JPH1169940A - 吸液包装体を使用した保冷システム - Google Patents

吸液包装体を使用した保冷システム

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JPH1169940A
JPH1169940A JP24790397A JP24790397A JPH1169940A JP H1169940 A JPH1169940 A JP H1169940A JP 24790397 A JP24790397 A JP 24790397A JP 24790397 A JP24790397 A JP 24790397A JP H1169940 A JPH1169940 A JP H1169940A
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Japan
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liquid
package
absorbing
sheet
permeable member
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JP24790397A
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Seizo Fujino
清蔵 藤野
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D K KIKAKU KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 魚や肉等の生鮮食品に対して吸収シートや保
冷剤として使用するとともに、特に保冷剤とする場合
に、凍結によってそれ自体が破損するのを防止した吸収
包装体の提供。 【解決手段】 シート状の非透液部材とシート状の透液
部材とを積層するとともに非透液部材と透液部材とを固
着して中空間を有する包装体を形成し、包装体の中空間
に液体を吸収するシート状の吸収部材を設けて吸液包装
体を構成し、吸液包装体を収容して吸収部材に一定量の
液体を吸収させる容器を設け、吸収部材が液体を吸収し
て生成されたゲル状液体の凍結時に非透液部材及び透液
部材の破損を防止するように容器の底部位には破損防止
用部材を設け、前記吸液包装体のゲル状液体を冷凍庫で
凍結し、この凍結した前記吸液包装体を保冷剤とした吸
液包装体を使用した保冷システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、吸液包装体を使
用した保冷システムに係り、特に吸液包装体を有効に利
用するとともに、吸液包装体のゲル状液体を凍結した場
合でも吸液包装体が破損するのを防止し得る吸液包装体
を使用した保冷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】魚や肉等の生鮮食品を販売する店舗にお
いては、生鮮食品から流出する液体を吸収するために、
生鮮食品の下側に吸収シートを敷設している。
【0003】図20に示す如く、吸収シート602とし
ては、例えば、シート状の非透液部材604とシート状
の透液部材606とを積層するとともに非透液部材60
4の周縁と透液部材606の周縁とを固着して中空間6
08を有する包装体610を形成し、この包装体610
の中空間608に液体を吸収するシート状の吸収部材
(ポリマー)612を設けたものがある。この吸収部材
612は、液体である水を吸収するとゲル状液体になる
機能を有している。また、吸収シートとしては、切り込
み(スリット)や小穴(ピンホール)を形成したシート
状の非透液部材とシート状の透液部材とを積層するとと
もに非透液部材の周縁と透液部材の周縁とを固着して中
空間を有する包装体を形成し、この包装体の中空間に液
体を吸収するシート状の吸収部材(ポリマー)を設けた
ものがある。更に、吸収シートとしては、シート状の透
液部材とシート状の透液部材とを積層するとともにこれ
らの透液部材の夫々周縁を固着して中空間を有する包装
体を形成し、この包装体の中空間に液体を吸収するシー
ト状の吸収部材(ポリマー)を設けたものがある。更に
また、吸収シートとしては、切り込み(スリット)や小
穴(ピンホール)を形成したシート状の非透液部材と切
り込み(スリット)や小穴(ピンホール)を形成したシ
ート状の非透液部材とを積層するとともにこれら非透液
部材の夫々周縁を固着して中空間を有する包装体を形成
し、この包装体の中空間に液体を吸収するシート状の吸
収部材(ポリマー)を設けたものがある。また、吸収シ
ートとしては、切り込み(スリット)や小穴(ピンホー
ル)を形成したシート状の非透液部材とシート状の非透
液部材とを積層するとともにこれら非透液部材の夫々周
縁を固着して中空間を有する包装体を形成し、この包装
体の中空間に液体を吸収するシート状の吸収部材(ポリ
マー)を設けたものがある。
【0004】また、生鮮食品を運搬する場合に、生鮮食
品の鮮度を維持するために、配達用箱等には、保冷剤
(蓄冷剤)を入れている。この保冷剤は、袋状の非透液
部材にゲル状液体を封入し、このゲル状液体を凍結する
ことによって形成されるが、凍結によってその体積が大
きく膨張している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来、吸収
シートや保冷剤は、使用目的が異なることから、別々に
準備しなければならず、不便であった。
【0006】また、保冷剤は、ゲル状液体が凍結してそ
の体積が膨張して成形されることから、物流において重
量や容積が大きくなり、その取扱いが面倒であるととも
に、物流量や収納費が嵩んで、コストが高くなるという
不都合があった。
【0007】更に、図20に示す吸収シート602を保
冷剤として使用する場合に、図21に示す如く、容器6
14内に吸収シート602を入れ、吸収部材612に液
体である水を吸収させると、包装体610内にゲル状液
体616が生成され、そして、このゲル状液体616を
冷凍庫(図示せず)で凍結すると、図22に示す如く、
ゲル状液体616が容器614に接する部分や冷気に接
触する部分の吸収シート602の周縁から順次に凍結す
ることから、包装体610内で膨張した氷618が生成
されるが、凍結が遅くなる氷618の略中央部位の上方
に大きな隆起部618aが発生してしまい、このため、
例えば、上方の非透液部材604が破れて、もって、吸
収シート602が破損してしまうという不都合があっ
た。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述の不都合を除去するために、シート状の非透液部材と
シート状の透液部材とを積層するとともに前記非透液部
材の周縁と前記透液部材の周縁とを固着して中空間を有
する包装体を形成し、この包装体の中空間に液体を吸収
するシート状の吸収部材を設けて吸液包装体を構成し、
この吸液包装体を収容して前記吸収部材に一定量の液体
を吸収させる容器を設け、前記吸収部材が液体を吸収し
て生成されたゲル状液体の凍結時に前記非透液部材及び
前記透液部材の破損を防止するように前記容器の底部位
には破損防止用部材を設け、前記吸液包装体のゲル状液
体を冷凍庫で凍結し、この凍結した前記吸液包装体を保
冷剤としたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明は、吸液包装体を生鮮食
品の吸収シートとして使用する場合に、透液部材を下側
にし、非透液部材を上側にし、この非透液部材の上側に
生鮮食品を載置すると、生鮮食品から流出する液体が下
側の透液部材を通って吸収部材によって吸収されるの
で、生鮮食品が流出する液体に直接接触することがな
く、生鮮食品が変色する等の不具合の発生を回避させる
ことができる。
【0010】また、吸液包装体を保冷剤として使用する
場合には、吸液包装体を容器内で破損防止用部材上に載
置し、容器内に液体を入れると、吸収部材が液体を吸収
することによってゲル状液体が生成され、そして、破損
防止用部材の存在により、ゲル状液体が複数に区画され
るような状態になり、次いで、このゲル状液体を冷凍庫
で凍結すると、ゲル状液体が各区画毎で凍結する状態に
なるので、吸液包装体全体で略同じような速さでゲル状
液体が凍結し、よって、氷の隆起部が発生せず、これに
より、非透液部材及び透液部材が破れるのを回避させ、
もって、吸液包装体が破損するのを防止することができ
る。
【0011】更に、吸液包装体を吸収シートや保冷剤と
して使用できるので、使用目的が異なっても、一種の吸
液包装体を準備すればよいだけなので、便利である。
【0012】更にまた、吸液包装体の吸収部材に液体を
吸収させていない場合に、薄い吸液包装体を取扱うこと
ができるので、物流において軽量で容積も小さくし、そ
の取扱いを容易にするとともに、物流費を従来の保冷剤
に比べて安価とし、また、収納費も安価にし、コストを
低くすることができる。
【0013】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
且つ具体的に説明する。図1〜15は、この発明の第1
実施例を示すものである。図4、5において、2は吸液
包装体である。
【0014】この吸液包装体2は、例えば、矩形状の非
透液部材4と矩形状の透液部材6とを積層して設け、非
透液部材4の周縁と透液部材6の周縁とを固着手段(図
示せず)により、一対の第1固着部8、8と一対の第2
固着部10、10とで固着して中空間12を有する包装
体14を形成し、この包装体14の中空間12に矩形状
の吸収部材16を設けて構成される。
【0015】非透液部材4は、図6に示す如く、フィル
ム状で且つ非通水性を有するシート部材からなる。
【0016】透液部材6は、図7に示す如く、フィルタ
状で且つ通水性を有するシート部材からなる。
【0017】包装体14は、図8に示す如く、非透液部
材4の周縁と透液部材6の周縁とが積層して固着される
ことにより、中空間12を有して形成される。
【0018】吸収部材16は、図9に示す如く、ポリマ
ー等の材質からなって厚さtで且つ所定の大きさに形成
され、液体である水を吸収すると、ゲル状液体になる機
能を有しており、包装体12内に設けられる(図4、5
参照)。
【0019】吸液包装体2は、例えば、図12に示す如
く、生鮮食品Aの下に敷設される吸収シート2−1とし
て使用される。
【0020】また、吸液包装体2を保冷剤2−2とする
場合には、例えば、図10、11に示す如く、四角形状
の容器18を利用する。
【0021】この容器18は、図10、11に示す如
く、例えば、アルミ製の金属部材やプラスチック製の樹
脂部材からなり、底部20と、対峙する一対の第1枠部
22、22と、対峙する一対の第2枠部24、24と、
第1枠部22に平行な2本の第1仕切部26、26と、
第2枠部24に平行な1本の第2仕切部28とからな
り、例えば、6つの包装体収容部30を形成している。
【0022】この容器18の各包装体収容部30の底面
には、例えば、長手方向の略中央部位で且つ幅方向に指
向する破損防止用部材32が固定して設けられる。
【0023】この破損防止用部材32は、容器18と同
じ材質からなり、よって、容器18と同じ熱伝導率を有
し、また、吸液包装体2を損傷させないように断面円形
状の棒状体に形成され、更に、包装体収容部30内で液
体である水の流動を良好にするために、その端面と第
1、第2枠部22、24や第1、第2仕切部26、28
の側面間に隙間Sを形成して底面に固着されている(図
11参照)。
【0024】第1、第2仕切部26、28の高さH
1 は、第1、第2枠部22、24の高さH2 よりも低く
形成されている。これにより、包装体収容部30は、吸
収部材16が液体である水を吸収した時に、この吸収部
材16が過多に水を吸収しないように、一定量の水を収
容する大きさの容積を有している。
【0025】また、図10に示す如く、第1、第2枠部
22、24及び第1、第2仕切部26、28には、各包
装体収容部30内の水量を均等にするために、各包装体
収容部30に該当する箇所に、少なくとも一つ以上の液
体流通用切欠部34が形成されている。
【0026】更に、図1に示す如く、吸液包装体2を保
冷剤2−2として使用する場合には、非透液部材4又は
透液部材6に所定事項を記載したラベル36が貼付され
る。このラベル36は、使用目的や注意事項等の必要事
項を記載したもので、貼付が義務付けられている。ま
た、吸液包装体2にあっては、吸収部材16に水を吸収
させた後にゲル状液体38が生成され(図14参照)、
このゲル状液体38が冷凍庫40で凍結されることによ
って膨張した氷42になって(図15参照)、保冷剤2
−2となるものである。
【0027】次に、この第1実施例の作用を、図1の保
冷システムの構成図、及び、図2、3のフローチャート
に基づいて説明する。
【0028】吸液包装体2の第1の使用態様を説明する
図2のフローチャートにおいて、吸液包装体2の使用の
決定にあっては(ステップ102)、先ず、吸液包装体
2を保冷剤として使用するか否かで判断する(ステップ
104)。
【0029】そして、このステップ104がNOで、吸
液包装体2を吸収シート2−1として使用する場合には
(ステップ106)、図12に示す如く、吸収シート2
−1が、非透液部材4に生鮮食品Aを載せ且つ透液部材
6を下に位置して設置される。そして、温度変化等によ
って生鮮食品Aから流出する液体が周りから落下すると
(図12の二点鎖線で示す)、この液体が下側の透液部
材6を介して吸収部材16に吸収される。
【0030】これにより、生鮮食品Aから流出した液体
が生鮮食品Aに直接接することがなく、生鮮食品Aの変
色等の発生を防止することができる。
【0031】一方、ステップ104がYESで、吸液包
装体2を保冷剤2−2として使用する場合には、容器1
8の各包装体収容部30内に水を入れる(ステップ10
8)。この時、各包装体収容部30には、第1、第2枠
部22、24及び第1、第2仕切部26、28が夫々所
定の高さに形成され、且つ、これら第1、第2枠部2
2、24及び第1、第2仕切部26、28には液体流通
用切欠部34が形成されているので、一定で且つ均等な
量の水が入れられる。
【0032】そして、非透液部材4又は透液部材6にラ
ベル36を貼付し(ステップ110)、この吸液包装体
2を各包装体収容部30内で破損防止用部材32上に載
置すると(ステップ112)(図13、14参照)、吸
収部材16が水を吸収してゲル状液体38となり、そし
て、破損防止用部材32の存在によって、吸液包装体2
が破損防止用部材32を境に2区画に分かれた状態にな
る。
【0033】そして、ゲル状液体38を冷凍庫40で凍
結すると(ステップ114)、図15に示す如く、氷4
2が生成され、保冷剤2−2となる(ステップ11
6)。
【0034】また、吸液包装体2の第2の使用態様を説
明する図3のフローチャートにおいては、使用の決定
(ステップ202)から保冷剤として使用するか否かの
判断をし(ステップ204)、吸収シート2−1として
使用(ステップ206)する場合まで上述の第1の使用
態様と同じであるが、その後、先ず、非透液部材4又は
透液部材6にラベル36を貼付し(ステップ208)、
吸液包装体2を各包装体収容部30内で破損防止用部材
32上に載置し(ステップ210)、そして、水を各包
装体収容部30内に入れ(ステップ212)、冷凍庫4
0で凍結し(ステップ214)、保冷剤2−2とする
(ステップ216)。
【0035】上述のゲル状液体38の凍結の際には、図
14、15に示す如く、破損防止用部材32の存在によ
り、ゲル状液体38が複数に区画されるような状態、つ
まり、2分割になるような状態となり、そして、このゲ
ル状液体38が各区画毎で周りから凍結するので、吸液
包装体2の全体で略同じような速さでゲル状液体38が
凍結し、よって、その体積が膨張しても、各区画毎で従
来のような隆起部が発生することがなく、非透液部材4
及び透液部材6が破れることがなく、もって、吸液包装
体2が破損するのを防止することができる。
【0036】また、吸液包装体2を吸収シート2−1や
保冷剤2−2として使用できるので、使用目的が異なっ
ても、一種の吸液包装体2を準備すればよいだけなの
で、便利である。
【0037】更に、吸収部材16に水を吸収させていな
い場合に、薄い吸液包装体2を取扱うことができるの
で、物流において軽量で容積も小さくし、その取扱いを
容易にするとともに、物流費を従来の保冷剤に比べて安
価とし(50:1〜100:1)、また、収納費も安価
にし、コストを低くすることができる。
【0038】更にまた、吸液包装体2を生鮮食品Aの吸
収シート2−1として使用する場合に、透液部材6を下
側にし、非透液部材4を上側にし、この非透液部材4の
上側に生鮮食品Aを載置すると、生鮮食品Aから流出す
る液体が下側の透液部材6を通って吸収部材16によっ
て吸収されるので、生鮮食品Aが流出する液体に直接接
触することがなく、生鮮食品Aが変色する等の不具合の
発生を回避させることができる。
【0039】図16、17は、この発明の第2実施例を
示すものである。
【0040】この第2実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、容器302は、上述の第1実施例
における容器18と同じように形成した、第1容器体3
04と第2容器体306とが背中合せに接合して構成さ
れる。第1容器体304の第1仕切部308の高さH3
は、第2容器体306の第2仕切部310の高さH4
りも少し大きく形成されている。よって、第1容器体3
04の第1包装体収容部312の容積は、第2容器体3
06の第2包装体収容部314の容積よりも大きく形成
される。
【0041】これにより、吸液包装体2の吸収部材16
の大きさや厚さが異なって水の吸収量が異なる場合に
は、容器302において第1容器体304と第2容器体
306とを選択的に使用することができ、使い勝手を向
上することができる。
【0042】図18は、この発明の第3実施例を示すも
のである。
【0043】この第3実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、容器402は、一の底部404が
各枠部406の上下方向の略中央部位に連結され、底部
404の一側に第1包装体収容部408を形成するよう
に第1仕切部410が設けられ、底部404の他側には
第1包装体収容部408よりも大きな第2包装体収容部
412を形成するように第2仕切部414が設けられて
いる。
【0044】これにより、吸液包装体2の大きさや長さ
が異なる場合に、一方の包装体収容部を選択的に使用す
ればよいので、使い勝手を向上するとともに、一の底部
404だけなので、容器402の軽量化を図ることがで
きる。
【0045】図19は、この発明の第4実施例を示すも
のである。
【0046】この第4実施例の特徴とするところは、以
下の点にある。即ち、吸収部材16には、冷凍すること
によって潰される多数の空気球部502を設けた。
【0047】これにより、吸収部材16が空気球部50
2の存在によって水を一定量しか吸収せず、そして、冷
凍によって体積が膨張して空気球部502が潰されるこ
とにより、吸収部材16の水の吸収量を低減する。
【0048】この結果、吸収部材16が過多量に水を吸
収するのを防止し、冷凍時に、吸液包装体2が破損する
のを効果的に防止することができる。
【0049】なお、この発明の各実施例においては、吸
収部材16の厚さや大きさを変更させることにより、水
の吸収量を調整させることができる。
【0050】また、非透液部材4や透液部材6を伸縮性
の材質で形成することにより、吸液包装体2の破損を防
止することができる。
【0051】更に、包装体収容部30には、破損防止用
部材32を、複数本所要箇所に設けることができる。
【0052】更にまた、非透液部材4又は透液部材6に
は、ラベルの代りに、予め所定事項を印刷しておくこと
も可能である。
【0053】
【発明の効果】以上詳細な説明から明らかなようにこの
発明によれば、シート状の非透液部材とシート状の透液
部材とを積層するとともに非透液部材の周縁と透液部材
の周縁とを固着して中空間を有する包装体を形成し、包
装体の中空間に液体を吸収するシート状の吸収部材を設
けて吸液包装体を構成し、吸液包装体を収容して吸収部
材に一定量の液体を吸収させる容器を設け、吸収部材が
液体を吸収して生成されたゲル状液体の凍結時に非透液
部材及び透液部材の破損を防止するように容器の底部位
には破損防止用部材を設け、吸液包装体のゲル状液体を
冷凍庫で凍結し、この凍結した吸液包装体を保冷剤とし
たことにより、吸液包装体を吸収シートとして使用する
場合に、生鮮食品の変色の発生等を防止することがで
き、また、吸液包装体を保冷剤とする場合には、凍結時
に、体積が膨張しても吸収包装体が破損するのを防止し
得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】冷却システムの構成図である。
【図2】吸液包装体の第1の使用態様のフローチャート
である。
【図3】吸液包装体の第2の使用態様のフローチャート
である。
【図4】吸液包装体の斜視図である。
【図5】吸液包装体の拡大断面図である。
【図6】非透液部材の斜視図である。
【図7】透液部材の斜視図である。
【図8】包装体の斜視図である。
【図9】吸収部材の斜視図である。
【図10】容器の斜視図である。
【図11】容器の断面図である。
【図12】吸液包装体を吸収シートとして使用する場合
の斜視図である。
【図13】容器の底面に破損防止用部材を設けた断面図
である。
【図14】ゲル状液体を有する吸液包装体を容器に入れ
た状態の断面図である。
【図15】氷が形成された容器内の吸液包装体の断面図
である。
【図16】第2実施例における容器の斜視図である。
【図17】図16の容器の断面図である。
【図18】第3実施例における容器の断面図である。
【図19】第4実施例における吸収部材の断面図であ
る。
【図20】従来の吸収シートの斜視図である。
【図21】従来においてゲル状液体を有する吸収シート
を容器に入れた状態の断面図である。
【図22】従来において氷に隆起部が発生した容器内の
吸収シートの断面図である。
【符号の説明】
2 吸液包装体 4 非透液部材 6 透液部材 12 中空間 14 包装体 16 吸収部材 18 容器 30 包装体収容部 32 破損防止用部材 38 ゲル状液体 40 冷凍庫 42 氷

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の非透液部材とシート状の透液
    部材とを積層するとともに前記非透液部材の周縁と前記
    透液部材の周縁とを固着して中空間を有する包装体を形
    成し、この包装体の中空間に液体を吸収するシート状の
    吸収部材を設けて吸液包装体を構成し、この吸液包装体
    を収容して前記吸収部材に一定量の液体を吸収させる容
    器を設け、前記吸収部材が液体を吸収して生成されたゲ
    ル状液体の凍結時に前記非透液部材及び前記透液部材の
    破損を防止するように前記容器の底部位には破損防止用
    部材を設け、前記吸液包装体のゲル状液体を冷凍庫で凍
    結し、この凍結した前記吸液包装体を保冷剤としたこと
    を特徴とする吸液包装体を使用した保冷システム。
JP24790397A 1997-08-28 1997-08-28 吸液包装体を使用した保冷システム Pending JPH1169940A (ja)

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JP (1) JPH1169940A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107600718A (zh) * 2017-08-23 2018-01-19 无锡南理工科技发展有限公司 凝胶冰箱

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CN107600718A (zh) * 2017-08-23 2018-01-19 无锡南理工科技发展有限公司 凝胶冰箱

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