JP2005104631A - エレベータの制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、乗場の混雑を緩和することができ、避難運転時の運転効率をさらに向上させることができるエレベータの制御装置を得ることを目的とするものである。
【解決手段】避難方法作成部8では、火災・煙発生場所設定部6で設定された火災・煙発生場所に基づいて、煙や火災が発生している場所や防火区画を避けるように、かつ乗場や避難先階が混雑しないように、エレベータの避難運転方法が作成される。避難方法作成部8により避難方法が決定されると、避難方法設定部10により運行制御部9に信号が出力され、エレベータの運行制御が行われる。
【選択図】図1

Description

この発明は、災害時に通常時とは異なる制御を行うエレベータの制御装置に関するものである。
従来のエレベータの制御装置では、建物に火災が発生すると、かごは、最寄階に移動された後、避難先階に移動される。この後、エレベータの運転は不可となり、かごは避難先階に停止したままとなる。しかし、複数のエレベータが設置されている場合、複数のかごが一度に同一の避難先階に帰着すると、避難した乗客により避難先階が混雑してしまう。これに対して、避難先階への帰着のタイミングを、エレベータグループ毎にずらす方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−8954号公報
しかし、上記のような従来の制御方法では、エレベータグループ毎に運転時間をずらすため、避難に時間がかかってしまう。また、避難先階の混雑のみが考慮されており、在館者がかごに乗るべく待っている避難乗車階の乗場の混雑緩和については考慮されていなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗場の混雑を緩和することができ、避難運転時の運転効率をさらに向上させることができるエレベータの制御装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの制御装置は、災害時に建物内の在館者の避難方法を作成する避難方法作成部を備え、避難方法作成部により作成された避難方法に基づいて、災害時のエレベータの制御を行うものであって、避難方法作成部は、乗場の混雑を低減するように、避難者が乗車する避難乗車階及び避難者が降車する避難先階の少なくともいずれか一方を複数の階に分散させた避難方法を作成するものである。
この発明のエレベータの制御装置は、避難方法作成部により、乗場の混雑を低減するように、避難者が乗車する避難乗車階及び避難者が降車する避難先階の少なくともいずれか一方を複数の階に分散させた避難方法を作成するので、乗場の混雑を緩和することができ、避難運転時の運転効率をさらに向上させることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。図において、エレベータが設置された建物内には、複数の火災検知器1、複数の煙検知器2、及び複数の火災報知器3が設置されている。全ての火災検知器1、煙検知器2及び火災報知器3からの信号は、火災・煙発生場所情報統合部4に出力される。火災・煙発生場所情報統合部4は、火災検知器1、煙検知器2及び火災報知器3からの信号を統合して出力する。災害発生場所検知部としての火災・煙発生場所検知部5は、火災検知器1、煙検知器2、火災報知器3及び火災・煙発生場所情報統合部4の全てもしくは一部を有している。
火災・煙発生場所情報統合部4から出力された信号は、火災・煙発生場所設定部6に入力される。火災・煙発生場所設定部6では、火災・煙発生場所情報統合部4からの信号に基づいて、災害発生場所としての火災や煙の発生場所が設定される。火災・煙発生場所設定部6には、ビル管理者や防災責任者等が火災発生場所を操作入力するための火災発生場所操作入力部7も接続されている。ビル管理者等は、建物内の在館者からの通報や監視モニタの確認等により、火災発生場所を特定し操作入力することができる。火災・煙発生場所設定部6は、火災・煙発生場所検知部5及び火災発生場所操作入力部7の少なくともいずれか一方からの情報によって、火災又は煙の発生場所を設定することができる。
火災・煙発生場所設定部6からの信号は、避難方法作成部8に出力される。避難方法作成部8では、火災・煙発生場所設定部6で設定された火災・煙発生場所に応じて、最適な避難方法を作成する。避難方法作成の詳細については後述する。
かごを昇降させる駆動装置(巻上機)の運転は、運行制御部9により制御される。運行制御部9には、避難方法設定部10が接続されている。避難方法設定部10は、避難運転時に避難方法を設定し、設定された避難方法情報を運行制御部9に出力する。避難方法設定部10には避難方法作成部8が接続されており、避難方法作成部10は、避難方法作成部8からの信号に基づいて避難方法を設定する。即ち、避難運転時には、運行制御部9は、避難方法作成部8で作成された避難方法に応じて駆動装置を制御する。
また、避難方法設定部10からの信号は、避難方法出力部11にも出力される。避難方法出力部11は、かご内表示制御部12、乗場表示制御部13、かご内音声制御部14、乗場音声制御部15及び管理室表示制御部16を有している。かご内表示制御部12は、かご内に設けられたかご内表示器17の表示を制御する。乗場表示制御部13は、乗場に設けられた乗場表示器18の表示を制御する。かご内音声制御部14は、かご内に設けられたかご音声出力器(スピーカ等)19による音声出力を制御する。乗場音声制御部15は、乗場に設けられた乗場音声出力器(スピーカ等)20による音声出力を制御する。管理室表示制御部16は、管理室に設けられた管理室ディスプレイ21の表示を制御する。
かご内表示器17、乗場表示器18、かご音声出力器19、乗場音声出力器20及び管理室ディスプレイ21は、避難誘導のための案内情報を出力する情報告知手段である。かご内表示器17には、かご内での避難誘導のための情報が表示される。乗場表示器18には、対応する乗場での避難誘導のための情報が表示される。かご内表示器17及び乗場表示器18としては、例えば画像を表示するディスプレイ、又は避難先階床やエレベータサービス階床を表示するインジケータ等が用いられる。また、かご内表示器17及び乗場表示器18は、避難時専用に設けられたものでもよいし、通常運転時に、かごの動きや一般情報(例えばニュース、建物内案内及び天気予報等)を表示するものとの兼用としてもよい。
かご音声出力器19及び乗場音声出力器20は、かご内や対応する乗場での避難誘導のための情報を音声によって告知するものであり、視覚障害者の誘導も可能となる。また、かご音声出力器19及び乗場音声出力器20は、避難時専用に設けられたものでもよいし、通常運転時に、かごの動きを音声により案内するものとの兼用としてもよい。
管理室ディスプレイ21は、避難方法設定部10で設定された建物全体としての避難方法を、管理室の管理者に対して表示するものである。管理者は、管理室ディスプレイ21の表示情報を見ることにより、建物内の避難誘導を指揮することが可能となる。また、管理室ディスプレイ21は、避難時専用に設けられたものでもよいし、通常運転時に、エレベータの故障や動作状態などを表示する監視盤との兼用としてもよい。
次に、避難方法の作成方法について説明する。避難方法作成部8では、火災・煙発生場所設定部6で設定された火災・煙発生場所に基づいて、煙や火災が発生している場所や防火区画を避け、かつ乗場や避難先階が混雑しないように、エレベータの避難運転方法が作成される。これにより、各階の乗場等の混雑をできるだけ回避し、パニックの発生を防止する。また、避難方法作成部8では、決定したエレベータの避難運転方法に応じて、エレベータを用いずに避難する在館者のための避難方法を決定してもよい。
図2は図1の避難方法作成部8による避難方法の決定結果及びその避難方法に応じた乗場表示器18による表示内容の一例を示す説明図である。この例では、2機のエレベータが設置されているビルの7階で火災が発生した場合について示している。図において、避難方法のEV利用経路では、エレベータ(1号機及び2号機)を使った避難経路を矢印で示している。また、階段利用経路では、階段を使った避難経路を矢印で示している。
図2のような状況においては、火災が発生している7階を避け、かつ乗場が混雑しないように、1号機及び2号機の停止階(避難乗車階及び避難先階の少なくともいずれか一方)が互いに異なるように設定されている。例えば、1号機は、火災発生階の1階上の8階と1階との間で運転され、2号機は、1号機の停止階の1階上である9階と2階との間で運転される。このような避難運転方法は、避難方法作成部8から避難方法設定部10へ出力される。
ここで、避難方法作成部8で作成される避難運転方法をSMDと称するとすると、SMDは、例えば次のようなルールによって決定することができる。
ルール1.
if(火災の発生場所の情報が得られた)Then
if(火災発生場所がx階)Then
SMD=1号機は(x+1)階と1階との間の往復運転、
2号機は{(最上階−x−1)/2+x+1}階と2階との間の往復運転。
End if
Else
SMD=(最上階×3/4)階と1階との間の往復運転(1号機、2号機とも)
End if
即ち、火災・煙発生場所設定部6により火災の発生場所が設定されており、その場所がx階であった場合、1号機は(x+1)階と1階との間で往復運転され、2号機は{(最上階−x−1)/2+x+1}階と2階との間で往復運転される。また、災害運転モードにおいて、火災の発生場所が設定されていない場合には、1号機及び2号機は、暫定的に(最上階×3/4)階と1階との間で往復運転されることになる。このルール1は、避難方法の作成方法の一例である。ここでは、予め設定されたルール1に、火災発生場所を入力することにより、火災発生場所に応じた避難運転方法が作成される。また、火災発生場所が設定されない場合にも、その条件に応じた避難方法が作成(選択)されるようになっている。
なお、火災発生場所は階床単位ではなく、防火区画単位で考えて、危険な防火区画を避けるように、エレベータの運行方法を決定してもよい。
また、火災以外の災害発生時には、火災の発生とは関係なく、避難を行う必要がある。従って、その場合には、火災・煙発生場所設定部6では火災・煙発生階の設定は行わない。但し、火災以外の災害時でも、例えばガスの発生、水の浸水、地震による壁の崩壊などが発生し、特定のエリアが危険な場合には、その場所を災害発生場所として、火災・煙発生場所と同様に、火災発生場所操作入力部7等から設定してもよい。このような場合、災害発生場所は、火災・煙発生場所と等価であるとみなすことができる。
避難方法作成部8により避難方法が決定されると、避難方法設定部10により運行制御部9に信号が出力され、エレベータの運行制御が行われる。また、かご内表示器17、乗場表示器18、かご音声出力器19、乗場音声出力器20及び管理室ディスプレイ21により、避難方法に応じた案内情報が出力される。
即ち、火災発生階である7階の乗場表示器18には、例えば「当階で火災が発生しています。東側非常階段で8階へ避難し、8階からエレベーターで1階へ避難してください。」等の文字情報が表示される。また、6階の乗場表示器18には、例えば「7階で火災が発生しています。東側非常階段で1階へ避難してください。」等の文字情報が表示される。
このように、火災発生場所の情報の有無及び内容に応じて避難方法を作成する避難方法作成部8を用い、エレベータの運行を制御するとともに、乗客への情報の告知を制御するようにしたので、災害時の避難効率を向上させることができる。また、避難方法作成部8では、1号機及び2号機の停止階が互いに異なるようにエレベータの避難運転方法を作成するので、乗場の混雑を緩和することができ、避難運転時の運転効率をさらに向上させることができる。
なお、上記の例では、建物内に2機のエレベータが設置されている場合について示したが、3機以上のエレベータが設置されている場合にも、この発明は適用できる。この場合、全てのエレベータの停止階を互いに異なるようにしても、またエレベータを複数組のブロックに分け、ブロック毎に停止階を異ならせてもよい。
また、1つの昇降路に複数台のかごが設置されているワンシャフトマルチカータイプのエレベータ、ダブルデッキタイプのエレベータ、及び循環路内をかごが循環される循環式のエレベータにも、この発明は適用できる。
また、上記の例では、建物内に複数機のエレベータが設置されている場合について示したが、建物内にエレベータが1機のみ設置されている場合にも、この発明は適用できる。即ち、避難運転時に、避難乗車階と避難先階との間をかごが複数回往復する場合、そのかごの避難乗車階及び避難先階の少なくともいずれか一方をシーケンシャルにずらすようにしてもよい。例えば、図2の避難方法において、エレベータが1機しかない場合、例えば8階と1階との間、及び9階と2階との間をかごが交互に移動するようにすればよい。
さらに、避難方法出力部11は、居住者や管理者だけではなく、必要に応じて、防災責任者、消火活動責任者、救出活動責任者及び消防士などに避難方法SMDを告知する機能を持たせてもよい。
さらにまた、上記の例では、避難方法設定部10からの信号を運行制御部9及び避難方法出力部11に出力したが、いずれか一方のみへ出力してもよい。即ち、運行制御部9のみへ出力して、乗客への避難方法の告知は省略するか、又は他の建物内設備により別途行ってもよい。また、乗客への避難方法の告知はエレベータ設備により行い、エレベータの運行は通常のままとすることも可能である。この場合、エレベータの利用者は、指定された避難方法に従って、エレベータの乗車階や避難先階を選択することになる。
また、上記の例では、かご内表示器17、乗場表示器18、かご音声出力器19、乗場音声出力器20及び管理室ディスプレイ21の5種類の情報告知手段により、避難方法の情報を出力したが、必ずしてもこれら全ての情報告知手段により避難情報を出力しなくてもよく、これらのうちの一部の情報告知手段のみで避難誘導情報を出力してもよい。
さらに、火災・煙発生場所設定部6からの情報が時間的に変化している場合、その変化に応じて新たな避難運転方法を避難方法作成部8で作成し、避難方法設定部10により避難運転方法を随時設定し直してもよい。
実施の形態2.
次に、図3はこの発明の実施の形態2によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。図において、避難方法出力部11には、個人端末向け出力制御部22及び個人端末向け通信送受信部23が設けられている。避難方法設定部10により設定された避難方法は、個人端末向け出力制御部22から個人端末向け通信送受信部23を介して個人端末装置24に出力される。個人端末装置24は、個人端末側送受信部25及び個人端末出力部26を有している。
個人端末装置24は、建物内の在館者が持っている携帯電話、PDA及びモバイルPC等である。個人端末出力部26は、個人端末装置24に設けられたディスプレイや音声出力器(スピーカ)等である。個人端末向け出力制御部22は、個人端末装置24で避難方法を出力させて避難誘導を行うために、個人端末向け通信送受信部23から出力するデータの構築、及び個人端末向け通信送受信部23の制御を行う。個人端末向け通信送受信部23と個人端末側送受信部25との間の通信は、個人端末装置24の種類に応じて、例えば電磁波や赤外線等により行われる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
このように、避難方法の情報を個人端末装置24により出力させることにより、乗場やかご等のエレベータ設備から離れた場所にいる在館者にも、避難方法をより確実に伝えることができ、乗場の混雑をより確実に緩和することができる。
実施の形態3.
次に、図4はこの発明の実施の形態3によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。図において、避難方法作成部8は、避難方法候補作成部31、在館者情報入力部32、シミュレーション部33、避難方法乗場混雑度評価部34及び避難方法選択決定部35を有している。即ち、避難方法作成部8は、火災・煙発生場所情報に基づいて複数の避難方法候補を作成し、シミュレーションによって各避難方法候補の評価を行い、評価の最も高い避難方法候補を選択して適切な避難方法として決定する。
避難方法候補作成部31は、火災・煙発生場所情報に基づいて、火災や煙が発生している場所や防火区画を避け、かつ乗場や避難先階が混雑しないように避難可能な複数の避難方法の候補を作成する。在館者情報入力部32は、例えば建物内の各階毎の在館者数など、避難方法決定に必要な在館者情報を入力する。
ここで、在館者情報入力部32により入力される在館者情報をPAと称するとすると、PAは例えば次のように示される。
PA={P(地下階在館者数)、P(1階在館者数)、・・・、P(最上階在館者数)}
上式において、P(x階在館者数)とは、x階の在館者人数を表す。
また、シミュレーション部33は、与えられた避難方法候補と在館者情報とから、シミュレーション(演算)を行い、乗場の混雑度や避難時間を求める。避難方法乗場混雑度評価部34は、予め設定された評価関数によって、シミュレーション部33で求められた結果の評価を行う。この評価関数としては、例えば、避難出発階xの各乗場の混雑度CEO(x,t)の最大値、又は避難先階yの各乗場ホール混雑度CED(y,t)の最大値を求めればよい。また、危険度の高い火災発生階以上の避難出発階xの各乗場ホールの混雑度CEO(x,t)の最大値を求めてもよい。また、これらの平均値を取ってもよい。
避難方法乗場混雑度評価部34で得られた評価結果は、避難方法選択決定部35及び避難方法候補作成部31に出力される。避難方法選択決定部35では、避難方法乗場混雑度評価部34で得られた評価結果のうち最も良い値の避難方法候補を最適な避難方法として避難方法設定部10へ出力する。また、避難方法候補作成部31では、避難方法乗場混雑度評価部34からの情報を逐次的な避難方法候補作成の際に利用することができる。
図5は図4の避難方法候補作成部31で作成される避難方法候補の一例を示す説明図であり、ここでは図2に示した避難方法を候補の一例として示している。
図6は図4のシミュレーション部33を示すブロック図である。シミュレーション部33は、エレベータ利用乗客数演算部36及びエレベータ利用シミュレーション部37を有している。エレベータ利用乗客数演算部36では、在館者情報入力部32で入力された在館者情報(PA)と図5で表される避難方法候補とから、避難の際にエレベータを利用する人数が演算される。
エレベータ利用乗客数演算部36による演算結果は、図5に示した避難方法候補の場合であれば図7のように表される。図7において、PEx,yは、x階からy階へエレベータで移動する在館者の人数を表している。従って、1≦x≦最上階、1≦y≦最上階である。
例えば、図5で示した避難方法候補であれば、ある時間tにおけるエレベータ利用者数は次式で表される。
PE9,1(t)=P(9階在館者数)f(9,9,t)+P(10階在館者数)f(10,9,t)
PE8,1(t)=P(8階在館者数)f(8,8,t)+P(7階在館者数)f(7,8,t)
PEx,y(t)=0(x=9かつy=1、又はx=8かつy=1の場合以外)
ここで、PEx,y(t)は、エレベータ利用者数の要素が時間と共に変化する場合の時刻tにおける値を示している。また、f(x,y,t)は時刻tにおいて、x階全体からy階の乗場に移動した人の比率を表しており、例えば正規分布に従うように与えてもよい。さらに、x階全体からy階の乗場への移動完了時間の推定値をMCEx,yとした場合には、次式のようにf(x,y,t)を与えてもよい。
f(x,y,t)=1/MCEx,y
エレベータ利用シミュレーション部37では、エレベータ利用乗客数と図5の避難方法候補とに基づいて、エレベータ移動のシミュレーションを行う。その結果、エレベータ利用シミュレーション部37は、避難乗車階(避難出発階)xの各乗場混雑度(CEO(x,t))、又は避難先階yの各乗場混雑度(CED(y,t))を出力する。
避難乗車階xの各乗場混雑度CEO(x,t)は、例えば次式により演算可能である。
Figure 2005104631
上式において、t1は避難を開始した時刻である。CAPAは、かご1台あたりの定員である。g(x,τ)は、時刻τにおいて、かごがx階を出発した場合には1をとり、その他の場合には0をとる関数であり、シミュレーション結果から得られるかごの出発時刻や出発間隔から得ることができる。
また、避難先階yの各乗場混雑度CED(y,t)は、例えば次式により演算可能である。
Figure 2005104631
上式において、LRは、人が単位時間に乗場から立ち去る人数を表している。h(y,τ)は、時刻τにおいて、かごがy階に到着した場合には1をとり、その他の場合には0をとる関数であり、シミュレーション結果から得られるかごの到着時刻や到着間隔から得ることができる。
なお、エレベータ利用シミュレーション部37は、例えば、各階又は建物全体の待ち時間や、PEx,yで表される数の乗客を運び終えるのに必要な時間を出力してもよい。また、階段を移動する在館者のシミュレーションを同時に実施し、階段移動者が避難を終えるのに必要な時間を出力してもよい。
図8は図5に示した避難方法候補におけるエレベータ停止階における推定混雑度を示す説明図である。この避難方法候補では、8階及び9階が避難乗車階、1階及び2階が避難先階である。そして、シミュレーションの結果から、避難開始後5分(t=5分)で、9階に20人、8階に10人の待ち客が発生することが推定されている。また、避難開始後6分(t=6分)で2階に15人、避難開始後7分(t=7分)で1階に10人の降車した人が発生することが推定されている。従って、推定最大混雑度としては、避難開始後5分で9階に20人となる。
このように、実施の形態3のエレベータの制御装置によれば、複数の避難方法候補の中から、より効率的な避難方法、例えば推定最大混雑度が最小となる避難方法を選択して実施することができ、避難効率を向上させることができる。
実施の形態4.
次に、図9はこの発明の実施の形態4によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。図において、避難方法作成部8には、乗場混雑度検出部である各階乗場人数検出部38からの信号が入力される。各階乗場人数検出部38は、各階に設けられた例えば画像センサ等の乗場センサによって、避難乗車階の乗場待ち客数や避難先階の乗場滞留人数、即ち混雑度を検出する。避難方法作成部8は、火災・煙発生場所情報及び各乗場の混雑度情報に基づいて、より適当な避難方法を作成する。他の構成は、実施の形態1と同様である。
避難方法作成部8では、まず実施の形態1と同様に、適切な避難運転方法SMDが作成される。そして、SMDに基づいた信号が避難方法作成部8から避難方法設定部10に出力される。この後、避難方法作成部8では、各階乗場人数検出部38で送られる混雑度情報に応じて、避難運転方法の変更を行う。例えば、待ち客数が1台のかご定員よりも大きい場合、避難乗車階を新たに設ける。
避難乗車階を新たに設ける方法としては、例えば、次のようなルールを用いる方法がある。なお、THOは、避難乗車階を追加する場合の混雑度の閾値であり、予め設定しておくものである。
ルール2.
if(避難乗車階であるx階の混雑度CEO(x,t)>THO)Then
if(x階は最も上の避難乗車階)Then
x階と最上階との中間の階を新たな避難乗車階とするようSMDを修正
Else
x階と1つ上の避難乗車階との中間の階を避難乗車階とするようSMDを修正
End if
ルール2において、
また、避難先階の乗場滞留人数や混雑度が予め設定した値以上になった場合には、避難先階を新たに設けて、避難運転方法の変更を行う。
避難先階を新たに設ける方法としては、例えば、次のようなルールを用いる方法がある。
ルール3.
if(避難先階であるy階の混雑度CED(x,t)>THD)Then
(y+1)階を新たな避難先階とするようSMDを修正
End if
このように、避難方法作成部8は避難乗車階や避難先階の乗場の混雑度に応じて避難方法を変更することができるので、乗場の混雑とそれによるパニックとをより確実に低減することができ、災害時の避難効率をさらに向上させることができる。
この発明の実施の形態1によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。 図1の避難方法作成部による避難方法の決定結果及びその避難方法に応じた乗場表示器による表示内容の一例を示す説明図である。 この発明の実施の形態2によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。 この発明の実施の形態3によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。 図4の避難方法候補作成部31で作成される避難方法候補の一例を示す説明図である。 図4のシミュレーション部を示すブロック図である。 図6のエレベータ利用乗客数演算部による演算結果の一例を示す説明図である。 図5に示した避難方法候補におけるエレベータ停止階における推定混雑度を示す説明図である。 この発明の実施の形態4によるエレベータの制御装置を示すブロック図である。
符号の説明
5 火災・煙発生場所検知部、6 火災・煙発生場所設定部、8 避難方法作成部、9 運行制御部、11 避難方法出力部、31 避難方法候補作成部、33 シミュレーション部。

Claims (6)

  1. 災害時に建物内の在館者の避難方法を作成する避難方法作成部を備え、上記避難方法作成部により作成された避難方法に基づいて、災害時のエレベータの制御を行うエレベータの制御装置であって、
    上記避難方法作成部は、乗場の混雑を低減するように、避難者が乗車する避難乗車階及び避難者が降車する避難先階の少なくともいずれか一方を複数の階に分散させた避難方法を作成することを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 災害発生場所検知部からの情報により、建物内における災害発生場所を設定する災害発生場所設定部をさらに備え、上記避難方法作成部は、上記災害発生場所設定部からの情報に基づいて避難方法を作成することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 災害時に上記避難方法作成部により作成された避難方法に従ってエレベータの運行を制御する運行制御部をさらに備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 上記避難方法作成部からの情報に基づいて、災害時にエレベータの情報告知手段により上記避難方法に応じた避難誘導のための案内情報を出力させる避難方法出力部をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
  5. 上記避難方法作成部は、複数の避難方法候補を作成する避難方法候補作成部と、上記避難方法候補作成部で作成された避難方法候補に対してシミュレーションを行うシミュレーション部とを有し、シミュレーションの結果に応じて避難方法候補の中から避難方法を選択決定することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
  6. 上記避難方法作成部は、乗場の混雑度を検出する乗場混雑度検出部からの混雑度情報に応じて、避難乗車階及び避難先階の少なくともいずれか一方を分散させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載のエレベータの制御装置。
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