JP2005104234A - エアバッグ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動車の側方の窓部を覆うカーテンエアバッグについて、エアバッグを車体に取り付けるブラケットの構造を簡略化し、取付作業を容易にして製造コストを低減する。
【解決手段】車体の側方の窓部に沿って、上方から下方に展開するエアバッグ1のエアバッグ本体部21の上端部に沿って、取付片部22を複数設ける。各取付片部22にブラケット20を取り付ける。ブラケット20と車体パネルとで取付片部22を挟み、ボルトで締め付けて固定する。ブラケット20は、ブラケット20の挿入孔部51に各取付片部22を挿入し、引掛孔部42を引掛部55に引っ掛けるという簡略な作業でエアバッグ1に取り付けできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、自動車の側方の窓部に沿って展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置に関する。
従来、ガスを導入して膨張展開するエアバッグを備えたエアバッグ装置について、自動車の側方の窓部に沿って展開するいわゆるカーテンエアバッグが知られている。そして、このようなエアバッグは、通常時は、自動車のルーフサイドレールに沿って細長く折り畳んで収納され、側方からの衝撃を受けた際に、内部にガスが導入され、窓部に沿って下方に膨張展開するようになっている。また、このエアバッグには、エアバッグの上端縁に所定間隔で取付片部(耳部)が設けられ、これら取付片部がボルトにより自動車の車体パネルに固定されている。さらに、これら取付片部には、金具が取り付けられ、ボルトを締め付けた際に、ボルトの頭部でエアバッグが捩られることが防止されている。
この点、例えば、金属製のプレートを変形させ、取付片部を挟み付ける構成が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、多数の取付片部のそれぞれについて、エアバッグの基布を保護しつつ金属製のプレートをかしめるなどして変形させる煩雑な作業が必要になり、製造コストの低減が困難である問題を有している。
また、例えば、2枚の金具で取付片部を挟み込む構成が知られている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この構成においても、エアバッグの基布を挟んで2枚の金具をかしめて変形させる作業が必要になるとともに、質量が増加し、また、部品点数が増加し、製造コストが上昇する問題を有している。
特開2000−142302号公報(第4頁 図1) 特開2000−247203号公報(第4頁 図3、図6)
上記従来のように、金属製のプレートをかしめるなどして変形させ、取付片部を挟んだ状態で、プレートを取付片部に取り付ける構成では、製造工程が煩雑で、製造コストの低減が困難である問題を有している。また、2枚の金具で取付片部を挟み込む構成においても、エアバッグの基布を挟んで2枚の金具をかしめて変形させる作業が必要になるとともに、質量が増加し、また、部品点数が増加し、製造コストが上昇する問題を有している。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ブラケットと固定具とを用い製造コストを低減できるエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置は、ガスが導入されて膨張展開するエアバッグ本体部及びこのエアバッグ本体部に連続する取付部を備えたエアバッグと、少なくとも一箇所は前記エアバッグに引っ掛けて係止される複数の係止部、及びこれら係止部同士の間に位置し前記取付部に沿って配置され被取付部との間に前記取付部を挟持する固定部を備えたブラケットと、前記固定部を介して前記取付部を被取付部に押圧して固定する固定具とを具備したものである。
そして、この構成では、エアバッグにブラケットの係止部を引っ掛けることにより、複数の係止部により、取付部が固定部に沿った状態で仮止めされる。そして、このブラケットの固定部と被取付部との間にエアバッグの取付部を挟んだ状態で、固定具によりエアバッグが被取付部に取り付けられる。エアバッグへのブラケットの取り付けに、ブラケットをかしめて変形させるなどの作業の必要がなく、作業性が向上し、製造コストが低減される。
請求項2記載のエアバッグ装置は、折り畳んで収納されガスが導入されて膨張展開するエアバッグ本体部、このエアバッグ本体部から延設された取付片部、この取付片部に形成された取付孔、及びこの取付孔より前記取付片部の先端側に位置して形成された引掛孔部が形成された取付片部を備えたエアバッグと、折り畳まれた前記エアバッグ本体部に当接する当接板部、この当接板部に前記取付片部を挿入可能に形成された挿入孔部、前記当接板部から延設された固定板部、この固定板部に形成された取付孔、及びこの取付孔より前記固定板部の先端側に位置して形成され前記引掛孔部を引っ掛けて係止する引掛部を備えたブラケットと、互いに位置合わせされた前記取付孔に挿入され、前記固定板部を介して前記取付片部を被取付部に押圧して固定する固定具とを具備したものである。
そして、この構成では、当接板部を折り畳まれたエアバッグ本体部に当接した状態で、折り畳んだエアバッグの取付片部をブラケットの挿入孔部に挿入し、引掛孔部を引掛部に引っ掛けることにより、エアバッグの取付孔とブラケットの取付孔とが位置合わせされ、かつ、固定板部に取付片部が沿った状態で、エアバッグにブラケットが仮止めされる。そして、このブラケットの固定部と被取付部との間にエアバッグの取付部を挟んだ状態で、固定具によりエアバッグが被取付部に取り付けられる。エアバッグへのブラケットの取り付けに、ブラケットをかしめて変形させるなどの作業の必要がなく、作業性が向上し、製造コストが低減される。
請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項2記載のエアバッグ装置において、折り畳まれたエアバッグ本体を覆いこのエアバッグ本体の折り畳み形状を保持するとともに、取付片部を引き出すスリットを設けた被覆部材を備えたものである。
そして、この構成では、取付片部をスリットから引き出すようにして、引掛孔部を引掛部に引っ掛けると、取付片部がスリットの内側に戻ろうとする反力により、引掛孔部が引掛部に確実に係止される。
請求項4記載のエアバッグ装置は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置において、被取付部はナットを備えた自動車の車体パネルであり、固定具は、前記ナットに螺合するねじ部を備えたボルトであるものである。
そして、この構成では、自動車の車体に取り付けるエアバッグ装置が実現される。
本発明のエアバッグ装置によれば、エアバッグにブラケットを引っ掛けて仮止めできる。このブラケットと被取付部との間にエアバッグを挟んだ状態で、固定具によりエアバッグを被取付部に取り付けできる。エアバッグへのブラケットの取り付けの作業性を向上し、製造コストを低減できる。
以下、本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を図面を参照して説明する。
図1ないし図4において、1はエアバッグで、このエアバッグ1を備えたエアバッグ装置2は、車両である自動車の車体3の車室のルーフサイド部5に配置されている。そして、このエアバッグ1は、カーテンエアバッグ、側突用エアバッグ、サイドエアバッグ、インフレータブルカーテン、あるいは頭部保護用エアバッグなどとも呼ばれるもので、側面衝突などの衝撃を受けた際に、乗員の側方に面状に展開し、被保護物である乗員を保護するようになっている。
また、この車体3は、車室内に乗員が着座可能な前席及び後席を備え、これら前席及び後席に対応して、それぞれ上部に開口可能な所定面を構成する窓部(サイドウィンドウ)を備えたドアが設けられている。また、車室の両側には、前側から順に、ピラーとしてのAピラーとも呼ばれるフロントピラー、Bピラーとも呼ばれるセンターピラー、Cピラーとも呼ばれるリアピラーが設けられ、これらピラーの上側に、被取付部を構成する車体パネル15が設けられている。そして、この車体パネル15は、ルーフサイドレールとも呼ばれ、この車体パネル15を介して図示しない天井パネルが支持されている。さらに、各ピラーの車室側には、ピラーガーニッシュが取り付けられ、天井パネルから車体パネル15にかかる部分の車室側には、軟質なすなわち変形可能な天井板であるヘッドライニング16が取り付けられている。また、この車体パネル15の下端部には、軟質の樹脂などにて形成された弾性変形可能なパッキング体17が取り付けられている。このパッキング体17には、各ドアの上部が当接して密着するドア当接部17aと、ヘッドライニング16の下端部を当接して支持するヘッドライニング当接部17bとが設けられている。また、各座席には、シートベルトが設けられ、センターピラーには、これらシートベルトを支持する支持部が設けられている。
そして、エアバッグ装置2は、前後の座席の乗員を保護可能な、いわゆる前後席用エアバッグであり、車体パネル15とヘッドライニング16となどに囲まれたルーフサイド部5に細長く折り畳んで収納されたエアバッグ1と、後席の上方に収納されこのエアバッグ1にガスを供給するインフレータ18と、折り畳んだエアバッグ1を覆って形状を保持する筒状の被覆部材であるスリーブ19と、エアバッグ1を車体パネル15に取り付けるブラケット20となどを備えている。
そして、エアバッグ1は、単数あるいは複数の基布を組み合わせて形成され、扁平な袋状に形成されたエアバッグ本体部21と、このエアバッグ本体部21の複数箇所から延設された取付部を構成する取付片部22とを備えている。
そして、エアバッグ本体部21は、図3に示すように、車体側である外側に配置される外側基布部24と、車室側に配置される内側基布部25とを重ね、接合部である所定の縫製部26で縫い合わせ、ガスが流入して膨張展開する袋状の膨張部27と、エアバッグ本体部21の後端上部に位置して膨張部27を外部に連通するガス導入口28と、ガスが流入せず膨張展開しないシート状の非膨張部29となどが設けられている。なお、本実施の形態では、外側基布部24と内側基布部25とは、1枚の基布であるメインパネルを折り線30で折って一体に形成されている。従って、中央下側に位置する非膨張部29は、内側基布部25に孔部25aを形成して設けられている。
さらに、膨張部27は、中空部である気室であり、エアバッグ本体部21の前後方向である長手方向の中央部の上部に位置する連通部32と、この連通部32の前側に連通する第1の膨張部としての前席保護部(前席保護エリア)33と、この連通部32の後側に連通する第2の膨張部としての後席保護部(後席保護エリア)34とを備えている。
また、縫製部26は、膨張部27の外周を縫製する外周連結部である外周縫製部36と、各保護部33,34の展開時の幅寸法を規制する規制部37とを備えている。そして、この規制部37は、膨張部27の1カ所あるいは複数カ所に位置し、外周縫製部36と一体あるいは別体に形成されている。また、本実施の形態では、規制部37の端末部には、円環状の保護部37aが形成されている。
さらに、外側基布部24と内側基布部25との間には、必要に応じて、ガスを案内し、あるいは、展開時の膨張部27の幅寸法を規制する手段として、インナパイプ、前側隔壁体、あるいは後側隔壁体などが縫合などして取り付けられている。
また、取付片部22は、エアバッグ本体部21の上縁部に所定間隔で複数形成され、本実施の形態では6個の取付片部22が上方に突設され、それぞれブラケット20が取り付けられるようになっている。そして、各取付片部22は、エアバッグ本体部21を構成する基布と一体に形成され、外側基布部24と内側基布部25とを重ね縫着して形成されている。そして、各取付片部22は、図1に示すように、エアバッグ本体部21から所定の幅寸法L1で舌片状に突設され、円孔状をなす取付孔41と、この取付孔41より先端側に離間して位置し、すなわち取付片部22の先端部22a近傍に形成された細長状の引掛孔部42とが形成されている。
また、スリーブ19には、取付片部22を外側に引き出すスリット19aが複数形成されている。
また、ブラケット20は、例えば金属板をプレス加工などして形成され、当接板部及び係止部を構成する基板部44と、この基板部44の一側部の一部に連設部45を介して連続する固定部を構成する固定板部46とが一体に形成されている。そして、基板部44は、いわばエアバッグ支持部であり、前後方向を長手方向とし角部を曲線状とした矩形状をなし、中央部分に長手方向に沿って係止部を構成する細長状の挿入孔部51が形成されている。この挿入孔部51の前後方向の幅寸法L2は、取付片部22の幅寸法L1より若干大きく形成されている。また、連設部45は、基板部44の上側部の中央部分を外側に屈曲しさらに上側に屈曲して段部を形成している。さらに、固定板部46は、連設部45に連続して立ち上げられた矩形状をなし、すなわち、固定板部46は、基板部44と略平行で、かつ、外側に位置をずらして形成されている。また、この固定板部46には、中央部分に円孔状の取付孔53が形成されているとともに、一端側が外側に切り起こされ、位置決め部54が形成されている。さらに、固定板部46の上端部から、係止部を構成する引掛部55が突設されている。この引掛部55は、固定板部46の先端部の中央部分から上側に一体に延設された部分を、先端部が少なくとも車内側、本実施の形態では下方に向くように内側に略U字状に屈曲した爪部である屈曲部として形成されている。また、基板部44は、ブラケット20の他の部分より前後の長さ寸法が大きく、他の部分より前後に突出した部分が突出部44aとなっている。
また、車体パネル15には、図2に示すように、略垂直状に配置された取付受部61が形成されている。そして、この取付受部61には、円孔状をなす通孔62が形成されているとともに、この通孔62の車外側に位置し、溶接などにより取付受部61にナット(ウェルドナット)63が一体的に固着されている。さらに、図示しないが、通孔62の側方には、矩形状などの孔部である位置決め受部が形成されている。そして、ナット63には、車内側から、通孔62を介して、固定具であり締付具であるボルト64の軸部64aが螺合し、頭部64bが車体パネル15の取付受部61に向かって締め付けられるようになっている。なお、図1及び図4に示す65は粘着テープ、66はボルト64の座金(ワッシャ)である。
次に、このエアバッグ装置2の組み立て工程及び車体3への取付工程を説明する。
まず、エアバッグ1は、図3(b)に示すように広げた状態から、エアバッグ本体部21を所定の細長い形状に折り畳み、スリーブ19に挿入する。そして、各取付片部22をそれぞれスリーブ19のスリット19aから外側に引き出した状態で、図3(a)に示す状態となる。なお、この図3(a)では、ガス導入口28にインフレータ18を接続した状態で示されている。なお、エアバッグ本体部21の折畳方法は、種々の方法を採ることができるが、例えば、下側部をロール状に折り畳んで集積部を形成するとともに、上側部はこの集積部を両側から包むパラソル状の案内部として折り畳むことができる。
次いで、各取付片部22に、それぞれブラケット20を取り付ける。この取付作業は、まず、図1に示すように、取付片部22を先端側からブラケット20の挿入孔部51に所定の方向すなわちブラケット20の車内側の面から挿入する。そして、この取付片部22をエアバッグ本体部21及びエアバッグ本体部21を覆うスリーブ19とともに引っ張った状態で、固定板部46の車外側の面に掛け回し、引掛孔部42を引掛部55に引っ掛ける。この状態で手を離し、取付片部22に加えた力を除くと、取付片部22とともに引っ張られたエアバッグ本体部21及びスリーブ19が復帰変形しようとする力により、引掛孔部42が引掛部55に確実に係止される。そして、引掛孔部42が引掛部55に係止され、基板部44がエアバッグ本体部21を覆うスリーブ19に当接した状態で、いわば、これら取付片部22の引掛孔部42とエアバッグ本体部21とに係止されてブラケット20が外れないように仮保持される。そして、この状態で、取付片部22が固定板部46の車体側の面に沿って密着して配置され、取付片部22の取付孔41と固定板部46の取付孔53とが位置合わせされた状態で保持される。
さらに、エアバッグ1が左右などにずれないように、エアバッグ1とブラケット20を接着手段である粘着テープ65で固定する。図4に示すように、粘着テープ65を用いて、ブラケット20の基板部44の両端の突出部44aをエアバッグ本体部21を覆うスリーブ19に接着し、ブラケット20をエアバッグ1に対して外れないように固定し、エアバッグ装置2が構成される。この時、突出部44aが形成されているので、ブラケット20の他の部分に干渉されずに、作業性良く粘着テープ65を貼り付けできる。
そして、このエアバッグ装置2は、車体パネル15に沿って配置され、ボルト64により固定される。すなわち、エアバッグ装置2を車体パネル15に沿わせた状態で、ブラケット20の固定板部46が車室内に向いており、この固定板部46の取付孔53にボルト64の軸部64aを挿入し、さらに、この取付孔53に位置合わせされた取付片部22の取付孔41及び車体パネル15の通孔62を介して、軸部64aをナット63に螺合して締め付ける。すると、ボルト64の頭部64bがブラケット20の固定板部46に摺接して車体パネル15の取付受部61側に押圧し、これらブラケット20の固定板部46と車体パネル15の取付受部61との間に、エアバッグ1の取付片部22が挟持して保持される。すなわち、このボルト64の締め付け作業の際、ボルト64の頭部64bが直接にはエアバッグ1の基布に接触せず、エアバッグ1の基部が捩られることなく保護される。また、このようにボルト64を締め付けた状態で、ブラケット20の位置決め部54が車体パネル15の取付受部61の位置決め受部に挿入され、ブラケット20が車体パネル15に位置決めして固定される。
一方、インフレータ18は、リテーナとパイプにより保持され、さらに、これらリテーナなどを締め付け部品により車体パネル15などに固定して取り付け、さらに、ハーネスなどを用いて図示しない制御装置と電気的に接続する。
このようにして取り付けたエアバッグ装置2をヘッドライニング16で覆い、図2に示すように、エアバッグ装置2のルーフサイド部5への取り付けが行われる。
そして、このエアバッグ装置2は、車体3の側面衝突などの際には、制御装置によりインフレータ18が作動し、このインフレータ18から噴射されるガスがガス導入口28からエアバッグ1に導入され、スリーブ19を破断しつつ膨張部27を膨張させ、ヘッドライニング16などを変形させながらルーフサイド部5から下方に迅速に突出し、エアバッグ1が窓部に沿って下方に膨張展開し、すなわち、カーテン状に前後の窓部を覆い、前席及び後席の各乗員の頭部、胸部などを保護するように展開する。
このように、本実施の形態によれば、エアバッグ1の基布から延設された取付片部22を車体パネル15にブラケット20を介して固定するエアバッグ1の固定構造において、構造を簡略化し、取付作業を容易にして、製造コストを低減できる。
すなわち、本実施の形態では、各取付片部22について、ブラケット20の挿入孔部51に各取付片部22を挿入し、引掛孔部42を引掛部55に引っ掛けるという簡略な作業により、ボルト64の取付孔41,53同士を一致させた状態を保持しつつ、ブラケット20をエアバッグ1に仮止めして取り付けでき、車体3への取付前のブラケット20のエアバッグ1への取付工程にボルトなどを必要としないとともにかしめ工程なども不要であり、作業性を向上して製造コストを低減できる。
また、各取付片部22について、ブラケット20は車内側の1枚で良く、2個の部材を用いる構成に比べ、部品点数を削減し、製造コストを低減できるとともに、1枚の部材をかしめて基布を挟持する構成に比べても、取付片部22軽量化を容易に実現できる。
そして、カーテンエアバッグであるエアバッグ装置2は、車室の前側から後側まで広い範囲を覆うものであり、ブラケット20も例えば片側で5〜6カ所となるため、2個の部材を1個とすることにより、自動車1台で例えば12個の部品を削減でき、製造コストの低減や軽量化などの効果が大きい。
また、各取付片部22は、ブラケット20の前後方向に伸びる挿入孔部51に挿入することにより、容易に前後方向の位置決めができる。さらに、例えば補助的に粘着テープ65を用いることにより、左右方向の位置決めも容易に確実にできる。
また、各取付片部22は、引掛により容易にブラケット20に係止できるとともに、この引掛の構造は、取付片部22には引掛孔部42を設ければ良く、ブラケット20には引掛部55を屈曲して形成すれば良く、構造を簡略化して製造コストを低減できる。
なお、上記の実施の形態では、被取付部は、自動車の車体3の車体パネル15としたが、この構成に限られず、ボルト64などの固定具を用いてエアバッグ装置2が取り付けられる部材であれば良い。
また、ブラケット20の当接板部である基板部44は、折り畳んでスリーブ19に挿入されたエアバッグ本体部21側に当接する構成としたが、この構成に限られず、取付片部22に形成した孔部や段部に当接して係止させることもできる。
また、ブラケット20は、かしめ変形などさせる必要がないため、合成樹脂などにて形成することもできる。また、ブラケット自体の弾性を利用してエアバッグ1に係合させ仮保持させることもできる。
また、上記の実施の形態では、エアバッグ1は、前席保護部33と後席保護部34とを連通部32で接続するとともに、後端部にガス導入口28を設けたが、この構成に限られず、種々の形態をとることができる。例えば、エアバッグ本体部21の中央上部に位置して膨張部27を外部に連通するガス導入口28を設けることもできる。
本発明は、上側から下側に向かって展開して自動車の側方の窓部を覆う構成に限られず、所定面に沿って面状に膨張展開する必要がある適宜のエアバッグ装置に適用できる。
本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す車内側から見た一部の分解斜視図である。 同上エアバッグ装置の車体に取り付けた状態を示す図3のI−I相当位置の断面図である。 同上エアバッグ装置を示す側面図である。(a)は折り畳んだ状態、(b)は展開した状態である。 同上エアバッグ装置を示す車外側から見た一部の分解斜視図である。
符号の説明
1 エアバッグ
2 エアバッグ装置
15 被取付部を構成する車体パネル
19 被覆部材としてのスリーブ
19a スリット
20 ブラケット
21 エアバッグ本体部
22 取付部を構成する取付片部
41 取付孔
42 引掛孔部
44 当接板部及び係止部を構成する基板部
46 固定部を構成する固定板部
51 係止部を構成する細長状の挿入孔部
53 取付孔
55 係止部を構成する引掛部
63 ナット
64 固定具としてのボルト

Claims (4)

  1. ガスが導入されて膨張展開するエアバッグ本体部及びこのエアバッグ本体部に連続する取付部を備えたエアバッグと、
    少なくとも一箇所は前記エアバッグに引っ掛けて係止される複数の係止部、及びこれら係止部同士の間に位置し前記取付部に沿って配置され被取付部との間に前記取付部を挟持する固定部を備えたブラケットと、
    前記固定部を介して前記取付部を前記被取付部に押圧して固定する固定具と
    を具備したことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 折り畳んで収納されガスが導入されて膨張展開するエアバッグ本体部、このエアバッグ本体部から延設された取付片部、この取付片部に形成された取付孔、及びこの取付孔より前記取付片部の先端側に位置して形成された引掛孔部が形成された取付片部を備えたエアバッグと、
    折り畳まれた前記エアバッグ本体部に当接する当接板部、この当接板部に前記取付片部を挿入可能に形成された挿入孔部、前記当接板部から延設された固定板部、この固定板部に形成された取付孔、及びこの取付孔より前記固定板部の先端側に位置して形成され前記引掛孔部を引っ掛けて係止する引掛部を備えたブラケットと、
    互いに位置合わせされた前記取付孔に挿入され、前記固定板部を介して前記取付片部を被取付部に押圧して固定する固定具と
    を具備したことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 折り畳まれたエアバッグ本体を覆いこのエアバッグ本体の折り畳み形状を保持するとともに、取付片部を引き出すスリットを設けた被覆部材を備えた
    ことを特徴とする請求項2記載のエアバッグ装置。
  4. 被取付部はナットを備えた自動車の車体パネルであり、
    固定具は、前記ナットに螺合するねじ部を備えたボルトである
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置。
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