JP2005116323A - 燃料電池の冷却構造 - Google Patents

燃料電池の冷却構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2005116323A
JP2005116323A JP2003348579A JP2003348579A JP2005116323A JP 2005116323 A JP2005116323 A JP 2005116323A JP 2003348579 A JP2003348579 A JP 2003348579A JP 2003348579 A JP2003348579 A JP 2003348579A JP 2005116323 A JP2005116323 A JP 2005116323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
fuel cell
cooling
cooling water
stack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003348579A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Miki
貞雄 三木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2003348579A priority Critical patent/JP2005116323A/ja
Publication of JP2005116323A publication Critical patent/JP2005116323A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】外部の過熱手段を用いずに燃料電池の温度を均一にする燃料電池の冷却構造を提供する。
【解決手段】セル21と冷媒プレートを積層したスタック列1と、スタック列1を両側から挟むエンドプレート2a、2bを備えた燃料電池の冷却構造において、セル21の両スタック端部1bを冷却する冷却経路5bと、スタック中央部1aを冷却する冷却経路5aを備える。また、冷却経路5aから排出された冷却水が流れる冷却経路5cをエンドプレート2a、2bの内部に備える。
【選択図】 図1

Description

本発明はセルを積層した燃料電池の冷却に関するものである。
セルを積層した燃料電池は、主にエンドプレート熱容量の大きさのために、冷機起動から定常運転に移行する過程において、中央部セルと端部セルで温度差が発生する。他方、セルの起電力はセル自身の温度への依存性が大きいため、結果、スタック列内でセル間の起電力差が発生する。このセル間の起電力差によって、燃料電池全体での起電力は低くなってしまい、また、反応膜の劣化を促進させる、といった問題がある。そして、その解決方法として、燃料電池のセルの間にヒータを設け、必要時にヒータによってセルを温めるものが、特許文献1に開示されている。
特開2003−151594号公報
しかし、上記の発明では、温度上昇の遅れる端部セルの温度の調整にヒータを用いるために燃料電池で発電した電力の一部を消費する、もしくは、外部電力によって電力を供給することになり、燃料電池システム全体の発電効率を低下させるといった問題点がある。
本発明ではこのような問題点を解決するために発明されたもので、セルの積層位置に対応して異なる冷却経路を設け、燃料電池全体の温度を適正に調整することを目的とする。
本発明では、単位燃料電池セルと冷却プレートを積層した燃料電池積層体と、燃料電池積層体を両端から挟むエンドプレートを備えた燃料電池の冷却構造において、燃料電池積層体の両端部付近の冷却プレートにそれぞれ冷媒を導く第1冷媒流路と、両端部以外の燃料電池セルにそれぞれ冷媒を導く第2冷媒流路を備える。また、中央部付近の冷却プレートから排出された冷媒が流れる第3冷媒流路をエンドプレートの内部に備える。
本発明によると、単位燃料電池セルと冷却プレートを積層した燃料電池積層体の両端部の燃料電池セルと中央部の燃料電池セルを第1冷媒流路と第2冷媒流路の異なる冷媒流路によって冷却するので、例えば、各冷媒流路の流量を調整することで、中央部と端部の温度をそれぞれ調整することができ、ヒータなどを用いずに燃料電池の温度を均一にすることができる。また、エンドプレートの内部に第2冷媒流路を通った冷媒が通る第3冷媒流路を設け、冷媒により端部の燃料電池セルを温めることができる。
本発明の構成を図1(a)〜(c)を用いて説明する。
燃料電池20は単位燃料電池セル21(以下、セル)と冷却プレート3a、3bを複数積層した燃料電池積層体であるスタック列1と、スタック列1の積層方向の両端にエンドプレート2a、2bを備え、エンドプレート2a、2bの両側から4つのボルト13にナット14をそれぞれ螺合することによって、スタック列1とエンドプレート2a、2bを締結する。
燃料電池20のスタック列1はスタック中央部1aと、スタック中央部1aの両端に位置するスタック端部1bとから構成される。スタック中央部1aとスタック端部1bの積層方向中心にはそれぞれの温度を検出する第2温度検出手段である温度センサ11aと第1温度検出手段である11b、11cを備える。
スタック中央部1aはセル21と第2冷媒流路である冷却経路5aを有する中央部冷却プレート3aを積層し、構成する。中央部冷却プレート3aについて図2を用いて詳しく説明する。
図2は中央部冷却プレート3aの矢視A方向図である。中央部冷却プレート3aは冷却水供給流路4aを通った冷却水が流入する冷却水入口4bと、冷却水を冷却水排出流路4dへと排出する冷却水出口4cと、冷却水入口4bと冷却水出口4cを接続し、冷却水によってセル21と熱交換を行う複数の並列する溝状の冷却経路5aを備える。各冷却経路5aは互いに接しながら冷却水入口4bと冷却水出口4c間を各冷却経路5aの流路面積がほぼ一定となるように蛇行し、冷却面のほぼ全域に配置されている。
また、中央部冷却プレート3aは、端部冷却プレート3bへ冷却水を導入するための冷却水供給流路6aと、端部冷却プレート3bから冷却水を排出するための冷却水排出流路6dが、冷却経路5aの外側に形成される。
スタック端部1bはセル21と第1冷媒流路である冷却経路5bを有する端部冷却プレート3bを積層し、構成する。端部冷却プレート3bについて図3を用いて詳しく説明する。
図3は端部冷却プレート3bの矢視A方向図である。端部冷却プレート3bは冷却水供給流路6aを通った冷却水が流入する冷却水入口6bと、冷却水を冷却水排出流路6dへ排出する冷却水出口6cと、冷却水入口6bと冷却水出口6cを接続し、冷却水によってセル21と熱交換を行う複数の並列する溝状の冷却経路5bを備える。各冷却経路5bは互いに接しながら冷却水入口6bと冷却水出口6c間を各冷却経路5bの流路面積がほぼ一定となるように蛇行し、配置されている。
また、端部冷却プレート3bは、中央部冷却プレート3aへ冷却水を導入するための冷却水供給流路4aと、中央部冷却プレート3aから冷却水を排出するための冷却水排出流路4dが、冷却経路5bの外側に形成される。
中央部冷却プレート3a、端部冷却プレート3bには、セル21へ水素を供給するための水素供給流路8a、酸素を供給するための酸素供給流路9aと、セル21の発電反応後の排出ガスを外部へ排出するための水素排出流路8b、酸素を排出するための酸素排出流路9bを各冷却プレート3a、3bの周辺部に形成する。
なお、図示しないが、セル21の周辺部にも冷却水供給流路4a、6aと冷却水排出流路4d、6dを貫通して形成する。これによりスタック中央部1a、スタック端部1bを通った冷却水をエンドプレート2a、2bに導くことができるようになっている。
次にエンドプレート2aについて図4を用いて詳しく説明する。図4は図1のエンドプレート2aのB−B断面図である。
エンドプレート2aには中央部冷却プレート3aに冷却水を供給する冷却水供給流路4aと接続する冷却水導入口7aと、端部冷却プレート3bに冷却水を供給する冷却水供給流路6aと接続する冷却水導入口7bを備える。また、冷却水排出流路4dと接続し、スタック中央部1aを通った冷却水をエンドプレート2aに流入させる排出冷却水入口7cと、冷却水を外部へ排出する冷媒排出口である冷却水排出口7dを備える。エンドプレート2aの内部には、大きさの異なるU字型の冷却経路5cを並列に複数備え、各冷却経路5cの端部は排出冷却水入口7cと接続し、もう一つの端部は冷却水排出口7dと接続する。また、冷却水排出口7dは、冷却水排出流路6dとも接続しいる。つまり、スタック中央部1aとスタック端部1bを流れた冷却水は、冷却水排出口7dにおいて合流し、外部へ排出されるのである。また、セル21へ水素を供給するための水素供給流路8a、酸素を供給するための酸素供給流路9aと、セル21の発電反応後の排出ガスを外部へ排出するための水素排出流路8b、酸素排出流路9bを備える。なお、エンドプレート2bは冷却水導入口7a、7b、水素供給口8a、酸素供給口9a、水素排出口8d、酸素排出口9dを備えていないが、内部はエンドプレート2aと同様である。
また、エンドプレート2aと中央部冷却プレート3aと端部冷却プレート3bの冷却水供給流路4a、6a、冷却水排出流路4d、6d、水素供給流路8b、水素排出流路8c、酸素供給流路9b、酸素排出流路9cは同じ位置に形成され、詳しくは図示しないがセル21にも同様に設けられており、エンドプレート2a、2bの両側からボルト13にナット14を螺合することにより締結し、各流路はセル21の積層方向に連続した一つの流路を形成する。
これにより、冷却水導入口7aより流入した冷却水は、冷却水供給流路4aから中央部冷却プレート3aを通り、冷却水出口4cで二手に分かれ、冷却水排出流路4dからエンドプレート2a、2bのそれぞれ冷却経路5cを通り、冷却水排出口7dから外部へ排出される。また、冷却水導入口7bより流入した冷却水は、冷却水供給流路6aから端部冷却プレート3b、冷却水排出流路4dを通り、冷却水排出口7dでスタック中央部1aを通った冷却水と合流し、外部へ排出される。
ここでスタック列1の両端に設けた2つのスタック端部1bは同一枚数のセル21と端部冷却プレート3bをそれぞれ積層するものとする。これは、スタック中央部1aによって温められた冷却水をエンドプレート2a、2bの内部に流入させ、スタック端部1bの温度を上昇させるので、これによるスタック端部1bの温度を均一化するためである。
冷却水導入口7bの上流には冷却水供給流路6aに流れる冷却水の流量を調整する流量調整手段である流量調整弁10を備える。なお、冷却水導入口7aの上流にも流量調整弁などを備え、流量を制御しても良い。
また、温度センサ11a〜11cによって検出された温度によって、流量調整弁10を制御する流量制御手段であるコントローラ30を備える。
次にコントローラ30による燃料電池の起動時の流量調整弁10の制御について図5のフローチャートを用いて説明する。ここで、初期条件として流量調整弁10は全閉状態となっている。
ステップS500において、図示しない水素タンクなどから水素を、また図示しないコンプレッサなどから空気をそれぞれ水素供給口8a、酸素供給口9aからスタック列1へ供給し、発電を開始する。発電によって生じた熱により、温度が上昇するが、スタック端部1bでは外部と熱交換を行い易く、スタック中央部1aと比べると温度の上昇が遅くなり、スタック中央部1aとスタック端部1bでは温度差が生じる。また、停止中にはスタック端部1bから冷却され易いので、発電を開始した時点で、スタック中央部1aとスタック端部1bとでは既に温度差が生じている場合もある。
ステップS501において、温度センサ11aによってスタック列1の中央部温度Ta、温度センサ11b、11cによって端部温度Tb、Tcを検出する。
ステップS502において、温度Taと温度Tb、Tcとの温度差dT(dT=Ta−TborTc)を算出し、dTを或る所定値T1と比較する。そして、dTがT1よりも大きい場合、すなわち、スタック中央部1aの温度Taとスタック端部1bの温度Tb、Tcの温度差が大きく、所定値T1以上である場合には、ステップS501へ戻り、流量調整弁10を全閉としたまま、運転を継続する。所定値T1よりも小さい場合には、ステップS505へ進む。ここでT1はスタック中央部1aとスタック端部1bの温度差が大きくスタック列1の起電力低下を招く温度であり、予め実験などにより求められた温度である。
流量調整弁10を全閉としたときの燃料電池20の状態を図6(a)〜(c)を用いて説明する。流量調整弁10を全閉とし、スタック端部1bへの冷却水の供給を停止すると、スタック端部1bには冷却水は供給されずにスタック中央部1aにのみ冷却水を供給することになる。
スタック中央部1aでは冷却水供給通路4aを通った冷却水が冷却水入口4bから流入し、冷却経路5aを流れることで発電によって発生した熱と熱交換を行う。これによってセル21は冷却され、冷却水は温められる。温められた冷却水は冷却水出口4cから冷却水排出経路4dを通り、エンドプレート2a、2bのどちらかの排出冷却水入口7cから冷却経路5cを流れ、冷却水の熱によってスタック端部1bを温め、その後冷却水排出口7dより外部へ排出される。
スタック端部1bは発電による発熱と、スタック中央部1aによって温められた冷却水がエンドプレート2a、2b内を流れることによって温められる。これによりスタック列1のスタック中央部1aは冷却され、スタック端部1bは温められるので、スタック中央部1aとスタック端部1bの温度差を小さくすることができ、燃料電池20の起電力を高くすることができる。
ステップS502でdTがT1よりも小さい、すなわちスタック中央部1aとスタック端部1bの温度差がさほど大きくないときには、ステップS503において、dTをT1よりも小さい或る所定値T2と比較する。そして、dTがT2よりも大きいときにはステップS504へ進み、小さいときにはステップS505へ進む。ここでT2はスタック端部1bの温度が上昇し、冷却を開始しなければ、スタック端部1bの温度がスタック中央部1aの温度を超える可能性がある温度であり、実験などによって求められた温度である。
ステップS504では、流量調整弁10を開き、冷却水供給流路6aに冷却水を供給する。また、温度センサ11a〜11cによって温度を検出し、スタック中央部1aとスタック端部1bの温度差dTを算出する。
このときの燃料電池20の状態を図7(a)〜(c)を用いて説明する。ステップS504で流量調整弁10の開度を調整することで、冷却水は冷却水供給流路6aを通り、スタック端部1bにも冷却水が流れるようになる。スタック端部1bではエンドプレート2aの冷却水導入口7bから冷却水が冷却水供給流路6aを通り冷却水入口6bに流入し、冷却経路5bを流れ、セル21の発電によって発生した熱と熱交換を行う。これによってセル21は冷却される。冷却経路5bを通った冷却水は冷却水出口6cから冷却水排出流路6dを通り、エンドプレート2a、2bのどちらかの冷却水排出口7dでスタック中央部1aを通った冷却水と合流し、外部へ排出される。
スタック中央部1aに加えて、スタック端部1bにも冷却水が流れるようになり、スタック端部1bでは発電によって生じた熱と冷却水との間で熱交換を行い、スタック端部1bの温度が上がり過ぎないようにする。この時の流量調整弁10の開度は或る所定の開度とする。この或る所定の開度は冷却水によってスタック端部1bの温度が下がり過ぎることのない流量を冷却水供給流路6aに供給する開度であり、予め実験などによって決められ、コントローラ30に記憶されている。ここで、流量調整弁10の開度は固定せずに温度差dTに対応した開度としても良い。
ステップS503、504の制御を行わない場合には、燃料電池20の発電開始時に流量調整弁10を閉じているので、スタック端部1bには冷却水が流れないために、時間の経過とともにスタック端部1bの温度が急激に上昇し、セル21の反応膜の限界温度を超える場合があり、セル21の劣化を引き起こし、更に上昇すると燃料電池20の故障を引き起こす可能性がある。また、後述するスタック中央部1aとスタック端部1bの温度差がほとんどなくなった後に、流量調整弁10を全開とすると冷却までの時間遅れが生じ、温度制御が間に合わず、スタック端部1bの温度が上昇し過ぎる可能性もある。また、急激に冷却水の流量を増やすと、セル21の温度を急激に下げる可能性があり、スタック中央部1aとスタック端部1bの温度差が大きくなり、燃料電池1の起電力の低下を生じる可能性がある。このために或る温度差になると流量調整弁10を開きスタック端部1bにも冷却水を流し、温度を調整する。ステップS503、S504では流量調整弁10の全閉時と全開時の中間的な制御として行うものである。
その後ステップS503へ戻り、上記ステップを繰り返す。
ステップS503でdTがT2よりも小さいと判断されると、スタック中央部1aとスタック端部1bの温度差がほぼなくなっていると判断し、ステップS505へ進み、流量調整弁10を全開する。
このときの燃料電池20の状態を図8(a)〜(c)を用いて説明する。流量調整弁10を全開とすることで、冷却水供給流路6aにも多くの冷却水が流れ、スタック端部1bで発生する熱と熱交換を行い、スタック中央部1aとスタック端部1bの温度差が生じないようにし、燃料電池20の起電力を確保する。なお、スタック中央部1aとスタック端部1bに流れる冷却水の流量は予め実験などで求められており、セル21の温度を発電に適した温度に保ち、燃料電池20の起電力を十分に確保できる流量である。
次に通常運転中のコントローラ30による流量調整弁10の制御について図9のフローチャートに示すが、これは図5のフローチャートのステップS501以降と同じであるので、ここでの説明は省略する。
本発明の効果について説明する。
スタック列1のスタック中央部1aとスタック端部1bとで異なる冷却水供給流路4a、6aから冷却水を供給される冷却経路5a、5cを備えるので、冷却水によってスタック中央部1aとスタック端部1bのそれぞれで温度調整を行うことができ、温度の低い箇所にヒータなどの熱源を設ける必要がなく、ヒータなどによるエネルギー損失をなくすことができる。
スタック端部1bはセル21での発電による発熱の他に、スタック中央部1aで熱交換を行い温められた冷却水をエンドプレート2a、2bへ流すことによって積層方向からも温められ、更にスタック中央部1aとスタック端部1bの温度差が大きいときには、スタック端部1bへ冷却水を供給しないので、スタック端部1bを素早く温めることができ、スタック中央部1aとスタック端部1bの温度差をなくし、燃料電池20の温度均一化を素早く行うことができる。
温度差が小さくなると流量調整弁10によってスタック端部1bへ流れる冷却水の流量を調整することで、スタック端部1bの急激な温度上昇を防ぐことができ、セル21の劣化を防ぐことができる。また、放熱性の低いスタック中央部1aにのみ冷却水を供給することができるので、スタック中央部1aでのセル21の過熱を防ぐことができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
本発明は、燃料電池を使用した様々な分野において利用することができる。
本発明の燃料電池の構成を示した図である。(a)燃料電池の正面図である。(b)燃料電池の右側面図である。(c)燃料電池の左側面図である。 本発明の中央部冷却プレートの図1の矢視A図である。 本発明の端部冷却プレートの図1の矢視A図である。 本発明のエンドプレートのB−B断面図である。 本発明の燃料電池始動時のコントローラにおけるフローチャートである。 中央部と端部の温度差が大きいときの燃料電池に流れる冷却水の流れ状態である。(a)燃料電池の正面図である。(b)燃料電池の右側面図である。(c)燃料電池の左側面図である。 中央部と端部の温度差がさほど大きくないときの燃料電池に流れる冷却水の流れ状態である。(a)燃料電池の正面図である。(b)燃料電池の右側面図である。(c)燃料電池の左側面図である。 中央部と端部の温度差が小さいときの燃料電池に流れる冷却水の流れ状態である。(a)燃料電池の正面図である。(b)燃料電池の右側面図である。(c)燃料電池の左側面図である。 本発明の通常運転時のコントローラにおけるフローチャートである。
符号の説明
1 スタック列(燃料電池積層体)
1a スタック中央部
1b スタック端部
2 エンドプレート
3a 中央部冷却プレート
3b 端部冷却プレート
4a 冷却水供給流路
4d 冷却水排出流路
5a 冷却経路(第2冷媒流路)
5b 冷却経路(第1冷媒流路)
5c 冷却経路(第3冷媒流路)
6a 冷却水供給流路
6d 冷却水供給流路
10 流量調整弁(流量調整手段)
11a 温度センサ(第2温度検出手段)
11b 温度センサ(第1温度検出手段)
11c 温度センサ(第1温度検出手段)
20 燃料電池
21 単位燃料電池セル
30 コントローラ(流量制御手段)

Claims (6)

  1. 単位燃料電池セルと、冷媒によって冷却する冷却プレートを積層した燃料電池積層体と、
    前記燃料電池積層体を両端から挟むエンドプレートと、を備えた燃料電池の冷却構造において、
    前記燃料電池セルの積層方向の両端部付近の冷却プレートにそれぞれ前記冷媒を導く第1冷媒流路と、
    前記燃料電池セルの積層方向の中央部付近の冷却プレートにそれぞれ前記冷媒を導く第2冷媒流路と、
    前記中央部付近の冷却プレートから排出された冷媒をそれぞれ前記エンドプレートの内部へ導く第3冷媒流路と、を備えた燃料電池の冷却構造。
  2. 前記両端部の燃料電池セルの温度を検出する第1温度検出手段と、
    前記中央部の燃料電池セルの温度を検出する第2温度検出手段と、
    前記第1と第2冷媒流路へ供給する冷媒の流量を調整する流量調整手段と、
    前記両端部と前記中央部の燃料電池セルの温度差に基づいて前記流量調整手段の開度を制御する流量制御手段と、を備える請求項1に記載の燃料電池の冷却構造。
  3. 前記流量制御手段は、前記両端部と前記中央部の燃料電池セルの温度差が大きい場合には、前記第2冷媒流路にのみ冷媒を供給することを特徴とする請求項2に記載の燃料電池の冷却構造。
  4. 前記流量制御手段は、前記両端部と前記中央部の燃料電池セルの温度差が小さい場合には前記第2冷媒流路に加え、前記第1冷媒流路にも冷媒を供給することを特徴とする請求項3に記載の燃料電池の冷却構造。
  5. 前記エンドプレートは、冷媒を排出する冷媒排出口を備え、
    前記第3冷媒流路から排出された冷媒と、前記第1冷媒流路から排出された冷媒は、前記冷媒排出口で合流することを特徴とする請求項1から4に記載の燃料電池の冷却構造。
  6. 前記第3冷媒流路は、大きさの異なる複数のU字型流路を並列に配置し、構成することを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の燃料電池の冷却構造。
JP2003348579A 2003-10-07 2003-10-07 燃料電池の冷却構造 Pending JP2005116323A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003348579A JP2005116323A (ja) 2003-10-07 2003-10-07 燃料電池の冷却構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003348579A JP2005116323A (ja) 2003-10-07 2003-10-07 燃料電池の冷却構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005116323A true JP2005116323A (ja) 2005-04-28

Family

ID=34540734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003348579A Pending JP2005116323A (ja) 2003-10-07 2003-10-07 燃料電池の冷却構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005116323A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164998A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Denso Corp 燃料電池システム
KR101519241B1 (ko) * 2013-11-22 2015-05-11 현대자동차주식회사 온도 편차를 저감한 연료전지 스택
WO2016093604A1 (ko) * 2014-12-12 2016-06-16 전남대학교산학협력단 고분자 전해질형 연료전지, 연료전지 스택 및 엔드 플레이트
US9506483B2 (en) 2013-08-30 2016-11-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Fluid tube increasing uniformity of fluid flow and apparatus including the same

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007164998A (ja) * 2005-12-09 2007-06-28 Denso Corp 燃料電池システム
US9506483B2 (en) 2013-08-30 2016-11-29 Samsung Electronics Co., Ltd. Fluid tube increasing uniformity of fluid flow and apparatus including the same
KR101519241B1 (ko) * 2013-11-22 2015-05-11 현대자동차주식회사 온도 편차를 저감한 연료전지 스택
WO2016093604A1 (ko) * 2014-12-12 2016-06-16 전남대학교산학협력단 고분자 전해질형 연료전지, 연료전지 스택 및 엔드 플레이트
KR101759652B1 (ko) * 2014-12-12 2017-07-31 전남대학교산학협력단 고분자 전해질형 연료전지, 연료전지 스택 및 엔드 플레이트

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101909338B1 (ko) 연료 전지 시스템
JP2004288509A (ja) 燃料電池システム
US6767661B2 (en) Fuel cell system and method for operating the same
EP1829145B1 (en) Fuel cell system
JP2005116323A (ja) 燃料電池の冷却構造
JP2008020039A (ja) 調圧弁
JP3966839B2 (ja) 排熱利用熱源装置
JP2006120342A (ja) 燃料電池システム
US20140106253A1 (en) Fuel cell with improved thermal management
JP2008103154A (ja) 燃料電池システム
JP6897426B2 (ja) 燃料電池システム
JP2002319425A (ja) 燃料電池の状態検出装置
JP5765518B2 (ja) 燃料電池システム
JP2008226712A (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP5434054B2 (ja) 燃料電池システム
JP2008147121A (ja) 燃料電池評価装置
JP2006019124A (ja) 燃料電池システム
JP4779402B2 (ja) 燃料電池システム
JP2007317559A (ja) 燃料電池の温度制御装置
JP2011000922A (ja) 燃料電池搭載車両の燃料タンク温度管理装置
JP2006019123A (ja) 燃料電池システム
JP5772248B2 (ja) 燃料電池システム
JP2007103061A (ja) 燃料電池システム
JP2010108767A (ja) 燃料電池、これを用いた燃料電池システム、燃料電池システムの起動絵方法
JP2005190881A (ja) 燃料電池の冷却装置