JP2005122942A - レバー嵌合式コネクタ - Google Patents

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Naoto Taguchi
直人 田口
Tetsuya Yamashita
哲也 山下
Takanobu Hirakawa
孝宜 平川
Atsushi Nishida
篤史 西田
Masato Namikata
真人 南方
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Abstract

【課題】 小型、かつ低挿入力で防水機能を備えたレバー嵌合式防水コネクタを提供する。
【解決手段】 嵌合フード部2を有する雌コネクタ3と、嵌合フード部2に嵌合される雄コネクタ本体4を有する雄コネクタ5と、雄コネクタ5に回動自在に設けられて回動により雄コネクタ5と雌コネクタ3とを嵌合離脱させるレバー6と、雄コネクタ5と嵌合フード部2との間に設けられてこれらの間をシールするシール部材とを備えたレバー嵌合式防水コネクタ1において、雄コネクタ本体4の外周に嵌合フード部2への雄コネクタ本体4の嵌合状態で嵌合フード部2を覆う防水フード部8を設け、この防水フード部8の外側面にレバー6を回動自在に設け、レバー6に防水フード部8を貫通して雄コネクタ本体4側に突出する支点突起9を設け、雌コネクタ3の嵌合フード部2に支点突起9が係止される支点係止部10を設けた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、雄コネクタに設けたレバーを回動させることにより雄コネクタを雌コネクタに嵌合させるとともに防水機能を有するレバー嵌合式防水コネクタに関する。
従来のレバー嵌合式コネクタとして特許文献1、特許文献2に記載されているものが提案されている。これらの特許文献1、2に記載されているレバー嵌合式のコネクタは、嵌合フード部を有する雌コネクタと、嵌合フード部に嵌合・離脱される雄コネクタ本体を有する雄コネクタと、嵌合フード部の内壁あるいは雄コネクタの外周に回動自在に支持され回動することにより、雄コネクタ本体を嵌合フード部に嵌合し、あるいは嵌合フード部内から雄コネクタ本体を離脱させるレバーとから形成されている。
そして、雌コネクタに収容されている雄端子と、雄コネクタに収容されている雌端子とを、嵌合フード部に雄コネクタ本体を嵌合させることで接続し、嵌合フード部から雄コネクタ本体を離脱することでこれらの端子の接続を解除する。この場合、レバーによるてこの原理により、雌コネクタに雄コネクタを挿入する挿入力を低減することができる。
ところで、このようなレバー嵌合式コネクタにおいて、上記雌雄の端子の防水機能を持たせる場合には、雄コネクタ本体の外周面と嵌合フード部の内周面との間にシール部材を介在させると共に、雌コネクタのフード部の外側、雄コネクタ本体の外側(レバーの外側)にそれぞれ防水フード部を設けて、嵌合フード部と雄コネクタ本体との嵌合部位を覆う必要がある。
特開2002−280111号 特開2002−359028号
ところが、上記のように、レバー嵌合式コネクタに防水機能を持たせる構造とするために、雄コネクタ、雌コネクタにそれぞれ防水フード部を設けると、防水フード部の厚み分だけレバー嵌合式コネクタの厚みが増し、大型化してしまうという問題がある。
また、他のレバー構造のコネクタとして回転タイプや、スライドタイプのレバー嵌合式コネクタで防水機能を持たせると、これらのタイプのコネクタは嵌合荷重を低減させる効果(低挿入力効果)のロスが大きいため、自ずとレバーが大型になったり、レバーの回動スペース(力点移動量)が増えて、その結果車両への搭載スペースが大きくなる。
そこで、本発明は、小型、かつ低挿入力で防水機能を備えたレバー嵌合式防水コネクタの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、嵌合フード部を有する雌コネクタと、前記嵌合フード部に嵌合される雄コネクタ本体を有する雄コネクタと、雄コネクタに回動自在に設けられて回動により雄コネクタと雌コネクタとを嵌合離脱させるレバーと、前記雄コネクタと前記嵌合フード部との間に設けられてこれらの間をシールするシール部材とを備えたレバー嵌合式防水コネクタであって、前記雄コネクタ本体の外周に前記嵌合フード部への前記雄コネクタ本体の嵌合状態で嵌合フード部を覆う防水フード部を設け、この防水フード部の外側面に前記レバーを回動自在に設け、前記レバーに前記防水フード部を貫通して前記雄コネクタ本体側に突出する支点突起を設け、前記雌コネクタの嵌合フード部に前記支点突起が係止される支点係止部を設けたことを特徴とする。
このレバー嵌合式コネクタにおいて、雌コネクタの嵌合フード部に雄コネクタのコネクタ本体を対向させて挿入し、レバーの支点突起を支点係止部に係止した状態でレバーを支点係止部を中心に回動させると、このレバーの回動によって雄コネクタ本体は嵌合フード部内に押圧挿入される。この場合、レバーによるてこの作用で挿入する際の嵌合荷重が低減される。また、この状態では、嵌合フード部と雄コネクタ本体との間にシール部材が設けられ、防水フード部により嵌合フード部と雄コネクタ本体との嵌合状態が覆われている。
雄コネクタ本体が嵌合フード部内に嵌合している状態から、レバーを上記と逆方向に支点係止部を中心に回動させると、このレバーの回動により雄コネクタ本体が嵌合フード部内から離脱する。この場合も、レバーによるてこの作用によって離脱荷重が低減される。
請求項2の発明は、請求項1記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、前記防水フード部の外側面から突出する回動支軸が挿入される長孔状の回動孔を前記レバーに設け、前記レバーに前記防水フード部を貫通して前記雄コネクタ本体側に突出するスライド誘導突起を設け、前記雌コネクタの嵌合フード部に前記スライド誘導突起が当接案内されて前記レバーを嵌合方向と交差する方向へスライドさせるスライド当接用突起を設けたことを特徴とする。
このレバー嵌合式防水コネクタでは、レバーを回動させることにより嵌合フード部内に雄コネクタ本体を挿入・嵌合させると、レバーのスライド誘導突起がスライド当接用突起に案内される。これにより、レバーは嵌合方向と交差する方向へスライドする。このとき、回動支軸は回動孔内を移動する。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、前記支点係止部が、前記嵌合フード部への前記雄コネクタ本体の挿入嵌合時に係止する挿入用支点係止突起と、前記嵌合フード部から雄コネクタの離脱時に係止する離脱用支点係止突起とからなることを特徴とする。
このレバー嵌合式防水コネクタでは、雌コネクタの嵌合フード部に雄コネクタのコネクタ本体を対向させて挿入し、レバーの支点突起を挿入用支点係止突起に係止した状態でレバーを支点係止部を中心に回動させると、このレバーの回動によって雄コネクタ本体は嵌合フード部内に押圧挿入される。この状態では、嵌合フード部と雄コネクタ本体との間にシール部材が設けられ、防水フード部により嵌合フード部と雄コネクタ本体との嵌合状態が覆われている。
また、雄コネクタ本体が嵌合フード部内に嵌合している状態から、レバーを上記と逆方向に離脱用支点係止突起を中心に回動させると、このレバーの回動により雄コネクタ本体が嵌合フード部内から離脱される。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、前記回動支軸を前記嵌合フード部の全長の中心に対して左右対称位置にそれぞれ設けて、前記レバーを一方の回動支軸に回転自在に支持した第1の取り付け位置と、他方の回動支軸に回転自在に支持した第2の取り付け位置とに選択的に取り付け可能としたことを特徴とする。
このレバー嵌合式防水コネクタでは、レバーを一方の回動支軸に回転自在に支持することにより、第1の取り付け位置に支持することができ、レバーを他方の回動支軸に回転自在に支持することにより、第2の取り付け位置に支持することができる。従って、第1の取り付け位置、第2の取り付け位置にレバーを選択的に取り付けることができる。
請求項5の発明は、請求項1記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、前記防水フード部の外側面から回動支軸を前記嵌合フード部の全長に対して左右対称位置にそれぞれ設け、前記回動支軸のいずれか一方が挿入されることによりレバーを防水フード部に回転自在に支持する第1の回動孔と前記回動支軸のいずれか他方が挿入されることによりレバーを嵌合方向と交差する方向へスライドさせるレバースライド機能を備えた第2の回動孔とをレバーに設けたことを特徴とする。
このレバー嵌合式防水コネクタでは、第1の回動孔に一方の回動支軸を挿入することによりレバーは防水フード部に回動自在に支持される。また、第2の回動孔に他方の回動支軸を挿入することによりレバーは嵌合方向と交差する方向へスライドする。
請求項1の発明によれば、雄コネクタ本体の外周に嵌合フード部への雄コネクタ本体の嵌合状態で嵌合フード部を覆う防水フード部を設けたことにより、嵌合フード部の内壁と雄コネクタ本体の外周との間が外部から遮断され防水機能が得られる。
また、防水フード部の外周面にレバーを回動自在に設け、レバーの支点突起を防水フード部を貫通して雄コネクタ本体側に突出して設けて雄コネクタの嵌合フード部に設けた支点係止部に係止させたので、コネクタ全体の厚みが厚くなることがなく、小型化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる他に、レバーを回動操作すると、スライド誘導突起がスライド当接用突起に当接案内されてスライドするので、レバーの回動により雄コネクタ本体を嵌合フード部内にスムーズに嵌合させることができる。また、嵌合フード部内に雄コネクタ本体が嵌合している状態からレバーを回動させると、レバーがスライドすることで雄コネクタ本体を嵌合フード部内から滑らかに離脱することができる。
請求項3の発明によれば、請求項1、2と同様の効果が得られる他に、嵌合フード部内に雄コネクタ本体を嵌合させるときは、挿入用支点係止突起に支点突起が係止して、この挿入用支点係止突起を中心にレバーが回動するので嵌合フード部へ雄コネクタを低挿入力で挿入することができる。また、嵌合フード部に雄コネクタ本体が嵌合している状態から雄コネクタ本体を離脱させる場合には、離脱用支点係止突起にレバーの支点突起が係止して、この離脱用支点係止突起を中心にレバーが回動するので嵌合フード部から雄コネクタを低離脱力で離脱させることができる。このように、レバーがスライドすることにより、より低挿入力、低離脱力化とすることができる。
請求項4の発明によれば、請求項1から3と同様の効果が得られる他に、レバーの取り付け位置を第1、第2の取り付け位置に選択的に設定できるので、例えば雄コネクタの背面側(雌コネクタとの嵌合面と反対側)からの電線の引き出しの際にレバーが邪魔になるのを防止することができる。これにより、電線の引き出し方向に制限がなくなる。また、電線の引き出し方向毎に、雄コネクタ、雌コネクタを新設する必要がなくなるので部品の種類を低減でき、工数、コストを削減することが可能となる。
請求項5の発明によれば、請求項1と同様の効果が得られる他に第2の回動孔に他方の回動支軸を挿入することによりレバーは嵌合方向と交差する方向へスライドするので、レバーの回動により雄コネクタ本体を嵌合フード部内にスムーズに嵌合させることができる。また、嵌合フード部内に雄コネクタ本体が嵌合している状態からレバーを回動させると、レバーがスライドすることで雄コネクタ本体を嵌合フード部内から滑らかに離脱することができる。このようにレバーがスライドすることにより、より低挿入力化、低離脱力化とすることができる。
また、本発明では、第2の回動孔に他方の回動支軸を挿入することにより、レバーをスライドさせることができるので、嵌合フード部の外周面にレバーをスライドさせるための突起等を設ける必要がなくなり、嵌合フード部の外周を簡素化することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
<第1実施形態>
図1乃至図10を用いて、本発明に係るレバー嵌合式防水コネクタ(以下単に「コネクタ」という)1の実施形態について説明する。図1はコネクタ1を示す分解斜視図、図2は側面図、図3は雌コネクタ3を示す斜視図、図4は雄コネクタ5を示し、(a)は上面図、(b)は(a)のa−a線に沿って切断した断面図である。図5はコネクタ1を構成する雄コネクタ5をレバー6が取り付けられた状態で示す斜視図、図6は雄コネクタ5をレバー6が取り付けられた状態で示し(a)は側面図、(b)は底面図、(c)は(a)のC矢視図である。
図1に示すように、コネクタ1は、嵌合フード部2を有する雌コネクタ3と、嵌合フード部2に嵌合される雄コネクタ本体4を有する雄コネクタ5と、雄コネクタ5に回動自在に設けられて回動により雄コネクタ5と雌コネクタ3とを嵌合離脱させるレバー6と、雄コネクタ5と嵌合フード部2との間に設けられてこれらの間をシールするシール部材(図10(b)、(c)参照)7とを備えている。
また、本実施形態のコネクタ1は、雄コネクタ本体4の外周に嵌合フード部2への雄コネクタ本体4の嵌合状態で嵌合フード部2を覆う防水フード部8が設けられ、この防水フード部8の外周面26a、26bにレバー6が回動自在に設けられ、レバー6に防水フード部8を貫通して雄コネクタ本体4側に突出する支点突起9が設けられ、雌コネクタ3の嵌合フード部2に支点突起9が係止される支点係止部10が設けられている。
図1乃至図3に示すように、雌コネクタ3は、矩形板状の雌コネクタハウジング11の一面側から嵌合フード部2が突出して設けられている。嵌合フード部2は、大小2つのフード部2a、2bから形成され、これらのフード部2a、2bはそれぞれ独立して設けられている。フード部2bの上下面12a、12bには、後述するレバー6の支点突起9が係止される支点係止部10が設けられている。
支点係止部10は、フード部2a、2b内に雄コネクタ5の雄コネクタ本体4を挿入する際にレバー6の支点突起9が係止する挿入用支点係止突起13と、フード部2a、2b内から雄コネクタ本体4を離脱させる際にレバー6の支点突起9が係止する離脱用支点係止突起14とで形成されている。挿入用支点係止突起13は、フード部2bの開口端側に臨む平行面13aと、雌コネクタハウジング11側に対向すると共に、フード部2a側に向けて登り傾斜の係止斜面13bとが設けられている。
また、離脱用支点係止突起14は、雌コネクタハウジング11から嵌合方向に沿って形成された直線部14aと、この直線部14aに連続して挿入用支点係止突起13から離れる方向(フード部2a側)に向けて略直角に屈曲した屈曲部14bとで形成され、屈曲部14aの外側面、すなわち係止斜面13b側に対向する面が離脱用の係止斜面14cとなっている。
フード部2aの上下面15a、15bには、後述するレバー6のスライド誘導突起16が当接案内されるレバースライド用当接突起17が、略中央部分に設けられている。このレバースライド用当接突起17は、雌コネクタハウジング11側からフード部2aの開口側に向けて設けられた直線部17aと、この直線部17aに連続してフード部2aの開口端まで設けられた傾斜部17bとで形成され、傾斜部17bの開口端側には、スライド誘導突起16を拾い込むための拾い部17cが設けられている。さらに、レバースライド当接用突起17と略平行に仮係止解除用突起18が設けられている。この仮係止解除用突起18は、フード部2aの上下面15a、15bに対して登り傾斜の拾い斜面18aと、一定の高さの保持面18bとが形成されている。また、フード部2aの外側面19には、雄コネクタ5との嵌合状態を保持するロック手段のロック突起21が形成されている。
フード部2a、2b内には、図4(a)、(b)に示すように、雌コネクタハウジング11内に収容された雄端子22、23の接触部22a、23aが突設されており、雄コネクタ5との嵌合状態で、雄コネクタ本体4の端子収容室29a、29b内に収容されている相手端子(雌端子30a,30b 図10(b)、(c)参照)と接続される。
図5及び図6に示すように、雄コネクタ5は、フード部2a、2bに対応してそれぞれ独立して設けられた大小2つの雄コネクタ本体4a、4bと、これらの雄コネクタ本体4a、4bの周囲にそれぞれ設けられた2つの防水フード部8a、8bとで形成されている。雄コネクタ本体4a、4bと防水フード部8a、8bとは、嵌合面(フード部2a、2b内への雄コネクタ本体4a、4bの挿入・嵌合する面)24と反対側の電線引出面25側でそれぞれ一体に形成されている。
そして、図6(b)に示すように、雄コネクタ本体4a、4bの外周面26a、26bと防水フード部8a、8bの内周面27a、27bとの間には、電線引出面25側から嵌合面24側にかけてフード部挿入空間28a、28bが形成されている。これらのフード部挿入空間28a、28b内には、雌コネクタ3と雄コネクタ5とが嵌合した状態で雌コネクタ3のフード部2a、2bがそれぞれ挿入可能となっている。また、雄コネクタ本体4a、4bには、多段に形成された複数の端子収容室29a、29bが設けられており、これらの端子収容室29a、29b内には、雌端子30がそれぞれ収容されている。また、雌端子30にはそれぞれ電線(不図示)端末が接続されており、電線引出面25から電線が引き出されている。
さらに、雄コネクタ本体4a、4bの外周面26a、26bには、環状のシール部材7a、7b(図10(c)参照)が嵌め込まれている。これらの環状のシール部材7a、7bは、フード部2a、2b内に雄コネクタ本体4a、4bが挿入・嵌合されると、フード部2a、2bの内壁と雄コネクタ本体4a、4bの外周との間に介在されてフード部2a、2bの内壁と雄コネクタ本体4a、4bとの間をシールする。また、フード部2a、2bと雄コネクタ本体4a、4b間がシール部材7a、7bによってシールされている状態では、防水フード部8a、8bが雌コネクタ3のフード部2a、2bの外側を覆っている。
また、防水フード部8a、8bは、2つの雄コネクタ本体4a、4bに対応してそれぞれ設けられている。また、防水フード部8a、8bは連結突起31によって連結されて一体にされ、一つの雄コネクタ5に形成されている。防水フード部8aの両側面32、32には、窓部33が設けられ、防水フード部8bの両側面34、34にも窓部35が設けられている。また、防水フード部8bの側面32、32には回動支軸36、36が突設されている。この回動支軸36、36はレバー6の回動孔42内に挿入される。また、防水フード部8bには、嵌合面24側から外側外周を通って電線引出面25側まで略L字状のレバー先端部保持壁37が設けられている。
防水フード部8aには、外側にレバー保持部43が設けられ、レバー保持部43の上部角部に仮係止段部38が設けられている。レバー保持部43には、後述するレバー6のロックアーム46が挿入され、仮係止段部38には、レバー6の仮係止アーム44が当接し、レバー6が雄コネクタ5に対して仮係止位置に保持される。
レバー6は、一対のレバー側板39、39と、これらのレバー側板39、39の一側同士を連結すると共に、レバー6の回動時に操作される連結操作部40とで略コ字型形状に形成されている。一対の側板39、39の他側の自由端側には、保持片41、41がそれぞれ形成されている。また、保持片41、41側に、支点突起9、9が内側(互いに接近する方向)に向けて突設されている。これらの支点突起9、9は、雄コネクタ本体4に回動自在に支持された状態では、防水フード部8bの窓部35を貫通して雄コネクタ本体4b側に突出し、フード部2bの挿入用支点係止突起13、離脱用支点係止突起14と係止可能となっている。
一対のレバー側板39、39の中間部には、長孔状の回動孔42が形成されている。この回動孔42内には、上記したように回動支軸36が挿入され、これによりレバー6が雄コネクタ本体4に回動自在に支持される。さらに、一対のレバー側板39、39には、内側に向けてスライド誘導突起16、16が設けられている。このスライド誘導突起16、16は、レバー6が防水フード部8bに回動自在に支持された状態で窓部33を貫通して雄コネクタ本体4a側へ突出し、フード部2aのレバースライド当接用突起17に当接案内されるようになっている。また、一対のレバー側板39、39には、連結操作部40側に可撓性の仮係止アーム44、44が設けられている。この仮係止アーム44、44は、レバー6が雄コネクタ本体4bに回動自在に支持された状態で、防水フード部8aの仮係止段部38に当接し、雄コネクタ5に対する仮係止位置にレバー6を保持する。
連結操作部40は、一対のレバー側板39、39の一側を連続して連結する連結板45と、この連結板45の内側に設けられたロックアーム46と、一対のレバー側板39、39の上端面に設けられた操作面47、47とで形成されている。ロックアーム46は、枠状で上部両側が一対のレバー側板39、39の内壁に一体連結され、下部側の中央部分にロック枠部48が設けられている。また、上記連結板45は、レバー6が仮係止位置から本係止位置に回動した状態では、防水フード部8aの外側に位置し、ロックアーム46はレバー保持部43内に挿入される。また、ロック枠部48には、フード部2aのロック突起21が係合する。
次に、上記構成のコネクタ1の嵌合手順について説明する。
図1及び図2に示すように、雄コネクタ5と雌コネクタ2とを対向させ、フード部2a、2bと雄コネクタ本体4a、4bを対向させる。この状態では、雄コネクタ5に対してレバー6は仮係止位置に保持されている。すなわち、レバー6の仮係止アーム44、44が防水フード部8aの仮係止段部38に当接している。
次に、図7及び図8に示すように、雄コネクタ本体4a、4bを嵌合フード部2のフード部2a、2b内に仮嵌合させる。この状態では、レバー6は、雄コネクタ5に対して仮係止位置にあり、図7(b)に示すように仮係止解除用突起18が仮係止アーム44を外側に押し上げて仮係止状態を解除する。スライド誘導突起16は、レバースライド用当接突起17の初期位置に当接している。
この状態からレバー6の連結操作部40に力Fを加えると、レバー6はスライド誘導突起16がレバースライド用当接突起17によって案内されて、嵌合方向と交差する方向、すなわち雄コネクタ5の長手方向に案内されて、雄コネクタ本体4b側にスライドする。支点突起9が挿入用支点係止突起13に係合して、この挿入用支点係止突起13を支点として回動する。この回動動作により回動支軸36を介して回動力が雄コネクタ本体4a、4bに加わり、雄コネクタ本体4a、4bはフード部2a、2b内に挿入される。
そして、図9及び図10に示すように、レバー6をさらに回動させるとロック枠部48がフード部2aのロック突起21と係合し、雄コネクタ本体4a、4bがフード部2a、2b内に完全に挿入・嵌合され、雄コネクタ5と雌コネクタ3との嵌合が終了する。
次に、図9に示すように、雄コネクタ5と雌コネクタ3とが嵌合している状態から離脱する場合には、ロックアーム46を撓ませてロック突起21とロック枠部48とのロック状態を解除する。ロック突起21とロック枠部48とのロックを解除した状態で、レバー6を解除方向(図において反時計方向)に回動させる。レバー6を解除方向に解除させると支点突起9が離脱用支点係止突起14に係止して、離脱用支点係止突起14を中心にレバー6が回動する。この回動力が回動支軸36を介して雄コネクタ本体4a、4bに加わり、雄コネクタ本体4a、4bがフード部2a、2b内から離脱する。さらに、レバー6を回動させることで、レバー6の仮係止アーム44が仮係止段部38に係合してレバー6が仮係止位置に保持され、この状態で雄コネクタ5を雌コネクタ3から離間させることにより雄コネクタ5と雌コネクタ3との嵌合を離脱することができる。
本実施形態のコネクタによれば、雄コネクタ本体4a、4bの外周にフード部2a、2bへの雄コネクタ本体4a、4bの嵌合状態で嵌合フード部2a、2bを覆う防水フード部8a、8bを設けたことにより、嵌合フード部2a、2bの内壁と雄コネクタ本体4a、4bの外周との間が外部から遮断され防水機能が得られる。
また、防水フード部8a、8bの外周面にレバー6を回動自在に設け、レバー6の支点突起9を防水フード部8a、8bを貫通して雄コネクタ本体4a、4b側に突出して設けて雄コネクタ5の嵌合フード部2a、2bに設けた支点係止部10に係止させたので、コネクタ1全体の厚みが厚くなることがなく、小型化を図ることができる。
すなわち、従来からのレバー嵌合式コネクタにおいて防水機能を持たせる場合、雌コネクタのフード部の外側、雄コネクタ本体の外側(レバーの外側)にそれぞれ防水フード部を設ける必要がある。しかし、本実施形態では、防水フード部8の外側にレバーを回動自在に支持し、このレバーに防水フード部8を貫通して雄コネクタ本体側に突出する支点突起を設け、嵌合フード部の外周側に支点突起が係止される支点係止部を設けた構成とすることにより、従来設ける必要があったレバーの外側を覆うカバー分がなくなる(板2枚分がなくなる)ので小型化が可能となる。
また、レバー6を回動操作すると、スライド誘導突起16がレバースライド当接用突起17に当接案内されてスライドするので、レバー6の回動により雄コネクタ本体4a、4bを嵌合フード部2a、2b内にスムーズに嵌合させることができる。また、嵌合フード部2a、2b内に雄コネクタ本体4a、4bが嵌合している状態からレバー6を回動させると、レバー6がスライドすることで雄コネクタ本体4a、4bを嵌合フード部2a、2b内から滑らかに離脱することができる。
さらに、嵌合フード部2a、2b内に雄コネクタ本体4a、4bを嵌合させるときは、挿入用支点係止突起13に支点突起9が係止して、この挿入用支点係止突起13を中心にレバーが回動するので、てこの作用で嵌合フード部2へ雄コネクタ5を低挿入力で挿入することができる。また、嵌合フード部2に雄コネクタ本体4a、4bが嵌合している状態から雄コネクタ本体4a、4bを離脱させる場合には、離脱用支点係止突起14にレバー6の支点突起9が係止して、この離脱用支点係止突起14を中心にレバー6が回動するのでてこの作用で嵌合フード部2a、2bから雄コネクタ5を低離脱力で離脱させることができる。
<第2実施形態>
次に第2実施形態のレバー嵌合式防水コネクタ(以下「コネクタ」という)51について図11乃至図17を用いて説明する。
図11に示すように、コネクタ51は、嵌合フード部52を有する雌コネクタ53と、嵌合フード部52に嵌合される雄コネクタ本体54を有する雄コネクタ55と、雄コネクタ55に回動自在に設けられて回動により雄コネクタ55と雌コネクタ53とを嵌合離脱させるレバー56と、雄コネクタ55と嵌合フード部52との間に設けられてこれらの間をシールするシール部材(図15(b)参照)57とを備えている。
また、本実施形態のコネクタ51は、雄コネクタ本体54の外周に嵌合フード部52への雄コネクタ本体54の嵌合状態で嵌合フード部52を覆う防水フード部58が設けられ、この防水フード部58の外側面にレバー56が回動自在に設けられ、レバー56に防水フード部58を貫通して雄コネクタ本体54側に突出する支点突起59が設けられ、雌コネクタ53の嵌合フード部52に支点突起59が係止される支点係止部60(60L、60R)が設けられている。
そして、本実施形態では、嵌合フード部52の全長L1の中心CLに対して、レバー56が係止する部位、すなわち支点係止部60L、60R、後述するレバースライド用当接突起67L、67Rを左右対称に設けて、レバー56の防水フード部58への取り付け方向を第1の取り付け位置と、この第1の取り付け位置の逆方向の第2の取り付け位置に取り付け可能としている。
図11及び図12に示すように、雌コネクタ53は、矩形板状の雌コネクタハウジング61の一面側から嵌合フード部52が突出して設けられている。嵌合フード部52は、大小2つのフード部52a、52bから形成され、これらのフード部52a、52bはそれぞれ独立して設けられている。フード部52aとフード部52bの上下面62a、62b、65a、65bには、後述するレバー56の支点突起59がそれぞれ係止可能な支点係止部60L、60Rが、雌コネクタ53の全長L1の中心CLに対して対称位置に設けられている。支点係止部60L、60Rは、フード部52a、52b内に雄コネクタ55の雄コネクタ本体54を挿入する際にレバー56の支点突起59が係止する挿入用支点係止突起63L、63Rと、フード部52a、52b内から雄コネクタ本体54を離脱させる際にレバー56の支点突起59が係止する離脱用支点係止突起64L、64Rとで形成されている。そして、レバー56が係合する部位である、挿入用支点係止突起63Lと挿入用支点係止突起63Rは、中心CLに対して対称位置(中心CLからの距離L2が等しい)に設けられ、離脱用支点係止突起64L、64Rも中心CLに対して対称位置(中心CLからの距離L3が等しい)に設けられている。
また、フード部52a、52bの上下面62a、62b、65a、65bには、後述するレバー56のスライド誘導突起66が当接案内されるレバースライド用当接突起67L、67Rが設けられている。そして、レバー56が係合する部位であるこれらのレバースライド用当接突起67L、67Rは、中心CLに対して対称位置(中心CLからの距離L4が等しい)に設けられている。
さらに、フード部52a、52bの両外側には、平板状の外側面69R、69Lが形成されている。これらの外側面69R、69Lのフード部52a、52bの上下面62a、62b,65a、65bより突出した部分が、仮係止解除用突起68L、68Rとなっている。この仮係止解除用突起68L、68Rはその先端部に拾い傾斜面70L、70Rがそれぞれ形成されている。また、外側面69L、69Rには、雄コネクタ55との嵌合状態を保持するロック手段のロック突起71L、71Rがそれぞれ形成されている。
フード部52a、52b内には、雌コネクタハウジング61内に収容された雄端子72、73の接触部72a、73aが突設されており、雄コネクタ55との嵌合状態で、雄コネクタ本体54の端子収容室79a、79b内に収容されている相手端子と接続される。
雄コネクタ55は、フード部52a、52bに対応してそれぞれ独立して設けられた大小2つの雄コネクタ本体54a、54bと、これらの雄コネクタ本体54a、54bの周囲にそれぞれ設けられた2つの防水フード部58a、58bとで形成されている。雄コネクタ本体54a、54bと防水フード部52a、52bとは、嵌合面(フード部52a、52b内への雄コネクタ本体54a、54bの挿入・嵌合する面)74と反対側の電線引出面75側で一体に形成されている。そして、雄コネクタ本体54a、54bの外周面76a、76bと防水フード部58a、58bの内周面77a、77bとの間には、電線引出面75側から嵌合面74側にかけてフード部挿入空間78a、78bが形成されている。これらのフード部挿入空間78a、78b内には、雌コネクタ53と雄コネクタ55とが嵌合した状態で雌コネクタ53のフード部52a、52bがそれぞれ挿入可能となっている。また、雄コネクタ本体54a、54bには、多段に形成された複数の端子収容室79a、79bが設けられており、これらの端子収容室79a、79b内には、雌端子80がそれぞれ収容されている。また、雌端子80にはそれぞれ電線(不図示)端末が接続されており、電線引出面75から電線が引き出されている。
さらに、雄コネクタ本体54a、54bの外周面76a、76bには、環状のシール部材57a、57b(図15(b))が嵌め込まれている。これらの環状のシール部材57a、57bは、フード部52a、52b内に雄コネクタ本体54a、54bが挿入・嵌合されると、フード部52a、52bの内壁と雄コネクタ本体54a、54bの外周との間に介在されてフード部52a、52bの内壁と雄コネクタ本体54a、54bとの間をシールする。また、フード部52a、52bと雄コネクタ本体54a、54b間がシール部材57a、57bによってシールされている状態では、防水フード部58a、58bが雌コネクタ53のフード部52a、52bの外側を覆っている。
防水フード部58a、58bは、2つの雄コネクタ本体54a、54bに対応してそれぞれ設けられており、電線引出面75側でそれぞれ一体に形成されている。また、防水フード部58a、58bは連結突起81によって連結されて一体にされて、一つの雄コネクタ55に形成されている。防水フード部58aの両側面82、82には、窓部83が設けられ、防水フード部58bの両側面84、34にも窓部85が設けられている。また、防水フード部58a、防水フード部58bの両側面82、84には回動支軸86L、86Rがそれぞれ突設されている。これらの回動支軸86L、86Rは、フード部52の全長L1の中心に対して左右対称位置(中心CLからの距離P1が等しい)に設けられている。これらの回動支軸86L、86Rは、レバー56に設けた回動孔92、93内に挿入される。
また、防水フード部58a、58bには、外側の角部に仮係止段部88L、88Rが設けられている。この仮係止段部88L、88Rには、レバー56の仮係止アーム94が当接し、レバー56が雄コネクタ55に対して仮係止位置に保持される。また、防水フード部58a、58bの両側部には、レバー保持部99、99がそれぞれ設けられている。このレバー保持部99、99内には、レバー56が第1の取り付け位置、第2の取り付け位置で取り付けられた状態で、連結操作部90のロックアーム96がそれぞれ挿入される。
レバー56は、一対のレバー側板89、89と、これらのレバー側板89、89の一側同士を連結すると共に、レバー56の回動時に操作される連結操作部90と、一対の側板89、89の先端側を連結する連結補強部91とで形成されている。一対の側板89、89の中間部には、回動孔92、93が設けられている。回動孔92は、直線的な長孔状に形成され、回動孔93は、回動孔92より長い屈曲した長孔状に形成されている。
そして、図16(a)に示すように、レバー56を雄コネクタ55に対して、回動孔92内に回動支軸86Rを挿入し、回動孔93に回動支軸86Lを挿入した第1の取り付け位置に対して、図16(b)に示すように、回動孔92内に回動支軸86Lを挿入し、回動孔93に回動支軸86Rを挿入した第2の取り付け位置の2つの取り付け方ができる。これらの第1、第2の取り付け位置では、雄コネクタ本体54a側にレバー56の連結操作部90が位置した取り付け位置に対して、雄コネクタ本体54b側にレバー56の連結操作部90が位置する取り付け位置は逆方向の取り付け位置となっている。
また、一対の側板89、89には、一対の側板89、89の連結補強部91側に、支点突起59、59が内側(互いに接近する方向)に向けて突設されている。これらの支点突起59、59は、雄コネクタ本体54に回動自在に支持された状態では、防水フード部58aの窓部83を貫通して雄コネクタ本体54a側へ突出し、また、防水フード部58bの窓部85を貫通して雄コネクタ本体54b側へ突出し、フード部2aの挿入用支点係止突起63L、離脱用支点係止突起64L、防水フード部58aの挿入用支点係止突起63R、離脱用支点係止突起64Rと係止可能となっている。
さらに、一対のレバー側板89、89には、内側に向けてスライド誘導突起66、66が設けられている。このスライド誘導突起66、66は、レバー56が防水フード部58bに回動自在に支持された状態で窓部83を貫通して雄コネクタ本体54a側へ突出し、フード部52aのレバースライド当接用突起67Lに当接案内されるようになっている。また、レバー56が防水フード部58aに回動自在に支持された状態で窓部85を貫通し雄コネクタ本体54b側へ突出し、フード部52bのレバースライド当接用突起67Rに当接案内されるようになっている。
また、一対のレバー側板89、89には、連結操作部90側に仮係止アーム94、94が設けられている。この仮係止アーム94、94は、レバー56が雄コネクタ本体54bに回動自在に支持された状態で、防水フード部58aの仮係止段部88(88R、88L)に当接することで雄コネクタ55に対する仮係止位置に保持される。
連結操作部90は、一対のレバー側板89、89の一側を連続して連結する連結板95と、この連結板95の内側に設けられたロックアーム96と、一対のレバー側板89、89の上端面に設けられた操作面97、97とで形成されている。ロックアーム96は、枠状で上部両側が一対のレバー側板89、89の内壁に一体連結され、下部側の中央部分にロック枠部98が設けられている。また、上記連結板95は、レバー56が仮係止位置から本係止位置に回動した状態では、防水フード部58aの外側に位置し、ロックアーム96はフード部52aと防水フード部58aとの間に挿入される。また、ロック枠部98には、フード部52aのロック突起71Lが係合する。また、逆方向位置にレバー56が取り付けられた場合には、フード部52bのロック突起71Rが係合する。
次に、本実施形態の作用について説明する。
図16(a)に示すように、レバー56を第1の取り付け位置に取り付ける場合には、雄コネクタ本体54bの回動支軸86Rを回動孔92内に挿入し、回動支軸86Lを回動孔93に挿入する。この状態では支点突起59は、防水フード部58bの窓部85を貫通して雄コネクタ本体54b側へ突出している。また、仮係止アーム94は、防水フード部58aの仮係止段部88に係止される。
また、図16(b)に示すように、レバー56を第2の取り付け位置に取り付ける場合には、雄コネクタ本体54aの回動支軸86Lを回動孔92内に挿入し、回動支軸86Rを回動孔93内に挿入する。この状態では、支点突起59は、防水フード部58aの窓部83を貫通して雄コネクタ本体54a側へ突出している。また、仮係止アーム94は、防水フード部58bの仮係止段部88に係止される。
レバー56を第1の取り付け位置に取り付けた状態で雄コネクタ55を雌コネクタ53へ取り付けるには、図17(a)に示すように、雄コネクタ55と雌コネクタ53とを対向させ、フード部52a、52bと雄コネクタ本体54a、54bを対向させる。この状態では、雄コネクタ55に対してレバー56は仮係止位置に保持されている。すなわち、レバー56の仮係止アーム94、94が防水フード部58aの仮係止段部88Lに当接している。
次に、図17(b)に示すように、雄コネクタ本体54a、54bを嵌合フード部52のフード部52a、52b内に仮嵌合させる。この状態では、レバー56は、雄コネクタ55に対して仮係止位置にあり、仮係止解除用突起68が仮係止アーム94を外側に押し上げて仮係止状態を解除する。スライド誘導突起66は、レバースライド用当接突起67の初期位置に当接している。
この状態からレバー56の連結操作部90に力を加えると、レバー56はスライド誘導突起66がレバースライド用当接突起67によって案内されて、嵌合方向と交差する方向、すなわち雄コネクタ55の長手方向に案内されて、雄コネクタ本体54b側にスライドする。支点突起59が挿入用支点係止突起63に係合して、この挿入用支点係止突起63を支点として回動する。この回動動作により回動支軸86Rを介して回動力が雄コネクタ本体54a、54bに加わり、雄コネクタ本体54a、54bはフード部52a、52b内に挿入される。
そして、図17(c)に示すように、レバー56をさらに回動させるとロック枠部98がフード部52aのロック突起71と係合し、雄コネクタ本体54a、54bがフード部52a、52b内に完全に挿入・嵌合され、雄コネクタ55と雌コネクタ53との嵌合が終了する。
次に、雄コネクタ55と雌コネクタ53とが嵌合している状態から離脱する場合には、ロックアーム96を撓ませてロック突起71とロック枠部98とのロック状態を解除する。ロック突起71とロック枠部98とのロックを解除した状態で、レバー56を解除方向(図において反時計方向)に回動させる。レバー56を解除方向に解除させると支点突起59が離脱用支点係止突起64Rに係止して、離脱用支点係止突起64Rを中心にレバー56が回動する。この回動力が回動支軸86Rを介して雄コネクタ本体54a、54bに加わり、雄コネクタ本体54a、54bがフード部52a、52b内から離脱する。さらに、レバー56を回動させることで、レバー56の仮係止アーム94が仮係止段部88Lに係合してレバー56が仮係止位置に保持され、この状態で雄コネクタ55を雌コネクタ53から離間させることにより雄コネクタ55と雌コネクタ53との嵌合を離脱することができる。
本実施形態のコネクタ51によれば、上記した第1実施形態と同様の作用効果が得られる他に、レバー56の取り付けを第1の取り付け位置と、この第1の取り付け位置と逆方向の第2の取り付け位置に変更することができるので、例えば雄コネクタ55の背面側(雌コネクタとの嵌合面と反対側)の電線引出面75からの電線の引き出しの際にレバー56が邪魔になるのを防止することができる。これにより、電線の引き出し方向に制限がなくなる。また、電線の引き出し方向毎に、雄コネクタ、雌コネクタを新設する必要がなくなるので部品の種類を低減でき、工数、コストを削減することが可能となる。
<第3実施形態>
次に第3実施形態について図18至図31を用いて説明する。
図18に示すように、コネクタ101は、嵌合フード部102を有する雌コネクタ103と、嵌合フード部102に嵌合される雄コネクタ本体104を有する雄コネクタ105と、雄コネクタ105に回動自在に設けられて回動により雄コネクタ105と雌コネクタ103とを嵌合離脱させるレバー106と、雄コネクタ105と嵌合フード部102との間に設けられてこれらの間をシールするシール部材(不図示)とを備えている。
また、本実施形態のコネクタ101は、雄コネクタ本体104の外周に嵌合フード部102への雄コネクタ本体104の嵌合状態で嵌合フード部102を覆う防水フード部108が設けられ、この防水フード部108の外側面にレバー106が回動自在に設けられ、レバー106に防水フード部108を貫通して雄コネクタ本体104側に突出する支点突起109が設けられ、雌コネクタ103の嵌合フード部102に支点突起109が係止される支点係止部110L、Rが設けられている。
そして、本実施形態では、嵌合フード部102の全長L5の中心CLに対して、レバー106が係止する部位、すなわち支点係止部110R、110Lを左右対称に設けて、レバー106の防水フード部108への取り付け方向を第1の取り付け位置とその逆方向の第2の取り付け位置に取り付け可能としている。
さらに、本実施形態では、上述した第1、第2実施形態と異なって、嵌合フード部102は一つであり、この嵌合フード部102内に嵌合される雄コネクタ本体104も一つであり、回動支軸135、136を嵌合フード部102の全長L5の中心CLに対して左右対称位置にそれぞれ設け、レバー106が係止する部位、すなわち、挿入用支点係止突起113L、113R、離脱用支点係止突起114L、114Rを嵌合フード部102の全長L5の中心CLに対して左右対称位置にそれぞれ設けて、レバー106を一方の回動支軸135に回転自在に支持した第1の取り付け位置と、他方の回動支軸136に回転自在に支持した第2の取り付け位置とに選択的に取り付け可能となっている。
さらに、本実施形態では、回動支軸135、136のいずれか一方が挿入されることによりレバー106を防水フード部108に回転自在に支持する第1の回動孔141と回動支軸135、136のいずれか他方が挿入されることによりレバー106を嵌合方向と交差する方向へスライドさせるレバースライド機能を備えた第2の回動孔142とがレバー106に設けられている。
図18及び図19に示すように、雌コネクタ103は、矩形板状の雌コネクタハウジング111の一面側から嵌合フード部102が突出して設けられている。嵌合フード部102は、1つのフード部102aから形成されている。フード部102aの上下面112a、112bには、後述するレバー106の支点突起109が係止される支点係止部110L、110Rが設けられている。支点係止部110L、110Rは、フード部102a内に雄コネクタ105の雄コネクタ本体104を挿入する際にレバー106の支点突起109が係止する挿入用支点係止突起113L、113Rと、フード部102a内から雄コネクタ本体104を離脱させる際にレバー106の支点突起109が係止する離脱用支点係止突起114L、114Rとで形成されている。挿入用支点係止部113L、113Rは中心CLからの距離L6が等しく、中心CLに対して左右対称位置にそれぞれ設けられている。また、離脱用支点係止突起114L、114Rは中心からの距離L7が等しく、中心CLに対して左右対称位置にそれぞれ設けられている。
また、フード部2aの外側面119、119には、雄コネクタ5との嵌合状態を保持するロック手段のロック突起121、121が形成されている。そして、雌コネクタハウジング111内に収容された雄端子122、123の接触部122a、123aがフード部102a内に突設されており、雄コネクタ105との嵌合状態で、雄コネクタ本体104の端子収容室129a、129b内に収容されている相手端子(雌端子 不図示)と接続される。
雄コネクタ105は、フード部102aに対応した雄コネクタ本体104と、この雄コネクタ本体104の周囲に設けられた防水フード部108とで形成されている。雄コネクタ本体104と防水フード部108とは、嵌合面(フード部102a内への雄コネクタ本体104を挿入・嵌合する面)124と反対側の電線引出面125側で一体に形成されている。そして、雄コネクタ本体104の外周面126と防水フード部108の内周面127との間には、電線引出面125側から嵌合面124側にかけてフード部挿入空間128が形成されている。これらのフード部挿入空間128内には、雌コネクタ103と雄コネクタ105とが嵌合した状態で雌コネクタ103のフード部102aが挿入可能となっている。また、雄コネクタ本体104には、多段に形成された複数の端子収容室129a、129bが設けられており、これらの端子収容室129a、129b内には、雌端子(不図示)がそれぞれ収容されている。また、雌端子にはそれぞれ電線(不図示)端末が接続されており、電線引出面125から電線が引き出されている。
さらに、雄コネクタ本体104の外周面126には、環状のシール部材(不図示)が嵌め込まれている。この環状のシール部材は、フード部102a内に雄コネクタ本体104が挿入・嵌合されると、フード部102aの内壁と雄コネクタ本体104の外周との間に介在されてフード部102aの内壁と雄コネクタ本体104との間をシールする。また、フード部102aと雄コネクタ本体104間がシール部材107によってシールされている状態では、防水フード部108が雌コネクタ103のフード部102aの外側を覆っている。
防水フード部108の両側面132には、窓部133、134が設けられている。また、防水フード部108の側面132には回動支軸135、136が突設されている。この回動支軸135、136はレバー106の回動孔141、あるいは142内に挿入される。また、防水フード部108には、外側の両角部に仮係止段部138、138が設けられている。この仮係止段部138には、レバー106の仮係止アーム144が当接し、レバー106が雄コネクタ105に対して仮係止位置に保持される。
レバー106は、一対のレバー側板139、139と、これらのレバー側板139、139の一側同士を連結すると共に、レバー106の回動時に操作される連結操作部140と、レバー側板139、139の自由端側を連結する連結補強部149とで形成されている。
一対の側板139、139には、支点突起109、109が内側(互いに接近する方向)に向けて突設されている。これらの支点突起109、109は、雄コネクタ本体104に回動自在に支持された状態では、防水フード部108の窓部133を貫通して雄コネクタ本体104側に突出し、フード部102の挿入用支点係止突起113R、離脱用支点係止突起114Rと係止可能となっている。
また、一対のレバー側板139、139の中間部には、長孔状の第1の回動孔141と、この第1の回動孔141より長い第2の回動孔142が形成されている。これらの第1、第2の回動孔141、142内には、回動支軸135、136が挿入され、これによりレバー106が雄コネクタ本体104に回動自在に支持される。この場合、第2の回動孔142が第1の回動孔141より長く形成されているのは、回転支軸136が挿入される際の逃げ部分を設けたためである。
また、一対のレバー側板139、139には、連結操作部140側に仮係止アーム144、144が設けられている。この仮係止アーム144、144は、レバー106が雄コネクタ本体104に回動自在に支持された状態で、防水フード部108の仮係止段部138に当接することで雄コネクタ105に対する仮係止位置に保持される。
連結操作部140は、一対のレバー側板139、139の一側を連続して連結する連結板145と、この連結板145の内側に設けられたロックアーム146と、一対のレバー側板139、139の上端面に設けられた操作面147、147とで形成されている。ロックアーム146は、枠状で上部両側が一対のレバー側板139、139の内壁に一体連結され、下部側の中央部分にロック枠部148が設けられている。また、上記連結板145は、レバー106が仮係止位置から本係止位置に回動した状態では、防水フード部108の外側に位置し、ロックアーム146はフード部102と防水フード部108との間に挿入される。また、ロック枠部148には、フード部102のロック突起121が係合する。
図22に示すように、レバー106を第1の取り付け位置に取り付ける場合には、雄コネクタ本体104の回動支軸135を回動孔141内に挿入し、回動支軸136を回動孔142に挿入する。この状態では支点突起109は、防水フード部108の窓部133を貫通して雄コネクタ本体104側へ突出している。また、仮係止アーム144は、防水フード部108の仮係止段部138に係止される。
また、レバー106を第2の取り付け位置に取り付ける場合には、雄コネクタ本体104の回動支軸136を回動孔141内に挿入し、回動支軸135を回動孔142内に挿入する。この状態では、支点突起109は、防水フード部108の窓部134を貫通して雄コネクタ本体104側へ突出している。また、仮係止アーム144は、防水フード部108の仮係止段部138に係止される。
次に、図22に示す、レバー106を第1の取り付け位置に取り付けた状態で雌コネクタ103と雄コネクタ105とを嵌合させるには、雄コネクタ105と雌コネクタ102とを対向させ、フード部102aと雄コネクタ本体104を対向させる。この状態では、雄コネクタ105に対してレバー106は仮係止位置に保持されている。すなわち、レバー106の仮係止アーム144、144が防水フード部108の仮係止段部138に当接している。
次に、図26及び図27に示すように、雄コネクタ本体104を嵌合フード部102のフード部102a内に仮嵌合させる。この状態では、レバー106は、雄コネクタ105に対して仮係止位置にあり、仮係止解除用突起118が仮係止アーム144を外側に押し上げて仮係止状態を解除する。
この状態からレバー106の連結操作部140に力Fを加えると、レバー106は回動支軸136が回動孔142内で案内されることにより、嵌合方向と交差する方向、すなわち雄コネクタ105の長手方向に案内されて、雄コネクタ本体104側にスライドする。支点突起109が挿入用支点係止突起113Rに係合して、この挿入用支点係止突起113Rを支点として回動する。この回動動作により回動支軸135を介して回動力が雄コネクタ本体104に加わり、雄コネクタ本体104はフード部102a内に挿入される。
そして、図30及び図31に示すように、レバー106をさらに回動させるとロック枠部148がフード部102aのロック突起121と係合し、雄コネクタ本体104がフード部102a内に完全に挿入・嵌合され、雄コネクタ105と雌コネクタ103との嵌合が終了する。
次に、図30及び図31に示すように、雄コネクタ105と雌コネクタ103とが嵌合している状態から離脱する場合には、ロックアーム146を撓ませてロック突起121とロック枠部148とのロック状態を解除する。ロック突起121とロック枠部148とのロックを解除した状態で、レバー106を解除方向(図において反時計方向)に回動させる。レバー106を解除方向に解除させると支点突起109が離脱用支点係止突起114Rに係止して、離脱用支点係止突起114Rを中心にレバー106が回動する。この回動力が回動支軸135を介して雄コネクタ本体104に加わり、雄コネクタ本体104がフード部102内から離脱する。さらに、レバー106を回動させることで、レバー106の仮係止アーム144が仮係止段部138に係合してレバー106が仮係止位置に保持され、この状態で雄コネクタ105を雌コネクタ103から離間させることにより雄コネクタ105と雌コネクタ103との嵌合を離脱することができる。
本実施形態のコネクタ101によれば、上記した第1実施形態、第2実施形態と同様の作用効果が得られる他に、レバー106の取り付けを第1の取り付け位置と、この第1の取り付け位置と逆方向の第2の取り付け位置に変更することができるので、例えば雄コネクタ105の背面側(雌コネクタとの嵌合面と反対側)の電線引出面125からの電線の引き出しの際にレバー106が邪魔になるのを防止することができる。これにより、電線の引き出し方向に制限がなくなる。また、電線の引き出し方向毎に、雄コネクタ、雌コネクタを新設する必要がなくなるので部品の種類を低減でき、工数、コストを削減することが可能となる。
また、本実施形態では、第2の回動孔142に他方の回動支軸135あるいは回動支軸136を挿入することによりレバー106は嵌合方向と交差する方向へスライドするので、レバー106の回動により雄コネクタ本体104を嵌合フード部102内にスムーズに嵌合させることができる。また、嵌合フード部102内に雄コネクタ本体104が嵌合している状態からレバー106を回動させると、レバー106がスライドすることで雄コネクタ本体104を嵌合フード部106内から滑らかに離脱することができる。
さらに、第2の回動孔142に他方の回転支軸135あるいは回動支軸136を挿入してレバーをスライドさせる構成としたことにより、嵌合フード部102の外側面にスライドさせるための突起等を設ける必要がなくなり、嵌合フード部102の外側面を簡素化することができる。
また、嵌合フード部102の外側面を簡素化することができるので、ひけ、ボイドの発生を抑制することができ、嵌合フード部102の開口寸法の精度を向上することができる。
なお、本実施形態では、一つの嵌合フード部102と、これに嵌合する一つの雄コネクタ本体105の外側面に回動支軸135、136を設け、第1の回動孔141、第2の回動孔142内に挿入する構成としたが、複数の嵌合フード部と、これらの嵌合フード部内に嵌合される複数の雄コネクタ本体からなるコネクタについても、同様の構成を適用することができる。
本発明に係るレバー嵌合式防水コネクタの第1実施形態を示す斜視図である。 第1実施形態のレバー嵌合式防水コネクタを示す側面図である。 第1実施形態の雌コネクタを示す斜視図である。 第1実施形態の雌コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のIVb−IVb線に沿って切断した断面図である。 第1実施形態の雄コネクタと、雄コネクタに組み付けられたレバーを示す斜視図である。 第1実施形態の雄コネクタを示し、(a)は側面図、(b)は平面図、(c)は(a)のC方向から見た矢視図である。 第1実施形態のレバー嵌合式防水コネクタを示し、(a)は雄コネクタと雌コネクタとを仮係止位置に嵌合した状態を示す斜視図、(b)は仮係止アームと仮係止解除用突起との関係を示す拡大斜視図、(c)はスライド誘導突起とレバースライド用当接突起との関係を示す拡大斜視図である。 第1実施形態のレバー嵌合式防水コネクタを示し雄コネクタと雌コネクタとを仮係止位置に嵌合した状態を示す側面図である。 第1実施形態のレバー嵌合式防水コネクタを示し雄コネクタと雌コネクタとを完全に嵌合した状態を示す斜視図である。 第1実施形態のレバー嵌合式コネクタを示し(a)は雄コネクタと雌コネクタとを完全に嵌合した状態を示す側面図、(b)は(a)のXb−Xb線に沿って切断した断面図、(c)は(a)のXc−Xc線に沿って切断した断面図である。 第2実施形態のレバー嵌合式防水コネクタを示す側面図である。 第2実施形態の雌コネクタを示す斜視図である。 第2実施形態の雌コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のXIIIb-XIIIb線に沿って切断した断面図である。 第2実施形態の雄コネクタと、この雄コネクタに組み付けられるレバーを示す斜視図である。 第2実施形態の雄コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のXVb−XVb線に沿って切断した断面図である。 第2実施形態の雄コネクタを示し、(a)は第1の取り付け位置にレバーを取り付けた状態を示す斜視図、(b)は第2の取り付け位置にレバーを取り付けた状態を示す斜視図である。 第2実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて、(a)は雄コネクタと雌コネクタとを嵌合させる前の状態を示す側面図、(b)は雄コネクタを雌コネクタに対して仮係止位置に嵌合させた状態を示す側面図、(c)は雄コネクタと雌コネクタとを完全に嵌合した状態を示す側面図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタを示す側面図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタの雌コネクタを示す斜視図である。 第3実施形態の雌コネクタを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のXXb−XXb線に沿って切断した断面図である。 第3実施形態の雄コネクタを示す平面図である。 第3実施形態の雄コネクタと雄コネクタに組み付けられたレバーを示す斜視図である。 第3実施形態の雄コネクタとレバーとの関係を示す斜視図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタと雌コネクタとを嵌合する前の状態を示す側面図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタと雌コネクタとを嵌合する前の状態を示す斜視図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタを雌コネクタに対して仮係止位置に嵌合した状態を示す側面図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタを雌コネクタに対して仮係止位置に嵌合した状態を示す斜視図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタを雌コネクタに対して仮係止位置に嵌合した状態からレバーを回動させた状態を示す側面図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタを雌コネクタに対して仮係止位置に嵌合した状態からレバーを回動させた状態を示す斜視図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタを雌コネクタに完全に嵌合した状態を示す側面図である。 第3実施形態のレバー嵌合式防水コネクタにおいて雄コネクタを雌コネクタに完全に嵌合した状態を示す斜視図である。
符号の説明
1、51、101 レバー嵌合式防水コネクタ
2、52、102 嵌合フード部
3、53、103 雌コネクタ
4、54、104 雄コネクタ本体
5、55、105 雄コネクタ
6、56、106 レバー
7、57、107 シール部材
8、58、108 防水フード部
9、59、109 支点突起
10、60、110 支点係止部

Claims (5)

  1. 嵌合フード部を有する雌コネクタと、前記嵌合フード部に嵌合される雄コネクタ本体を有する雄コネクタと、雄コネクタに回動自在に設けられて回動により雄コネクタと雌コネクタとを嵌合離脱させるレバーと、前記雄コネクタと前記嵌合フード部との間に設けられてこれらの間をシールするシール部材とを備えたレバー嵌合式防水コネクタであって、
    前記雄コネクタ本体の外周に前記嵌合フード部への前記雄コネクタ本体の嵌合状態で嵌合フード部を覆う防水フード部を設け、
    この防水フード部の外側面に前記レバーを回動自在に設け、
    前記レバーに前記防水フード部を貫通して前記雄コネクタ本体側に突出する支点突起を設け、
    前記雌コネクタの嵌合フード部に前記支点突起が係止される支点係止部を設けたことを特徴とするレバー嵌合式防水コネクタ。
  2. 請求項1記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、
    前記防水フード部の外側面から回動支軸を突設し、
    該回動支軸が挿入される長孔状の回動孔を前記レバーに設け、
    前記レバーに前記防水フード部を貫通して前記雄コネクタ本体側に突出するスライド誘導突起を設け、
    前記雌コネクタの嵌合フード部に前記スライド誘導突起が当接案内されて前記レバーを嵌合方向と交差する方向へスライドさせるスライド当接用突起を設けたことを特徴とするレバー嵌合式防水コネクタ。
  3. 請求項1又は請求項2記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、
    前記支点係止部が、前記嵌合フード部への前記雄コネクタ本体の挿入嵌合時に係止する挿入用支点係止突起と、前記嵌合フード部から雄コネクタの離脱時に係止する離脱用支点係止突起とからなることを特徴とするレバー嵌合式防水コネクタ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、
    前記回動支軸を前記嵌合フード部の全長の中心に対して左右対称位置にそれぞれ設け、前記レバーが係止する部位を前記嵌合フード部の全長の中心に対して左右対称位置にそれぞれ設けて、前記レバーを一方の回動支軸に回転自在に支持した第1の取り付け位置と、他方の回動支軸に回転自在に支持した第2の取り付け位置とに選択的に取り付け可能としたことを特徴とするレバー嵌合式防水コネクタ。
  5. 請求項1記載のレバー嵌合式防水コネクタであって、
    前記防水フード部の外側面から回動支軸を前記嵌合フード部の全長に対して左右対称位置にそれぞれ設け、
    前記回動支軸のいずれか一方が挿入されることによりレバーを防水フード部に回転自在に支持する第1の回動孔と前記回動支軸のいずれか他方が挿入されることによりレバーを嵌合方向と交差する方向へスライドさせるレバースライド機能を備えた第2の回動孔とをレバーに設けたことを特徴とするレバー嵌合式防水コネクタ。
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