JPS604941Y2 - 水分吸収手段をそなえた包装体 - Google Patents
水分吸収手段をそなえた包装体Info
- Publication number
- JPS604941Y2 JPS604941Y2 JP12139379U JP12139379U JPS604941Y2 JP S604941 Y2 JPS604941 Y2 JP S604941Y2 JP 12139379 U JP12139379 U JP 12139379U JP 12139379 U JP12139379 U JP 12139379U JP S604941 Y2 JPS604941 Y2 JP S604941Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- utility
- absorbent material
- packaging
- model registration
- polymer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
本考案は包装形態の改良に関する。
食品、とくにハム、ソーセージなどの加工肉製品は、プ
ラスチック酸の包装材料を真空成形した1ブリスターパ
ツクヨとよばれる包装体の形で流通することが多い。
ラスチック酸の包装材料を真空成形した1ブリスターパ
ツクヨとよばれる包装体の形で流通することが多い。
ところが、この種の食品は、流通過程にのせている間に
、被包装物中に含まれていた水分が経時的に分離してく
る傾向を示す。
、被包装物中に含まれていた水分が経時的に分離してく
る傾向を示す。
これは、通常は食品の変質によるものではないのにもか
かわらず、包装体の外観を損ない、消費者に不安を与え
るから、商品の価値は著しく低下する。
かわらず、包装体の外観を損ない、消費者に不安を与え
るから、商品の価値は著しく低下する。
このような脳みを解決する策として、本考案は、分離し
てくる水分を包装体内部で吸収してしまうことを提案す
るものである。
てくる水分を包装体内部で吸収してしまうことを提案す
るものである。
すなわち、本考案の水分吸収手段をそなえた包装体は、
第1図および第2図に示すように、ハムなどの被包装物
13の収容部分15と吸収性材料14の収容部分16と
が、チャンネル17で連絡した構成を有する。
第1図および第2図に示すように、ハムなどの被包装物
13の収容部分15と吸収性材料14の収容部分16と
が、チャンネル17で連絡した構成を有する。
このような包装は、当業者には容易に理解されるように
、熱可塑性プラスチックシートの真空成型などによる容
器の製作に際して、従来の被包装物を収容するための凹
みに加えて、細いみぞでつながった小室を設けるような
金型を用い、成型された容器11にハムなどの被包装物
13および吸収性材料14を入れ、蓋材12をあててヒ
ートシールすることによ゛り実現する。
、熱可塑性プラスチックシートの真空成型などによる容
器の製作に際して、従来の被包装物を収容するための凹
みに加えて、細いみぞでつながった小室を設けるような
金型を用い、成型された容器11にハムなどの被包装物
13および吸収性材料14を入れ、蓋材12をあててヒ
ートシールすることによ゛り実現する。
店頭では、ピンに孔18を通して下げるか、またはいず
れにしても吸水材14が被包装物13により上方に位置
しないことが好ましく、そうすれば被包装物13から出
た水分はチャンネル17を通って吸収材料の収容部分1
6に流入し、そこで吸収保持される。
れにしても吸水材14が被包装物13により上方に位置
しないことが好ましく、そうすれば被包装物13から出
た水分はチャンネル17を通って吸収材料の収容部分1
6に流入し、そこで吸収保持される。
その結果、包装体の外観は常に良好に保たれる。
ハムなどの場合、水分には肉汁も含まれており、白色の
吸収材料に吸収されると、これを黄色く着色して汚なく
見える。
吸収材料に吸収されると、これを黄色く着色して汚なく
見える。
着色を目立たせず、しかも食品包装体として不自然な感
じを与えないものを追求した結果、吸収材料を緑色系統
の色に着色しておくのが最良であることがわかった。
じを与えないものを追求した結果、吸収材料を緑色系統
の色に着色しておくのが最良であることがわかった。
吸水性材料としては、紙、布、不織布、脱指綿などが入
手容易であるが、これらの吸水率(吸収材の単位重量あ
たり吸収保持できる最大の水分の重量)が用程度である
から、水分が多量に出る場合はそれに応じた量の使用を
必要とする。
手容易であるが、これらの吸水率(吸収材の単位重量あ
たり吸収保持できる最大の水分の重量)が用程度である
から、水分が多量に出る場合はそれに応じた量の使用を
必要とする。
少量の吸収材で大量の水分を吸収させるには、いわゆる
吸収性ポリマーの使用が適当である。
吸収性ポリマーの使用が適当である。
1吸水性ポリマーヨとは、たとえば、架橋ポリエチレン
オキサイド、架橋ポリビニルアルコール、でんぷん−(
メタ)アクリロニトリル・グラフトポリマーの加水分解
変性物、あるいは親水基導入オレフィン系ポリマーなど
であって、分子内に多数存在する一OHや一〇〇OHな
どの親木基により大量の水分を保持できるものをいう。
オキサイド、架橋ポリビニルアルコール、でんぷん−(
メタ)アクリロニトリル・グラフトポリマーの加水分解
変性物、あるいは親水基導入オレフィン系ポリマーなど
であって、分子内に多数存在する一OHや一〇〇OHな
どの親木基により大量の水分を保持できるものをいう。
吸水性ポリマーは多種類のものが市販されており、吸水
率も種々あるが、本考案で使用するには、吸水率30〜
290001の範囲のものがよい。
率も種々あるが、本考案で使用するには、吸水率30〜
290001の範囲のものがよい。
少量の吸収材で多量の水分を保持するには、少なくとも
30@の吸収率が望まれるが、一方で、2゜00皓を超
える高度に吸収性のものは、水分を吸収して流動しやす
くなるので取扱いに注意が要る。
30@の吸収率が望まれるが、一方で、2゜00皓を超
える高度に吸収性のものは、水分を吸収して流動しやす
くなるので取扱いに注意が要る。
吸水性ポリマ〒は水を吸ってゲル化膨潤するので、単独
よりは何らかの支持体に支持させて使用することが推奨
される。
よりは何らかの支持体に支持させて使用することが推奨
される。
本考案に従って包装をすれば、水分の分離しやすい食品
でも長く新鮮さと美麗さを保つことができ、商品の貯蔵
およびディスプレイの両面ですぐれた包装手段であるブ
リスターパックの特徴を生かすことができる。
でも長く新鮮さと美麗さを保つことができ、商品の貯蔵
およびディスプレイの両面ですぐれた包装手段であるブ
リスターパックの特徴を生かすことができる。
第1図および第2図は、本考案の代表的な態様である、
ハムのブリスターパックの例を示し、第1図は平面図、
第2図は第1図のI−I方向の断面図である。 1・・・・・・包装体、13・・・・・・被包装物、1
4・・・・・・吸収性材料、15・・・・・・被包装物
収容部分、16・・・・・・吸水性材料収容部分、17
・・・・・・チャンネル。
ハムのブリスターパックの例を示し、第1図は平面図、
第2図は第1図のI−I方向の断面図である。 1・・・・・・包装体、13・・・・・・被包装物、1
4・・・・・・吸収性材料、15・・・・・・被包装物
収容部分、16・・・・・・吸水性材料収容部分、17
・・・・・・チャンネル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 プラスチック酸の包装材料を用いたブリスターパッ
ク型の包装体1であって、被包装物13の収容部分15
とチャンネル17で連絡している吸収性材料14の収容
部分16をそなえていることを特徴とする水分吸収手段
をそなえた包装体。 2 吸収性材料として、紙、布、不織布または孔あきプ
ラスチックフィルムの支持体に吸水性ポリマーを支持さ
せたものを用いる実用新案登録請求の範囲第1項の包装
体。 3 吸収性ポリマーが、架橋ポリエチレンオキサイド、
架橋ポリビニルアルコール、でんぷん−(メタ)アクリ
ロニトリル・グラフトポリマーの加水分解変性物および
親水基導入オフイン系ポリマーからえらんだものであっ
て、その吸水率が30〜2.00mの範囲内にある実用
新案登録請求の範囲第2項の包装体。 4 被包装物がハムである実用新案登録請求の範囲第1
項の包装体。 5 吸収性材料を緑色に着色しである実用新案登録請求
の範囲第4項の包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12139379U JPS604941Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 水分吸収手段をそなえた包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12139379U JPS604941Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 水分吸収手段をそなえた包装体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5640967U JPS5640967U (ja) | 1981-04-15 |
JPS604941Y2 true JPS604941Y2 (ja) | 1985-02-14 |
Family
ID=29353538
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12139379U Expired JPS604941Y2 (ja) | 1979-09-04 | 1979-09-04 | 水分吸収手段をそなえた包装体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS604941Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62108421U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 |
-
1979
- 1979-09-04 JP JP12139379U patent/JPS604941Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5640967U (ja) | 1981-04-15 |
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