JP7452021B2 - 流路部材、及び液体吐出装置 - Google Patents
流路部材、及び液体吐出装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7452021B2 JP7452021B2 JP2020004950A JP2020004950A JP7452021B2 JP 7452021 B2 JP7452021 B2 JP 7452021B2 JP 2020004950 A JP2020004950 A JP 2020004950A JP 2020004950 A JP2020004950 A JP 2020004950A JP 7452021 B2 JP7452021 B2 JP 7452021B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flexible tube
- molded body
- flow path
- path member
- mark
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 title claims description 34
- 239000003086 colorant Substances 0.000 claims description 9
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 7
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 40
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 40
- 229920005992 thermoplastic resin Polymers 0.000 description 15
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 12
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 12
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 10
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 10
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 10
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 8
- 238000011179 visual inspection Methods 0.000 description 8
- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 4
- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 229920001155 polypropylene Polymers 0.000 description 4
- 230000000007 visual effect Effects 0.000 description 4
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229920002725 thermoplastic elastomer Polymers 0.000 description 3
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 239000012780 transparent material Substances 0.000 description 1
Images
Description
1.1インクジェット式記録装置の概要
図1に示すように、液体吐出装置の一例であるインクジェット式記録装置1は、記録用紙を取り込む給紙トレイ3を筐体2の後方上部に、記録済みの記録用紙を排出する排紙トレイ4を筐体2の前面に、それぞれ備える。給紙トレイ3から筐体2に取り込まれた記録用紙は、筐体2の内部に設けられたプラテン5上を通過して排紙トレイ4に排出される。なお、図示を省略するが、筐体2内には、給紙トレイ3に装填された記録用紙を1枚ずつ筐体2内に取り込む給送装置と、取り込まれた記録用紙をプラテン5上に送り込む搬送装置と、プラテン5を通り過ぎた記録用紙を排紙トレイ4上に送り出す排出装置とがそれぞれ設けられる。
このように、本実施形態に係るインクジェット式記録装置1は、インクを吐出する記録ヘッド8を備える。
インクカートリッジ9は、シアンのインクが収容されるインクカートリッジ9Cと、マゼンタのインクが収容されるインクカートリッジ9Mと、イエローのインクが収容されるインクカートリッジ9Yと、ブラックのインクが収容されるインクカートリッジ9Kとを有する。すなわち、インクカートリッジ9には、シアンのインクとマゼンタのインクとイエローのインクとブラックのインクとからなる4色のインクが収容される。
なお、インクカートリッジ9に収容されるインクの色数は、4色に限定されず、4色よりも多くてもよいし、4色よりも少なくてもよい。
インクカートリッジ9に収容されるインクは、流路部材10を介してキャリッジ7に搭載される記録ヘッド8に供給される。
第1流路部材11は、4つの可撓性チューブ13と、4つの可撓性チューブ13が挿入され第1継手部材として機能する1つの第1成形体21と、4つの筒体31(図3参照)とを有する。第2流路部材12は、1つの可撓性チューブ13と、1つの可撓性チューブ13が挿入される1つの第2継手部材41と、可撓性チューブ13を覆うように配置される1つの第2成形体42とを有する。
流路部材10では、第1流路部材11(第1成形体21)がインクカートリッジ9に接続され、第2流路部材12(第2継手部材41)が記録ヘッド8に接続される。また、第1成形体21は、可撓性チューブ13とインクカートリッジ9とを接続する第1継手部材である。
一方の端部13a(図3参照)が第1成形体21に接続され、他方の端部13b(図6参照)が第2継手部材41に接続される可撓性チューブ13は、記録ヘッド8の往復移動に伴って屈曲または伸張を繰り返す。
流路部材10は、インクカートリッジ9に接続される上流側流路部材(図示省略)の下流端に第1成形体21が接続され、記録ヘッド8に接続される下流側流路部材(図示省略)の上流端に第2継手部材41が接続されるようにしてもよい。
図3は、図2の破線で囲まれた領域Aの第1流路部材11の分解斜視図である。図4及び図5は、図2の破線で囲まれた領域Aの第1流路部材11の要部断面図である。図4では、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成される場合の状態が図示されている。図5では、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成されない場合の状態が図示されている。また、図4及び図5では、可撓性チューブ13が破線で図示され、第1成形体21にハッチングが施され、筒体31に網掛けが施されている。
以降の説明では、可撓性チューブ13が第1成形体21の挿入部22に挿入される方向を+X方向と称す。さらに、方向を示す矢印の先端側を+方向とし、方向を示す矢印の基端側を-方向とする。
なお、X方向(+X方向、-X方向)は、本願における長手方向の一例であり、可撓性チューブ13が延在する方向である。
次に、図3~図5を参照し、第1流路部材11の概要を説明する。
4つの可撓性チューブ13は、シアンのインクが収容されるインクカートリッジ9Cに接続される可撓性チューブ13Cと、マゼンタのインクが収容されるインクカートリッジ9Mに接続される可撓性チューブ13Mと、イエローのインクが収容されるインクカートリッジ9Yに接続される可撓性チューブ13Yと、ブラックのインクが収容されるインクカートリッジ9Kに接続される可撓性チューブ13Kとを有する。
このように、第1流路部材11における可撓性チューブ13は、端部13aから可撓性チューブ13の長手方向(X方向)に伸びるライン状のマーク19を有する。
可撓性チューブ13Cに形成されるライン状のマーク19の色は、可撓性チューブ13Cの中を流動するインクを示す色であり、シアンである。可撓性チューブ13Mに形成されるライン状のマーク19の色は、可撓性チューブ13Mの中を流動するインクを示す色であり、マゼンタである。可撓性チューブ13Yに形成されるライン状のマーク19の色は、可撓性チューブ13Yの中を流動するインクを示す色であり、イエローである。可撓性チューブ13Kに形成されるライン状のマーク19の色は、可撓性チューブ13Kの中を流動するインクを示す色であり、ブラックである。
このように、複数の可撓性チューブ13(4つの可撓性チューブ13)のそれぞれで、ライン状のマーク19の色が異なる。
第1成形体21は、可撓性チューブ13が挿入される挿入部22と、インクカートリッジ9に接続される接続部23と、ネジ(図示省略)が差し込まれるネジ孔24とを有する。ネジ孔24は、接続部23を挟むように2つ設けられる。
ネジ孔24にネジを差し込み、第1成形体21とインクカートリッジ9とをネジによって固定すると、4つの可撓性チューブ13のそれぞれが目的とする色のインクが収容されるインクカートリッジ9に接続されるようになっている。
可撓性チューブ13が挿入部22に挿入された状態において、挿入部22の厚さが1.5mm以下になると作業者は挿入部22の中の可撓性チューブ13を視認しやすくなり、挿入部22の厚さが1.5mmよりも厚くなると作業者は挿入部22の中の可撓性チューブ13を視認しにくくなる。このため、挿入部22に1.5mm以下の厚さの肉薄部25を設けると、作業者は肉薄部25を介して挿入部22に挿入された可撓性チューブ13が視認可能となる。
肉薄部25は可撓性チューブ13を視認可能とする視認部であり、作業者は肉薄部25を介して可撓性チューブ13が視認可能となる。すなわち、第1成形体21は、可撓性チューブ13の端部13aを覆う覆い部としての肉薄部25と肉厚部26とを有し、覆い部は、可撓性チューブ13における端部13aの位置が視認可能な視認部(肉薄部25)を有する。換言すれば、視認部は、第1成形体21において、肉厚部26よりも肉厚が薄い肉薄部25により構成される。
4つの肉薄部25のうち1の肉薄部25と、当該1の肉薄部25に隣り合う肉薄部25とを露出する開口28が、挿入部22の肉厚部26に設けられる。挿入部22の肉厚部26に設けられる開口28の数は3つである。
作業者は、開口28と肉薄部25とを介して可撓性チューブ13を視認可能になる。
本実施形態では、1つの開口28が2つの可撓性チューブ13の間に設けられており、1つの開口28を介して2つの可撓性チューブ13を視認することができるようになっている。
X方向と交差する方向から見た場合、マーク27は、肉薄部25の+X方向側の端25aと、肉薄部25の-X方向側の端25bとの間に配置される。
詳しくは、筒体31の第1部分32を可撓性チューブ13に挿入した後、筒体31が挿入された可撓性チューブ13を金型(図示省略)にセットし、当該金型の中に溶融した熱可塑性樹脂を注入する。溶融した熱可塑性樹脂が金型の中に注入されると、熱可塑性樹脂と可撓性チューブ13の構成材料(熱可塑性エラストマー)とが、界面で溶融して混ざり合う。金型を冷却し熱可塑性樹脂を硬化させ、硬化した熱可塑性樹脂を金型から取り外すと、アウトサート成型された第1成形体21が形成される。
そして、可撓性チューブ13の第1成形体21と接触する部分15(図4参照)において、可撓性チューブ13が第1成形体21と一体になり、可撓性チューブ13が第1成形体21に溶融接着される。
なお、可撓性チューブ13の第1成形体21と接触する部分15は、本願における可撓性チューブの第1成形体と一体となる部分の一例である。
図4及び図5に示すように、上述したアウトサート成型によって、可撓性チューブ13の端部13aを覆った状態で可撓性チューブ13と一体に形成され、第1継手部材となる第1成形体21が形成される。第1成形体21には複数の可撓性チューブ13(4つの可撓性チューブ13)が一体に形成されている。
さらに、第1成形体21には、可撓性チューブ13を視認可能な肉薄部25と、肉厚部26とが形成される。第1成形体21の肉厚部26には、肉薄部25を露出する開口28と、図4及び図5では図示を省略するが目印となるマーク27とが形成される。
その結果、アウトサート成型によって第1成形体21を形成する場合、可撓性チューブ13の第1成形体21と接触する部分15の変形が抑制される。
すなわち、X方向において、第1成形体21の-X方向側の端21aを基準とし、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aが距離LA以上離れた位置に配置されると、第1成形体21と可撓性チューブ13との接着強度は強くなり、可撓性チューブ13が屈曲または伸張を繰り返しても、第1成形体21と可撓性チューブ13との接着は維持され、第1成形体21と可撓性チューブ13との接着は解消されにくくなる。
すると、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aが、マーク27の底辺27bに対して+X方向側に配置されると、X方向において、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aが、第1成形体21の-X方向側の端21aを基準として距離LA以上離れた位置に配置されることになり、可撓性チューブ13の第1成形体21と接触する部分15のX方向の長さLが距離LA以上となる。この場合、第1成形体21と可撓性チューブ13との接着強度が強くなり、可撓性チューブ13が屈曲または伸張を繰り返しても、第1成形体21と可撓性チューブ13との接着が維持され、第1成形体21と可撓性チューブ13との接着が解消されにくい。
すなわち、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成される場合、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aは、マーク27の底辺27bに対して+X方向側に配置される。
すなわち、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成されない場合、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aは、マーク27の底辺27bに対して-X方向側に配置される。
この場合、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aは、マーク27(マーク27の底辺27b)に対して+X方向側に配置されるので、作業者は、肉薄部25を介して、可撓性チューブ13をマーク27に対して+X方向側で視認可能になる。
このように、本実施形態は、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成される場合、可撓性チューブ13はマーク27に対して+X方向の下流側で視認可能となる構成を有する。
この場合、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aは、マーク27(マーク27の底辺27b)に対して-X方向側に配置されるので、作業者は、肉薄部25を介して、可撓性チューブ13をマーク27に対して+X方向の下流側で視認できなくなる。
このように、本実施形態は、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成されない場合、可撓性チューブ13はマーク27に対して+X方向の下流側で視認不可能となる構成を有する。
例えば、筒体31が挿入された可撓性チューブ13がX方向と交差する凹凸を有し、当該凹凸が勘合される勘合部を有する金型を作成し、当該勘合部に勘合するように可撓性チューブ13を金型にセットすると、可撓性チューブ13は金型の中でX方向に移動しにくくなる。ところが、筒体31が挿入された可撓性チューブ13は、X方向に長い部材であり、X方向と交差する方向に凹凸を有していなく、当該勘合部に勘合するように可撓性チューブ13を金型にセットすることが難しいので、可撓性チューブ13は金型の中でX方向に移動しやすくなる。
その結果、アウトサート成型によって第1成形体21を形成すると、可撓性チューブ13が金型の中でX方向に移動し、可撓性チューブ13の第1成形体21と接触する部分15のX方向の長さLが変動しやすくなる。
例えば、作業者は、可撓性チューブ13がマーク27に対して+X方向の下流側で視認される場合、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成されていると判断し、第1流路部材11は良品であると判定する。例えば、作業者は、可撓性チューブ13がマーク27に対して+X方向の下流側で視認されない場合、第1成形体21が適正に可撓性チューブ13と一体に形成されていいないと判断し、第1流路部材11は不良品であると判定する。
さらに、第1成形体21及び可撓性チューブ13は共に白色であるので、可撓性チューブ13の外周面16に白色と異なる色のライン状のマーク19を形成すると、作業者は、ライン状のマーク19によって可撓性チューブ13の位置を把握し、第1流路部材11の良否(品質)を適正に判定しやすくなる。
もちろん、作業者の目視検査でなく、カメラ等を使用し自動で第1流路部材11の品質を評価してもよい。
さらに、良品の第1流路部材11が確実にインクジェット式記録装置1に使用されるので、インクジェット式記録装置1が長期間使用される場合にインクが第1流路部材11から漏れ出すという不具合が抑制され、インクジェット式記録装置1の信頼性が高められる。
図6は、図2の破線で囲まれた領域Bの第2流路部材12の分解斜視図である。図7及び図8は、図2の破線で囲まれた領域Bの第2流路部材12の要部断面図である。図7では、第2成形体42が適正に可撓性チューブ13と一体に形成される状態が図示されている。図8では、第2成形体42が適正に可撓性チューブ13と一体に形成されない状態が図示されている。また、図7及び図8では、可撓性チューブ13が破線で図示され、第2継手部材41にハッチングが施され、第2成形体42に網掛けが施されている。
次に、図6~図8を参照し、第2流路部材12の概要を説明する。
第2成形体42は、熱可塑性樹脂によって構成される。本実施形態では、第2成形体42は白色のポリプロピレン樹脂によって構成され、第2成形体42の色は白色である。
可撓性チューブ13の外周面16には、端部13bから可撓性チューブ13の長手方向(X方向)に伸びるライン状のマーク19が形成される。ライン状のマーク19は、+X方向側の端である端部13aと、-X方向側の端である端部13bとの間に形成される。図6に示す可撓性チューブ13はイエローのインクが流動する可撓性チューブ13Yであり、図6に示すライン状のマーク19の色はイエローである。
このように、第2流路部材12における可撓性チューブ13は、端部13bから可撓性チューブ13の長手方向(X方向)に伸びるライン状のマーク19を有する。
ネジ孔46にネジを差し込み、第2継手部材41と記録ヘッド8とをネジによって固定すると、接続部45が記録ヘッド8に接続され、可撓性チューブ13が第2継手部材41を介して記録ヘッド8に接続される。
可撓性チューブ13の端部13aと端部13bとの間にライン状のマーク19を設けると、当該ライン状のマーク19が基準となり、4つの第2継手部材41のそれぞれで、第2継手部材41における接続部45の向きを同じ向きに揃えやすくなる。加えて、可撓性チューブ13の端部13aと端部13bとの間にライン状のマーク19を設けると、可撓性チューブ13の捻じれ等の不具合が検出されやすくなる。
第2成形体42は突出部48から離間して配置され、第2成形体42と突出部48との間に隙間49が形成される。換言すれば、第2成形体42は、覆い部の一部を覆うように配置される。肉薄部44は、隙間49を介して視認可能になる。
肉薄部44は可撓性チューブ13を視認可能とする視認部であり、作業者は肉薄部44を介して可撓性チューブ13を視認可能となる。すなわち、可撓性チューブ13を視認可能とする視認部は、第2継手部材41の肉薄部44によって形成される。
そして、第2継手部材41は、可撓性チューブ13が挿入される挿入部43と、挿入部43に対向配置され可撓性チューブ13を覆い可撓性チューブ13を視認可能とする肉薄部44(視認部)とを有する。
すなわち、第2継手部材41は、可撓性チューブ13の端部13bを覆う覆い部としての肉薄部44を有し、覆い部としての肉薄部44は、端部13bの位置が視認可能な視認部を有する。換言すれば、視認部は、第2継手部材41において、他の部分よりも肉厚が薄い肉薄部44により構成される。
詳しくは、可撓性チューブ13を第2継手部材41の挿入部43と肉薄部44との間に挿入した後、可撓性チューブ13が挿入された第2継手部材41を金型(図示省略)にセットし、当該金型の中に溶融した熱可塑性樹脂を注入する。溶融した熱可塑性樹脂が金型の中に注入されると、熱可塑性樹脂及び第2継手部材41の構成材料(ポリプロピレン樹脂)と、熱可塑性樹脂及び可撓性チューブ13の構成材料(熱可塑性エラストマー)とが、それぞれ界面で溶融して混ざり合う。金型を冷却し熱可塑性樹脂を硬化させ、硬化した熱可塑性樹脂を金型から取り外すと、アウトサート成型された第2成形体42が形成される。
なお、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51は、本願における可撓性チューブの挿入部に挿入される部分の一部である。そして、第2成形体42は、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51(可撓性チューブの挿入部に挿入される部分の一部)と一体に形成される。
換言すれば、第2成形体42は、肉薄部44の第2成形体42と接触する部分52と一体になり、第2継手部材41に溶融接着される。
なお、肉薄部44の第2成形体42と接触する部分52は、本願における視認部の一部である。そして、第2成形体42は、肉薄部44の第2成形体42と接触する部分52(視認部の一部)と一体に形成される。
このように、第2流路部材12は、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51と一体に形成され、肉薄部44の第2成形体42と接触する部分52と一体に形成される第2成形体42を有する。そして、第2流路部材12では、可撓性チューブ13及び第2継手部材41が第2成形体42によって固定される。すなわち、第2成形体42は、可撓性チューブ13の端部13bの少なくとも一部と、覆い部の一部とを覆った状態で固定される。
可撓性チューブ13が挿入された第2継手部材41は、X方向と交差する方向に凹凸(例えば、接続部45、突出部48など)を有するので、当該凹凸が勘合される勘合部を有する金型を作成し、当該勘合部に勘合するように可撓性チューブ13が挿入された第2継手部材41を金型にセットすると、第2継手部材41(肉薄部44)が金型の中でX方向に移動しにくくなる。
アウトサート成型によって形成された第2成形体42では、第2継手部材41(肉薄部44)が金型の中でX方向に移動しにくいので、肉薄部44の第2成形体42と接触する部分52のX方向の寸法が変動しにくくなる。
さらに、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51のX方向の寸法がN1である場合、可撓性チューブ13が屈曲または伸張を繰り返しても、第2成形体42と可撓性チューブ13との接着は維持され、第2成形体42と可撓性チューブ13との接着は解消されにくい。
例えば、可撓性チューブ13の端部13bが第2成形体42の突出部48に接触し、可撓性チューブ13が挿入部43に深く挿入される状態(図7の状態)や、可撓性チューブ13の端部13bが第2継手部材41の突出部48から離間し、可撓性チューブ13が挿入部43に浅く挿入される状態(図8の状態)などが生じる場合がある。
このように、アウトサート成型によって形成された第2成形体42では、可撓性チューブ13を挿入部43と肉薄部44との間に挿入する手作業のばらつきによって、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51のX方向の寸法が変動しやすくなる。
このように、第2流路部材12では、隙間49と肉薄部44とを介して可撓性チューブ13が視認される場合、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51のX方向の寸法はN1となる。
すなわち、隙間49と肉薄部44とを介して可撓性チューブ13が視認される場合、第2流路部材12は良品になる。
このように、本実施形態は、第2成形体42が適正に可撓性チューブ13と一体に形成される場合、可撓性チューブ13は肉薄部44(視認部)を介して視認可能となる構成を有する。
可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51のX方向の寸法がN1よりも短くなると、第2成形体42と可撓性チューブ13との接着強度が弱くなり、可撓性チューブ13が屈曲または伸張を繰り返すと、第2成形体42と可撓性チューブ13との接着が解消されるおそれがあり、第2流路部材12は不良品になる。
図示を省略するが、隙間49と肉薄部44とを介して可撓性チューブ13が視認されない場合であっても、可撓性チューブ13の端部13bが挿入部43と肉薄部44との間に配置されると、可撓性チューブ13の第2成形体42と接触する部分51のX方向の寸法は、N1となる。この場合、第2流路部材12は良品になる。
隙間49と肉薄部44とを介して可撓性チューブ13が視認されない第2流路部材12は、不良品が含まれるので、当該不良品が含まれる第2流路部材12をインクジェット式記録装置1に使用することは好ましくない。
また、第2成形体42及び可撓性チューブ13は共に白色であるので、可撓性チューブ13の外周面16に白色と異なる色のライン状のマーク19を形成すると、作業者はライン状のマーク19によって可撓性チューブ13の位置を把握しやすくなり、第2流路部材12の良否(品質)を判定しやすくなる。
もちろん、作業者の目視検査でなく、カメラ等を使用し自動で第2流路部材12の品質を評価してもよい。
実施形態1に係る第1流路部材11では、挿入部22の肉厚部26に目印となるマーク27が形成されていた。実施形態2に係る第1流路部材11Aでは、挿入部22Aの肉厚部26に目印となるマーク27が形成されていない。
この点が、本実施形態と実施形態1との主な相違点である。
以下、図9を参照し、実施形態1との相違点を中心に、本実施形態に係る第1流路部材11Aの概要を説明する。また、実施形態1と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
本実施形態では、肉薄部25の-X方向側の端25bが、第1成形体21Aの-X方向側の端21aから距離LA離れた位置に配置される。一方、実施形態1では、マーク27の底辺27bが、第1成形体21Aの-X方向側の端21aから距離LA離れた位置に配置される。
一方、第1成形体21Aが適正に可撓性チューブ13と一体に形成されないと、可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aが、肉薄部25の-X方向側の端25bに対して-X方向側に配置される。可撓性チューブ13の+X方向側の端部13aが、肉薄部25の-X方向側の端25bに対して-X方向側に配置されると、可撓性チューブ13は肉薄部25を介して視認不可能になる。
このように、本実施形態は、第1成形体21Aが適正に可撓性チューブ13と一体に形成される場合、可撓性チューブ13は肉薄部25(視認部)を介して視認可能となる構成を有する。
もちろん、作業者の目視検査でなく、カメラ等を使用し自動で第1流路部材11Aの品質を評価してもよい。
そして、良品の第1流路部材11Aが確実にインクジェット式記録装置1に使用されるので、インクジェット式記録装置1の信頼性が高められるという実施形態1と同じ効果を得ることができる。
1)上記実施形態において、可撓性チューブ13を視認可能とする視認部としての肉薄部25,44が透明度を有してもよい。また、第1成形体21、21Aおよび第2継手部材41が透明度を有する材料で構成されてもよい。ここで、透明とは、透明な部分を視認したときに、当該透明な部分の向こう側が透けて見えることをいう。これにより、第1成形体21、21Aと可撓性チューブ13との接続部の状態および第2継手部材41と可撓性チューブ13との接続部の状態が目視でより確認しやすくなるので、それぞれの接続部に不具合を有する流路部材が使用されるおそれが抑制される。
また、可撓性チューブ13にインクの色と同じ色のマーク19を形成するのでなく、可撓性チューブ13をインクの色と同じ色の樹脂で構成し、マーク19を削除してもよい。
3)マーク19は、必ずしも可撓性チューブ13の長手方向全域に設ける必要はなく、可撓性チューブ13のうち、少なくとも覆い部に覆われる端部13a,13bに設けられていればよい。
さらに、可撓性チューブ13が複数設けられる場合、複数の可撓性チューブ13のそれぞれで着色部の色が異なるようにしてもよい。このようにすることで、可撓性チューブ13の中を流動するインクの色が着色部によって一目で分かるので、例えば、筐体2内で可撓性チューブ13を目的とする部位に正しく引き回しやすくなる。さらに、第1成形体21との組立時における可撓性チューブ13の順番間違いを抑制することができる。
6)上記実施形態において、第1成形体21,21Aには4つの可撓性チューブ13が挿入されているが、これに代わり、4つの流路が並んで設けられた1つの多連型の可撓性チューブ13を挿入するようにしてもよい。この場合にも、上記実施形態と同様の効果が得られる。また、多連型可撓性チューブに設ける流路の数は4つに限らず、3つ以下でもよいし、5つ以上でもよい。また、多連型可撓性チューブを採用する場合には、流路が並ぶ方向における両端が視認可能となるように、両端の2か所にのみ視認部を設けるようにしてもよい。
7)流路部材10の構成によっては、4つの可撓性チューブ13の両端に第1成形体21,21Aを設けてもよいし、4つの可撓性チューブの両端に第2継手部材41と第2成形体42とを設けてもよい。
8)視認部は、上記実施形態に示すように第1成形体21,21Aにおける肉厚部26の片面にのみ設けるようにしてもよいし、肉厚部26の両面に設けるようにしてもよい。
9)上記実施形態に係る流路部材11,11A,12は、インクジェット式記録装置1に適用されることに限定されず、液体が流動する他の電子機器に適用されてもよい。
(A)流路部材は、可撓性チューブと、前記可撓性チューブの少なくとも一端に設けられる第1成形体と、を備え、前記第1成形体は、前記可撓性チューブの端部を覆う覆い部を有し、前記覆い部は、前記端部の位置が視認可能な視認部を有する。
Claims (9)
- 可撓性チューブと、
前記可撓性チューブの少なくとも一端に設けられ、前記可撓性チューブの端部を覆う覆い部を有する第1成形体と、
を備え、
前記可撓性チューブは第1可撓性チューブと第2可撓性チューブとを有し、
前記覆い部は、
前記第1可撓性チューブの端部の位置が視認可能な第1肉薄部と、
前記第1肉薄部に隣り合う位置に設けられ、前記第2可撓性チューブの端部の位置が視認可能な第2肉薄部と、
前記第1肉薄部および前記第2肉薄部よりも肉厚が厚い肉厚部と、
前記第1可撓性チューブと前記第2可撓性チューブとの間の前記肉厚部に設けられ、前記第1肉薄部と前記第2肉薄部とを露出する開口と、を有することを特徴とする流路部材。 - 前記第1成形体は、前記第1肉薄部と隣り合う位置に目印となるマークを有することを特徴とする請求項1に記載の流路部材。
- 前記可撓性チューブは、端部から前記可撓性チューブの長手方向に伸びるライン状のマークを外周面に有することを特徴とする請求項1または2に記載の流路部材。
- 前記ライン状のマークの色は、前記第1可撓性チューブと前記第2可撓性チューブとで異なることを特徴とする請求項3に記載の流路部材。
- 前記可撓性チューブは、端面に着色部を有することを特徴とする請求項1~請求項4のうちいずれか1項に記載の流路部材。
- 前記端面の前記着色部は、前記第1可撓性チューブと前記第2可撓性チューブとで色が異なることを特徴とする請求項5に記載の流路部材。
- 前記可撓性チューブの端部の少なくとも一部と、前記覆い部の一部とを覆う第2成形体を更に備えることを特徴とする請求項1~請求項6のうちいずれか1項に記載の流路部材。
- 前記第1肉薄部は、前記第1可撓性チューブの端部が視認可能な透明度を有することを特徴とする請求項1~請求項7のうちいずれか1項に記載の流路部材。
- 液体を吐出する液体吐出ヘッドと、
前記液体が収容される液体収容部と、
前記液体吐出ヘッドと前記液体収容部とを連通する請求項1~8のうちいずれか1項に記載の流路部材と、
を備えることを特徴とする液体吐出装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004950A JP7452021B2 (ja) | 2020-01-16 | 2020-01-16 | 流路部材、及び液体吐出装置 |
CN202011430580.XA CN112976812B (zh) | 2019-12-12 | 2020-12-09 | 安装单元、液体喷出装置 |
US17/117,462 US11472189B2 (en) | 2019-12-12 | 2020-12-10 | Mounting unit and liquid ejection apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020004950A JP7452021B2 (ja) | 2020-01-16 | 2020-01-16 | 流路部材、及び液体吐出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021112822A JP2021112822A (ja) | 2021-08-05 |
JP7452021B2 true JP7452021B2 (ja) | 2024-03-19 |
Family
ID=77076471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020004950A Active JP7452021B2 (ja) | 2019-12-12 | 2020-01-16 | 流路部材、及び液体吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7452021B2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002022071A (ja) | 2000-06-30 | 2002-01-23 | Motonori Ooi | 柔軟樹脂管用メカニカル継手 |
JP2002028251A (ja) | 2000-07-17 | 2002-01-29 | Nippon Sherwood Medical Industries Ltd | 医療用具 |
JP2005106092A (ja) | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Brother Ind Ltd | チューブ固定部材及びチューブ固定構造 |
JP2005144709A (ja) | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Ricoh Co Ltd | 記録液供給チューブ、記録液供給装置及び画像形成装置 |
JP2010194745A (ja) | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Seiko Epson Corp | コネクタ付きチューブおよび流体噴射装置 |
US20140131995A1 (en) | 2011-04-11 | 2014-05-15 | David Frederick Hawkins | A connector |
JP2017155811A (ja) | 2016-03-01 | 2017-09-07 | 株式会社三桂製作所 | エアー配管用コネクタモジュール |
-
2020
- 2020-01-16 JP JP2020004950A patent/JP7452021B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002022071A (ja) | 2000-06-30 | 2002-01-23 | Motonori Ooi | 柔軟樹脂管用メカニカル継手 |
JP2002028251A (ja) | 2000-07-17 | 2002-01-29 | Nippon Sherwood Medical Industries Ltd | 医療用具 |
JP2005106092A (ja) | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Brother Ind Ltd | チューブ固定部材及びチューブ固定構造 |
JP2005144709A (ja) | 2003-11-11 | 2005-06-09 | Ricoh Co Ltd | 記録液供給チューブ、記録液供給装置及び画像形成装置 |
JP2010194745A (ja) | 2009-02-23 | 2010-09-09 | Seiko Epson Corp | コネクタ付きチューブおよび流体噴射装置 |
US20140131995A1 (en) | 2011-04-11 | 2014-05-15 | David Frederick Hawkins | A connector |
JP2017155811A (ja) | 2016-03-01 | 2017-09-07 | 株式会社三桂製作所 | エアー配管用コネクタモジュール |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021112822A (ja) | 2021-08-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7926925B2 (en) | Ink pack having welded tap and ink cartridge | |
KR102011555B1 (ko) | 액체 공급 부재의 제조 방법 및 제조 장치 | |
US6631982B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
JP5472574B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
JP2023038302A (ja) | 液体供給装置 | |
JP7452021B2 (ja) | 流路部材、及び液体吐出装置 | |
CN102416762B (zh) | 液体喷射头和液体喷射装置 | |
US7201475B2 (en) | Liquid supplying member, method of manufacturing the same, and liquid ejection apparatus incorporating the same | |
US9352563B2 (en) | Liquid ejecting head and liquid ejecting apparatus | |
JP4193891B2 (ja) | インクカートリッジ、および、そのインク充填方法 | |
US7399069B2 (en) | Fluid-ejection device connector | |
JP5919757B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
US7399003B2 (en) | Duct connecting structure | |
JP5402720B2 (ja) | 液体噴射ヘッドユニット | |
CN112976812B (zh) | 安装单元、液体喷出装置 | |
US10752007B2 (en) | Supply apparatus | |
EP1520685B1 (en) | Synthetic resin part, synthetic resin assembly and method for manufacturing the same | |
JP2010082894A (ja) | 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置 | |
KR100503082B1 (ko) | 잉크젯 프린터용 잉크 카트리지 | |
JP4359897B2 (ja) | インクカートリッジ及びその製造方法 | |
US10406818B2 (en) | Tank and liquid consuming apparatus | |
JP5287340B2 (ja) | インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置 | |
JP4561157B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2008246798A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2018065361A (ja) | 供給装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD07 | Notification of extinguishment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7427 Effective date: 20200821 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20210916 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20211102 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20221205 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230929 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231031 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240206 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240219 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7452021 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |