工程で、n型シリコン基板201上にゲート絶縁膜202及びポリシリコン膜(図示せず)を順次形成した後、ポリシリコン膜をパターニングして、シリサイド領域SLoのゲート絶縁膜202上にゲート電極203aを形成し、非シリサイド領域SLnのゲート絶縁膜202上にゲート電極203bを形成する。その後、ゲート電極203a、203bをマスクにして、p型不純物イオンのイオン注入を行って、p型エクステンション領域となるp型拡散層204Aを形成する。
次に、図4(b)に示す工程で、基板上にシリコン酸化膜(図示せず)を形成した後、シリコン酸化膜の異方性エッチングを行なうことにより、ゲート電極203a及びゲート電極203bの側面上にそれぞれサイドウォール205を形成する。
次に、図4(c)に示す工程で、n型シリコン基板201に、ゲート電極203a、203b及びサイドウォール205をマスクにしてp型不純物イオンのイオン注入を行って、n型ソース・ドレイン注入層(図示せず)を形成する。その後、注入した不純物を活性化するために、急速熱処理(RTA)を行い、p型ソース・ドレイン領域206を形成する。これにより、p型ソース・ドレイン領域206の内側(ゲート電極側)に、p型拡散層204Aからなるp型エクステンション領域204が形成される。
次に、図4(d)に示す工程で、基板上に絶縁膜207を形成した後、絶縁膜207上に非シリサイド領域SLnを覆い、シリサイド領域SLoに開口を有するレジスト208を形成する。その後、レジスト208をマスクにして、絶縁膜207をエッチングする。これにより、非シリサイド領域SLnのみに、絶縁膜207が残存する。
次に、図4(e)に示す工程で、レジスト208を除去した後、通常のサリサイド技術を用いて、シリサイド領域SLoのゲート電極203a上にゲート上シリサイド層209aを形成すると共に、シリサイド領域SLoのソース・ドレイン領域206上にソース・ドレイン上シリサイド層209bを選択的に形成する。このとき、非シリサイド領域SLnのゲート電極203b及びソース・ドレイン領域206上には、絶縁膜207が形成されているため、シリサイド層は形成されない。
次に、図4(f)に示すように、絶縁膜207を除去した後、基板上に層間絶縁膜210を形成した後、層間絶縁膜210をエッチングしてソース・ドレイン上シリサイド層209b及びソース・ドレイン領域206に到達するコンタクトホール(図示せず)を形成する。その後、コンタクトホール内に導電材料を埋め込んでコンタクト211a、211bを形成した後、層間絶縁膜210上にコンタクト211a、211bに接続される金属配線212a、212bを形成する。
特開2000−40819号公報
しかしながら、従来のような半導体装置の製造方法では、下記のような不具合があった。
第1に、図4(c)に示すように、ゲート電極203a、203b及びシリコン基板201の表面が露出した状態で、ゲート電極203a、203b及びサイドウォール205をマスクにして、シリコン基板201にソース・ドレイン領域形成用のイオン注入を行なっている。このため、注入した不純物がゲート電極を突き抜けたり、チャネリングによってソース・ドレイン領域の拡散深さが深くなってしまうという課題がある。また、チャネリングを抑制するために、ウェハを傾けて斜めイオン注入した場合には、トランジスタ特性に非対称性が発生するという課題がある。
第2に、図4(c)に示すように、ゲート電極203a、203b及びシリコン基板201の表面が露出した状態で、注入した不純物を活性化するための熱処理を行うため、不純物の外方拡散によって抵抗値のバラツキが生じ、回路動作に悪影響を及ぼすという課題がある。特に、アナログ回路は、抵抗素子の抵抗値のバラツキに敏感であり、抵抗値のバラツキの低減が要求されている。
第3に、図4(f)に示すように、シリサイド形成工程における保護膜として用いた絶縁膜207を除去した後に、層間絶縁膜210を形成する。このため、絶縁膜207を除去する際に、シリサイド領域SLoのサイドウォール205のエッチングやシリサイド層209a、209bのエッチングが生じやすく、特性変動や歩留まり低下という課題がある。また、絶縁膜207を除去するための工程が必要である。
本発明の目的は、シリサイド領域と非シリサイド領域を備え、MISトランジスタのソース・ドレイン領域の浅接合化を図るとともに外方拡散による抵抗値のバラツキを抑制し、また、シリサイド形成工程における保護膜除去によりシリサイド領域がエッチングされることによる特性変動や歩留まり低下を防止できる半導体装置及びその製造方法を提供することである。
本発明の半導体装置は、第1のMISトランジスタが形成されたシリサイド領域と第2のMISトランジスタが形成された非シリサイド領域とを有する半導体装置であって、シリサイド領域には、半導体基板に形成された第1のMISトランジスタの第1のソース・ドレイン領域と、第1のソース・ドレイン領域上に形成された第1のシリサイド層と、第1のシリサイド層上に形成された層間絶縁膜とを備え、非シリサイド領域には、半導体基板に形成された第2のMISトランジスタの第2のソース・ドレイン領域と、第2のソース・ドレイン領域上に形成された保護絶縁膜と、保護絶縁膜上に形成された層間絶縁膜と、層間絶縁膜及び保護絶縁膜を貫通し、層間絶縁膜上に形成される配線と第2のソース・ドレイン領域とを接続するコンタクト部とを備え、保護絶縁膜は、コンタクト部を除く非シリサイド領域の全面に形成されている。
上記半導体装置において、保護絶縁膜の上面の全面上に、上部絶縁膜が形成されていてもよい。
上記半導体装置において、第1のMISトランジスタは、半導体基板上に形成された第1のゲート絶縁膜と、第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、第1のゲート電極の側面上に形成された第1のサイドウォールと、第1のゲート電極上に形成された第2のシリサイド層とを備え、第2のMISトランジスタは、半導体基板上に形成された第2のゲート絶縁膜と、第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極と、第2のゲート電極の側面上に形成された第2のサイドウォールとを備えているように構成できる。
本発明の半導体装置の製造方法は、第1のMISトランジスタが形成されたシリサイド領域と第2のMISトランジスタが形成された非シリサイド領域とを有する半導体装置の製造方法であって、半導体基板上の全面に保護絶縁膜を形成する保護絶縁膜形成工程と、半導体基板のシリサイド領域に、保護絶縁膜を介して第1のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用の第1の不純物をイオン注入する第1のイオン注入工程と、半導体基板の非シリサイド領域に、保護絶縁膜を介して第2のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用の第2の不純物をイオン注入する第2のイオン注入工程と、第1のイオン注入工程及び第2のイオン注入工程を行った後に、保護絶縁膜が形成された状態で、半導体基板中に注入された第1の不純物及び第2の不純物を活性化するための熱処理を行って、第1のMISトランジスタの第1のソース・ドレイン領域及び第2のMISトランジスタの第2のソース・ドレイン領域を形成する熱処理工程と、熱処理工程の後に、シリサイド領域の保護絶縁膜を除去し、非シリサイド領域に保護絶縁膜を残存させる絶縁膜パターニング工程と、絶縁膜パターニング工程の後に、第1のソース・ドレイン領域上に選択的に第1のシリサイド層を形成するシリサイド形成工程と、シリサイド形成工程の後に、絶縁膜パターニング工程で残存する保護絶縁膜を有した基板上の全面に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程とを有する。
上記半導体装置の製造方法によれば、基板上に保護絶縁膜を形成した状態で、ソース・ドレイン領域形成用のイオン注入を行なうため、ゲート電極における注入不純物の突き抜けを防止できるとともに、ソース・ドレイン領域におけるチャネリングを防止して拡散深さを浅くできる。さらに、保護絶縁膜が形成された状態で、注入不純物を活性化するための熱処理を行うため、熱処理による不純物の外方拡散を防止することができるので抵抗値のバラツキを低減することができる。パターニングされた保護絶縁膜を除去しないで、層間絶縁膜を形成するため、従来のように保護絶縁膜を除去した場合のようなシリサイド領域のエッチングが生じず、特性変動や歩留まりが低下するという問題も発生せず、また、保護絶縁膜を除去するための工程も不要となる。
上記半導体装置の製造方法において、熱処理工程の後で、絶縁膜パターニング工程の前に、保護絶縁膜上に上部絶縁膜を形成する工程を有し、絶縁膜パターニング工程では、シリサイド領域の保護絶縁膜及び上部絶縁膜を除去し、非シリサイド領域に保護絶縁膜及び上部絶縁膜を残存させ、層間絶縁膜形成工程では、絶縁膜パターニング工程で残存する保護絶縁膜及び上部絶縁膜を有した基板上の全面に層間絶縁膜を形成するようにしてもよい。
このように、上部絶縁膜を形成することにより、保護絶縁膜の薄膜化が可能となるため、ソース・ドレイン領域形成用イオン注入の注入エネルギーを低エネルギー化することが可能となり、ソース・ドレイン領域の浅接合化をより図ることができる。
上記半導体装置の製造方法において、第1のイオン注入工程で注入される第1の不純物と第2のイオン注入工程で注入される第2の不純物とは、同一の不純物であり、第1のイオン注入工程と第2のイオン注入工程とは、同一のイオン注入工程で行なう。
このように同一の不純物の場合はイオン注入工程を同一にできるので工程数を少なくし製造時間の短縮が図れる。
上記半導体装置の製造方法において、保護絶縁膜形成工程の前に、シリサイド領域の半導体基板上に第1のMISトランジスタの第1のゲート絶縁膜を形成する第1の工程と、非シリサイド領域の半導体基板上に第2のMISトランジスタの第2のゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、第1の工程及び第2の工程を行った後に、基板上に半導体層を形成する第3の工程と、半導体層をパターニングして、第1のゲート絶縁膜上に第1のMISトランジスタの第1のゲート電極を形成するとともに、第2のゲート絶縁膜上に第2のMISトランジスタの第2のゲート電極を形成する第4の工程と、第1のゲート電極の側面上に第1のサイドウォールを形成するとともに、第2のゲート電極の側面上に第2のサイドウォールを形成する第5の工程とを備え、第1のイオン注入工程では、第1のゲート電極及び第1のサイドウォールをマスクにして、第1のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用のイオン注入を行ない、第2のイオン注入工程では、第2のゲート電極及び第2のサイドウォールをマスクにして、第2のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用のイオン注入を行ない、シリサイド形成工程では、第1のソース・ドレイン領域上に選択的に第1のシリサイド層を形成するとともに、第1のゲート電極上に選択的に第2のシリサイド層を形成する。
これにより、シリサイド領域に形成される第1のMISトランジスタのソース・ドレイン領域上及びゲート電極上にシリサイド層を形成できる。
上記半導体装置の製造方法において、保護絶縁膜は、酸窒化膜であることが好ましい。
このように保護絶縁膜を酸窒化膜にすることにより、第1の不純物及び第2の不純物を活性化する際の熱処理工程において、酸化膜に比べて保護絶縁膜中への第1の不純物及び第2の不純物の拡散を抑制できるので、ソース・ドレイン領域の抵抗値のバラツキを低減することができる。
本発明の半導体装置及びその製造方法によれば、シリサイド領域と非シリサイド領域を有する半導体装置において、保護絶縁膜を形成することにより、ソース・ドレイン領域の浅接合化が図れるとともに外方拡散による抵抗値のバラツキが抑制されたMISトランジスタを非シリサイド領域及びシリサイド領域に形成することができる。また、保護絶縁膜を除去しないで、層間絶縁膜を形成するため、従来のように保護絶縁膜を除去した場合のようなシリサイド領域のエッチングが生じず、特性変動や歩留まりが低下するという問題も発生せず、また、保護絶縁膜を除去するための工程も不要となる。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す断面図である。
本実施形態の半導体装置は、シリサイド領域SLoと非シリサイド領域SLnを有し、各領域にMISトランジスタが形成されている。シリサイド領域SLoは、その領域内の所定部分(MISトランジスタのソース・ドレイン領域やゲート電極)の表面にシリサイド層が形成される領域であり、例えばロジック回路やSRAM回路が配置される領域である。また、非シリサイド領域SLnは、前述のようなシリサイド層を形成しない領域であり、例えばアナログ回路、DRAM回路や入出力回路が配置される領域である。
シリサイド領域SLoには、n型シリコン基板101上に形成された厚さ2nmのゲート絶縁膜102aと、ゲート絶縁膜102a上に形成された厚さ120nmのポリシリコン膜からなるゲート電極103aと、ゲート電極103a上に形成されたゲート上シリサイド層109aと、ゲート電極103aの側面上に形成された絶縁膜からなるサイドウォール105と、ゲート電極103aの側方下に位置するシリコン基板101に形成されたp型エクステンション領域104と、サイドウォール105の側方下に位置するシリコン基板101に形成されたp型ソース・ドレイン領域106と、p型ソース・ドレイン領域106上に形成されたソース・ドレイン上シリサイド層109bと、基板上に形成された層間絶縁膜112と、ソース・ドレイン上シリサイド層109bに到達するように層間絶縁膜112を貫通して設けられたコンタクト113aと、層間絶縁膜112上にコンタクト113aに接続するように形成された金属配線114aとを備えている。
一方、非シリサイド領域SLnには、n型シリコン基板101上に形成された厚さ7.5nmのゲート絶縁膜102bと、ゲート絶縁膜102b上に形成された厚さ120nmのポリシリコン膜からなるゲート電極103bと、ゲート電極103bの側面上に形成された絶縁膜からなるサイドウォール105と、ゲート電極103aの側方下に位置するシリコン基板101に形成されたp型エクステンション領域104と、サイドウォール105の側方下に位置するシリコン基板101に形成されたp型ソース・ドレイン領域106と、基板上に形成された層間絶縁膜112と、p型ソース・ドレイン領域106に到達するように層間絶縁膜112、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108を貫通して設けられたコンタクト113bと、層間絶縁膜112上にコンタクト113bに接続するように形成された金属配線114bとを備えている。そして、非シリサイド領域SLnには、ゲート電極103b及びp型ソース・ドレイン領域106上を覆うように厚さ10nmの保護絶縁膜107と厚さ50nmの上部絶縁膜108からなる積層膜が形成されている。ここで、保護絶縁膜107としては、CVD法、プラズマCVD法などによって堆積して形成した酸化膜、酸窒化膜あるいは酸化膜をプラズマ窒化して形成した酸窒化膜のいずれであっても良い。また、保護絶縁膜107の膜厚は、上部絶縁膜108に比べて膜厚が薄く、例えば、5nm以上30nm以下で形成することが好ましい。
本実施形態の構造によれば、非シリサイド領域SLnに膜厚の薄い保護絶縁膜107と所望の膜厚を有する上部絶縁膜108からなる積層膜を形成することによって、熱処理による不純物の外方拡散を防止できるので、シリサイド領域SLo及び非シリサイド領域SLnのp型ソース・ドレイン領域106の抵抗値のバラツキを低減することができる。ここで、非シリサイド領域SLnに配置されるアナログ回路における抵抗値のバラツキを低減できることは特に有用である。この他の効果については、後述の製造方法の説明で述べる。
次に、本実施形態の半導体装置の製造工程について、図2(a)〜図2(f)を参照しながら説明する。
まず、図2(a)に示す工程で、シリサイド領域SLoのn型シリコン基板101上に厚さ2nmのゲート絶縁膜102aを形成し、非シリサイド領域SLnのn型シリコン基板101上に厚さ7.5nmのゲート絶縁膜102bを形成する。その後、基板上に厚さ120nmのポリシリコン膜(図示せず)を形成した後、ポリシリコン膜をパターニングして、ゲート絶縁膜102a上にゲート電極103aを形成し、ゲート絶縁膜102b上にゲート電極103bを形成する。その後、ゲート電極103a、103bをマスクにして、p型不純物イオンのイオン注入を行って、p型エクステンション領域となるp型拡散層104Aを形成する。
次に、図2(b)に示す工程で、基板上に厚さ50nmのシリコン酸化膜(図示せず)を形成した後、シリコン酸化膜の異方性エッチングを行なうことにより、ゲート電極103a及びゲート電極103bの側面上にそれぞれサイドウォール105を形成する。その後、基板上の全面に、CVD法又はプラズマCVD法によって厚さ10nmの酸化膜からなる保護絶縁膜107を形成する。この保護絶縁膜107によって、ゲート電極103a,103b及びソース・ドレイン領域となるシリコン基板101の表面は覆われる。ここで、保護絶縁膜107の膜厚としては、5nm以上30nm以下が好ましく、酸化膜に代えてCVD法、プラズマCVD法によって堆積して形成した酸窒化膜、あるいは、酸化膜をプラズマ窒化して形成した酸窒化膜を用いてもよい。
次に、図2(c)に示す工程で、保護絶縁膜107が形成された状態で、n型シリコン基板101に、ゲート電極103a、103b及びサイドウォール105をマスクにしてp型不純物イオンのイオン注入を行って、n型ソース・ドレイン注入層(図示せず)を形成する。その後、保護絶縁膜107が形成された状態で、注入した不純物を活性化するために、1050℃の温度で5秒の急速熱処理(RTA)を行い、p型ソース・ドレイン領域106を形成する。これにより、p型ソース・ドレイン領域106の内側(ゲート電極側)に、p型拡散層104Aからなるp型エクステンション領域104が形成される。
次に、図2(d)に示す工程で、保護絶縁膜107上に厚さ50nmのシリコン酸化膜からなる上部絶縁膜108を形成する。
次に、図2(e)に示す工程で、上部絶縁膜108上に非シリサイド領域SLnを覆い、シリサイド領域SLoに開口を有するレジスト110を形成する。その後、レジスト110をマスクにして、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108をエッチングする。これにより、非シリサイド領域SLnに、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108からなるシリサイド防止膜111が形成される。
次に、図2(f)に示す工程で、レジスト110を除去した後、通常のサリサイド技術を用いて、シリサイド領域SLoのゲート電極103a上にゲート上シリサイド層109aを形成すると共に、シリサイド領域SLoのソース・ドレイン領域106上にソース・ドレイン上シリサイド層109bを選択的に形成する。このとき、非シリサイド領域SLnのゲート電極103b及びソース・ドレイン領域106上には、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108からなるシリサイド防止膜111が形成されているため、シリサイド層は形成されない。
その後、図1に示すように、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108が形成された基板上に層間絶縁膜112を形成した後、層間絶縁膜112、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108をエッチングしてソース・ドレイン上シリサイド層109b及びソース・ドレイン領域106に到達するコンタクトホール(図示せず)を形成する。その後、コンタクトホール内に導電材料を埋め込んでコンタクト113a、113bを形成した後、層間絶縁膜112上にコンタクト113a、113bに接続される金属配線114a、114bを形成する。最終的に保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108は、コンタクト113bの領域を除く非シリサイド領域SLnの全面に形成されている。
本実施形態の製造方法によれば、図2(c)に示すように、基板上に保護絶縁膜107を形成した状態で、ソース・ドレイン領域形成用のイオン注入を行なうため、ゲート電極103a、103bにおける注入不純物の突き抜け及びソース・ドレイン領域106におけるチャネリングを防止することができる。さらに、保護絶縁膜107が形成された状態で、注入不純物を活性化するための熱処理を行うため、熱処理による不純物の外方拡散を防止することができるので、非シリサイド領域SLnの抵抗値のバラツキを低減することができる。さらに、保護絶縁膜107及び上部絶縁膜108をパターニングして、この積層膜からなるシリサイド防止膜111を非シリサイド領域SLnに形成することによって、サリサイド技術を用いてシリサイド領域SLoのみにシリサイド層109a、109bを形成することができる。また、上部絶縁膜108を形成することにより、保護絶縁膜107の薄膜化が可能となるため、ソース・ドレイン領域形成用イオン注入の注入エネルギーを低エネルギー化することが可能となり、ソース・ドレイン領域の浅接合化を図ることができる。
また、シリサイド形成工程における保護膜として用いたシリサイド防止膜111を除去しないで、層間絶縁膜112を形成するため、図4に示す従来のように絶縁膜207を除去する際に、シリサイド領域SLoのサイドウォール205のエッチングやシリサイド層209a、209bのエッチングが生じやすく、特性変動や歩留まりが低下するという問題も発生せず、また、絶縁膜207を除去するための工程も不要となる。
なお、本実施形態におけるゲート上シリサイド層109a及びソース・ドレイン上シリサイド層109bとしては、チタンシリサイド層、コバルトシリサイド層、ニッケルシリサイド層、あるいは、その他の金属シリサイド層であってもよい。
(第2の実施形態)
図3(a)〜図3(f)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図である。本実施形態の半導体装置も、第1の実施形態の半導体装置と同様、シリサイド領域SLoと非シリサイド領域SLnを有し、各領域にMISトランジスタが形成される。
まず、図3(a)に示す工程で、シリサイド領域SLoのn型シリコン基板101上に厚さ2nmのゲート絶縁膜102aを形成し、非シリサイド領域SLnのn型シリコン基板101上に厚さ7.5nmのゲート絶縁膜102bを形成する。その後、基板上に厚さ120nmのポリシリコン膜(図示せず)を形成した後、ポリシリコン膜をパターニングして、ゲート絶縁膜102a上にゲート電極103aを形成し、ゲート絶縁膜102b上にゲート電極103bを形成する。その後、ゲート電極103a、103bをマスクにして、p型不純物イオンのイオン注入を行って、p型エクステンション領域となるp型拡散層104Aを形成する。
次に、図3(b)に示す工程で、基板上に厚さ50nmのシリコン酸化膜(図示せず)を形成した後、シリコン酸化膜の異方性エッチングを行なうことにより、ゲート電極103a及びゲート電極103bの側面上にそれぞれサイドウォール105を形成する。その後、基板上の全面に、厚さ30nmの酸化膜からなる保護絶縁膜115を形成する。この保護絶縁膜115によって、ゲート電極103a,103b及びソース・ドレイン領域となるシリコン基板101の表面は覆われる。ここで、保護絶縁膜115の膜厚としては、20nm以上50nm以下が好ましく、酸化膜に代えてCVD法、プラズマCVD法によって堆積して形成した酸窒化膜、あるいは、酸化膜をプラズマ窒化して形成した酸窒化膜を用いてもよい。
次に、図3(c)に示す工程で、保護絶縁膜115が形成された状態で、n型シリコン基板101に、ゲート電極103a、103b及びサイドウォール105をマスクにしてp型不純物イオンのイオン注入を行って、n型ソース・ドレイン注入層(図示せず)を形成する。その後、保護絶縁膜115が形成された状態で、注入した不純物を活性化するために、1050℃の温度で5秒の急速熱処理(RTA)を行い、p型ソース・ドレイン領域106を形成する。これにより、p型ソース・ドレイン領域106の内側(ゲート電極側)に、p型拡散層104Aからなるp型エクステンション領域104が形成される。
次に、図3(d)に示す工程で、保護絶縁膜115上に非シリサイド領域SLnを覆い、シリサイド領域SLoに開口を有するレジスト116を形成する。その後、レジスト116をマスクにして、保護絶縁膜115をエッチングする。これにより、非シリサイド領域SLnのみに、保護絶縁膜115が残存する。
次に、図3(e)に示す工程で、レジスト116を除去した後、通常のサリサイド技術を用いて、シリサイド領域SLoのゲート電極103a上にゲート上シリサイド層109aを形成すると共に、シリサイド領域SLoのソース・ドレイン領域106上にソース・ドレイン上シリサイド層109bを選択的に形成する。このとき、非シリサイド領域SLnのゲート電極103b及びソース・ドレイン領域106上には、保護絶縁膜115が形成されているため、シリサイド層は形成されない。
次に、図3(f)に示すように、保護絶縁膜115が形成された基板上に層間絶縁膜112を形成した後、層間絶縁膜112及び保護絶縁膜115をエッチングしてソース・ドレイン上シリサイド層109b及びソース・ドレイン領域106に到達するコンタクトホール(図示せず)を形成する。その後、コンタクトホール内に導電材料を埋め込んでコンタクト113a、113bを形成した後、層間絶縁膜112上にコンタクト113a、113bに接続される金属配線114a、114bを形成する。最終的に保護絶縁膜115は、コンタクト113bの領域を除く非シリサイド領域SLnの全面に形成されている。
本実施形態の製造方法によれば、図3(c)に示すように、基板上に保護絶縁膜115を形成した状態で、ソース・ドレイン領域形成用のイオン注入を行なうため、ゲート電極103a、103bにおける注入不純物の突き抜け及びソース・ドレイン領域106におけるチャネリングを防止することができる。さらに、保護絶縁膜115が形成された状態で、注入不純物を活性化するための熱処理を行うため、熱処理による不純物の外方拡散を防止することができるので、非シリサイド領域SLnの抵抗値のバラツキを低減することができる。さらに、保護絶縁膜115をパターニングして、非シリサイド領域SLnに保護絶縁膜115を残存させることによって、サリサイド技術を用いてシリサイド領域SLoのみにシリサイド層109a、109bを形成することができる。
また、パターニングされた保護絶縁膜115を除去しないで、層間絶縁膜112を形成するため、図4に示す従来のように絶縁膜207を除去する際に、シリサイド領域SLoのサイドウォール205のエッチングやシリサイド層209a、209bのエッチングが生じやすく、特性変動や歩留まりが低下するという問題も発生せず、また、絶縁膜207を除去するための工程も不要となる。
なお、本実施形態におけるゲート上シリサイド層109a及びソース・ドレイン上シリサイド層109bとしては、チタンシリサイド層、コバルトシリサイド層、ニッケルシリサイド層、あるいは、その他の金属シリサイド層であってもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、シリサイド領域SLoのソース・ドレイン領域106と非シリサイド領域SLnのソース・ドレイン領域106とを、1回のイオン注入で同時に形成したが、別々にイオン注入して形成してもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、シリサイド領域SLoのソース・ドレイン領域106上及びゲート電極103a上に、ソース・ドレイン上シリサイド層109b及びゲート上シリサイド層109aを形成したが、必ずしもゲート上シリサイド層109aは形成する必要はなく、ソース・ドレイン上シリサイド層109bのみでも良い。この場合、例えば図2(a)に示す工程で、ゲート絶縁膜上にポリシリコン膜及びシリコン窒化膜を順次形成した後、シリコン窒化膜及びポリシリコン膜をパターニングして、ゲート電極103a、103b及びゲート電極103a、103b上にゲート上絶縁膜を形成する。その後、ゲート上絶縁膜及びゲート電極103a、103bをマスクにしてp型拡散層104Aを形成した後、図2(b)〜図2(f)と同様な工程を行なう。この結果、図2(f)に示す工程で、サリサイド技術を用いてソース・ドレイン上シリサイド層109bを形成しても、ゲート電極103a上にはゲート上絶縁膜が形成されているため、ゲート上シリサイド層は形成されず、ソース・ドレイン上シリサイド層109bのみを形成することができる。
本発明は、シリサイド領域と非シリサイド領域を有する半導体装置及びその製造方法に有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の構造を示す断面図 (a)〜(f)は、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図 (a)〜(f)は、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図 (a)〜(f)は、従来の半導体装置の製造工程を示す断面図
符号の説明
101 シリコン基板
102a、102b ゲート絶縁膜
103a、103b ゲート電極
104A p型拡散層
104 p型エクステンション領域
105 サイドウォール
106 p型ソース・ドレイン領域
107 保護絶縁膜
108 上部絶縁膜
109a ゲート上シリサイド層
109b ソース・ドレイン上シリサイド層
110 レジスト
111 シリサイド防止膜
112 層間絶縁膜
113a、113b コンタクト
114a、114b 金属配線
115 保護絶縁膜
116 レジスト

Claims (8)

  1. 第1のMISトランジスタが形成されたシリサイド領域と第2のMISトランジスタが形成された非シリサイド領域とを有する半導体装置であって、
    前記シリサイド領域には、
    半導体基板に形成された前記第1のMISトランジスタの第1のソース・ドレイン領域と、
    前記第1のソース・ドレイン領域上に形成された第1のシリサイド層と、
    前記第1のシリサイド層上に形成された層間絶縁膜とを備え、
    前記非シリサイド領域には、
    前記半導体基板に形成された前記第2のMISトランジスタの第2のソース・ドレイン領域と、
    前記第2のソース・ドレイン領域上に形成された保護絶縁膜と、
    前記保護絶縁膜上に形成された前記層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜及び前記保護絶縁膜を貫通し、前記層間絶縁膜上に形成される配線と前記第2のソース・ドレイン領域とを接続するコンタクト部とを備え、
    前記保護絶縁膜は、前記コンタクト部を除く前記非シリサイド領域の全面に形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記保護絶縁膜の上面の全面上に、上部絶縁膜が形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第1のMISトランジスタは、
    前記半導体基板上に形成された第1のゲート絶縁膜と、
    前記第1のゲート絶縁膜上に形成された第1のゲート電極と、
    前記第1のゲート電極の側面上に形成された第1のサイドウォールと、
    前記第1のゲート電極上に形成された第2のシリサイド層とを備え、
    前記第2のMISトランジスタは、
    前記半導体基板上に形成された第2のゲート絶縁膜と、
    前記第2のゲート絶縁膜上に形成された第2のゲート電極と、
    前記第2のゲート電極の側面上に形成された第2のサイドウォールとを備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体装置。
  4. 第1のMISトランジスタが形成されたシリサイド領域と第2のMISトランジスタが形成された非シリサイド領域とを有する半導体装置の製造方法であって、
    半導体基板上の全面に保護絶縁膜を形成する保護絶縁膜形成工程と、
    前記半導体基板の前記シリサイド領域に、前記保護絶縁膜を介して前記第1のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用の第1の不純物をイオン注入する第1のイオン注入工程と、
    前記半導体基板の前記非シリサイド領域に、前記保護絶縁膜を介して前記第2のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用の第2の不純物をイオン注入する第2のイオン注入工程と、
    前記第1のイオン注入工程及び前記第2のイオン注入工程を行った後に、前記保護絶縁膜が形成された状態で、前記半導体基板中に注入された前記第1の不純物及び前記第2の不純物を活性化するための熱処理を行って、前記第1のMISトランジスタの第1のソース・ドレイン領域及び前記第2のMISトランジスタの第2のソース・ドレイン領域を形成する熱処理工程と、
    前記熱処理工程の後に、前記シリサイド領域の前記保護絶縁膜を除去し、前記非シリサイド領域に前記保護絶縁膜を残存させる絶縁膜パターニング工程と、
    前記絶縁膜パターニング工程の後に、前記第1のソース・ドレイン領域上に選択的に第1のシリサイド層を形成するシリサイド形成工程と、
    前記シリサイド形成工程の後に、前記絶縁膜パターニング工程で残存する前記保護絶縁膜を有した基板上の全面に層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜形成工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記熱処理工程の後で、前記絶縁膜パターニング工程の前に、前記保護絶縁膜上に上部絶縁膜を形成する工程を有し、
    前記絶縁膜パターニング工程では、前記シリサイド領域の前記保護絶縁膜及び前記上部絶縁膜を除去し、前記非シリサイド領域に前記保護絶縁膜及び前記上部絶縁膜を残存させ、
    前記層間絶縁膜形成工程では、前記絶縁膜パターニング工程で残存する前記保護絶縁膜及び前記上部絶縁膜を有した基板上の全面に前記層間絶縁膜を形成することを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記第1のイオン注入工程で注入される第1の不純物と前記第2のイオン注入工程で注入される前記第2の不純物とは、同一の不純物であり、前記第1のイオン注入工程と前記第2のイオン注入工程とは、同一のイオン注入工程で行なうことを特徴とする請求項4又は5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記保護絶縁膜形成工程の前に、
    前記シリサイド領域の前記半導体基板上に前記第1のMISトランジスタの第1のゲート絶縁膜を形成する第1の工程と、
    前記非シリサイド領域の前記半導体基板上に前記第2のMISトランジスタの第2のゲート絶縁膜を形成する第2の工程と、
    前記第1の工程及び前記第2の工程を行った後に、基板上に半導体層を形成する第3の工程と、
    前記半導体層をパターニングして、前記第1のゲート絶縁膜上に前記第1のMISトランジスタの第1のゲート電極を形成するとともに、前記第2のゲート絶縁膜上に前記第2のMISトランジスタの第2のゲート電極を形成する第4の工程と、
    前記第1のゲート電極の側面上に第1のサイドウォールを形成するとともに、前記第2のゲート電極の側面上に第2のサイドウォールを形成する第5の工程とを備え、
    前記第1のイオン注入工程では、前記第1のゲート電極及び前記第1のサイドウォールをマスクにして、前記第1のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用のイオン注入を行ない、
    前記第2のイオン注入工程では、前記第2のゲート電極及び前記第2のサイドウォールをマスクにして、前記第2のMISトランジスタのソース・ドレイン形成用のイオン注入を行ない、
    前記シリサイド形成工程では、前記第1のソース・ドレイン領域上に選択的に前記第1のシリサイド層を形成するとともに、前記第1のゲート電極上に選択的に第2のシリサイド層を形成することを特徴とする請求項4〜6のうちのいずれかの1項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記保護絶縁膜は、酸窒化膜であることを特徴とする請求項4〜7のうちのいずれかの1項に記載の半導体装置の製造方法。
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JP2009016427A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Rohm Co Ltd Cmos型半導体集積回路の製造方法

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