JP2005047553A - 包装袋 - Google Patents

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龍太郎 大谷
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Abstract

【課題】食品を包装するための袋において、ドリップを食品と遮断して包装できるようにすること
【解決手段】樹脂フィルムからなる袋体の内側に親水性の不織布と疎水性の不織布とを重合させた状態で装入し、不織布を袋体に固定させ、疎水性不織布とフィルムとの間を食品の収納部とした
【図面】 図1

Description

本発明は、食品の保存性を高められるようにした包装用の袋に関するもので、とりわけ魚介類や肉類を包装する場合に使用される他、一旦冷凍した食品を解凍して店頭に陳列する場合にも利用することができる。
食品を包装する場合には、食品に付着した水滴、食品から滲出するドリップ、蒸発成分など(以下これらを併せて単にドリップと言う)を吸収するためのシートを容器やトレーの底に敷設し、その上に食品を乗せて包装することが広く行なわれている。
とりわけ、冷凍された生の魚介類、干物、肉等の食品の場合は、凍結時に変成したタンパク質に起因して多量の離水が生じ、これが再度吸収されることなくドリップとなる。解凍品を店頭に陳列する場合には、比較的低温に保つと共に、ドリップ吸収用のシートを使用して食品が極力ドリップと接触しないようにするのが通例となっている。
この種のドリップの吸収シートとしては、下記特許文献に開示されたものが公知となっている。
特許文献1では、熱可塑性樹脂層とその両側に積層させた紙との間に粒状の高吸水性樹脂を担持させて圧縮した吸水シートが開示されている。
このシートは、多量のドリップを吸収させられるものの、食品がドリップを吸収している紙と直接接触してしまうため、常時ドリップが食品の表面に接触する状態となり、食品を変質させてしまう不都合がある。
また、特許文献2には、板紙上にポリオレフィン系樹脂からなるラミネート層を介して吸水吸油紙と多孔ポリオレフィンフィルム層とを積層させたシートが開示されている。シート上に臨んだドリップは、ポリオレフィンフィルム層に設けた孔からドリップを吸水吸油紙側へ移行させられることになる。
しかしながら、このシートでは、ポリオレフィンフィルム層上に移行したドリップは、食品とフィルムとの間の表面張力によって両者間にドリップ膜を形成し、表面張力のバランスが崩れたときにドリップが孔を通過して吸水吸油紙に吸収されることになる。したがって、この場合も、ドリップは食品の表面と接触する状態となる。
また、ドリップ量の増加に伴って一端吸収したドリップが再び孔を逆流してフィルムの表面に滲出したり、トレイ上へ流出してしまう不都合もある。
特開平3−59196号公報 特開2001−301107号公報
本発明は、食品を包装するための袋において、食品をドリップと接触しないようにして包装できるようにすることを課題としたものである。
この技術的課題を解決するための第一の技術的手段は、(イ)樹脂フィルムからなる袋体の内側に親水性の不織布と疎水性の不織布とを重合させた状態で装入し、(ロ)不織布を袋体に固定させ、(ハ)疎水性不織布とフィルムとの間を食品の収納部としたこと、である。
第二の技術的手段は、裏面フィルム、親水性の不織布、疎水性の不織布及び表面フィルムを順次重合させた状態で開口部を除く周縁を溶断した形態としたことである。また、第三の技術的手段は、フィルム及び不織布をポリプロピレン樹脂で形成したことであり、第四の技術的手段は、不織布のうち少なくとも疎水性の不織布を抗菌剤を混入させた繊維で形成したことである。
樹脂フィルムからなる袋体の内側に親水性の不織布と疎水性の不織布とを重合させた状態で装入され、不織布が袋体に固定されているから、疎水性不織布とフィルムとの間に食品を収納することができる。不織布の両側縁が袋体と固着されているから、食料品を挿脱する時や包装したまま搬送する時に、不織布がずれることはなく、これを安定した包装状態に置くことができる。
食品のドリップは、疎水性の不織布には吸収されず、これを通過してその外側に位置する親水性の不織布に吸収されることになる。この不織布に吸収されたドリップは疎水性の不織布によって食品と隔絶されることになるから、直接食品と接触することがない。
ポリプロピレンやポリエチレンなど多くの合成繊維は疎水性のものであり、疎水性の不織布はこれらの繊維を使用して形成すればよい。
親水性の不織布は、レーヨンやパルプなどの水を吸収し易い繊維を使用する他、親水化処理、すなわち、疎水性の樹脂にポリビニールアルコールなどの親水化剤を混入させたり、プラズマ処理を行なったり、あるいは物理的に微孔を設けるなどの処理をした繊維を使用して形成することができる。
不織布を袋体に固定するには、不織布の左右の側縁、あるいは、左右の側縁と底縁、場合によって不織布の周縁全体を袋体を構成するフィルムと溶着させる方法によるのが作業性がよい。勿論、不織布周縁や中心部を点状に裏面側のフィルムと溶着させるようにして固定することもできる。
上記の技術的手段からなる包装袋として、裏面フィルム、親水性の不織布、疎水性の不織布及び表面フィルムを順次重合させた状態で開口部を除く周縁を溶断、すなわち、溶着と同時に裁断した形態を採用すると、袋のシールと成形を同時に行えるから、包装袋全体の製造工程を簡略化することができる。
この場合、フィルム及び不織布をポリプロピレン樹脂で形成しておくと、全てが同じ樹脂で構成されることになるから、溶断を確実に行うことができる。
不織布のうち少なくとも疎水性の不織布を抗菌剤を混入させた繊維で形成しておくことによって、ドリップが親水性の不織布に吸収されても、食品と接触する不織布に抗菌性を持たせられるから、食品の変質を防止し、その保存性を高めることができる。
なお、親水性の不織布にも抗菌剤を混入しておくことによって、ドリップ自体の腐敗を防止できるから、一層食品の保存性を高めることを期待することができる。
ドリップを食品と遮断して包装できる結果、包装中にドリップが食品に与える影響を最小限にすることができ、食品の変質を防止することができる。
なお、ドリップは不織布に吸収された状態となっているために、食品を取り出した後、袋を洗浄して遠心力を利用して水分を除去したり、短時間で乾燥させることもできるから、袋の再使用できる利点もある。
図1は、本発明に係る包装袋1の要部断面図であり、ポリプロピレン製の裏面フィルム2上にポリプロピレン樹脂に親水化剤としてポリビニルアルコール樹脂を混入させて形成した繊維からなる親水性の不織布4、ポリプロピレン樹脂製の繊維からなる疎水性の不織布3、ポリプロピレン製の表面フィルム1を積層し、縁部5を溶着すると同時に切断している。
この実施形態では、表面を無色透明のフィルム1で形成する一方、裏面を着色フィルム4で形成し、表面フィルム1と疎水性の不織布3とで形成される空間を図示しない食品の収納部6としている。
包装袋の要部断面図
符号の説明
1表面フィルム、 2裏面フィルム、 3疎水性の不織布、 4親水性の不織布、 5溶着切断部、 6食品収納部

Claims (4)

  1. 樹脂フィルムからなる袋体の内側に親水性の不織布と疎水性の不織布とを重合させた状態で装入し、不織布を袋体に固定させ、疎水性不織布とフィルムとの間を食品の収納部とした包装袋。
  2. 裏面フィルム、親水性の不織布、疎水性の不織布及び表面フィルムを順次重合させた状態で開口部を除く周縁が溶断してある請求項1に記載の包装袋。
  3. フィルム及び不織布がポリプロピレン樹脂製である請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 不織布のうち少なくとも疎水性の不織布を抗菌剤を混入させた繊維で形成した請求項1、2又は3に記載の包装袋。
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