JP2008226712A - 燃料電池システム及びその制御方法 - Google Patents

燃料電池システム及びその制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008226712A
JP2008226712A JP2007065180A JP2007065180A JP2008226712A JP 2008226712 A JP2008226712 A JP 2008226712A JP 2007065180 A JP2007065180 A JP 2007065180A JP 2007065180 A JP2007065180 A JP 2007065180A JP 2008226712 A JP2008226712 A JP 2008226712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling medium
flow path
fuel cell
reaction gas
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007065180A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ushio
健 牛尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2007065180A priority Critical patent/JP2008226712A/ja
Publication of JP2008226712A publication Critical patent/JP2008226712A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】コンパクト且つ軽量な構成で、低温始動を迅速に、しかも効率的に遂行することを可能にする。
【解決手段】燃料電池システム10は、燃料電池12と、冷却媒体を加熱するヒータ70を有し、前記冷却媒体を前記燃料電池12の冷却媒体流路に循環させる循環流路72と、冷却媒体流量制御装置74とを備える。冷却媒体流量制御装置74を構成する制御部88は、冷却媒体出口温度を温度センサ90により検出し、低温始動時に、冷却媒体流路の下流側冷却媒体流路部に、前記冷却媒体流路の上流側冷却媒体流路部よりも多量の加熱された冷却媒体を供給し、反応ガスの下流側を集中的に昇温させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層され、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、前記反応ガス流路の反応ガス流れ方向に交差し且つ前記電極面に沿う方向に冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成される燃料電池を備える燃料電池システム及びその制御方法に関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の両側に、それぞれアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体を、セパレータによって挟持した発電セルを備えている。この種の燃料電池は、通常、所定の数の発電セルを積層することにより、燃料電池スタックとして使用されている。
上記の燃料電池では、セパレータの面内に、アノード側電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路(反応ガス流路)と、カソード側電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路(反応ガス流路)とが設けられている。さらに、1又は2以上のセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
ところで、カソード側電極では、発電反応により生成水が生じており、この生成水は、酸化剤ガス流路に沿って下流側に移動するとともに、凝縮して水滴となり易い。このため、酸化剤ガス流路の下流(出口)には、凝縮水が滞留し易く、前記酸化剤ガス流路が閉塞されるとともに、電解質膜の劣化が促進されるおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されている燃料電池システムが知られている。この燃料電池システムは、図13に示すように、燃料電池1と、前記燃料電池1に熱媒体を循環させる循環流路2と、前記循環流路2に介装されて循環される熱媒体を加熱する加熱器(ヒータ)3と、前記熱媒体を前記燃料電池1内に導入する流路の途中であって、酸化剤ガス流路の出口領域の終了部位付近から前記加熱器3へと熱媒体を戻すバイパス流路4と、このバイパス流路4に設けられた開閉弁5と、前記開閉弁5の制御を行う制御手段6とを備えている。
そして、制御手段6は、燃料電池システムの起動運転時に、燃料電池1に熱媒体を循環させ、且つ、このときに前記開閉弁5を開き、熱媒体を前記燃料電池1の一部領域のみに循環させている。次いで、酸化剤流路の出口領域が、発電可能な温度に上昇した後、開閉弁5を閉じて発電を開始させる、としている。
特開2003−303607号公報
しかしながら、上記の特許文献1では、燃料電池1内の冷却媒体流路にショートカットを設けることにより、酸化剤流路の出口領域を集中的に加熱するものである。このため、システム側には、専用のバイパス流路4及び開閉弁5を設ける必要がある。一方、燃料電池1内には、専用バイパス冷媒流路及び専用連通口等を形成しなければならない。これにより、燃料電池1全体は、大サイズ且つ重量物となる問題がある。しかも、ヒートマスが増加するとともに、熱媒体から外部への放熱量が増加し易く、熱損失が惹起して熱効率が低下するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、コンパクト且つ軽量な構成で、低温始動を迅速に、しかも効率的に遂行することが可能な燃料電池システムを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池システムは、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備え、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、前記反応ガス流路の反応ガス流れ方向に交差し且つ前記電極面に沿う方向に冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路は、前記単位セルの積層方向に延在する複数の冷却媒体供給連通孔及び複数の冷却媒体排出連通孔に連通する燃料電池と、前記冷却媒体を加熱する加熱手段を有し、前記冷却媒体を前記冷却媒体流路に循環させる循環流路と、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の下流側に対応する下流側冷却媒体流路部に、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の上流側に対応する上流側冷却媒体流路部よりも多量の加熱された前記冷却媒体を供給可能な冷却媒体流量制御装置とを備えている。
また、冷却媒体流量制御装置は、複数の冷却媒体供給連通孔又は複数の冷却媒体排出連通孔の少なくとも1つに対応して配設される冷却媒体流量調整機構を備えることが好ましい。
さらに、冷却媒体流量制御装置は、冷却媒体の出口温度、反応ガス流路の出口温度又は燃料電池の出力電圧に基づいて、上流側冷却媒体流路部及び下流側冷却媒体流路部への加熱された前記冷却媒体の流量割合を調整することが好ましい。
さらにまた、本発明は、電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備え、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、前記反応ガス流路の反応ガス流れ方向に交差し且つ前記電極面に沿う方向に冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路は、前記単位セルの積層方向に延在する複数の冷却媒体供給連通孔及び複数の冷却媒体排出連通孔に連通する燃料電池と、前記冷却媒体を加熱する加熱手段を有し、前記冷却媒体を前記冷却媒体流路に循環させる循環流路とを備える燃料電池システムの制御方法に関するものである。
この制御方法は、燃料電池の環境温度を検出する工程と、検出された前記環境温度が設定温度よりも低温であると判断された際、加熱手段を介して冷却媒体を加熱するとともに、加熱された前記冷却媒体を、冷却媒体流路の反応ガス流路の下流側に対応する下流側冷却媒体流路部に、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の上流側に対応する上流側冷却媒体流路部よりも多量に供給する工程とを有している。
また、下流側冷却媒体流路部に供給される加熱された冷却媒体により、反応ガス流路の下流側が昇温された後、上流側冷却媒体流路部への加熱された前記冷却媒体の供給量を増加させる工程を有することが好ましい。
さらに、下流側冷却媒体流路部に供給される加熱された冷却媒体により、反応ガス流路の下流側が昇温された後、前記冷却媒体の加熱を停止するとともに、冷却媒体流路への前記冷却媒体の供給量を減少させる工程を有することが好ましい。
本発明によれば、特に低温始動時に、加熱された冷却媒体が、冷却媒体流路の反応ガス流路の下流側に対応する下流側冷却媒体流路部に、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の上流側に対応する上流側冷却媒体流路部よりも多量に供給されている。従って、反応ガス流路の下流側は、短時間で、効率的に暖められるため、迅速に発電を開始することができる。しかも、バイパス流路等の専用通路や開口部等が不要になり、システム全体の小型化及び軽量化が容易に遂行可能になるとともに、外部への放熱損失が有効に低減される。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システム10の概略構成説明図であり、図2は、前記燃料電池システム10を構成する燃料電池12の斜視説明図であり、図3は、前記燃料電池12の要部分解概略斜視図である。
図3に示すように、燃料電池12は、電解質膜・電極構造体13と、前記電解質膜・電極構造体13を挟持する第1セパレータ14及び第2セパレータ16とを有する単位セル18備える。各単位セル18は、矢印A方向に積層されてスタックを構成する。第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、金属セパレータ又はカーボンセパレータにより構成される。
図2に示すように、単位セル18の積層方向両端には、ターミナルプレート20a、20b、絶縁プレート22a、22b及びエンドプレート24a、24bが外方に向かって配設される。燃料電池12は、例えば、長方形状に構成されるエンドプレート24a、24bを端板として含む箱状ケーシング(図示せず)により一体的に保持され、あるいは、矢印A方向に延在する複数のタイロッド(図示せず)により一体的に締め付け保持される。
図3に示すように、第1セパレータ14及び第2セパレータ16は、縦長形状を有するとともに、長辺が重力方向(矢印C方向)に向かい且つ短辺が水平方向(矢印B方向)に向かうように構成される。
単位セル18の長辺方向の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔26a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔28aが設けられる。
単位セル18の長辺方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔28b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔26bが設けられる。
単位セル18の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、純水やエチレングリコール等の冷却媒体を供給するための、複数、例えば、上下2つの冷却媒体供給連通孔30a、32aが設けられるとともに、前記単位セル18の短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための、複数、例えば、上下2つの冷却媒体排出連通孔30b、32bが設けられる。
電解質膜・電極構造体13は、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜34と、前記固体高分子電解質膜34を挟持するカソード側電極36及びアノード側電極38とを備える。
カソード側電極36及びアノード側電極38は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層(図示せず)とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜34の両面に形成される。
第1セパレータ14の電解質膜・電極構造体13に向かう面14aには、酸化剤ガス供給連通孔26aと酸化剤ガス排出連通孔26bとを連通する酸化剤ガス流路(反応ガス流路)40が形成される。酸化剤ガス流路40は、矢印C方向に延在する複数の直線状流路溝40aを有する。
第2セパレータ16の電解質膜・電極構造体13に向かう面16aには、燃料ガス供給連通孔28aと燃料ガス排出連通孔28bとを連通する燃料ガス流路(反応ガス流路)42が形成される。燃料ガス流路42は、矢印C方向に延在する複数の直線状流路溝42aを有する。
第2セパレータ16の面16bと、第1セパレータ14の面14bとの間には、冷却媒体供給連通孔30a、32aと冷却媒体排出連通孔30b、32bとに連通する冷却媒体流路44が形成される。冷却媒体流路44は、複数の円柱状突起等からなるエンボス44aを設けるとともに、酸化剤ガス流路40及び燃料ガス流路42の上流側に対応する上流側冷却媒体流路部45aと、前記酸化剤ガス流路40及び前記燃料ガス流路42の下流側に対応する下流側冷却媒体流路部45bとを有する。
電解質膜・電極構造体13と第1セパレータ14及び第2セパレータ16との間、並びに前記第1セパレータ14と前記第2セパレータ16との間には、図示しないが、シール部材が配設される。
図2に示すように、エンドプレート24aには、酸化剤ガス供給連通孔26aに連通する酸化剤ガス入口マニホールド46a、燃料ガス供給連通孔28aに連通する燃料ガス入口マニホールド48a、酸化剤ガス排出連通孔26bに連通する酸化剤ガス出口マニホールド46b、及び燃料ガス排出連通孔28bに連通する燃料ガス出口マニホールド48bが、上下両端縁部に設けられる。
エンドプレート24aの左右両端縁部には、冷却媒体供給連通孔30a、32aに一体に連通する冷却媒体入口マニホールド50aと、冷却媒体排出連通孔30b、32bに一体に連通する冷却媒体出口マニホールド50bとが設けられる。
酸化剤ガス入口マニホールド46a、燃料ガス入口マニホールド48a、酸化剤ガス出口マニホールド46b、燃料ガス出口マニホールド48b、冷却媒体入口マニホールド50a及び冷却媒体出口マニホールド50bは、樹脂材で形成されており、それぞれ管路52a、54a、52b、54b、56a及び56bを一体に設けている。
エンドプレート24aには、冷却媒体供給連通孔30a、32a及び冷却媒体排出連通孔30b、32bの少なくとも1つ、例えば、前記冷却媒体供給連通孔30a及び前記冷却媒体排出連通孔30bに対応して冷却媒体流量調整機構60a、60bが配設される。図4及び図5に示すように、冷却媒体流量調整機構60a、60bは、冷却媒体入口マニホールド50a及び冷却媒体出口マニホールド50bにユニットとして装着される。
冷却媒体流量調整機構60a、60bは、バタフライバルブ62a、62bを備えており、このバタフライバルブ62a、62bの軸部64は、ユニット壁部65に回転自在に支持される。軸部64の一方の端部には、形状記憶合金製のばね部材66aが取り付けられ、他方の端部には、一般材料のばね部材66bが取り付けられる。
ばね部材66a、66bは、冷却媒体の温度が設定温度よりも低い際には、冷却媒体の流量を削減するための閉塞側開度位置、例えば、第1開度位置(全閉を含む)P1にバタフライバルブ62a、62bを配置可能である。一方、冷却媒体の温度が設定温度以上である際には、冷却媒体の流量を増加する開放側開度位置、例えば、第2開度位置(全開を含む)P2にバタフライバルブ62a、62bを配置可能である。
冷却媒体流量調整機構60aでは、第1所定温度でバタフライバルブ62aが第2開度位置に配置されるとともに、冷却媒体流量調整機構60bでは、第2所定温度(>第1所定温度)でバタフライバルブ62bが第2開度位置に配置される。
図1に示すように、燃料電池システム10は、燃料電池12と、冷却媒体を加熱する加熱手段、例えば、ヒータ70を有し、前記冷却媒体を冷却媒体流路44に循環させる循環流路72と、冷却媒体流量制御装置74とを備える。
循環流路72は、冷却媒体入口マニホールド50aの管路56aと、冷却媒体出口マニホールド50bの管路56bとに接続される。この循環流路72の途上には、冷却媒体を循環させるための冷却媒体ポンプ75と、温度調整弁76と、切換弁78とが配設される。温度調整弁76及び切換弁78は、三方切換弁を構成しており、循環流路72をヒータ70が配置されている熱媒体循環回路80と、放熱器82が配置されている冷却媒体循環回路84と、この冷却媒体循環回路84をバイパスするバイパス回路86とに選択的に連通させる。
冷却媒体流量制御装置74は、制御部88を備える。この制御部88は、冷却媒体ポンプ75、温度調整弁76及び切換弁78を制御するとともに、燃料電池12の冷却媒体出口側に配置される温度センサ90からの温度情報を検出する。制御部88は、燃料電池12の発電時に出力されるセル電圧を検出している。
冷却媒体流量制御装置74は、制御部88と冷却媒体流量調整機構60a、60bとを備える。この冷却媒体流量制御装置74は、温度センサ90から得られる温度情報に基づいて、後述するように、下流側冷却媒体流路部45bに上流側冷却媒体流路部45aよりも多量の加熱された冷却媒体(以下、熱媒体ともいう)を供給可能である。
このように構成される燃料電池システム10の動作について、第1の実施形態に係る制御方法との関連で、図6に示すフローチャートに沿って以下に説明する。
先ず、図1に示すように、制御部88は、温度センサ90を介して燃料電池12の冷却媒体出口温度を検出する(図6中、ステップS1)。冷却媒体出口温度が、第1所定温度以下であれば(ステップS1中、YES)、冷却媒体流量調整機構60a、60bを構成するバタフライバルブ62a、62bは、第1開度位置P1に配置される(ステップS2)。
制御部88では、温度調整弁76を閉塞する一方、切換弁78を制御することにより、熱媒体循環回路80を燃料電池12に連通する。そして、図1に示すように、ヒータ70の付勢作用下に、循環流路72内の冷却媒体が加熱されるとともに、冷却媒体ポンプ75が駆動される。このため、加熱された冷却媒体である熱媒体は、燃料電池12に取り付けられている冷却媒体入口マニホールド50aに供給される(ステップS3)。
燃料電池12では、図7に示すように、バタフライバルブ62a、62bが第1開度位置P1に配置されている。このため、冷却媒体供給連通孔30aには、熱媒体がほとんど流れることがなく、この熱媒体は、冷却媒体供給連通孔32aに集中して供給されている。従って、熱媒体は、冷却媒体供給連通孔32aから冷却媒体流路44の下流側冷却媒体流路部45bに沿って矢印B方向(水平方向)に流動し、冷却媒体排出連通孔32bから排出されている。
これにより、下流側冷却媒体流路部45bを流動する熱媒体は、酸化剤ガス流路40及び燃料ガス流路42の下流側に集中的に流れるため、該下流側を迅速に昇温させることができる。
そして、燃料電池12の冷却媒体出口温度が第1所定温度以上になると(ステップ4中、YES)、ステップS5に進んで、前記燃料電池12による発電が開始される。一方、バタフライバルブ62aは、第1開度位置P1から第2開度位置P2である全開位置に配置される(ステップS6)。
具体的には、図2に示すように、燃料電池12では、酸化剤ガス入口マニホールド46aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス入口マニホールド48aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体入口マニホールド50aに熱媒体が供給される。
図3に示すように、酸化剤ガスは、各単位セル18を構成する酸化剤ガス供給連通孔26aから第1セパレータ14の酸化剤ガス流路40に導入され、電解質膜・電極構造体13のカソード側電極36に沿って鉛直下方向に移動する。
一方、燃料ガスは、各単位セル18を構成する燃料ガス供給連通孔28aから第2セパレータ16の燃料ガス流路42に導入され、電解質膜・電極構造体13のアノード側電極38に沿って鉛直下方向に移動する。
上記のように、各電解質膜・電極構造体13では、カソード側電極36に供給される酸化剤ガスと、アノード側電極38に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極36に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔26bから酸化剤ガス出口マニホールド46bに排出される(図2参照)。同様に、アノード側電極38に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔28bから燃料ガス出口マニホールド48bに排出される。
また、熱媒体は、冷却媒体入口マニホールド50a内で冷却媒体供給連通孔30a、32aに分流された後、図8に示すように、第1及び第2セパレータ14、16間の冷却媒体流路44に導入される。その際、冷却媒体排出連通孔30bは、バタフライバルブ62bにより略閉塞されている。従って、熱媒体は、下流側冷却媒体流路部45bの他、上流側冷却媒体流路部45a側の一部を通って冷却媒体排出連通孔32bから冷却媒体出口マニホールド50bに排出される。このため、酸化剤ガス流路40及び燃料ガス流路42は、下流側の他、上流側の一部が加熱される。
次いで、ステップS7に進んで、燃料電池12の冷却媒体出口温度が第2所定温度以上になると(ステップS7中、YES)、バタフライバルブ62bが第1開度位置P1から第2開度位置P2に配置される(ステップS8)。これにより、図3に示すように、冷却媒体排出連通孔30bが全開され、冷却媒体供給連通孔30a、32aに供給される熱媒体は、冷却媒体流路44の上流側冷却媒体流路部45a及び下流側冷却媒体流路部45bを通って、冷却媒体排出連通孔30b、32bに排出される。従って、酸化剤ガス流路40及び燃料ガス流路42は、発電面全体にわたって昇温される。
そして、制御部88を介して、燃料電池12から出力されるセル電圧が安定している、すなわち、出力電圧の時間的変化が少ないと判断されると(ステップS9中、YES)、ステップS9に進んで、ヒータ70による冷却媒体の加熱が停止される。
従って、制御部88は、温度調整弁76及び切換弁78を制御し、循環流路72をバイパス回路86又は冷却媒体循環回路84に連通させる。これにより、燃料電池12の冷却媒体流路44に冷却媒体が供給され、通常の冷却制御が開始される(ステップS11)。
この場合、第1の実施形態では、低温始動時(第1所定温度以下)に、バタフライバルブ62a、62bにより冷却媒体供給連通孔30a及び冷却媒体排出連通孔30bが略閉塞されるとともに、循環流路72には、ヒータ70を介して加熱された冷却媒体である熱媒体が循環供給されている。
このため、図7に示すように、冷却媒体流路44の下流側冷却媒体流路部45bには、上流側冷却媒体流路部45bよりも多量の熱媒体が供給されている。従って、特に、生成水が滞留し易い酸化剤ガス流路40の下流側に対応して、熱媒体が集中的に流動するため、前記酸化剤ガス流路40の下流側を短時間で効率的に昇温することができる。
さらに、燃料電池12が発電可能な温度になった際には、この燃料電池12の発電を開始する一方、バタフライバルブ62aの開放作用下に、酸化剤ガス流路40の下流側から上流側に向けて、順次、加熱を行う。そして、酸化剤ガス流路40の発電面全面の昇温が完了した後、ヒータ70の駆動が停止されて冷却媒体が供給されることにより、通常の冷却制御が行われている。
これにより、燃料電池システム10は、低温始動時に迅速に発電を開始することが可能になるという効果が得られる。しかも、燃料電池システム10では、バイパス流路等の専用通路やバイパス開口部等が不要になり、前記燃料電池システム10全体の小型化及び軽量化が容易に遂行されるとともに、外部への放熱損失が有効に低減されるという利点がある。
次に、本発明の第2の実施形態に係る制御方法を、図9に示すフローチャートに沿って、以下に説明する。なお、図6に示す第1の実施形態に係る制御方法と同様の工程については、その詳細な説明は省略する。
この第2の実施形態では、冷却媒体流量調整機構60a、60bを構成するバタフライバルブ62a、62bは、第1所定温度でそれぞれ第1開度位置P1から第2開度位置P2に配置されるように構成される。
図1に示すように、制御部88は、温度センサ90を介して燃料電池12の冷却媒体出口温度を測定し、その出口温度が第1所定温度以下であると判断されると(図9中、ステップS21中、YES)、ステップS22からステップS24に進む。
そして、燃料電池12の冷却媒体出口温度が、第1所定温度以上になると判断されると(ステップS24中、YES)、ステップS25に進んで、ヒータ70の駆動を停止して冷却媒体の加熱を停止するとともに、循環流路72に供給される冷却媒体流量を第1所定位置に低減させる。冷却媒体が循環することによる過冷却を防止するためである。
さらに、バタフライバルブ62a、62bは、第1開度位置P1から第2開度位置P2に配置され、冷却媒体供給連通孔30a及び冷却媒体排出連通孔30bが全開される一方、燃料電池12の発電が開始される(ステップS26及びステップS27)。
次いで、燃料電池12の冷却媒体出口温度が、第2所定温度未満であると判断されると(ステップS28中、NO)、ステップS29に進んで、循環流路72を循環する冷却媒体流量が低減される。また、出口温度が第2所定温度以上であると判断されると(ステップS28中、YES)、ステップS30に進んで、冷却媒体ポンプ75を介して循環流路72を循環される冷却媒体流量が増大される。
さらに、冷却媒体流量が第2所定値(>第1所定値)以上であると判断されると(ステップS31中、YES)、ステップS32に進んで、冷却媒体による通常の冷却制御に移行される。
なお、第1及び第2の実施形態では、冷却媒体供給連通孔30a及び冷却媒体排出連通孔30bにバタフライバルブ62a、62bを取り付けているが、これに限定されるものではない。例えば、冷却媒体供給連通孔32a及び冷却媒体排出連通孔32b側にも、図示しないバタフライバルブを取り付けて、冷却媒体流路44の下部側から上部側に供給される冷却媒体流量を段階的に調整することもできる。
さらにまた、第1及び第2の実施形態では、2つの冷却媒体供給連通孔30a、32aを設けているが、3つ以上の冷却媒体供給連通孔を設け、少なくとも最上部に位置する冷却媒体供給連通孔にバタフライバルブを取り付けてもよい。また、温度センサ90により冷却媒体出口温度を測定しているが、酸化剤ガス出口温度又は燃料ガス出口温度を検出してもよい。なお、以下に説明する第3の実施形態においても、同様である。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る制御方法が適用される燃料電池システム100の説明図である。なお、第1の実施形態に係る燃料電池システム10と同一の構成要素には同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
燃料電池システム100を構成する燃料電池102は、エンドプレート(又は該エンドプレートに隣接するマニホールド部材)104に、冷却媒体供給連通孔30a及び冷却媒体排出連通孔30bに対応して冷却媒体流量調整機構106a、106bが配設される。
冷却媒体流量調整機構106a、106bは、バタフライバルブ62a、62bと、前記バタフライバルブ62a、62bを所望の開度位置に位置調整可能な回転駆動源、例えば、サーボモータ108a、108bとを備える。サーボモータ108a、108bは、制御部110によって駆動制御されるとともに、この制御部110は、燃料電池システム100の運転制御を行う。
制御部110には、例えば、冷却媒体排出連通孔32bから排出される冷却媒体の温度を検出する温度センサ112からの温度情報が入力されるとともに、前記制御部110は、燃料電池システム100の出力電圧及び出力電流に基づいて発電出力を算出する機能を有する。制御部110及び温度センサ112により冷却媒体流量制御装置が構成される。
このように構成される燃料電池システム100では、例えば、温度センサ112により検出される冷却媒体温度に基づいて、バタフライバルブ62a、62bの開度が調整される。具体的には、図11に示すように、冷却媒体温度が低い場合には、バタフライバルブ62a、62bの開度が全閉乃至全閉に近似する第1開度に調整されることにより、冷却媒体供給連通孔30aから冷却媒体流路44の上流側冷却媒体流路部45aに供給される冷却媒体流量が大幅に削減される。
そして、冷却媒体の温度が上昇するのに伴って、バタフライバルブ62a、62bの開度が、第2開度から全開まで調整されることにより、冷却媒体流路44の上流側冷却媒体流路部45aに供給される冷却媒体流量が増量調整される。
これにより、生成水の凝縮を阻止するとともに、セル温度を精度よく調整することができ、燃料電池システム100の発電性能を長期間にわたって良好に維持することが可能になる等、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
また、第3の実施形態では、図12に示すように、燃料電池102の発電出力に応じて、バタフライバルブ62a、62bの開度調整を行うこともできる。すなわち、燃料電池102の発電出力が小さいときには、ガス流速が低くなり、フラッディングが発生し易い。
従って、発電出力が低い際には、バタフライバルブ62a、62bの開度を第1開度に調整することにより、冷却媒体流路44の下流側冷却媒体流路部45bに供給される冷却媒体流量を増加させることができ、フラッディングを有効に阻止することが可能になる。これにより、燃料電池102の発電出力に基づいて、バタフライバルブ62a、62bの開度調整を行うことによって、上記と同様の効果が得られる。
なお、第3の実施形態では、バタフライバルブ62a、62bを回転駆動制御するために、サーボモータ108a、108bを用いているが、これに限定されるものではなく、例えば、ステッピィングモータを用いてもよい。また、冷却媒体温度により開度調整を行う際には、例えば、バイメタルや熱膨張体(サーモワックス)、形状記憶合金等を用いることもできる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池システムの概略構成説明図である。 前記燃料電池システムを構成する燃料電池の斜視説明図である。 前記燃料電池の要部分解概略斜視図である。 前記燃料電池を構成するエンドプレートに冷却媒体流量調整機構が装着された状態の概略斜視説明図である。 冷却媒体流量調整機構の動作説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る制御方法を説明するフローチャートである。 冷却媒体流路の下流側冷却媒体流路部に熱媒体が流れる際の説明図である。 前記冷却媒体流路の上流側冷却媒体流路部の一部に前記熱媒体が流れる際の説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る制御方法を説明するフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る制御方法が適用される燃料電池システムの説明図である。 冷却媒体温度による開度調整の説明図である。 発電出力による開度調整の説明図である。 特許文献1に係る燃料電池システムの説明図である。
符号の説明
10、100…燃料電池システム 12、102…燃料電池
13…電解質膜・電極構造体 14、16…セパレータ
18…単位セル 24a、24b…エンドプレート
26a…酸化剤ガス供給連通孔 26b…酸化剤ガス排出連通孔
28a…燃料ガス供給連通孔 28b…燃料ガス排出連通孔
30a、32a…冷却媒体供給連通孔 30b、32b…冷却媒体排出連通孔
34…固体高分子電解質膜 36…カソード側電極
38…アノード側電極 40…酸化剤ガス流路
42…燃料ガス流路 44…冷却媒体流路
46a…酸化剤ガス入口マニホールド 46b…酸化剤ガス出口マニホールド
48a…燃料ガス入口マニホールド 48b…燃料ガス出口マニホールド
50a…冷却媒体入口マニホールド 50b…冷却媒体出口マニホールド
60a、60b、106a、106b…冷却媒体流量調整機構
62a、62b…バタフライバルブ 66a、66b…ばね部材
70…ヒータ 72…循環流路
74…冷却媒体流量制御装置 75…冷却媒体ポンプ
76…温度調整弁 78…切換弁
88、110…制御部 90、112…温度センサ
108a、108b…サーボモータ

Claims (7)

  1. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備え、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、前記反応ガス流路の反応ガス流れ方向に交差し且つ前記電極面に沿う方向に冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路は、前記単位セルの積層方向に延在する複数の冷却媒体供給連通孔及び複数の冷却媒体排出連通孔に連通する燃料電池と、
    前記冷却媒体を加熱する加熱手段を有し、前記冷却媒体を前記冷却媒体流路に循環させる循環流路と、
    前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の下流側に対応する下流側冷却媒体流路部に、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の上流側に対応する上流側冷却媒体流路部よりも多量の加熱された前記冷却媒体を供給可能な冷却媒体流量制御装置と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 請求項1記載の燃料電池システムにおいて、前記冷却媒体流量制御装置は、前記複数の冷却媒体供給連通孔又は前記複数の冷却媒体排出連通孔の少なくとも1つに対応して配設される冷却媒体流量調整機構を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池システムにおいて、前記冷却媒体流量制御装置は、前記冷却媒体の出口温度、前記反応ガス流路の出口温度又は前記燃料電池の出力電圧に基づいて、前記上流側冷却媒体流路部及び前記下流側冷却媒体流路部への加熱された前記冷却媒体の流量割合を調整することを特徴とする燃料電池システム。
  4. 電解質膜の両側に一対の電極を設けた電解質膜・電極構造体と、セパレータとが積層される複数の単位セルを備え、電極面に沿って反応ガスを供給する反応ガス流路が形成されるとともに、前記反応ガス流路の反応ガス流れ方向に交差し且つ前記電極面に沿う方向に冷却媒体を供給する冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路は、前記単位セルの積層方向に延在する複数の冷却媒体供給連通孔及び複数の冷却媒体排出連通孔に連通する燃料電池と、
    前記冷却媒体を加熱する加熱手段を有し、前記冷却媒体を前記冷却媒体流路に循環させる循環流路と、
    を備える燃料電池システムの制御方法であって、
    前記燃料電池の環境温度を検出する工程と、
    検出された前記環境温度が設定温度よりも低温であると判断された際、前記加熱手段を介して前記冷却媒体を加熱するとともに、加熱された前記冷却媒体を、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の下流側に対応する下流側冷却媒体流路部に、前記冷却媒体流路の前記反応ガス流路の上流側に対応する上流側冷却媒体流路部よりも多量に供給する工程と、
    を有することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  5. 請求項4記載の制御方法において、前記下流側冷却媒体流路部に供給される加熱された前記冷却媒体により、前記反応ガス流路の下流側が昇温された後、前記上流側冷却媒体流路部への加熱された前記冷却媒体の供給量を増加させる工程を有することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  6. 請求項4記載の制御方法において、前記下流側冷却媒体流路部に供給される加熱された前記冷却媒体により、前記反応ガス流路の下流側が昇温された後、前記冷却媒体の加熱を停止するとともに、前記冷却媒体流路への前記冷却媒体の供給量を減少させる工程を有することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の制御方法において、前記冷却媒体の出口温度、前記反応ガス流路の出口温度又は前記燃料電池の出力電圧に基づいて、前記上流側冷却媒体流路部及び前記下流側冷却媒体流路部への加熱された前記冷却媒体の流量割合を調整することを特徴とする燃料電池システムの制御方法。
JP2007065180A 2007-03-14 2007-03-14 燃料電池システム及びその制御方法 Pending JP2008226712A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007065180A JP2008226712A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 燃料電池システム及びその制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007065180A JP2008226712A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 燃料電池システム及びその制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008226712A true JP2008226712A (ja) 2008-09-25

Family

ID=39845072

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007065180A Pending JP2008226712A (ja) 2007-03-14 2007-03-14 燃料電池システム及びその制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008226712A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014530A (ja) * 2009-06-04 2011-01-20 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
US10608265B2 (en) 2014-11-19 2020-03-31 Hyundai Motor Company System for controlling low-temperature starting of fuel cell vehicle and method for the same
CN111697250A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 本田技研工业株式会社 燃料电池系统、以及燃料电池堆的温度调整方法
US10790555B2 (en) 2013-12-27 2020-09-29 Sk Innovation Co., Ltd. Temperature-raising system for battery module and method for controlling the system

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011014530A (ja) * 2009-06-04 2011-01-20 Honda Motor Co Ltd 燃料電池スタック
US10790555B2 (en) 2013-12-27 2020-09-29 Sk Innovation Co., Ltd. Temperature-raising system for battery module and method for controlling the system
US10608265B2 (en) 2014-11-19 2020-03-31 Hyundai Motor Company System for controlling low-temperature starting of fuel cell vehicle and method for the same
CN111697250A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 本田技研工业株式会社 燃料电池系统、以及燃料电池堆的温度调整方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4984534B2 (ja) 燃料電池システム
US8361665B2 (en) Fuel cell system
CN103563148B (zh) 燃料电池的湿润状态控制装置
JP2008181783A (ja) 燃料電池
JP2002083621A (ja) 燃料電池システムおよびその運転方法
JP2004031135A (ja) 燃料電池およびその制御方法
JP2008524812A (ja) 電気化学的燃料電池のための受動的な超小型クーラントループ
JP2008041505A (ja) 燃料電池システム、燃料電池の水分量推定装置及び方法
KR20030082418A (ko) 연료전지 시스템
JP2008059922A (ja) 燃料電池システム
JP2008226712A (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP5583902B2 (ja) 燃料電池システム
JP2007087779A (ja) 燃料電池システム
JP2005259526A (ja) 燃料電池のコンディショニング方法
JP3966839B2 (ja) 排熱利用熱源装置
JP2008147121A (ja) 燃料電池評価装置
KR101848614B1 (ko) 차량용 열관리계 시스템
JP2006019124A (ja) 燃料電池システム
JP5721451B2 (ja) 燃料電池システム及びその制御方法
JP4403702B2 (ja) 燃料電池システムの制御装置
JP5512387B2 (ja) 燃料電池の運転方法
JP2005085531A (ja) 燃料電池システム
JP2004327083A (ja) 燃料電池システムおよびその制御方法
JP2005259528A (ja) 燃料電池システム
JP2004152592A (ja) 燃料電池システム