JP2016160004A - エレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法 - Google Patents

エレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ワンシャフトマルチエレベータにおいて、火災発生時に、複数のかごを利用して、乗場に待機している利用者を避難階に効率よく誘導できる。
【解決手段】ワンシャフトマルチエレベータに適用され、火災発生時に、利用者を避難階に誘導する火災時運転制御部11は、画像撮影部4により撮像された各階床の乗場3の映像を基に、利用者数情報を推定する利用者数推定部12、利用者数情報に基づいて、利用者をそれぞれのサービスゾーン内の避難階に移動させるために必要な救出時間のばらつきが、予め設定された許容範囲内になるように、サービスゾーンを決定し、サービスゾーン情報を生成するサービスゾーン決定部14、及びサービスゾーン情報に基づいて、かごそれぞれの避難運転を実行する避難運転制御部15を有する。
【選択図】図2

Description

この発明は、共通のシャフト内に独立して走行する複数台のかごを有するエレベータにおいて、建物内の火災発生時に利用者をスムーズに避難階に誘導するエレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法に関するものである。
共通のシャフト内に独立して走行する複数台のかごを有するワンシャフトマルチエレベータが設置された建物内で火災が発生したとき、火災発生階を基準に各かごのザービスソーンを決定するエレベータの制御装置が従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示されたエレベータの制御装置は、火災発生階よりも上の階にいる利用者を、以下の手順により、避難階に誘導している。
(手順1)上かごにより、火災階+1階で降車させる。
(手順2)その後、火災階−1階に非常階段で降りるように誘導する。
(手順3)火災階−1階に到着した利用者を下かごに誘導し、下かごにより、救出階で降車させる。
しかしながら、特許文献1に開示されたエレベータの制御装置では、火災発生階が、建物の最上階または最下階に近い階である場合、各かごのサービスゾーンの範囲の差が大きく、避難の効率が悪くなってしまうという問題があった。
そこで、予め記憶されているビルの階床毎の居住者人数からサービスゾーンを決定するエレベータ設備計画装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。また、その他にも、各階の乗場に設けた乗場画像センサから避難乗客待ち時間を算出し、利用者を空いている乗場に非常階段を使って移動するように誘導し、効率的な避難誘導を行うエレベータの制御装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−148591号公報 特開2004−075308号公報 特開2005−104631号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
特許文献2に開示されたエレベータ設備計画装置は、予め記憶されている階床毎の居住者人数に基づいてサービスゾーンを決定している。しかしながら、利用者が、階床間の移動を行うことが多いオフィスビルなどにおいては、予め記憶されている階床毎の居住者人数と、実際に火災が発生した際の階床毎の居住者数が必ずしも一致するとは限らない。これにより、特許文献2による制御方式では、避難効率が悪化してしまう恐れがあった。
また、利用者の中には、エレベータを使わず、非常階段を使用して避難する利用者がいることが考えられる。このため、予め記憶されている居住者人数からサービスゾーンを決定することに意味がなくなってしまうという問題があった。
また、特許文献3に開示されたエレベータの制御装置は、避難誘導の効率化を図るために、必要に応じて、非常階段を使った移動を行っている。しかしながら、車いす使用者など、足の不自由な利用者にとっては、非常階段を使っての移動が困難であるという問題があった。この問題は、先の特許文献1でも、発生する問題である。
さらに、空いている乗場が上の階である場合に、上の階に向けて非常階段を上る利用者と、エレベータを使わず、非常階段を下りて避難する利用者とが交差して、2次災害が発生する恐れもあった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ワンシャフトマルチエレベータにおいて、火災発生時に、複数のかごを利用して、乗場に待機している利用者を避難階に効率よく誘導できるエレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法を得ることを目的とする。
この発明によるエレベータの制御装置は、共通のシャフト内を複数のかごが独立して走行するワンシャフトマルチエレベータに適用され、火災発生時に、各階床の乗場の利用者を避難階に誘導するためにかごの配車制御を行う火災時運転制御部を備えたエレベータの制御装置であって、火災時運転制御部は、乗場のそれぞれに設置された画像撮影部により撮像された各階床の乗場の映像を基に、火災発生時においてそれぞれの階床にいる利用者数情報を推定する利用者数推定部、割り当てられた階床が重複しないようにかごそれぞれに対してサービスゾーンを決定するに当たって、利用者数情報に基づいて、それぞれのサービスゾーンに含まれる階床の利用者を、それぞれのサービスゾーン内の避難階に移動させるために必要な救出時間のばらつきが、予め設定された許容範囲内になるように、サービスゾーンを決定し、サービスゾーン情報を生成するサービスゾーン決定部、及びサービスゾーン情報に基づいて、複数のかごのいずれかに乗車した避難誘導者によるかご内からの操作入力に基づいて、かごそれぞれの避難運転を実行する避難運転制御部を有するものである。
また、この発明によるエレベータの制御方法は、共通のシャフト内を複数のかごが独立して走行するワンシャフトマルチエレベータに適用され、火災発生時に、各階床の乗場の利用者を避難階に誘導するためにかごの配車制御を行う火災時運転制御部を備えたエレベータの制御装置において実行されるエレベータの制御方法であって、火災時運転制御部において、乗場のそれぞれに設置された画像撮影部により撮像された各階床の乗場の映像を基に、火災発生時においてそれぞれの階床にいる利用者数情報を推定する利用者数推定ステップと、割り当てられた階床が重複しないようにかごそれぞれに対してサービスゾーンを決定するに当たって、利用者数推定ステップにおいて推定された利用者数情報に基づいて、それぞれのサービスゾーンに含まれる階床の利用者を、それぞれのサービスゾーン内の避難階に移動させるために必要な救出時間のばらつきが、予め設定された許容範囲内になるように、サービスゾーンを決定し、サービスゾーン情報を生成するサービスゾーン決定部ステップと、複数のかごのいずれかに乗車した避難誘導者によるかご内からの操作入力に基づいて、かごそれぞれの避難運転を実行する避難運転制御部ステップとを有するものである。
この発明によれば、火災発生時に、それぞれの乗場に設置された画像撮影部からの映像を基に、建物内の乗場毎の利用者数を推定し、利用者数に応じて動的にかご毎のサービスゾーンを決定する構成を備えている。これにより、ワンシャフトマルチエレベータにおいて、火災発生時に、複数のかごを利用して、乗場に待機している利用者を避難階に効率よく誘導できるエレベータの制御装置、及びエレベータの制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるワンシャフトマルチエレベータを示す構成図である。 図1の制御装置の構成の要部を示す全体図である。 避難誘導者が、避難運転方式を決定する一連の動作を示すフローチャートである。 各かご独立避難運転において、サービスゾーン決定部が、上かご及び下かごのサービスゾーンを決定した具体例を示す図である。 火災時運転制御部が各かご独立避難運転を行っている一連の動作を示すフローチャートである。 火災時運転制御部がかご連動避難運転を行っている一連の動作を示すフローチャートである。 火災時運転制御部が片かご避難運転を行っている一連の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明のエレベータの制御装置の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるワンシャフトマルチエレベータを示す構成図である。本発明では、共通のシャフト1内に、複数台のかご2が独立して走行するするワンシャフトマルチシステムを対象としている。
本実施の形態1では、図1に示すように、共通のシャフト1内に、2台のかご2が設置されている状態を例に説明する。以下、図1において、かご2のうち、上方に配置されたかご2を、上かご2aと称し、下方に配置されたかご2を、下かご2bと称して説明する。
図1において、シャフト1には、複数の停止階の乗場3が設けられている。それぞれの乗場3には、図示しない乗場天井付近に設置された映像撮影部4が設けられている。映像撮影部4には、例えば、乗場3の状態を動画撮影するカメラが用いられている。以下、映像撮影部4をカメラ4として説明する。
また、シャフト1内には、上かご2aに対応する上釣合錘5aと、下かご2bに対応する下釣合錘5bとが、設けられている。さらに、シャフト1の上部に設けられた機械室6には、第1巻上機7a及び第2巻上機7bが設置されている。
上かご2aと上釣合錘5aとは、第1巻上機7aに巻回された主索8aによりシャフト1内に吊り下げられている。そして、上かご2aと上釣合錘5aとは、第1巻上機7aの駆動によりシャフト1内を反対方向に昇降される。
一方、下かご2bと下釣合錘5bとは、上かご2aと上釣合錘5aと同様に、第1巻上機7bに巻回された主索8bによりシャフト1内に吊り下げられている。そして、下かご2bと下釣合錘5bとは、第2巻上機7bの駆動によりシャフト1内を反対方向に昇降される。
第1巻上機7a及び第2巻上機7bのそれぞれは、機械室6に設置されたエレベータの制御装置10により駆動される。制御装置10は、第1巻上機7a及び第2巻上機7bのそれぞれの駆動を制御することで、上かご2a及び下かご2bの運転を、相互に連携して管制制御している。これにより、上かご2a及び下かご2bは、シャフト1内で干渉することなく、それぞれ独立してシャフト1内を昇降される。
図2は、図1の制御装置10の構成の要部を示す全体図である。なお、図2では、上かご2a及び下かご2bをかご2としてまとめて記載しており、上かご2a及び下かご2b共に内部構成は、同様である。
図2に示すように、かご2それぞれの内部には、かご内操作盤20が設けられている。かご内操作盤20は、操作釦21と、表示器22と、インターホン23とを有している。
操作釦21は、かご2内にいる利用者が、所望の行先階を登録する呼び登録の際に操作する釦になっている。操作釦21は、行先階が登録できれば、特に限定されないが、例えば、行先階の表示になっている釦が挙げられる。
また、後述する制御装置10内の避難運転制御部15は、避難誘導者に向けて、何階から何階までの避難誘導を行うかがわかるように、避難誘導を行う階床に対応する操作釦21を点灯させる、または避難誘導を行う階床に対応する操作釦21のフリッカー速度を調整して操作釦21を点滅させるように、表示制御を行っている。さらに、避難運転制御部15は、火災発生階を特定できるような表示を操作釦21に対して行うこともできる。
表示器22は、エレベータの運転情報を表示する。具体的な表示内容には、例えば、通常運転時であれば、かご2の進行方向、かご2が現在走行している階などが表示器22に表示される。また、火災、地震などの非常運転時には、利用者に向けた火災または地震発生情報などが表示器22に表示される。
また、本発明では、避難誘導者に向けて、何階から何階までの避難誘導を行うかといった内容を表示器22に表示させることができる。また、カメラ4から取得した乗場3の映像を、必要に応じて、表示器22直接表示できるように構成することもできる。
インターホン23は、図示しないかご2内の非常釦が押されたとき、管理センターと音声でのやり取りができるようになっている。また、本発明では、かご2間でも、避難誘導者同士、または避難誘導者と利用者とが、インターホン23を介して音声のやり取りができるようになっている。
制御装置10には、CPU、ROM、RAM、及び信号変換装置を有するエレベータ制御コンピュータが用いられている。制御装置10の動作は、エレベータ制御コンピュータのプロセッサがメモリに記憶されたプログラムを実行することにより実行される。なお、制御装置10は、複数のプロセッサ及び複数のメモリが連携して実行する構成としてもよい。
また、図2に示すように、制御装置10は、火災が発生した時に運転を制御する火災時運転制御部11を有している。ここで、火災時運転制御部11は、利用者数推定部12と、避難運転方式決定部13と、サービスゾーン決定部14と、避難運転制御部15と、かご内表示制御部16と、戸開閉制御部17と、インターホン制御部18とを有して構成されている。
火災時運転制御部11は、建物内に設置された火災報知器(図示せず)から火災が発生した情報を受信することで、かご2を避難誘導に活用するための火災時運転制御を開始する。このとき、火災時運転制御部11は、建物内のどの階の火災報知器が作動したかに関する情報、すなわち火災発生階に関する情報を取得し、図示しない記憶部に記憶する。
また、火災時運転制御を開始した後、火災時運転制御部11の利用者数推定部12は、乗場3のそれぞれに設けられたカメラ4から乗場3の映像を取得し、乗場3毎に待機している利用者数を、利用者数情報として推定する。利用者数推定部12で実行される利用者数の推定方法は、特に限定されないが、例えば、カメラ4から取得した映像を静止画像処理し、見えている床面積と、予め記憶しておいた全床面積とを比較して推定する方法が挙げられる。
利用者数推定部12は、推定した利用者数情報を、サービスゾーン決定部14に送信する。サービスゾーン決定部14は、利用者数推定部12から受信する利用者数情報と、避難運転方式決定部13から受信する運転方式情報とから、かご2毎のサービスゾーンを決定する。ここで、運転方式情報について、以下に詳しく説明する。
避難運転方式決定部13には、避難誘導者の人数によって異なる避難運転方式が、避難誘導者により入力される。かごが2つであることを前提とした場合、本実施の形態1における避難運転方式としては、以下の3方式が用いられる。
(第1方式)避難誘導者2人による各かご独立避難運転:それぞれのかごに避難誘導者が乗車している状況が確認できた後に、それぞれのかごを独立に運転し、避難誘導を行う方式である。
(第2方式)避難誘導者1人によるかご連動避難運転:一方のかごだけに避難誘導者が乗車している状況が確認できた後に、一方のかごに連動して、他方のかごを運転し、避難誘導を行う方式である。
(第3方式)避難誘導者1人による片かご避難運転:一方のかごだけに避難誘導者が乗車している状況が確認できた後に、一方のかごだけで避難誘導を行う方式である。
かご2それぞれに、避難誘導者が1人ずつ乗車した状態となっている第1方式による各かご独立避難運転では、かご2毎に、第1方式に対して適切に割り当てられたサービスゾーン内で、利用者の避難階への避難誘導を行うことができる。
また、第2方式によるかご連動避難運転は、一例として、下かご2bだけに避難誘導者が乗車しているとすると、所望の距離離れた階に配置した上かご2aを、下かご2bと連動して動かすことで、利用者の避難階への避難誘導を行うことができる。
すなわち、この第2方式は、第2方式に対して適切に割り当てられたサービスゾーン内で、下かご2bを避難誘導用に運転するとともに、下かご2bの動作に付随して、所望の距離離れた階に上かご2aを移動させることで、上かご2a、下かご2bを利用して避難誘導を行う方式である。
また、第3方式による片かご避難運転は、一例として、下かご2bだけに避難誘導者が乗車しているとすると、上かご2aを建物の終端階に移動させ、下かご2bだけを動かすことで、終端階以外の階床にいる利用者の避難階への避難誘導を行うことができる。
すなわち、この第3方式は、第3方式に対して適切に割り当てられたサービスゾーン内で、下かご2だけを用いて避難誘導を行う方式である。
避難運転方式を決定する方法を、図3を用いて説明する。図3は、避難誘導者が、避難運転方式を決定する一連の動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、ステップS101において、避難運転制御部15は、避難誘導者からの操作入力に基づいて、インターホン23を介したかご間の通信を可能とする。ここで、かご2間でインターホン23を介して通信を行うために、下かご2bに乗った避難誘導者は、所望の操作をする必要がある。所望の操作は、特に限定されないが、例えば、操作釦21の決められた番号と非常釦とを同時に押す操作が挙げられる。
避難運転制御部15は、インターホン23による通信を可能にするための所望の操作入力を受信した場合には、インターホン制御部18に対して、かご2間の通信を可能にする指示を送信する。この結果、インターホン制御部18により、かご2間の通信ができるようになる。
次に、ステップS102において、避難運転方式決定部13は、インターホンを活用した通信の結果に基づく避難誘導者からの操作入力を受信し、いずれの避難運転方式を採用すべきかを判断する。具体的には、先ず、避難誘導者は、一方のかご2に乗り込み、インターホン23を介して、他方のかご2と通信を行い、避難誘導者が、自分1人だけであるか、他方のかごにも乗車しているかを確認する。
そして、避難誘導者が2人いることを確認できた場合には、通信を開始した方のかご2の避難誘導者、すなわち、下かご2bの避難誘導者は、操作釦21を介して特定の操作を行うことで、避難運転方式決定部13に、第1方式である各かご独立避難運転を行うか否かを識別するための入力を行う。
この結果、避難運転方式決定部13は、第1方式を特定するための操作入力を受信することで、ステップS103に進み、避難運転方式を各かご独立避難運転に設定する。
一方、避難誘導者が1人しかいないことを確認できた場合には、避難誘導者は、操作釦21の表示状態から火災発生階を判断し、火災発生階の位置から判断して、かご2同士を連動させて運転すべきか否かを決定する。この判断は、避難誘導者に一任されていてもよいし、予め設定されたマニュアルに沿って決定してもよい。
避難誘導者は、決定した結果に基づいて、第2方式であるかご連動避難運転と、第3方式である片かご避難運転とを識別可能とするための入力を行う。この結果、避難運転方式決定部13は、第2方式を特定するための操作入力を受信することで、ステップS104に進み、避難運転方式をかご連動避難運転に設定する。一方、避難運転方式決定部13は、第3方式を特定するための操作入力を受信することで、ステップS105に進み、避難運転方式を片かご避難運転に設定する。
なお、第1方式〜第3方式を特定するための操作は、特に限定されないが、例えば、操作釦21の決められた複数の番号を同時に押すことにより識別する操作が挙げられる。
避難運転方式決定部13は、避難誘導者による特定の操作入力に基づいて決定した避難運転方式を運転方式情報として、サービスゾーン決定部14と、避難運転制御部15とに送信する。
サービスゾーン決定部14は、利用者数推定部12から受信した利用者数情報、及び避難運転方式決定部13から受信した運転方式情報に基づいて、かご2それぞれのサービスゾーンを決定し、サービスゾーン情報を生成する。
ここで、避難運転方式決定部13から受信する運転方式情報が、第1方式である各かご独立避難運転または第2方式であるかご連動避難運転であった場合、サービスゾーン決定部14は、シャフト1内にあるかご2の台数に基づいて、サービスゾーンを決定する。すなわち、本実施の形態1では、上かご2a及び下かご2bのサービスゾーンを決定する。
なお、本実施の形態1では、説明を簡素化するために、サービスゾーン決定部14が、それぞれのかごに対して決定したそれぞれのサービスゾーンの最下階を避難階として設定し、最下段のかごの最下階は、利用者が建物外に出ることができる救出階になっている場合について説明する。
ただし、避難階は、必ずしも、それぞれのサービスゾーンの最下階に設定する必要はなく、実際の救出階や他の建物との連絡階等を考慮して、実際の建物に対応した適切な位置を避難階として設定することも可能である。例えば、かご2が、2台であり、上かご2aのサービスゾーンが、火災発生階+M階から最上階までであった場合、煙が上昇することを考慮して、サービスゾーン決定部14は、避難階を、火災発生階の1つ下の階に設定する。なお、Mは、サービスゾーン決定部14により決定される自然数である。
図4は、避難運転方式として各かご独立避難運転を採用する場合において、サービスゾーン決定部14が、上かご2a及び下かご2bのサービスゾーンを決定した具体例を示す図である。図4では、建物は12階建てであり、11階に5人、8階及び9階に2人、7階に1人、4階に4人、3階に8人、2階に6人の利用者がいる状態になっている。さらに、火災発生階が6階であり、1階が建物外に出ることができる救出階であるとしている。
サービスゾーン決定部14は、まず始めに、仮のサービスゾーンを決定する。ここで、仮のサービスゾーンの決定方法は、例えば、建物をかご2の台数で割って決定する方法や、利用者数推定部12から受信した乗場3毎の利用者数を基に、サービスゾーン毎に人数がほぼ均等になるように決定する方法が挙げられる。
ここで、本実施の形態1では、サービスゾーン毎に人数がほぼ均等になるように決定する前者の方法を、仮のサービスゾーンの決定方法として採用する。図4では、4階以上の人数が14人で、1〜3階までの人数が14人と推定されている。従って、4階以上が、上かご2aのサービスゾーンに設定され、1〜3階までが、下かご2bのサービスゾーンに設定される。このとき、上かご2bの避難階は、4階になる。
次に、サービスゾーン決定部14は、現在の上かご2a及び下かご2bの停止位置を、図示しない位置検出装置、例えば、エンコーダから取得し、仮決定したサービスゾーンが妥当であるか否かを確認する。図4では、上かご2aが11階に停止しており、下かご2bが2階に停止している場合を例示している。
仮決定したサービスゾーンが妥当であるか否かを確認するために、サービスゾーン決定部14は、仮決定したサービスゾーン内の利用者全員が避難階に移動するまでの救出時間を、サービスゾーン毎に計算する。その後、サービスゾーン決定部14は、計算した全てのサービスゾーンでの救出時間を比較し、救出時間の差が、予め設定された所望の時間の範囲内であれば、仮決定したサービスゾーンが妥当であると判断する。
即ち、サービスゾーン決定部では、サービスゾーン毎の救出時間を比較し、救出時間のばらつきが、予め設定された許容範囲内になるように、かご毎のサービスゾーンを決定している。
このとき、サービスゾーン決定部14は、妥当であると判断したサービスゾーンのうち、上かご2aのサービスゾーンの最下階が、火災発生階であるか否かを、合わせて判断する。上かご2aのサービスゾーンの最下階が、火災発生階である場合、サービスゾーン決定部14は、上かご2aのサービスゾーンの最下階、すなわち、避難階を、火災発生階よりも1つ下の階に設定する。
従って、サービスゾーン決定部14は、上かご2aの避難階を修正した場合、下かご2bのサービスゾーンの最上階を1つ下の階にするように調整し、最終的なサービスゾーンを確定する。このようにして、サービスゾーン決定部14は、かご2毎のサービスゾーンが重ならないように、サービスゾーンを決定する。
ここで、救出時間は、位置検出装置から取得したかご位置からかご2を動作させ、乗場3を経由し、避難階まで移動する時間と、乗場3にいる利用者の人数から、到着したかご2が戸開してから利用者がかご2に乗り込み戸閉するまでの時間とを合計することにより求められる。なお、サービスゾーンにいる利用者全員を、1回で避難階に誘導できない場合、複数回、かご2が避難運転した時間も救出時間に含まれる。
サービスゾーン決定部14は、全てのサービスゾーンの救出時間の差が、予め設定された所望の時間の範囲内に収まるか、あるいは差が最も少なくなるようなサービスゾーンが決定すると、かご2毎のサービスゾーン情報を避難運転制御部15に送信する。
すなわち、図4では、仮決定したサービスゾーンにおいて、11階に停止している上かご2aが、11階、9階、8階、7階の利用者を、避難階の4階に避難させるのに必要な救出時間が、2階に停止している下かご2bが、3階、2階の利用者を1階に避難させるのに必要な救出時間よりも時間がかかると判断される。
そして、本実施の形態1では、11階に停止している上かご2aが、11階、9階、8階、7階の利用者を、6階に避難させる救出時間と、2階に停止している下かご2bが、4階、3階、2階の利用者を1階に避難させる救出時間との差が最も少なくなると判断される。
従って、上かご2aのサービスゾーンが、6階以上に設定され、下かご2bのサービスゾーンが、1〜5階に設定される。このとき、上かご2aの避難階は、6階に設定される。しかしながら、6階は火災発生階であるため、最終的なサービスゾーンは、上かご2aが、5階以上に設定され、下かご2bが、1〜4階に設定される。このとき、上かご2bの避難階は、5階になる。
一方、避難運転方式決定部13から受信した運転方式情報が、片かご避難運転であった場合、サービスゾーン決定部14は、上かご2aを最上階に停止させ、下かご2bのサービスゾーンを1階〜最上階−1階に決定する。
なお、片かご避難運転は、最上階に利用者が存在しなければ、下かご2bの1台だけによる救出運転に相当する。
避難運転制御部15は、サービスゾーン決定部14で決定されたサービスゾーン情報、及び避難運転方式決定部13で決定された運転方式情報に基づいて、火災発生時におけるかご2の避難運転制御を行う。
また、避難運転制御部15は、サービスゾーン情報及び運転方式情報に基づいて、かご内表示制御部16と、戸開閉制御部17と、インターホン制御部18とに指令を生成して送信する。
具体的には、避難運転制御部15は、運転方式情報が、各かご独立避難運転またはかご連動避難運転であった場合、サービスゾーン情報から、各かご2の操作釦21、表示器22、または両方に、サービスゾーンを表示するサービスゾーン表示情報を、かご内表示制御部16送る。
また、避難運転制御部15は、サービスゾーン表示情報をかご内表示制御部16に送ると共に、記憶部から火災発生階の情報もかご内表示制御部16に送る。これにより、かご内表示制御部16は、受信したサービスゾーン表示情報及び火災発生階の情報を基に、操作釦21及び表示器22の表示を行う。
すなわち、かご2それぞれの操作釦21、表示器22、または両方には、かご2が運転可能なサービスゾーンと火災発生階とが表示される結果、避難誘導者は、表示状態に基づいて適切な避難運転を行うことができる。
さらに、避難運転制御部15は、運転方式情報が、かご連動避難運転または片かご避難運転であった場合、避難誘導者が乗っていない上かご2aに割り当てられた乗場3の利用者数情報を、下かご2bの操作釦21、表示器22、または両方に表示させるために、「他方のかご情報」を生成し、かご内表示制御部16に送る。かご内表示制御部16は、受信した他方のかご情報を基に、操作釦21及び表示器22の表示を行う。
また、避難運転制御部15は、運転方式情報が、かご連動避難運転であった場合、上かご2aと下かご2bとのかごの戸を連動して操作可能にする戸連動情報を、戸開閉制御部17に送信する。戸開閉制御部17は、戸連動情報を受信した場合には、下かご2bの操作釦21が操作されることで、上かご2aの操作を、下かご2bに合わせて行う。
ただし、戸開閉制御部17は、上かご2a及び下かご2bを連動させているときに、上かご2aの操作釦21が操作されると、一時的に下かご2bとの連動を解除し、上かご2aの操作釦21の操作を優先する。これにより、下かご2bの避難誘導者に表示されていない利用者が、上かご2aの乗場3に来た場合でも、上かご2a内の利用者の操作により、上かご2aに乗ることができる。
次に、各かご独立避難運転において、制御装置10で実行されるエレベータの制御方法について、図5を用いて説明する。図5は、火災時運転制御部11が各かご独立避難運転を行っている一連の動作を示すフローチャートである。
火災が発生することで、制御装置10は、エレベータを通常運転している図示しない通常運転制御部から、火災運転制御部11にエレベータの運転を引き渡す。このとき、各かご2は、最寄り階で停止した状態になる。
火災運転制御部11は、先ず、ステップS201として、火災報知器からの受信結果に基づいて、火災発生階を特定し、記憶部に記憶させる。また、ステップS201では、これと同時に、火災運転制御部11の利用者数推定部12が、建物内の全ての乗場3に設けられたカメラ4から映像を取得し、乗場3毎の利用者数を推定し、利用者数情報を生成する。この推定処理は、利用者数推定ステップに相当する。
ステップS201の後、ステップS202に進み、サービスゾーン決定部14は、利用者数情報から、仮のサービスゾーンを設定する。ステップS202において設定した仮のサービスゾーン、及び利用者数情報を基に、サービスゾーン決定部14は、ステップS203において、仮のサービスゾーン毎の救出時間を算出する。
ステップS203で、サービスゾーン毎に救出時間を算出すると、サービスゾーン決定部14は、ステップS204において、サービスゾーン毎の救出時間の差が、予め設定された所望の時間の範囲内であるか否かを検出する。
ステップS204において、サービスゾーン毎の救出時間の差が、所望の時間の範囲よりも長い場合、サービスゾーン決定部14は、ステップS205に進み、仮のサービスゾーンの再設定を行う。
一方、先のステップS204において、サービスゾーン毎の救出時間の差が、所望の時間の範囲内である場合、サービスゾーン決定部14は、設定した仮のサービスゾーンを、サービスゾーンとして確定する。ここで、サービスゾーン決定部14は、決定した上かご2aのサービスゾーンの最下階を避難階に設定するが、ステップS206において、上かご2aの避難階に設定された階が火災発生階であるか否かを確認する。
ステップS206において、上かご2aの避難階が火災発生階であれば、サービスゾーン決定部14は、ステップS207に進み、上かご2aの避難階を、決定した階よりも1つ下の階に設定する。一方、先のステップS206において、上かご2aの避難階が火災発生階でなければ、サービスゾーン決定部14は、ステップS208に進み、先のステップS204で設定された上かご2a避難階をそのまま採用する。このステップS202〜S208は、サービスゾーン決定ステップに相当する。
なお、決定した上かご2aのサービスゾーンの最下階が、火災発生階より上階になっており、サービスゾーン決定部14が、避難階を、火災発生階−1階に設定する場合、ステップS206では、上かご2aのサービスゾーンの最下階が、火災発生階よりも上であるか否かを確認する。このようなステップS206において、上かご2aのサービスゾーンの最下階が、火災発生階よりも上であれば、サービスゾーン決定部14は、先のステップS207に進む。一方、上かご2aのサービスゾーンの最下階が、火災発生階よりも下であれば、サービスゾーン決定部14は、先のステップS208に進む。
サービスゾーン決定部14は、決定したサービスゾーン情報を避難運転制御部15に送る。避難運転制御部15は、サービスゾーン情報を基に、避難誘導者に向けて行われる、各かご2のサービスゾーンの表示、火災発生階の表示、及び乗場3毎の利用者数の表示を行うための表示情報を、かご内表示制御部16に送信する。
ステップS209において、かご内表示制御部16は、操作釦21、表示器22、または両方を介して、表示情報を表示する。ステップS209で、避難誘導者に向けて表示情報を表示した後、避難運転制御部15は、ステップS210において、停止しているかご2それぞれを、避難誘導者の操作により移動可能にし、避難運転を開始する。このステップS210は、避難運転制ステップに相当する。
避難運転制御部15は、先のステップS210において、避難運転を開始すると、ステップS211において、上かご2a及び下かご2b共に、避難誘導者により、避難が完了したか否かの所望の操作が行われたか否かを確認する。ここで、所望の操作は、特に限定されないが、例えば、操作釦21の決められた番号を押す操作が挙げられる。
ステップS211において、避難が完了した情報を受信した場合、ステップS212に進み、避難運転制御部15は、上かご2aを上かご2aの避難階よりも上階に移動させ、下かご2bにて、上かご2aの避難階の利用者を、救出階である1階に移動させる救出運転を行う。すなわち、それぞれのサービスゾーンで、各避難階までの移動が完了した後は、上かご2aによって、上かご2aに割り当てられた避難階まで避難してきた人々を、下かご2bを利用して、1階の救出階まで移動させる。
一方、ステップS211において、避難が完了した情報を受信しない場合、避難運転制御部15は、ステップS213に進み、上かご2aまたは下かご2bのいずれか一方の、避難が完了したか否かを確認する。ステップS213において、避難運転制御部15は、上かご2aまたは下かご2bのいずれか一方の避難が完了していた場合は、先のステップS201に戻り、再度、サービスゾーンを決定する。このとき、新たなサービスゾーンが、決定するまでは、上かご2a及び下かご2bは、既に決定しているサービスゾーンのまま避難運転が行われている。
一方、先のステップS213において、上かご2aまたは下かご2bのいずれか一方の避難が完了していない場合、避難運転制御部15は、ステップS214に進み、避難運転を開始してから所望の時間経過したか否かを確認する。ここで、所望の時間とは、予め設定された時間でもよいし、サービスゾーン決定部14により算出された救出時間であってもよい。
ステップS214において、避難運転を開始してから所望の時間経過した場合、上かご2aの避難階に一時的に待機している利用者をいち早く救出階に誘導するために、避難運転制御部15は、先のステップS201に戻り、再度、サービスゾーンを決定する。このとき、新たなサービスゾーンが、サービスゾーン決定部14により決定されるまでは、避難運転制御部15は、既に決定しているサービスゾーンのまま避難運転を行う。
次に、かご連動避難運転において、制御装置10で実行されるエレベータの制御方法について図6を用いて説明する。図6は、火災時運転制御部11がかご連動避難運転を行う場合の一連の動作を示すフローチャートである。
サービスゾーン決定部14が、先の図5のステップS201〜S208と同様に、サービスゾーンを決定した後、図6に示すように、制御装置10の避難運転制御部15は、ステップS301において、下かご2bに乗車している避難誘導者によって、操作釦21が操作されることで、下かご2bが避難誘導に向かうべき配車階が決定されたか否かを検出する。
ステップS301において、下かご2bの配車階が決定されると、避難運転制御部15は、ステップS302に進み、下かご2bの配車階よりもN階上の階、すなわち、上かご2aを配車する予定の階、に利用者がいるか否かを検出する。
なお、避難運転制御部15が、避難運転方式として、かご連動避難運転を採用する際に、上かご2aと下かご2bとの隔たりに相当するN階を決定する方法は、特に限定されないが、例えば、利用者数推定部12が割り出した利用者数情報を基に、上かご2aのサービスゾーンの利用者がいる最上階に上かご2aが配車されるように決定する方法が挙げられる。また、Nは、後述するように、下かご2bの動きに合わせて更新される。
ステップS302において、避難運転制御部15は、利用者数情報から下かご2bの配車階よりもN階上の階に利用者がいると判断すると、ステップS303に進み、下かご2bの配車階よりもN階上を上かご配車階に設定する。
一方、先のステップS302において、下かご2bの配車階よりもN階上の階に利用者がいないと判断すると、避難運転制御部15は、ステップS304に進み、ひとまず、サービスゾーンに関係なく、下かご2bの配車階よりも1つ上の階を、上かご配車階に設定する。なお、下かご2bの配車階よりも1つ上の階が、火災発生階である場合には、避難運転制御部15は、下かご2bの配車階よりも2つ上の階を上かご配車階に設定する。
避難運転制御部15は、避難誘導者が設定した下かご2bの配車階に下かご2bを移動させると共に、上かご2aを、先のステップS303または先のステップS304で決定した上かご配車階に移動させる。
この後、避難運転制御部15は、ステップS305において、上かご2aが、上かご配車階に停止したか否かを検出する。ステップS305において、上かご2aが、上かご配車階に到着すると、避難運転制御部15は、ステップS306に進み、下かご2bに乗車している避難誘導者に対して、上かご2aの配車階における乗場3の様子を、かご内表示制御部16及び表示器22を介して表示させる。
先のステップS306の後、避難運転制御部15は、ステップS307において、上かご2aの戸の戸開操作が、避難誘導者により下かご2bの操作釦21から実行されたか否かを検出する。
すなわち、避難誘導者は、自身が救出している下かご2bと共に、ステップS306による表示内容に基づいて、上かご2aの避難状態を確認している。そして、避難誘導者は、表示器22に表示された情報から上かご2aに乗る利用者がいると判断した場合には、下かご2bの操作釦21を操作することで、上かご2aの戸の戸開操作を行い、利用者がいないと判断すると、上かご2aの戸を開放しないように、ステップS307で判断している。
従って、避難運転制御部15は、先のステップS307において、予め設定された時間内に、戸開操作が行われない場合には、ステップS308に進み、上かご2aを戸閉させたまま、待機させ、その後、ステップS312へと進む。
一方、避難誘導者は、表示器22に表示された情報から、上かご2aに乗る利用者がいると判断すると、下かご2bの操作釦21に対して所望の操作を行うことで、上かご2aの戸を閉じて待機させる。ここで、所望の操作とは、特に限定されないが、例えば、操作釦21の決められた番号及び操作釦21の戸開釦を押す操作が挙げられる。
従って、避難運転制御部15は、先のステップS307において、所望の操作が行われた場合には、ステップS309に進み、上かご2aの戸を開放して待機させる。これとともに、避難誘導者は、インターホン23を介して利用者に上かご2a内に乗るように誘導することができる。
さらに、ステップS309の後、避難運転制御部15は、ステップS310において、上かご2aの戸の戸閉操作が、所定時間内に、避難誘導者により、下かご2bの操作釦21から実行されたか否かを検出する。
すなわち、避難誘導者は、下かご2bの利用者の下かご2bへの誘導と共に、上かご2aの状態を表示器22から確認するか、インターホン23を介して上かご2aの利用者が上かご2aに乗り込み完了したかを確認している。
そして、避難誘導者は、上かご2aの利用者が上かご2aに、確実に乗り込み完了したと判断すると、下かご2bの操作釦21に対して所望の操作を行うことで、上かご2aの戸を閉じる。ここで、所望の操作は、特に限定されないが、例えば、操作釦21の決められた番号及び操作釦21の戸閉釦を押す操作が挙げられる。
従って、避難運転制御部15は、先のステップS310において、所定時間内に戸閉操作が行われた場合には、ステップS311に進み、上かご2aの戸を閉じ、その後、ステップS312に進む。
ステップS311の後、避難運転制御部15は、ステップS312において、上かご2aの利用者によって、上かご2a内の操作釦21から、戸開操作が行われたか否かを確認する。
ステップS312において、上かご2aの利用者によって、上かご2a内の操作釦21から、戸開操作が行われたと判断すると、避難運転制御部15は、ステップS313に進み、下かご2bからの戸閉操作を無効化し、上かご2aの戸を開放する。
ステップS313で上かご2aの戸が開放されると、避難運転制御部15は、先のステップS310に戻り、再び、避難誘導者により、下かご2bの操作釦21により、戸閉操作が実行されたか否かを検出している。
一方、先のステップS312において、上かご2aの利用者によって、上かご2a内の操作釦21から、戸開操作が行われなかったと判断した場合には、ステップS314に進み、避難運転制御部15は、上かご2a及び下かご2b共に戸閉状態となったか否かを検出する。その後、避難運転制御部15は、ステップS315において、下かご2bに乗車している避難誘導者からの、移動階の入力を確認する。
ステップS315において、避難誘導者が、下かご避難階以外の階を、操作釦21から選択した場合には、避難運転制御部15は、先のステップS301に戻り、一連処理を繰り返す。
一方、先のステップS315において、避難誘導者が、下かご避難階を、操作釦21から選択した場合には、避難運転制御部15は、上かご2a及び下かご2bを、それぞれ避難階に移動させる。
その後、図示していないが、上かご2aのサービスゾーンの利用者全員が、上かご避難階に避難完了すると、先の図5のステップS212と同様、上かご2aを上かご2aの避難階よりも上階に移動させ、下かご2bにて、上かご2aの避難階の利用者を、救出階である1階に移動させる救出運転を行う。
なお、ステップS301〜S315は、下かご2bに避難誘導者が乗っているが、避難誘導者が上かご2aに乗っている場合にも、同様の考え方が適用でき、説明は省略する。
次に、片かご避難運転において、制御装置10で実行されるエレベータの制御方法について図7を用いて説明する。図7は、火災時運転制御部11が片かご避難運転を行っている一連の動作を示すフローチャートである。
図7に示すように、片かご避難運転では、各かご独立避難運転及びかご連動避難運転とは異なり、サービスゾーン決定部14が、サービスゾーンを算出することなく、予め記憶されたサービスゾーンに決定する。
従って、避難運転制御部15は、上かご2aを最上階で運休させるために、先ず、ステップS401において、上かご2aの戸を開放する必要かあるか否かを決定する。これは、避難誘導者が、上かご2a内に利用者がいるか否かを、インターホン23や表示器22を介して確認し、上かご2a内に利用者がいる場合には、上かご2aの戸を一旦、開放する必要があるからである。
ステップS401において、上かご2a内に乗客がいないため、避難誘導者から、上かご2aの戸開動作が不要であることを示す情報を受けた場合、避難運転制御部15は、上かご2aの戸を開放する必要がないと判断し、後述するステップS403に進む。
一方、先のステップS401において、上かご2a内に乗客がいるため、避難誘導者から、上かご2aの戸開動作が必要であることを示す情報を受けた場合、避難運転制御部15は、上かご2aの戸を開放し、利用者を降車させる。このとき、避難誘導者により利用者に対して、インターホンにてアナウンスが行われてもよいし、自動アナウンスが行われてもよい。
上かご2aの戸を開放した後、避難運転制御部15は、ステップS402に進み、利用者全員が上かご2aから降車した後に、上かご2aの戸が閉じたか否かを判断する。
ステップS402において、避難運転制御部15は、上かご2aの戸閉動作が完了すると、ステップS403に進み、上かご2aを最上階に移動させる。ステップS403で、上かご2aを最上階に移動させると、ステップS404において、避難運転制御部15は、上かご2aの運転を休止する。
その後、ステップS405において、避難運転制御部15は、下かご2bにより、最下階から最上階の1つ下の階までの救出運転を行う。そして、ステップS406において、避難運転制御部15は、救出運転が完了したことを避難誘導者から通知されると、救出運転を完了する。
なお、片かご避難運転において、最上階の乗場に利用者が居た場合には、次のような運用が考えられる。すなわち、最上階の利用者が健常者であると判断した場合には、階段を使って下階に移動するようにアナウンス等で誘導し、図7のフローチャートに沿って、救出運転を行う。一方、最上階の利用者に車いす等の弱者がいると判断した場合には、上かご2aを用いて、下階に誘導した後、下かご2bによる救出運転を実行する。
このような実施の形態1によるエレベータ制御装置は、乗場のそれぞれに設置されたカメラから乗場毎の利用者数である利用者数情報を推定可能な利用者数推定部を有している。また、エレベータ制御装置は、避難誘導者の人数に応じて決定される避難運転方式と、利用者数情報とからかご毎のサービスゾーンを決定するサービスゾーン決定部を有している。
また、サービスゾーン決定部では、サービスゾーン毎の救出時間を比較し、救出時間の差が、予め設定された所望の時間の範囲内になるように、あるいは、最小となるように、かご毎のサービスゾーンを決定している。
このような構成を備えることで、火災発生時に行う避難運転において、火災発生時における乗場の利用者の状況に応じて、ワンシャフトマルチエレベータによる適切な救出運転を実行することができる。
また、サービスゾーン毎の救出時間に大きな差がないので、かごの個数に応じて避難階が複数あった場合でも、ほぼ同時に、全ての利用者が、避難階に移動していることになる。これにより、より短時間で、全ての利用者を救出階に誘導することができる。
また、サービスゾーン決定部は、かご毎のサービスゾーンが重ならないようにサービスゾーンを決定しているので、それぞれのかごが、他のかごの動きを気にすることなく避難運転を行うことができる。これにより、利用者をスムーズに避難階に誘導することができる。
また、エレベータ制御装置は、利用者数情報に基づいて、一方のかごと連動して他方のかごを動作させることが可能な構成を備えている。これに合わせて、エレベータ制御装置は、一方のかごと連動して他方のかごの戸開閉制御を行う構成を備えている。このような構成を備えることで、避難誘導者が、1人の場合でも、利用者を、より短時間で避難階に誘導することができる。
なお、上記実施の形態1では、上かご2a及び下かご2bの2台が、同一シャフト1内に配置されている場合を例に説明したが、3台以上が同一シャフト1内に配置されていてもよい。
また、上記実施の形態1では、機械室ありのエレベータを例に説明しているが、機械室レスのエレベータに対しても、本発明を適用することができ、同様の効果を得ることができる。
1 シャフト、2 かご、4 カメラ(画像撮影部)、10 エレベータの制御装置、11 火災時運転制御部、12 利用者数推定部、14 サービスゾーン決定部、15 避難運転制御部、17 戸開閉制御部。

Claims (6)

  1. 共通のシャフト内を複数のかごが独立して走行するワンシャフトマルチエレベータに適用され、火災発生時に、各階床の乗場の利用者を避難階に誘導するためにかごの配車制御を行う火災時運転制御部を備えたエレベータの制御装置であって、
    上記火災時運転制御部は、
    上記乗場のそれぞれに設置された画像撮影部により撮像された上記各階床の乗場の映像を基に、火災発生時においてそれぞれの階床にいる利用者数情報を推定する利用者数推定部、
    割り当てられた階床が重複しないように上記かごそれぞれに対してサービスゾーンを決定するに当たって、上記利用者数情報に基づいて、それぞれの上記サービスゾーンに含まれる階床の利用者を、それぞれの上記サービスゾーン内の避難階に移動させるために必要な救出時間のばらつきが、予め設定された許容範囲内になるように、上記サービスゾーンを決定し、サービスゾーン情報を生成するサービスゾーン決定部、及び
    上記サービスゾーン情報に基づいて、上記複数のかごのいずれかに乗車した避難誘導者によるかご内からの操作入力に基づいて、上記かごそれぞれの避難運転を実行する避難運転制御部
    を有するエレベータの制御装置。
  2. 上記火災時運転制御部は、火災報知器からの受信信号から特定した火災発生階と、上記サービスゾーン決定部により生成された上記サービスゾーン情報とに基づいて、それぞれのかご内の表示部を制御することで、自身のかごに割り当てられたサービスゾーン及び上記火災発生階を、上記表示部を用いて識別表示させるかご内表示制御部
    をさらに有する請求項1に記載のエレベータの制御装置。
  3. 上記複数のかごが、下かごと上かごの2台で構成されている場合に、
    上記火災時運転制御部は、
    上記下かごと上記上かごのそれぞれに設けられたインターホンを介してかご間での相互通信を制御するインターホン制御部、及び
    上記下かごまたは上記上かごの一方のかごに乗車している第1の避難誘導者が、上記インターホンを利用した上記相互通信により、上記下かごまたは上記上かごの他方のかごに第2の避難誘導者が存在するか否かを確認した結果に基づいて、上記一方のかご内からの操作入力により上記第1の避難誘導者が選択した入力信号を読み取ることで、避難運転方法を決定する避難運転方式決定部
    をさらに有し、
    上記第1の避難誘導者が選択する上記避難運転方式には、
    上記上かご及び上記下かごのそれぞれに避難誘導者が乗車している状況が確認できたことで、それぞれのかごを独立に運転し、2台のかごによる避難誘導を行う第1方式と、
    上記一方のかごだけに避難誘導者が乗車している状況が確認できたことで、上記一方のかごに連動させて上記他方のかごを運転し、2台のかごによる避難誘導を行う第2方式と、
    上記一方のかごだけに避難誘導者が乗車している状況が確認できたことで、上記他方のかごは特定階に停止させ、上記一方のかご1台による避難誘導を行う第3方式と
    が含まれており、
    上記サービスゾーン決定部は、
    上記サービスゾーンを決定するに当たって、上記利用者数情報とともに上記避難運転方式も考慮し、
    上記避難運転方式決定部により決定された上記避難運転方法が上記第1方式あるいは上記第2方式である場合には、上記救出時間のばらつきが予め設定された許容範囲内になるようにして上記サービスゾーン情報を生成し、
    上記避難運転方式決定部により決定された上記避難運転方法が上記第3方式である場合には、上記他方のかごを運転休止状態として停車させる上記特定階を除いた階床を上記一方のかごに対応するサービスゾーンとするように上記サービスゾーン情報を生成し、
    上記避難運転制御部は、
    上記避難運転方式決定部により決定された上記避難運転方法が上記第1方式である場合には、上記サービスゾーン情報に基づいて、上記一方のかごの避難運転に関しては、上記第1の避難誘導者による上記一方のかご内からの操作入力に基づいて実行し、上記他方のかごの避難運転に関しては、上記第2の避難誘導者による上記他方のかご内からの操作入力に基づいて実行し、
    上記避難運転方式決定部により決定された上記避難運転方法が上記第2方式である場合には、上記サービスゾーン情報に基づいて、上記一方のかごの避難運転に関しては、上記第1の避難誘導者による上記一方のかご内からの操作入力に基づいて実行し、上記他方のかごの避難運転に関しても、上記第1の避難誘導者による上記一方のかご内からの操作入力に基づいて実行し、
    上記避難運転方式決定部により決定された上記避難運転方法が上記第3方式である場合には、上記サービスゾーン情報に基づいて、上記他方のかごを上記特定階に移動させた後に運転休止状態とし、上記一方のかごの避難運転に関しては、上記第1の避難誘導者による上記一方のかご内からの操作入力に基づいて実行する
    請求項1または2に記載のエレベータの制御装置。
  4. 上記避難運転制御部は、
    上記第1方式に基づく避難運転を実行中に、上記上かご及び上記下かごのそれぞれによる避難運転が完了した場合には、上記上かごに割り当てられたサービスゾーン内の退避階に退避している乗客を、上記下かごを用いて、上記下かごに割り当てられたサービスゾーン内の退避階に移動させる救出運転を実行する
    請求項3に記載のエレベータの制御装置。
  5. 上記避難運転制御部は、上記第1方式に基づく避難運転を実行中に、上記上かごと上記下かごのいずれか1台の避難運転が完了した状態となった場合には、
    上記利用者数推定部により上記利用者数情報を再推定させ、
    再推定された利用者数情報に基づいて上記サービスゾーン決定部により上記サービスゾーン情報を再生成させ、
    再生成された上記サービスゾーン情報に基づいて、上記上かご及び上記下かごそれぞれの避難運転を実行する
    請求項4に記載のエレベータの制御装置。
  6. 共通のシャフト内を複数のかごが独立して走行するワンシャフトマルチエレベータに適用され、火災発生時に、各階床の乗場の利用者を避難階に誘導するためにかごの配車制御を行う火災時運転制御部を備えたエレベータの制御装置において実行されるエレベータの制御方法であって、
    上記火災時運転制御部において、
    上記乗場のそれぞれに設置された画像撮影部により撮像された上記各階床の乗場の映像を基に、火災発生時においてそれぞれの階床にいる利用者数情報を推定する利用者数推定ステップと、
    割り当てられた階床が重複しないように上記かごそれぞれに対してサービスゾーンを決定するに当たって、上記利用者数推定ステップにおいて推定された上記利用者数情報に基づいて、それぞれの上記サービスゾーンに含まれる階床の利用者を、それぞれの上記サービスゾーン内の避難階に移動させるために必要な救出時間のばらつきが、予め設定された許容範囲内になるように、上記サービスゾーンを決定し、サービスゾーン情報を生成するサービスゾーン決定部ステップと、
    上記複数のかごのいずれかに乗車した避難誘導者によるかご内からの操作入力に基づいて、上記かごそれぞれの避難運転を実行する避難運転制御部ステップと
    を有するエレベータの制御方法。
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