JP2005119073A - ドリップ吸収シート - Google Patents

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Abstract

【課題】食品のドリップを吸収するシートおいて、食品をドリップと遮断させられるようにすること
【解決手段】不透水性の樹脂フィルム上に親水性の不織布及び疎水性の不織布をこの順に積層し、少なくとも樹脂フィルムと疎水性不織布とを周部全体で固着させる
【図面】 図1

Description

本発明は、食品の保存性を高められるようにしたドリップ吸収シートに関するもので、魚介類や肉類の包装や一旦冷凍した食品を解凍して店頭に陳列する場合などにおいて利用される。
食品を包装する場合には、食品に付着した水滴、食品から滲出するドリップ、蒸発成分など(以下これらを併せて単にドリップと言う)を吸収するためのシートを容器やトレーの底に敷設し、その上に食品を乗せて包装することが広く行なわれている。
とりわけ、冷凍された生の魚介類、干物、肉等の食品の場合は、凍結時に変成したタンパク質に起因して多量の離水が生じ、これが再度吸収されることなくドリップとなる。解凍品を店頭に陳列する場合には、比較的低温に保つと共に、ドリップ吸収用のシートを使用して食品が極力ドリップと接触しないようにするのが通例となっている。
この種のドリップの吸収シートとしては、下記特許文献に開示されたものが公知となっている。
特許文献1では、熱可塑性樹脂層とその両側に積層させた紙との間に粒状の高吸水性樹脂を担持させて圧縮した吸水シートが開示されている。
このシートは、多量のドリップを吸収させられるものの、食品がドリップを吸収している紙と直接接触してしまうため、常時ドリップが食品の表面に接触する状態となり、食品を変質させてしまう不都合がある。
また、特許文献2には、板紙上にポリオレフィン系樹脂からなるラミネート層を介して吸水吸油紙と多孔ポリオレフィンフィルム層とを積層させたシートが開示されている。シート上に臨んだドリップは、ポリオレフィンフィルム層に設けた孔からドリップを吸水吸油紙側へ移行させられることになる。
しかしながら、このシートでは、ポリオレフィンフィルム層上に移行したドリップは、食品とフィルムとの間の表面張力によって両者間にドリップ膜を形成し、表面張力のバランスが崩れたときにドリップが孔を通過して吸水吸油紙に吸収されることになる。したがって、この場合も、ドリップは食品の表面と接触する状態となる。
また、ドリップ量の増加に伴って一端吸収したドリップが再び孔を逆流してフィルムの表面に滲出したり、トレイ上へ流出してしまう不都合もある。
特開平3−59196号公報 特開2001−301107号公報
本発明は、食品のドリップを吸収するためのシートにおいて、食品をドリップと接触させないようにすることを課題としたものである。
この技術的課題を解決するための第一の技術的手段は、(イ)不透水性の樹脂フィルム上に親水性の不織布と疎水性の不織布とをこの順に積層し、(ロ)少なくとも樹脂フィルムと疎水性不織布とを周部全体で固着させたこと、である。
樹脂フィルム上に親水性の不織布と疎水性の不織布とがこの順に積層されているから、食品から生じた水性のドリップは、疎水性の不織布には吸収されず、これを通過してその内側に位置する親水性の不織布に吸収されることになる。油性のドリップは水性のドリップに比べて少量であり、油性ドリップは疎水性の不織布に吸収される。
樹脂フィルムは不透水性のものであり、少なくとも樹脂フィルムと疎水性不織布とがシートの周部全体で固着されているから、ドリップはシート内に封じ込められ、シートの端部から外に漏れ出すことはない。
親水性の不織布に吸収されたドリップは疎水性の不織布によって食品と隔絶され、少量の油性ドリップは完全に疎水性の不織布に吸収されているから、食品はこれらのドリップと接触することはない。
ドリップを食品とを遮断できる結果、包装中にドリップが食品に与える影響を最小限にすることができ、食品の変質を防止することができる。
なお、ドリップは不織布に吸収された状態となっているために、食品を取り除いた後にこれを洗浄すると、シートを再使用できる利点もある。なお、シートからの水分の除去は、遠心力を利用してもよいし、通常の乾燥方法によっても短時間で乾燥させられる。
ポリプロピレンやポリエチレンなど多くの合成繊維は疎水性のものであり、疎水性の不織布はこれらの繊維を使用して形成すればよい。
親水性の不織布は、レーヨンやパルプなどの水を吸収し易い繊維を使用する他、親水化処理、すなわち、疎水性の樹脂にポリビニールアルコールなどの親水化剤を混入させたり、プラズマ処理を行なったり、あるいは物理的に微孔を設けるなどの処理をした繊維を使用して形成することができる。
フィルムと疎水性不織布とを固着する場合、中央層を構成する親水性の不織布を一回り小さく構成することになる。勿論、フィルム、親水性不織布及び疎水性不織布の三者全体を、周部において固着させるようにしてもよい。
樹脂フィルム、親水性の不織布及び疎水性の不織布を積層させた状態でその周部を溶断、すなわち、溶着と同時に裁断した形態を採用すると、シートの周部のシールと成形とを同時に行えるから、シート全体の製造工程を簡略化することができる。
この場合、フィルム及び不織布をポリプロピレン樹脂で形成しておくと、全てが同じ樹脂で構成されることになるから、溶断を確実に行うことができる。
不織布のうち少なくとも疎水性の不織布を抗菌剤を混入させた繊維で形成しておくことによって、ドリップが親水性の不織布に吸収されても、食品と接触する不織布に抗菌性を持たせられるから、食品の変質を防止し、その保存性を高めることができる。
なお、親水性の不織布にも抗菌剤を混入しておくことによって、ドリップ自体の腐敗を防止できるから、一層食品の保存性を高めることを期待することができる。
図1は、本発明に係るドリップ吸収シート1の要部断面図であり、ポリプロピレン製のフィルム2上にポリプロピレン樹脂に親水化剤としてポリビニルアルコール樹脂を混入させて形成した繊維からなる親水性の不織布3、ポリプロピレン樹脂製の繊維からなる疎水性の不織布4を順次積層し、縁部5を溶着すると同時に切断したものである。
この実施例では、フィルム及び不織布の縁部5以外の部分は、互いに固着させていないが、部分的に溶着させるようにしてもよい。
ドリップ吸収シートの要部平面図
符号の説明
1ドリップ吸収シート、 2フィルム、 3親水性の不織布、 4疎水性の不織布、
5溶着切断縁部

Claims (4)

  1. 不透水性の樹脂フィルム上に親水性の不織布と疎水性の不織布とをこの順に積層し、少なくとも樹脂フィルムと疎水性不織布とを周部全体で固着させたドリップ吸収シート。
  2. 周部全体を溶断した請求項1に記載のドリップ吸収シート。
  3. フィルム及び不織布がポリプロピレン樹脂製である請求項1又は2に記載のドリップ吸収シート。
  4. 不織布のうち少なくとも疎水性の不織布を抗菌剤を混入させた繊維で形成した請求項1、2又は3に記載のドリップ吸収シート。
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