JP2005106092A - チューブ固定部材及びチューブ固定構造 - Google Patents

チューブ固定部材及びチューブ固定構造 Download PDF

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    • F16L33/02Hose-clips
    • F16L33/03Self-locking elastic clips

Abstract

【課題】 チューブが変形するのを防止する。
【解決手段】 固定部材30は、チューブ13を保持する保持部31を有している。保持部31は、鉛直方向に貫通する貫通孔32が設けられており、ほぼ円筒形状に形成されている。保持部31の周面の一部には、周方向に連続した周面を分断するようにスリット33が形成されている。そして、チューブ13を貫通孔32に配置させると、スリット33の間隔が広がり、保持部31の復元力によってチューブ13が適度に締め付けられて保持部31によって保持される。
【選択図】 図3


Description

本発明は、ジョイント部材にチューブを固定するチューブ固定部材及びチューブ固定構造に関する。
特許文献1には、記録媒体にインクを吐出して記録を行うための記録ヘッドユニットにインクタンク内のインクをチューブを介して供給するチューブ供給形式のインクジェット記録装置が記載されている。
上述したインクジェット記録装置(インクジェットプリンタ)は、記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドを備えた記録ヘッドユニットと、その記録ヘッドユニットに供給するインクを貯留するインクタンクと、そのインクタンクから記録ヘッドユニットにインクを供給するチューブとを備えている。記録ヘッドユニットの内部には、チューブ内で発生した気泡を貯留するエアトラップユニットが設けられており、そのエアトラップユニットにはチューブと連結するジョイント部材が配設されている。ジョイント部材とチューブとが連結する部分には、ジョイント部材本体から突設された頸部とその頸部から拡張し、チューブに向かって縮径するテーパ状に形成された頭部とで構成された連結具が設けられている。そして、ジョイント部材の連結具にはチューブが被包され、連結具を被包したチューブの外周に固定部材を挿嵌して、両者を連結固定している。このような構成によって、チューブに蒸気透過性及びガス透過性の低い硬質のチューブを用いた場合であっても、固定部材によって連結具とチューブとを締め付けることができるので、両者を確実に固定することができる。
特開2003−80725号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェット記録装置において、固定部材は連結具を被包したチューブを外周から締め付けるだけなので、チューブを連結具に被包する際においてはユーザが直接、連結具にチューブを挿嵌させる必要がある。また、蒸気透過性及びガス透過性の低いチューブには外層または内層に樹脂が用いられているので、チューブ自体に可撓性を持たせたとしても、一度変形すると傷又はクリープが生じるような硬質なチューブとなる。そのため、ユーザが直接、手で連結具にチューブを被包させる場合に、そのチューブを変形させてしまい、チューブに傷又はクリープが生じる問題がある。
そこで、本発明は、チューブが変形するのを防止するチューブ固定部材及びチューブ固定構造を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明のチューブ固定部材は、ジョイント部材が挿嵌されたチューブを前記ジョイント部材に着脱可能に固定するチューブ固定部材であって、可撓性を有する材料からなり、前記チューブが挿嵌される貫通孔と、前記貫通孔に達するように周面に設けられたスリットとが形成された筒状の保持部を備えている。
また、本発明は、別の観点では、ジョイント部材が挿嵌されたチューブを前記ジョイント部材に着脱可能に固定するチューブ固定部材であって、可撓性を有する材料からなり、前記チューブを挿嵌するための貫通孔が形成された第1の部分と、前記貫通孔の周面の少なくとも2点を結び、前記第1の部分より強度の弱い第2の部分とが形成された保持部を備えている。
これにより、保持部でチューブを保持するときに、保持部の貫通孔がチューブの硬度によってスリットの間隔又は第2の部分が広げられて拡径されるため、保持部がジョイント部材に挿嵌されたチューブを締め付けた状態で保持することが可能になる。しかも、保持部でチューブを保持した状態でジョイント部にチューブを挿嵌させることができるので、チューブをジョイント部材に取り付ける際に、チューブが変形するのを防止することができ、作業性が向上する。また、チューブとジョイント部材との寸法のバラツキによるそれらの保持力の減少を抑制することができる。
本発明において、前記スリットは、前記チューブが挿嵌される方向に沿って設けられていることが好ましい。これにより、保持部にチューブを挿通しやすくなる。
また、本発明において、前記貫通孔の中心から前記スリット又は前記第2の部分に向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記貫通孔の中心から前記スリット又は前記第2の部分に向かう方向と反対方向に突出するように前記保持部と一体的に設けられた把持部をさらに備えていることが好ましい。これにより、保持部でのチューブの締め付けを解除することができるので、チューブの保持及び固定のときに、保持部を簡単にチューブの所定位置に配置させることができる。
また、本発明において、前記貫通孔の中心から前記スリット又は前記第2の部分に向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記貫通孔の中心から前記スリット又は前記第2の部分に向かう方向及びこれと反対方向にそれぞれ突出するように前記保持部と一体的に設けられた把持部をさらに備えていることが好ましい。これにより、ジョイント部材へのチューブの挿抜作業を容易に行うことができる。
また、本発明において、前記貫通孔の中心から前記スリット又は前記第2の部分に向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記直交する方向に突出するように前記保持部と一体的に設けられた突出部と、前記貫通孔の中心から前記スリット又は前記第2の部分に向かう方向に沿って各突出部を貫通する挿入孔と、前記挿入孔内においてスライド可能に前記挿入孔に挿入された弾性部材からなる板材とをさらに備えていることが好ましい。これにより、保持部で保持したチューブをジョイント部に挿嵌させて取り付けた後に、板材を保持部の挿入孔から取り外せば、チューブ固定部材が保持部だけとなってコンパクトになる。
また、本発明において、前記スリットが前記貫通孔の全長に亘って設けられていることが好ましい。これにより、スリットの間隔が広がりやすくなって、保持部にチューブを挿通しやすくなる。
また、このとき、同じ方向に突出した互いに平行な前記把持部の一部同士が接触するように変形可能であってもよい。これにより、把持部の過度の曲がりが強制的に抑制され、把持部の損傷を防ぐことができる。
また、このとき、前記把持部と前記保持部との境界部分のうち当該把持部と同じ方向に突出した別の前記把持部に面した部分が、丸められた角部となっていてもよい。これにより、把持部同士を近づけるように把持部の側面を押圧した場合に、把持部と保持部との境界部分に亀裂が生じて破損するのを防ぐことができる。
また、このとき、前記挿入孔を通過不可能なサイズを有する、前記板材の各端部を覆うカバーが前記板材に取り付けられていてもよい。これにより、板材を突出部の挿入孔に挿通後、板材の各端部のそれぞれをカバーで覆うことで板材が挿入孔から抜けにくくなり、作業性及び安全性が向上する。
また、本発明は、別の観点では、ジョイント部材が挿嵌されたチューブが上述したいずれかのチューブ固定部材によって前記ジョイント部材に着脱可能に固定されたチューブ固定構造であって、前記ジョイント部材は、外径が前記チューブの内径より大きく又は同じにされ、一端が前記チューブに挿嵌されたパイプと、前記パイプの他端に接続されたジョイント本体とを有しており、前記パイプの前記チューブに挿嵌された部分を前記チューブの外側から覆う位置に前記保持部が配置されていることによって、前記チューブが前記パイプに対して締め付けられている。これにより、保持部で、チューブとジョイント部材とを締め付けることができるので、チューブのジョイント部材からの引き抜き強度が向上する。
また、本発明において、前記パイプは、金属より構成されていることが好ましい。これにより、ジョイント部材のパイプが金属製なので、環境温度が繰り返し変動してもチューブが塑性変形しない。
また、本発明において、前記保持部は、前記パイプの軸方向端部を覆うように形成されていることが好ましい。これにより、チューブをパイプに挿嵌させ、保持部でチューブをパイプに締め付けるように配置させたときに、パイプの先端でチューブが変形するのを防ぐことができる。そのため、チューブがパイプの先端と接触して破損するのを防ぐことができる。
また、本発明において、前記パイプが円筒形状であって、その周面は平坦であることが好ましい。これにより、パイプの周面がテーパ又は周面の途中部位が突出しているジョイント部材にチューブを挿嵌させたときのように、チューブの先端が塑性変形して広がらないので、チューブを繰り返し使用することができる。
また、本発明において、前記パイプは、前記パイプの前記チューブが挿嵌された周面において、前記チューブが挿嵌される側の端部の外径φ1より大きな外径φ2を有しており、(φ2−φ1)/φ2が0.1以下であることが好ましい。これにより、チューブをパイプに強固に保持しつつ、チューブを塑性変形しないようにすることができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による固定部材が用いられたインクジェットプリンタの概略図である。図1に示すインクジェットプリンタ101は、4つのインクジェットヘッド1を有するカラーインクジェットプリンタである。このインクジェットプリンタ101には、図中左方に給紙部111が、図中右方に排紙部112が、それぞれ構成されている。
インクジェットプリンタ101内部には、給紙部111から排紙部112に向かって用紙が搬送される用紙搬送経路が形成されている。給紙部111のすぐ下流側には、記録媒体である用紙を挟持搬送する一対の送りローラ105a、105bが配置されている。一対の送りローラ105a、105bによって用紙は図中左方から右方へ送られる。用紙搬送経路の中間部には、2つのベルトローラ106、107と、両ローラ106、107間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト108とが配置されている。搬送ベルト108の外周面すなわち搬送面にはシリコン処理が施されており、一対の送りローラ105a、105bによって搬送されてくる用紙を、搬送ベルト108の搬送面にその粘着力により保持させながら、一方のベルトローラ106の図中時計回り(矢印104の方向)への回転駆動によって下流側(右方)に向けて搬送するようになっている。
用紙のベルトローラ106に対する挿入及び排出位置には、押さえ部材109a、109bがそれぞれ配置されている。押さえ部材109a、109bは、搬送ベルト108上の用紙が搬送面から浮かないように、搬送ベルト108の搬送面に用紙を押し付けて搬送面上に確実に粘着させるためのものである。
用紙搬送経路に沿って搬送ベルト108のすぐ下流側には、剥離機構110が設けられている。剥離機構110は、搬送ベルト108の搬送面に粘着されている用紙を搬送面から剥離して、右方の排紙部112へ向けて送るように構成されている。
4つのインクジェットヘッド1は、4色のインク(マゼンタ、イエロー、シアン、ブラック)に対応して、用紙搬送方向に沿って4つ並べて設けられている。つまり、このプリンタ101は、ライン式プリンタである。インクジェットヘッド1は、平面視で用紙搬送方向に垂直な長手方向を有する細長い長方形状とされるとともに、その下端にヘッド本体70(圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされたものである)を有している。これらヘッド本体70の底面には、インクを下方に向けて吐出するための微小径の吐出ノズルが多数並べて形成されている。
ヘッド本体70は、その底面と搬送ベルト108の搬送面との間に少量の隙間が形成されるように配置されており、この隙間部分に用紙搬送経路が形成されている。この構成で、搬送ベルト108上を搬送される用紙が4つのヘッド本体70のすぐ下方側を順に通過する際、この用紙の上面すなわち印刷面に向けてノズルから各色のインクが吐出されることで、用紙上に所望のカラー画像を形成できるようになっている。
搬送ベルト108によって囲まれた領域内には、インクジェットヘッド1と対向する位置、つまり搬送ベルト108の上側下面と接触することによって内周側からこれを支持するほぼ直方体形状(搬送ベルト108と同程度の幅を有している)のガイド113が配置されている。
[インクジェットヘッドへのインク供給構成]
インクジェットプリンタ101において、インクジェットヘッド1に対してインクを供給するための構成を、図2を参照して説明する。図2は、図1に示すインクジェットプリンタのインク供給経路の構成を示す概略図である。図2に示すように、それぞれのインクジェットヘッド1に異なる色のインクを供給するために、インクジェットプリンタ101内の適宜の位置に、インクタンク20が設けられている。そして、互いに離れた箇所にあるインクジェットヘッド1とインクタンク20とが、可撓性を有する硬質チューブ13によって接続されている。こうして、インクタンク20からインクジェットヘッド1へのインク供給経路が構成されている。なお、インクタンク20及びチューブ13は、インクジェットヘッド1の数に対応してそれぞれ4つ設けられている。
図2に示すようにインクタンク20は、合成樹脂製のハウジング21の内部に、インク袋22を備えた構成となっている。このインク袋22は、脱気されたインクを内包している。インク袋22は、その開口部を封止する樹脂製のスパウトを有し、このスパウトは、シリコンゴム製またはブチルゴム製のキャップ23を備えている。インク袋22は、可撓性を有する複数のフィルムを熱圧着して形成されたパウチフィルムで構成されている。このパウチフィルムは、最内側にポリプロピレン層が形成され、外側に向かって順に基材としてのポリエステル層と、そのポリエステル層に敷設されるガスバリア層としてのアルミ箔層と、フィルムの強度向上のためのナイロン層とが多重に積層された構造となっている。
キャップ23には、後述の中空針25を貫通できるようになっており、また、インクタンク20内部のインクが切れたときには、キャップ23から中空針25を抜いて、インクタンク20ごと交換できるようになっている。
前述したインクジェットヘッド1のヘッド本体70は、その長手方向一端部側において、吐出ノズルが形成された底面の反対側の面にジョイント部材14を備えている。ジョイント部材14には、チューブ13が固定部材30によって接続されており、インクタンク20からのインクがヘッド本体70内部のインク流路に導かれ、吐出ノズルから吐出されるように構成されている。
チューブ13は、インクと接する内層と、チューブの外周に被覆された外層と、内層と外層との間に形成された中間層との3層構造で構成されている。中間層は、蒸気透過性及びガス透過性が非常に低い樹脂であるエチレンビニルアルコール(EVOH)樹脂から構成されている。内層及び外層は高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂からなり、内層及び外層は接着剤を介して中間層と接合されている。このようにチューブ13が3層構造を有しているので、インク中の水分の蒸発及び大気からインクへの気体の浸入が抑制されている。なお、チューブ13は、インクジェットプリンタ101において要求される屈曲耐久性を満足できる程度の可撓性を有する硬質のチューブとなっている。また、チューブ13は円筒形状に形成されていると共に、その内径がφ3mm、外径がφ4mmとなっている。
また、図2に示すようにチューブ13のインクタンク20側の端部には、金属製の中空針25が直結されている。中空針25は円筒形状を有しつつ、インクタンク20側の端部が尖るように斜めにカットされている。チューブ13に直結された中空針25は、図2に示すようにインクタンク20のキャップ23に水平に貫通されており、中空針25とチューブ13とで、インクタンク20とインクジェットヘッド1とのインク流路を形成する。そして、中空針25及びチューブ13を介してインクタンク20のインクがインクジェットヘッド1に供給される。
[インクジェットヘッドのジョイント部材へのチューブ固定構造]
図3は、インクジェットヘッド1のジョイント部材14にチューブ13が固定された状況を示す断面図である。図3に示すようにジョイント部材14は、インクジェットヘッド1に接続されるジョイント本体15と、ジョイント本体15の上面から上方に向かって突出した突出部16と、ジョイント本体15及び突出部16の中央部分に形成された貫通孔17に挿入されて固定された金属製のパイプ18とを備えている。
ジョイント本体15は、平面視においてほぼ楕円形状に形成されており、ポリオキシメチレン(POM)樹脂からなる。ジョイント本体15には、その厚み方向に貫通した貫通孔15aが2つ形成されており、これら貫通孔15aにネジが挿入されてインクジェットヘッド1にジョイント部材14が固定される。また、突出部16はジョイント本体15と一体的に形成され、同じPOM樹脂からなる。また、突出部16は後述する固定部材30の保持部31の外径とほぼ同じ外径を有している。
本実施の形態においては、円筒形状のチューブ13を用いているため、パイプ18も同様に円筒形状を有している。パイプ18の挿嵌部(貫通孔17に挿入されていないパイプ18部分)18aにチューブ13のインクジェットヘッド1側の端部が配置され、その端部の周面を後述する固定部材30の保持部31で覆って締め付けることで、ジョイント部材14とチューブ13との接続が強固に固定される。
本実施の形態においては、パイプ18はステンレスで構成されているので、環境温度(パイプ18内を通過する液体温度やパイプ18の周囲の温度)が繰り返し変動してもチューブ13が塑性変形しにくくなる。つまり、金属製のパイプ18は環境温度に対する線膨張係数が樹脂などと比較して小さいので、パイプ18に挿嵌されたチューブ13をパイプ18で引き伸ばすことがなくなる。そのため、チューブ13のインクジェットヘッド側の端部が塑性変形しにくくなる。また、パイプ18は他の金属で構成されていても良いし、環境温度に対する線膨張係数が小さく、且つ熱安定性に優れ、パイプの形状が変形しにくいものであれば樹脂であっても適用することができる。
また、本実施の形態におけるパイプ18は、図3に示すようにその周面が凹凸のない平らな面となっている。このように、パイプ18の周面が平面であることで、パイプ18の挿嵌部18aにチューブ13を挿嵌したときに、チューブ13のインクジェットヘッド側の端部が変形しないという利点がある。つまり、パイプに挿嵌されたチューブが抜けにくいようにパイプの周面に凹凸が形成されたものやパイプの周面がテーパ形状にされたものでは、そのパイプにチューブ13をメンテナンス作業などで繰り返し挿抜させると、チューブ13のインクジェットヘッド側の端部が広がるように塑性変形し、パイプとチューブとを再度固定するのが困難になる。しかし、パイプ18の先端の外径をφ1とし、パイプ18の挿嵌部18aの外径をφ2とした場合においては、(φ2−φ1)/φ2が0.1以下であれば、挿嵌部18aの途中部位の径を同心円上で大きくするような突出部を設けたり、パイプ18の先端から離れるにしたがって挿嵌部18aの外径φ2を徐々に大きくするようなテーパを設けることは可能である。つまり、(φ2−φ1)/φ2が0.1以下であれば、繰り返しパイプ18にチューブ13を挿抜させても、チューブ13のインクジェットヘッド側の端部が弾性変形範囲内となって塑性変形しない。したがって、繰り返しチューブ13を使用することが可能になると共に、チューブ13とジョイント部材14との固定力を向上させることができる。
[固定部材の構成]
図4は、本発明の第1実施形態による固定部材の斜視図である。図5は、本発明の第1実施形態による固定部材を示しており、(a)は固定部材の平面図であり、(b)は固定部材の把持部の先端部同士を接触させた状態を示す平面図である。図4及び図5(a)に示す固定部材30は、前述したジョイント部材14と同じPOM樹脂で構成されている。固定部材30は、チューブ13を保持する保持部31と、固定部材30をチューブ13に取り付ける際にユーザが把持する2つの把持部35とを備えている。保持部31は、鉛直方向に貫通する貫通孔32が設けられており、ほぼ円筒状に形成されている。貫通孔32の外径は、φ3.8mmとされており、チューブ13の外径より若干小さくなっている。保持部31の周面の一部には、周方向に連続した周面を分断するようにスリット33が形成されている。スリット33は保持部31の軸芯方向に沿うように形成されている。
把持部35は、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と直交する貫通孔32の中心を通る線分と、保持部31とが交わる保持部31の周面から、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と反対方向に延設されている。また、保持部31と把持部35との境界部分であって、把持部35同士が対向する角部36にはアール加工が施されている。
また、固定部材30は、図5(b)に示すように把持部35同士を近づける方向に押圧することで、保持部31のスリット33の間隔が広がるような弾性を有しているとともに、把持部35の先端部同士が接触するようになっている。このように把持部35の先端部同士が接触することで、必要以上に把持部35同士を近づける方向に押圧するのを抑制することができるので、把持部35が折れて損傷するのを防ぐことができる。また、角部36が丸められているので、把持部35同士を近づける方向に押圧した場合に、保持部31と把持部35との境界部分に圧縮応力による応力集中が生じ、角部36から亀裂が生じて固定部材30が破損するのを防ぐことができる。
保持部31の貫通孔32の外径がチューブ13の外径より小さくなっているので、図3に示すようにジョイント部材14のパイプ18の挿嵌部18aに挿嵌されたチューブ13の周面を外方からパイプ18に向かって押圧するように締め付けることができる。つまり、保持部31にはスリット33が形成されているので、チューブ13の外径が貫通孔32の外径(保持部31の内径)より大きくてもスリット33の間隔が広がって保持部31の内径が拡径され、チューブ13の周面の一部を覆うことが可能になる。このとき、拡径された保持部31は、保持部31の復元力で拡径された内径を小さくしようとするので、パイプ18の挿嵌部18aと保持部31とでチューブ13を締め付けることが可能になり、チューブ13のジョイント部材14からの引き抜き強度が向上する。また、固定部材30の保持部31及び把持部35の図3中上下方向の長さは、パイプ18の挿嵌部18aより長くなっている。そのため、パイプ18の挿嵌部18aに挿嵌されたチューブ13が、パイプ18の先端近傍で折れ曲がるのを防ぐことができる。したがって、チューブ13がパイプ18の先端と接触して破損するのを防ぐことができる。
[固定部材でチューブをジョイント部材に挿嵌及び固定させる方法]
続いて、固定部材30でチューブ13をジョイント部材14に挿嵌させ、その固定部材30でチューブ13をジョイント部材14に固定させる方法について、以下に説明する。図6は、チューブ13がジョイント部材14に固定される状況を示しており、(a)は固定部材30でチューブ13を保持する状況を示す図であり、(b)は固定部材30で保持したチューブ13をジョイント部材14に挿嵌させる状況を示した図であり、(c)はチューブ13を保持した固定部材30のチューブ保持力を解除して、ジョイント部材側に固定部材をスライドさせる状況を示した図であり、(d)はジョイント部材14に挿嵌したチューブを固定部材で締め付けた状態を示した図である。
図6(a)に示すように、チューブ13を固定部材30で保持する場合は、ユーザが把持部35同士を近づける方向に押圧し、保持部31のスリット33の間隔を広げて保持部31の内径を拡径する。そして、チューブ13を貫通孔32内に挿通させ、チューブ13の所定位置で保持部31の内径を小さくするように、把持部35同士を近づける方向の押圧をやめる。すると、図6(b)に示すように、チューブ13が前述した保持部31の復元力によって固定部材30に保持される。この状態で、固定部材30をジョイント部材14側に移動させて、チューブ13内にジョイント部材14のパイプ18を挿入させる。なお、保持部31はスリット33が形成されていることで、チューブ13を挿通させやすくなる。また保持部31は、把持部35の押圧によって保持部31の内径が広がるので、チューブ13の所定位置に簡単に配置させることができる。
そして、図6(c)に示すようにパイプ18の挿嵌部18aへのチューブ13の挿嵌が終了したら、再度、ユーザが把持部35同士を近づける方向に押圧して、保持部31のスリット33の間隔を広げて保持部31の内径を拡径する。保持部31の内径を拡径することで、固定部材30によるチューブ13の保持力が解除されるので、固定部材31をチューブ13上のどこにでもスムーズに移動させることができる。つまり、保持部31を簡単にチューブ13の所定位置に配置することができる。こうして固定部材30のチューブ13に沿う移動をスムーズにした状態で、図3及び図6(d)に示すように固定部材30を突出部16の上面に接触させつつ、パイプ18の挿嵌部18aをチューブ13を介して覆う位置に配置させる。
図6(d)に示すように固定部材30を配置させたのち、把持部35同士を近づける方向の押圧をやめる。すると、拡径された保持部31の内径が元に戻ろうとする固定部材30の保持部31の復元力によってチューブ13が保持部31とパイプ18の挿嵌部18aとの間で締め付けられるようになる。こうして、チューブ13のインクジェットヘッド側の端部をジョイント部材14に接続して強固に固定することができる。
続いて、固定部材の第2実施形態について図7を参照しつつ、以下に説明する。図7は、本発明の第2実施形態による固定部材201を示す斜視図である。なお、前述した固定部材30と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図7に示す固定部材201は、前述した固定部材30の保持部31に形成されたスリット33部分に接着された弾性部材202を備えているだけで、その他は前述した固定部材30と同様である。つまり、固定部材201の保持部31は強度の弱い部分(弾性部材202が設けられた部分)を有している。本実施形態における弾性部材202には、合成ゴムを適用しているが、弾性を有する部材であれば適宜選択して適用することができる。このように、スリット33部分に弾性部材202を設けることで、弾性部材の復元力が保持部31の復元力にプラスされる。そのため、固定部材201は、保持部31でチューブ13を保持するとき、パイプ18の挿嵌部18aに挿嵌されたチューブ13を保持部31とパイプ18とで締め付けるときの保持力及び締め付け力が向上することになる。
続いて、固定部材の第3実施形態について図8を参照しつつ、以下に説明する。図8は、本発明の第3実施形態による固定部材211を示す斜視図である。なお、前述した固定部材30と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図8に示す固定部材211は、前述した固定部材30の保持部31に形成されたスリット33によって、分断された保持部31の周面を連結するように突出部212が設けられているだけで、その他は前述した固定部材30と同様である。つまり、前述した固定部材201と同様に保持部31には強度が弱くなった部分(突出部212が設けられた部分)を有している。突出部212は、前述したスリット33が形成された保持部31の周面の両端部から、保持部31から延出された把持部35の延出方向とほぼ反対方向に延出された2つの延出部213を有している。また、突出部212は、延出部213の同じ側の端部が互いに連結されている。このように固定部材211に突出部212が設けられていることで、固定部材211の保持部31の復元力には、突出部212の復元力がプラスされることになる。そのため、固定部材211は、前述した固定部材201と同様に保持部31でチューブ13を保持するとき、パイプ18の挿嵌部18aに挿嵌されたチューブ13を保持部31とパイプ18とで締め付けるときの保持力及び締め付け力が向上することになる。
続いて、固定部材の第4実施形態について図9を参照しつつ、以下に説明する。図9は、本発明の第4実施形態による固定部材221を示す斜視図である。なお、前述した固定部材30と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図9に示す固定部材221は、前述した固定部材30の保持部31に形成されたスリット33の形状が異なるスリット222を有しているだけで、その他は前述した固定部材30と同様である。本実施形態における固定部材221の保持部31には、中央部分がコ型形状に形成されたスリット222が設けられている。つまり、保持部31の周方向における一端部の中央部分には、周方向に突出した突起部223が形成されており、保持部31の他端部の突起部223に対向する中央部分には、凹部224が形成されている。それら突起部223と凹部224によって、保持部31の両端面間にコ型形状を有するスリット222が形成されている。このように固定部材221にスリット222が設けられていても、前述と同様に把持部35同士を近づける方向に押圧することで、スリット222の間隔が広がって保持部31の内径を拡径することができる。
続いて、固定部材の第5実施形態について図10を参照しつつ、以下に説明する。図10は、本発明の第5実施形態による固定部材231を示す斜視図である。なお、前述した固定部材30と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図10に示す固定部材231は、前述した固定部材30の把持部35と形状が異なる把持部232を有しているだけで、その他は前述した固定部材30と同様である。本実施形態における固定部材231の把持部232は、前述した把持部35と同様に貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と直交する貫通孔32の中心を通る線分と、保持部31とが交わる保持部31の周面から、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と反対方向に延設されているとともに、その中央部分には、把持部232同士が対向する方向に開口された開口部233が形成されている。このように把持部232が形成されることで、保持部31と把持部232との連結部分が保持部31の周面の上部及び下部の2カ所に分割されているが、それら連結強度は把持部232同士を近づける方向に押圧し、スリット33の間隔を広げることができる程度の強度を有している。また、把持部232に開口部233が形成されることで、把持部232が前述した把持部35より軽量化することが可能になる。
続いて、固定部材の第6実施形態について図11を参照しつつ、以下に説明する。図11は、本発明の第6実施形態による固定部材241を示す斜視図である。なお、前述した固定部材30と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図11に示す固定部材241は、前述した固定部材30の把持部35と形状が異なる把持部242を有しているだけで、その他は前述した固定部材30と同様である。本実施形態における固定部材241の把持部242は、前述した把持部35と同様に貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と直交する貫通孔32の中心を通る線分と、保持部31とが交わる保持部31の周面から、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と反対方向に延設されているとともに、把持部242同士が対向するそれぞれの面の中央部分には、互いに向かって突出する突起部243が形成されている。これら突起部243同士は、把持部242同士を互いに近づける方向に押圧したときに接触する。つまり、前述した把持部35は、把持部35同士を近づける方向に押圧すると、把持部35同士の先端が接触し、把持部35が過度の曲げによって損傷するのを抑制しているが、本実施形態による把持部242は、突起部243同士が接触することで、把持部242の過度の曲げによる損傷を防いでいる。
続いて、本発明の第7実施形態による固定部材301について、図12〜図14を参照しつつ、以下に説明する。図12は、本発明の第7実施形態による固定部材301の斜視図である。図13は、固定部材301で保持したチューブ13をジョイント部材14に挿嵌させる状況を示す斜視図である。図14は、チューブ13を保持した固定部材301のチューブ保持力を解除して、ジョイント部材側に固定部材301をスライドさせる状況を示す斜視図である。なお、前述した固定部材30と同様なのものについては、同符号で示し説明を省略する。
図12に示すように固定部材301には、保持部31の把持部35が延設された部分から把持部35と反対側に向かって把持部35と同様の把持部335が延設されている。つまり、把持部335は、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と直交する貫通孔32の中心を通る線分と、保持部31とが交わる保持部31の周面から、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向に延設されている。また、保持部31と把持部335との境界部分であって、把持部335同士が対向する角部336にはアール加工が施されている。このような把持部335が前述した固定部材30に追加されることで、固定部材301が構成されている。
このような固定部材301でチューブ13を保持してジョイント部材14のパイプ18に挿嵌させる場合は、前述した固定部材30と同様に、把持部35同士を近づける方向に押圧し、スリット33の間隔を広げて保持部31の内径を拡径する。そして、チューブ13を貫通孔32内に挿通させ、チューブ13の所定位置で把持部35同士を近づける方向の押圧をやめる。そして、図13に示すように保持部31の内径を小さくするように、把持部335同士を近づける方向に押圧する。このように、把持部335同士を近づけることでスリット33の間隔が狭くなって保持部31の内径が小さくなり、固定部材301の保持部31でチューブ13を保持する保持力がより向上する。そのため、チューブ13の表面と固定部材301の保持部31の内面とが滑りにくくなって、チューブ13をパイプ18の挿嵌部18aに挿嵌させるときに、チューブ13に大きな挿入力を与えることが可能になる。したがって、チューブ13の内面とパイプ18の表面との摩擦によってチューブ13がパイプ18に挿嵌させにくい場合でも、パイプ18へチューブ13を容易に挿入させることができる。また、固定部材301は、チューブ13をジョイント部材14のパイプ18から抜去する場合においても、把持部335同士を近づける方向に押圧することで、チューブ13を保持する保持力が大きくなるので、ジョイント部材14に挿嵌されたチューブ13を容易に引き抜くことができる。
そして、図14に示すようにジョイント部材14にチューブ13を挿嵌させたのち、固定部材301の把持部335同士を近づける方向の押圧をやめ、把持部35同士を近づける方向に押圧して、固定部材301をジョイント部材14側にスライドさせる。固定部材301の保持部31をパイプ18の挿嵌部18a全体を覆うような位置に配置させたのち、把持部35同士を近づける方向の押圧をやめる。すると、前述と同様に拡径された保持部31の内径が戻ろうとする固定部材301の保持部31の復元力によってチューブ13が保持部31とパイプ18の挿嵌部18aとの間で締め付けられるようになる。したがって、固定部材301は、前述した固定部材30と同様にチューブ13のインクジェットヘッド側の端部をジョイント部材14に接続して強固に固定することができる。また、固定部材301は、前述した固定部材30による効果をすべて兼ね備えていると共に、把持部335を有し、チューブ13の保持力を向上させることができるので、チューブ13のジョイント部14への挿抜作業性が向上する。
続いて、固定部材の第8実施形態について図15を参照しつつ、以下に説明する。図15は、本発明の第8実施形態による固定部材401の斜視図である。なお、前述した固定部材301と同様なものについては、同符号で示し説明を省略する。
図15に示すように固定部材401は、前述したスリット33と貫通孔32とが形成された保持部431を有している。保持部431は、貫通孔32の中心からスリット33に向かう方向と直交する貫通孔32の中心を通る線分と交わる周面部分であって、保持部431の高さ方向全体にわたって、その線分に沿う方向に突出した突出部402を有している。突出部402はほぼ半円柱形状に形成されており、その周面には、貫通孔32からスリット33に向かう方向と平行に貫通された貫通孔403が形成されている。貫通孔403の断面形状は、板材404,405が挿入されるようにほぼ長方形形状に形成されている。板材404,405は、弾性部材(例えば、バネ鋼)から構成されており、貫通孔403を支点として撓むことが可能になっている。板材404,405は、両端部に着脱可能で、貫通孔403の開口面積より大きい断面積を有するキャップ406,407を備えている。つまり、図15の2点鎖線で描かれているように、着脱可能なキャップ406を板材404,405の一端部側に嵌め込んでおき、突出部402の貫通孔403に各板材404,405を他端部から挿入したのち、板材404,405の他端部にキャップ407を嵌め込むことで、キャップ406,407は貫通孔403内を通過することが不可能なために、板材404,405を貫通孔403から抜けにくくすることができる。したがって、ジョイント部材14へのチューブ13の取り付け取り外し作業性が向上すると共に、板材404,405が不意に貫通孔403から抜けることがなくなるので、安全性も向上する。
このような固定部材401は、保持部431の貫通孔403に板材404,405を取り付けて、キャップ407を保持部431の周面に接触させるように各板材404,405を貫通孔403内でスライドさせるとともに、各板材404,405がスリット33の反対側に出っ張るように配置させ、板材404,405のキャップ406側同士を近づける方向に押圧することで、スリット33の間隔が広がって保持部431の内径が拡径される。また、キャップ406を保持部431の周面に接触させるように板材404,405を貫通孔403内でスライドさせるとともに、各板材404,405がスリット33側に出っ張るように配置させ、板材404,405のキャップ407側同士を近づける方向に押圧すると、スリット33の間隔が狭くなって保持部431の内径が小さくなる。つまり、前述した固定部材301とほぼ同様な方法で、前述したチューブ13をジョイント部材14のパイプ18に挿嵌及び固定することができる。また、板材404,405の少なくとも一方のキャップを取り外せば、保持部431から板材404,405を取り外すことができるので、固定部材401でパイプ18の挿嵌部18aにチューブ13を固定した後、板材404,405を取り外せば、パイプ18にチューブ13を固定する部分が保持部431だけとなって、固定部材401自体をコンパクトにすることができる。
続いて、固定部材の第9実施形態について図16を参照しつつ、以下に説明する。図16は、本発明の第9実施形態による固定部材501を示す斜視図である。図16に示す固定部材501は、バネ鋼からなる1枚の板材を前述した固定部材30とほぼ同様な形状となるように曲げられて構成されている。つまり、板材の中央部分が円筒形状に曲げられて前述した保持部30と同形状の保持部531が形成されており、保持部531の周面の一部に前述したスリット33と同様なスリット533が形成されるように板材が折り返されている。そして、保持部531のスリット533部分から折り返された板材は、スリット533部分から、保持部531の中心からスリット533に向かう方向と直交する保持部531の中心を通る線分と、保持部531とが交わる保持部531の周面部分まで、保持部531の周面に沿うようにされており、そこから前述した把持部35と同様に保持部531の中心からスリット533に向かう方向と反対方向に延設された把持部535が設けられている。このように固定部材501がバネ鋼からなる板材で構成されているので、保持部531の復元力が前述した保持部31より向上することになる。そのため、固定部材501は、保持部531でチューブ13を保持するとき、パイプ18の挿嵌部18aに挿嵌されたチューブ13を保持部531とパイプ18とで締め付けるときの保持力及び締め付け力が向上することになる。
以上のような第1〜第9実施形態による固定部材30,201,211,221,231,241,301,401,501によると、ジョイント部材14に挿嵌されたチューブ13を単に固定させるだけでなく、チューブ13をジョイント部材14に挿嵌させる際に、その固定部材をもちいて、チューブ13をパイプ18の挿嵌部18aに挿嵌させることができるので、ユーザがチューブを摘んでジョイント部材に挿嵌させる場合に生じるチューブ13の変形を防止することができる。つまり、固定部材30,201,211,221,231,241,301,401,501を用いずに、チューブをジョイント部材に挿入させると、ユーザによる指圧が直接チューブに働くので、その部分だけが若干径方向に縮むとともに、折れ曲がってしまうが、本発明の固定部材を用いることで、チューブ13を保持部の内面全体で適度に締め付けて保持するので、チューブ13をジョイント部材14に挿入する際に変形することがなくなる。
また、チューブ13の内径とジョイント部材14のパイプ18の挿嵌部18aの外径との寸法のバラツキがある場合においては、単にチューブとジョイント部材とを挿嵌しているだけでは、その保持力が減少するが、固定部材30,201,211,221,231,241,301,401,501の保持部でパイプ18の挿嵌部18aに対してチューブ13を締め付けているので、保持力(固定力)の減少を抑制することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいてさまざまな設計変更が可能なものである。例えば、上述した固定部材はインクジェットプリンタ101以外にも適用することが可能であり、ジョイント部材14とチューブ13とを接続する部分全般に適用することができる。また、固定部材は、保持部にスリット又は強度が弱い部分を備え、保持部の内径が拡径されることが可能であれば、上述の形態において限定されるものではない。また、上述した把持部は設けられていなくてもよい。
本発明の第1実施形態による固定部材が用いられたインクジェットプリンタの概略図である。 図1に示すインクジェットプリンタのインク供給経路の構成を示す概略図である。 インクジェットヘッド1のジョイント部材14にチューブ13が固定された状況を示す断面図である。 本発明の第1実施形態による固定部材の斜視図である。 本発明の第1実施形態による固定部材を示しており、(a)は固定部材の平面図であり、(b)は固定部材の把持部の先端部同士を接触させた状態を示す平面図である。 チューブがジョイント部材に固定される状況を示しており、(a)は固定部材でチューブを保持する状況を示す図であり、(b)は固定部材で保持したチューブをジョイント部材に挿嵌させる状況を示した図であり、(c)はチューブを保持した固定部材のチューブ保持力を解除して、ジョイント部材側に固定部材をスライドさせる状況を示した図であり、(d)はジョイント部材に挿嵌したチューブを固定部材で締め付けた状態を示した図である。 本発明の第2実施形態による固定部材を示す斜視図である。 本発明の第3実施形態による固定部材を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態による固定部材を示す斜視図である。 本発明の第5実施形態による固定部材を示す斜視図である。 本発明の第6実施形態による固定部材を示す斜視図である。 本発明の第7実施形態による固定部材を示す斜視図である。 固定部材で保持したチューブをジョイント部材に挿嵌させる状況を示す斜視図である。 チューブを保持した固定部材のチューブ保持力を解除して、ジョイント部材側に固定部材をスライドさせる状況を示す斜視図である。 本発明の第8実施形態による固定部材を示す斜視図である。 本発明の第9実施形態による固定部材を示す斜視図である。
符号の説明
1 インクジェットヘッド
70 インクジェットヘッド本体
13 チューブ
14 ジョイント部材
18 パイプ
18a 挿嵌部
30,201,211,221,231,241,301,401,501 固定部材(チューブ固定部材)
31,431,531 保持部
32 貫通孔
33,222,533 スリット
35,232,242,335,535 把持部
101 インクジェットプリンタ
202 弾性部材
212 突出部
402 突出部
403 貫通孔(挿入孔)
404,405 板材(弾性部材)
406,407 キャップ(カバー)

Claims (18)

  1. ジョイント部材が挿嵌されたチューブを前記ジョイント部材に着脱可能に固定するチューブ固定部材であって、
    可撓性を有する材料からなり、前記チューブが挿嵌される貫通孔と、前記貫通孔に達するように周面に設けられたスリットとが形成された筒状の保持部を備えていることを特徴とするチューブ固定部材。
  2. 前記スリットは、前記チューブが挿嵌される方向に沿って設けられていることを特徴とする請求項1に記載のチューブ固定部材。
  3. 前記貫通孔の中心から前記スリットに向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記貫通孔の中心から前記スリットに向かう方向と反対方向に突出するように前記保持部と一体的に設けられた把持部をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のチューブ固定部材。
  4. 前記貫通孔の中心から前記スリットに向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記貫通孔の中心から前記スリットに向かう方向及びこれと反対方向にそれぞれ突出するように前記保持部と一体的に設けられた把持部をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のチューブ固定部材。
  5. 前記貫通孔の中心から前記スリットに向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記直交する方向に突出するように前記保持部と一体的に設けられた突出部と、
    前記貫通孔の中心から前記スリットに向かう方向に沿って各突出部を貫通する挿入孔と、
    前記挿入孔内においてスライド可能に前記挿入孔に挿入された弾性部材からなる板材とをさらに備えていることを特徴する請求項1又は2に記載のチューブ固定部材。
  6. 前記スリットが前記貫通孔の全長に亘って設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のチューブ固定部材。
  7. ジョイント部材が挿嵌されたチューブを前記ジョイント部材に着脱可能に固定するチューブ固定部材であって、
    可撓性を有する材料からなり、前記チューブを挿嵌するための貫通孔が形成された第1の部分と、
    前記貫通孔の周面の少なくとも2点を結び、前記第1の部分より強度の弱い第2の部分とが形成された保持部を備えていることを特徴とするチューブ固定部材。
  8. 前記貫通孔の中心から前記第2の部分に向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記貫通孔の中心から前記第2の部分に向かう方向と反対方向に突出するように前記保持部と一体的に設けられた把持部をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載のチューブ固定部材。
  9. 前記貫通孔の中心から前記第2の部分に向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記貫通孔の中心から前記第2の部分に向かう方向及びこれと反対方向にそれぞれ突出するように前記保持部と一体的に設けられた把持部をさらに備えていることを特徴とする請求項7に記載のチューブ固定部材。
  10. 前記貫通孔の中心から前記第2の部分に向かう方向と直交する方向にある前記保持部の周面上の複数の個所から、前記直交する方向に突出するように前記保持部と一体的に設けられた突出部と、
    前記貫通孔の中心から前記第2の部分に向かう方向に沿って各突出部を貫通する挿入孔と、
    前記挿入孔内においてスライド可能に前記挿入孔に挿入された弾性部材からなる板材とをさらに備えていることを特徴する請求項7に記載のチューブ固定部材。
  11. 同じ方向に突出した互いに平行な前記把持部の一部同士が接触するように変形可能であることを特徴とする請求項3、4、8、9のいずれか1項に記載のチューブ固定部材。
  12. 前記把持部と前記保持部との境界部分のうち当該把持部と同じ方向に突出した別の前記把持部に面した部分が、丸められた角部となっていることを特徴とする請求項3、4、8、9、11のいずれか1項に記載のチューブ固定部材。
  13. 前記挿入孔を通過不可能なサイズを有する、前記板材の各端部を覆うカバーが前記板材に取り付けられていることを特徴とする請求項5又は10に記載のチューブ固定部材。
  14. ジョイント部材が挿嵌されたチューブが請求項1〜13のいずれか1項に記載のチューブ固定部材によって前記ジョイント部材に着脱可能に固定されたチューブ固定構造であって、
    前記ジョイント部材は、外径が前記チューブの内径より大きく又は同じにされ、一端が前記チューブに挿嵌されたパイプと、前記パイプの他端に接続されたジョイント本体とを有しており、
    前記パイプの前記チューブに挿嵌された部分を前記チューブの外側から覆う位置に前記保持部が配置されていることによって、前記チューブが前記パイプに対して締め付けられていることを特徴とするチューブ固定構造。
  15. 前記パイプは、金属より構成されていることを特徴とする請求項14に記載のチューブ固定構造。
  16. 前記保持部は、前記パイプの軸方向端部を覆うように形成されていることを特徴とする請求項14又は15に記載のチューブ固定構造。
  17. 前記パイプが円筒形状であって、その周面が平坦であることを特徴とする請求項14〜16のいずれか1項に記載のチューブ固定構造。
  18. 前記パイプは、前記パイプの前記チューブが挿嵌された周面において、前記チューブが挿嵌される側の端部の外径φ1より大きな外径φ2を有しており、(φ2−φ1)/φ2が0.1以下であることを特徴する請求項14〜16のいずれか1項に記載のチューブ固定構造。
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